◆
代々炭焼きを生業にした一家の住まいにて、顔を突き合わせるは5人と1匹。
裕福でなくとも幸せが満ちた竈門家も、殺し合いでは単なる一施設。
呪胎九相図と鬼狩り、川越市の殺人鬼が訪れた場所で行われる情報開示。
裕福でなくとも幸せが満ちた竈門家も、殺し合いでは単なる一施設。
呪胎九相図と鬼狩り、川越市の殺人鬼が訪れた場所で行われる情報開示。
橙色の炎が室内を淡く照らし、冷えた空気に熱を灯す。
杉元が手早く着火した囲炉裏を囲い、黙っていても始まらないとエボルトが音頭を取った。
杉元が手早く着火した囲炉裏を囲い、黙っていても始まらないとエボルトが音頭を取った。
「軽く自己紹介して本題に入ろうじゃねぇか。俺の紹介は戦兎が手間を省いてくれたようだがな?」
後半の皮肉は無視して各々名前を言い、まどろっこしいのは抜きで情報交換を始める。
戦兎達からはPK学園での戦闘と、病院前での死闘。
エボルト達からは風都タワー及び東側の街、そして竈門家に来る直前のアクシデント。
生存中の仲間と危険人物の動向を主軸に話は進む。
戦兎達からはPK学園での戦闘と、病院前での死闘。
エボルト達からは風都タワー及び東側の街、そして竈門家に来る直前のアクシデント。
生存中の仲間と危険人物の動向を主軸に話は進む。
「アルフォンスが……」
聞かされた内容は決して良いものばかりではなかった。
共に街を出発した錬金術師は正気に戻らず、どこに行ったのか不明。
暴走しても絶対に止めると決意しておきながらこの始末。
自分が気を失わずにアルフォンスを大人しくさせていたら、竈門家には彼もいた筈だろうに。
共に街を出発した錬金術師は正気に戻らず、どこに行ったのか不明。
暴走しても絶対に止めると決意しておきながらこの始末。
自分が気を失わずにアルフォンスを大人しくさせていたら、竈門家には彼もいた筈だろうに。
蓮の精神を軋ませる情報は康一についてもだ。
街でキャメロット達と共に遠ざけた巨人が、戦兎達にも襲い掛かったらしい。
対処法を知る神楽がいた事もあって、元に戻すのは成功したと言う。
だが康一はカラスのような怪物になり神楽を殺害、逃亡し行方を眩ませている。
巨人化から戻せば解決する、その考えは最悪の形で打ち砕かれた。
神楽やゲンガーの仲間だった少年が何故凶行に走ったのか。
巨人やスタンド以外にも何らかの力を隠し持っていたのか。
疑問は尽きないがハッキリしてるのは一つ、新八の仲間でもあった少女の危機に自分は間に合わなかった。
仕方ないと分かっていても、簡単に切り替えられれば苦労はしない。
街でキャメロット達と共に遠ざけた巨人が、戦兎達にも襲い掛かったらしい。
対処法を知る神楽がいた事もあって、元に戻すのは成功したと言う。
だが康一はカラスのような怪物になり神楽を殺害、逃亡し行方を眩ませている。
巨人化から戻せば解決する、その考えは最悪の形で打ち砕かれた。
神楽やゲンガーの仲間だった少年が何故凶行に走ったのか。
巨人やスタンド以外にも何らかの力を隠し持っていたのか。
疑問は尽きないがハッキリしてるのは一つ、新八の仲間でもあった少女の危機に自分は間に合わなかった。
仕方ないと分かっていても、簡単に切り替えられれば苦労はしない。
「DIO、ねぇ……」
打ちのめされる怪盗とは反対に、星狩りは得られた情報をゆっくり噛み砕く。
毛先を弄りながら口に出したのは、戦兎達が幾度もぶつかった強敵の名。
今は亡きスタンド使い、承太郎が強く警戒していた相手だ。
話を聞く限り、一筋縄ではいかない相手なのが嫌でも分かる。
承太郎と同じようにスタンドを使うだけでなく、仮面ライダーにまで変身するのだから確かに厄介だ。
しかもどういう訳か銃で頭を撃たれても死なない、異様な生命力まで持つ。
毛先を弄りながら口に出したのは、戦兎達が幾度もぶつかった強敵の名。
今は亡きスタンド使い、承太郎が強く警戒していた相手だ。
話を聞く限り、一筋縄ではいかない相手なのが嫌でも分かる。
承太郎と同じようにスタンドを使うだけでなく、仮面ライダーにまで変身するのだから確かに厄介だ。
しかもどういう訳か銃で頭を撃たれても死なない、異様な生命力まで持つ。
「で、相棒が使ってるのと同じベルトをソイツも持ってると」
「メモリの色は違ったけど、多分雨宮のベルトと同じライダーシステムだ」
「メモリの色は違ったけど、多分雨宮のベルトと同じライダーシステムだ」
思わず自分のロストドライバーに視線を落とす。
ジョーカーと違って白い仮面ライダーらしいが、自分以外にもベルトとガイアメモリが支給されてるのは驚きだ。
それも殺し合いに嬉々として乗る危険な奴とあれば、内心非常に複雑。
元の持ち主が翔太郎と同じ善人なら、こんな形でライダーの力を利用されたのはさぞや悔しいだろう。
ジョーカーと違って白い仮面ライダーらしいが、自分以外にもベルトとガイアメモリが支給されてるのは驚きだ。
それも殺し合いに嬉々として乗る危険な奴とあれば、内心非常に複雑。
元の持ち主が翔太郎と同じ善人なら、こんな形でライダーの力を利用されたのはさぞや悔しいだろう。
尤もこの場の全員知らないが、DIOは彼らの与り知らぬところで既に死亡。
脅威が一つ減った、と安心するにはまだ早い。
DIOを殺した男は世界の破壊者として真に覚醒し、今尚健在なのだから。
脅威が一つ減った、と安心するにはまだ早い。
DIOを殺した男は世界の破壊者として真に覚醒し、今尚健在なのだから。
「同じベルトって言えば、まさかお前の方にもソレがあるとは思わなかったぜ?戦兎」
話はDIOからマゼンタ色の仮面ライダーに移る。
ディケイド、複数のライダーの力を操り風都タワーで猛威を振るった破壊者。
変身者の名前こそ不明だが、脅威の程は実際に戦った蓮達がよく分かっている。
一体どれ程のライダーの力を持つのか、疑問は戦兎にも支給されたディケイドライバーが答え。
20を超えるカードが入っており、敵の手数の多さには軽く眩暈がした。
蓮達が戦ったディケイドとは色と、描かれたクレストの数が違う。
その為戦兎が持つディケイドライバー程の変身は出来ないかもしれないが、油断ならない敵なのに変わりは無い。
同時にそれ程の手数を誇るライダーに変身可能なら、ビルドドライバーの代わりを十分果たせるのにも納得がいった。
ディケイド、複数のライダーの力を操り風都タワーで猛威を振るった破壊者。
変身者の名前こそ不明だが、脅威の程は実際に戦った蓮達がよく分かっている。
一体どれ程のライダーの力を持つのか、疑問は戦兎にも支給されたディケイドライバーが答え。
20を超えるカードが入っており、敵の手数の多さには軽く眩暈がした。
蓮達が戦ったディケイドとは色と、描かれたクレストの数が違う。
その為戦兎が持つディケイドライバー程の変身は出来ないかもしれないが、油断ならない敵なのに変わりは無い。
同時にそれ程の手数を誇るライダーに変身可能なら、ビルドドライバーの代わりを十分果たせるのにも納得がいった。
また蓮とエボルトは直接の戦闘こそ行ってないものの、銀髪の剣士も注意すべき敵として伝える。
遠目に見ただけだが、キャメロット(グリード)と承太郎の二人掛かりでも苦戦する強さの持ち主。
更に承太郎から銀髪の剣士こそ坂田銀時を殺した張本人との情報を得ている。
銀時の仇が誰かを知り、最も感情を震わせる少女はもういない。
もう一つ、新八を殺したのが誰かも蓮達は知っていた。
ただ銀髪の剣士と違い、件の殺害者であるホイミンは既に脱落。
何よりホイミンは明確な殺意で新八を殺したのではなく、恐らく肉体の悪影響を受けて望まぬ殺しに手を染めた。
神楽が知ったら怒りの矛先を失っただろう内容も、本人がいない今となっては生存者に後味の悪さを残すだけだ。
遠目に見ただけだが、キャメロット(グリード)と承太郎の二人掛かりでも苦戦する強さの持ち主。
更に承太郎から銀髪の剣士こそ坂田銀時を殺した張本人との情報を得ている。
銀時の仇が誰かを知り、最も感情を震わせる少女はもういない。
もう一つ、新八を殺したのが誰かも蓮達は知っていた。
ただ銀髪の剣士と違い、件の殺害者であるホイミンは既に脱落。
何よりホイミンは明確な殺意で新八を殺したのではなく、恐らく肉体の悪影響を受けて望まぬ殺しに手を染めた。
神楽が知ったら怒りの矛先を失っただろう内容も、本人がいない今となっては生存者に後味の悪さを残すだけだ。
「ピカピ……」
肉体の悪影響による暴走を受けたのはホイミンだけではない。
善逸ら鬼殺隊の長、耀哉も複数の被害を齎した。
善良な参加者を鬼に変える、幾つもの悲劇を生み出した無惨と同じ真似に出たのは善逸もショックが大きい。
柱達がこの事実を知らずに二度目の死を迎えたのは、幸いと言って良いのだろうか。
大手を振って喜ぶ気には全くなれないが。
善逸ら鬼殺隊の長、耀哉も複数の被害を齎した。
善良な参加者を鬼に変える、幾つもの悲劇を生み出した無惨と同じ真似に出たのは善逸もショックが大きい。
柱達がこの事実を知らずに二度目の死を迎えたのは、幸いと言って良いのだろうか。
大手を振って喜ぶ気には全くなれないが。
「ピカ、ピカチュウ…(でも、煉獄さんはやっぱりあの人のままだったんだなぁ…)」
決して望まぬ凶行に走らされた者がいた一方で、己を貫き通した者もいる。
善逸との再会叶わず死亡した煉獄は、蓮達の仲間であるしんのすけを守るために戦い抜いたとのこと。
乗客たちの命を守り上弦の参相手に一歩も引かなかった益荒男は、この地でも己の魂を燃やしその果てに力尽きた。
悲しみは消えない。
もう一度会いたかったし、炭治郎達にも会って欲しかったと思う。
だけど、煉獄が自分達が知る煉獄のままだったと知れたのは、少しだけ救いになれた。
善逸との再会叶わず死亡した煉獄は、蓮達の仲間であるしんのすけを守るために戦い抜いたとのこと。
乗客たちの命を守り上弦の参相手に一歩も引かなかった益荒男は、この地でも己の魂を燃やしその果てに力尽きた。
悲しみは消えない。
もう一度会いたかったし、炭治郎達にも会って欲しかったと思う。
だけど、煉獄が自分達が知る煉獄のままだったと知れたのは、少しだけ救いになれた。
しかしその顔もすぐに曇り出す。
鬼殺隊でありながら害を齎す存在に変貌したのは耀哉以外にもう一人。
炭治郎は体を奪われただけでなく、人を殺してしまった。
鬼殺隊でありながら害を齎す存在に変貌したのは耀哉以外にもう一人。
炭治郎は体を奪われただけでなく、人を殺してしまった。
「ぎにゅう…ギニューか。そいつが脹相と体を入れ替えた奴なんだな?」
「多分、な」
「多分、な」
他者との肉体入れ替え能力を持った参加者、ギニューにも要警戒が必要だ。
体を奪う力は勿論のこと、戦闘技能も非常に高い。
ジューダス達の元から撤退後、どういう経緯か宇宙船に行きしんのすけ達と戦った。
現在はバルクホルンの体に変わり、付近に潜伏してる可能性は非常に高い。
体を奪う力は勿論のこと、戦闘技能も非常に高い。
ジューダス達の元から撤退後、どういう経緯か宇宙船に行きしんのすけ達と戦った。
現在はバルクホルンの体に変わり、付近に潜伏してる可能性は非常に高い。
「あ、あの……雨宮さん、たちが会ったっていう女の子なんだけど……」
おずおずと手を上げ、おっかなびっくりな質問。
甜花が聞きたいのは蓮達が戦った白黒の仮面ライダー、その変身者について。
件の少女は名乗らなかったが、外見の特徴が当て嵌まる人物を甜花は一人知っている。
心臓がいやに五月蠅い、声がいつも以上に震えてる、嫌な予感が止まらない。
でもそんなのは嘘だと、自分の勘違いだと強く言い聞かせ最悪の予想から目を逸らす。
甜花が聞きたいのは蓮達が戦った白黒の仮面ライダー、その変身者について。
件の少女は名乗らなかったが、外見の特徴が当て嵌まる人物を甜花は一人知っている。
心臓がいやに五月蠅い、声がいつも以上に震えてる、嫌な予感が止まらない。
でもそんなのは嘘だと、自分の勘違いだと強く言い聞かせ最悪の予想から目を逸らす。
「あの子は……」
甜花の様子に、素直に教えるべきが迷いが生じる。
数時間前の現在地が分かる地図、それに表示された画像を指させば良い。
だがもし甜花にとって好ましくない事実ならと考えると、本当に良いのか躊躇してしまう。
数時間前の現在地が分かる地図、それに表示された画像を指させば良い。
だがもし甜花にとって好ましくない事実ならと考えると、本当に良いのか躊躇してしまう。
ここはやはり――
→【正直に教えよう】
【嘘を言って誤魔化そう】
【地図は俺が飲み込んだ】
【嘘を言って誤魔化そう】
【地図は俺が飲み込んだ】
嘘で誤魔化したって長続きはしないし、先送りにしてもいずれは知ることになる。
残酷な現実だろうと伝えるべきだろう。
残酷な現実だろうと伝えるべきだろう。
迷いを振り払うように地図を広げ、画像に指を当てる。
見惚れる笑みで殺し合いを望んだあの女の子に。
見惚れる笑みで殺し合いを望んだあの女の子に。
「うそ……」
人差し指の先には甜花も知っている少女。
甘奈と千雪同様、殺し合いに体を利用された同じ事務所のアイドル。
櫻木真乃の画像をハッキリと指差していた。
彼女の体になったダグバなる者が、どうか殺し合いに乗ってない人であって欲しい。
抱いた願いは呆気なく否定され、受け入れ難い現実が降り掛かる。
甘奈と千雪同様、殺し合いに体を利用された同じ事務所のアイドル。
櫻木真乃の画像をハッキリと指差していた。
彼女の体になったダグバなる者が、どうか殺し合いに乗ってない人であって欲しい。
抱いた願いは呆気なく否定され、受け入れ難い現実が降り掛かる。
そして、甜花を襲う悪夢の如き事実がもう一つ。
「エボルト…この女の子は……」
「殺したよ。首輪も拾った」
「殺したよ。首輪も拾った」
「……っ!」
何でもないように、まるで邪魔な虫を叩き落としたと言わんばかりの気安さでアッサリ口にした。
頭が殴られたみたいにグラグラする。
強い力で締め上げられたように苦しい。
甜花の世界を彩る大切な星の一つは急激に輝きを失い、冷たい石になって砕け散った。
頭が殴られたみたいにグラグラする。
強い力で締め上げられたように苦しい。
甜花の世界を彩る大切な星の一つは急激に輝きを失い、冷たい石になって砕け散った。
「真乃ちゃん……そん、な……」
記憶の中の笑みが色褪せ、寂しくて痛ましいモノクロになっていく。
妹と自分の二人だけで完結した世界を新しく変えてくれた、大切な一人。
283プロでできた友達で、果穂と同じく自分がちゃん付けで呼ぶ女の子。
その子が体を勝手に使われた挙句に、最悪の結末を迎えた。
巻き込まれたのは体だけだと、安心出来る訳が無い。
帰る体を失った真乃が一体どれだけショックを受けるか、甜花には想像も付かない。
妹と自分の二人だけで完結した世界を新しく変えてくれた、大切な一人。
283プロでできた友達で、果穂と同じく自分がちゃん付けで呼ぶ女の子。
その子が体を勝手に使われた挙句に、最悪の結末を迎えた。
巻き込まれたのは体だけだと、安心出来る訳が無い。
帰る体を失った真乃が一体どれだけショックを受けるか、甜花には想像も付かない。
(もしかして……)
もっと嫌な予感が掻き立てられる。
二回目の放送で青白い体の男が言っていたではないか。
参加者の間で、肉体側の意識の復活が起きていると。
具体的に誰がとは説明されなかったけど、それに真乃が当て嵌まる可能性だって否定できない。
仮にそうだとしたら、真乃は本当の意味で死んでしまったことになる。
しかも、エボルトはよりにもよって千雪の体で殺害に及んだ。
精神が違うからと言って、それが何の慰めになるというのか。
二回目の放送で青白い体の男が言っていたではないか。
参加者の間で、肉体側の意識の復活が起きていると。
具体的に誰がとは説明されなかったけど、それに真乃が当て嵌まる可能性だって否定できない。
仮にそうだとしたら、真乃は本当の意味で死んでしまったことになる。
しかも、エボルトはよりにもよって千雪の体で殺害に及んだ。
精神が違うからと言って、それが何の慰めになるというのか。
ちょっと前に、283プロの皆で合宿に行った時。
真乃と相部屋になった千雪が、楽しそうに話してくれたのは覚えてる。
楽しくて逆に眠れず、二人で羊を数えようとしたら結華が笑って。
トランプや枕投げの相談、肝試しは智代子が恐がるから保留。
そんな風に更けた初日の夜を教えてくれた千雪は、本当に楽しそうだった。
真乃と相部屋になった千雪が、楽しそうに話してくれたのは覚えてる。
楽しくて逆に眠れず、二人で羊を数えようとしたら結華が笑って。
トランプや枕投げの相談、肝試しは智代子が恐がるから保留。
そんな風に更けた初日の夜を教えてくれた千雪は、本当に楽しそうだった。
「真乃ちゃん……なんで……」
誰にも汚されたくない大事な世界は、無慈悲にも踏み躙られた。
大事な友達が、大事な友達を殺す。
何があっても望む筈がない悪夢は現実のものとなり、甜花の心が悲鳴を上げる。
大事な友達が、大事な友達を殺す。
何があっても望む筈がない悪夢は現実のものとなり、甜花の心が悲鳴を上げる。
「エボルト、お前…」
「責められる前に言わせてもらうけどな、ありゃどうにもならなかった。俺だって苦労したんだぜ?」
「責められる前に言わせてもらうけどな、ありゃどうにもならなかった。俺だって苦労したんだぜ?」
睨み付ける戦兎へ事も無げに返すが、別に嘘は言っていない。
交渉のテーブルを蹴飛ばし殺し合いを望む輩だ、何を言っても止まりはしないだろう。
殺さず拘束に留めておいても、余計なリスクを抱え込むだけ。
第一あの場では、体力を激しく消耗した状態で蓮を守り尚且つアルフォンスを大人しくさせねばならなかった。
生かすメリットの無いダグバにまで気を遣ってやるような、お人好しのヒーロー扱いされても困る。
交渉のテーブルを蹴飛ばし殺し合いを望む輩だ、何を言っても止まりはしないだろう。
殺さず拘束に留めておいても、余計なリスクを抱え込むだけ。
第一あの場では、体力を激しく消耗した状態で蓮を守り尚且つアルフォンスを大人しくさせねばならなかった。
生かすメリットの無いダグバにまで気を遣ってやるような、お人好しのヒーロー扱いされても困る。
「……」
気絶している間の事の顛末に、蓮は暗い顔で黙り込む。
承太郎達を殺した白黒のライダーは死に、脅威が一つ去った。
だけど達成感や安堵は無く、抱くのはどうしようもない虚しさと無力感ばかり。
仲間の仇が死んだところで、承太郎やゲンガー達が戻って来る訳じゃ無い。
それに精神はともかく、体は何の罪も無い甜花の友達。
巻き込まれただけの少女の体が失われたのを、どうして喜べようか。
承太郎達を殺した白黒のライダーは死に、脅威が一つ去った。
だけど達成感や安堵は無く、抱くのはどうしようもない虚しさと無力感ばかり。
仲間の仇が死んだところで、承太郎やゲンガー達が戻って来る訳じゃ無い。
それに精神はともかく、体は何の罪も無い甜花の友達。
巻き込まれただけの少女の体が失われたのを、どうして喜べようか。
それでも蓮にはエボルトを責める気は無かった。
気を失い余計な負担をかけておきながら、一体どの口で文句を言えるという。
何より怒りに身を任せてメタモンを殺した自分に、そんな資格があるとは思えない。
気を失い余計な負担をかけておきながら、一体どの口で文句を言えるという。
何より怒りに身を任せてメタモンを殺した自分に、そんな資格があるとは思えない。
「……桐生さん達に見て欲しいものがある」
一人を除いて通夜のように重苦しい空気が満ちる中、意を決したように蓮は流れを変えんとする。
デイパックを開き、仲間の一人から渡されたメモを開く。
正直、蓮自身ここに書かれた作戦には半信半疑だ。
仮に主催者の元まで辿り着けたとしても、本当に上手くいく保障はどこにもない。
しかし、見る者によっては希望となるのもまた否定はできない。
共有すべき情報として、ジューダスのメモを戦兎達に見せる。
デイパックを開き、仲間の一人から渡されたメモを開く。
正直、蓮自身ここに書かれた作戦には半信半疑だ。
仮に主催者の元まで辿り着けたとしても、本当に上手くいく保障はどこにもない。
しかし、見る者によっては希望となるのもまた否定はできない。
共有すべき情報として、ジューダスのメモを戦兎達に見せる。
「過去と未来の同一人物……過去の自分が死んだのにどうして……いや、呼ばれた時点でそれぞれの時間軸が独立してるのか…?」
「色々ややこしいが要は……あー、あれだ。俺ら全員元の体に戻れて、死んだ連中も生き返るみたいな感じか?」
「正確に言うと、殺し合いそのものが起きなかったことになるって話だ。今こうやってお喋りしてるのも綺麗さっぱり忘れて、元の生活を謳歌出来るのさ。何せ、殺し合いが起きないなら俺達が会った事実も消えるんだからなァ」
「色々ややこしいが要は……あー、あれだ。俺ら全員元の体に戻れて、死んだ連中も生き返るみたいな感じか?」
「正確に言うと、殺し合いそのものが起きなかったことになるって話だ。今こうやってお喋りしてるのも綺麗さっぱり忘れて、元の生活を謳歌出来るのさ。何せ、殺し合いが起きないなら俺達が会った事実も消えるんだからなァ」
説明されても杉元にはいまいちピンと来ない。
話のスケールが大き過ぎて理解が少々追い付いていないだけでなく、死を無かったことにするというのがどうにもしっくり来ない。
不格好でも足掻き続け、目の前にチラつく地獄への片道切符を幾度も破り捨てて来た。
死ぬ気が無いから生を掴み取るのではなく、死んだ後で事実を否定する。
何と言えば良いのか、嫌悪までは行かずとも微妙に受け入れ難いと感じなくも無い。
死が余りにも身近な世界を駆け抜けて来た男なら尚更だ。
悪党はともかく善人がそれで救われるのであれば、大声で否定する気は無いが。
話のスケールが大き過ぎて理解が少々追い付いていないだけでなく、死を無かったことにするというのがどうにもしっくり来ない。
不格好でも足掻き続け、目の前にチラつく地獄への片道切符を幾度も破り捨てて来た。
死ぬ気が無いから生を掴み取るのではなく、死んだ後で事実を否定する。
何と言えば良いのか、嫌悪までは行かずとも微妙に受け入れ難いと感じなくも無い。
死が余りにも身近な世界を駆け抜けて来た男なら尚更だ。
悪党はともかく善人がそれで救われるのであれば、大声で否定する気は無いが。
「ピカ…ピカチュウ……?(ってことはしのぶさん達は…無理だけど…でも炭治郎は死なずに済むんだよな……?)」
理解するのに苦労すれど、善逸にとっても悪い内容では無い。
殺し合いが無かったことになるとは即ち、無惨を倒した後の生活に戻れるという事。
自分は勿論、炭治郎だって生きて禰豆子と平和に暮らせる。
と言ってもこれで助かる鬼殺隊の関係者は、善逸と炭治郎の二人だけ。
殺し合い関係無く元々死者だった柱達の死は覆せない。
仕方ない話であるが、結局煉獄達との再会が叶わないのは寂しさを感じずにはいられなかった。
だが炭治郎と、鳥束や神楽の死が否定されるのであれば成功させる価値はある。
殺し合いが無かったことになるとは即ち、無惨を倒した後の生活に戻れるという事。
自分は勿論、炭治郎だって生きて禰豆子と平和に暮らせる。
と言ってもこれで助かる鬼殺隊の関係者は、善逸と炭治郎の二人だけ。
殺し合い関係無く元々死者だった柱達の死は覆せない。
仕方ない話であるが、結局煉獄達との再会が叶わないのは寂しさを感じずにはいられなかった。
だが炭治郎と、鳥束や神楽の死が否定されるのであれば成功させる価値はある。
「本当に……そんなことが……」
甜花もまた衝撃的な内容に言葉を失う。
涙で潤んだ瞳には悲しみ以外に、もしかしたらという期待が宿った。
メモに書かれてる作戦が成功すれば、真乃は殺し合いなんて知らずに今まで通りアイドルが出来る。
千雪は体を利用されずに済み、甜花が大好きな本当の笑みを見せてくれる。
自分と甘奈だって、恐いことが全部頭から消え去り283プロでの日々に戻れる。
反対する理由はどこにもない。
涙で潤んだ瞳には悲しみ以外に、もしかしたらという期待が宿った。
メモに書かれてる作戦が成功すれば、真乃は殺し合いなんて知らずに今まで通りアイドルが出来る。
千雪は体を利用されずに済み、甜花が大好きな本当の笑みを見せてくれる。
自分と甘奈だって、恐いことが全部頭から消え去り283プロでの日々に戻れる。
反対する理由はどこにもない。
(でも、それって……良いのかな……)
なのに、心の何処かで迷いも生まれる。
殺し合いが無かったことになってしまえば、戦兎達との出会いも消えてしまう。
甘奈に誘われ飛び込んだ世界で多くの出会いを通じ、アイドルとしての自分に自信を持てたからこそ思う。
殺し合いという場所でも、出会った人達との繋がりは否定してはいけないものだと。
思い出すだけで震えが走る恐い目にもあったけど、同じくらい大切にしたい記憶がある。
真乃達が助かるなら、作戦の成功を願って当たり前だ。
だけど、守ると約束してくれたヒーローを始め、仲間と言える人達を忘れてしまって本当に良いのだろうか。
殺し合いが無かったことになってしまえば、戦兎達との出会いも消えてしまう。
甘奈に誘われ飛び込んだ世界で多くの出会いを通じ、アイドルとしての自分に自信を持てたからこそ思う。
殺し合いという場所でも、出会った人達との繋がりは否定してはいけないものだと。
思い出すだけで震えが走る恐い目にもあったけど、同じくらい大切にしたい記憶がある。
真乃達が助かるなら、作戦の成功を願って当たり前だ。
だけど、守ると約束してくれたヒーローを始め、仲間と言える人達を忘れてしまって本当に良いのだろうか。
「あれこれ考えたくなるだろうが、まずは生き延びるのが第一だろ。作戦に関しちゃ後でジューダスとじっくり話し合えば良い」
俺は乗る気は無いがなとの本音は声にも態度にも出さず、無難な言葉で話を締め括る。
互いが持つ大体の情報は話し終えた。
もう暫しの休憩を挟めば、再び宇宙船に移動となるだろう。
互いが持つ大体の情報は話し終えた。
もう暫しの休憩を挟めば、再び宇宙船に移動となるだろう。
○
「アシリパさん…アシリパさんは……ヨシ!いないなっ!」
「ピカピカァ~~~~…(禰豆子ちゃんもいない…良かったぁ~~~~~…)」
「ピカピカァ~~~~…(禰豆子ちゃんもいない…良かったぁ~~~~~…)」
指で名前を一文字一文字なぞって、繰り返し確認。
念入りにやっても嬉しい事に、アシリパの名はどこにも載っていない。
白石や他の知り合いの名前も無く、自分の体も勝手に使われていなかった。
考えていた最悪の事態は無事回避。
安堵でつい大声を出したが、今だけは許して欲しい。
念入りにやっても嬉しい事に、アシリパの名はどこにも載っていない。
白石や他の知り合いの名前も無く、自分の体も勝手に使われていなかった。
考えていた最悪の事態は無事回避。
安堵でつい大声を出したが、今だけは許して欲しい。
膝に乗せた善逸も頭上の声に驚かず、安心して気が抜けている。
炭治郎だけでなく禰豆子まで巻き込まれた日には、冷静さなど木っ端微塵に吹き飛ぶこと間違いなし。
幸い肉体側で知っている名は炭治郎と無惨の二人だけ。
禰豆子を始め、自分の関係者が他に体を奪われていないのは素直に喜ばしい。
炭治郎だけでなく禰豆子まで巻き込まれた日には、冷静さなど木っ端微塵に吹き飛ぶこと間違いなし。
幸い肉体側で知っている名は炭治郎と無惨の二人だけ。
禰豆子を始め、自分の関係者が他に体を奪われていないのは素直に喜ばしい。
一回目の定時放送の後から方針に付け加えた、精神と体の組み合わせ名簿の確認。
時間は掛かったがようやく実物と出会え、結果は杉元・善逸両名にとって朗報。
相棒であるアイヌの少女も、近々求婚する予定の少女も殺し合いには不在。
危険な輩に体を利用されておらず、心底ホッとした。
これで本当に杉元の関係者は何故か姉畑だけという疑問が残ったが、そこはもう考えない。
時間は掛かったがようやく実物と出会え、結果は杉元・善逸両名にとって朗報。
相棒であるアイヌの少女も、近々求婚する予定の少女も殺し合いには不在。
危険な輩に体を利用されておらず、心底ホッとした。
これで本当に杉元の関係者は何故か姉畑だけという疑問が残ったが、そこはもう考えない。
「しっかしまぁ、こういう形で見れるとはな……」
友好的な参加者に会えたら、組み合わせ名簿を見せてもらえるよう頼むつもりだった。
実際には名簿の所持者の方が先に、目を通した方が良いと渡して来たのだ。
余計ないざこざに発展せず確認出来たのだから、別に不満は無い。
ただ流石に、戦兎が最も警戒を向ける相手から譲渡されると少々複雑。
実際には名簿の所持者の方が先に、目を通した方が良いと渡して来たのだ。
余計ないざこざに発展せず確認出来たのだから、別に不満は無い。
ただ流石に、戦兎が最も警戒を向ける相手から譲渡されると少々複雑。
名簿を渡した本人は壁に寄り掛かり、片手でフルボトルを弄んでいる。
杉元の視線に気付いてはいるのだろうけど、大袈裟に反応するものでもない。
傍目にはぼんやり部屋を眺めているとしか思えないが、実際には会話の真っ最中。
この家の中で、エボルトだけが存在を知る女と。
杉元の視線に気付いてはいるのだろうけど、大袈裟に反応するものでもない。
傍目にはぼんやり部屋を眺めているとしか思えないが、実際には会話の真っ最中。
この家の中で、エボルトだけが存在を知る女と。
(感動の再会おめでとさん。思わずウルッとしちまったよ、なぁ千雪?)
(そんな嘘を堂々と吐いて楽しいですか?)
(そんな嘘を堂々と吐いて楽しいですか?)
何を言ったところでこの男には効果が無い。
分かっているけど我慢できず、吐き捨てる口調になる。
体を自由に動かせれば、今の自分は苦々しい顔をしてるだろう。
分かっているけど我慢できず、吐き捨てる口調になる。
体を自由に動かせれば、今の自分は苦々しい顔をしてるだろう。
(甜花ちゃん…本当に甘奈ちゃんの体で……)
エボルトの言葉に同意したくは無いが、甜花の無事が分かって込み上げるものがあったのは本当だ。
同じ顔だけど、間違いなく甘奈の体だと分かる。
アルストロメリアの一人として、これまでずっと近くで彼女達を見て来たのだから。
体は甘奈、でも浮かべる表情や見せる仕草は彼女の姉。
大崎姉妹は本当に精神と体でそれぞれ巻き込まれていた。
改めて突き付けられた現実に胸が締め付けられ、同時にこうして再会が叶ったなら直接言葉を掛けてあげたい。
沢山恐い思いをしただろう彼女を抱きしめて、少しでも安心させてあげたい。
真乃の件もあってか、余計に強くそう思う。
同じ顔だけど、間違いなく甘奈の体だと分かる。
アルストロメリアの一人として、これまでずっと近くで彼女達を見て来たのだから。
体は甘奈、でも浮かべる表情や見せる仕草は彼女の姉。
大崎姉妹は本当に精神と体でそれぞれ巻き込まれていた。
改めて突き付けられた現実に胸が締め付けられ、同時にこうして再会が叶ったなら直接言葉を掛けてあげたい。
沢山恐い思いをしただろう彼女を抱きしめて、少しでも安心させてあげたい。
真乃の件もあってか、余計に強くそう思う。
但し、自分の体に巣食った怪物はそれを許してくれなかった。
(どうしても駄目なんですか…?少しの間だけでも……)
(言った筈だ、これはお前の為でもあるってな。大好きなアイドル仲間を前にして消えたくないだろ?)
(言った筈だ、これはお前の為でもあるってな。大好きなアイドル仲間を前にして消えたくないだろ?)
返って来たのはにべもない拒否。
しかし理由に関しては千雪も理解しているだけに、強く反論できない。
しかし理由に関しては千雪も理解しているだけに、強く反論できない。
二回目の放送でハワードが伝えたように、身体側の意識の復活は主催者の望むところではない。
千雪に関しては放置して問題無しと判断されたのか、現在に至るまで消される気配は無い。
だがもし、エボルトが肉体の主導権を千雪に返した場合どうなるか。
本来殺し合いでの行動を許可されていない身体側の意識が、平然と行動してしまったら。
主催者を誘い出す為ならその手に出るのは有り。
しかし千雪の意識を消されるだけならまだしも、問答無用で首輪を爆破されれば流石にお手上げだ。
最低でも首輪を外すまでは、千雪の意識を表に出すべきではない。
千雪に関しては放置して問題無しと判断されたのか、現在に至るまで消される気配は無い。
だがもし、エボルトが肉体の主導権を千雪に返した場合どうなるか。
本来殺し合いでの行動を許可されていない身体側の意識が、平然と行動してしまったら。
主催者を誘い出す為ならその手に出るのは有り。
しかし千雪の意識を消されるだけならまだしも、問答無用で首輪を爆破されれば流石にお手上げだ。
最低でも首輪を外すまでは、千雪の意識を表に出すべきではない。
(俺も心苦しいんだがねぇ。お前に何かあったら、ファンの連中やプロデューサーに顔向け出来ないからなァ?)
(……)
(……)
こちらの心配など微塵もしていない癖に、よくまあペラペラと口が回るものだ。
言い返そうと口を開きかけるも、意味など無いのでぐっと堪える。
それにエボルトの言う通り、ボンドルド達が排除に動かないとも限らない。
自分が消え、それで甜花の精神に負担を掛けるのは千雪だって望まないのだから。
言い返そうと口を開きかけるも、意味など無いのでぐっと堪える。
それにエボルトの言う通り、ボンドルド達が排除に動かないとも限らない。
自分が消え、それで甜花の精神に負担を掛けるのは千雪だって望まないのだから。
「あ……あの……!」
計ったようなタイミングで声が掛かる。
緊張を隠せていない声色に横目を向ければ案の定、ビクリと身を竦ませる少女が一人。
千雪の存在に気付いてる訳ではないだろうに、偶然とは恐ろしいものだ。
緊張を隠せていない声色に横目を向ければ案の定、ビクリと身を竦ませる少女が一人。
千雪の存在に気付いてる訳ではないだろうに、偶然とは恐ろしいものだ。
「俺とお喋りでもしたくなったか?そりゃ実に光栄だが、迂闊に近付いちゃいけませんって戦兎は言ってくれなかったのかねぇ?言いつけを守れない奴になったら、この女もさぞ悲しむだろうよ」
「う……あう……」
「う……あう……」
いつも自分と甘奈に向けてくれる優しい眼差しでは無く、獲物を前に舌なめずりする蛇のような目。
どんな時だって自分と甘奈を絶対に悪く言わない言葉ではなく、思いやりなんて欠片も無い軽口。
意を決し話しかけても、たったこれだけで言葉に詰まる。
どんな時だって自分と甘奈を絶対に悪く言わない言葉ではなく、思いやりなんて欠片も無い軽口。
意を決し話しかけても、たったこれだけで言葉に詰まる。
「お前と話しに来たんじゃない。邪魔だから黙ってろ」
続けて余計なちょっかいを出される前に助け船が出された。
甜花を庇うように前へ出た戦兎へ、冗談が通じない奴と言わんばかりの呆れ笑いを見せる。
分かってはいたが甜花だけで話に来たのではなく、戦兎(ヒーロー)同伴らしい。
とはいえ、戦兎の役目はあくまでエボルトに余計な口出しをさせない事。
用があるのは甜花の方、しかし目的はエボルトとの会話ではない。
甜花を庇うように前へ出た戦兎へ、冗談が通じない奴と言わんばかりの呆れ笑いを見せる。
分かってはいたが甜花だけで話に来たのではなく、戦兎(ヒーロー)同伴らしい。
とはいえ、戦兎の役目はあくまでエボルトに余計な口出しをさせない事。
用があるのは甜花の方、しかし目的はエボルトとの会話ではない。
「あ、ありがとう戦兎さん……うん、もう大丈夫……」
緊張を少しでも解く為に深呼吸を一つ。
まだ恐いけれど、いつまでも怯えていたってしょうがない。
W.I.N.Gの時とは違う理由で心臓が五月蠅い。
一歩、二歩、三歩と前に出て戦兎が視界から消える。
でもすぐ後ろに立ち、何かあったら直ぐにまた自分の前に出る気でいてくれる。
出会った時からずっと優しいままの彼に安心し、少しだけ緊張が解れた。
まだ恐いけれど、いつまでも怯えていたってしょうがない。
W.I.N.Gの時とは違う理由で心臓が五月蠅い。
一歩、二歩、三歩と前に出て戦兎が視界から消える。
でもすぐ後ろに立ち、何かあったら直ぐにまた自分の前に出る気でいてくれる。
出会った時からずっと優しいままの彼に安心し、少しだけ緊張が解れた。
『彼女』と目を合わせる。
瞳の色は同じでも、やっぱり自分が知ってるあの人ではない。
こんなに近くにいるのに会えない寂しさに、胸が痛いくらい締め付けられた。
瞳の色は同じでも、やっぱり自分が知ってるあの人ではない。
こんなに近くにいるのに会えない寂しさに、胸が痛いくらい締め付けられた。
「千雪さん……」
名前を呼んだあの人の意識が目の前で囚われている事を、甜花には知る由も無い。
こうやって話すことが無意味かもしれないとは自覚しても、言いたいことがあった。
たとえ何の意味も無いとしても、届けたい言葉が甜花にはある。
こうやって話すことが無意味かもしれないとは自覚しても、言いたいことがあった。
たとえ何の意味も無いとしても、届けたい言葉が甜花にはある。
「甜花……ここに来てもいっぱい迷惑かけて……戦兎さん達にも……酷いことして……」
戦兎にずっと守ってもらって、PK学園でもナナと燃堂に迷惑をかけて。
挙句の果てに洗脳され、DIOの手先として戦兎達に武器を向ける始末。
今でも思い出すと罪悪感が胸を抉り、自分が嫌になる。
挙句の果てに洗脳され、DIOの手先として戦兎達に武器を向ける始末。
今でも思い出すと罪悪感が胸を抉り、自分が嫌になる。
「今もまだ、ダメダメなところはいっぱいで……で、でも……!甜花に何ができるのか、まだちゃんと分かってないけど……それでも……!」
それでも、守ってばかりや迷惑をかけてばかりの自分ではいられなかったから。
優しくて信頼できるヒーローだって、支えてくれる人がいないときっと苦しいままだから。
彼だけに押し付けるのではなく、一緒に頑張りたいと決意したから。
優しくて信頼できるヒーローだって、支えてくれる人がいないときっと苦しいままだから。
彼だけに押し付けるのではなく、一緒に頑張りたいと決意したから。
「甜花も、戦兎さん達と一緒に……千雪さんのこと、絶対助けるから……!」
途切れ途切れで、しかし揺らぐ事の無い意思の籠められた言葉。
真正面からぶつけられても、『彼女』は何も言わない。
言葉を忘れるくらいに感動したんじゃあなく、言葉を口に出す価値も無いと思っているから。
『彼女』の体に閉じ込められ男在は、戦兎とは真逆の存在。
この反応は分かり切っていた。
真正面からぶつけられても、『彼女』は何も言わない。
言葉を忘れるくらいに感動したんじゃあなく、言葉を口に出す価値も無いと思っているから。
『彼女』の体に閉じ込められ男在は、戦兎とは真逆の存在。
この反応は分かり切っていた。
「……」
でも何故だろうか。
一瞬、ちょっとでも目を逸らせば気付けないくらいの一瞬だけ。
こちらを見つめる『彼女』の目が、自分の知ってる優しい色へ戻ったように見えたのは。
一瞬、ちょっとでも目を逸らせば気付けないくらいの一瞬だけ。
こちらを見つめる『彼女』の目が、自分の知ってる優しい色へ戻ったように見えたのは。
◆
出発の時間までもう僅か。
疲労とおさらばまでは行かなくても、戦闘可能な程度には体力も回復して来た頃だ。
各々準備を行っている竈門家の外で、エボルトは軽く体を動かす。
ダグバとの戦闘を終えた直後よりはマシになった。
後は戦兎達と共にフリーザの宇宙船に行き、必要な人材を纏めて確保すれば良い。
疲労とおさらばまでは行かなくても、戦闘可能な程度には体力も回復して来た頃だ。
各々準備を行っている竈門家の外で、エボルトは軽く体を動かす。
ダグバとの戦闘を終えた直後よりはマシになった。
後は戦兎達と共にフリーザの宇宙船に行き、必要な人材を纏めて確保すれば良い。
(運が向いて来た…って言うには気が早いか)
ディケイドを始め敵対者は少なくない。
未だ全容や具体的な戦力も判明していない主催者との戦いも考えれば、多少なりとも気を抜けるのは今が最後かもしれない。
だが流れは決して悪くない筈だ。
ようやっと戦兎と合流し、首輪解除のスタートラインに立てた。
サンプルとなる首輪も戦兎の方で確保した分を合わせ、十分な数。
必要無くなったらモノモノマシーンで武器に変えれば問題ない。
おまけに柊ナナの居場所も分かり、しんのすけと合流すれば会えるのだから一石二鳥。
戦兎はこちらを強く警戒していたが、これも予想通り。
未だ全容や具体的な戦力も判明していない主催者との戦いも考えれば、多少なりとも気を抜けるのは今が最後かもしれない。
だが流れは決して悪くない筈だ。
ようやっと戦兎と合流し、首輪解除のスタートラインに立てた。
サンプルとなる首輪も戦兎の方で確保した分を合わせ、十分な数。
必要無くなったらモノモノマシーンで武器に変えれば問題ない。
おまけに柊ナナの居場所も分かり、しんのすけと合流すれば会えるのだから一石二鳥。
戦兎はこちらを強く警戒していたが、これも予想通り。
(心配しなくても“今は”大人しくしといてやるよ)
尤も、何でもかんでも馬鹿正直に従ったり打ち明ける気は勿論皆無。
懐に仕舞ったナビとの連絡手段や、ジューダスの計画を潰すつもりでいることなど。
懐に仕舞ったナビとの連絡手段や、ジューダスの計画を潰すつもりでいることなど。
それに機を見て戦兎がどの時間軸から参加しているかも確かめねばなるまい。
『マスター』や『スターク』ではなく、ハッキリ自分を指してエボルトと言った。
エボルドライバーの存在を把握していた。
これだけではまだ、戦兎が自分の知らない未来から来たと断定出来ない。
美空に憑依したベルナージュが教えたり、葛城巧が残したデータでも見ていれば十分知れる内容だ。
未来で自分の計画は問題無く進んだのか、それとも予期せぬトラブルに見舞われたか。
場合によっては帰還してからの方針も見直す必要が出て来るのだから。
『マスター』や『スターク』ではなく、ハッキリ自分を指してエボルトと言った。
エボルドライバーの存在を把握していた。
これだけではまだ、戦兎が自分の知らない未来から来たと断定出来ない。
美空に憑依したベルナージュが教えたり、葛城巧が残したデータでも見ていれば十分知れる内容だ。
未来で自分の計画は問題無く進んだのか、それとも予期せぬトラブルに見舞われたか。
場合によっては帰還してからの方針も見直す必要が出て来るのだから。
とはいえ、互いの時間軸が違う可能性は戦兎も考えていた事だ。
明治や大正の日本から連れて来られた仲間達。
杉元の知り合いで死んだ筈の姉畑が参加しているが、ナナの仮説では死ぬ前の時間から参加しているかもしれない。
極め付けに過去と未来の同一人物、リオン・マグナスとジューダスの存在。
これらを考えれば、同じ世界出身でも連れて来られた時期がバラバラな可能性はある。
仮に殺し合いに参加したエボルトが戦兎の知る、『キルバスとの戦いの後に地球を去ったエボルト』でないとすれば。
新世界を創る前のエボルトなら、不用意に情報を明かすべきではない。
特にエボルトを倒す決め手となった新世界を創る方法は、絶対に知られてはならない。
たとえ新世界の事を知ったエボルトが生還しても、自分が帰る世界には何ら影響しないとも考えられる。
だからといってエボルトの好き勝手を許すつもりはなく、戦兎の方でも互いの時間軸に関する話には十分注意を払うつもりだった。
明治や大正の日本から連れて来られた仲間達。
杉元の知り合いで死んだ筈の姉畑が参加しているが、ナナの仮説では死ぬ前の時間から参加しているかもしれない。
極め付けに過去と未来の同一人物、リオン・マグナスとジューダスの存在。
これらを考えれば、同じ世界出身でも連れて来られた時期がバラバラな可能性はある。
仮に殺し合いに参加したエボルトが戦兎の知る、『キルバスとの戦いの後に地球を去ったエボルト』でないとすれば。
新世界を創る前のエボルトなら、不用意に情報を明かすべきではない。
特にエボルトを倒す決め手となった新世界を創る方法は、絶対に知られてはならない。
たとえ新世界の事を知ったエボルトが生還しても、自分が帰る世界には何ら影響しないとも考えられる。
だからといってエボルトの好き勝手を許すつもりはなく、戦兎の方でも互いの時間軸に関する話には十分注意を払うつもりだった。
とにかくまずは宇宙船でしんのすけ達と合流。
後の話は追々考えて行けば良い。
頭の中を整理し、ふと人の気配にチラリと背後を見やる。
帽子で目元を隠した共犯者の足取りが、何となく重いものに見えたのは気のせいではないだろう。
ついでに些細な違いを一つ発見。
後の話は追々考えて行けば良い。
頭の中を整理し、ふと人の気配にチラリと背後を見やる。
帽子で目元を隠した共犯者の足取りが、何となく重いものに見えたのは気のせいではないだろう。
ついでに些細な違いを一つ発見。
「あのナイフはくれてやったのか?」
「ああ、元々杉元さんのみたいだった」
「ああ、元々杉元さんのみたいだった」
ミチルの支給品から見付けたのを使わせてもらったが、持ち主が現れたので返却。
三十年式銃剣は杉元の手に戻った。
蓮には既に複数のペルソナと、仮面ライダージョーカーへの変身ツールがある。
使い慣れたリーチの武器を手放したとて、然程問題にはならない。
三十年式銃剣は杉元の手に戻った。
蓮には既に複数のペルソナと、仮面ライダージョーカーへの変身ツールがある。
使い慣れたリーチの武器を手放したとて、然程問題にはならない。
外見は高校生くらいで、元の体の自分と同じ。
しかし中に入った精神は大人の男性というのもあってか、さん付けで呼んでいる。
そんな雑談を一つ挟んで、視線を真っ直ぐに合わせる。
出発前の軽いトークがしたいんじゃあない。
真剣な話だと目で伝えれば、共犯者も聞く姿勢に移った。
尤も何を聞かれるかは分かっているが。
しかし中に入った精神は大人の男性というのもあってか、さん付けで呼んでいる。
そんな雑談を一つ挟んで、視線を真っ直ぐに合わせる。
出発前の軽いトークがしたいんじゃあない。
真剣な話だと目で伝えれば、共犯者も聞く姿勢に移った。
尤も何を聞かれるかは分かっているが。
「どうして桐生さんの事を黙っていたんだ?」
「向こうが素直に協力してくれるか分からなかったのが一つ目。俺と会う前にくたばる可能性を考えりゃ、首輪を外せる奴がいるって期待させるのも悪いなぁと思ったのが二つ目だな」
「向こうが素直に協力してくれるか分からなかったのが一つ目。俺と会う前にくたばる可能性を考えりゃ、首輪を外せる奴がいるって期待させるのも悪いなぁと思ったのが二つ目だな」
予め台本が脳内にセットされてるのか、間を開けずにスラスラ返答。
悪びれる様子は微塵もなく、責めるような視線も意に介さない。
悪びれる様子は微塵もなく、責めるような視線も意に介さない。
「……」
この男が胡散臭いのは今に始まった事ではない。
だが今回ばかりはエボルトへの不信感を、蓮自身もなあなあで済ませられなかった。
戦兎の情報を黙っていただけではない。
竈門家での二人のやり取りを見れば察しは付く。
エボルトと戦兎は前々からの知り合い、しかも決して友好的な仲ではない。
言動の軽薄さに呆れてるとかそんな優しいものではなく、明確な敵意を向けられていた。
あそこまでの恨みを買うなど、単なる揉め事とは違うだろう。
だが今回ばかりはエボルトへの不信感を、蓮自身もなあなあで済ませられなかった。
戦兎の情報を黙っていただけではない。
竈門家での二人のやり取りを見れば察しは付く。
エボルトと戦兎は前々からの知り合い、しかも決して友好的な仲ではない。
言動の軽薄さに呆れてるとかそんな優しいものではなく、明確な敵意を向けられていた。
あそこまでの恨みを買うなど、単なる揉め事とは違うだろう。
元々信用できない部分はあったが、戦兎の件で余計に分からなくなる。
果たして、この男と協力を続けて大丈夫なのかと。
もしや自分が考えてる以上に、この男は危険な存在なんじゃあないかと。
果たして、この男と協力を続けて大丈夫なのかと。
もしや自分が考えてる以上に、この男は危険な存在なんじゃあないかと。
「相棒に疑われるってのは悲しいが…ま、こればっかりはお前が決めたら良いさ」
悩む蓮とは正反対にあっけらかんとした態度。
疑惑の視線も何のその、普段通りの口調を崩さずに告げる。
疑惑の視線も何のその、普段通りの口調を崩さずに告げる。
「俺との関係を終わらせたいってんなら、まぁ仕方ねぇか。ここで相棒関係解消は寂しいけどねぇ」
関係解消。
エボルトが信用できないから、ここで彼との関係を断つ。
ルブランでの握手を無かった事にする。
まさか向こうからその選択を促されるとは思わず、困惑を視線で伝えても軽薄な笑みは変わらない。
時折何を考えているのか分からない部分があったけど、今は特にそうだ。
言葉に詰まった蓮にエボルトは何も言わない。
答えが出るのを待っている。
エボルトが信用できないから、ここで彼との関係を断つ。
ルブランでの握手を無かった事にする。
まさか向こうからその選択を促されるとは思わず、困惑を視線で伝えても軽薄な笑みは変わらない。
時折何を考えているのか分からない部分があったけど、今は特にそうだ。
言葉に詰まった蓮にエボルトは何も言わない。
答えが出るのを待っている。
「俺は……」
→【相棒を終わらせる】
【相棒を続ける】
【相棒を続ける】
【相棒を終わらせる】
→【相棒を続ける】
→【相棒を続ける】
『本当にこの選択で良いのだろうか…』
【相棒を終わらせる】
→【エボルトの共犯者を続ける】
→【エボルトの共犯者を続ける】
細く白い女の手を取る。
ルブランの時と同じ握手。
十数時間前と一緒なのは、手を握られた相手の顔もそう。
驚きを浮かべた相手に、蓮はこれで良いんだと自分へ言い聞かせた。
ルブランの時と同じ握手。
十数時間前と一緒なのは、手を握られた相手の顔もそう。
驚きを浮かべた相手に、蓮はこれで良いんだと自分へ言い聞かせた。
確かにエボルトは信用できない部分が多々ある。
しかし、ここに来るまでに何度も助けてもらったのも変えられない事実。
エボルトとの共闘が無ければ、命を落としていたかもしれない場面は少なくない。
ひょっとすると、最初にアーマージャックと戦った時点で殺された可能性だって否定できない。
故に、再び手を取る選択をした。
たとえ自分の想像を超える悪人でも、この男との協力はきっとまだ必要だから。
怪盗団の仲間のように信頼で結ばれてはいなくとも、道化師のアルカナという生まれた絆は消えないから。
しかし、ここに来るまでに何度も助けてもらったのも変えられない事実。
エボルトとの共闘が無ければ、命を落としていたかもしれない場面は少なくない。
ひょっとすると、最初にアーマージャックと戦った時点で殺された可能性だって否定できない。
故に、再び手を取る選択をした。
たとえ自分の想像を超える悪人でも、この男との協力はきっとまだ必要だから。
怪盗団の仲間のように信頼で結ばれてはいなくとも、道化師のアルカナという生まれた絆は消えないから。
だからこれで良い。
何も、間違ってなんかない。
何も、間違ってなんかない。
◆
あくまで。
ただの推測、根拠など何も無い戯言かもしれないが。
蓮がエボルトと手を切らなかったのは、心の奥底で喪失を恐れているからではないか。
ただの推測、根拠など何も無い戯言かもしれないが。
蓮がエボルトと手を切らなかったのは、心の奥底で喪失を恐れているからではないか。
怪盗団の活動をこなし、ペルソナ使いとして幾つも修羅場を潜って来た。
パレスの攻略のみならず、殺し合いでも彼の強さは健在。
新たな絆を育み、他者の命を奪う悪と戦った。
パレスの攻略のみならず、殺し合いでも彼の強さは健在。
新たな絆を育み、他者の命を奪う悪と戦った。
だが元の世界と殺し合い、それぞれの戦いで大きく違うものが一つある。
それは仲間の死。
志を共にした者達の喪失。
怪盗団が時に心身に傷を負う事はあっても、命まで失う事態は起きていない。
しかし矢に選ばれたスタンド使いが用意したこの地では、何人もの仲間が蓮の元を去った。
悪党のオタカラを華麗に盗み、仲間と改心の成功に達成感を得るのとは違う。
強大な敵を倒しても、決してハッピーエンドで終わらない。
何度戦いを生き抜いても、仲間の死は防げない。
志を共にした者達の喪失。
怪盗団が時に心身に傷を負う事はあっても、命まで失う事態は起きていない。
しかし矢に選ばれたスタンド使いが用意したこの地では、何人もの仲間が蓮の元を去った。
悪党のオタカラを華麗に盗み、仲間と改心の成功に達成感を得るのとは違う。
強大な敵を倒しても、決してハッピーエンドで終わらない。
何度戦いを生き抜いても、仲間の死は防げない。
無論、戦いの放棄を選ぶつもりは微塵もない。
ベルベットルームでの決意は嘘ではない。
だけど、度重なる仲間の死が心の裂け目をより深く抉っていないと何故言い切れるのか。
ベルベットルームでの決意は嘘ではない。
だけど、度重なる仲間の死が心の裂け目をより深く抉っていないと何故言い切れるのか。
蓮は怪盗団のリーダーであり、今は切り札の記憶を宿す仮面ライダー。
戦う力を持った戦士、だが同じく高校生の少年だ。
次々目の当たりにする死に心が磨り減る筈が無いと、断言出来る理由がどこに存在するという。
戦う力を持った戦士、だが同じく高校生の少年だ。
次々目の当たりにする死に心が磨り減る筈が無いと、断言出来る理由がどこに存在するという。
信用は出来ない、もっと警戒するべき。
そのような男でも最初に出会ってからずっと行動を共にした、相棒と呼ぶべき存在なら。
喪失を恐れ関係を断てなかった可能性は、誰にも否定できない。
仮に蓮がもう少し先の未来から連れて来られていれば。
仲間であり、敵であり、ライバルのようでもあった探偵に生かされた後だったら。
異なる展開があっただろうが、たらればでしかない。
そのような男でも最初に出会ってからずっと行動を共にした、相棒と呼ぶべき存在なら。
喪失を恐れ関係を断てなかった可能性は、誰にも否定できない。
仮に蓮がもう少し先の未来から連れて来られていれば。
仲間であり、敵であり、ライバルのようでもあった探偵に生かされた後だったら。
異なる展開があっただろうが、たらればでしかない。
所詮は可能性の話だ。
もっと冷静に考え、単に協力が必要と判断を下した結果に過ぎないかもしれない。
もっと冷静に考え、単に協力が必要と判断を下した結果に過ぎないかもしれない。
確かな事は一つ。
怪盗と星狩り、共犯者という歪に結ばれた絆は終わっていない。
怪盗と星狩り、共犯者という歪に結ばれた絆は終わっていない。
「相棒だろ、俺達は」
そう言った蓮に、相手はやはり何も言わない。
ただとっくに見慣れた笑みを浮かべるだけ。
どこか作り物めいた表情の女が蛇になり、自分を頭から飲み込む。
脳裏に浮かんだ気味の悪いイメージが妄想かどうか、蓮には判断が付かなかった。
ただとっくに見慣れた笑みを浮かべるだけ。
どこか作り物めいた表情の女が蛇になり、自分を頭から飲み込む。
脳裏に浮かんだ気味の悪いイメージが妄想かどうか、蓮には判断が付かなかった。
【C-3 竈門家/夜中】
【桐生戦兎@仮面ライダービルド】
[身体]:佐藤太郎@仮面ライダービルド
[状態]:疲労(大)、ダメージ(大・処置済み)、全身打撲(処置済み)
[装備]:ネオディケイドライバー@仮面ライダージオウ、ドリルクラッシャー@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品、ライズホッパー@仮面ライダーゼロワン、サッポロビールの宣伝販売車@ゴールデンカムイ、仮面ライダーブレイズファンタステックライオン変身セット(水勢剣流水無し)@仮面ライダーセイバー、スペクター激昂戦記ワンダーライドブック@仮面ライダーセイバー、しのぶの首輪、神楽の首輪、工具箱
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを打破する。
1:フリーザの宇宙船に向かい柊達と合流する。
2:甜花を今度こそ守る。一緒に戦うなら無茶しないようにしとかねぇと。
3:エボルトには要警戒。桑山千雪の体でおかしな真似はさせない。
4:広瀬康一はどうなってる?巨人以外にも何らかの力があったのか?
5:斉木楠雄が柊の中にいたのか?何故だ?何か有用な情報を得られればいいのだが…
6:佐藤太郎の意識は少なくとも俺の中には存在しないということか?
7:他に殺し合いに乗ってない参加者がいるかもしれない。探してみよう。
8:首輪も外さないとな。工具は手に入ったしそろそろ調べたい。
9:歴史の修復についてジューダスって奴から直接詳しい話を聞きたい。
10:柊に僅かな疑念。できれば両親の死についてもう少し詳しいことが聞きたい。
11:柊から目を離すべきでは無いと思うが…今はどうにもできないか。
[備考]
※本来の体ではないためビルドドライバーでは変身することができません。
※平成ジェネレーションズFINALの記憶があるため、仮面ライダーエグゼイド・ゴースト・鎧武・フォーゼ・オーズを知っています。
※ライドブッカーには各ライダーの基本フォームのライダーカードとビルドジーニアスフォームのカードが入っています。
※令和ライダーのカードはゼロワンとセイバーが入っています。
※参戦時期は少なくとも本編終了後の新世界からです。『仮面ライダークローズ』の出来事は経験しています。
※参加者が並行世界から集められている可能性を知りました。
※ジーニアスフォームに変身後は5分経過で強制的に通常のビルドへ戻ります。また2時間経過しなければ再変身不可能となります。
※自分とエボルトがそれぞれ違う時間軸から参加している可能性を考えています。
[身体]:佐藤太郎@仮面ライダービルド
[状態]:疲労(大)、ダメージ(大・処置済み)、全身打撲(処置済み)
[装備]:ネオディケイドライバー@仮面ライダージオウ、ドリルクラッシャー@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品、ライズホッパー@仮面ライダーゼロワン、サッポロビールの宣伝販売車@ゴールデンカムイ、仮面ライダーブレイズファンタステックライオン変身セット(水勢剣流水無し)@仮面ライダーセイバー、スペクター激昂戦記ワンダーライドブック@仮面ライダーセイバー、しのぶの首輪、神楽の首輪、工具箱
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを打破する。
1:フリーザの宇宙船に向かい柊達と合流する。
2:甜花を今度こそ守る。一緒に戦うなら無茶しないようにしとかねぇと。
3:エボルトには要警戒。桑山千雪の体でおかしな真似はさせない。
4:広瀬康一はどうなってる?巨人以外にも何らかの力があったのか?
5:斉木楠雄が柊の中にいたのか?何故だ?何か有用な情報を得られればいいのだが…
6:佐藤太郎の意識は少なくとも俺の中には存在しないということか?
7:他に殺し合いに乗ってない参加者がいるかもしれない。探してみよう。
8:首輪も外さないとな。工具は手に入ったしそろそろ調べたい。
9:歴史の修復についてジューダスって奴から直接詳しい話を聞きたい。
10:柊に僅かな疑念。できれば両親の死についてもう少し詳しいことが聞きたい。
11:柊から目を離すべきでは無いと思うが…今はどうにもできないか。
[備考]
※本来の体ではないためビルドドライバーでは変身することができません。
※平成ジェネレーションズFINALの記憶があるため、仮面ライダーエグゼイド・ゴースト・鎧武・フォーゼ・オーズを知っています。
※ライドブッカーには各ライダーの基本フォームのライダーカードとビルドジーニアスフォームのカードが入っています。
※令和ライダーのカードはゼロワンとセイバーが入っています。
※参戦時期は少なくとも本編終了後の新世界からです。『仮面ライダークローズ』の出来事は経験しています。
※参加者が並行世界から集められている可能性を知りました。
※ジーニアスフォームに変身後は5分経過で強制的に通常のビルドへ戻ります。また2時間経過しなければ再変身不可能となります。
※自分とエボルトがそれぞれ違う時間軸から参加している可能性を考えています。
【杉元佐一@ゴールデンカムイ】
[身体]:藤原妹紅@東方project
[状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、全身火傷(小)、霊力消費(大)、再生中、一回死亡
[装備]:神経断裂弾装填済みコルト・パイソン6インチ(6/6)@仮面ライダークウガ、三十年式歩兵銃(3/5)@ゴールデンカムイ、三十年式銃剣@ゴールデンカムイ、和泉守兼定@Fateシリーズ
[道具]:基本支給品×6、神経断裂弾×26@仮面ライダークウガ、ラッコ鍋(調理済み・少量消費)@ゴールデンカムイ、鉄の爪@ドラゴンクエストIV、青いポーション×1@オーバーロード、黄チュチュゼリー×1@ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド、魔法の天候棒@ONE PIECE、ランダム支給品×0~1(確認済)
[思考・状況]
基本方針:なんにしろ主催者をシメて帰りたい。身体は……持ち主に悪いが最悪諦める。
1:柊達の所に行く。
2:あのカエル(鳥束)、死んだのか…。
3:俺やアシリパさんの身体がないんだよな!よしっ!
4:先生は死んじまったか……。いや本当に何で先生だけいたの!?
5:不死身だとしても死ぬ前提の動きはしない(なお無茶はする模様)。
6:DIOには要警戒。
7:エボルトの奴にはこっちでも警戒しとく。
8:何で網走監獄があんだよ…。
9:この入れ物は便利だから持って帰ろっかな。
10:本当に生き返ったのかよ!?蓬莱人すげえッ!
11:ラッコ鍋は見なかった事にしよう…。
[備考]
※参戦時期は流氷で尾形が撃たれてから病院へ連れて行く間です。
※二回までは死亡から復活できますが、三回目の死亡で復活は出来ません。
※パゼストバイフェニックス、および再生せず魂のみ維持することは制限で使用不可です。
死亡後長くとも五分で強制的に復活されますが、復活の場所は一エリア程度までは移動可能。
※飛翔は短時間なら可能です
※鳳翼天翔、ウー、フジヤマヴォルケイノ、正直者の死、フェニックスの尾に類似した攻撃を覚えました
※鳥束とギニュー(名前は知らない)の体が入れ替わったと考えています。
※参加者が並行世界から集められている可能性を知りました。また自分が戦兎達よりも過去の時代から来たと知りました。
[身体]:藤原妹紅@東方project
[状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、全身火傷(小)、霊力消費(大)、再生中、一回死亡
[装備]:神経断裂弾装填済みコルト・パイソン6インチ(6/6)@仮面ライダークウガ、三十年式歩兵銃(3/5)@ゴールデンカムイ、三十年式銃剣@ゴールデンカムイ、和泉守兼定@Fateシリーズ
[道具]:基本支給品×6、神経断裂弾×26@仮面ライダークウガ、ラッコ鍋(調理済み・少量消費)@ゴールデンカムイ、鉄の爪@ドラゴンクエストIV、青いポーション×1@オーバーロード、黄チュチュゼリー×1@ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド、魔法の天候棒@ONE PIECE、ランダム支給品×0~1(確認済)
[思考・状況]
基本方針:なんにしろ主催者をシメて帰りたい。身体は……持ち主に悪いが最悪諦める。
1:柊達の所に行く。
2:あのカエル(鳥束)、死んだのか…。
3:俺やアシリパさんの身体がないんだよな!よしっ!
4:先生は死んじまったか……。いや本当に何で先生だけいたの!?
5:不死身だとしても死ぬ前提の動きはしない(なお無茶はする模様)。
6:DIOには要警戒。
7:エボルトの奴にはこっちでも警戒しとく。
8:何で網走監獄があんだよ…。
9:この入れ物は便利だから持って帰ろっかな。
10:本当に生き返ったのかよ!?蓬莱人すげえッ!
11:ラッコ鍋は見なかった事にしよう…。
[備考]
※参戦時期は流氷で尾形が撃たれてから病院へ連れて行く間です。
※二回までは死亡から復活できますが、三回目の死亡で復活は出来ません。
※パゼストバイフェニックス、および再生せず魂のみ維持することは制限で使用不可です。
死亡後長くとも五分で強制的に復活されますが、復活の場所は一エリア程度までは移動可能。
※飛翔は短時間なら可能です
※鳳翼天翔、ウー、フジヤマヴォルケイノ、正直者の死、フェニックスの尾に類似した攻撃を覚えました
※鳥束とギニュー(名前は知らない)の体が入れ替わったと考えています。
※参加者が並行世界から集められている可能性を知りました。また自分が戦兎達よりも過去の時代から来たと知りました。
【我妻善逸@鬼滅の刃】
[身体]:ピカチュウ@ポケットモンスターシリーズ
[状態]:疲労(大)、ダメージ(大・処置済み)、全身に火傷、精神的疲労(極大)
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本方針:殺し合いは止めたいけど、この体でどうすればいいんだ
1:お姉さん(杉元)達と行動
2:しのぶさんも岩柱のおっさんも、また死んじゃったんだな……
3:煉獄さんも鳥束も、あの人(神楽)死んじゃったのか……
4:無惨が死んだのは良かったんだろうけど……
5:炭治郎の体が…まさか精神まで死んでないよな……?
6:殺し合いが無かったことになるなら、炭治郎達も助かるのか……?
7:……かみなりの石?何かよく分からない言葉が思い浮かぶ…
[備考]
※参戦時期は鬼舞辻無惨を倒した後に、竈門家に向かっている途中の頃です。
※現在判明している使える技は「かみなり」「でんこうせっか」「10まんボルト」「かげぶんしん」の4つです。
※他に使える技は後の書き手におまかせします。
※鳥束とギニュー(名前は知らない)の体が入れ替わったと考えています
※参加者が並行世界から集められている可能性を知りました。また自分が戦兎達よりも過去の、杉元よりも未来の時代から来たと知りました。
※肉体のピカチュウは、ポケットモンスターピカチュウバージョンのピカチュウでした。
[身体]:ピカチュウ@ポケットモンスターシリーズ
[状態]:疲労(大)、ダメージ(大・処置済み)、全身に火傷、精神的疲労(極大)
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本方針:殺し合いは止めたいけど、この体でどうすればいいんだ
1:お姉さん(杉元)達と行動
2:しのぶさんも岩柱のおっさんも、また死んじゃったんだな……
3:煉獄さんも鳥束も、あの人(神楽)死んじゃったのか……
4:無惨が死んだのは良かったんだろうけど……
5:炭治郎の体が…まさか精神まで死んでないよな……?
6:殺し合いが無かったことになるなら、炭治郎達も助かるのか……?
7:……かみなりの石?何かよく分からない言葉が思い浮かぶ…
[備考]
※参戦時期は鬼舞辻無惨を倒した後に、竈門家に向かっている途中の頃です。
※現在判明している使える技は「かみなり」「でんこうせっか」「10まんボルト」「かげぶんしん」の4つです。
※他に使える技は後の書き手におまかせします。
※鳥束とギニュー(名前は知らない)の体が入れ替わったと考えています
※参加者が並行世界から集められている可能性を知りました。また自分が戦兎達よりも過去の、杉元よりも未来の時代から来たと知りました。
※肉体のピカチュウは、ポケットモンスターピカチュウバージョンのピカチュウでした。
【大崎甜花@アイドルマスターシャイニーカラーズ】
[身体]:大崎甘奈@アイドルマスターシャイニーカラーズ
[状態]:疲労(大)、ダメージ(大・処置済み)、服や体にいくつかの切り傷(処置済み)、戦兎やナナ達への罪悪感、エボルトへの恐怖と嫌悪感(大)、深い悲しみ、決意
[装備]:戦極ドライバー+メロンロックシード+メロンエナジーロックシード@仮面ライダー鎧武、PK学園の女生徒用制服@斉木楠雄のΨ難
[道具]:基本支給品、デビ太郎のぬいぐるみクッション@アイドルマスターシャイニーカラーズ、甘奈の衣服と下着
[思考・状況]
基本方針:殺し合いには乗らない
1:真乃ちゃん……。
2:戦兎さんの……力になりたい……。
3:皆に酷いことしちゃった……甜花…だめだめ……。
4:ナナちゃんと燃堂さんにも……謝らなきゃ……。
5:なーちゃん達……大丈夫かな……。
6:千雪さんを戦兎さん達と一緒に……助けなきゃ……!
7:殺し合いが無かったことになる……本当に良いのかな……?
[備考]
※自分のランダム支給品が仮面ライダーに変身するものだと知りました。
※参戦時期は後続の書き手にお任せします。
※参加者が並行世界から集められている可能性を知りました。
※ホレダンの花の花粉@ToLOVEるダークネスによりDIOへの激しい愛情を抱いていましたが、ビルドジーニアスの能力で正気に戻りました。
[身体]:大崎甘奈@アイドルマスターシャイニーカラーズ
[状態]:疲労(大)、ダメージ(大・処置済み)、服や体にいくつかの切り傷(処置済み)、戦兎やナナ達への罪悪感、エボルトへの恐怖と嫌悪感(大)、深い悲しみ、決意
[装備]:戦極ドライバー+メロンロックシード+メロンエナジーロックシード@仮面ライダー鎧武、PK学園の女生徒用制服@斉木楠雄のΨ難
[道具]:基本支給品、デビ太郎のぬいぐるみクッション@アイドルマスターシャイニーカラーズ、甘奈の衣服と下着
[思考・状況]
基本方針:殺し合いには乗らない
1:真乃ちゃん……。
2:戦兎さんの……力になりたい……。
3:皆に酷いことしちゃった……甜花…だめだめ……。
4:ナナちゃんと燃堂さんにも……謝らなきゃ……。
5:なーちゃん達……大丈夫かな……。
6:千雪さんを戦兎さん達と一緒に……助けなきゃ……!
7:殺し合いが無かったことになる……本当に良いのかな……?
[備考]
※自分のランダム支給品が仮面ライダーに変身するものだと知りました。
※参戦時期は後続の書き手にお任せします。
※参加者が並行世界から集められている可能性を知りました。
※ホレダンの花の花粉@ToLOVEるダークネスによりDIOへの激しい愛情を抱いていましたが、ビルドジーニアスの能力で正気に戻りました。
【雨宮蓮@ペルソナ5】
[身体]:左翔太郎@仮面ライダーW
[状態]:ダメージ(大)、疲労(大)、SP消費(大)、体力消耗(大)、怒りと悲しみ(極大)、ぶつけ所の無い悔しさ、メタモンを殺した事への複雑な感情
[装備]:煙幕@ペルソナ5、T2ジョーカーメモリ+T2サイクロンメモリ+ロストドライバー@仮面ライダーW
[道具]:基本支給品×6、ハードボイルダー@仮面ライダーW、ダブルドライバー@仮面ライダーW、スパイダーショック@仮面ライダーW、新八のメガネ@銀魂、ラーの鏡@ドラゴンクエストシリーズ、精神と身体の組み合わせ名簿@オリジナル、2つ前の放送時点の参加者配置図(身体)@オリジナル、耀哉の首輪、ジューダスのメモ、大人用の傘
[思考・状況]基本方針:主催を打倒し、この催しを終わらせる。
1:宇宙船に向かい、しんのすけ達と合流する。
2:仲間を集めたい。
3:エボルトとの共闘は継続する。これで良い、筈…。
4:今は別行動だが、しんのすけの力になってやりたい。フリーザの宇宙船にいるみたいだ。
5:どうして双葉がボンドルド達の所にいるんだ?助け出さないと。
6:アルフォンスはどこに行ったんだろう…正気に戻したいが…。
7:体の持ち主に対して少し申し訳なさを感じている。元の体に戻れたら無茶をした事を謝りたい。
8:ディケイド(JUDO)はまだ倒せていない気がする…。
9:新たなペルソナと仮面ライダー。この力で今度こそ巻き込まれた人を守りたい。
10:推定殺害人数というのは気になるが、ミチルは無害だと思う。
[備考]
※参戦時期については少なくとも心の怪盗団を結成し、既に何人か改心させた後です。フタバパレスまでは攻略済み。
※スキルカード@ペルソナ5を使用した事で、アルセーヌがラクンダを習得しました。
※参加者がそれぞれ並行世界から参加していると気付きました。
※翔太郎の記憶から仮面ライダーダブル、仮面ライダージョーカーの知識を得ました。
※ベルベットルームを訪れましたが、再び行けるかは不明です。また悪魔合体や囚人名簿などの利用は一切不可能となっています。
※エボルトとのコープ発生により「道化師」のペルソナ「マガツイザナギ」を獲得しました。燃費は劣悪です。
※しんのすけとのコープ発生により「太陽」のペルソナ「ケツアルカトル」を獲得しました。
※ミチルとのコープ発生により「信念」のペルソナ「ホウオウ」を獲得しました。
※アルフォンスとのコープ発生により「塔」のペルソナ「セト」を獲得しました。
[身体]:左翔太郎@仮面ライダーW
[状態]:ダメージ(大)、疲労(大)、SP消費(大)、体力消耗(大)、怒りと悲しみ(極大)、ぶつけ所の無い悔しさ、メタモンを殺した事への複雑な感情
[装備]:煙幕@ペルソナ5、T2ジョーカーメモリ+T2サイクロンメモリ+ロストドライバー@仮面ライダーW
[道具]:基本支給品×6、ハードボイルダー@仮面ライダーW、ダブルドライバー@仮面ライダーW、スパイダーショック@仮面ライダーW、新八のメガネ@銀魂、ラーの鏡@ドラゴンクエストシリーズ、精神と身体の組み合わせ名簿@オリジナル、2つ前の放送時点の参加者配置図(身体)@オリジナル、耀哉の首輪、ジューダスのメモ、大人用の傘
[思考・状況]基本方針:主催を打倒し、この催しを終わらせる。
1:宇宙船に向かい、しんのすけ達と合流する。
2:仲間を集めたい。
3:エボルトとの共闘は継続する。これで良い、筈…。
4:今は別行動だが、しんのすけの力になってやりたい。フリーザの宇宙船にいるみたいだ。
5:どうして双葉がボンドルド達の所にいるんだ?助け出さないと。
6:アルフォンスはどこに行ったんだろう…正気に戻したいが…。
7:体の持ち主に対して少し申し訳なさを感じている。元の体に戻れたら無茶をした事を謝りたい。
8:ディケイド(JUDO)はまだ倒せていない気がする…。
9:新たなペルソナと仮面ライダー。この力で今度こそ巻き込まれた人を守りたい。
10:推定殺害人数というのは気になるが、ミチルは無害だと思う。
[備考]
※参戦時期については少なくとも心の怪盗団を結成し、既に何人か改心させた後です。フタバパレスまでは攻略済み。
※スキルカード@ペルソナ5を使用した事で、アルセーヌがラクンダを習得しました。
※参加者がそれぞれ並行世界から参加していると気付きました。
※翔太郎の記憶から仮面ライダーダブル、仮面ライダージョーカーの知識を得ました。
※ベルベットルームを訪れましたが、再び行けるかは不明です。また悪魔合体や囚人名簿などの利用は一切不可能となっています。
※エボルトとのコープ発生により「道化師」のペルソナ「マガツイザナギ」を獲得しました。燃費は劣悪です。
※しんのすけとのコープ発生により「太陽」のペルソナ「ケツアルカトル」を獲得しました。
※ミチルとのコープ発生により「信念」のペルソナ「ホウオウ」を獲得しました。
※アルフォンスとのコープ発生により「塔」のペルソナ「セト」を獲得しました。
【エボルト@仮面ライダービルド】
[身体]:桑山千雪@アイドルマスター シャイニーカラーズ
[状態]:ダメージ(大)、疲労(大)、千雪の意識が復活
[装備]:トランスチームガン+コブラロストフルボトル+ロケットフルボトル@仮面ライダービルド、グレートドラゴンエボルボトル@仮面ライダービルド、スマートフォン@オリジナル
[道具]:基本支給品×4、フリーガーハマー(9/9、ミサイル×9)@ストライクウィッチーズシリーズ、ゲネシスドライバー+メロンエナジーロックシード@仮面ライダー鎧武、アークドライバーワン+アークワンプログライズキー@仮面ライダーゼロワン、ミニ八卦炉@東方project、魔法のじゅうたん@ドラゴンクエストシリーズ、ランダム支給品0~1(シロの分)、累の母の首輪、アーマージャックの首輪、ダグバの首輪、精神と身体の組み合わせ名簿@オリジナル、大人用の傘
[思考・状況]基本方針:主催者の持つ力を奪い、完全復活を果たす。
1:宇宙船に向かいしんのすけと合流。柊ナナもいるとは嬉しいおまけ付きだな。
2:ナビからの連絡を待つ。トラブルでもあったのかね。
3:蓮達を戦力として利用。アルフォンスの奴は…どうしたもんかねぇ。
4:首輪解除は戦兎に任せる。天才物理学者様の腕の見せ所ってやつだな戦兎ォ?
5:有益な情報を持つ参加者と接触する。戦力になる者は引き入れたい。
6:自身の状態に疑問。
7:このエボルボトルは何だ?俺の知らない未来からのプレゼント、ってやつか?
8:ほとんど期待はしていないが、エボルドライバーがあったら取り戻す。
9:柊ナナにも接触しておきたい。
10:今の所殺し合いに乗る気は無いが、他に手段が無いなら優勝狙いに切り替える。
11:推定殺害人数が何かは分からないが…まあ多分ミチルはシロだろうな(シャレじゃねえぜ?)
12:ジューダスの作戦には協力せず、主催者の持つ時空に干渉する力はできれば排除しておきたい。
13:千雪を利用すりゃ主催者をおびき寄せれるんじゃねぇか?
[備考]
※参戦時期は33話以前のどこか。
※他者の顔を変える、エネルギー波の放射などの能力は使えますが、他者への憑依は不可能となっています。
またブラッドスタークに変身できるだけのハザードレベルはありますが、エボルドライバーを使っての変身はできません。
※自身の状態を、精神だけを千雪の身体に移されたのではなく、千雪の身体にブラッド族の能力で憑依させられたまま固定されていると考えています。
また理由については主催者のミスか、何か目的があってのものと推測しています。
エボルトの考えが正しいか否かは後続の書き手にお任せします。
※ブラッドスタークに変身時は変声機能(若しくは自前の能力)により声を変えるかもしれません。(CV:芝崎典子→CV:金尾哲夫)
※参加者がそれぞれ並行世界から参加していると気付きました。
※主催者は最初から柊ナナが「未来を切り開く鍵」を手に入れられるよう仕組んだと推測しています。
※制限で千雪に身体の主導権を明け渡せなくなっている可能性を考えています。
※自分と戦兎がそれぞれ別の時間軸から参加していると考えています。
[身体]:桑山千雪@アイドルマスター シャイニーカラーズ
[状態]:ダメージ(大)、疲労(大)、千雪の意識が復活
[装備]:トランスチームガン+コブラロストフルボトル+ロケットフルボトル@仮面ライダービルド、グレートドラゴンエボルボトル@仮面ライダービルド、スマートフォン@オリジナル
[道具]:基本支給品×4、フリーガーハマー(9/9、ミサイル×9)@ストライクウィッチーズシリーズ、ゲネシスドライバー+メロンエナジーロックシード@仮面ライダー鎧武、アークドライバーワン+アークワンプログライズキー@仮面ライダーゼロワン、ミニ八卦炉@東方project、魔法のじゅうたん@ドラゴンクエストシリーズ、ランダム支給品0~1(シロの分)、累の母の首輪、アーマージャックの首輪、ダグバの首輪、精神と身体の組み合わせ名簿@オリジナル、大人用の傘
[思考・状況]基本方針:主催者の持つ力を奪い、完全復活を果たす。
1:宇宙船に向かいしんのすけと合流。柊ナナもいるとは嬉しいおまけ付きだな。
2:ナビからの連絡を待つ。トラブルでもあったのかね。
3:蓮達を戦力として利用。アルフォンスの奴は…どうしたもんかねぇ。
4:首輪解除は戦兎に任せる。天才物理学者様の腕の見せ所ってやつだな戦兎ォ?
5:有益な情報を持つ参加者と接触する。戦力になる者は引き入れたい。
6:自身の状態に疑問。
7:このエボルボトルは何だ?俺の知らない未来からのプレゼント、ってやつか?
8:ほとんど期待はしていないが、エボルドライバーがあったら取り戻す。
9:柊ナナにも接触しておきたい。
10:今の所殺し合いに乗る気は無いが、他に手段が無いなら優勝狙いに切り替える。
11:推定殺害人数が何かは分からないが…まあ多分ミチルはシロだろうな(シャレじゃねえぜ?)
12:ジューダスの作戦には協力せず、主催者の持つ時空に干渉する力はできれば排除しておきたい。
13:千雪を利用すりゃ主催者をおびき寄せれるんじゃねぇか?
[備考]
※参戦時期は33話以前のどこか。
※他者の顔を変える、エネルギー波の放射などの能力は使えますが、他者への憑依は不可能となっています。
またブラッドスタークに変身できるだけのハザードレベルはありますが、エボルドライバーを使っての変身はできません。
※自身の状態を、精神だけを千雪の身体に移されたのではなく、千雪の身体にブラッド族の能力で憑依させられたまま固定されていると考えています。
また理由については主催者のミスか、何か目的があってのものと推測しています。
エボルトの考えが正しいか否かは後続の書き手にお任せします。
※ブラッドスタークに変身時は変声機能(若しくは自前の能力)により声を変えるかもしれません。(CV:芝崎典子→CV:金尾哲夫)
※参加者がそれぞれ並行世界から参加していると気付きました。
※主催者は最初から柊ナナが「未来を切り開く鍵」を手に入れられるよう仕組んだと推測しています。
※制限で千雪に身体の主導権を明け渡せなくなっている可能性を考えています。
※自分と戦兎がそれぞれ別の時間軸から参加していると考えています。
141:自由の代償(前編) | 投下順に読む | 143:孤独のB/極限のdead or alive! |
147: そういや、魔王(クロノ・トリガー)とピサロって、どっちも場合によっては仲間にできる魔王キャラだよね。……いや、別に…。ちょっと言ってみただけです。 | 時系列順に読む | |
141:自由の代償(前編) | 桐生戦兎 | 145:神ノ牙 -集結の百禍(前編)- |
杉元佐一 | ||
我妻善逸 | ||
大崎甜花 | ||
140:Aたちのバラッド/何も殺さず生きられない | 雨宮蓮 | |
エボルト |