吉野生駅(よしのぶえき)は、愛媛県北宇和郡松野町吉野に位置する、四国旅客鉄道(JR四国)予土線の駅である。駅番号はG37。
1923年(大正12年)12月12日、当時の宇和島鉄道により近永駅から延伸する区間の終着駅として「吉野駅」の名称で開業した。ぞろ目となる12月12日という開業日が選ばれたという縁起の良さも特徴の一つである。1933年(昭和8年)8月1日に宇和島鉄道が国有化されると、路線の高知方面への延伸工事に伴い駅が約300mほど松丸駅寄りに移設され、同時に現在の「吉野生駅」へと改称された。駅名は周辺の地名である「吉野」と「蕨生(わらびお)」を組み合わせた合成地名に由来する。現在は無人駅となっており、木造の駅舎が残るシンプルな構造をしている。ホームは対面式の2面2線で、交換設備を備える。駅全体が緩やかなカーブ上にあり、構内には曲線標識が複数設置されているのが特徴で、上り(宇和島方面)側には吉野生トンネル(全長242m)が続いている。駅舎は1933年の移設時に建てられたものが改修されながら使われており、味わい深い佇まいを保っている。