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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

鳥無き島 2

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「兄貴ィ……」

長曾我部元親の部下は、暗い顔で姿を見せた。
その表情だけで、報告内容がわかってしまい、元親は憂鬱になる。

前田家の嫁さんは、まだ気がつかねえ、か」

若い部下は、無念そうに唇を突き出し、涙をこらえているようだった。
元親もため息をかみ殺して色素の薄い髪の毛を乱暴にかきまわす。


――敵は、本能寺にあり。


天下に手を伸ばそうとしていた織田信長の足元をすくったのは、家臣でも腹心中の腹心であった明智光秀だった。
わずかな手勢のみをつれて本能寺に滞留していた信長は、完全に虚を突かれたが、犠牲を出しながらも信長は落ち延びた。
織田の重鎮である前田利家はすぐに兵を出し信長らと合流、明智軍と雌雄を決する。
――はずだった。

互いに兵力を削り合ったまま陣を構えたそのとき、狙い澄ましたかのようにやってきたのが、
新興ながら織田に次ぐ勢力を誇っていた豊臣の軍勢だった。

ただでさえ精鋭ぞろいの豊臣軍は、大将を豊臣秀吉とし、副将を竹中半兵衛とする、全兵力を投入した大軍だった。
お互い疲弊していた両軍は、豊臣に呑みこまれ、壊滅した。
天王山は屍で埋められ、信長、光秀を筆頭に両軍で名の知れた将兵はことごとく討ち死にした。
そしてそれは、豊臣秀吉の知己である前田利家も例外ではなかったのだ。


――長曾我部軍と前田家の付き合いというのは、少々さかのぼる。

ぜひともカジキマグロが釣りたいと、前田利家とまつは四国までやってきた。
それだけのために大将とその奥方が、という驚きはあったが、何より気持ちのいい夫婦だった。
元親は自ら快く船を出してやり、まつはお返しとばかりに腕を振るった。
海の荒くれは、おふくろの味に飢えている。
身分の差など気にしていないと言うかのように、まつは下っ端にも笑顔で膳を準備した。
「人参が嫌いだ」と言う若造には、自分の良人の隣に並べ、とくとくと説教するような気安さがあった。
利家もまた、一国の主でありながら、兵卒に交じって食事するのも嫌がらなかった。
海の男というのは単純なもので、すぐに前田夫妻の人柄に惚れた。
それは元親も例外ではない。


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