戦国BASARA/エロパロ保管庫

合縁奇縁4

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「Hey、何しようとしてる」
ばちりと音を立てるくらいの勢いで独眼が開いた。
「のわ!お、お目覚めか・・・」
驚いて手を引く幸村。そして何か言わなければと焦り、口ごもりながらも尋ねてみる。
「その・・・そなた・・・女であったか」
「それで、なんだ?不本意ってか」
きゅっと眉根を寄せ政宗は自嘲するように鼻で笑った。
「Ha・・・だろーな。俺が男でも女でも半端な人間だってことは自分で分かってるさ」
「何を・・・!?」
いつも天上天下唯我独尊と言わんばかりの自信家、
伊達政宗とは思えぬ発言に幸村は目を剥く。
「どんなに頑張ったって男にゃなれねえ。だが女にだってなれやしねえ」
「何故でござろう?・・・あの・・・その・・・そなた・・・か、かように美しいでは・・・」
ないか、と続く言葉は政宗の悲痛な喚き声に掻き消された。
「美しいだと!?俺が?You're kidding!見ろよ、化け物だぜ!?」
叫ぶなり政宗は立ち上がると、兜をかなぐり捨て、
バサリガラリと陣羽織を脱ぎ、甲冑を外し、胸に巻いた晒を解いて半裸を曝す。
止めるべきだったのだろうが幸村は呆気にとられて固まってしまっていた。
そして我に返って膝立ちになったときには眼前に
晒しで押さえるまでもないような小振りな胸が突き出されていた。
「!!」
おぼこい幸村にはあんまりな衝撃で卒倒しそうになるが、
政宗の悲鳴めいた叫びで理性を取り戻す。
「見ろ!この痘痕を!これでどこかに嫁ぎ、
満足に寵愛されて世継ぎが産めるとでも言うのか!?」
なるほど、独眼竜の上半身にはあちらこちらに痘痕が散っている。
確かに綺麗な体とは言えず、もし結婚したとしても
夜の寵愛を受けることができるかどうかは大分人を選ぶだろう。
「顔だって右は親ですら怯えるひでえ顔だ・・・俺は5つで女を諦めることになったのさ」
ハハハハハと乾いた笑いをひとしきり上げてから政宗は幸村を見る。
「わかったろ。だから・・・頼む。このことは内密にしてくれ。
どうせ忍から筒抜けだろうが伊達家は
最上の傀儡である弟を推す声が強くなってきてるんだ。
今、外からつつかれたら崩れちっまう。
敵に言うのも変な話だが・・・てめえを闇討ちで殺したくねえ・・・」
そう言うと強張った笑みを張り付かせ、縋るような目を向けた。


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