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戦国BASARA/エロパロ保管庫

毛まつ4

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「我が憎いか?」
まつの呼吸が整うのを見計らったように、元就が唐突に言った。
「憎かろうな。そなたの夫を殺し、前田家を取り潰した我だ。憎いと思わぬ方が
どうかしている」
自嘲するように元就は笑い、まつを見る。
「どうなのだ?」
「あの……」
胸の中に感情が戻ってくる気配がした。促されるがまま、まつは口を開いた。
「……今は乱世にござりますれば、お家が他家によって滅ぼされることもありましょう。
我々もそうやって領地を切り取って参りました。それが乱世の倣いと存じます。
なれば、憎いと思うよりも、覚悟はしておりましたと答えるより他にありませぬ」
答えながら、もしかしたらあらゆる感覚が麻痺しているのではないか、とまつは思っていた。
すらすらとよどみなく出てくる言葉に嘘はなかったけれども、利家を失って悲しくない
わけがないというのに涙すら出てこないのだ。
「まつめが思うのは……」
元就の顔を正面から見る。
「言ってみよ」
「はい。まつめが思うのは……なぜ? と」
「なぜ、とは?」
元就はまつの側に膝を進めた。
「なぜ、毛利殿がまつめにそう問うのか、分かりませぬ。憎いか、とお訊ねになるその
お心が見えませぬ」
元就の表情が一瞬硬くなり、まつは言葉が過ぎたかと青くなった。しかし元就は少し
考えるような顔をした後、心情を吐露するように言葉を零した。
「そなたが我をどのような目で見ているのか、知りたいと思ったからだ」
「……はい」
相槌を打ったものの、やはり理解のできない答えだった。
「分からぬか」
溜め息にも似た息を吐いて、元就はまつの髪を指で触れる。そのしぐさに、なぜか
利家に似たものを見出し、まつはぎょっとした。
まつは目をいっぱいに見開いて、目の前の男の顔を凝視していた。
元就は言った。
「我はそなたに……惚れているのだ」
毛まつ5

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