チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
物々語
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一人の、物憂げな表情をした少女がいました。
その少女は、ピンク色の髪をポニーテールでまとめ、瞳は紅色に輝いています。
胸は貧相だが、その愛嬌を感じさせる容姿は、美人系というよりはかわいい系の美少女といった感じだ。
そんな少女は、いったい誰でしょう。
その少女は、ピンク色の髪をポニーテールでまとめ、瞳は紅色に輝いています。
胸は貧相だが、その愛嬌を感じさせる容姿は、美人系というよりはかわいい系の美少女といった感じだ。
そんな少女は、いったい誰でしょう。
そう、私です。
「…ま、今の姿は私じゃないんですけどねぇ」
そうつぶやく私、イレイナはため息をつく。
「肉体と精神が入れ替わる…またですか」
イレイナは以前、クノーツという街に訪れた際、骨董堂という怪しげな組織の手により、肉体と精神が友人と入れ替わってしまったことがあった。
あの時は知った者の身体だったが、今回は全くの他人だった。
一応、身体の持ち主のプロフィールらしき資料はあるのだが。
あの時は知った者の身体だったが、今回は全くの他人だった。
一応、身体の持ち主のプロフィールらしき資料はあるのだが。
「アーチェ・クライン…ハーフエルフ?人間とエルフとの間に生まれた子供、ということでしょうか」
かつてイレイナは、とある町でこのハーフエルフという人種に会ったことがある。
その人物は、400歳以上のおばあさんだったが。
その人物は、400歳以上のおばあさんだったが。
「長耳ではないんですねえ、人間の血の方が強いんでしょうか。ナターシャさんも、若いころはこんな感じだったのでしょうか」
プロフィールによれば、彼女は魔法を使えるらしい。
しかも、杖もなしでだ。
確かに、この身体からは強い魔力のようなものを感じる。
残念ながら杖は没収されてしまったので、これはありがたいところだ。
しかも、杖もなしでだ。
確かに、この身体からは強い魔力のようなものを感じる。
残念ながら杖は没収されてしまったので、これはありがたいところだ。
「ファイアボール」
試しに簡単な魔法を詠唱してみると、複数の火球が飛んでいった。
魔法の内容は、イレイナ自身は知らなくとも肉体が覚えていた。
魔法のまの字も知らない者ならともかく、同じ魔女であるイレイナは肉体の情報からこの肉体の持ち主の使う魔法を概ね理解できていたのだ。
魔法の内容は、イレイナ自身は知らなくとも肉体が覚えていた。
魔法のまの字も知らない者ならともかく、同じ魔女であるイレイナは肉体の情報からこの肉体の持ち主の使う魔法を概ね理解できていたのだ。
「杖がないので私自身の魔法は使えませんが…まあ、良しとしましょうか」
身体のことが理解できたところで、早速出発…といきたいところだが。
その前に、気になることがあった。
少し離れたところに、イレイナのものとは別のデイパックがあった。
しかし、周囲に人がいる様子はない。
そして人の代わりに、箒がデイパックと共に置いてあった。
さらにその箒には、自分の首に巻かれているのと同じ首輪があった
その前に、気になることがあった。
少し離れたところに、イレイナのものとは別のデイパックがあった。
しかし、周囲に人がいる様子はない。
そして人の代わりに、箒がデイパックと共に置いてあった。
さらにその箒には、自分の首に巻かれているのと同じ首輪があった
「…なんでしょう、嫌な予感がします」
イレイナは、周囲の警戒をしつつそのデイパックを開ける。
そして、その中にあった肉体のプロフィールに目を通す。
そして、その中にあった肉体のプロフィールに目を通す。
「これは…!」
予感は、確信に変わる。
プロフィールには、二つの写真があった。
一つは箒。
そしてもう一つは…髪色以外、元のイレイナとそっくりな容姿の少女。
これが意味するところは。
プロフィールには、二つの写真があった。
一つは箒。
そしてもう一つは…髪色以外、元のイレイナとそっくりな容姿の少女。
これが意味するところは。
「なに私のほうきに勝手なことしやがってるんですか!これ万死に値しますよ!」
イレイナはかつて、師匠であるフランのもとで修業をしていた際、とある魔法を開発した。
それは、物を擬人化させる魔法だ。
その名の通りあらゆる物を人格を持った人間に変身させてしまうというとんでもない魔法であるが…
まあつまり、今イレイナの目の前にある箒というのは彼女の箒であり、プロフィールに書いてある少女は擬人化した箒、通称『ほうきさん』である。
もっとも今は、魔法をかけられていないただの箒でしかないが。
それは、物を擬人化させる魔法だ。
その名の通りあらゆる物を人格を持った人間に変身させてしまうというとんでもない魔法であるが…
まあつまり、今イレイナの目の前にある箒というのは彼女の箒であり、プロフィールに書いてある少女は擬人化した箒、通称『ほうきさん』である。
もっとも今は、魔法をかけられていないただの箒でしかないが。
イレイナはほうきさんのデイパックを探る。
そこには目当てとしていた杖…はなかったが、とある有用な物があった。
それは『物に命を吹き込む薬』。
前述の物を擬人化させる魔法の前身となった薬であり、人間にこそならないが物と会話ができるようになる。
これも、イレイナが修業時代に開発したものだ。
そこには目当てとしていた杖…はなかったが、とある有用な物があった。
それは『物に命を吹き込む薬』。
前述の物を擬人化させる魔法の前身となった薬であり、人間にこそならないが物と会話ができるようになる。
これも、イレイナが修業時代に開発したものだ。
イレイナは、その薬を箒にかける。
おそらく、人格はほうきさんではない、別の誰かだろう。
エロいこと考えた中年オヤジとかの精神が入り込んでいないといいが…
おそらく、人格はほうきさんではない、別の誰かだろう。
エロいこと考えた中年オヤジとかの精神が入り込んでいないといいが…
「…私はイレイナ。私のほうきの中にいる人。喋れますから返事をしてくれませんか」
「…よう」
「…よう」
呼びかけると、返事はすぐに返ってきた。
声の感じからすると、若い男性といった感じだ。
声の感じからすると、若い男性といった感じだ。
「あなたは誰ですか」
「俺の名はチェスター・バークライト。今あんたが体借りてるやつとは…まあ、腐れ縁だ」
「俺の名はチェスター・バークライト。今あんたが体借りてるやつとは…まあ、腐れ縁だ」
△▽△△△▽△▽▽△△▽△▽▽△▽△▽△▽△▽▽▽△▽△▽△▽△▽
「へえ、時空を超えた魔王討伐、ですか。それはまたなんとも、デンジャラスな旅をなさってたんですねえ」
チェスターの話を聞いたイレイナは、素直に驚いていた。
イレイナの世界にも魔族という種族はいたりするが、魔王が人類を脅かすような話は…少なくとも、イレイナが知る範囲ではない。
完全に、創作物の世界の話である。
イレイナの世界にも魔族という種族はいたりするが、魔王が人類を脅かすような話は…少なくとも、イレイナが知る範囲ではない。
完全に、創作物の世界の話である。
「どうやら私とあなたは、全く別の世界から連れてこられてるようですね」
「そうだろうな。俺の世界じゃ、魔法を使えるのはエルフで人間は使えないが、あんたの世界じゃ逆にエルフが魔法を使えない種族らしいし」
「同じエルフと人間でそうまで違いが出るとは、不思議なものですねえ」
「…それよりあんた、この箒を人間に出来るんだろ?こんな姿じゃ不便だし、人間にしてくれ!」
「お断りします」
「そうだろうな。俺の世界じゃ、魔法を使えるのはエルフで人間は使えないが、あんたの世界じゃ逆にエルフが魔法を使えない種族らしいし」
「同じエルフと人間でそうまで違いが出るとは、不思議なものですねえ」
「…それよりあんた、この箒を人間に出来るんだろ?こんな姿じゃ不便だし、人間にしてくれ!」
「お断りします」
チェスターの懇願を、イレイナはあっさり拒否した。
「なんでだよ!?」
「そもそも、無理なんですよ。杖がない今、アーチェさんの魔法は使えても私自身の魔法を使うことはできません」
「うぐっ…」
「まあ杖があったとしてもできれば人間にしたくないなとは思うのですが」
「はあ!?」
「いやだって、あなたスケベそうですから。ほうきさんの身体に、よからぬことしそうですし」
「…………しねえよ」
「なんで今、ちょっと間があったんですか」
「いや、ほんとにしねえよ!安心しろ、こんなぺったんこの幼児体系、興味ねえから!」
「へし折られたいんですか」
「そもそも、無理なんですよ。杖がない今、アーチェさんの魔法は使えても私自身の魔法を使うことはできません」
「うぐっ…」
「まあ杖があったとしてもできれば人間にしたくないなとは思うのですが」
「はあ!?」
「いやだって、あなたスケベそうですから。ほうきさんの身体に、よからぬことしそうですし」
「…………しねえよ」
「なんで今、ちょっと間があったんですか」
「いや、ほんとにしねえよ!安心しろ、こんなぺったんこの幼児体系、興味ねえから!」
「へし折られたいんですか」
結局、チェスターのたび重なる懇願にイレイナは折れ、杖が手に入ったら人間の姿にすることを約束するのだった。
「さて、それじゃあ杖が見つかるまで、私の足としてよろしくお願いしますね」
「お、おう…」
「…照れてるんですか?まあ、精神が別人とはいえ恋人の身体にまたがられるというのは興奮するかもしれませんが、暴れないでくださいね」
「んなっ!?あああアーチェとはそんなんじゃねえよ!誰があんなぺったんこ!」
「とりあえずその『ぺったんこ』って罵倒はやめてもらっていいですか。自分のことを言われてるようで傷つきますので」
「お、おう…」
「傷ついてへし折りたくなるかもしれませんので」
「やめろ!」
「お、おう…」
「…照れてるんですか?まあ、精神が別人とはいえ恋人の身体にまたがられるというのは興奮するかもしれませんが、暴れないでくださいね」
「んなっ!?あああアーチェとはそんなんじゃねえよ!誰があんなぺったんこ!」
「とりあえずその『ぺったんこ』って罵倒はやめてもらっていいですか。自分のことを言われてるようで傷つきますので」
「お、おう…」
「傷ついてへし折りたくなるかもしれませんので」
「やめろ!」
【イレイナ@魔女の旅々】
[身体]:アーチェ・クライン@テイルズオブファンタジア
[状態]:健康
[装備]:チェスター(ほうき)
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]基本方針:杖を探しつつ脱出の方法を探す
1:杖を探す
2:1を達成後チェスターを人間にする
[備考]
[身体]:アーチェ・クライン@テイルズオブファンタジア
[状態]:健康
[装備]:チェスター(ほうき)
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]基本方針:杖を探しつつ脱出の方法を探す
1:杖を探す
2:1を達成後チェスターを人間にする
[備考]
- 杖がないのでイレイナ自身の魔法は使えませんがアーチェの魔法は使用可能です。
- 物を擬人化させる魔法は、チェスター以外には制限により原則無効となります。
【チェスター・バークライト@テイルズオブファンタジア】
[身体]:ほうきさん@魔女の旅々(箒形態)
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、物に命を吹き込む薬@魔女の旅々、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]基本方針:この世界から脱出する
1:イレイナと共に杖を探す
2:あ、アーチェが俺の上に…
[備考]
[身体]:ほうきさん@魔女の旅々(箒形態)
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、物に命を吹き込む薬@魔女の旅々、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]基本方針:この世界から脱出する
1:イレイナと共に杖を探す
2:あ、アーチェが俺の上に…
[備考]
- 参戦時期は本編終了後。
- 箒形態なので自分の意思で動くことができません。
【物に命を吹き込む薬@魔女の旅々】
その名前の通り、かけた物に命が宿り、会話ができるようになる薬。
開発者であるイレイナは、これをさらに発展・改良させて物を擬人化させる魔法を生み出すことに成功した。
こちらは喋るだけなので上述の物を擬人化させる魔法と違って基本的には制限はない。
その名前の通り、かけた物に命が宿り、会話ができるようになる薬。
開発者であるイレイナは、これをさらに発展・改良させて物を擬人化させる魔法を生み出すことに成功した。
こちらは喋るだけなので上述の物を擬人化させる魔法と違って基本的には制限はない。
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