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  • チェンジ・ロワイアル@ ウィキ
  • LOST COLORS -桃源郷エイリアン-

チェンジ・ロワイアル@ ウィキ

LOST COLORS -桃源郷エイリアン-

最終更新:2024年06月19日 23:45

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
一つの争いが終わればまた新しい争いが始まる。
一人が死ねば二人目の死者が必ず現れる。
なれど、再び争いが起こるまでには一時の静寂が訪れる。
それは奇妙な運命に導かれた、あるスタンド使いが始めた殺し合いでも同じ。

今宵語られるは次の舞台が整うまでの繋ぎ。
或いは、決して断ち切ることのできない因縁の物語。


◆


幸運と言って良いのだろう。
魔法のじゅうたんで戦場を去ってから、これといったトラブルにはぶつからなかった。
道中またしても面倒な輩に目を付けられる事態も考えていたが、嬉しいことに取り越し苦労で済んだ。
神様もお情けくらいは掛けてくれるらしい。
皮肉気な笑みを隠さずに独り言ち、エボルトは地面へ降りる。
目的地であるフリーザの宇宙船まではまだ遠い。
近くに設置された聖都大学附属病院は禁止エリア内で、立ち寄るのは不可能。
にも関わらず移動を中断したのは、ここまで自分達を運んだ道具が原因。

「こりゃ無理か」

橋を渡って草原を進み、いざ山を経由の段階まで来たは良い。
問題は魔法のじゅうたんではこれ以上進めないこと。
飛行する際の高度が低いせいで、木々が聳え立つエリアを追い越して移動が出来ない。
速度が出せる為平地での移動にこそ役立てるものの、欠点が無いわけでもなかった。
下手に低空飛行で突っ切って木に引っ掛かり破けてしまい、使える道具を一つ失いたいとも思わない。
よって、ここからは徒歩で行くしかないだろう。

「ったく、アイドルに肉体労働させるなんざ気が利かねぇな」

愚痴を零しつつトランスチームガンを取り出す。
ボトルをセットし、手早くブラッドスタークに変身完了。
すぐ傍で電子音声と火花が散っても起きない相棒を担ぎ、山中へと足を踏み入れる。
変身後の身体能力なら蓮を運んでの移動も、生身よりは体力を使わずに済む。
ブラッドスタークの機能があれば敵襲にも即座に対処可能。
変身しない理由を探す方が大変だ。

舗装なんてされてない山道を駆ける。
オリンピック選手など目でない速度を出していながら、足音は一切聞こえない。
ブラッドスタークには直線戦闘のみならず、暗殺にも向いた機能が複数搭載されている。
音を立てず、標的の背後へ一気に接近可能なバトルシューズもその一つ。
高機能なセンサーを持つ仮面ライダーならまだしも、生身の人間相手なら存在を気取らせないくらい容易い。

木々の間から時折こちらを覗き見る星々には一切関心を抱かず、黙々と進む。
やがて進行方向に変化が訪れた。
代り映えのしない緑の檻の中にポツンと建つ、木造の一軒家。
どこをどう見ても自然に作られるものではない。

(確か……ああ、竈門家だったか?)

地図に載っていた施設の中に、そんな名前があったのを思い出す。
ジューダス達が戦った痣の少年が同じ姓なのは放送で知った。
ということはここは竈門炭治郎の住まいか。
我が家まで巻き込まれてご愁傷さまと、欠片も同情の籠っていない謝罪を口にし近付く。
動体反応は検知されない。
赤外線センサーを起動し調べても、確認出来たのは無人の空間のみ。
問題無いと分かり、遠慮なく上がり込む。

『戸の開け方も知らない奴が来たのかねぇ…』

破壊された入り口を見やり眉を顰める。
余程切羽詰まって、戸を開ける時間も惜しいとばかりに突っ込んだのか。
誰がやったにしろ何とも野蛮だ。
続けて目に飛び込んだのは、物言わぬ何者かの頭部。
生前の顔はおろか、性別すらも判別不能の惨い有様だ。
大方首輪を手に入れてから泣き別れした頭を放置、そんなところだろうと興味無く結論付ける。
残しておきたいとも思わないので、家の裏の方へ乱雑に放り投げ掃除終了。
まさか街で別れた魔術師の体とは思わず奥へと移動。
やはり人どころか虫の一匹も見当たらない。
担いだ相棒を畳の上に寝かせ、変身を解き一息つく。

「ま、ちょいと休憩しても罰は当たらないだろ」

ダグバとの戦闘後は殺し合いに乗った参加者との接触を避けるのもあって、すぐにあの場を離れた。
魔法のじゅうたんとブラッドスタークでの移動で大分距離を離し、多少は体力回復の時間に充てられる。
戦兎やしんのすけに会うのが遅れるのは避けられない。
しかし流石に自分も蓮も消耗が激しい。
気を抜いた途端に体の節々が痛みを訴え、休ませろと脳へ要求を突き付ける。
ディケイドを始め敵対する参加者との交戦を考えると、コンディションに気を遣うのは間違っていない。
加えて10年かけて慣らした石動でないばかりか、ネビュラガスすら注入されていない体にブラッド族のエネルギーはやはり劇薬だ。
今の状態でダグバの時と同じ強化を行えば、ほぼ確実に肉体が限界を迎え死ぬ。
本当に、何故この体を自分に宛がったのかという疑問は今更だ。
いずれ来るだろう新たな闘争に備え、可能な限り疲労は抜いておきたい。

腰を下ろしだらしなく姿勢を崩す。
相棒は寝たきり、体の持ち主もダグバの一件で相当憔悴してるのか咎める様子はない。
壁にもたれかかりぼんやり室内を眺める。
電気製品の類は一切置かれておらず、明かりと言ったら少し開けた障子戸から入り込む月の光くらい。
古き良きとは言っても古過ぎやしないだろうか。
少しの間休めれば良いので贅沢を言う気は無いが、施設を設置するにしても現代らしい民家では駄目だったのかと思わなくもない。

デイパックを開けコンビニ弁当を取り出す。
失われた体力を取り戻すにはとにかく体を休ませ、食べるしかない。
デミグラスソースがたっぷりかけられたオムライスを口に運ぶ。
疲れ過ぎていると逆に食欲も湧かないのか、咀嚼が酷く億劫だ。
食わねばと分かっていても、スプーンを持つ手が止まりそうになる。
水で無理やり流し込み何とか完食。
ルブランのカレーに比べれば決して良いとは言えない食事を終え、ぼんやり天井を見上げること十数分。
ふと思い出したようにもう一度デイパックに手を伸ばした。

「……」

指に引っ掛けた参加者共通の拘束具(アクセサリー)を眺める。
アルフォンスによると、錬金術で解除を試みたが失敗したらしい。
何でも錬金術そのものは発動したが、首輪への錬成は無効化された。

「どっちなんだろうな」

首輪自体に錬金術を無効化する仕掛けが組み込まれているのか。
アルフォンスが気付いていないだけで、錬金術を扱う精神に細工されたのか。
それとも、別のカラクリがあるのか。

錬金術の仕組みについて詳しく聞いておけば、考えの幅を広げられたかもしれない。
残念ながら知識を持つ少年は行方知れずで、もし発見できても話を聞ける状態かは不明。
蓮が知ったらすぐにでも探しに行きたがるだろう。
とはいえしんのすけとの合流の件を持ち出せば、話も聞かずに飛び出すなんてことにはなるまい。

首輪を置き、残りの二つも取り出して並べる。
累の母、アーマージャック、ダグバ。
サイズに多少の違いこそあれど、三つとも赤いカバーで覆われた同じ見た目。
真ん中の首輪を手に取り指で軽く叩く。
コツコツという音が静まり返った部屋の中で、やけに大きく聞こえた。
当たり前だがこの程度の衝撃で爆発したりはしない。
より強い力が外部から加われば、肉体の生命力に関係無く死に至る。
本来は首が吹き飛ぶ程度では死なない存在だろうと、一切の例外なく。

(あいつらはどうだったんだ?)

しんのすけの愛犬であり、家族であった参加者。
シロは犬飼ミチルの体を与えられたが、紆余曲折あって鬼に変貌した。
鬼に変えた張本人、耀哉の説明から察するに鬼は太陽の光以外で殺せない。
実際、撃たれた箇所や斬り落とした下顎が短時間で元通りとなったのは見た。
恐らく、爆発で頭と胴体が泣き別れしても死には至らない。
本来ならそうでも、殺し合いでは鬼の生命力とて弱体化を余儀なくされている。

耀哉のように最初から鬼の肉体を与えられたならともかく、シロは後天的に鬼になった参加者だ。
まさか参加者が気付かぬ内に、シロの首輪に鬼の生命力を無効化する仕掛けを施した訳ではあるまい。
となれば耀哉に与えられた肉体、無惨の持つ能力を制限された影響か。

「まぁ、解体(バラ)してみればその辺も分かるだろ。そっちは天才物理学者様を頼りにしますかね」

何が正解にしても、さっさと首輪を外したいのは変わらない。
必要なのはアルフォンスが言っていた通り、錬金術に頼らない昔ながらの方法。
工具を使った分解で何とかするしか無く、エボルトの知る限り可能な知識と技術の持ち主は戦兎だけ。
早急に会いたいところだが今どこにいるのやら。
欠伸を一つ漏らしながら首輪を仕舞い、指先が別の物に触れる。

純白の外装と、血よりも尚赤いコア。
人類滅亡に執念を燃やした人工知能同様、悪意を糧とする鎧。
アークドライバーワンは若き社長から所有者を次々変えて、現在はエボルトの手に渡った。
蓮達との共闘や敵の消耗具合が影響したとはいえ、エボルドライバーも無しによく勝てたものだと自分でも思う。
自分も向こうも争いとは一生縁の無いアイドルの体、条件は同じでも変身するシステムの性能の差や、踏んで来た場数が勝敗を分ける。
トランスチームシステム同士なら勝てると自惚れた道楽息子を思い出し、形だけの嘲笑が浮かぶ。

天秤をこちらの勝利に傾かせた理由の一つとして、ダグバが大きな隙を晒したのも大きい。
街での戦闘時、ゲンガーが死ぬ原因となった砲撃。
強く警戒し然るべき大火力が放たれるまさにその直前、呆けたように動きを止めたのだ。
油断を誘う為の演技なのかと考えたくらいには、酷く無防備。
生きるか死ぬかの戦闘中、そんな真似に出ればどうなるか分からない筈も無いだろうに。
殺し合いを楽しむにしたって、今考えても少々不自然に感じる。
同時に今更ながらダグバの様子へどこか既視感を覚え、ややあって思い出す。

アーマージャックを殺した時の自分だ。

(ってことは…ある意味真乃ってお嬢ちゃんのファインプレーになるのかねぇ?)

あの時ダグバは気付いたのだろう。
体の持ち主の意識が復活していることを。
二回目の定時放送の内容から考えるに、真乃の意識が復活したのはそれよりも前。
ダグバは全く気付かず、好き勝手殺し合いを楽しんだ。
但し永遠に知らないままとはいかなかったようで、ダグバからすれば最悪の、エボルトには実に最高のタイミングで真乃の存在を認識。
結果的に真乃はダグバ撃破に大きく貢献したと言って良い。

本当に真乃の意識が復活していたのかどうか、今となっては確かめようがない。
わざわざ調べたいとも思わず、ダグバが死んだ以上然程興味も引かれない。
千雪に話したところで、更に精神へ負担を掛けるだけでメリットはゼロ。
あえて怒りを引き出し成長を促す元の計画での常套手段も、ハザードレベルと無関係の肉体でやっても完全に無意味。
どちらにせよ、彼女達にとっては悲劇と言う他ないだろう。

首輪と入れ替わりに白と赤、手に入れた二つのベルトを取り出し見比べる。
エボルドライバーを元に開発された地球産のライダーシステムではない、エボルトの知らない技術。
開発者やそれぞれのエネルギー源に興味はあれど、説明書にそういった記載は見当たらなかった。
ブラッドスタークへ変身可能な為、進んでこれらを使う気は今の所無し。
ただ放置して拾われ余計な戦力強化をされるよりは、こうして自分の元に確保した方がマシだ。
戦兎が装備に困窮しているようであれば、白い弓兵への変身ツールをくれてやっても良い。

(問題はこっちか)

もう一つの機械、アークドライバーワンを眺める目はどこか険しい。
本来の力を取り戻した仮面ライダーエボル程ではないと自負するも、強力なことには違いない。
少なくとも殺し合いで見たライダーの中では現状トップクラス。
公平さを期す為か時間制限こそ設けられているが、これ程の装備を入手出来た収穫は大きい。
だが強大な力というやつにはいつだって、何かしらのデメリットが付きもの。
闘争心を高め好戦的な性格に変貌させるクローズチャージや、理性を失い制御不能の殺戮マシーンと化すハザードフォームなどがまさにそれ。
確実にそうだとは言えないが用心するに越したことはない、どうせならそこらの詳細も説明書に載せて欲しかった。
気が利かねえなとボヤきドライバーを仕舞う。

「う……」

視界の隅で青年が小さく身動ぎするが、瞼は閉じられたまま。
思い返せばアーマージャックに始まり自分と同じくほとんど連戦続き。
最初の放送を超える前は手頃な拠点を見付け、じっくり戦力や情報収集に動こうかと計画したのが今や懐かしく感じる。
戦闘に次ぐ戦闘で得たものと失くしたものがそれぞれある中、未だ残ったままの一つが相棒のペルソナ使い。
何だかんだ、殺し合いで最も付き合いの長い相手だ。
情は無くとも貴重な戦力、睡眠中の護衛くらいは引き受けてやる。

例えば、そう。

「……」

今竈門家に近付いて来た者の対処とか。

キーキーと鳴く蜘蛛が参加者の接近を知らせる。
蓮のデイパックから拝借したスパイダーショックを放っておいて正解だ。
休憩時間も許してくれない何者かに、空気を読めよと内心で文句を言う。

ともかく来てしまったなら仕方ない。
ギジメモリはまだ抜かず、スパイダーショックには蓮を守るよう命令。
望まぬ敵か、望んだ相手か。
気怠さを隠そうともせずに、ボトルを活性化し装填。
血濡れの装甲を纏い、もてなす準備は完了。

『全く…退屈しねぇな』


◆


嵐が過ぎ去った後は不気味なくらいに静かだ。
聖都大学附属病院、そう呼ばれていた施設は最早存在しない。
患者の傷を癒し、心に寄り添うドクター達の戦場である純白の城。
地図に記載された設置場所には瓦礫の山と、辛うじて残った立ち入り不可能な病棟。
禁止エリアの機能を待たず、聖都大学附属病院は完全に施設としての役目を終えた。

恐ろしい相手だったと、誰もが口を揃えるだろう。
永遠を支配した邪悪の化身とはまた違う、強大な敵。
多対一でありながら、常に不利を強いられたのは自分達だった。
ただ歩く、ただ腕を振る、ただ身動ぎをする。
たとえ攻撃の意思を宿さない動作一つでも、地上の命を複数纏めて刈り取ることが可能。
そのような存在が明確な敵意を以て殺しに来たなら、それはもう意思を持つ災害と同じ。
悪童に踏み潰される蟻の気持ちを嫌でも味合わされた。
幸運だったのは無駄に逃げ惑い足底の汚れになる虫と違い、抗う術が自分達にはあったこと。
死へ誘い、地の底へ引き摺り込むべく伸ばされた腕を払い除けた果てに生存を勝ち取った。
それでも先の戦いは間違いなく自分達の敗北。
仲間の死は覆せず、喪失の痛みは消し去れない。
なればこそ受け入れ次の戦いに備えることが最善の選択、そう理解しても簡単に割り切れないのが人間の性だ。

作業をする戦兎と杉元の間に会話は無い。
黙々と神楽の支給品を回収し、腰に巻かれたベルトを外す。
青い仮面ライダーに変身するアイテムの内、聖剣は持ち去られた。
変身不可能でも念の為デイパックの奥底へ仕舞う。

「ピカ……」

か細い鳴き声が膝の上から聞こえ、甜花はぎこちなく頭を撫でた。
外へ出されたサッポロビールの宣伝カー、その後部座席で一人と一匹は作業の様子を見守っている。
自分達でやるから待っててくれ、戦兎にそう言われた時すぐには頷けなかった。
荒事に慣れている戦兎達に任せるのが正しいのだろうけれど、でも何となくモヤモヤしたものを感じて。
手伝うと口に出すのも、向こうにはお見通しだったらしい。
大丈夫だから休んでてくれと言って、余計な心配をかけさせまいと見せた笑顔。
戦兎を信頼する切っ掛けとなった笑みとは違う、悲しみを隠す仮面。
そんな顔をされては何も言えず、黙って頷くしか出来なかった。

柔らかい掌に撫でられる最中も善逸の顔色は優れない。
普段だったらもっと違う反応を見せたろうけど、とてもじゃないがそんな気にはなれなかった。
人が死んだ。
鬼殺隊の仲間が死に、この地で出会った者が死んでいく。
放送で知らされ、或いは目の前で最期を見る度に突き付けられる。
結局自分は、今も昔も遅過ぎるのだと。
兄弟子が苛立ちの裏に隠した幸せの箱に空いた穴を、終ぞ埋められず。
ようやっと自分がアイツにしてやれたのは、全てが手遅れになってから。
頸を斬る以外に何一つやれる事は無かった。
殺し合いでも同じだ。
鳥束が死んだ、煉獄が死んだ、しのぶが死んだ、悲鳴嶼が死んだ、脹相が死んだ、神楽が死んだ。
彼らの死を変える為にやれる事が、たとえ人の体で無くとあっただろうに。
戦う力ならある、なのに動き出すのが遅過ぎる。
喪失と無力感という、決して慣れない痛みに俯く。

(恐い、な……)

二人の男が後始末をし、もう一匹は自分の膝の上。
言葉の交わされない空間に漂う息苦しさを感じて、口には出さず甜花は思う。
死ぬことが、誰かに殺されるということがこんなにも近くに感じる。
テレビの向こう側で凄惨なニュースが流れるのを見て、妹と一緒に恐いねと話す。
なんてことのない日常の一幕が、遥か遠くの幸福にさえ見えてしまう。
恐いのだ、人が死ぬというのは。
喜んで死ぬ人なんて誰もいなかった。
泣いたり、苦しんだり、正気を失ったり。
良い人も悪い人も、皆嬉しいとか楽しいとは真逆の顔で死んでいった。
自分はまだ生きている、だけど人が死ぬのを見るのはこんなにも恐い。
ついさっきまで生きて、自分と話をした人が死んでしまったのも恐い。
恐くて、でも同じくらい悲しい。
家族や283プロの皆よりも、ずっと短い時間しか一緒にいなかったのに。
もう二度と話せない、本当の体に戻ってお別れを言うのだって出来ない。
現実を直視すれば、怪我をしてないのに胸の奥が痛かった。

「向こうでやって来る」

バックルを外された死体を背負い、短く告げた杉元の言葉に疑問は抱かない。
何をするつもりかは分かる、自分達が見ている前で出来ない理由だって分からない筈がない。
思う所は勿論ある、しかし必要なことだとも理解している。
杉元の判断を責めはしない、たとえ反論してもそれはただの我儘だ。
故に一瞬浮かんだ感情的な言葉を握り潰し、本当に言うべきことを口にした。

「悪い…頼んだ」
「おう」

こちらを見ないままの短い返答。
物言わぬ女を運び、瓦礫の山のずっと奥へと足を運ぶ。
戦兎達からは見えない位置で死体を降ろす。
閉じた瞼は永遠に開かず、艶を失った口は何も語らない。
何百と目にした魂を失った器に、今更杉元が動揺を見せることは無い。
仲間が逝った。
言葉を交わし、共に飯を食い、肩を並べて戦った者の死。
とうに慣れた喪失が喉を降る。
家に帰りたがっていた者の死を見るのだって、日露戦争では珍しくもなかった。
殺し合いで失って、でもまだ残っているものが神楽にはあったのだ。
帰れる場所があったのに願いは叶わない、杉元が思う以上に無念だったろう。

「…悪いな」

しかし杉元が足を止め、戦いを投げ出す理由にはならない。
首輪の回収もそうだ。
禁止エリアに進んで入りたがる者がいるとは思えないし、死体を放置しても首輪を奪われる可能性はゼロに等しい。
だが確実にないと断言できず、DIOのような者の手に渡るくらいなら自分達の役に立てた方がずっと良い。

千切れ掛かった首を斬り落とすと、役目を果たした刀を鞘に納める。
突き殺し、斬り殺し、刺青人皮を剥ぐ。
人体を壊す感触は、アシリパと一緒にチタタプする時とはまるで違う。
彼女には一生経験して欲しくない、そんな感触だ。
首輪を拾い、死体にはシーツを被せてやる。
破壊されたベッドの残骸近くに落ちていたものだ、破けているが頭部を隠すくらいなら問題無い。
埋葬する時間も無いので、やれる事と言ったらこれくらい。
霊安室諸共瓦礫の下敷きと化した赤毛の少女の死体は、残念ながらもうどうにもならなかった。

来た道を戻って戦兎に首輪を渡す。
噛み締めるような表情で受け取る姿に、余計な言葉は何も言わない。
これでやる事は全部終わった。
禁止エリアにまだ留まる理由も無く、当初の予定通りナナ達との合流を目指す。
宣伝カーを発車させれば、病院があった場所は徐々に遠ざかる。
チラと背後を見やり、甜花の瞳には小さくなっていく戦場跡が映った。
5人でカップラーメンを食べた、ほんの少しの暖かい時間。
二度とやって来ない光景にぎゅっと唇を噛み、視線を前に戻す。
それっきり、誰も振り返りはしなかった。


◆◆◆


このまま宇宙船まで宣伝カーを飛ばす、といきたいがそうもいかない事情があった。
最短で宇宙船に行くにはD-2を経由し北東に走らせれば良いが、禁止エリアな為不可能。
となると、どうあっても草原を離れ山を移動しなければならない。
当然だが車が走れるよう舗装などされておらず、宣伝カーで行くには限界がある。
鬱蒼とした森に阻まれ、これ以上車で進むのが無理な事は全員の目にも明らか。
ここから先は徒歩で行くしかなかった。

「足元気を付けろよ」

注意を促し杉元が先導する。
極寒の北海道をアシリパと共に旅し、自然の脅威をもアイヌの知恵を借り生き延びて来た男だ。
日が落ちた山の中を歩くくらい訳も無い。
山中は視界が悪く、星や月の光も木々に遮られている。
言われた通り足元にも気を配りながら進んで行く。

「ピカ…?(あれ、今なんか…)」

暫く歩き、不意に足を止め訝し気に周囲を見回す。
気のせいだろうか、善逸の耳には自分達以外のナニカが動く音が聞こえた。
野生動物の類では無い。
この島にいるのは集められた参加者のみ、それ以外の生物は虫の一匹すら生息していない。
なら本当に気のせいか、それとも誰かが隠れていたのか。
善逸の様子に3人も異変を察知、緊張感が辺りに漂う。

「俺達に気付いて隠れたのか…?」

呟きへの答えを馬鹿正直に返す者はいない。
警戒を強め移動を再開、いざという時には直ぐにでも戦えるようベルトを装着しておく。
仲間が一人死んだばかりでも、お構いなしに次の戦闘が始まるのが殺し合いだ。

また暫く進んだ先で、一行の前に木々以外のものが姿を見せた。
木造建ての一軒家。
現代日本出身の戦兎や甜花にとっては、歴史資料館にでも行かなければまずお目に掛かれない古風な民家。
山中にポツンと建てられており、街に設置された家々とは違う参加者に縁のある施設。

「これは…悲鳴嶼と脹相が会ったっていう場所か?」
「ピカ、ピカピ…(じゃあ、ここが炭治郎と禰豆子ちゃん達の家…)」

山中にある竈門家で脹相と遭遇したと、病院での情報交換で悲鳴嶼は言っていた。
病院の北部に設置しており、場所も聞いた内容と間違っていない。
もし炭治郎の意識が本当に復活していたら、自分達の生まれ育った家まで利用されたのに何を感じたのだろうか。
友の心情を思えばやり切れず、無意識の内に苦い顔を作る。

「そうかぁ…ここで……」

何とも言えない顔で頷く杉元の脳裏に浮かぶのは、デイパックの奥深くに封印した鍋料理。
タイミング的にも恐らくこの家で、二人はラッコ鍋を食べたのだろう。
周囲を山に囲われた、どれだけ騒いでも聞き咎められない狭い空間で。
亡き仲間二人にあれこれ邪推するべきでないとは重々承知だが、ラッコ鍋の一件は杉元自身も経験があるだけに考えてしまう。
相撲か何かで発散できたのか、それとも一線を超えたのか。
気まずい態度の裏にはどんな過程があったのだろうか。
頭を振って邪な想像を追い出し、物言わぬ家に近付くと入り口が破壊されているのが確認できた。

「あいつらどんだけ激しく…い、いや何でもねえ!」
「さっきからどうした…?」

一人で勝手に慌てる杉元に、仲間は困惑するばかり。
微妙な空気が流れ出すのも束の間、有無を言わさず全員身を引き締めることになる。
出入り口の戸を失い、光が見えない黒一色の空間に蠢く者が見えた。

「っ…」

電光石火の動作で歩兵銃を構え、一点を睨み付ける杉元に隙は見当たらない。
いつ戦闘に発展しても問題無く動ける。
彼に倣いそれぞれ装備を取り出し、竈門家に潜む何者かの出方を待つ。
相手の姿が見えないのは、圧倒的な力を振りかざす敵と対峙した時とはまた別種の緊張感だ。
ロックシードをキツく握り震えを誤魔化す甜花の横で、善逸の全身には冷汗がダラダラと流れる。

「誰だ?」

短く、同時に十分な威圧感を籠めた問い掛け。
そっちがいるのには気付いてる、妙な真似はせずに出て来い。
二文字の中に宿った意図を相手は正確に察したらしく、ゆっくりこちらへ近付く気配があった。
警戒と恐怖の視線を一身に集め、正体不明の存在からはくつくつと笑いが漏れる。


『おいおい、そこまで警戒しなくても良いだろ。こっちは一休みしに立ち寄っただけだぜ?』

渋みを感じさせる壮年男性の声が4人の耳に届き、暗闇から現れたのは赤い怪人。
戦国の世を駆けた英傑の甲冑とも、西洋で名を馳せた騎士の鎧とも違う。
血を被った色の装甲を纏い、碧のクリアゴーグル越しに来訪者達をねっとり眺める。
値踏みされているかのような視線に、杉元が眉を顰めるのもお構いなしだ。
頭頂部から爪先まで完全に隠し、発せられた声でしか性別は確認出来ない。
中身が誰かは不明、しかし纏った装甲については杉元にも察しが付く。

「また仮面らいだあとかいうやつかよ…」
『自信満々に答えてもらって悪いが不正解だ。正解は…そいつに聞くんだな』

己を睨む銃口が見えていない訳ではあるまい。
だというのに怪人はいっそ呑気と言って良い程に、緊張感がまるで無い。
撃たれたところで掠り傷にもならないと高を括っているからか。
杉元の口から出た戦士の名を否定し、一人の青年を顎で指し示す。
怪人の装甲と同じカラーリングのツナギを着た彼は、この場の誰よりも険しい表情だった。

姿を現す直前、声を聞いた瞬間猛烈な悪寒に戦兎は襲われた。
大蛇に巻き付かれ、首に毒牙を突き立てられる気分はこれが初ではない。
旧世界の戦いで幾度となく味合わされたのは、今でも鮮明に覚えている。
一度は完全勝利を収め、破滅を求める王相手に共闘して尚も忘れらない苦い記憶の数々。

強張る戦兎を見てさも楽し気にそいつは言葉を紡ぐ。
世界が創り変えられても、決して断ち切れない因縁で繋がれた英雄へと。

『折角感動の再会なんだ。もっと嬉しそうにしたらどうだ?戦兎ォ?』
「好き好んでお前に会いたがる奴なんかいるわけねえだろ、エボルト」

嘲り交じりに絡み付く戯言を、明確な拒絶の意思を以て切り捨てる。
吐き捨てた四文字の名前に、一同へ驚愕と更なる緊張が走った。
戦兎が最も強く警戒していた最悪の宿敵。
それが今、目の前にいる。

「おい桐生、こいつが…」
『おっと、その様子じゃあ俺のこともちゃぁ~んと紹介してくれたようだな?』

警戒の色が濃くなったのは分かるだろうに、エボルトの態度から焦りはまるで読み取れなかった。
一挙一動を見極める杉元の目に鋭さが増す。
視線だけで殺せるならとうに二桁を超える敵意をぶつけ、構えた歩兵銃は決して降ろさず、引き金から指を外さない。
人を食ったような態度で真意を隠す得体の知れなさは、どことなく鶴見を思わせる。
だがエボルトの場合はより不気味だ。
飄々とした言葉と態度を繰り返していながら、その実人間味というものが恐ろしく感じられない。
戦兎から人間でないとは聞いていたが、ある意味納得がいく。
人間の体になっていようと、根本的な部分で人間らしさを持ち合わせていない怪物。
DIOや巨人のプレッシャーとは違う、気付かぬ内に首を絞め上げる蛇のような気持ち悪さがあった。

必要とあらば動ける準備は出来ている。
しかし今はまだその時ではなく、「見」に徹して待つ。
蛇の視線を真っ向から受け止め、怯まず睨み返す戦兎がどうするかだ。

『元気そうで何よりだよ。どこの誰かも分からない体にされて、呆気なく死んじまわないか心配してたんだぜ?』
「お前に心配される程、落ちぶれてねえんだよこっちは。…ここじゃまた“スターク”のままなんだな」
『全く悲しいことになァ。俺を呼ぶなら相応の待遇があるだろうに。お前の方は、元の体と同じ顔で嬉しいんじゃないか?佐藤太郎の顔に変えてやった甲斐もあったってもんだ』
「…そうだな。今ので余計最っ悪の気分になった」
『寂しいこと言うなよ。こっちはお前に会いたくて会いたくて、飯も喉を通らなかったくらいだ』

言葉を投げ合う両者の間に友好関係は微塵もない。
キャッチボールというよりデッドボールを繰り返す、剣呑さを隠さない会話。
皮肉と毒の応酬も頃合いを見て打ち切り、先に本題へ入ったのはエボルト。
まさか向こうからやって来るとは思わなかったが、戦兎との再会はこうして叶っている。
となれば肝心の『お願い』をそろそろしても良いだろう。

『再会を祝してコーヒーでも淹れたいところだが、生憎豆も道具も置いて来ちまってるんでね。本題に移らせてもらう』
「……これをどうにか外せって言うんだろ」
『正解!』

そら来たと、予想通りの展開に戦兎は顰めっ面で首輪を叩く。
エボルドライバーの修復の時と良い、エボルトは戦兎の技術力を評価している。
首輪解除を要求されるくらい、とっくにお見通しだ。
よく分かってんじゃねえか、そう笑って頷く蛇とは正反対に戦兎は渋面を作る。

『ったく、そこまで嫌そうな顔しなくても良いじゃねぇかよ』

呆れを口にしつつ、戦兎の反応は思った通りのもの。
むしろ素直に承諾された方が、却って何か裏を疑う。
こちらの首輪解除に乗り気でないなら、それはそれで問題無い。
やる気を出させる簡単な方法があるのだから。

『ま、俺の為に働くのが嫌ってんなら別に良い。だったら――』

トランスチームガンを取り出し操作。
武器の存在に杉元からの敵意が膨れ上がるが、攻撃の意図は全くない。
宇宙服にも似た血濡れの装甲が消え失せ、生身の体を晒す。
10年もの間居心地を堪能した宇宙飛行士ではない。
哀れにも星狩りの器に選ばれた、偶像の姿がそこにあった。

「こいつを助ける為と思えば、少しはやる気も出るだろ?」

「……っ!」

黒のリボンで結われた髪を揺らし、これまでとは似ても似つかない声で言う。
浮かべる笑みは軽薄そのもの。
整った顔立ちのせいか美貌は損なわれてないけど、自分の知るあの人は絶対にしない表情。
初めて会った時、名前で呼んでくれたあの人の笑顔とは全く違う。
283プロで出来た最初の友達と、同じ筈がない。
なのに、今目の前にいるのは紛れもなく――

「千雪、さん……」

自分の声が一体どれ程震えているのか、甜花には分からない。
彼女の名前をちゃんと言えたかどうかすら判断出来ない。
組み合わせ名簿を見た時から、千雪の体が巻き込まれているとは知っていた。
体に入った精神が、よりにもよって最悪の部類だとも分かっていた。
だけど、いざこうして目の当たりにすると想像以上のショックで頭がおかしくなりそうだ。

あれは、彼女であって彼女ではない。
千雪とは全く別の存在が好き勝手に体を動かしている。
分かっているのに、目を覆いたくなるような悪夢そのものだ。
甜花の記憶を優しく彩るあの人が、怖気が走る鮮血で塗り潰される。
甜花も好きなあの人の笑みが踏み躙られる。
耐え難い光景がすぐ傍にあって、自分はただ震えてばかりで目を逸らす事すら出来ない。

「ああ、成程ねぇ」

そんな偶像を、蛇の瞳は捉えて離さない。
捕食を待つだけの獲物のように。
面白半分に散らされる花のように。
細い首を舌が撫で、ゆっくりと毒を流し込む。

「戦兎相手にお姫様ごっこを満喫してたって訳か。良かったなァ、て・ん・か・ちゃん?」
「――――っ!!」

あの人の声で。
あの人の顔で。
あの人と同じように名前を呼んで。

「ひぅ……」

猛烈な嫌悪感に視界が滲み出した途端、目の前に赤い背中が見えた。
恐くて気味の悪い赤とは違う。
とっても派手だけど、ずっと自分を守るために戦ったヒーローの背中だ。

「やめろエボルト。お前が軽々しく甜花の名前を呼ぶな」
「そう怒るなって、俺なりの軽いジョークだよ。悪かった悪かった」

怒気を孕んだ言葉をぶつけられても、涼しい顔で受け流す。
話を無駄にややこしくする気は無かったが、見知った者がいるとついつい口が滑ってしまう。
感情が無いにも関わらず、戦兎や万丈相手だと興が乗るのは地球での暮らしが長かった影響か。
少々どうでもいいことを考える。
とはいえ話が脱線するのはこっちも望む所では無い。
向こうもふざけたちょっかいの相手は御免らしく、険しい顔で本題へと話を戻した。

「先に聞かせろ。そもそもお前は殺し合いでどう動いて来た?」
「乗ってないから安心しろよ。馬鹿正直に優勝を目指したところで、帰してくれる保障はゼロ。素直にご褒美をくれるかだって信用できない。ならアイツらを片付けてから帰った方がマシだ」

これもまた戦兎が予想した通りの答え。
先程の言い方からしてエボルドライバーは手元に無い。
幾ら何でもブラッドスタークだけで優勝を目指す程、自惚れた男ではない。
エボルトと言えども、いやエボルトだからこそ安易に皆殺しは選ばなかった。
殺し合いに乗ってないからと言って、信用などは絶対に出来ないが。
だが他者の体、それも甜花と縁の深い人間の肉体を放って置く気は最初からない。
精神がエボルトという大き過ぎる問題を無理やり飲み込み、答えを口にする。

「どの道お前の巻き添えにさせるつもりはないんだ、首輪は外す。…但し、この先勝手な真似は一つもさせない。こっちの指示には全部従ってもらう」
「おお恐い恐い。皆の人気者のアイドルを飼い犬扱いとは、ずいぶん穏やかじゃねぇな」

わざとらしく肩を震わせる女の皮を被った蛇に、戦兎が向ける目はどこまでも険しい。
こういう態度で相手のペースを崩す奴だとは、嫌と言う程知っている。
一々構わないし、こちらの要求を撤回するつもりもない。

「強がるなよ。お前に余裕が無いことくらい、こっちは全部分かってんだよ」
「ほぉ…」

軽薄な笑みは変わらない、代わりに彼らの周りの空気が一段冷え込む。
背後でビクリと少女が震えたのを気配で察した。
恐がらせて申し訳ないと思うも、ここで引き下がってエボルトの勝手を許す訳にはいかない。

「エボルドライバーは無い、別の体も乗っ取れない、パンドラボックスだって持ってない。これで優勝出来る程他の参加者が甘い奴らじゃないことくらい、お前だって理解してるだろ」

仮面ライダーエボルだけがエボルトの脅威ということではない。
だがそれでも、旧世界で猛威を振るった時に比べれば弱体化を余儀なくされてるのは事実だ。

「だから優勝じゃ無く脱出を選ぼうにも、首輪を外すアテは俺以外に見付からなかった。もうすぐ24時間経つってのにこれなんだ。今から都合良く俺より素直に外してくれる奴が出て来るのがどんだけ現実的じゃないか、言うまでもない」

若しかしたら、戦兎以外にそういった技術の持ち主が参加していると考えられなくも無い。
が、都合良く見つかるかは別の話。
大人しく協力するか分からない、第一生きてるかも定かではない。

「殺し合いに参加させられた時点で俺達全員主催者に負けたみたいなもんだ。だからお前でさえ常に後手に回るしかない。何でもかんでも自分の思い通りに動かせた地球じゃねえんだよ、ここは」

ファウストや難波重工といった組織を使う事はできない。
エボルドライバーやパンドラボックスという、圧倒的な力で押し通す事もできない。
自由が封じられている点では、地球に来た時よりも遥かに不利な状況だろう。

「もしお前一人が馬鹿やったせいで首輪を外す前に俺が死ねば…エボルト、詰むのはそっちの方だ」
「否定できないのが辛いところだな」

反論するでもなく、肩を竦めてあっさり肯定。
戦力だったら、蓮を始め多数の者と繋がりを得た。
しかし首輪解除に関しては指摘通り、戦兎の替えが利かない。

「一人、まぁ首輪のあれこれで役立ってくれそうな奴がいたんだが……散々暴れ回った挙句どっかに行っちまった。あいつに比べりゃ、美空は手のかからないガキだったとつくづく思うよ」

誰を指して言ってるのか戦兎にも、彼らのやり取りを見守る者達にも見当が付かない。
件の人物について考えるのは後回しだ。
如何なる答えをこの男が返すか、それによってこっちも取る手が変わってくる。

「ま、ボンドルド達を始末したいってとこはお互い同じなんだ。揉め事を起こさないよう努力はしてやる。仲良くやろうじゃねぇか、万丈が嫉妬するくらいになァ?」
「気色悪いこと言ってんじゃねえよ」

ヘラヘラ笑い肩に乗せて来た手を乱暴に退けたいが、千雪の体に手荒な真似はできない。
向こうから離すのを顰めっ面で待つしかなかった。
キルバスのように共通の敵がいれば手を組むのに躊躇は抱かない男だ、こちらの要求が受け入れられたのに驚きはない。
尤も信頼を向ける気は一切なく、引き続き警戒は勿論行う。
新世界を創り数多の死が無かった事になった今でも、禍根であるこの男への怒りは消えていない。
何が切っ掛けでエボルトがこちらの予期せぬ動きに出るか不明な以上、決して油断は出来なかった。

「そういうことだ。話も纏まったことで、宜しく頼むぜお三方」

戦兎の肩から離した手を軽く振り、交渉成立をアピール。
精神がエボルトというだけで、美人でもここまで胡散臭くなれるとは。
傍らで呆れる戦兎に、杉元から疑問が飛ぶ。

「桐生、お前が決めたんなら一々文句は言わないけどよ…良いんだな?」

エボルトが妙な真似をしでかさないよう、こっちで監視する。
病院でもその通りに話し合った為、今更反対だ何だと騒ぐ気は無い。
甜花との約束や、戦兎自身の決断を否定はしない。
だからこれはあくまで確認。
打倒ボンドルドの目的は同じでも、決して安心して背中を預けられない奴を引き込む。
そのリスクを理解の上で、エボルトと取引を行ったのか。
キロランケと尾形の裏切りに遭い、アシリパと引き離されたことのある杉元だからこそハッキリ確かめたかった。

「ああ、こいつの好き勝手にはさせない。だからエボルトの事は俺に任せて欲しい」
「…そうか。まぁ乗り掛かった舟だ、いざとなったらぶん殴って…は無理でも俺もこいつを大人しくさせるさ」
「本人前にしてそれ言うかねぇ普通。仲良くやろうって気が無いのは悲しいぜ、おい」
「ちょ、やだ聞きました桐生さん!この女こっちの会話に出しゃばって来たんですけど!?」
「やめなさいよその気持ち悪い話し方」

杉元自身、アイヌの金塊争奪戦で多くの者と共闘経験がある。
なれど裏切りの心配なく、心から信頼し合える者は多くない。
白石や谷垣でさえ、出会った当初は敵同士だった。
今も昔もハッキリ味方と断言出来るのは、それこそアシリパやフチらアイヌの者達くらい。
敵味方の入れ替わりが激しいのは今に始まったものではない。
戦兎同様決して無防備な背を向けはしないが、同行自体は受け入れる。

「甜花も…今はそれで良いか?」
「う、うん……千雪さんの首輪も、外してくれて……へ、へんな、ことさせないの……甜花も賛成……」
「…悪い、もう少しだけ待っててくれ。エボルトを追い出す方法も絶対に見付ける」
「あ、謝らなくても大丈夫、だよ……!戦兎さん、約束守ってくれて……だから……大丈夫……」

本当は今も千雪の体がエボルトの傀儡となっているのが辛いだろうに。
今すぐ解決できない自分へ歯痒さを抱く。
頭の痛いことに、精神と肉体の入れ替えがどのようなシステムかは依然不明なまま。
現状、主催者の元へ辿り着く以外に知る方法は無い。

「ピカー…ピッピカチュウ…ピカ……ピカ~…!(危ない奴だけどしょうがな……いやでも恐いし……いやでもメチャクチャ綺麗なお姉さんだし…いやでもな~…!)」
「あっ、善逸くん……なーちゃんの時みたいに、千雪さんにえっちなこと……考えちゃダメ……!」
「ピカ!?ピ、ピカピー…(え゛!?い、いや俺はそんな決してそんなまさかそんな…)」
「動揺し過ぎだろこいつ」

あからさまに目を泳がせる黄色い珍獣に呆れが集まる。
一方で奇妙な見た目と鳴き声から、エボルトはゲンガーから聞いたポケモンの特徴を思い出す。
一応殺し合いに乗ってる可能性が無いとも言い切れないらしいが、この様子では違うだろう。
杞憂で済んだと、ゲンガー本人が知る機会は残念ながら訪れなかった。

「さて、と。桐生戦兎様御一行に加わったなら、相棒のことも紹介しとかねえとな」
「他にも誰か一緒なのか?」
「まぁな。今は夢の世界を堪能中――でもないか」

振り返ったエボルトの視線の先を追うと、ついさっき出て来た暗闇。
戸の残骸を避けながら、夜の色とは別の黒が顔を見せる。
ベストに帽子が特徴の青年は困惑をハッキリ顔に出し、共犯者に目で説明を求めた。

「よう、丁度良いタイミングで起きたな」
「エボルト…。この人達は…それにアルフォンスはどこに……?」
「一旦落ち着けよ。順を追って説明してやるから、まずはこれでも飲んどけ」

自分が意識を落としてる間に何があったのか。
知らない内に随分と事が進んだようにも見えて、状況を受け入れるのにこんがらがっている。
寝起きで、疲れもまだ抜け切ってない頭には優しくない。
軽く混乱気味な蓮とは対照的にエボルトはマイペース。
デイパックから手付かずの水を投げ渡し、水分補給を促す。
自分が少々落ち着きを欠いているとは、蓮にも自覚があったのだろう。
言われるがままキャプを開き口を付ける。

「……っふう」

一口程度のつもりが、気が付くと夢中で喉の奥に流し込んでいた。
思った以上に体は水分を欲していたらしい。
乾き切った喉を潤し、冷水が意識を引き締めさせる。
改めてこの場に集まった面々の顔を見回すと、やはりエボルト以外とは全員初対面。
ミチルが持っていた地図で確認した、病院付近にいた者達だ。
殺し合いに乗っていないグループと上手く合流出来たのか。

「立ち話もなんだ、その辺も含めて中でお喋り会といきたいんだがね」
「こっちも話をするのに反対はしない。ただ、あんまりのんびりもしてられねぇ」

エボルトとの遭遇で足を止めたが、本来の目的はナナ達との合流。
脹相が死んだ今、宇宙船に戦闘が可能な者は残っていない。
合流が遅れたせいで二人共呆気なく殺される、そのような事態が起こらないと何故言い切れるのか。
エボルトから相棒と呼ばれた青年や、彼らの持つ情報などは聞きたい。
本来なら腰を据えてじっくり整理すべきだろうけれど、今はナナ達の安全確保が先だろう。

事情を簡潔に説明すると、向こうは顔を見合わせ頷き合った。

「じゃあしんのすけはミチルの友達と一緒に…?」
「そうなるだろうな。ってことは一応安心、と言って良いのかねぇ?」
「ミチル…確か柊が言ってたクラスメイトのことか?どういうことだ?」

思わぬ名前に詳しい説明を求めれば、ざっくりだが蓮が話す。
曰く、自分達にはしんのすけという仲間がいたが、諸事情で遠く離れたエリアに移動した。
支給品の中に数時間前の居場所が分かる地図がある為、しんのすけは宇宙船にいると把握。
時間的にもしんのすけがナナ達と会った可能性は高く、恐らくは協力して襲撃者を撃退に追い込んだと考えられる。

「ま、襲われても戦えない訳じゃあ無いだろうぜ。そっちも相棒も体力に余裕があるってんじゃないなら、休憩がてら話ぐらいはしても良いと思うがね」
「それは……」

戦兎達と、蓮を含めた5人が沈黙する。
どちらも仲間と急ぎ合流したいのに変わりはない。
しかしここで齎された内容、東西それぞれの参加者が思わぬ形で行動を共にしている。
ミチルが強く信頼を寄せていたナナと、詳細は不明だが承太郎の体だった燃堂。
後者はともかく、前者はしんのすけを絶対安心まではいかなくとも色々とサポートできるだろう。
それにしんのすけは徐々に孫悟空の肉体に慣れ、アーマージャックを蓮達と共に打ち倒すだけの力を発揮可能。
懸念事項だった、ナナと燃堂だけでは襲われた時に対処が難しい問題も一応解消された。
無論、だからといって宇宙船へ向かうのを先延ばしにして良いという事にはならない。
ミチルやゲンガーの死を聞き、悲しんでいるだろうしんのすけの支えになってやりたい。
ただエボルトの指摘通り、体力的に余裕がないのもまた事実。
ダグバと巨人、戦いの結末に違いは有れど楽に勝利を収められる相手では無かった。
移動を強行し途中で息切れを起こしたせいで、余計到着が遅れるとなっては目も当てられない。

しんのすけ達が戦った相手とて無傷では済まず、すぐに再戦可能ではない筈。
DIOは地下通路の方へ向かい、宇宙船へ来るには時間が掛かる。
康一もまた相当に体力を消費した、だから神楽を喰った直後は戦闘の継続ではなく逃走を選んだ。
宇宙船にいる者達が、即座に闘争の渦に引き込まれる可能性は高くない。

「…分かった」

暫しの躊躇を挟んだ後、渋い顔ながら頷く。
数が揃っているだけでは有利になれない程、殺し合いに乗った者達は強敵揃い。
自分達の消耗具合へロクに気を配らずいるのは悪手、少しでも万全に近付けておくのは間違っていない。
よりにもよってそれを因縁深い地球外生命体から指摘されたのは、余り良い気分とは言えないが。

兎にも角にも話は纏まった。
ここからは互いが持つ情報の擦り合わせ。
東と西、反対のエリアで起こった闘争の記録の開示だ。

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  • 本スレ①:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1615384066/
  • 本スレ②:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1633849195/l30
  • 本スレ③:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1664632643/l30
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