「知っているか?酒の燗の『人肌』は、ココの温もりを指すのだぞ」
「……」
返事をする余裕もないまま、弱々しくすすり泣く元親の声を、元就は背徳的な悦びと共に聞き入っていた。
指に伝わる元親の熱さと、途切れる事無く溢れ続ける愛液のぬめりが、益々元就の加虐心に火を点けていく。
優しくしたいのに、それと同じくらい壊したくて仕方ない。
何気なく視線を遊ばせた元就は、畳の上に散乱する紙切れを見つけた。
それは、先程子供じみた嫉妬から破り捨てた、元親の宝物であった。
今では切れ端となった絵姿の男の顔と目が合った瞬間、元就の中で、ほの暗い想いがこみ上げてくる。
「──女のココは、『宝箱』とも言うそうだな」
妙に穏やかな元就の物言いに、元親は僅かに首を動かして彼の方を向く。
琥珀色の左目が捉えた元就は、自分の中に指を埋めたまま、反対の手で何かを集めているように見えた。
「『宝箱』には、宝物が付き物であろう。丁度良いものを見つけた事だし、貴様の中に閉まっておくとするか」
「え……ヒッ!?」
くしゃり、と何かが丸められた音がしたかと思いきや、次の瞬間、明らかに異質なモノが、元親の秘唇を割って入り込んできた。
「やぁっ!何!?痛…!」
「暴れるな。傷が付く。和紙なのだから、暫くすればふやけて柔らかくなろう」
「な…?」
震えながら息継ぎをしている元親に、元就はゆっくりと囁く。
「貴様が『女』になった様を、かつての想い人が見ておるぞ」
その言葉に、元親は自分の中にある異物の正体を知る。
「ぁ…あぁ…いや…いやあぁ……」
これ以上ない羞恥と、異物を体内に含んでいる事に対する嫌悪感、その他色々な想いが頭の中で交錯した元親は、か細い悲鳴を上げた。
丸められた和紙が膣奥まで入り込んだら、という恐怖からか、しきりに「取って」「抜いて」と懇願する。
力なく揺れる元親の形良い尻を、元就は目を細めて眺めていたが、おもむろに片手をかざすと、その白い臀部目掛けて数回打ち下ろした。
充分加減をしているので、痛みはそれ程ない筈だが、弾みの良い音が部屋一杯に響き渡る。
否や、元親から短い叫びが聞こえたが、それは、単に痛みを訴える為のものではないような色を匂わせていた。
打たれた尻だけでなく、頬もうっすらと赤くさせて、全身を震わせている。
元就とは対照的に、被虐的な興奮を覚えているのか、異物を受け入れた箇所がきゅ、と締まると、元親の中から新たな蜜が零れ、絵姿の男の顔をしとどに濡らしていた。
「感じておるのだろう?」
「…ら…い…元就なんて、嫌い……」
「そうか。我は、貴様が好きだ。鬱陶しいほど世話焼きな所も、そのいやらしい身体も、今…こうして我の手管に啼いている貴様の姿も」
ずるり、と元親に含ませていた和紙の束を抜き取ると、元就は両手で元親の尻を掴んだ。
「ダメ…広げちゃダ…ぁ…あぁ……」
説得力のない制止の声は、背後から打ち込まれた元就の雄によって、喘ぎに変わった。
わざと印象付ける為にゆっくりと侵入すると、焦れたように元親の腰が左右に振れる。
「我と貴様は、ココの相性がすごぶる良さそうだな。まるで、誂えたかのようにピッタリ収まっているぞ」
「も、とな…り…」
「──元親」
最早、まともな会話すら交わせずに、ふたりは互いの身体を繋ぎ合っていた。
肉を打ち付ける音と、元親の嬌声が幾度となく繰り返された後で、獣の咆哮のような元就の呻きが、一瞬部屋全体を支配する。
爪が食い込む程元親の尻を掴みながら、元就は、己の激情を元親の奥深くへと放出させた。
こぽ、と空気の漏れる音がして、飲み切れなかった元就の白濁が、繋がった箇所から漏れ出てくる。
「熱…い…」
未だ膣内に埋まっている元就の雄の熱さと、彼の精を飲み込んだ為に熱く痺れている自分の中。
そして、
「元親…元親……」
折り重なるようにもたれて来た元就の体温の熱さに、耳元で何度も「我のものだ」
と、吐息混じりに囁かれる熱い声。
「……」
返事をする余裕もないまま、弱々しくすすり泣く元親の声を、元就は背徳的な悦びと共に聞き入っていた。
指に伝わる元親の熱さと、途切れる事無く溢れ続ける愛液のぬめりが、益々元就の加虐心に火を点けていく。
優しくしたいのに、それと同じくらい壊したくて仕方ない。
何気なく視線を遊ばせた元就は、畳の上に散乱する紙切れを見つけた。
それは、先程子供じみた嫉妬から破り捨てた、元親の宝物であった。
今では切れ端となった絵姿の男の顔と目が合った瞬間、元就の中で、ほの暗い想いがこみ上げてくる。
「──女のココは、『宝箱』とも言うそうだな」
妙に穏やかな元就の物言いに、元親は僅かに首を動かして彼の方を向く。
琥珀色の左目が捉えた元就は、自分の中に指を埋めたまま、反対の手で何かを集めているように見えた。
「『宝箱』には、宝物が付き物であろう。丁度良いものを見つけた事だし、貴様の中に閉まっておくとするか」
「え……ヒッ!?」
くしゃり、と何かが丸められた音がしたかと思いきや、次の瞬間、明らかに異質なモノが、元親の秘唇を割って入り込んできた。
「やぁっ!何!?痛…!」
「暴れるな。傷が付く。和紙なのだから、暫くすればふやけて柔らかくなろう」
「な…?」
震えながら息継ぎをしている元親に、元就はゆっくりと囁く。
「貴様が『女』になった様を、かつての想い人が見ておるぞ」
その言葉に、元親は自分の中にある異物の正体を知る。
「ぁ…あぁ…いや…いやあぁ……」
これ以上ない羞恥と、異物を体内に含んでいる事に対する嫌悪感、その他色々な想いが頭の中で交錯した元親は、か細い悲鳴を上げた。
丸められた和紙が膣奥まで入り込んだら、という恐怖からか、しきりに「取って」「抜いて」と懇願する。
力なく揺れる元親の形良い尻を、元就は目を細めて眺めていたが、おもむろに片手をかざすと、その白い臀部目掛けて数回打ち下ろした。
充分加減をしているので、痛みはそれ程ない筈だが、弾みの良い音が部屋一杯に響き渡る。
否や、元親から短い叫びが聞こえたが、それは、単に痛みを訴える為のものではないような色を匂わせていた。
打たれた尻だけでなく、頬もうっすらと赤くさせて、全身を震わせている。
元就とは対照的に、被虐的な興奮を覚えているのか、異物を受け入れた箇所がきゅ、と締まると、元親の中から新たな蜜が零れ、絵姿の男の顔をしとどに濡らしていた。
「感じておるのだろう?」
「…ら…い…元就なんて、嫌い……」
「そうか。我は、貴様が好きだ。鬱陶しいほど世話焼きな所も、そのいやらしい身体も、今…こうして我の手管に啼いている貴様の姿も」
ずるり、と元親に含ませていた和紙の束を抜き取ると、元就は両手で元親の尻を掴んだ。
「ダメ…広げちゃダ…ぁ…あぁ……」
説得力のない制止の声は、背後から打ち込まれた元就の雄によって、喘ぎに変わった。
わざと印象付ける為にゆっくりと侵入すると、焦れたように元親の腰が左右に振れる。
「我と貴様は、ココの相性がすごぶる良さそうだな。まるで、誂えたかのようにピッタリ収まっているぞ」
「も、とな…り…」
「──元親」
最早、まともな会話すら交わせずに、ふたりは互いの身体を繋ぎ合っていた。
肉を打ち付ける音と、元親の嬌声が幾度となく繰り返された後で、獣の咆哮のような元就の呻きが、一瞬部屋全体を支配する。
爪が食い込む程元親の尻を掴みながら、元就は、己の激情を元親の奥深くへと放出させた。
こぽ、と空気の漏れる音がして、飲み切れなかった元就の白濁が、繋がった箇所から漏れ出てくる。
「熱…い…」
未だ膣内に埋まっている元就の雄の熱さと、彼の精を飲み込んだ為に熱く痺れている自分の中。
そして、
「元親…元親……」
折り重なるようにもたれて来た元就の体温の熱さに、耳元で何度も「我のものだ」
と、吐息混じりに囁かれる熱い声。
それらすべての「熱」が自分を満たしていくのを、元親は全身で感じていた。




