天狐族の大将からの通達だ、妖狐相手の前線を支えに行って欲しいとな
人つ馬鹿けしちょっ!どしこ言葉を使こっ弁が立ってん、すっが通らん
天狐族の連中は好かんか?歳久
あいげなん奴、役せん坊も役せん坊ぢゃいが!ひっとも好かん
でも、それを言うなら義久兄ぃもずっと引き籠って無い?
それもそうだな、実は腹の底では俺の事を疎んじていたのか……
そげなこちゃ無か、義久兄ぃんこっじゃわっぜえすっじゃっで!
歳久をからかって遊ぶのはこの辺にしといて、私達はどう動けばいいの?
先方の望み通り前線を支えてくれ、どうやら例の秘蔵っ子も攻略されたらしい
攻略って、あのダイダラボッチとか言うデカブツが?
何でも、連中はとんでもなく巨大な落とし穴を用意したと聞いている
落とし穴って……もう何もかもが滅茶苦茶じゃない、何なのよこいつらの戦は
だがこれも教訓にはなるだろう、凝り固まった頭ではいずれ痛い目を見るだろうとのな
まって、義弘兄ぃはどけ行っとな?
義弘ならもう向かってるな、概要を軽く話しただけでもう姿を消していた
義弘兄ぃは戦い続けてないと死んじゃう人だからねぇ、歳久!私達も後を追うよ
あと歳久、お前はもう少し地元の言葉を控えてくれ、意思疎通が難しいと苦情がきている
人様の庭で遊んでるんだし、義弘兄ぃを見習ってもうちょっと頑張りなさいよ?
まあ歳久もそうだが、義弘は義弘で良く分からぬ言葉に進化しつつあるがな……
|