「し、しのびっ…!」
「佐助。しのびとかつるぎなんて呼ばないでね、今は」
「さ、すけ?」
言い慣れない呼び方だとぎこちなくなってしまうのだが。
「裸でお付き合いするんだからさぁ、もっと仲良くしよ?」
謙信は目を丸くしながらも、とりあえず頷く。
「佐助。しのびとかつるぎなんて呼ばないでね、今は」
「さ、すけ?」
言い慣れない呼び方だとぎこちなくなってしまうのだが。
「裸でお付き合いするんだからさぁ、もっと仲良くしよ?」
謙信は目を丸くしながらも、とりあえず頷く。
佐助は謙信を腿の上に抱いたまま黒髪をうなじが見えるようにかきあげてその中に
顔を埋める。
「んー、謙信様の髪、綺麗…」
あたたかい吐息が頭にかかってぞくりと身をふるわす謙信。
顔を埋める。
「んー、謙信様の髪、綺麗…」
あたたかい吐息が頭にかかってぞくりと身をふるわす謙信。
「…だめ…です…」
「うん、だめだけど本当はしたいんでしょ、大将とさ?例えばねぇ…ふふ」
と謙信の顎を後ろに引き寄せて口づける。
何事かとびっくりした謙信は顔をしかめながら口を離す。さすがに怒らせたかなと
佐助が身構えたところ、おかしな言葉が返ってきた。
「うん、だめだけど本当はしたいんでしょ、大将とさ?例えばねぇ…ふふ」
と謙信の顎を後ろに引き寄せて口づける。
何事かとびっくりした謙信は顔をしかめながら口を離す。さすがに怒らせたかなと
佐助が身構えたところ、おかしな言葉が返ってきた。
「みっ、みるにたえぬの、でしょう……?」
先程の意地悪がそんなに応えていたのかと思うと、少しだけ申し訳無い気持ちに
なってしまう。しかし、このままうまく流されてくれれば、良い展開になって
くれそうだと内心ほくそ笑む。佐助はごめんねーと心の中で謝りながら、もう少し
毒のある言葉を選んで謙信に返答する
「んっふふ、確かに下手糞だねぇ、三十路を過ぎた女にしちゃあさ…」
自覚してはいても、そうはっきりと言われると謙信の心にもぐさりとくるものがある。
「いいとしをして、おろかにもほどがある、な……」
先程の意地悪がそんなに応えていたのかと思うと、少しだけ申し訳無い気持ちに
なってしまう。しかし、このままうまく流されてくれれば、良い展開になって
くれそうだと内心ほくそ笑む。佐助はごめんねーと心の中で謝りながら、もう少し
毒のある言葉を選んで謙信に返答する
「んっふふ、確かに下手糞だねぇ、三十路を過ぎた女にしちゃあさ…」
自覚してはいても、そうはっきりと言われると謙信の心にもぐさりとくるものがある。
「いいとしをして、おろかにもほどがある、な……」
はぁ、とため息をついて意気消沈する謙信を腿の上から降ろして自分の隣に座らせる。
そして、もう一度謙信の顎を掴んで自分の方を向かせると
「ね、お手本見せてあげよっか?」
謙信の返答を待たずに、彼女の唇を舌でぐるうりと舐める。
呆気にとられて固まる謙信の口を舌だけでよいしょっ、とひろげる。そして上唇を
深めにくわえて、内側から舌先でなでなでする。下唇も同じように。
「んふっ……どう、こんなの」
そして、もう一度謙信の顎を掴んで自分の方を向かせると
「ね、お手本見せてあげよっか?」
謙信の返答を待たずに、彼女の唇を舌でぐるうりと舐める。
呆気にとられて固まる謙信の口を舌だけでよいしょっ、とひろげる。そして上唇を
深めにくわえて、内側から舌先でなでなでする。下唇も同じように。
「んふっ……どう、こんなの」
気持ち良さに気を取られて佐助の為されるがままになってしまった謙信は、なんだか
ものすごくいけない行為をしてしまったような気がして、混乱のあまりしどろにもどろに
なりながら佐助を突き放そうとする。
「いやっ、こ、こういったおこないは、すいたあいてで、なくてはっ…」
ものすごくいけない行為をしてしまったような気がして、混乱のあまりしどろにもどろに
なりながら佐助を突き放そうとする。
「いやっ、こ、こういったおこないは、すいたあいてで、なくてはっ…」
「だったらいーんじゃないの?」
自身の懸念の大きさにそぐわない、あっさりとした返事に謙信は耳を疑う。
「俺があんたを嫌いなわけないでしょ、なんたって、俺の大事な人が二人も惚れてるお人
なんだからさ。まぁ…ちょっと嫉妬するくらいは許してよね」
「その、そういう、ことでは……」
「ああ、それとも俺のことを好かないってこと?ばっちいかねぇ?」
慌てて首を横に振る。断じてそんな風には思っていません、と。
「そう、じゃ証明してくれる?」
強引に結論づけて謙信の肩に顎を乗せ、顔を目と鼻の先に近づけて、目をそらさせぬ
ようにじいっと見つめる。
自身の懸念の大きさにそぐわない、あっさりとした返事に謙信は耳を疑う。
「俺があんたを嫌いなわけないでしょ、なんたって、俺の大事な人が二人も惚れてるお人
なんだからさ。まぁ…ちょっと嫉妬するくらいは許してよね」
「その、そういう、ことでは……」
「ああ、それとも俺のことを好かないってこと?ばっちいかねぇ?」
慌てて首を横に振る。断じてそんな風には思っていません、と。
「そう、じゃ証明してくれる?」
強引に結論づけて謙信の肩に顎を乗せ、顔を目と鼻の先に近づけて、目をそらさせぬ
ようにじいっと見つめる。




