授業の終わりと昼休みの開始を告げるチャイムが鳴る頃には、二人は既に身支度を整えていた。
汚れてしまったシーツやタオルケットは保健室にある洗濯機に投げ込んだ。
彼女が長い髪を一つにするのを、光秀は隣で見ていた。
「…そんなに見られると、やりにくいのだけれど?」
「いえ、特に意味はないのでどうぞ、続けていてください」
少し不満げにため息をつくと、彼女は再び髪を整える。それは「帰蝶」から「理事長秘書」へ変わりゆくかの様にも見えた。
そして、髪を整え終わると彼女は立ち上がって扉へ向かう。
「もう、行くのですか?」
「ええ、時間だもの」
ばたばたと廊下を走る音が聞こえてくる。学食へと急ぐものの音だろうか。
「本当、今日はどうしたんですか?」
「…たまには、よかったんじゃないかしら?」
少しだけこちらを向いて微笑む彼女は艶やかで、美しかった。
眼鏡をかけて扉の鍵を開けて再度こちらに体を向ける。スリットから脚をのぞかせて扉に体を預けながら言う。
「…また、今度シましょうね」
にっこりと微笑み、今度こそ彼女は出て行った。
汚れてしまったシーツやタオルケットは保健室にある洗濯機に投げ込んだ。
彼女が長い髪を一つにするのを、光秀は隣で見ていた。
「…そんなに見られると、やりにくいのだけれど?」
「いえ、特に意味はないのでどうぞ、続けていてください」
少し不満げにため息をつくと、彼女は再び髪を整える。それは「帰蝶」から「理事長秘書」へ変わりゆくかの様にも見えた。
そして、髪を整え終わると彼女は立ち上がって扉へ向かう。
「もう、行くのですか?」
「ええ、時間だもの」
ばたばたと廊下を走る音が聞こえてくる。学食へと急ぐものの音だろうか。
「本当、今日はどうしたんですか?」
「…たまには、よかったんじゃないかしら?」
少しだけこちらを向いて微笑む彼女は艶やかで、美しかった。
眼鏡をかけて扉の鍵を開けて再度こちらに体を向ける。スリットから脚をのぞかせて扉に体を預けながら言う。
「…また、今度シましょうね」
にっこりと微笑み、今度こそ彼女は出て行った。
「…本当、珍しいものですね」
光秀はクスリと笑うと、学食へ向かうために腰を上げた。
光秀はクスリと笑うと、学食へ向かうために腰を上げた。
end




