射精したとたん、すうっと冷めていった劣情が残したものは、体が焼けつくような恥辱だった。
濃姫の白い指が、男茎の汚れを水筒の水で洗い流しながらやわやわと揉みしだくようにまとわり
つく。信玄はこそばゆさに体を動かしながら、ひどく打ちひしがれていた。
「あぁん、かわいそう……今のお前の顔、すごく惨めよ。うふふ、ふふ」
言って見つめてくる濃姫の目の輝きは尋常ではなかった。粘っこい視線は、何かに取り憑かれた
ような奇怪な光を宿している。
温かく、わずかに甘みを帯びた生臭い風が吹いた。
さらりという音さえ立てて、濃姫の長い黒髪の毛先が楽しげに舞った。汗ばんだ白い喉は光り、
ぬめりを増して、蛇の腹のように淫靡に動く。
信玄は、ごくっと喉を鳴らした。
喉を鳴らした音が思っていたよりも大きく響いたのに驚き、女の耳に聞こえただろうか、と
疑いながら、もう一度、喉を鳴らして生唾を飲み込んだ。
「かわいそうだから、だからかしらね?……もっと苛めてやりたくなるわ」
信玄の歪んだ顔を穴が開くほど眺めた濃姫は、唐突に身をかがめて、先端をぺろりと舐めた。
「ウッ……」
びくりと跳ねた信玄を見、それに気を良くしたのか濃姫は微笑みを浮かべて、顔にかかる
長い髪を耳にかけた。
根元を指でつまんで上を向かせると、舌先を唇から覗かせて鈴口に押しつける。チロチロと
舌を小刻みに動かしながら、先端を舐めた。
舌先を尖らせ、彷徨うように根元近くまで移動して行き、今度は貼りつかせるように舌を広げて、
裏筋をべろりと舐め上げた。下から上まで執拗に舐める。
唇をすぼめて亀頭に接吻し、小鳥のしぐさを真似るようについばんだ。
敏感な部分を刺激されて、信玄のそれは硬度を増していく。抗い難い快感に脳天を殴りつけられ、
気が遠くなるほどだった。
信玄は頭をわずかに浮かせ、次いで後頭部を地面に打ちつけた。直接的な痛みをもって脳髄を
揺さぶることで、隙あらば享楽にふけろうとする我が身を叱咤したつもりだった。
それを見た濃姫が、チュッチュッ、とついばむ唇をいったん離して、諭すように囁く。
「馬鹿ね。恥と思うからいけないのよ、武田信玄。気持ちいいものは気持ちいいのだから、
仕方ないじゃない。お前がいくらよがり狂ったって、見てるのは私だけなのよ。私は誰にも
言いふらしたりしないわ、ふふっ」
その言葉は慰めるような口調だったが、信玄には「覚悟しろ」というふうに聞こえた。
濃姫は手のひらで亀頭をあやすように撫でながら、口中に唾液を溜め込むようにモグモグと口を
蠢かせ、唇を舌で舐めた。
脈打ってそそり立つ肉塊の横に座り直すと、腰を折りながら頭をそこへ近づけていった。
口づけをするように先端に触れ、やがて亀頭を飲み込んだ。
舌の表面全体が亀頭を覆い、温かさを伝える。口中の粘膜の感触に、信玄は喘いだ。
濃姫は舌を動かさずに吸いつかせ、深くまで飲み込みながら徐々に力を込めた。
強弱をつけて吸う動作は、膣内で蠢動する肉襞の動きで信玄を翻弄した。
濃姫の白い指が、男茎の汚れを水筒の水で洗い流しながらやわやわと揉みしだくようにまとわり
つく。信玄はこそばゆさに体を動かしながら、ひどく打ちひしがれていた。
「あぁん、かわいそう……今のお前の顔、すごく惨めよ。うふふ、ふふ」
言って見つめてくる濃姫の目の輝きは尋常ではなかった。粘っこい視線は、何かに取り憑かれた
ような奇怪な光を宿している。
温かく、わずかに甘みを帯びた生臭い風が吹いた。
さらりという音さえ立てて、濃姫の長い黒髪の毛先が楽しげに舞った。汗ばんだ白い喉は光り、
ぬめりを増して、蛇の腹のように淫靡に動く。
信玄は、ごくっと喉を鳴らした。
喉を鳴らした音が思っていたよりも大きく響いたのに驚き、女の耳に聞こえただろうか、と
疑いながら、もう一度、喉を鳴らして生唾を飲み込んだ。
「かわいそうだから、だからかしらね?……もっと苛めてやりたくなるわ」
信玄の歪んだ顔を穴が開くほど眺めた濃姫は、唐突に身をかがめて、先端をぺろりと舐めた。
「ウッ……」
びくりと跳ねた信玄を見、それに気を良くしたのか濃姫は微笑みを浮かべて、顔にかかる
長い髪を耳にかけた。
根元を指でつまんで上を向かせると、舌先を唇から覗かせて鈴口に押しつける。チロチロと
舌を小刻みに動かしながら、先端を舐めた。
舌先を尖らせ、彷徨うように根元近くまで移動して行き、今度は貼りつかせるように舌を広げて、
裏筋をべろりと舐め上げた。下から上まで執拗に舐める。
唇をすぼめて亀頭に接吻し、小鳥のしぐさを真似るようについばんだ。
敏感な部分を刺激されて、信玄のそれは硬度を増していく。抗い難い快感に脳天を殴りつけられ、
気が遠くなるほどだった。
信玄は頭をわずかに浮かせ、次いで後頭部を地面に打ちつけた。直接的な痛みをもって脳髄を
揺さぶることで、隙あらば享楽にふけろうとする我が身を叱咤したつもりだった。
それを見た濃姫が、チュッチュッ、とついばむ唇をいったん離して、諭すように囁く。
「馬鹿ね。恥と思うからいけないのよ、武田信玄。気持ちいいものは気持ちいいのだから、
仕方ないじゃない。お前がいくらよがり狂ったって、見てるのは私だけなのよ。私は誰にも
言いふらしたりしないわ、ふふっ」
その言葉は慰めるような口調だったが、信玄には「覚悟しろ」というふうに聞こえた。
濃姫は手のひらで亀頭をあやすように撫でながら、口中に唾液を溜め込むようにモグモグと口を
蠢かせ、唇を舌で舐めた。
脈打ってそそり立つ肉塊の横に座り直すと、腰を折りながら頭をそこへ近づけていった。
口づけをするように先端に触れ、やがて亀頭を飲み込んだ。
舌の表面全体が亀頭を覆い、温かさを伝える。口中の粘膜の感触に、信玄は喘いだ。
濃姫は舌を動かさずに吸いつかせ、深くまで飲み込みながら徐々に力を込めた。
強弱をつけて吸う動作は、膣内で蠢動する肉襞の動きで信玄を翻弄した。




