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  • チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
  • 燃え上がるこの想いの果て―Burning My Soul―

チェンジ・ロワイアル@ ウィキ

燃え上がるこの想いの果て―Burning My Soul―

最終更新:2021年10月15日 23:06

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地の底から響くような音が鼓膜を震わせる。
獣の唸り声かと思わせるその音は、煉獄と相対する一人の参加者から発せられていた。
胴体と下半身は人間のソレだ。
だが頭部と両腕は明らかに人間ではない。
本来頭髪がある部分からは巨大な刃が突き出ており、両腕からは同じく奇妙な剣が生えている。
現代人が見たらチェンソーだと分かるその刃は、煉獄の知識には存在しないもの。
なので奇妙な刃と認識。

「煉獄のお兄さ「こちらは大丈夫だしんのすけ少年!君はそっちを頼む!だが無理はするな!危ないと分かったらすぐに退け!」

こちらへ振り返ったしんのすけの言葉を遮り叫ぶ。
虫のような異形の所へしんのすけ一人を向かわせる事に不安が無いと言えば嘘になる。
しかし、こちらに近付ける方が遥かに危険であった。
殺気を隠そうともしないこの怪物は、例え悟空の力に慣れて来ていようとしんのすけの手には余る。

「一応聞いておく。君は殺し合いに乗っているのか?」
「つまんねぇこと聞くんじゃねぇぇぇーっ!テメェら纏めて三枚おろしにしてやるぜぇぇぇーっ!」
「そうか。ならば斬らせてもらおう!」

それ以上の問答は無意味と判断。
斬るか斬らないか、選択すべきは前者。
鬼相手では一瞬の判断の遅れが即座に自分や仲間の死に繋がる。
急ぎ片付ければ、それだけ早くしんのすけの加勢へ行ける。ならばやるべき事は一つのみ。

既に得物は抜いている。
弱肉強食の野望の元血を吸って来た幕末の亡霊の愛刀が、今は人々の命を守る為に振るわれた。
慣れぬ体であっても、踏み込みは力強く、狙いは正確無比。
怪物の巨大な頭部を地に落とさんと頸を狙う。
鬼との戦いで頸を斬り落とすのは常識。得物は日輪刀でなくとも、頸を落とされ生きていられる生物はいない。
だが怪物との戦いというのはいつだって一筋縄とはいかないのが世の常である。
無限刃は怪物の頸に届く事無く、両腕のチェンソーによって阻まれた。
煉獄が相対するのは取るに足らない雑魚にあらず。
人知を超えた正真正銘の化け物、チェンソーの悪魔を宿した少年。
そのチェンソーの悪魔の力を我が物として扱うのは殺人鬼、絵美里。
主催者も含めたバトルロワイアルの関係者全ての死を望む狂気の女は、そう簡単に頸を落とされてやる程甘くは無い。
絶えず回転し続けるチェンソーの刃に、煉獄は刃のかち合いはせず後ろへ下がる。
敵の刃とマトモに打ち合っていては、こちらの得物が先に破壊される。
支給された刀はこれ一本のみ。ここで武器を失うのは煉獄としても避けたい。
尤もそんな事情など絵美里には知る由も無く、知った所で何が変わる訳でも無いが。

「逃げんじゃねぇぇぇーっ!」

振り下ろされるのは右手のチェンソー。
腕の真ん中からバックリと飛び出る光景は痛々しい。
しかし絵美里に痛がる素振りは全く無い。
彼女にとっては煉獄を殺せればそれで良いのだから。

身を捻りチェンソーの刃を回避、すれ違いざまに斬り付ける。
手応えは浅い。無限刃は胴体の肉を僅かに斬り付けただけ。
とはいえ斬られたという事実に変わりなく、絵美里の機嫌がちょっぴり低下。振り下ろされたチェンソーが横薙ぎに払われる。
姿勢を低くし凌ぐ煉獄。逆立った左之助の髪の毛が数本落ちる。

―――炎の呼吸 弐の型 昇り炎天

攻撃の直後、一瞬の硬直のタイミングで迫る斬り上げ。
股から頭頂部までを両断せんとした一撃を防ぐのは、頭部のチェンソー。
刃が当たるその直前に、頭部を真下へと振るった。刀とチェンソーがぶつかり、火花が散る。
両腕で刀を握る煉獄と違い、絵美里は両腕が自由。
頭部の刃に阻まれた煉獄を挟み撃ちにせんと、左右からチェンソーが迫る。

―――炎の呼吸 肆ノ型 盛炎のうねり

だがしかし、この程度で倒せるような弱者だったら、煉獄は柱の座に就いてなどいない。
左右と正面。広範囲からの攻撃に対処可能な攻防一体の剣技。
両腕のチェンソーは弾かれ、頭部のチェンソーも押し返される。
左之助の膂力で放たれた技により、チェンソーの悪魔の体がグラついた。
この機を逃す愚策は犯すまい、更に一歩踏み込んだ。

―――炎の呼吸 壱ノ型 不知火

炎の呼吸の基本となる技。
相手へ接近し斬り付けるという、文字にすれば実に単純明快。
しかし、煉獄が放てば敵を燃やし尽くさんと迫る炎の如き速さで迫り、反撃を決して許すことなく斬り殺す。

「あっっっっっぶねぇなクソ野郎がぁぁぁぁぁーっ!!」

崩れた体勢から上半身を強引に捻っての防御。
無茶苦茶にも程があるが、それを現実に行ってみせたのはチェンソーの悪魔の身体能力があってこそ。
煉獄の一撃を防いだ絵美里は即座に反撃に打って出る。
両腕をピンと伸ばすと片足を軸にし、その場で回転し出した。
出来損ないのバレリーナのようだが、それを鼻で笑えはしない。

「回る回る回るぜぇぇぇーっ!」

回転の速度はあっという間に早まり、その状態のまま煉獄へと接近。
触れれば裁断機に掛けられた肉のような末路を迎えるだろう。

―――炎の呼吸 伍ノ型 炎虎

それを煉獄は真っ向から迎え撃つ。
放つ技は大振りな動作の斬りかかり。
猛虎が獲物へ食らいつき、噛み砕く様を幻視させる一撃。
高速回転するチェンソーと激突し、火花を散らし、その動きを強引に止めた。
叩きつけられた一刀の威力は生半可なものではない、チェンソーに若干の凹みが生まれる。
まだ終わらない。
地面を砕かんばかりに力を込め追撃に移る。

―――炎の呼吸 壱ノ型 不知火

「クソがぁぁぁっ!!」

それを防ぐ事が出来たのはチェンソーの悪魔の反応速度がズバ抜けているからか。
交差させた両腕に無限刃を阻まれる。
絵美里その体勢のまま両腕の力で押し返そうとする。
が、煉獄が後退する方が早い。
唸りを上げる二本のチェンソーは空を斬るに終わった。

「苛つかせる野郎だなテメェはよぉぉぉーっ!」

地団太を踏み、分かりやすく苛立ちと悔しさを見せつける。
バトルロワイアルが始まって数時間が経過。
その間誰とも遭遇せずストレスばかりが溜まり、やっと獲物を見つけたと思ったらそいつは余計な抵抗ばかりで大人しく斬られようとしない。
折角チェンソーの悪魔の力を手に入れたというのに、これでは意味がないと憤慨する。

(…やはりな。思った通りだ)

怒る絵美里とは対照的に、煉獄は冷静に相手を見据えていた。
これまでの攻防で分かった事がある。
チェンソーの悪魔の力自体は煉獄よりも上だろう。
だが、戦闘に関しては素人。技術に関しては煉獄に及ばない。
絵美里はあくまで殺人鬼。殺す者ではあっても、戦う者ではない。

力任せのごり押しでは、いずれ限界が来る。
ならば勝機は十分あると、無限刃を構え直し、


「うわぁああああああああああああ!?」


直後、悲鳴が鼓膜を叩いた。


時間を少し遡る。

煉獄が絵美里と対峙している時、しんのすけはグレーテを捕まえようとしていた。
突然現れたチェンソーの頭部と両腕を持つ怪物。
そんな人外と戦っている煉獄への心配はある。
しかし、彼は「任せる」と言った。
出会ってまだほんの数時間しか経過していないが、それでも自分を一緒に悪者を倒す仲間として認めてくれた男からの信頼だ。
その言葉に逆らってグレーテを無視し、煉獄の元へ戻るのは、彼の信頼への裏切りになる。
幼いながらも様々な騒動に巻き込まれ、その度に善人・悪人と関わって来たしんのすけだからこそ、煉獄の言葉を受け止められたのかもしれない。

「虫さん待て待てー!」

そして任されたからには、それに応えなければならない。
しんのすけはこの巨大な虫が悪者であると断定できなかった。
確かに自分達は突如振って来た岩石により、命を奪われそうになった。
だけど、最初に煉獄が一緒に行こうと声を掛けた時、しんのすけの目にはこの虫が自分達の方へ歩み寄ろうとしているように見えた。
だから岩を落としたのだって、もしかしたら悪気があってやったんじゃないのかもしれない。
見た目はアクション仮面に登場する敵キャラクターのようだが、「他人を見た目で判断しちゃいけません」と前々からみさえに注意されている。
だから逃げずに自分達ともう一度話をして欲しかった。

「キィィィィッ!!」

とはいえしんのすけの想いなど、グレーテには知る由も無い。
或いは知ろうともしないのか。
グレーテには自分以外の、いや、虫となった自分も含めて全部が恐怖の対象だった。
剣を持った男は、いきなり現れた化け物と戦っていて自分を追う余裕は無い。
けどもう一人の男は追いかけてきている。
きっと岩石を砕いた拳で、今度は自分を殴り殺すに違いない。
恐怖に心を支配されたグレーテにはそうとしか見えなかった。
何より殺し合いが始まってから今までずっと、異様な渇きを感じる。
過剰な怯えと収まらない渇きが、グレーテから冷静さを奪っていた。

(いや…!お願いだから来ないで!)

「キィ゛ィィ!」
「おわぁっ!?」

自分へ手を伸ばすしんのすけを近づかせまいと、グレーテは前脚を振り回した。
まるで髭のようにも見えた緑の脚は、鋭利な凶器としてしんのすけに襲い掛かる。
相手に命中させるかどうかなど考えてもいない、ただ闇雲に振り回すだけの攻撃。
それ故にどこへ避ければ良いのか分かり辛く、どうにか躱すもしんのすけの体に小さな切り傷が生まれる。
しかしこのくらいの痛みならどうという事は無い。
前脚を振るい続けるグレーテを捕まえるべく、しんのすけは手を伸ばした。

「キィエ゛ァ゛ァ゛ァ゛アッ!!(来るなぁああああああっ!!)」

が、その行動はグレーテの恐怖心を余計に刺激した。
グレーテ自身はしんのすけを追い払おうと、無我夢中になったが故の攻撃だったのだろう。
頭部にある触覚。昆虫の脚にも見えるソレをしんのすけへと伸ばす。
獣の爪のように鋭く尖った先端は、しんのすけの肩へ深々と刺さった。

「うわぁああああああああああああ!?」

しんのすけの口から悲鳴が飛び出す。
瓦や岩を殴った時とはまた別の、肉に異物が食い込む激痛。
悪戯のお仕置きでげんこつをしょっちゅう食らっているが、それとは比較にならない。
グレーテへ伸ばした手を戻し、触覚を抜こうと掴んだ。

「あ、あれ……」

激痛の元である触手を引っこ抜くべく力を込めたが、どういう訳だか力が入らない。
逆に力が抜けてしまい、腕がだらんとぶら下がる。
力が入らないのは腕だけでなく、体中が急にダルく感じられた。
視界がグラつき、足元が覚束ない。
何がどうなっているんだと、考えようとしても思考が纏まらずぼんやりしてきた。

(これ、なに…?)

困惑しているのはしんのすけだけではない。
触手を突き刺したグレーテも、自らの攻撃を理解していなかった。

グレーテにしてみれば、ただしんのすけを追い払う為に行っただけのこと。
しかし触手を突き刺した事で、グレーテは奇妙な感覚を味わっていた。
しんのすけが目に見えて疲弊していくに連れ、自分の中に何かが流れ込んでくるのを感じた。
不思議な事に、グレーテを苛んでいた渇きが徐々に癒され、体の底から力がみなぎるかのようだった。

これらの現象が、スカラベキングの特技である吸血を行ったせいであること、
スカラベキングの主食である生物の体液を吸い取ったからだとは、グレーテもしんのすけも気付かない。

(分からない…分からないけど……もっと飲みたい……)

死への恐怖は消えていない。
が、己の渇きが癒された事に、何とも言えない心地良さを覚える。
その心地良さをもっと味わいたいが為に、グレーテはしんのすけの血を一心不乱に吸い続けた。
或いは意識していないだけで、恐怖を紛らわせる理由があったのかもしれない。

その光景は煉獄も目撃していた。
仲間の少年が襲われている。
やはり彼だけを行かせた自分の判断は軽率だったか、などの後悔をしている余裕は無い。
すぐにでもしんのすけの所へ駆け付ける必要がある。
問題は今目の前にいる相手がそれを許してくれるような甘い輩では無い事だ。

「逃げんなコラァァァーッ!」

怒声と共に振るわれたチェンソーを躱す。
だが絵美里の本命はそこじゃない。
刃から伸びたチェーンが無限刃に巻き付いた。
しんのすけへ気が取られていた煉獄は反応が遅れ、一瞬の間にチェーンが巻き取られる。

「これでテメェは丸腰だぁぁぁーっ!」

武器を奪われた煉獄を嘲笑い、今度こそ仕留めんと迫る。
絵美里の言う通り、煉獄に支給された武器は無限刃一本。
仮にデイパックに入っていたとしても、取り出すより先に絵美里のチェンソーの餌食となるだろう。
煉獄に戦う手段は無い。

「否!武器ならまだ残っているぞ!!」

叫ぶや否や、絵美里目掛けて自ら突っ込む。
無手となっても鍛えられた左之助の肉体と、培ってきた技は健在。
チェンソーが己の肉を引き裂くよりも一歩先へ、絵美里の懐へと潜り込む。
急接近した煉獄はがら空きの胴体目掛けて、拳を叩き込んだ。

「ごはぁっ!?」

苦悶の声を無視し、煉獄は幾度も拳を叩き込む。
肉を殴る感触が伝わって来る。
決して気持ちの良いものではないが、悪鬼を滅ぼす為ならば構わない。

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」

相楽左之助の体は剣術には向いていない。
しかし、左之助本人が得意とする肉弾戦を行う場合にはこの上なく優秀な肉体となる。
剣を得意とする煉獄では、左之助が習得した『二重の極み』を使うのは非常に困難だ。
だが『二重の極み』が使えずとも、左之助の拳は十分立派な武器となる。
その威力は、チェンソーの悪魔にも通用する程であった。

(相楽左之助!貴方の力を、今は俺に貸してくれ!)
「はぁっ!!」

殴り、殴り、何度も殴り。
最後に渾身の一撃をぶつける。
針のような歯が生え揃った口から低い呻き声を出し、絵美里は大きくよろける。
同時に、チェーンの拘束が緩むのをしかと見た。
柄を掴み取り、チェーンを斬り裂く。
再び己の手に戻った刀を構え、やはり剣は馴染んでいない体に少しばかりの苦笑いを浮かべる。

(だが!今こそ好機!)

慣れぬ体でありながらも、呼吸を最大限に練り上げる。
全身の筋肉が膨れ上がるかの如く張り詰め、全てを焼き尽くす炎のような闘気が溢れ出す。
この一撃を持って、決着をつける。

―――炎の呼吸 奥義 玖ノ型 煉獄

自らの家名を冠した最大の一撃。
アスファルトを抉り、周囲の建造物をも巻き込まんばかりに突進する。
圧倒的な「力」を前に、されど絵美里は再び両腕を交差させ防御の姿勢を取る。
炎の呼吸の奥義に対し反応できただけでも、チェンソーの悪魔の力が如何に強大かが分かる。
しかし煉獄には関係ない。
敵が防御を取るのならば、それ以上の威力を以て真正面から打ち砕くのみ。

「てっ、てめぇえええええええええええええっ!!?!」

チェンソーが砕け散る。
全身の力を総動員して振るった刃は、この瞬間悪魔を超えた。
絶叫する絵美里に為す術は無く、胴体を大きく斬り裂かれる。
煉獄の放った斬撃はそれだけに留まらず、絵美里の体を大きく吹き飛ばした。
街灯をへし折り、オフィスビルに突っ込むとそのまま動かなくなった。

「倒したのか…?」

手応えはあった。
だがあれ程の力を持つ怪物だ。まだ生きていても不思議は無い。
できれば死んだかどうかを確認しておきたいが、今は一刻を争う事態だ。
すぐにしんのすけを助けなければ、手遅れとなってしまう。
僅かに後ろ髪を引かれる思いとなりつつも、煉獄はしんのすけの元へ走る。

「しんのすけ少年!」

飛び掛かる勢いでグレーテを斬り付けた。
無限刃はスカラベキングの頭部へ傷を作る。
小さく悲鳴を上げ、しんのすけに刺していた触手を離すグレーテ。
巨大な虫へ注意を払いながら、煉獄はしんのすけの体を抱き起こした。
顔色は悪いが息はある。

「しっかりしろしんのすけ少年!」
「…お?煉獄のお兄さん……?オラ、何だかフラフラするゾ…」
「遅れてすまない!だが良く頑張ったな!」
「いや〜、それほどでも〜…」

しんのすけの無事に一先ず安堵する。
だがこれで全て丸く収まった訳ではない。
振り返りグレーテを警戒し睨む。
冷静さを完全に失っているが故の行動だったのか、それとも最初から殺すつもりだったのか。
どちらだろうとこのまま放置してはおけない。

(いやぁ!痛い!痛い!!)

グレーテに付けられた傷は今すぐ死に至るようなものではない。
しかし刀で斬られたという事実は、グレーテを再び恐怖のどん底に突き落とすのに十分な効果があった。
渇きが癒されるのが心地良かったとはいえ、今更ながらしんのすけを攻撃した事に後悔する。
あれでは煉獄の怒りを買って当然だ。
それを理解しても、死にたくなという思いだけは変わらない。
恐怖に突き動かされるように前脚を振り回す。

グレーテにとっては決死の抵抗も、煉獄にすれば見切るのは容易い。
しんのすけを座らせると、煉獄はグレーテを――



「痛かったぜクソハチマキ野郎ぉぉぉっ!!」


轟音が響く。
先程頭から突っ込んだオフィスビルから、怪物が再び姿を現した。

「なにっ!?」

稼働音が鳴り響き、頭部と両腕のチェンソーが回転する。
何度も殴りつけ、斬り裂いた胴体には傷一つ見当たらない。
粉砕したはずのチェンソーまで復活している。
さっきまでの煉獄との戦いは全て嘘だったのかと思ってしまうくらいに、チェンソーの悪魔からは傷が全て消え失せていた。

煉獄の攻撃は間違いなく絵美里に直撃した。
事実、吹き飛ばされた絵美里はチェンソーの悪魔の変身が解除された姿で、冷たい床の上に横たわっていた。
炎の呼吸の奥義を受けて尚も息が合ったのは、それだけチェンソーの悪魔の生命力が高かったからか、
或いは煉獄本人ではなく左之助の体で放った為に技の精度が落ちたのか、その両方か。
いずれにせよ絵美里はまだ生きていた。生きていただけで、立ち上がるだけの力は残されていなかった。
それだけ傷は深く、何より血が足りない。
このまま死んでたまるかと薄れる意識を殺人への執念で繋ぎ止める絵美里は、プロフィールに記載されていた情報を思い出す。
絵美里の精神が入った少年、というよりはチェンソーの悪魔の特性。
彼ら悪魔にとって血こそが己を動かすガソリンの役割を果たす。
生物問わず、血さえ補給できればまた立ち上がれる。
丁度近くには三人の参加者がいるが、立ち上がる事すら困難な傷ではどうしようもない。
だが手はまだ残されていた。

(こういう時の為に寄越したってのか…?)

デイパックに震える手を突っ込み、目当ての物を取り出す。
赤い液体が一杯に詰まったパウチ。輸血パックであった。
主に医療現場で使用されるその支給品は、今の絵美里にとってはどんな金銀財宝よりも価値があるもの。
確かにこれは自分に、チェンソーの悪魔には必要な品だと納得しつつ、パウチを破いてがぶ飲みする。
鉄の味が笑ってしまう程美味に感じ、死に体だった殺人鬼の傷が見る見るうちに塞がって行く。

「ついでにこれも食っとくぜぇぇぇ……」

取り出したのは何の変哲も無い紙袋。
しかし中身は普通とはかけ離れたモノ。
人間の手首が入っている。
これは作り物では無い、とある殺人鬼が恋人として愛を注いでいた本物の人間の手首。
食人行為は絵美里の趣味では無いが、今はこの場を切り抜ける為に少しでも己の糧にしておきたい。
噛み砕くと防腐剤の刺激と臭みが口の中に広がった。
マニキュアの施された爪を飲み込み終えると、立ち上がり胸のスローターを引っ張る。

「うっしゃあ!復活完了!」

チェンソーの悪魔への再変身を果たし、自分に舐めた真似をした男を今度こそ殺すべく動き出した。

そうして復活した絵美里と再び対峙する煉獄。
上弦の鬼にも匹敵する再生能力を目の当たりにし、驚きこそしたがすぐに気を引き締める。
やはり確実に滅ぼすには頸を斬らなければと剣を構えた。

こちらへ向かってくるチェンソーの悪魔に、グレーテの恐怖は頂点に達した。
自分の姿も大概だが、あの参加者も化け物と呼ぶに相応しい姿だ。
殺気を振り撒き両腕を振り回す様は、これまで遭遇したどの参加者よりも危険だと一目で分かる。
煉獄はチェンソーの悪魔に対処しようとし、しんのすけは明らかに体力を消耗している。
逃げるならば今しか無いと、脇目も振らずに駆け出した。

一つ失態があるとしたら、誰もが彼女のデイパックの傷に気付かなかったこと。
最初にグレーテが爪でデイパックを引き裂いた時に出来た破れ目。
無理も無い。そんな所に一々注意を向けていられる程、余裕のある者はいなかった。
逃げる為に、自分に近づけさせない為に激しく動き続けた事で、傷は少しずつ広がった。
そして今、チェンソーの悪魔から少しでも遠ざかろうと移動を開始した時に、デイパックの破れた箇所から彼女の支給品が飛び出し、地面に落ちた。

グレーテが故意に引き起こした事では無い。

「なっ!?」
「うわぁ!?」

しかし、煉獄達には不運としか言いようのない、最悪のタイミングで起こった。

地面に落ちた物。
とある宇宙に生息する植物種は、即座に成長し無数の蔓を伸ばした。
蔓は二人の男、煉獄としんのすけの全身に巻き付き動きを封じる。
サイヤ人の肉体に少しずつとはいえ慣れて来たしんのすけなら、素手で引き千切れたかもしれない。
だが今は血を吸われて力が出ない。
左之助の体と煉獄の技、二つが合わされば即座に脱け出す事も出来ただろう。
しかしだ、それでもタイミングが悪過ぎた。
予期せぬ場所から現れた植物、それに一瞬、本当に僅かな間のみ意識を取られた。

煉獄にはその一瞬が余りにも致命的であり、

「死にやがれぇぇぇーっ!!」

チェンソーの悪魔にはその一瞬だけでも十分だった。

稼働音を立てながら、チェンソーが振り下ろされ、鮮血がアスファルトに飛び散る。

「煉獄のお兄さあああああああああああああああああんっ!!!」

絶叫が夜の街に木霊する。
蔓に絡め取られた腕を必死に伸ばす。
今のしんのすけには、逃げて行ったグレーテなどもう頭から消え失せている。
眼前で起こった悲劇の前には、グレーテの事を考える余裕は一瞬で吹き飛んだ。

煉獄が斬られた。
拘束していた蔓も一緒に斬られ、緑の汁が地面に染みを作っている。
蔓の汁以上に地面を染め上げているのは、煉獄から流れ出す血だ。
チェンソーは煉獄の肉を深く斬り裂いた。
常識で考えればどうやったって助かりはしない。

「はっ……はっ……」

そんな常識は知った事かとばかりに、煉獄は立つ。
開けた上半身も、悪一文字が記された上着も真っ赤に染まっている。
辛うじて両断される事だけは防いだ胴体は、僅かに皮数枚で繋がっているに過ぎない。
ただ立っているだけでも尋常では無い負担が圧し掛かる。
それでも刀だけは決して落とすまいと、強く握り締めた。
左之助の超人的な体力と、煉獄自身の気力。
その二つのみで、自身の命を繋ぎ止めている。

「マジかよテメェ…」

流石の絵美里も、この時ばかりは異様な高さのテンションは鳴りを潜め絶句した。
自分とここまで渡り合ったのは、生前にお見合いをしたピエロメイクの殺人鬼くらいだ。
あの男とて、こんな重症では立ち上がれないだろうに。
だが殺人鬼ならではの観察眼で、煉獄の状態を把握する。
まだ息はある。しかしそれだけだ。
あれでは満足に刀を振るう事だってできやしない。
結局は無駄な足掻きでしかない。

「いい加減に、くたばれよぉぉぉーっ!」

体を斬っても生きてるなら、頭を斬ればいい。
死にかけの分際で自分を睨むその気に入らない顔を、ミンチのようにしてやろうとチェンソーを振るう。
煉獄に避けるだけの力はもう残されていない。
刀で防御しようと、さっきとは反対に今度は無限刃が砕け散るのはほぼ確実だ。
何をどうしたって無意味。最早煉獄に打つ手は無し。
今度こそ自分の勝利と、ここまで梃子摺らされた男の死を確信した。

「死ねやクソハチマキがぁぁぁーっ!!」





「ペルソナッ!!」
――STEAM BREAK!COBRA!

唐突に絵美里の動きが鈍る。
血を補給し絶好調だったはずの肉体が、何故また不調を引き起こしたのか。
疑問に思う間もなく、絵美里の体は吹き飛ばされる。
哀れな獲物を喰わんとする巨大な蛇。そう錯覚してしまいそうな形のエネルギー弾が直撃したからだ。
アスファルトを転がりながらも、痛みを押し殺しどうにか立ち上がる。
散々煉獄相手にしたように両腕で防御を取っていたら良かったのだろうが、モロに食らってしまった。
不意打ちをして来た奴がいる。そう認識すると怒りで歯を打ち鳴らす。
どこの誰がふざけた真似をしたのかと顔を上げると、目に映ったのは二人、いや三人の乱入者。
帽子を被った青年、青年に付き従うかのように佇む長大なシルクハットの怪人、赤い鎧のようなものを纏った者。
ここに来ての新たな獲物の参戦に、チェンソーが一際大きく唸りを上げた。


◆◆◆


近くで恐らく戦闘が起きている。
そうエボルトに告げられた時点で、自分の答えは決まっていた。

「一応言っておいてやるが、もし殺し合いに乗った奴と遭遇してもマトモに戦り合って勝てるなんて思わないこった」

反論はできない。
アーマージャックとの戦いで受けた傷は癒えておらず、疲労も無視できないくらいに残っている。
だからここでの正しい選択は、ルブランから出ずに体力の回復に努めること。
外で何かのトラブルに陥っている人達には悪いけど、今は自分の身を優先する。
多分エボルトもそうするのが一番だと言いたいのだろう。

だけど、

→【助けに行きたい】
【やっぱり寝よう】
【食後のデザートがまだだった】

今戦っているだろう参加者がどんな人なのかは知らない。
けどここで見捨てるような真似だけは絶対にしたくなかった。
それをするのは、ペルソナ使いになった時の決意を、前科持ちになった原因であるあの時の事件で女性を助けようとした自分自身を、
否定する事に繋がってしまうと感じた。
万全の状態とは言えないし、ペルソナチェンジも使えない。
翔太郎さんの体でまた無茶をしてしまうかもしれない。
それでもじっとしてはいられなかった。

「そうかい。ま、お前ならそう言うんじゃないかとは思ってたがな」

呆れるようなエボルトの言葉。
自分程の傷は負っていないが、アーマージャックと戦った時の疲労は抜け切っていないはず。
ならば自分の我儘に付き合わせるのも気が引けるので、彼にはここで待っていてもらった方が良いかもしれない。
まだ完全には信用できないが、自分のせいで危険な目には遭って欲しくないのだから。

「おいおい、そうツレないこと言うなよ。お前一人を向かわせて死なれちゃ俺もちょいと目覚めが悪いんでね。
 折角だし付き合ってやるさ。なぁ、相棒?」

馴れ馴れしく自分の肩に手を置き、そう告げて来た。
一体全体いつ相棒になったのかは謎である。
あとできればあんまり顔や体を近づけないでくれると助かる。
中身は男だが、体は立派な女性。
顔は間違いなく美人だし、ゆったりした服の上からでも分かるくらいにスタイルも抜群だ。
精神が男だと分かっていても、思春期の高校生には刺激が強い。

「さて、と。そんじゃあさっさと行くか。だが俺もお前も万全とは言い難い。そんな状態でアーマージャックみたいな奴と戦っても勝ち目は薄い。
 無理だと分かったらすぐに退かせてもらうぜ。お前がどんだけ渋ってもな」

釘を刺すような言葉に頷く。
殺し合いに乗った者を放置するのは正直気が引ける。
しかし無茶をした所で今のままでは分が悪いのは理解している。
優先すべきは殺し合いに乗っていない人を助けること。
自分でもエボルトの言葉をすんなり受け止められているのに、ほんの少しだけ驚く。
これもまた、怪盗団のリーダーとしての経験が実を結んでいるという事になるのだろうか。

「素直に聞き入れてくれて何よりだよ。無駄な言い争いは俺も避けたいんでね」

そう言ってエボルトは懐から銃を取り出した。
スロットらしき箇所にコブラの装飾がされたボトルをはめ込む。
「蒸血」。そう言って引き金を引くと、あっという間に姿が変わった。
アーマージャックと戦った時と同じ、赤い装甲を纏っている。
認知の世界に行くと怪盗服に変わる自分達とは違う、正に「変身」といった感じだ。
双葉が見たらハイテンションで「変身ヒーローキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」と興奮するだろう。
ヒーローという柄では無いと思うけど。
この姿はエボルトが『仕事』をする際のものらしく、奇妙な銃も彼のいた地球で、ある科学者が開発した物だと説明を受けた。

『ンッ、ンンッ!やっぱりこっちの声の方がしっくり来るな』

首元にあるパイプを操作するような仕草をしたかと思えば、いきなりエボルトの声が変わった。
女の人の声から、渋みのある壮年男性のような声だ。
ポカンと間の抜けたような顔の自分へ説明してくれたが、首元のパイプには変声機能が搭載されており、その動作チェックをしたとのこと。
『良い声してるだろぉ?』と何故か自慢気に言ってきたが、ノーコメントとしておく。
ただ不思議と今の声の方がエボルトにはピッタリな気がした。
彼の放つ飄々とした、それでいて真意の見えない不気味な雰囲気には合っていると思う。
本人にそう伝える気は無いが。

全身が真っ赤な姿を見ていると、何となく杏を思い出す。
あっちも全身真っ赤な怪盗服を纏い、シャドウを華麗にしばき倒していた。
とはいえ同じなのは色だけであり、ボディスーツのような杏の怪盗服と違い、エボルトの姿は中の性別が分からないような装甲服。全くの別物だ。
けどエボルトが現在入っている体の持ち主、アイドルをしているという女性なら、杏の怪盗服も着こなせるんじゃないだろうか。
ボディーラインがピッチリと浮き上がるあの怪盗服を着た姿を思い浮かべ、そんな妄想している場合ではないと即座に頭から追い出す。

とにかく準備は整った。
これ以上誰も犠牲者を出さない為に、エボルトと共に夜の街を駆けた。


◆◆◆


――ICE STEAM!

バルブを回し、スチームブレードを地面に突き立てる。

不意打ちによる射撃では絵美里にダメージこそ与えたものの、倒すには至らなかった。
威勢よく駆け付けたが蓮もエボルトものんびり戦っている余裕は無い。
だから一気に押し切る。

アルセーヌが放ったスクンダにより絵美里の回避能力は削られている。
効果が切れる前に勝負を決める必要があった。
スチームブレードから発生した冷気が地面を伝わり、チェンソーの悪魔の足元へ到達。
人間の面影を残す下半身を凍らせ動きを封じた。

「冷てっ!?」

痛いくらいに冷えた両足に悲鳴が出る。
この凍結も長続きはしない。ましてチェンソーの悪魔ならば強引に氷の拘束を脱け出せる。
そんな隙をくれてやる気は毛頭ない。
スチームブレードとトランスチームガンをライフルモードへ組み替える。
照準を合わせ、蓮もまたアルセーヌのスキルを放った。

「奪え!」
――COBRA!STEAM SHOT!COBRA!

スラッシュとエネルギー弾が絵美里を仕留めんと襲い来る。
だが絵美里は攻撃が放たれるより先に行動を起こしていた。
氷を脱け出すのは間に合わない。
そう判断すると、両腕を地面に勢い良く突き刺した。
チェンソーの悪魔怪力を以てして、まるでアイスクリームを掬うような感覚でアスファルトの地面を掬い上げた。
即席の盾に阻まれ、絵美里への攻撃は通らない。
コンクリート片が飛び散る最中に拘束を脱し、絵美里は近くの街頭へと飛び上がった。

(クソがぁぁぁーっ!苛つくぜぇぇぇーっ!)

肝心な所でとんだ邪魔が入った。
全員ぶち殺してやりたいが、このまま暴れるのは得策でないとは絵美里も分かっている。
煉獄に斬られた際の傷は塞がったとはいえ、疲労までは消えていない。
新たに参戦した奴らの力は未知数。
ひょっとしたらとんでもない隠し玉を持っている事も有り得る。
全参加者、そして最終的にはボンドルド達をも殺す方針なのに、こんな序盤で脱落するのは御免だ。
街灯を思い切り蹴り飛ばし、撃ち落とそうとしてきた蓮達を妨害する。
そして彼らに背を向けた。

「っ、待て!」
「うるせぇボケェェェーッ!そこの死に掛け野郎でも見とけやぁぁぁーっ!」」

チェーンをビルの屋上の柵に引っ掛ける。
蓮達は絵美里の言葉で煉獄に気を取られ足が止まっている。
チェーンを巻き上げビルの屋上へ到達すると、今度は別の屋上の柵へ引っ掛けた。
そうやって移動し続け、絵美里は戦場を後にした。

(覚えとけよテメェらぁぁぁーっ!次に会ったら全員三枚おろしにしてやるぜぇぇぇーっ!)


【D-6とD-7の境目付近 ビルの屋上/黎明】

【絵美理@エッチな夏休み(高橋邦子)】
[身体]:デンジ@チェンソーマン
[状態]:ダメージ(中)、疲労(大)、チェンソーの悪魔に変身中
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、輸血パック×4@現実、ランダム支給品0〜1
[思考・状況]
基本方針:皆殺しだぁぁぁぁぁーっ!
1:今は一旦退くぜぇぇぇぇーっ!
[備考]
  • 死亡後から参戦です。
  • 心臓のポチタの意識は封印されており、体の使用者に干渉することはできません。
  • 女性の手首@ジョジョの奇妙な冒険を食べました。

○○○


意識が薄れていく。
あれ程体中に走っていた激痛も、今では感じられ無くなっている。
自分の体が浮いているかのような、奇妙な解放感。
この感覚は覚えがある。
上弦の参との戦いの後に感じたものと同じ。死が迫っているというやつだろう。
よもや人生で二度も死を経験する事になるとは思いもしなかった。

無念だと思う。
殺し合いを阻止できず、ボンドルド達に己の刃が届くことは無かった。
相楽左之助の肉体を巻き添えで傷つけてしまい、無事返す事もできない。ただただ申し訳なさが募る。
この地にいる鬼殺隊の仲間と再び顔を合わす事も、元居た場所で家族や、痣の少年ともう一度言葉を交わす事も叶わない。
そして鬼舞辻無惨。
決して生かしては置けない宿敵を放置したままこの世を去る。
何と悔しいことか。

「煉獄のお兄さん!」

それに何より、この少年を置いて行くのは心残りでならない。

「男同士のお約束は破ったらいけないんだゾ…!!こらーっ!寝るなーっ!」

ああ、それを言われてしまうと謝る他無い。
一緒に彼の家族を探して、あの美味い肉を食べさせてやれなくてすまない。
共に悪と戦い、肩を並べて勝利の喜びを分かち合うのは不可能になった。
本当に残念だ。
力強さを感じさせる瞳からは大粒の涙が零れていた。拭ってやりたいが、もう指一本動かせない様だ。
ふと彼の後ろに立つ二人の人物に気付く。
名前も知らない者達だが、こうして助けてくれたのならばこの先きっと彼の力になってくれるはず。

もう自分に残された時間はほんの僅か。
本当ならば言いたい事、伝えたい事が沢山ある。
だけど全てを伝えるのはできそうもない。
だからせめて、これだけは伝えたい。

「しんのすけ…強く……胸を張って……強く生きろ……君の勇気は……きっと……」

何かを変えるだけの力がある。
そう言葉を続けようとしたが、もうこれ以上は声も出ず。
眠るように瞼が閉じられた。


○○○


男が泣いている。
ハチマキをした男の人に縋りついて大泣きしている。
その光景を見て思う。
どうして自分は助けられなかったんだと。

これ以上は誰も死なせたくない。
そう決意しておきながらこの様だ。
自分達が到着した時には、既にこの人は生きているのが不思議なくらいの大怪我を負っていた。
それに対して自分は何もできなかった。
ペルソナチェンジが使えたならば、回復スキルを持つペルソナならば彼を助けられたかもしれない。
或いは仲間のペルソナなら何とかなった可能性もある。
しかし自分が使えるペルソナはアルセーヌのみ。
敵を攻撃し、敏捷性を削ぎ、耐久力を落とすことはできても、傷を治すことはできない。

アーマージャックに殺された女の人も、目の前で力尽きた男の人も、
そもそも最初に見せしめのように殺された人だって助けられなかった。
ペルソナ、弱い自分に、理不尽な世界に反逆する力。
それを手にしておきながらこれか。

自分の無力さがどうしようもなく許せなくて、殴りつけてやりたいくらいだった。


○○○


(間に合わなかったか。ま、死んじまったもんは仕方ねぇ)

自分達は間に合わなかった。
それに関してエボルトが特別思うことは無い。
戦力になりそうな参加者を一人失ったのは残念と言えば残念だが、そう後を引く程の事でもない。
どうせ探せば変わりは幾らでも見つけられる。
尤も失ったのが戦兎だったなら、流石に頭を抱えただろうが。

(とりあえず収穫はあったか)

介入して得られたものは主に三つ。

まず一つは煉獄の支給品。
彼が使っていたであろう刀はともかく、他にも役立ちそうな支給品がデイパックに眠っているかもしれない。
出来ればフルボトルの一つでも入っていて欲しいものだ。

二つ目。煉獄の首輪。
戦兎に渡す為の首輪は既に入手しているが、多く持っていて困る物ではない。
仮に一つ目の首輪の解析に失敗したとしてももう一つあれば問題は無いのだし、
それ以外にも武器や交渉の材料として使い道はある。
しかし累の母と違い、煉獄の首輪を手に入れるにはこちらで首を斬らなければならない。
蓮や、今も縋り付いている男の反感を買うかもしれない。
全く人間は面倒な生き物だよと、内心で呆れる。

三つ目。煉獄に縋りついて大泣きしている男。
この男に関しては不確定要素が多い。
一体どれ程の力があるのか。力があるとして強さはどれくらいか。
というか体が持つ力をどこまで引き出せる?
精神は誰が入っているのか。男?それとも女?
口調からして戦兎ではないだろう。どことなく子どもっぽい気がする。

地球で暮らして10年が経過したが、その間子どもは中々厄介な存在だと知った。
こちらの言う事を素直に聞いているかと思えば、突拍子も無い行動に出る事もある。
御するのは容易いと高を括ると、後々苦労する。そういう生き物だ。
石動惣一に代わって美空を育ててやった中で学んだ事の一つ。
もしオレンジの胴着姿の男の中身が子どもだとしたら、さて自分はどう声を掛けてやるべきか。
この男が使い物になるかならないかは、ここからの対応次第である。

(何にせよだ、俺の為に精々役立ってくれよ?)

悲しみと無力感に暮れる少年達を尻目に、仮面の下で蛇は邪悪に笑っていた。



【煉獄杏寿郎@鬼滅の刃(身体:相楽左之助@るろうに剣心) 死亡】


【D-6 街/黎明】

【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】
[身体]:孫悟空@ドラゴンボール
[状態]:体力消耗(中)、貧血気味、右手に腫れ、深い悲しみ
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、水水肉@ONE PIECE、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]
基本行動方針:悪者をやっつける
1:煉獄のお兄さん…
2:困っている人がいたらおたすけしたい
3:シロを探す
[備考]
※殺し合いについて理解していません
※身体に慣れていないため力は普通の一般人ぐらいしか出せません、慣れれば技が出せるかもです(もし出せるとしたら威力は物を破壊できるぐらい、そして消耗が激しいです)
※自分が孫悟空の身体に慣れてきていることにまだ気づいていません。コンクリートを破壊できる程度には慣れました。が、その分痛みも跳ね返るようです。
※名簿を確認しました

【エボルト@仮面ライダービルド】
[身体]:桑山千雪@アイドルマスター シャイニーカラーズ
[状態]:ブラッドスタークに変身中、ダメージ(小)、疲労(大)
[装備]:トランスチームガン@仮面ライダービルド、コブラロストフルボトル@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜1、累の母の首輪
[思考・状況]
基本方針:主催者の持つ力を奪い、完全復活を果たす
1:胴着の男(しんのすけ)に対処。どうしようかねぇ…
2:首輪を外す為に戦兎を探す。会えたら首輪を渡してやる
3:有益な情報を持つ参加者と接触する。戦力になる者は引き入れたい
4:自身の状態に疑問
5:アーマージャックを警戒。できればどこかで野垂れ死んで欲しい
6:今の所殺し合いに乗る気は無いが、他に手段が無いなら優勝狙いに切り替える
[備考]
※参戦時期は33話以前のどこか。
※他者の顔を変える、エネルギー波の放射などの能力は使えますが、他者への憑依は不可能となっています。
またブラッドスタークに変身できるだけのハザードレベルはありますが、エボルドライバーを使っての変身はできません。
※自身の状態を、精神だけを千雪の身体に移されたのではなく、千雪の身体にブラッド族の能力で憑依させられたまま固定されていると考えています。
また理由については主催者のミスか、何か目的があってのものと推測しています。
エボルトの考えが正しいか否かは後続の書き手にお任せします。
※ブラッドスタークの変声機能(若しくは自前の能力)により声を変えています。(CV芝崎典子→CV金尾哲夫)。
※参加者がそれぞれ並行世界から参加していると気付きました。

【雨宮蓮@ペルソナ5】
[身体]:左翔太郎@仮面ライダーW
[状態]:ダメージ(大)、疲労(大)、SP消費(小)、無力感
[装備]:煙幕@ペルソナ5
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜2、T2ジョーカーメモリ@仮面ライダーW
[思考・状況]基本方針:主催を打倒し、この催しを終わらせる。
1:また助けられなかった……
2:まずは仲間を集めたい。
3:とりあえずエボルトと行動。信用して良いのか…?
4:元の体の持ち主に対して少し申し訳なさを感じている。元の体に戻れたら無茶をした事を謝りたい。
5:アーマージャックは必ず止める。逃げた怪物(絵美里)も警戒。
[備考]
参戦時期については少なくとも心の怪盗団を結成し、既に何人か改心させた後です。フタバパレスまでは攻略済み。
支給品は確認済みで、少なくとも武器や銃火器は入っていません。
スキルカード@ペルソナ5を使用した事で、アルセーヌがラクンダを習得しました。
参加者がそれぞれ並行世界から参加していると気付きました。

※煉獄の死体の傍に無限刃@るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-、デイパック(基本支給品、ランダム支給品0〜2(刀剣類はなし))が落ちています。


◆◆◆


走る、走る、走る。
脇目も振らずにグレーテは走る。
自分以外の参加者から、剣を持った男と素手で岩を砕いた男から、異形の頭と腕を持つ化け物から。
差し伸べられた手を自ら拒絶したという現実からも、逃げ続ける。
死ぬのは恐い。恐くてたまらない。
バトルロワイアルに参加した瞬間から抱き続けるその感情は、今でも変わらない。

ただ一つだけ、最初の時とは違うものがある。
それは――

(さっき飲んだの、凄く美味しかった)


【D-6 街と草原の境目(西側)/黎明】

【グレーテ・ザムザ@変身】
[身体]:スカラベキング@ドラゴンクエストシリーズ
[状態]:恐慌、体力減少、頭部に切り傷
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]基本方針:絶望、過剰な怯え
1:この場から離れる
2:喉の渇きが消えた…何だか良い気分…
[備考]
しっぽ爆弾は体力を減少させます。切り離した腹部は数時間ほどで再度生えてきます。
デイパックの破れた傷が広がっています。このまま移動し続ければ他にも中身を落とすかもしれません。
血の味を覚えました。

【水水肉@ONE PIECE】
ウォーターセブンの美しい水に漬けた名物料理。
とろけるような柔らかさが自慢。

【煙幕@ペルソナ5】
怪盗団の潜入道具の一つ。
敵の追尾から逃れ、一時的に見つからなくなる。

【女性の手首@ジョジョの奇妙な冒険】
吉良吉影が恋人として持ち歩いていた手首。パン屋「サンジェルメン」の紙袋に入っている。
これを重ちーに間違って持って行かれたのを切っ掛けに、吉良の平穏な暮らしは崩壊を始めた。

【ダヅールの種@To LOVEる】
「ダークネス」で登場した宇宙植物。
地面に叩きつけると衝撃で急速に発芽して、相手の身体に絡みついて動きを止める。
原作での被害者はティアーユとお静の二名。


27:Winding Road 投下順に読む 29:両頭の蛇
時系列順に読む
10:燃える決意 煉獄杏寿郎 GAME OVER
野原しんのすけ 34:エボルトのパーフェクトえいゆう教室
11:それぞれのジャスティス エボルト
雨宮蓮
その考え!人格が悪魔に支配されている! 絵美里 41:妹が書いた痛いSS『エロネード』
19:Bad Communication グレーテ・ザムザ 57:前兆
「燃え上がるこの想いの果て―Burning My Soul―」をウィキ内検索
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 ・【51~100】
 ・【101~150】
 ・【151~200】
  • 時系列順
 ・【第一回放送までのSS】
 ・【第二回放送までのSS】
 ・【第三回放送までのSS】
 ・【第四回放送までのSS】
  • 追跡表
  • 書き手紹介

登場話

  • 【登場話候補作】
  • 【登場話候補作】(採用)

番外編

  • 没SSまとめ

資料

  • ルール
  • 地図
  • 現在位置
 ・定期放送時の参加者現在地図(身体)
  • 参加者名簿
 ・参加者名簿(組み合わせ)
 ・参加者名簿(参加者向け)
 ・参加者名簿(ネタバレ)
  • 死亡者情報
 ・第一回放送までの死亡者
 ・第二回放送までの死亡者
 ・第三回放送までの死亡者
 ・第四回放送までの死亡者
  • 死亡者名鑑
  • 支給品情報
 ・支給品一覧
 ・支給品解説
 ・支給品経過
  • タイトル元ネタ
 ・タイトル元ネタ【0~50】
 ・タイトル元ネタ【51~100】
 ・タイトル元ネタ【101~150】
 ・タイトル元ネタ(候補作)


関連リンク

  • 俺ロワ・トキワ荘:http://jbbs.shitaraba.net/otaku/12648/
  • 本スレ①:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1615384066/
  • 本スレ②:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1633849195/l30
  • 本スレ③:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1664632643/l30
  • 本スレ④:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1706338338/l30
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