最近変わりつつあるのは、親が失踪しきった古き集合場所が、
小さな温かみを帯びた風が吹くようになり、賑やかになった
僕はそれに対して、うきうきと腹の底からせり上がるような思いを込めてここに上がれる。
だって、それは僕が嘗て見てきた光景に近づいてきているものだから
あの日を夢のように、そして現実に巻き起こす1日が過ごせる【此処】を築いてくれた貴方に僕は感謝している。
そして……
北条悟史「同時に怪しんでもいるぜ、
ヴォイドさん(彼に対面する赤いソファ。嘗て
カオスマスターが座した思い出の品に腰かけ、前反りで指を鳴らしつつ眼を細める) 」
ヴォイド「夜更かししてまで伝えたい事ってのはそれか?無気力に包まれる限りだ(対面する青いシングルソファは、歴史のない新備品であることがわかる程に小綺麗) 」
北条悟史「いや、貴方は無気力なんかじゃない。人情家の貴方は僕の見解に違和感を持つはずさ(膝下ほどのテーブルに人差し指を突き、円を描くように指を歩かせる)
寄宿舎は利用者も増えて、管理者が【存在】するお陰でこの舞台が成り立っている。貴方という素材が再び此処を蘇らせてくれた事、僕は大いに感謝しているんだよ。ただ、それでも僕は懐古に浸かる人間でね、どーしても。どォォーーーしても!ハッキリさせたい事があるんだ。この「ハッキリ」ってのは全体じゃなくて部分だけでもいい。いきなり色々ぶちまけてもらおうなんて考えちゃいないしね 」
ヴォイド「……(どうぞ、と手でジェスチャー。目を閉じ、変わらない水のように透き通った無表情) 」
北条悟史「余裕ありすぎな感じ。おとなって感じで嫌いじゃないよ。雷神剣を見せて欲しい、僕が最も怪しむ要素がそれなんだ(深々と背を預け、背中全体がクッションに包まれ埋もれる) 」
ヴォイド「少し待っててくれ。すぐに持ってくる(両手でぱんと膝を叩いて立ち上がり)あまり拝むもんでもねェけどな(管理室へと脚に任せてゆっくりと歩を運ぶ) 」
ヴォイド「ガチャガチャッ……(鞘の金属音を鳴らし歩き、悟史の目の前のテーブルに、鞘ごと雷神件を設置)こいつについて、何か聞きたいんだろ? 」
北条悟史「ニィィ……僕が疑問に思っている事は大体察しがついているだろうさ、
ヴォイドさんはそういう人だ――素人目に見てもよくわかる。この剣は《ありえない程に強い》その適性を持っている貴方も貴方だ。そんな剣を持つ貴方が、何故寄宿舎の長なんか務めるんだい?傭兵稼業や、ビックタイトルの百刀剣武祭……いや、十刀剣武祭にだって出られるだろうに(両手をゆるりユルリと動かして、
ヴォイドの目を古い楽器を点検するみたいにじっと眺めている) 」
ヴォイド「世辞はいらねェ……(反面、置物になった雷神剣に視線を固定している)強さと剣とは、俺が此処を治める事と関与は持たない。単純にエゴで動いているだけさ 」
北条悟史「あぁ、論点は【貴方】ではなかったね……初っ端から辛気臭くって怪しげなムードで聞いたのがよくなかったのかもしれないけれど、僕の単純な探究心、興味なんだ
ヴォイドさん。その剣の……秘密、教えてくれないかな?(雷神剣の柄にギリギリ触れない位置に手のひらを起き、腰だけで立ち上がって
ヴォイドに顔を近づける) 」
ヴォイド「……別に構いやしねェ。聞きたい事があるなら一問一答方式でもなんでも答えてやる。それとも自己PRでもしてやろうか? 」
北条悟史「いいねそれ、じゃあまずは自己PRからしてほしいな(腰掛ける) 」
ヴォイド「『雷神剣』素材は優性部位のみを抽出した重鋼鉄電石だ。1mは流石にないな(鞘から刀身を晒し、僅かにスパークが発生)見ての通り機械仕掛けのメカニカルソードだ。あり得ない程に重く、神秘性は皆無の人工物だ 」
北条悟史「神秘性がないってことはつまり……神秘性あるものを拒絶する刃物って考えなのかな?でも何故か『神』なんて名前を授かって君臨している武器だ。神の癖に神秘性がないなんて、おかしい話じゃない? 」
ヴォイド「お前は『ド・モルガンの法則』を知っているか?(顔をあげ、悟史に視線を送る) 」
北条悟史「真と偽。論理和と論理積の総入れ替えを行う法則だね。それがどうしたの? 」
ヴォイド「双対性に関してはそうだな。だが雷神剣に携わるド・モルガンの法則の根底はどちらかというと部分否定。負論理にある……神秘性を持つ存在を『神』としよう。持たねェ存在を『人』とする。雷神剣そのものは『人』だ。素材も全て発掘された鉱石から、そして人が手掛けて造られた武器。それについての追究は問題ないか? 」
ヴォイド「『神』の項目は幾らでもあるが……魔法ってのが一番わかりやすい幻想だろう。単語ひとつにそれだけの神秘性が含まれる。人工的措置のない、まさしく魔法、これが単語における『神』だ。『人』は人工的措置による物体を示す。これを土台に本来は剣が作られる。だが、剣には『人』でないものも含まれる。それはなんだ? 」
北条悟史「人工的措置による物体が『人』だから――『神剣』か! 」
ヴォイド「神によって鋳造・鍛造された刀剣。もしくは神の力を宿した刀剣。それが最も幻想的な位置づけだろう。魔剣だとかの類もあるが割愛するぜ。神剣の土台は『人』にあらず『神』に在り。人工で埋め尽くされた雷神剣は『神』に在らず『人』にあり。故に雷神剣に神秘性は欠片程もない 」
北条悟史「なるほどね……でも『神』という単語は神秘性を持つんだろう?何故雷神剣なんて名前なんだい 」
ヴォイド「ここで法則が成り立つ。真(神)と偽(人)は述語論理において交わらない相対したもの。そこで神秘性の部分否定を行う。人工措置された剣に神秘性をブチ込む事により、相殺され『存在しない属性』が生まれる。『人』という土台に『神』をつけるってのは、魔法を否定する唯一の人工措置。その存在しない属性が形容されたものが『雷』だ。だからこそ『雷神剣』そして対魔術師特化武器って訳だ。どうだ、納得いったか? 」
北条悟史「……だから神秘性のない神の雷剣なのか……(サイバーパンクを彷彿させるそのデザインもまた、人工的……)……だから魔女狩りで使用される武器なんだね、雷神剣 」
小悪魔「随分と小難しい事を仰るんですねえ、貴方の事は陰からたまに目に入れているつもりでしたが、はてさて『神』を論理の枠に収めてしまえる方だとは……んまあ、神仏も人が創ったものとも見られますし、そんな剣が有るのもある意味必然なのかもしれませんねえ、あっ遅れましてこんばんは 」
?「あーっと此処は実はとーっても深く濃密な歴史があるんですよ、いやマジ、色んな意味で濃いんですよ 」
春美「……君は、その思い出……歴史を見てきた、ということなんだね(悟史に)……嘘じゃないか大友くん(呆れ顔でヒロに) 」
ヴォイド「まぁな。あんたの知りたい武器については粗方話したぜ。追加オーダーは必要か? 元々1か0をデータに当てはめた集合論だ。口だけなら『神』だろうが『魔』だろうが論理に当てはめられる。仮想の例え話を、実際にあるように見せかけた言葉遊びで神秘性を否定したからな。別に神を掌握できるような人間じゃあねェことだけは念頭に入れておいてくれ、スクープはなしだぜ(両手をあげて) 」
北条悟史「夜遅くにこんばんは、射命丸ちゃんがきたおかげで引くタイミング見失いそうだ! いんや、別の日にオーダーを頼もうかな。貴方の武器についてはよくわかったし……次は貴方について聞くことにするよ。でもそれはまた後日だ 」
ヴォイド「あぁいいぜ、だが今度尋ねる時は時間を考えるんだな。俺はこの法則を使ってまた明日は仕事。お陰で頭を使いっぱなしになっちまうぜ(若干口角をあげて深々と座り込む) 」
小悪魔「何回も何回も襲撃されたり一回ぶっ壊れたりとそれはもう一種の
特異点的な濃い歴史がですねぇ その論理を『剣』として形にしたのなら、それは仮想でなく実体です。いやぁ機械化の時代ってのは怖いもんですねぇ、天狗が居なくなってしまいます、そんな日実際来ませんけどね(にっこり)いやいやスクープは今度に取っておきますよ、貴方にはその価値があります お久しぶりにお顔が見えたものですから、ついちょっかいをかけたくなりましてねー 」
リズ@とおりすがり「信仰と憎悪は似て非なるようで実はそうでもない。人間の強い思い込みは1でしかない対象を100に変え、100をマイナスにし存在価値を反転させてしまう。信仰の対象に祭り上げたものをたたき落とすことで、己の存在をかつて100であったものよりも上であることを証明するには有効打である。それはごっこ遊びの【そういう設定】とよく似ていて、【最強の魔王】という高位の存在を倒す【勇者】に自分がなるという、最初からそう言ったシナリオありきで信仰と排除を使い分ける偽政者は今も昔も多々存在するわけだ 」
ヴォイド「成る程、存在否定も実体として集約するか……ま、確かに雷で否定する以上そうだな 」
ヴォイド「しかし天狗なんて神秘性が来たら俺の『剣』における神秘性が崩れ去っちまう、夜中に現れるってのもホラーチックだな 同値分担の考えか?いやつーかなんか通ったぞ 」
北条悟史「うっ、確かに遅すぎたね。わかったよー 文ちゃんそういうこというと寝たくなくなるけれど寝なければー…… すげぇの通ったので寝る!じゃね 」
ヴォイド「話は済んだが物語も一区切りだ、夜更かしすんなよ(雷神剣を鞘に納め、管理室へ戻る) 」
北条悟史「………大きなお世話だ。(小さく零す) 」
小悪魔「マウンティングの心理に通ずるものがある訳なんですね、いやあ人間心理って怖いですねぇ、つい性悪説を信じそうになってしまいます、今のはすいませんちょっと通りますよ的な… いやいや私に限らず神秘の塊みたいな存在とは何度も相対してきたんじゃないですか?机上の空論でこそないにしろ私を含めた神秘の存在が在る限り完全にはならないってことですね またちょっかいはかけさせていただきますよー、おやすみなさいまし 」
ヴォイド「キュイ……スゥー…(
寄宿舎ロビー、木材をカチカチと鳴らす暖炉の前で雷神剣を鏡のように拭きこんで手入れを施している)てめェを使う事も減って来たな。刺激が足りねェだろうがお蔵入りしてくれりゃ持ち主も万々歳だ。このまま綺麗で居ろよ 」
チリチリチリチ リ・・・ パァン!(
ヴォイドの言葉を無視するかのように暖炉の火が一瞬緑色に変色して火花を散らし、煤が周囲に広がる) 」
ヴォイド「――(碧炎?)どわっ!?――ゲホ、ゴホッ!!(眼を強く閉じ、口元を腕で覆い咳き込みながら這いずるように黒煙から少しばかし逃げる)な、なんだ一体……ゲホッ 」
ロニ「\ボフッ/ えぇーらほいさのよよいのよい湯だのっと(火元が沈静化し黒煙がくすぶる暖炉から魔女帽を被った金髪の少年 (多分) が身を乗り出し煤を払うように首を横に振る)誰もこんなとこ来ないさ……ってか?いるさ。トンッ ここになッ!(親指で自分の顎を指しドヤ顔で収集線を飛ばす)さぁてお困りのかわいこちゃんよ、今からカッコいとこをお見せしましょ–––––– あんた誰(コートのポケットに手を突っ込んだまま
ヴォイドと顔が合いジト目で硬直) 」
ヴォイド「ペッ(口内に忍び込んだ煤の残香を吐き出し、口元を拭う)
ヴォイド(突如、それも暖炉から現れた相手に対して怪訝そうな顔一つせずポンと名乗りあげ腰を落としたままロニを見上げる)サンタさんの時期はまだ速い。それとこの
寄宿舎には年相応の子供はいねェ。ゲホ、ゲホッ! 」
火愚病「Break down! Break down! Listen!・・・・こんな前奏かましてごめんなっと・・・・なぁんか
寄宿舎の方ですんごい音したけど大丈夫っすかァ?(ヒョコヒョコ 」
ロニ「んだぁキューティクルの欠片もない名前だーなーワイルドだけどサ(帽子を整えぱっぱと裾についた煤を払い腰に手を当てながら周囲を見渡す)ほぇー
寄宿舎っていうんだここ。その口ぶりからして他にも誰かいたりすんの? 吐けよ、奴隷の居場所をな。見張り番程度の下っ端ならゲロっちまえば見逃してもやぶさかじゃないんだぜ(盛大に勘違いしているのか自信満々の悪い笑みを浮かべポケットからプラスチック製と素人目でもわかる銃を
ヴォイドの額へ突きつける) 」
ロニ「––––– し ま っ た (唐突なカットイン)ヤロウ伏兵のクセして堂々と私の射程距離に出てくるとはい~い度胸じゃん?こいよ、小指一本で相手してやるZE(顎を鋭利に尖らせ
火愚病に向けて中指を立てる) 」
シャルル「えらいこっちゃー!えらいこっちゃー!!!(音を聞きつけたのか慌てて飛び出してくる) 」
ヴォイド「――勘弁してくれ魔法使い、アンタに現代兵器は似合わねェ(余裕に呆れ顔で腰をあげ、同時に雷神剣を拾い上げる)ついさっきの頼み事はすぐに帳消しになっちまったか……(煤汚れた雷神剣に向けて苦笑を浮かべる) いらっしゃい、時期早々サンタクロースがやってきたぜ(
火愚病へと) 」
火愚病「・・・・随分と生意気なサンタクロースだな、よし、その中指を圧し折ってしんぜよう(憤怒) 」
来ヶ谷唯湖「 ほう……客人とあれば、丁重にお出迎えしてあげなければ。(
寄宿舎の奥から現れる) 」
ロニ「––––へぇ、【クリア】ね(若干驚いたのか目を丸くするがすぐに鋭利な眼光を光らせ)だが見当違いだな。最近は高級ブランドのラベルを貼りつけた安酒を振る舞うバーが後を絶たない(ふふんと鼻を鳴らしつつ玩具の銃をその場に投げ捨てる) その前にオレのこの邪神KAGAMINから受け継いだ美剣AGOがテメェの腕を打ち抜くZE 」
火愚病「あんだぁ~このガキゃ~・・・・ってか、派手にやったなぁ、こっからでてきたん?ん?(さっきの怒りはどこへやら、ロニに) 」
ヴォイド「さっきまで静かに手入れしていたのがこうも賑やかになるたァ流石に驚きだな(次々来る面子に) ……稀少魔法をご存知とは恐れ入ったぜ。先入観で本質の理解は程遠くなる、人間の8割近くはそうだ。アンタの名前を教えてくれ(雷神剣をダイニングチェアの上に放置) 」
シャルル「ヴォイドサーン!!一大事ですよ!何か起こったんですよこの爆発!!(早口) 」
ロニ「おっと、日本人まで人身売買に手を出すご時世……あれ?結構前からそうだったっけ?(目視のみでクルガヤを日本人と見抜き薄い笑みを浮かべ小首を傾げる)へぇ、お・も・て・な・し…っの、文化って本当にあるんだなぁ。いいぜ、オレを満足させてくれよ あ、ゴラ!そんな煤けた暖炉よりもオレの魔法強化したAGOを見ろ!見ろよ!(白身集中線)そして 笑 い 転 げ ろ (
火愚病の背中から掴みかかり揺さぶる) ふふんっ、まぁそれでも【名前】を一字一句違わずに当てられるあたり只者じゃねーだろうがナ(腰に手を当てながら自信に満ち溢れた微笑を浮かべ指を振る)言っただろう? サンタクロースサ★ 」
来ヶ谷唯湖「 ふっふっ…これぞ神のお導き。出会うべくして出会ったのかもしれんな…(
ヴォイドの発言に) 」
火愚病「うるせぇ!ことばよりもまずそのAGOがうるせぇええ!!(AGOにビンタ) 」
ヴォイド「時期早々のサンタクロースがやってきた。煙突があってよかったぜ
寄宿舎(しゃるるに) ガシッ(ロニの顳顬を両拳で挟み)グリグリグリ(半回転を繰り返して刺激を与える)いやぁ、サンタクロースさんの本名が知りたいなぁ~僕。知りたいなぁ~(らしくないトーンで若干の笑顔を浮かべる) 」
来ヶ谷唯湖「 ……うん?(視線を感じてロニのほうへ目を向ける) 」
ヴォイド「いや、アンタとは数度会っているから運命とかそういうの無いだろ!(汗) 」
ロニ「隙あり、そのうなじもら––––––ぷべらっ!(思いっきりAGOをひっぱたかれ付けAGOが吹っ飛んでしまう)ちょ、おま……なんてひどいことを!AGOがなくなったらそれはもう邪神KAGAMINじゃねぇんだ––––パシッ(吹っ飛んだAGOをノールックでキャッチ、瞬間瞳がキラリと輝き)今だゴル"ァ"ァ"ァ"!!(
火愚病にAGOをナイフのように振り下ろす) いやいやいやいや!?いやいやいやちょっと待ってそれサンタさんにお願いする態度じゃないよね!せいぜい小林幸子が偽幸子に『お前いい加減退場しろよなぁ』って威圧するレベルの脅迫と大差ないよね!?(降参と言わんばかりに両腕を上げ覇気のないデフォ泣き顔) 」
ロニ「カチッ\目と目があーう♪その瞬間から好きだと気付ーいたー♪あなたは今、どこにいぃぃいぃぃーっるぅぅのぉぉぉ♪/(クルガヤと目が合った瞬間少女漫画タッチになりラジカセで例のアレ) 」
来ヶ谷唯湖「 ハッハッハッハッ(笑)…過ぎた事は忘れた(ぇ 」
シャルル「サンタさん!?サンタさんですか!?はいはーい、私土地が欲しいです!(ぇ 」
ヴォイド「俺より身長の低いサンタなんざ信じたかねェ(ヒョイと手を離してトントンと肩を叩く)後そのAGO振り回すな。普通に刺さるぞ(汗)それでどうしたサンタクロース。ここに来たのは迷ったからか。 」
ロニ「––––––近頃、地球出身移住者が路頭を組み魔法を会得せずして魔法を酷使するという理不尽が世を歪めている(帽子をくいと整え鍔の陰で暗くなった表情から瞳を光らせ)つまるとこ、魔法使い。とりわけ魔女の拉致が絶えないってハナシよ。さっきは勘違いしてすまんかったが、モグモグ私は彼女らを救いに来た。ムシャムシャただそれだけさバリモグ(真剣な眼差しを向けたままポテチの袋を片手に) こ、この拳王AGOUの一撃を止めるとは……。感謝しなくてはなるまい、これほどの男を遣わしてくれたことを(北斗作画になり頬を雫が伝う)ところであんた誰? 」
ロニ「–––––––––中に誰もいませんよ?(すっかり衰弱しきった追い詰められた顔でクルガヤからメソラシー) 」
火愚病「えぇ・・・(困惑)・・・
火愚病だ、反魂師をやっている。反聖職者みたいな感じ? 」
ヴォイド「張りつめた内容と相反して緊張感のない奴だな(汗)魔法使いは結構放浪しているが、この
寄宿舎には囚われた魔女なんざいねェさ。他当たるんだな 」
来ヶ谷唯湖「 何、喜べ、初対面の新鮮な気持ちを何度でも味わえるんだぞ(ぉ (ニヤリ)こんなところに、チャックが…(棒)(ロニに) 」
ロニ「反聖職者!ッヘェつまり英雄への扉を開く者かッ!(手のひらで拳をポンっと弾ませ電波解釈)それは飛んだ無礼を働いた、どうか許してくれ(強引に両手で包むように
火愚病の手を掴み何度も縦に振る) まぁオレ一人で向かってたって訳じゃーないしね。どうせアイツ一人でパパッと解決しちゃうだろうし、せっかく知らないとこに来ちゃったんだし。あとここのポテチうまいね、しばらくやっかいになるよ(先ほどの真剣な表情のまま当然のように貪り食う) やめてください!中に人なんていないって–––––(帽子のチャックが一人でに開き、そこから––––––) 」
シャルル「……魔法使いが、拉致されてる?(ロニを見る) 」
火愚病「すくなくとも俺は英雄って言われる程のモンじゃあないよってこらブンブン振り回すな・・・お前名前は?俺聞いてへんねんけど 」
ヴォイド「テメェとは一回で充分だ、マンネリは間逃れないぜ? (連れがいる、か)入居希望者が暖炉から現れるなんざ夢にも思わなかったな……それなら少し待ってろ(雷神剣を持って一旦その場から離れ管理室へと入る) 」
来ヶ谷唯湖「 Σファッ!? ウーン… 」
ロニ「なぁーに見てんのよ、珍しい話でもないっしよ?悲しいかな悲しいかな ふっ、聖職者は正教。その昔正教は大陸を支配し、意に介さぬものは蹂躙されその悪事すらも今となっては神話とされる。そんな––––無知が生み出した秩序に抗う者を英雄って呼ぶんだぜ(片目をつむり歯を見せて微笑を浮かべる)ロニ・エーリカイネンだ。よろしくな、サー・カグヤン(手を離し敬礼) んー?なんだホテルによくあるマニュアル的なもん持ってくんの?読まないよそういうの––––(去り際に雷神剣の鞘が視界に入り眼を細める)––––まさか、な 」
火愚病「あ、あぁ?なぁんだそりゃ、俺に取っちゃちょいとスケールデカすぎだなぁ(なぁんかキナ臭いが・・・変な詮索はしない方がいいか・・だ が 気 に な る)サーって俺はそこまで偉くねぇやい(汗 」
ヴォイド「チャリリ(番号シール付属の鍵を持って来ると)この部屋使っていいぞ。掃除はしてあるからまずまず快適さは保証するぜ(ロニに部屋鍵を投げ渡す) そう落ち込むな。マンネリっつったって新鮮みがなくなるだけだ。人と人ってのは関わりが深くなると最初は刺激で、後々は癒し要素になるんだとさ 」
来ヶ谷唯湖「 マンネリ…か。……フッ。 ところで……例の騒ぎはおさまったということでいいのかな?では、もう一眠りしてくるとしよう… 」
来ヶ谷唯湖「 ん…???(落ち込んでいると言われて大層疑問を懐く)ふむ………よし。気が変わった。 」
ロニ「なぁに、大小の問題じゃないさ。尊敬に値するか、少なくとも品出しするわけでもあるまいし、向かい合ったヤツの価値は(トントンと顳顬を指で突き)カンでだいたいわかる。とりわけオレはね っと(番号付きのキーを目視せずにキャッチし、それをまじまじと舐めるように凝視)おおまじ?ルームサービス付きな訳?そりゃいいや、我が家のように使い倒してやんよ(無料宿泊施設だとは知らないのにも関わらずタダ泊まりする気満々な様子)サンキューな、
ヴォイド 」
シャルル「悲しいことですね、仲間がそんなに拉致されるなんて……(ロニに) 」
ヴォイド「どー気が変わった。新鮮みを取り戻すためのアイデアが浮かんだとしたらそれは無駄だぞ。 何、此処最近入居者の要望も無かった、新入りが欲しかった所さ。飯とかは自分で作れよ。ソレぐらいの事は出来るだろ? 」
ロニ「知って初めて悲しみを覚える。しかしその悲しむべき事実の上に成り立つ秩序の上に群衆の無知は許され安寧は続くんだよな、何を今更。っと悪いな、嬢ちゃんには難しすぎたか? ふぅーん、食扶持になるつもりはさらさらないけど、それでも居候が増えるのを喜ぶってやつはそういないぜ。(頭の後ろで手を組み巫女首をかしげ)アイツとは真逆だぁ、"そういう目"を持ってると尚更、面倒に感じたりしないか? 」
ヴォイド「そいつは結構だ。対話は好きだから大歓迎だぜ来々谷 (無駄に怪しい気配が……)クルッ(横目でオーラのする背後を確認) 」
火愚病「ほーん、まぁ俺をそういう風に見てくれるたぁうれしいこったね。まぁよろしくなロニ。 」
シャルル「……?………よく、わかりません…(悲しそうな顔で)……そんな、秩序…… 」
来ヶ谷唯湖「 とはいえ……弄り甲斐のある女子がいない状況というのは些か、私の趣向とは異なる。うーむ……… 」
ヴォイド「面倒と感じたことはねェさ。俺にとっては思入れある『贈物』だ。有難く使わせてもらっているぜ。ロニの言う『ソイツ』は面倒臭がりか。真反対の人間に出会えてよかったじゃねェか。経験値は莫大だ 」
頭巾をかぶった少女「……おや、気づいちゃいましたかおにーさん(壁がめくれ、少女が現れる) 」
ロニ「おうっ!よろしくなーカグヤン(外人鉛)ピシガシグッグ(おなじみ、ポルカキョのアレを強引にさせ)–––––(ふと何かに気づき目を細める)魔素の残留があるな……最近の呪術師っていうのは魔法にも精通しているのか? はははっ、気にするな。オレだってわからねーよ、なんでそんなん成り立つんだバカヤロウって自問自答してるわ(言葉とは裏腹に陽気に笑いながら) ああ、ッッッとに正反対だぁーなぁー。それも心当たりは【二人】ときた(デフォジト目で冷や汗を浮かべ引きつった笑み)その点、あんたみたいな奴は長らく見てないよ。もう返って新鮮だわー(和んだ風の糸目で上体をメトロノームのように左右に揺らしながら) 」
来ヶ谷唯湖「 レズ………あぁ~…♡(ぇ(ヘブン状態) 」
シャルル「あなたは、どうやらあっち側ではないようですね…(クスリ 何とか、したいです。……力があれば、ですけど 」
火愚病「HAHAHAHAHA!・・・ん、魔素?ん~俺は魔法使えんけど、どした? 」
ヴォイド「隠密行動していたのかもしれないがそれだけ気配バリバリじゃあナマケモノも逃げちまう。いつから居たかは分からねェがな(少女に) 面倒臭がりが2人。心中お察しするぜロニ。暫くはその呪縛から逃れられるさ(細目で頭を掻き、雷神剣を暖炉横に立て掛け、暖炉に火を灯す) ……女じゃなくて申し訳ない限りだぜ(くるがやの反応に苦い表情) 」
ロニ「––––力がなくても(見るに見かねたのか肩をすくめながら苦笑し)できることが一つだけあるぜ。誰だって出来るくせして、みんな面倒臭がってやんないだけだ。わかるか? (顎に手を当てじっと
火愚病、と言うよりは彼を取り巻くものを凝視し)霊魂の濃度があまりにも濃くてな。さっきまで気づかなかったが明らかにあんたのじゃない魔力が残存してる(先程までの尊敬の眼差しは皆無、疑心にも似た色を目に浮かべ) あーあー、同情してくれ。あわよくばもっとこう素直でちょろあっまぁーいおなごを紹介してくれ。こう年下のお母さんみたいなの(我が家のように暖炉の前でうつ伏せになり糸目でくつろぐ)
ヴォイドも好きだろ?そういう子 」
頭巾をかぶった少女「気配が出ておりましたか、これは反省反省。隠れ身というのはなかなか難しいものですな。あ、ちなみに拙者、あなたが来る前からおりました(
ヴォイドに) 」
火愚病「あんだとぉ・・・?確かに俺は悪霊共に四六時中憑かれてるがな・・・俺のじゃない魔力だと?ん~・・・・ダメだ、さpっぱりわからん、なんだ? 」
ヴォイド「さぁ、どうだろうな(ロニの問いかけに対して曖昧に返答)俺は俺でもタイプは分かりかねない。女性との縁も特にねェしな(煤で汚れた壁や床を掃除中) 大分前から壁に張り付いていたか、言ってくれりゃ茶の一つでも持て成したぜ……
ヴォイドって呼んでくれ。アンタは(少女に) お断りだ。他を当たりなレズビアン 」
頭巾をかぶった少女→和泉「いえ、気にしないでください!元から潜むつもりでここにいましたから!(ぇ
ヴォイドさんですね、わたs……せ、拙者、宮田和泉(いずみ)と言うものであります(
ヴォイドに) 」
シャルル「んーーーー…………味方につく、とか……ですか?(ロニに) 」
ロニ「"虹色"の魔力だ。心当たりはないか(全く微動だにせず
火愚病に視線を向けたままコートのポケットに手を突っ込み) えぇー、なんだぁクリアの眼があってもそっちの目玉はお留守なのかよー(3の字口でその場にゴロゴロ転がり)んだよー宿泊施設で男子が揃ったら恋バナっきゃねーだろーお前よぉオオン?(ゴーロゴーロ) 」
火愚病「虹色・・・・あっ(察し)・・・・えーっと、あったらどないやねん、なんぞ文句あるんかいおお!(関西弁) 」
ヴォイド「ニッポン系統か。潜む目論みは……まぁいいや目的はなんであれ人当たりは良さげだしな。入居希望者かい?部屋なら貸すぜ(和泉に) なんならアンタが男性化するんだな。万事解決だ。 恋バナに華咲かす歳でもねェ。ネタが出来たら語ってやるよ。酒で酔いでもしなきゃ言わねーがな(汚れを取った雑巾を隅に置く)……で、俺の《クリア》はどうして分かった 」
来ヶ谷唯湖「馬鹿者。それではレズビアンが成立せず根本的解決にならんではないか… 」
ロニ「ゔぁーかぁ(真顔)"考え続ける"ことだよ。事実、オレの祖先から今に至るまであんたらにロクでもねぇことをしでかす奴がいるのは事実だ。そういう意味じゃ魔法使いを敵としてみるのは間違いでもない。考えた末にオレ達を拒むならそれはそれで真っ当だ。少なくとも–––––流されるだけのクソヤロウじゃない(淡々と言葉を綴っていたが最後だけ、明らかな"殺意"の隠しきれない声色で) 心当たりはあるんだな(腕を組み目つきを変えずに)––––確認しておきたいだけだ。覚えがあるっていうならそれでいい(ポケットから手を離し)魔女狩りは、いちいち魔女の色なんざ覚えてないからな 」
和泉「…へぇ、その通りであります……実は宿を探していたところで…………かたじけない…!(部屋を貸すといった
ヴォイドに) 」
ロニ「(クリアについて問われ頬杖をついたままじっと暖炉を凝視し)っこらハッピーセット……しゅわっ(掌を口元まで運び軽く息を吹きかけ、暖炉に暖かな火が灯る)–––––あんまり、気分のいいもんじゃねーぞ 」
火愚病「―――なに?・・・おいロニ、魔女狩りってどういうことだ?何故そんなことが起きているんだ? 」
ヴォイド「根柢は変わらねェか……ただ人様の性別をいじくるもんじゃねェな。理解或る女性に巡り会えるのがベストか。 ……(眼を閉じ、ダイニングチェアに腰掛け背もたれに身体を預ける)色とりどりで覚えきれやしねェ。戦時中は生きるので手一杯だ 」
シャルル「……考え続ける、ですか……一部のそういう悪い人のせいで、全体を見る目が悪い方向に行くのも、考えなきゃいけないですね…… 」
ロニ「昔っからだろ?(先ほどまでの張り詰めた空気は一変、あっけらかんとした表情で後手を組み首をかしげ)魔女に限った話じゃーない。異能殺し、妖怪退治、神喰い。とまぁいろいろと、驚くべきことに『喰いもしないくせ』してよく狩るんだぁ昔っから。今はだいぶ落ち着いたがね 違いないね(
ヴォイドに対しこれといって感情なく微笑し)–––––母さんは、母さんの作るアップルパイは里のみんなそれはもう喜んで食ってくれた。人も、魔法使いも、誰だって。ただ、オレだけ嫌いだったんだ……嫌いなもんは絶対に我慢しなかった。けど–––––– 」
ロニ「––––––ただ一言、美味しいって。言ってあげればよかったな(どこか懐かしむように微笑み) 」
来ヶ谷唯湖「それは私の知るところの薬屋にでも確(しか)と言いつけておくといい。アレは到底手に負えない…今まで何人の人間が男子を女子に、女子を男子に変えられてきたことか。(
ヴォイドに) 」
火愚病「おいおいおい、勘弁してくれや・・・もうあんな命張ること二度も出来るとは思えねぉえんだからよぉ。(ぼりぼりとバツが悪そうに頭を掻きながら) 」
ヴォイド「そら(和泉に部屋番号付きキーを投げ渡す)家具家電完備だ。良かったな。今度は隠れて挨拶すんじゃねェぞ …………(己のSMDDでの過去を振り返り、記憶ある限りロニと面影の似た女性の姿を探す)…………頭痛がすらァ。その思い出話に関しちゃあ俺はうんともすんとも言えねェ。 そういう薬がやっぱりあんのか……絶対飲まないように気をつけよう 」
和泉「むむ、それは難しい注文であります。拙者、いわゆる人見知りというものでして(何(キーを受け取る) 」
ロニ「へぇ、命はる…ねー(頬杖をつき若干嬉しそうに笑み)んじゃまぁ大丈夫だろ。独り身でもないと捜索願を出される。大抵は消えてもほっとかれる嫌われモンが被害に遭うのさ。幸せだねーあんたもそいつも(パルパル) –––––少なくともあんたじゃないよ、よく覚えてるんだ(上体を起こし胡座をかいて伸びをしながら)んー……っと。だいいち(横目を向け
ヴォイドの顔を視界に入れると微笑を浮かべ)もしそうだったとしても、恨んじゃないよ 」
ロニ「ちょろくてオレより背が低いか同じぐらいの女子にしか興味ねぇし知らん( キ ッ パ リ と三白眼で返す)ま、話聞いてる限り一筋縄じゃいかねぇってことだけはわかった。あんま羨ましくない(クズゥゥゥゥ) 一人は魔法使いじゃねーからな。かぐやんの方に近い(親指をピッと向け)ただま、あいつは昔のこと語らないからわかんねーケド。 もう一人は–––––(空になったポテチの袋の材質を魔法で紙に変え、暖炉に放り投げ焼け焦げていく様を見つめる)こう言う奴……だな。親の顔なんて覚えておいても邪魔だってよ(苦い笑みを浮かべながら頭をかきうなだれる) 」
火愚病「ははは、好きな人いるってぇのはいいもんだゾ?お前も早く作るゾ? あん?俺に近い奴なんているのか?まぁ、世界は広いし魔法使わずとも、なぁんてやつがいてもおかしかねぇか。 」
キリヒト「(一般通過ラスボスのテーマとともに
寄宿舎の前の歩道を歩き)・・・・・・・。(チラリと横目で見た後そのまま歩き去っていった) 」
ヴォイド「大分ドライなご友人だな。死者に対する考え方は少なからず共感出来る部分はあるが……しかし初対面にしてグイグイ語ってくれるじゃねェか。そういう輩は大歓迎だが(物質変換した一枚が燃え逝く様を瞳に映す) 」
和泉「‥…ほ、本当でありますか!かたじけない!!(何度も頭をさげる) 」
ロニ「 え ー や だ ー (全力でうつ伏せになりくぐもった声で即答)だってそんなん、好きになっちゃったら数ある子の中から一人選べってことっしよ?そんなんもったいねーよーだ(ゴロゴロゴロゴロ) へっ、魔眼持ちなのは仕方ないとして、それでもわざわざ口に出して種族を言い当てる奴がよく言う(鼻をふふんと鳴らし)–––––そういや。そっちのドライな奴の方はこの辺のでっかい家に居候してるって聞いたんだけど……ここじゃぁなかったみてぇだな(天井をちらりと仰ぎ見頬杖をつく) 」
シャルル「……親は大切にしないとダメ!ですよ!(突然ロニに向けて叫ぶ) 」
ヴォイド「お礼言われる事でもねェ。コミュ障ってのはつれェよな(盛大に失礼な事を口に出す) 俺の特技だ。種族を口に出すのは過去を踏まえてちゃんと言う人選んでいるぜ。いい性格しているだろう(冗談めかしく口角をあげる)この辺にいるとなりゃすぐ会えるだろう。魔法使いについて探究している身だ、是非お会いしたいもんだぜ。 」
火愚病「おいおいこらこら・・・。 あ、やべえなこんな時間だ。おれぁ帰るわ。すっかり暇潰しちまった(去っていく) 」
和泉「うぅーー……知りませんよ、夜中何者かに這い寄られても(ぇ(ぐぬぬ顏で
ヴォイドに) 」
ロニ「いやぁオレに言うなって ––––– や め と け (はぁ何言ってんのお前!?と言いたげな青ざめた鬼気迫る表情を
ヴォイドに向け)さっきも言ったろ、めっちゃドライな奴なんだって!命がけで助けてやった可愛い可愛い友人をさておいてうな重をのほほんと食った挙句びた一文くれねぇGEDOH女だぜ!?やめとけやめとけ! 」
シャルル「……ご、こめんなさい!つい、熱くなってしまいまして(一気にしほむ) 」
ヴォイド「俺の部屋は早々忍び込めないぜ。やれるなら是非やってみてくれ。 友人は選ばねェ主義だ。それに、俺は魔法使いっていう種族に対しての理解度が低いからな、十人十色、色々な奴と交じり合いたいのさ。性格に例外はねェ。まぁ相性は悪そうだが。 」
和泉「むむむ……ガードが堅そう………それでこそ忍び込みがいがあr………あ、ちなみにそれが本来の目的というわけではないでありますよ?(ぇ(
ヴォイドに) 」
ロニ「そいつは勿体無い事したなぁ、暇っていいもんなのになー(手をブンブンと振りかぐやんを見送る) ちょうゆるす1 さっきも言ったけど"正反対"だかんなぁ(後手を組みながら溜息を零し)まぁかといって、この辺で魔法使いの知り合いはいねーし、まぁ会う分には悪くねーかもな、初見限定で 」
ヴォイド「願わくば良い出会い方をしたいもんだ。初対面の印象は大きく左右するされるしな(椅子から立ち上がり、雷神剣を手に取る)随分と話し込んじまったな。新入居者の皆さん、
寄宿舎の部屋をどうぞごゆるりと堪能してくれ。俺ももう明日に備えよう……あ、火消しといてくれ。またな(あくびをしながら階段を上る) 」
ヴォイド「ゴシゴシ……(昨日煤汚れた
寄宿舎の壁を清掃員衣装で清掃中)どんだけ大量に出たんだ。どうしてこれだけ拭いているのに取れねェ俺以上の頑固汚れじゃねェか(ブツブツと文句垂れつつせっせと清掃) 」
ニオ「そうね、唐突に出てきてからというもののなかなか縁が切れてくれないどっかの誰かさん並みね(車椅子の上に体育座りをしながら移動しており、
ヴォイドのいる部屋とすれ違い様にポツリとこぼす)油性マジックみたい 」
ヴォイド「おっと、その誰かさんは大分ナイーブだからあまり弄らないでくれ(三角巾を取って顔の汚れを拭い、掃除用具をバケツにぶち込む)だいぶ楽した体勢でご登場だなニオ。 」
ニオ「人は進歩した瞬間から動物であるが故の本能に疎外された思考を捨てなければならない。(突き当たりの壁に蹴りを入れ逆走してきて先ほど通過した部屋の前で止まり頬杖をつきながら)最近やっと来なくなったからそろそろ死んだかなって確認に来たんだけど、夏休みの子供が楽しみに育てていたサナギが潰れていたっていうぐらいに残念な結果だわ(じと目を真っ直ぐ
ヴォイドに向け肩を竦める) 」
ヴォイド「ギギィ(部屋の扉を若干開け)死亡確認の為に会いに来たってお前、自由研究扱いかよ……やる事もやりたい事も腐る程ある。くたばるのは全部片付いてからだ。茶でも出そうか 」
ニオ「出してもいいけれど不味いそれだったらミネラルウォーターの方がいいから、お好きに(目尻に涙を浮かべ欠伸をしながら車椅子で室内へ)–––––(煤けた一帯をぐるりと見渡し表情が芳しくないものになる) 」
ヴォイド「――悪い悪い、ロビーに移動するぞ(ニオの乗る車椅子のグリップに手を添え、ゆっくりめに一旦部屋から出る)バリアフリースロープがこうも役に立つたァな……(スロープに沿って下へ) 」
ニオ「興味を持つのはいいけど、魔法使いっていうのは俗世を捨てるぐらいの覚悟なしに踏み込んでいい世界じゃないよ(背もたれに体重を預け背越しにグリップを握る
ヴォイドを無気力な目で見る)取り分け空間演算系魔術は一つでも計算を間違えれば最悪肉体が多次元に吹っ飛ぶからね(トンと顎に指を当て) 」
ヴォイド「生死紙一重か(お気に入りのダイニングチェア前に車椅子を移動)書物の知識だけじゃあ如何にも難しいもんだな……(暖炉に火を投げ入れ)まぁ少し寛いでくれ。すぐ持って来る(さっさと台所へ) 」
ニオ「まず頭の構造の問題ね、来世で精進なさい(伏見がちに首を横に振りパチンと指を鳴らす)少なくとも––––コトン(乾いた物音のした方へ横目をやると、その先にある戸棚がひとりでに開き、中からクッキー缶が浮遊して中身がニオへ吸い寄せられるように向かっていく)はむっ…モグモグ 人の身でも、魔道にはない術理はあるでしょうよ 」
ヴォイド「……便利なもんだな……(緑茶の入った湯呑をニオの前に置き)(しかしだいぶ難しい単語が出て来たな……後で調べておこう)魔術師魔法使いについて知っておかなきゃ気が済まない。魔法使いにしか読めない単語が出て来るなら知り合いの伝でも解読するぐらいには熱心なんだよ(不味いと言われたとき用の天然水入りペットボトルも用意済み)限度はあるだろうがな 」
ニオ「並の人間では発音できない単語とかあったりするけどね、言うなれば【精霊】の言語といったとこ。こればっかりは教えてどうこうっていう話じゃないよ(目の前に置かれたお茶に視線を落とし)グリーンティーを生で見るのは初めてね(無表情を装っているが頸動脈あたりを指でトントンと叩き僅かな動揺が見える) 」
ヴォイド「憑依魔法とか必要になりそうだな。緑茶は初めてか。新しいモノへの挑戦だな。ゆっくり堪能してくれ(向かい側の椅子に腰かけ、ふふんと自慢げにニオを見つめる) 」
ニオ「気の利いたことするのね、お言葉に甘えて頂きましょうか(何処か嬉しそうに目を細めてゆっくりと湯呑みを口に運び) (口元に湯呑みを当てたまま数秒硬直、秒針の音が静かに響き) ト ン ごちそうさま(ほとんど飲んでいない湯呑みを卓上に置いたまま手を合わせる) 」
ヴォイド「――(右目を手で覆い隠すように抑え、テーブルに肘をつく)不味かったか? 」
ニオ「そうね、まぁ入れ方に問題があるわけでもなし。普通に面白い味だとは思うけど毎日いただきたいかというとそうでもないわ(伏見がちに落ち着き払っ声で)––––ただ、リズは好きそうね(僅かに口角を上げて
ヴォイドの顎に人差し指を当て顔を上げさせる) 」
ヴォイド「……本人ではなく当主の趣向意見なんざ変わっているな(後ろに体勢を引いて顔を上げると表情には出ていないが安堵した雰囲気は伝わる)今度あの兎が遊びに来たらパック一袋渡してお使い頼むとするか。それと次は茶よりも珈琲を嗜んでもらうぜ。先入観だがニオはそっちの方が好みそうだな 」
ニオ「これでも顔は立てているつもりよ、あの子が機嫌がいいと何かと得するからね(身内の話題になると愉快気に微笑する)そ、まぁ施しはもらえるだけもらっておくけど(遠回しに興味ないと返し卓上に皮表紙の本を開いて視線を落とす) 」
ヴォイド「随分と立派な書物だな。魔術本(マジックブック)か?(自分用の緑茶を卓上で淹れながら) 」
ニオ「さぁね、私も詳しくは知らない(頬杖をつきながら冷めきった声で返し)なんとなく漠然と【この世界】の宗教に関する書物だとはわかるんだけどね、ほらここ(トンと紙面の記号を指し)右手に子牛、左手にナイフ。これは生命と破壊を象徴していて、これと似たレリーフを見たことはあるが相違点は多いと地球から来た学者は語っていて、外界とこちら側で相互に離郷を与えた可能性が示唆され–––––(この後めちゃくちゃ語った) 」
ヴォイド「――(話しを最後まで聞ききるも、頭の中で整理するも理解出来ていない部分が多くあり苦い表情で緑茶を口に含む)…………案外饒舌なんだな…… 」
ニオ「こういった教養と知識、言うなれば"ためになる"事柄に置いて口を動かさずにいつ動かすのよ。今日の天気について虎視眈々と議論するの?(書面の知識を前にすると気だるさが吹っ飛び目を若干輝かせ若干ハイになる) 」
ヴォイド「いや、そういう訳じゃないが(苦笑)――(若干ではあるが)楽しそうで何よりだ 」
ニオ「(楽しそうと言われ途端に表情が石のように硬直し)むぎゅ(口元を手で覆い強引に無表情になるよう押しとどめる)–––––っふしゅぅ……(ため息をこぼしながら視線をあらぬ方にそらし無表情で)あんたが私の知らない知識と交換してくれれば文句なしに有意義なんだけどね 」
ヴォイド「学問に関する事ではお手上げだ。俺が提供出来るものはニオの言う《知識》と表するには少し不格好なもんばかりだ(眼を閉じて再度緑茶を口にする) 」
ニオ「私が知らないことなら大体なんだっていいわ、もっとソフトな表現をすれば『プラス』になるかどうかよ。身近な誰かのゴシップとか、そんなものよりも…こういう––––(先ほどの湯呑みを片手に、目の高さまで持ち上げ)不恰好なりに、私にとってプラスになるものならちゃんと嬉しいのよ。これでもね(そしてくいとそれを口に含み)うん、不味い。こういう不味さがあるっていうのはいい教訓になるわ(言葉とは裏腹に嬉しそうに微笑む) 」
ヴォイド「この上なく討究的だな(その表情に釣られて口角をあげる)なら俺の怜悧な部分と感情的な部分引っ括めて、少しずつ渡してやるさ。それが役に立てりゃ俺も大満足だ(再度暖炉前に移動すると、薪を追加していく) 」
ニオ「伊達に【独り】を生きた訳じゃないわ、まっ精々私の組み立てた理論をひっくり返すようなものでも用意してくることね(一瞬垣間見せた笑みは一瞬で冷め肩をすくめる)–––––(輝きを増す暖炉の光に当てられながら閉じた本に視線を落とし)–––––リズ以来ね、こういうもの好きは(防止の陰で表情は見えず笑っているのかもわからない) 」
ヴォイド「現在進行形で【共に】生きて行く事も学べているだろ。言われずともだろうが、仲間弟子皆大切にな。パチパチ……(薪が炎下、割れる音を聞きウンウンと頷く)あったまるぜ。冬場の暖は身体に最適だな 」
ニオ「どうだか、いまいち実感がわかないね。紙に描き起こせない事柄っていうのは(暖炉の奥で踊る火種にじっと視線を注いだまま)ただまぁ、共に生きるっていうのは寒くないってことだけはわかるわ。少なくとも食い扶持には困らなそうだしね(素直じゃないジョークを挟み顔を隠すように本を立てて読み始める) 」
ヴォイド「拗じ曲がった感情表現(フゥと一息つき、読書に勤しむ姿を見て珍しく眉を落とす)(先も思ったが書物に眼を通している間は話しかけるのはやめておくか)今度は俺も本の一冊持参だな……(暖炉横に緊急消化用のバケツ、モップ等を準備、ダイニングチェアの水吹きなど下仕事をしはじめる) 」
ニオ「(紙面をじっと見つめながらもチラチラと作業する
ヴォイドに横目をやり、)~~~~っ パ チ ィ ン(業を煮やしたのか、肩をすくめ指を鳴らす。すると一人でに箒などの道具が浮遊し勝手に掃除などの雑務を始めた) 落ち着かないから今日は帰るわ、第一死体を見に来ただけでお話ししに来たんじゃないし(頬を膨らませ長髪をなびかせながら珍しく"歩いて"その場から足早に去っていく) 」
ヴォイド「どわっ!!いきなりディズニーばりのファンタジー展開……お、おいニオ!死体は拝めないがまた来いよ!(浮遊する掃除用具の最中、歩いて行くニオの後ろ姿に声をかけ再度周囲の幻想的空間に表情を歪める)……すげぇ 」
あの日を、思い出す。剣を握った、決意の日を
あの日を、思い出す。決意が揺らいだ、戦争の日を
あの日を思い出す。戦争を憎んだ、友の声を
あの日を……思い出す。声を失い、剣を捨てた日を
チッ チッ チッ チッ チッ … … … (氷室のように湿っぽく暗く冷たいロビーに、モダンな掛時計の赤い秒針が揺れる音が響き渡り続ける)
ヴォイド「――(光源すら絶っている、鏡代わりのテレビモニターを見つめている。傍に湿気たナッツが皿の上で散らばり、手もつけずひたすらにモニターを見つめる)―― 」
― これが俺の流儀だ! ―
― 助けてくれなんて言ってねーよ。ありがとな ―
― 食いしばれ、踏み留まれ、友よ ―
ヴォイド「………(モニターから視線を外し、腰掛けているソファに、より背中を預け天井を仰ぐ)……あの日を、思い出す…… 」
ニオ「――――ガチャンッ(彼女らしく、彼の心中を全く意に介さないとドアを開ける無機質な音で代弁させロビーに入り)八”サァッ(閉じた書籍を三冊、無造作に
ヴォイドの目の前の卓上。奇しくもモニターの前にそれを放って積み上げ視界を遮らせた)――――返したから。(ひらりと手を振り、およそ人の目に宿る輝きを微塵も見せない茶一色の瞳で
ヴォイドの顔を一瞥し、背を向け冷蔵庫へ歩き出す) 」
ヴォイド「………………ニオ…………(確かに、彼女を呼び止めるため、名を口にする。ただ、そこには踏み留まらせるだけの強制感のない、虚に向けて発したような口調であった)……『後悔』ってのは、どこにあるんだろうか……(視線の位置も、何も変わらない。模型のように微動だにせず、遮られる本を見つめる) 」
ニオ「――――哲学の授業ね。暇な証拠だしあとひとつ仕事を掛け持ちすればその口も塞がるだろうに ゴソッ(冷蔵庫からおもむろに何かを取るような仕草をして何かを掴んだような形の手を出し)ポンッ(何もなかった空間にアイスモナカがが現れる)バリバリ ―――答え、どこにもない(ソファに背を預けるように腰掛けると、アイスを開封しそれ越しに見上げる照明へ視線を向けつつ素っ気のない返答) 」
ニオ「過去に発生した既成事実に対する反省点があってもそれを回収できない至らなさへの不満、或いは過去に発生じた既成事実とそれに対する反省点、改善点が構築できない、或いはそも改善の余地もなくそれが最悪な結果だったという理不尽によって発生した精神的苦痛。そんなところかしら、よって後悔は『どこにもない』し、どこにもないということは手放せるということなんじゃない(そう返すと、乾いた音を立ててアイスモナカを頬張る)私の場合反省はあってもそれは今後の改善のためであって、その当てもなく後悔した覚えはないけど 」
ヴォイド「だとすりゃあ、俺の心臓に伸し掛かっている後悔(コレ)は、手放せるもんなんだろうか……(目を伏せる。他は一切動じず、その行動だけが唯一彼を動かす)二度として事象を発生させない。結構だ。それは実践しているつもりではある。だが、『改善』や『放出』出来るものとなると、俺は後悔(ソレ)に当てはまる感情にならねェ…………昔話をしよう。少し付き合ってくれ 」
ニオ「――――当てはまらないなら尚更何処にもない、よくわかってるじゃない。部屋に来てまで子守唄代わりにされたらたまったのじゃないわ(遠回しに『聞く』と答え、天井を仰ぎ見たまま開いたままの本を顔に被せ)――――スッ(手のひらを差し伸べ『どうぞ』と催促する) 」
ヴォイド「戦場に馳せる気高き勇士がいた。矜持と勘違が衝突した戦争で、そいつは日々凱旋をあげていた……俺もその戦争に、ありもしない矜持を根底に抱き参戦していた。だが、間違っている。確かに人とは、歴史の中で闘争を織り成し進歩してきた。だがそんな大層れた名分なんぞない、自己防衛の為の進軍を繰り返す戦争にはなんの意味もねぇ。そう感じ、俺は剣を握る事と参戦の相違を感じたんだ 」
ヴォイド「決意に霧が掛かった俺を、その勇士は激励した。その激励ってのは戦争を題材においたものではなかった。奴は『慈愛』を基に、俺に意見を述べた。もとより俺の決意の揺らぎは知られていたようだ、殺人の選択肢を度外視した戦士に、奴は賛同してくれた。 」
ヴォイド「その剣で、己の信じる道を閉ざすな。と……俺の決意は一度霧になっただ、違う形で固結したんだ。俺のやり方でこの戦争をやりきると。誰も彼もを救うなんざ、初端から決め込んじゃいねェ。やれることをやったさ。勇士も同じだった。互いに、やれることをやりきり、人命だけではなく、戦争の主旨とは違う己の誇りを保ち続けた 」
ヴォイド「……ある日、勇士は……満身創痍の兵士を抱え、敵の迎撃を掻い潜っていた。もちろん勇士は傷だらけだ。だが、庇い続けた。共に生きようと、必死になっていた。兵士は僅かに残った力を使い、迎撃にくる敵をこの戦争の趣旨にあった形で殺戮すべき選択肢に迫られる。だが、兵士がそれをしようと決断する前に……勇士は己の身を呈し、己の誇りを捨て、戦争の一端を担いながら、敵と共に消滅した 」
ヴォイド「兵士はその時、『後悔』した。一度握った剣を持ったその時から、その『決意』をすべきだったと。そうでなくとも、勇士の為に、『決意』すべきだったと……凱旋が上がることはなかった。誇りと命を捨て、兵士を護った人間は、讃えられる事なく、生き残る歴史から忘却した……兵士(俺)は、確かに『後悔』していたんだ 」
ヴォイド「それから、兵士は剣を離す。意図的にはでない。残った傷を癒すため……兵士が戦場に戻るようになった時、寝ている間に共に戦っていた弟は戦死していた。兵士は、『後悔』を確信したんだ。己の理が、大切な人を失くしたと……戦士は剣を握り、決意を執行した。だが、揺らいだ。いや、踏みとどまったんだ。勇士は言う。その剣で己の道を閉ざすなと。誇りを捨ててまで紡いだ命で、命を穢してはならないと―― 」
ヴォイド「兵士は、決意を執行せず……覚悟を完了した。茨の道を突き進む魂魄を、己に投影した……結果、その戦争から降りることになった。それが、道を閉ざさず、己を表現することのできる唯一の活路だと気付いた故……………… 」
ヴォイド「……俺の覚悟は、完了している。過去も割り切っている。だが、最近は酷く伸し掛かる。友の声は鮮明に、あの日を映し出す……(他人から見れば、モニターは黒く、僅かな光を反射するだけ。だが、彼から見れば、そこに映るものは――)……今日まで、俺は生きている。明日からも、生きて行く。ただ、薄れ切った感情を呼び起こすような、感傷的になる日が、こうしてくるんだ。だから、俺はこのわけもわからない感情を、『後悔』として感じているんだ……昔話は終わりだ。堪能できたか?(姿勢を崩し、相変わらないぶっきらぼうな笑みを見せ、本で顔を覆うニオを見る) 」
ニオ「――――。(在りし日の兵士が語った物語が一区切りついたのか、それとも『今目の前にいるもの』が未だに区切りなく続く物語なのか。何れにせよ彼女にとって『理解を得難い』感情であることを認識し、被せていた本を指でつまんで浮かせると)――――ええ、熟睡できない程度には(もはや魔女ですらなく、一人の『ひとでなし』としての暗がりに沈んだ瞳を向けて一瞥を返し、再び天井を仰ぎ見る) 」
ニオ「――――いつものことよ、私にはわからない(何処かふてくされたように、ぐったりを背をソファに深く沈め吐息を零した)―――理念、理念……理念のためにそれ以上にない生存理由である命を投げ打ったかと思えば、人は理念のために暴力の手段である武器を自ら封じ沈黙を選択する。私には……どこか遠い遺伝子の源流であったのであろう不調和から発生した認識の相違に理念を見出し、今もどこかで、それのために微笑んで死ねる人間がいるということがわからない 」
ニオ「――――それによって、具体的な解決を成さずとも勝手に救われることがあるということもあるのが、私にはあの一夜を隔ててもわからない 」
ヴォイド「理屈や、文言で表すのは至極困難だろうよ。なんせその不調和の理念は……「それでいい」って思うところが『根拠』ではなく、『結果』に対する理だからな……俺のあの一夜に身を投じたのも、恐らくソレに近い……あぁ、解決することのない問いを振って悪かったな。しっかりと返答してくれて助かったぜ。寝てたらどうしようかと(湿気きったナッツを手に取り、口に含む) 」
ニオ「寝たらまた初めから聞かされそうだし(上体を起こし、皿の上に盛ってあったナッツを一握りで全てかっさらう)――――理念のために、『死』を結果としての目的に定めた愚かな友人を持つひとでなしとして一つ言わせてもらうわ(ナッツが掻っ攫われた皿の上に一つだけ、ナッツを一粒つ『残し』)―――私だったら、友の為にも死なない。例えそれで友が死んだとしても、私以上に友が優先され、その理念を尊重するのであれば……少なくとも、私は死なない道を選択した 」
ヴォイド「(「あっ」と口を開けて、ナッツがなくなる瞬間を目撃するが)――あぁ……そうか……死して尚、ある種の呪いは潰えぬものか……(残ったナッツを見据え、口を歪めただけの笑みは、気持ちを安らかにした兵士のようなものだった)すまねぇ、ありがとうな 」
ニオ「どういたしまして……とは言わないわ。カウンセリング代は宿代で(遠巻きに『泊まる』と伝え、結局残ったナッツを手早く回収し目の前のテーブルの上に並べる)パサ…(代わりに、ナッツがあった皿の上に丸めたメモ紙が投げ込まれる)―――――『家』が狭くなるの、あそこ一斉に出払うから。義理人情を重んじるとして、あうなら今のうちよ。売った恩はしっかり清算させときなさい 」
ヴォイド「狭くなる。なるほどな……
ジゼルの茶でも貰えりゃそれで十分なんだがな……久々に顔出して祝うとするか(皺のないメモ紙を指で回収し)……どうせなら住んじまえよ。家が狭くなるってこたぁ、お前の固有結界も張りづらいどころか、物理的に展開できねェだろ? 」
ニオ「―――――。(『住んじまえよ』の部分に毛先をわずかに揺らしてピクリと反応を示すが)――――(久しく見せなかった日に来るようなすす笑いを浮かべ目を細め)冗談。(と一笑に伏した)それなりにいい立地の物件を見つけたらそっちに拠点を移すわ。ここでも固有結界を展開するには不足だもの(肩を竦め本を畳み、元の位置に戻すと、ソファから立つ)だいいち、私は読んで字のごとくひとでなしよ。ここの住人の身の保全には微塵も興味がないし、探求こそ最優先とする。対象となる住民が訪れたならば……その先は言うまでもないでしょうに 」
ヴォイド「確かにそれをされちゃあ管理人としては困りモンだな……間貸しで充分か……(無表情とは差異のない程、僅かに残念を帯びた口の歪め方をする)拠点が見つかるまでは少なからず厄介にはなるだろ?あぁ、厄介は語弊があったな……まぁいいか。拠点が見つかるまではサポートするさ。存分に空き部屋使ってくれ。カウンセリング代っつーわけでもないが、管理室にくればもれなく俺と談話出来るキャンペーンもある。お得だお得(ナッツを片付けるよう、皿にを揺らし、モニターの電源を消して腰をあげる) 」
ニオ「サポートは結構、返す気もない恩を受け取るとあとあと面倒が巡って来る(普段の彼女なら口にしないある種の律儀な物言いをし、ひらりと手を振って踵を返した)あとキャンペーンも不要、需要をリサーチしてから案内すべきね(背越し故に
ヴォイドの目には決して映らなかったが、確かに頬を緩ませて他愛のないやりとりを僅かに楽しんでいた) 」
ヴォイド「……欲のない人だ……(肩を竦め、貸していたであろう本を両手に抱え、ロビーを後にする) 」
ヴォイド「今日の業務も残りわずか、と…(三角巾にエプロン姿、箒持ちの家政婦スタイルで、
寄宿舎ロビーの清掃を遂行中) 」
ヴォイド「最近はめっきり暑いからなー、住民にカキ氷振る舞うのもアリだな(他愛もない独り言を呟きながら、箒を動かす手を留め、テーブル上に「夏祭り」の表記がされている雑誌へと目を移す)ほー… 」
ポニーテールの少女「(一方、
寄宿舎の外―――右足を引きずるようにして歩を進め、
寄宿舎の前に到着する)ここが…(ここで合ってる、よね…? ”
寄宿舎”って案内もあったし…)……よしっ 」
ポニーテールの少女「ガチャ(
寄宿舎の扉を半分だけ開き、中の様子をうかがうように覗き込む。そんな仕草をほんの3秒ほど続けて扉を全開にする)キィ……あのあの、ごめんください。………すみませ~~ん…?(どことなく気の弱そうな少女の声が館内にいた
ヴォイドに届く)(いまって何時なんだろう…夜中で迷惑じゃなかったかなぁ…いやいや、それでも明かりはついていたし。きっと誰かは居るはず……)(どきどきともびくびくとも取れるような面持ちで) 」
ヴォイド「この手の行事には全く参加していなかったし、今度奴らでも誘ってみるか………(手を顎に当て、雑誌の表紙を見つめたまま静止、少女の声に数秒
ディレイをかけてピクリと反応)いらっしゃい(ぶっきらぼうではあるが、威圧の無い声色で彼女に声をかけ、掃除用の装備をササっと外し玄関まで赴く)ご用件は?宿泊かな? 」
ポニーテールの少女「あっ(
ヴォイドの声に驚くと同時に彼の姿を認め、ほっとするような安堵の表情を見せる)は、はい…一晩だけ宿をいただきたくて。お部屋は空いてますか?(ぱっと見ただけでは分かりづらいが、衣服や袖口から晒されている素肌に汚れがあり、疲労が表れた表情から全体的にみすぼらしいような風体をしていた) 」
ヴォイド「…案内するよ(彼女の風貌から、一瞬声を詰まらせ、ワンテンポの静寂を挟んでから上がるように手で招くが……)足が悪いのか?(彼女の右足に集中している汚れを見て、直球に問いかけ、「肩を貸すぞ」とジェスチャー) 」
仙狐「…うゃ?お客様かの…?(上階からロビーへ降りてくる) 」
ポニーテールの少女「(わあ、かわいっ……!)ど、どうもっ…(仙狐を見てぺこりと頭を下げる) (右足には特に赤黒く汚れたボロ布が包帯のように巻いてあり、
ヴォイドの指摘にバツの悪そうな表情を一瞬浮かべる)まあ、あの……(なんとなく自分が格好悪いな、と彼女は思った。誤魔化そうとして言い訳を探すが上手い言葉なんてそう出てくるものではなく…)…ええ、はい…。不覚を取ったみたいで…危ないところへは寄り付くものではありませんねえ…えへへ……(困ったように苦笑いしながら
ヴォイドに応える)ああいえ、ひとりで歩けますので。ありがとうございま――――(ぐらり―――
ヴォイドのジェスチャーを断った直後、意識がかすれ) 」
ポニーテールの少女「ああいえ、ひとりで歩けますので。ありがとうございま――――(ぐらり―――
ヴォイドのジェスチャーを断った直後、意識がかすれる。足元が縺れてしまい、大きく前のめりに身体が傾く――)あえっ――― 」
ヒロ「………?こんな時間にお客さんとは……ちっとも珍しくねーや(後ろから少女を見て)管理人さんはいたかい?(少女に) 」
ヴォイド「(少女の両肩を掌でしっかりと支え、順繰りに腰に手を回して身体を預けるように支え直す) すぐ連れて行く。身体は預けたままにしてくれ(少女に衝撃を与えないように配慮しながら、共に部屋へのルートを歩き出す) 」
仙狐「 お、おぉ……よろしくなのじゃ。…お、おぬし!だ、大丈夫かの!?(ポニーテール少女に駆け寄る)……ほれ、無理をするでない。そのような体でどこへ行けよう……とりあえず、今は焦らずゆっくり、のんびりしていくがよい。今のおぬしの姿を見て責め立てる者など、ここにはおらぬからの。(ポニーテールの少女に) 」
ヴォイド「仙狐、お湯頼む。医療箱も… ひとりで立てるようになるまでは誰かに身を委ねてくれ。大丈夫、すぐ良くなる(月並みなセリフで励まそうとする姿勢を表し、少女の耳元で囁く) 」
仙狐「 はっ…!わっ、わかったのじゃっ!!ハッ…!!ハッ…!! スピュウウウウウンッッッドンッッッ Σあだっ! ガタガタガタァン!!(急ぐあまり壁にぶつかったりちょっとしたオブジェにもぶつかったり衝撃で棚の上の物が落ちてきたり尻餅ついたりする) 」
ヒロ「…………!(ふらついた少女を見て)お、おい!大丈夫か!? 」
ヒロ「……あ、あぁ~こっちも大変なことに!(仙狐の慌てようを見て彼女の方に駆け寄る)落ち着け、君まで倒れたらどうする…!?( 」
仙狐「 うぎゃんっ!…う、うぅぅ…(;>д<;)イタタタタ……お、おぉ……比呂か。いやはや、恥ずかしいところを見られてしまったのう。(テヘヘと照れ笑い)う、うむ……比呂の言うとおりであった。(立ち上がろうとして……) グキッ!!!!! Σあぎゃっ!? 」
ポニーテールの少女「う……ん………あ、あのあの…本当にすみません…外だとずっと気を張ってたんですけど…なんていうんだろう、緊張の糸が切れちゃったみたいで……(
ヴォイドの言葉に申し訳なさそうに返し、言われるがままに身を委ねておく) ど、どうも…こんばんは。すみません、お騒がせしてしまって…(ヒロに小さく会釈をし、仙狐とヒロ2人に) 」
ポニーテールの少女「わ!? きゃあーっ!?(仙狐のドタバタを見て白目)だ、だ、だいじょうぶですかぁ…!?(逆に心配する) 」
ヒロ「まったく、君らしくもないぞ、あんなに慌てて…(汗笑い)。……ん?(仙狐の様子を見て)おい、もしかして…?(おそるおそる仙狐に)(仙狐の様子を見て)あ、いや気にしてないよ。それより早く元気になってほしいな(少女に) 」
ヒロ「隅に置けないな~…なんて冷やかしてる場合じゃねえようだな、ヴォイどん(少女が体を委ねている
ヴォイドを見て) 」
仙狐「 (立ち上がろうとした体勢のまま静止)あ゛っ……ぁ゛ぁ゛ぁ゛……う゛ぅ゛…… だ、だいじょうb……エヘヘ……なに、よくある事ゆえ気にするでない。…ひ、比呂よ……大変すまぬが、お湯と、医療箱を……くぅぅ(;>д<;) 」
ヴォイド「頼んだ俺が悪かった、じっとしててくれ仙狐(汗) ガタッ(管理室から近い一室の鍵を開け、疲労困憊の少女を清潔な白いベットに降ろす)俺は
ヴォイドだ。この
寄宿舎の準管理人を勤めて。意識のあるうちに聞いておきたい。君の名は? 」
ヒロ「……おう、わかった。その前に…君はこれをつけときな(仙狐に湿布を渡す)流石に俺が貼ってあげるわけにもいかんからね……それじゃ、行ってくるわ(お湯と医療箱を探しに行く) 」
仙狐「 う、うゃん……お役に立てず、本当に申し訳ない。(照笑ながら
ヴォイドに) お、おぉ…ありがたい。(腰辺りに湿布を貼り、ソファに腰をかける)はぁ~………このカラダは……いったいどこまで衰えていくのやら……(ぼ~っとして呟きを漏らす) 」
ポニーテールの少女→きい「えへへ…ありがとうございます。優しい方たちでよかった…(ヒロの言葉に安堵したように) よ、よくあるのですかぁ…で、でもでも、私なんかのために…ありがとうございます。お気持ちはしっかり受け取りました(ぼろぼろの仙狐を見て少し顔がほころぶ) (
ヴォイドに降ろしてもらい、心から申し訳なさそうに「ありがとうございます」と礼を伝える)そうです、申し遅れました…!私はきい――小花衣 きいと言います。ディアの大森林のまも――ゴホン、小さな村に住んでいるのですが……この足だと、帰るのが少し難しくて…この
寄宿舎を見つけられて幸運でした 」
「 〝君の名は〟……問われた少女は一眠りした後、再び目を開けた時には自分の体が
ヴォイドになっているという…なんとも忌まわしい、呪いの言葉である。(さらっと通りすがっていく) 」
ヴォイド「中継地点か……その足取りだと、村に行くまでも一苦労だろう。ここで養生してから出立してくれ。それまでは金銭もいらない。好きに過ごしてくれればいい……(きいと対面するように、丸椅子に腰掛け、背を丸める)こんな夜中に、何が起きたかはわからないが…大変だったな。何度でも言うが、ゆっくりしていってくれ 」
きい「にゃなっ…!?(た、タダ…!?)(目を丸くしてデフォルメ調にあんぐりと口を開く)…本当にごめんなさい、いきなり転がり込んでこんなに良くしてもらっちゃって……お言葉に甘えさせていただきます、
ヴォイドさん。…あのあの、ですけどタダのいうのは…私、一応お金は持っているので…えとえと、一泊おいくらなのですか? 」
ヒロ「きいちゃんだな、よろしく!(救急箱とお湯を取ってきたようで、ベッド横の机に置く) 」
ヴォイド「……120円くれ。この季節は外で買う自販機の炭酸飲料が好物でな(小さく笑い、より背中を丸める)村に行くまでにも費用がかかるだろ。いつかまた立ち寄ったときに、まとまったもので返してくれ。それなら心置きなく出立できるんじゃあないか?……それと、ここに来るまでの間に何があったかは……嫌じゃなけりゃいい。話してくれ。その生傷と汚れは、どうもキナ臭ェ 」
ヴォイド「ありがとな、ヒロ。簡易的な包帯巻きぐらいしか出来ないが… 」
仙狐「 どれ…おぬしよ、少しは落ち着いてきたかの?(仙狐さんのお腰がだいぶ回復してきたようで、きいの様子を窺いにくる)
ヒロ「…あ、俺はヒロだ。よろしくな(床に座り込む) 」
ヒロ「ま、包帯を巻くなら俺に任せとけ!……なわけにゃいかねーな(へへっ(苦笑) 」
きい「はいっ、少しの間ご厄介になりますが…どうぞよろしくお願いします(ヒロに返事をかえす) ええ、だいぶ気分は良くなりました。一人じゃないと安心しますねえ…(仙狐に)
ヴォイドさん……(提示された金額――というより、利益を度外視し自分の都合をよく考慮してくれた気遣いに何と言葉を返して良いのかと詰まらせてしまう)……このご恩は、必ず。(よくよく噛み締めるように発し、座ったまま
ヴォイドに深く頭を下げる)―――えと、えと……特に嫌というわけではないので…では――― 」
きい「消耗品を買いに街に出向いていたのですけど、そこでひとつ頼まれ事をされまして私はこの地域に足を運んできたのです。その頼まれ事というのも、棲み着いた魔物を追い払ってくれというもので。こう見えて…その…自分の身を守ったりする術には覚えがあるので、私は二つ返事で引き受けました。 」
きい「そして、その指定されていた場所に到着すると…【白法衣に仮面】をつけた人が立っていて…私を見るや否な、話しかけてきたのです。ええと…なんだったかな、”分かたれた世界”…”人類のなり損ない”…”光”だの、”闇”だの……”霊災”だとか。確かそんなことを言っていたと思います。私、何のことか全然わからなくって、なんだかすごく怖くなって…お話の途中で逃げ出しちゃったんですけど……走り出した先で、見たことも無い怪物が待ち受けていて――― 」
きい「――――あとは、この通りです。(やりきれないような自虐的な苦笑いを浮かべながら)……白法衣を着た人物…心当たりはありませんか? 私、この近辺の事情には疎くって… 」
仙狐「うゃん。おぬしさえよければ、わらわはずっと傍におるからのう。(きいに) ん………(きいの話にじっと耳を(物理的にも)傾ける) 」
ヒロ「あぁ。まぁ、ゆっくり休んでってくれ!(ニコッ (きいに)………白法衣の仮面……悪い、心当たりはないな… 」
ヴォイド「白法衣に仮面……随分と宗教的な言葉を並べた御仁らしいが……すまねェ、力になれるような情報は今のところねェな。魔物退治を頼んだ依頼人に詳細話して、それでも情報がなけりゃその地に赴くってのも手だな。この地域にそんなのがいたんじゃあ、オチオチ寝ていられねェし、俺の方でも散策してみるか。仮面の人と、その魔獣。しかし腕に自信があるとはいえ、魔獣退治を引きうけるなんじゃ、大した精神力(タマ)だな。 」
仙狐「 うーーーむ………白い法衣……お、ちょうどわらわが常備しているこの衣装みたいなものかの?さらには仮面となると……顔が窺えぬ分、ちと厄介かもしれぬな。その者が、もしも姿をころころ変えて彷徨っておったりするのであれば尚更じゃ。(きい達に) 」
きい「なんてお優しい……(仙狐の言葉に微笑を浮かべる) はい、しっかり治していきますからっ(気合を入れるように胸の前できゅっと拳を握りヒロに) そう、ですか…(情報を得られないことで悔しそうな――その裏側には”関わらなくて済むことによる安堵”を隠しながら――表情を浮かべる)……私も、同行させてください。痕跡がなにか見つかるかも―――あっ…い、いえ、話に聞いていたのは畑を荒らす程度の低級魔獣だったので…ちょっと脅かしてやって追い払うつもりだったんですよ。(謙遜するように笑い)…でも…私の術を見たら、もしかすると驚くかもしれませんね?(少し得意そうに口元を緩ませる) 」
きい「うーん…もっと洋風のものでしたけど、ニュアンス的にはよく似ていると思います。…あなたの言う通り、素顔がまったく見えませんでしたから…一体何者だったんだろう…(仙狐に応え) 」
仙狐「 …ま、いざとなれば、こちらの情報網でいろいろと何とか探りを入れてみるとしようかの。任せておくのじゃ!(とんっと自分の胸に手をあてて自慢げに) 」
ヴォイド「術をお披露目するときは、魔獣に襲われている俺を助けてくれや(はっと小さく笑い、傷となった患部に包帯を巻いていく)ざっくりだが、きいの背景が見えた。こんな時間なんだ、今日はもう休んでくれ。朝起きたら、体を洗おう。専属ってわけじゃ無いが、手伝ってくれる人材はいるからさ(スッと立ち上がり、部屋の鍵をベット横のタンスに掛ける)話の続きは身体が完治してからにしよう。俺は業務に戻るから、好きに過ごしてくれ(一方的に、言いたいことを言い終えると、そそくさと部屋から出て行く) 」
きい「…よろしくお願いします。あんなものを見て、聞いてしまって…私…放っておけないんです(仙狐に) えへへ、絶対にびっくりしちゃいますからねぇ(くすくすと笑い)…はい、本当にお世話をかけました。何度お礼を言っても足りません…わかりました、おやすみなさい…
ヴォイドさん(
ヴォイドを見送る) では…あの、私もそろそろ…おやすみなしゃ……――――(疲労がピークに達したのか、ぱた、と糸が切れたようにベッドに倒れ込んで小さな寝息をたてはじめる) 」
ヒロ「おう、またな(
ヴォイドを見送り)………姿を変えるか…厄介だな。なかなか見つかるわけねーよな…(仙狐の言葉を聞き)俺も頑張って探してみるぜ……もし行くなら、俺も行く。…お大事にな(寝息を立てたきいに) 」
仙狐「おぬしは本当に……優しい人の子じゃな。 おっと、そうじゃな。…おやすみなさいなのじゃ。……… ……ポンッ!! (その場で突然消える) 」
ヒロ「こんな落ちがあってたまるかー!!!!(覚醒) 」
ガブリール「 そんなのどうでもいいだろ…(無気力) 」
ヒロ「………そうだな(ぐでーっ どうした夏バテか?ちゃんとスタミナあるもの食べるんだぞ!(説得力0の姿勢) 」
ガブリール「 夏バテが夏にバテるっていう意味なら……そうだな。ヒロバテって言葉は存在するかな。 」
ヒロ「…なんだ、俺にバテるとでも言いたいのか?(自分を指さして) 」
ガブリール「 いやー、最近なんて特に退屈すぎて、もうヒロバテしちゃいそうだよなー…(適当) 」
ヒロ「…暇だから俺でバテるとは(困惑)しょうがない、なんかしてあげよう(アバウト) 」
ガブリール「 やっぱいいわ…(諦め) 」
ヒロ「ぴえん(アイコン顔)まぁ、スタミナ料理ふるまってあげるから… 」
ガヴリール→ペコリーヌ「ほんとですか!?(突然ペコリーヌに変わる) 」
ヒロ「えぇ!?(ぺコリーヌに変わったのを見て)できらぁ!!!(突然キッチンが出現し、料理を始める) 」
ペコリーヌ「 あ、できあがったら呼んでくださいね(去っていく) 」
ヒロ「………よーし、できたぞ!!!!(カツ丼やステーキなど大量の料理を置く) 」
ヴォイド「なるほどな、こいつはいい(ヒロが作った料理の一部を、平らげている)意外と料理行けるんだな。モテる男の条件の一つ持ってんじゃねェか、ヒロ 」
ヒロ「おわぁ、なんか久々に見た気がするぅ!(
ヴォイドを見て)そう、それこそが俺の意外なところよ。…自分でいうのもあれだけどな。 」
稔「……(これ全部土でできてるんじゃないですか?という疑いの眼差しで目の前の料理を真顔で見下ろしている) 」
ちゃちゃまる「うおー!これ全部ヒロが作ったのかー!すごいな~!おいらも筋トレついでにクッキングしてみたいぞー!ふんふん! 」
ペコリーヌ「 は~い!(突然ヒロの前に現れる) 」
ヴォイド「いいんじゃねェか、自信持てよ。嬉しかねェだろうけど、男の好む味付けだとは思うぜ。やっぱりカツ丼はシンプルに美味いな(空いた食器を、シンクへと返却) お前でもそんな顔すんのな……(稔のえげつない表情を見て) 」
稔「いや…だって、あのヒロさん"が"作ったんですよ。しかもこの量……クック〇ッド参考にしたとしても不自然過ぎて 」
アーデルハイト「 [ とても汚いアメリカンスラング ] 入ってそう[ とても汚いアメリカンスラング ] うふふ、じゃあ私も晩御飯いただくわね(お茶碗にカロリーメイトを落とし箸で食べる)うっっっっま……うますぎて、馬になっちゃうわね。(サムズアップ)ねえねえヴォイちゃんヴォイちゃんきいて~、私ね私ね、こないだみみねちゃんとお買い物デートしたの~いいでしょいいでしょ~(しれっと食堂に混ざり袖を引っ張りながら) 」
見観子「ぶえー……。(疲れ切った様子でふらふらとソファに倒れ込む)疲れました、人間ってなんで労働とかいう嫌なのにやらないといけない営みしてるんでしょう、つ゛か゛れ゛ま゛し゛た゛~゛~゛~゛(文句たらたらでうつ伏せのまま足をばたばた) 」
封印されしポチ「ハッッハッッハッッハッッハッッハッッハッッハッッハッッハッッ(複眼の黒い体毛に覆われた巨大な犬がヒロ飯を散らかしながら食べている) 」
ヴォイド「人ってのは、普段の印象とは真逆の能力を持つ事だってあんだ。ギャップって奴?助言すんだとしたら、ダイエット中なら食わない方がいいぜ、コレステロールはバッチリだ(稔に) ……?そうか、お前ら仲いいんだな(引っ張られている袖を、引っ張り返してアデルに) 」
ペコリーヌ「 って、いつの間に人がこんなにたくさん!(
ヴォイド達を見て)これって、やっぱり美味しいご飯は生命の源ってことですよね!(集まってる光景を見ながら)さて、とりあえずいただいちゃいましょうか。…いっただっきま~す!(食べ始める) 」
オリヴィエ「労働に疲れましたか!それならアサシンしましょうアサシン!ターゲットからもお金盗めるし報酬もらえるし何よりやり甲斐があるしいいことしかないですよ!(引き戸バーン) 」
ヴォイド「お疲れさん。後で冷蔵庫でも見てくれ、多少は疲れが吹き飛ぶんじゃねェかな(
見観子へと、「お菓子」が用意されている事を仄めかした言動で) あぁ、いい食いっぷりじゃねェか。胃袋異次元なのか?どんどん消えていってんじゃねェか(ぺコリーヌの食事スピードに汗) 」
稔「むっ…いえ、食べますとも。タダ飯よりうまい飯はありませんから。(と言いつつ引きつった顔で目の前のサンマの塩焼きを丁寧に丁寧に丁寧にお箸で割って骨(×)土(〇)が入ってないか確認し始める) 」
ヒロ「めっちゃ怪しんでるが本物だ。俺はこう見えて料理男子なんだ!(ドヤッ どうぞどうぞ、いただいちゃってな! 」
アーデルハイト「いや~~~も~~~見せたかったなぁぁぁ~~~みーちゃんのあんな格好こんな格好(頭上で何かを描くように指をぐるぐる動かしながら)ねーみーちゃん★ ヴォイちゃんいるよヴォイちゃん、公開お着替えしまーしょ♪(これみよがしに既に満足げな笑顔でみみねししょーへ手招き) 」
見観子「やです……暗殺者のお仕事は恨み買いやすいのでのーさんきゅー……(ぐでーっとソファから手を突き上げて否定の意で左右に振る)ハッ それは本当ですか
ヴォイドさん、いいですねグッドです、甘味は乙女のエネルギー源……我々は甘味をくべて動く機関車なのですよ……(首だけ起こす)……いやなんであなた此処にいるんです?いやですよここでお着替えショーはノーサンキューですただでさえ超疲れてるので……(本当に疲れてるのか返しにキレがない) 」
ペコリーヌ「 ん~~~♡おいひ~~~♡(満面の笑みで食べ進めている) 」
ヴォイド「相変わらず金勘定か……(その確認は器用すぎないか?と言いたいところだが、飯の食い方にちゃちゃ入れんのもなんだしな……) あんま困らせてやんなアデル。疲労困憊の人間、それもソファに取りついてしまえば、それはもう終焉の始まりだ。一生立ち上がる気力も起きねェ 機関車と形容する程に動く仕事?そ、そりゃ大変だな……あぁ、まぁそいつで動けるようになるならまた用意してやるよ 」
稔「……………………………はむっ…(もひもひ……)………………ん、ぅん………意外と、普通にいけますね。(複雑な表情を浮かべながらも口内でしっかりと塩見のある魚肉の香ばしい味を噛み締め、嫌々そうながらもしっかり飲み込んだ) 」
見観子「ご配慮に感謝……私は今正に終焉の真っ只中を滑走中なので……(指先だけを動かし、遠隔で冷蔵庫の中身を取り出してこちらまで運んでくる) 」
ヴォイド「だろ?『意外と』なんだよな(含みのある誉め言葉)今度は駄賃やるから、稔も何か振舞ってくれよ。俺も管理業務により集中できる。 おいおいおい……魔力の無駄遣いじゃねェか……有り余ってんだろうけどよ。それぐらい(俺が)運ぶぞ(
見観子の器用な魔力操作に、表情を崩す) 」
アーデルハイト「なーに言ってるのヴォイちゃん。人間なんて外側からメスと針と魔法とを入れればいくらでも治せるのよ? ほれほれ魔力注入~(ぐりぐりと
ヴォイドのこめかみに指を当て) ドサッッ すーりすーり(さながら子猫が甘えるような仕草で
ヴォイドへ肩を寄せる) チラ チラ (そしてその都度みみねししょーへ一瞥をやり)なんでなんでと聞かれれば答えてあげるが世の情け。強いて言えばヴォイちゃんに会いに来たからかなぁ♪ 」
ヒロ「…喜んで頂いたようで何よりだ(稔に)おー、相変わらずの食べっぷり。おかわりはあるからいただいてくれ?(ペコリーヌに) 」
ヴォイド「やめろ(心底嫌そうにアデルを両手をいっぱいに使って引きはがそうとする)ぐぎぎ……(こいつ力強ェ…) 」
見観子「いぃ~んですよ、こういう細かい事やってると魔力操作の練習にもなりますし、私の魔法は全部燃費いいから寝て起きれば全快するので……んむ……あー、おいしい……身に沁みる(うつ伏せから横に姿勢を動かし、運んできたお菓子を滞空させたままつまむ。)……この前の話ってやっぱ嘘なのでは?今のあなたを見ると全部なかったことにされたような気がするのですが。(じろーっと
アーデルハイトを睨む) 」
稔「確かに、『 意 外 と 』 いけますね。(無駄に強調しながら更に箸を進める)……まあ、対価をいただけるのであれば低コストで振るってあげますよ。少なくともヒロさんがつくるものよりは、健康とお金に優しいものは作れますから。(目を閉じながらやや自慢げにふんと鼻息をふかせながら水の入ったコップに手を伸ばす)………泥水じゃないでしょうね…(ぼそっ) 」
アーデルハイト「………………………………^^(終始笑顔のまま
ヴォイドに引き離されてはひっつきに行きの往復運動を繰り返していたが) コテンッッ (何かのスイッチが切れたかのように難なく
ヴォイドに引き離され床へ転がる。終始みみねししょーへ視線を向けたまま)このッッッッ……………… い く じ な し ッ ッッッ!!!!(横たわったまま作画は愚か人が変わったのではと言わんばかりの鬼の形相で集中線ビームと共に腹の底から叫ぶ) 」
稔「(アデールハイトの言葉に水入りコップをヒロの顔面へ投げつける) 」
ヴォイド「そいつは結構なことだ。厄介事さえなけりゃ、俺も魔法なりなんなり使って掃除したかったよ……(荒れ気味な管理室を思い出して
見観子に苦笑を送る) 稔はいい嫁さんになれるな。あぁ、ただ財布は握られるからそうとも限らねぇか…… よし離れた。もうくっつくんじゃねぇぞ(床に寝そべるアデルを見下ろして一息) 」
ヒロ「クク、まぁ健康的にはアレなのかな。スタミナ重視だからさ。……泥水ジャナイモン!!(コップを顔面に投げつけられ)…ちべたい 」
見観子「いいんですよ……いーんですよ、私この空気感が好きなんです、なにも変わらないこの空気がー……ていうかこのコンディションでそういうこと無理です……つかれてるので。(ぐでんぐでんと首を横に振る)まあ……ぶっちゃけ魔術だの魔法だのにまつわる厄介事は尽きないですからね、今なんてわたし魔女認定されてるんですって……指名手配犯ですよ指名手配犯……はあ、だるい……(むしゃむしゃとお菓子を貪り平らげる)掃除の手が足りてないようなら私やっときますよ…… 」
稔「最低でも年収3000万以上の方とでないと厳しいかもしれませんね。(お嫁さんかぁ……)(もんもんと考えながら、魚におろし大根をつけて口へ運ぶ) 」
稔「いや、それでも「安い」かな……もっとハードルを上げるべきでしょうか…?(ぼそぼそ) 」
ヒロ「年収3000万じゃ俺は無理だな(諦めた表情で稔に) 」
稔「あ、端から対象に入っておりませんので(真顔でぴしゃりとヒロにサムズダウン) 」
ヴォイド「やってくれるのは助かるが……なんだ、あまりの散らかり様で、人様に見せられねェんだ。ある程度片付いたら頼んでいいか…(
見観子に) ……(稔が発した金額を、指を折り畳んで数える)……あぁ、遥か遠い数値だ……(自身の年収と比べ、思わず苦い笑みを零す)まぁなんだ、頑張れよ、玉の輿 」
アーデルハイト「こう言ってるぞヴォイちゃん。私の押しがこんなにアンニュイになってる(DB的瞬間移動でししょーの背後へ周り頰をつまんで引っ張りながら、さけずむ目線を
ヴォイドへ向ける)なんとかしなさいよ役目でしょ ポチ、おたべ(ヒロの料理をテーブルクロスごと床に転がす) 」
ヒロ「……誰か俺に愛の手を(ぴえん(自分で作ったカツ丼をムシャムシャ食べる) 」
封印されしポチ「わんわんお!(散らばったヒロ飯を拾い食いする 背骨が天井に接触しそうになるほどでかい) 」
見観子「お代は今日いただいたお菓子ということでひとつ……承りましょう……(にっ、と口元だけ笑って上半身を起こす)年収3000万……それ私のハンター時代の稼ぎでもぎりぎり足りないんですが……どんだけ目指してるんですか…… 」
アーデルハイト「あーいあい、あーい愛。おさーるさーんだよー(ホラーゲームに出て来そうな人食い猿をヒロへぶん投げる) 」
見観子「ぐえー、なにするんですかわたしのもち肌を……いたいですストップWTF(口汚い罵りをするが絶妙に抵抗する気がない、というよりは気力がないのか)ていうか私それで断られたら折れますよ、ヤですよDead Endのちらつく選択肢を振るなんて 」
ヒロ「それは愛の手なのか合いの手なのか(人食い猿にかじられる) 」
ペコリーヌ「 ごちそうさまでした~!はぁ~おいしかった…!(おかわり分もしっかり平らげてた) 」
ニオ「あ"ーーーーー死ぬ……ていうかし"ね"……(地下室から整えていないボサボサな髪、生活習慣が見て取れる濃いクマという状態で這い出てくる)ツカツカツカ きったな ドカッッ(我がもの顔で食堂を歩き、ソファへ背を預けぶっ倒れ)カロリーメイトと何でもいいから果汁入れたミックスオレ(おもむろに注文した) 」
ヒロ「………早っ!?えーっと?もしかして追加で作った分も全部食っちゃった?(ペコリーヌに) 」
稔「世の中「金」です。タイムイズマネーです。世界中のありとあらゆる金を手にする私の夢のためにも、理想は高く持たなければいけませんッ!(くわっ)(拳を震わせる) そのためにも毎日の貯金にも余念はありません。いただけるものは遠慮なくいただきます。金でも金でも金でもお札でも金でも。 」
ペコリーヌ「はい!♪ 美味しかったですよ? 」
ヒロ「いやぁ、ありがたい…!作った甲斐があったってもんだ…!良かったらまた作るよ!(ニコニコしながらペコリーヌに) 」
アーデルハイト「むにむに……(お花マークが浮かんでそうなホワホワ笑顔で一心不乱につまんでいたが、何の脈絡もなくシリアスな真顔になり)————うそやだなにこのもちもち肌癖になりそう、ベッドに持って帰りたいわ。 」
ヒロ「ぐぅっ、金関係なく対象外なのが堪えた(テーブルに突っ伏す) 」
見観子「うわあ、研究に籠もりっきりで缶詰になった魔女そのものが出てきた……ていうかその外見ちょっとどうにかしたほうがいいですよぼっち魔女。(惨憺たるニオの風体を言うが、ぼっち魔女は脳天直撃の盛大なブーメランである)言わんとしてることはわかるんですけど……いやあ、理想家っていいですね若くて……(稔に微笑ましい視線を向ける)いや、やめてくださいよ私のもち肌はタダじゃないんですよ、指先でつつかれるとそこから腐るやわらか戦車並に繊細なんですよぶれーもの!(やたらつままれているがやはりやる気がないので抵抗が弱い) 」
ペコリーヌ「 はぁ~~もうお腹いっぱい♪ これでいつ襲われても大丈夫です!(何 」
ヒロ「たくさん食べたから、思う存分力が発揮できるからな…そんなこと言ったらなんか襲いかかってくるかもしれんぜ(机に突っ伏したまま) 」
ニオ「研究と探求は知性体の最低条件。私が私であるために必要な呼吸であって、他一切は些事(仰向けになったまま顔の上で浮いて開かれる古めかしく分厚い本に目を通しながら、片手を何処へでもなく手を差し伸べる)カロリーメイト、ミックスオレ 」
アーデルハイト「えっ…… 腐っちゃうの……(今日一番に戦慄し真っ青になった顔の口元を抑え、けたたましい音を立てて距離を開ける)みーちゃん腐っちゃったら推しが減って悲しいどころの騒ぎじゃなくなっちゃう……過呼吸するほどくるしいけどがまんするのだわ……くすん 」
ヨクバリス「 おい、飯くれよ。(あ!野生のヨクバリスがおそいかかってきた!▽) 」
モルペコ「 たらふく食ったんだろ!!!?なあ!!?!?!脂肪盛れよ!!脂肪盛ってけよ!!!なあ!!!!! 」
ギガナイト「 〆はうどんにしナイト。 」
ニャース「 にゃ~~~んてにゃ!! 」
ペコリーヌ「 あっ、噂をすれば…魔物が!それじゃあ………いってきまぁ~~~~~~~~す!!(野生のヨクバリスたちに問答無用で全力全開プリンセスストライク) 」
稔「じゃけんお片付けしませんとね~。(食器と一緒にポケモン共も片付けていく) 」
ヨクバリス] 「 ホデュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア(ペコリーヌの剣がケツにぶっ刺さり、昇天の末に恍惚とした笑みを浮かべたリスはぐったりと倒れ込み、稔に片付けられた) 」
見観子「……知性体としてはそれでいいかもしれませんけど、生命体って呼吸だけじゃ生きていけないんですよ。それが些事だからと匙を投げるのは良くないですよ、今のうまくないですか。(さっと指を動かし、魔法で
寄宿舎内のどこかからカロリーメイトとミックス俺(すごくそっくりのパチモノ)を運んでニオの目の前で滞空させる)腐ってると言えばとっくに腐ってるかもしれませんがね、性根とか。(ふっ、と鼻で笑う) 」
ヒロ「それでよかったのかリスよ(ペコリーヌにやられたヨクバリスを見て)……お疲れ(ペコリーヌに) 」
ヴォイド「お、作った甲斐があったかな。こんなんで良ければいくらでも振舞うぜ(
見観子が上体を挙げたのをみて、安心したように笑う) お、おい、ちったぁ身なり整えたらどうだ……仕事帰りのサラリーマンみたいだぞ。いや、実際そうなのか?(ニオの様子を心配して、口が曲がる) 」
ニオ「大概その辺のことは過不足なく必要な分だけの栄養と睡眠を摂取すれば問題ない。どうも(滞空したミックスオレとカロリーメイトを手に取る。手に取るだけですぐに口に含まずじっと活字に目を通している) 私が身なりを整えたところで技術に躍進は生まれない。私が一切の無駄を省き研究に時間を割けば数秒か、或いは数分早く私にできる範囲の技術躍進や技術奥移転が発生しそれを後生や公認に残り結果論としてあなた達大衆の利益になる。つまりそういうこと(機械音声の読み上げの如く淡々と言葉をつむぎひらひらと
ヴォイドへ手を降る) 」
ペコリーヌ「 ふぅ~… まあ、思いのほか弱い魔物みたいでしたけど。…それでもやっぱり、力を使ったのでお腹ぺこぺこです。 」
ヴォイド「大層ご立派な志をお持ちのようで……で、なんですかこの手は。もうカロリーメイトもミックスオレも用意されてんぜ(ニオの掌に視線を落とし、その意図がわからぬまま突っ立っている) 」
ヒロ「ん、そっか。2品程度なら作れるけど、如何かな? 」
ニオ「 ハイタッチ (活字の上を目線が滑走し情報を無心に処理しながら、明かにその意図があると言った風に掌を
ヴォイドへ向けながら) 」
ペコリーヌ「 あっ、はい!ぜひ! 」
見観子「いくらでも作ってもらえるならもう毎日コレ食べたい気分ですよ……(ぐらぐらと首を左右に振る)必要最低限はそうですけど、最低限だけで過ごし続けるとひゅーまんってのはバグるんですよ、最上の結果を残すならコンディションにも気を遣った方がいいですよ……今の私見ればわかるでしょう(ぐだーっ) 」
ヒロ「ほいよ。………よっ、はっ…!!(2、30分ほどでカツ丼とカレーがペコリーヌの前に置かれる) 」
ペコリーヌ「 わぁ…!いただきま~す!(カツ丼とカレーを交互にがつがつと食べ始める) 」
ヴォイド「………???(釣り合わない言動に加え、普段の彼女から想像出来ないその手の意図に、困惑する)……(ハイタッチ、という程の力ではないが、ニオの掌に、自身の掌を押すような感覚で当てる) 毎日食いたいか、そいつは嬉しいな。料理は得意分野じゃないが、そう言ってもらえるとやる気も増すってもんだ。まぁ仕事で疲れてんだ。これぐらいの労いは用意させてもらうぜ。明日も冷蔵庫確認するといいさ(
見観子に) 」
ニオ「私ならそこでエラーを生じさせず自らに行動を強制できるのが魔術の利点であると考えるのだけど。例えば術式で昨日の私を延々と繰り返すとか(僅かに魔術の残機を匂わせながら、魔女は淡々と語ってく) お疲れ。(ぽむと鈍い音を立ててやる気のない猫のように
ヴォイドの掌を小さな拳で軽く叩く。一瞬、口橋がつり上がっているように見えないこともなかった)……。ゴクッッ(ミックスオレをひとのみにし宅にグラスを置く)コーヒー。 」
ヴォイド「……(寝ぼけてんのか?普段の難儀な言い回しは健在だが……まぁいいや)(インスタントコーヒーをササっと用意)ブラックでいいのか?(ニオの顔色を窺いながら、角砂糖に手を伸ばす) 」
ヒロ「おぉ、どんどんいただいてくれ!(ペコリーヌを微笑ましそうに見て)しかしすごい消費量だなぁ、あんだけ食べて腹ペコになるたぁ…(たはは 」
見観子「助かる~~~……あー、ほんと……しわしわになるまで一生ここでぐだっと過ごしたい……(ソファの背もたれに身体を投げ出す)表面上はそれでいいかもしれませんけど、魔術というのは法則に働きかけはすれど改竄までは行かないんですよ。ましてや人体なんて法則と神秘の精密機械なんて表面上だけどうにかなってるように見えて、その下……精神体までどうなってるかなんて未だ完全解明に至ってないじゃないですか。(その語りに理知的な否定を投げかけるが、実に気怠そうである) 」
ヴォイドの同僚「 おいおいおいヴォイドオイ!(ぬっとヴォイドの背後に現れ)ヴォイド~~~この同僚を差し置いて、女の子と一服たぁいただけねぇなぁぁぁぁああああ? 混ぜろ!(そう言って遠慮なく)) 」
オイオイオイオイオイオイ「死ぬぜあいつ(
ヴォイドを見て) 」
ベジータ「 ふおぉっ!?(
ヴォイドの同僚を見てカオスマの試合でやられたことを思い出し絶句する) 」
ニオ「コールタールぐらいに濃いのをお願い。魔術薬を服用するよりは処理の手間が省けてちょうどいいのあれ(
ヴォイドの思考など知らんと言わんばかりにいつもの調子で投げやりに指示を投擲しながら)パタン(しかし一方で、魔術本はとざしじっとコーヒーを待っている) 死体を延々と解剖するなりその道のネクロマンサーなりの知恵をきょうゆうするなりすれば医学的観点から魔術を考察して人体に適応するぐらいはどうということはない() 」
ヴォイド「そこまで居心地よさそうにしてもらえんのは管理人冥利に尽きるってもんだな(苦笑しつつ
見観子に) 誰だお前ら。同僚こんな顔だったか あぁ、はい……健康には気を付けて……(要望通り、砂糖を存分に入れ、ミルクを混ぜる。程よく冷ましてから、ニオにコーヒーカップを差し出す) 」
「 同……………りょ………………ッ!!(┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨) 」
ニオ「 んっ。 (ぐいとコーヒーを一口で煽り、飲み干すと卓上に置き)—————。(閉じた本を膝上に置いたまま、顎に手をあてじっと、いつもの鉄仮面を
ヴォイドへ向け沈黙を守る) 」
ヴォイド「関係はあるんだろうけどな。関係はあるんだろうけど今出るべきではないよな! 」
ヴォイドの同僚「おいおい、普段仕事で顔合わせてるのにこんな顔とはなんだ。ま、俺みたいなのって結構どこにでもいそうな顔立ちだからな。そんなことよりもだ
ヴォイド。俺にもコーヒー淹れてクレよぉ~~~。ミルク多めのやつ 」
ヴォイド「……どうした。砂糖の分量は要望通りだったと思うんだが……(ニオの変わらぬ表情に対し、ぶっきらぼうに振舞う) 」
ヴォイド「あ、あぁ……まぁいいか。仕事仲間だしな……(同僚用に、再度コーヒーを淹れ始める)……ブラック? 」
見観子「理論的には正しいですけど今度はそれ魂にダメージ行きませんか……?ていうかネクロマンスってふつうに禁術だったはずでは……(訝しげな顔だが、そもそも想像魔法が禁術なので言うまでもなくブーメラン)だっておいしいお菓子が食べられて、
ヴォイドさんがいて、こうやってぐだぐだしてても怒られないし……ここ以上に居心地いい場所なんてゼイタクってもんですよ(ふふ、と笑う) 」
ニオ「山田くん(仮名)これコピーして電子化して、今日中(いつのまに悪ノリを身に付けたのか同僚へ膝上に置いた本を差し出す) ……。…………(変わらず猫のような目は多く語らず黙したまま、おもむろに人差し指を
ヴォイドの口元へ向け突こうとしてくる) 禁術処理班なら禁術に対する術式や近代装備を扱ってくると先読みしてそれに対する相性を考慮した布陣を貼っておけば寝ながらでもタスク処理できる。今度資料送ってあげようか(じっとみみねへ一瞥もやることなかった彼女が、今日ばかりはしっかりと視界に彼女を捉え語りかけてくる) 」
ヴォイドの同僚「俺はブラックよりミルク多めで砂糖も入れた甘々なコーヒーが好きなんだ。それを頼むぜ
ヴォイドぉ~~~。 ファッ!? 俺は出版業者の人間じゃねぇぞ!? しかも今日中とかウチの会社でももっとスパンあるわ! 」
ヴォイド「いくらでもグダグダしてくれ。常時開放の無法地帯だ。俺が居ても、多少もてなしてやれるだけなんだがな(ハハッと歯切れよく笑う) 悪ぃ、ミルク多めのやつな……(そんな顔すんなよと、口をゆがませて同僚に甘めのコーヒーを出す) ……?(謎めいた行動に流石に動揺が隠し切れず、左手でニオの人差し指を握り止める)何企んでんだ 」
ニオ「山田くん、以前の山田くんならこれぐらいトリプルタスクの片手間でやれたよ、代わりの山田くんを連れてこようか(何故かホラー映画のBGMが流れ瞳孔の開いた目を向ける) ん。 (指を止められ意外そうに目を丸くした) パンッ(軽くそれを払いのけ、余韻を確かめるように引っ込めた手へ視線を落とす)…………。……………なるほどね。(暫く腑に落ちなかったように黙りこくっていたが、彼女なりに何かに納得したのか小さく頷いた) 」
見観子「……長いことあれらとやり合ってるのは伊達じゃないってことですか、正直追われ始めたのはここ最近ですし先達の知恵は頂けるもんなら頂きたいですね、是非に。正直だるいし……(はーっ、とため息をつく)そうじゃない、そうじゃないんですよ……
ヴォイドさんがいるから意味があるんですよ……私にとってはなんですけど。(ちょっとむすっとした顔) 」
ヒロ「…えらくモテモテじゃないか(横目で
ヴォイドに) 」
ヴォイド「なーに一人で納得してんだ。どうせ説明を介することはないんだろうけどさ(やれやれ、といわんばかりの露骨な表情で、ニオを見下ろしたまま目を細める) 俺がいるから……ねぇ……だったらいつでも呼んでくれ。それで力になれるならいくらでも分け与えてやる。だからそんな顔を膨らませるなって(困ったような笑い方で、
見観子に) 」
ヴォイドの同僚「おう、頼むぜ
ヴォイド! いやぁ~持つべきは親友だなぁ(ほくほく) え、ちょっと待ってそれはシャレにならない…(こ、こえぇ~~、以前間違ってプリン勝手に食っちまったときのあの人みてぇにこえぇえええ!!)…ふぅむ(ゆっくりしつつも面々を見渡しながら)しかしここもすげぇな。ただのサラリーマンの所にこんなにも魔術師って感じの美少女が集まるとは……。クソ、
ヴォイドはすぐにモテるぜ! 」
ニオ「—————(周囲の面々と
ヴォイドの会話を交互に見やり、肩を落として溜息を零し苦笑する)そうね、『コレ』は扱いやすい(鈍い乾いた音を立て、
ヴォイドの爪先を蹴りながら) 山田マーク6、返事(ピシャリ) 」
ニオ「………………(みみねとのやり取りの中で多少思うところがあったのか、普段の彼女にはない陰りが無表情に浮き出る)『先駆者』あってのものよ。結局こっちが死ななければ防衛率は100%、死 ねば0% せいぜい用心することね 」
クイントマーク7「逃げろ山田さん!この女に捕まったら培養液の中を漂いながら自分の単細胞から生まれたクローンを見送る毎日になるぞ!!(バーンッッ) 」
ヒロ「話しかけやすい子がこんなにいるなんてあんたも隅に置けないじゃないか(ニオや
見観子を、お 」
ヒロ「話しかけやすい子がこんなにいるなんてあんたも隅に置けないじゃないか(ニオや
見観子を見て)まったくだ、モテモテすぎるよな岡本くん(同僚に) 」
ニオ「見るな、■ ね 」
ヒロ「…見ただけで■ ね って言われた(泣き顔) 」
見観子「……にへへ。(
ヴォイドの言葉にふにゃっと笑う)そう言ってくれるだけで、女の子っていうのはいつだって元気百倍ですよ。(ぐっ、と伸びをする)まあ魔術なんてものはいつだって死の危険が付き纏う危ない技術ですからねえ、ヘマは……しませんよ、生きてる限りはね。 」
ヴォイドの同僚「なんだよ山田マーク6って! いつから量産されるようになった!? しかもあの娘(クイントマーク7)の口からとんでもないの聞いたぞおい! やることが人間じゃねぇ!!(必死) 」
アーデルハイト「そうだぞ推しがしんじゃうと面倒なオタクはピザだって痩せて美少女になって私がモテテどうするになっちゃうんだぞぅ!ちなみに私はもともと美少女なので骨になって死にます!だか"ら"ぶじでい"て"み"ーち"ゃ"ん"ん"お"わ"か"れ"す"ん"の"や"た"あ"あ"あ"(ソファ裏から泣きついてくる妖怪キマシタワー(偽)) 」
ヴォイド「あだっ!な、何すんだいきなり!(視覚外の攻撃を食らうと、やけに敏感に反応する)訳のわからん暴力女め……(「くっ」と口を曲がらせる) 現状は異性と話しているからそう見えるだけだ。俺は性別種別関係なく好意的に話せてるぞ(ヒロと同僚へ) ならこれで明日の仕事も頑張れるんじゃねェかな。
見観子が頑張ってんだったら、俺も頑張れるだろうよ。つっても、仕事は
寄宿舎の管理だけどさ 」
ヴォイドの同僚「(とりあえず落ち着く為に
ヴォイドに出されたコーヒーを飲む。――――次の瞬間)トゥンク……(え、なにこれ。超おいしい……優しい味がする)
ヴォイド……めっちゃうまいやんこれ。これからさぁ、職場でも淹れてくれよ頼むよぉ~~ 」
ニオ「当然、私が魔女であるならば読んで字の如く『人でなし』。人間でないなどと事実を復唱するな山田マーク66666(何故か今日一番に楽しそうな暗黒微笑を浮かべる。なおジョーダンの模様) その屋敷妖怪(
アーデルハイトを指差し)に取り憑かれるとなんか螺旋状に捻れたマンションで無限ループの中生存の可能性を模索することになるって聞いたから今の内に死んだほうがいいかもね ああそう、これ『暴力』……。ふーん’(興味深そうに
ヴォイドを見上げながら魔導本、ブックオブコスモスを広げ)じゃあこれは(コップ入りの水を手に取る。魔本を行使し五倍の速度で落とそうとしている) 」
ヴォイドの同僚「へっ、違いねぇ。お前と話ててもなんかこう……話にくさってのがねぇ。羨ましいねぇ。爪の垢を煎じて飲みたいたぁこのことだ 」
ペコリーヌ「 ふわぁ~~~……お腹いっぱいになったら眠くなってきました…(ソファーで横になる) 」
ヒロ「…ゆっくり休みな。そのソファー、快適だぜ(ぺコリーヌに)…くそっ、悔しいけど俺とも話せてるしな。…モテ男が!海の勝ち組…! 」
見観子「そうですね、明日分の活力をもらったので元気100倍ですよ、ああでも私決してア○パンマンではなくかわいいウーマンなので頭を食べたりしないでくださいね。(むん、と
ヴォイドに力こぶを作って見せようとしたが出たのはぷにぷにの二の腕)……いやあなたがそんな事言わなくても私はわたしで死なないよう頑張りますから。(泣きつかれる
アーデルハイトを引き剥がそうとぐいぐい押す、元気が出たのかちゃんと抵抗してる)それで言うならとっくに取り憑かれてる気がするんですけど、手遅れでは? 」
ヴォイドの同僚「6が増えてやがるッ!! まるでねるねるねるねを作るが如し簡易さでいともたやすく悪意が練られていくッ! 」
ヴォイド「やめなさい。それは下手すりゃ殺人の域に達する(コップを持つニオの手を、弱く握って止める) え、いや、俺のコーヒーだぞ?そこまで絶賛するたぁ……まぁいいけどさ。というかコーヒー誉めた直後にその諺が出るたぁ、しゃれた奴だな。まぁ疲れた体を俺のカフェインで癒してくれ。そうであるなら、俺もうれしいよ。 海の勝ち組ってなんだ!?海…なんか遠い記憶で、嫌な目にあったんだよなぁ……(カオピタ・ミルーク島での惨劇がフラッシュバック) 冗談言うぐらいには元気になったな。おぉ、その調子だ。力めいっぱいな女子の力の見せ所だぞ(グッ)まぁ、もうちょい鍛えた方がいいかもしれないな、腕。いや、そのままでいいの 」
ペコリーヌ「 はぁ~…確かに…すっごく気持ち良い感じです…♡ やばいです~♡(ソファーの虜になってマターリ) 」
ニオ「彼女が満足するような幸福を得てから天寿を全うすると無事にこの世から解放されるらしいよ。よかったね、つまりは生きろということなんじゃない(他人事なので投げやりにみみねへ返答するも、その目はどこか哀れんでいるようだった) 知ってる、かの獣には666というコードが記されていたみたいね。クスクス( た の し そ う ) なるほど。(
ヴォイドに魔本の行使を阻止されると納得し小さく頷く)じゃあ間をとって、全力で脛を蹴るぐらいにしておくわ。 ス ト レ ス 解 消 」
マヨラー「マターリと聞いて(
寄宿舎からひょっこり現れる)あ!ヴォイ神剣――――(と言いかけたところでギコ猫に掴まれて強制フェードアウト) 」
ヴォイドの同僚「ハッハッハッハッハ!どうだ? 俺のセンスも中々だろう?まぁ堪能させてもらうぜ(ズズズ…) (アカン)獣の数字は知ってるけど、まさかの俺ぇ!? 唐突なダークファンタジー開幕かよ!? 」
見観子「……なんですか、私の二の腕がかわいらしいとか言ってくれる気遣いはないんですか。ぶーたれますよ私。(じとーっとした目を
ヴォイドに向ける、既にぶーたれているのは言うまでもない)それって解放されることはないということでは?(哀れみの目に渋い表情) 」
ヴォイド「俺を虐めてストレス解消するな。もっと違う方法で自分を癒してくれないか(引きつった愛想笑いで、ニオに) なんか一瞬猫鍋を感じた…… もうぶーたれてんじゃねェのか?俺はそういうところの気遣いはイマイチ出来ないみたいでな。まぁ努力はするけど、あんま気ぃ悪くするなよ 」
ヒロ「なんだそのトラウマを感じてるみたいな目は!!(ニコニコ)(
ヴォイドに) 」
ヒロ「………やばいか~(まったりしているぺコリーヌを見て)あんまり無防備になるなよ、まぁ…心配ないか(先ほどの攻撃を思い出し) 」
ニオ「ゆけ、666号。欲求の赴くままに虐殺の限りを尽くせ(
寄宿舎の外を腕で指し示し芝居かかったイントネーションで心なしか程度に声を張り上げる) さあ、要は『彼女の望む顛末』を辿ればいいんじゃない。知らないけど(テーブルに頬杖をつき、カロリーメイトの余った方をみみねへ差し出す) お前は私に報復をしない(じっと確信めいたものを秘めた猫の目を
ヴォイドへ向け、口橋を釣り上げる)被害者になるほど貧弱でもなく、加害者たり得る力をもちながらそれに与さない。これ以上に気が楽なストレス解消はない 」
ペコリーヌ「 大丈夫ですよ、だいじょうぶ…だい……じょう……スヤー💤(眠りにつく) 」
見観子「……まーいいですよ、
ヴォイドさんがこういう細かな気遣い上手だったりすると逆にびっくりしますし。(悪戯な苦笑い)望む結末、ねえ……私はエスパー魔美なんかじゃないので人の心はわからないです。(差し出されたカロリーメイトに顔を近づけ、一口で食べる)んむ……メープル味。 」
ヴォイド「何があったかは忘れたが、ひどく忙しかった記憶がある(ヒロに) あのなぁ……俺だって人間だ。その時の感情の揺れ幅で何するか分からねェんだぞ(ニオの悪童めいた表情に、顔が引きつる)確かにこの場での報復はねェ。だが、後日俺の気が変わって……なんてことになったら、君は相手してくれんのか? 」
ヴォイドの同僚「いつの間にか悪魔認定されてるぞ俺…(しかしぼんやりと考えてみて)ふふふ、まぁ、こういうのもたまになら悪くねぇな。昔やったごっこ遊びみたいでよぉ(郷愁) 」
ヴォイド「大雑把な人間であることを理解していただけているようで助かる。気は使うけど、期待されていない分まだ気楽だ(ククッと笑う)
イーリアにも、
見観子のこういう精神を見習ってほしいもんだな…… 」
ヒロ「……ふふっ、おやすみ(眠りについたぺコリーヌを見て) 忙しかった記憶?なんだ、海の家で売り子かなんかやらされたのか?(
ヴォイドに) 」
ニオ「なら自分の思う最善を尽くすしかないわね。案外共通認識持ってるかもよ、結局魔術に携われば等しくひとでなしなのだから’(愉快そうに口元がほころぶ、それをかくっすようにして逆さの本を顔まで持ち上げた) その時は消費期限が切れたと割り切って(ブックオブコスモスを取り出し、紙面を指でノックする。何も落ちてはこない)————こうするだけ。修理とかケアするより早い(挑発的ともとれる細めた猫目を向けながら) 」
ニオ「笑ってないでオーガ(近所で遊びまわってる子供(うるさい)を窓越しに指差し)を指導してこい、魔王(大人)だろう(ブチギレ) 」
ペコリーヌ「スヤスヤ…… ……ちょっと…もう、どこさわってるんですか……やめてくださいよ~ヴぉいどさんったら~……むにゃむにゃ……💤(唐突に変な寝言を発する) 」
ヴォイドの同僚「なぜキレられた……今めっちゃイイコト言った感あったやんけ(ドン引き)なんか俺、めっちゃ遊ばれてんなぁ~~~。あぁぁあ~~~なるほど、どうやら俺はこういうタイプの女にすぐに手玉に取られるみてぇだ。 」
見観子「いえいえ、期待してないんじゃないですよ、寧ろ
ヴォイドさんが
ヴォイドさんであることを期待してるんです(変な言い回しでにへらーっと笑う)……うーん、リアが私を見習うのは……いやーちょっと無理ですね、うん無理。(きっぱり)魔術師ひいては魔法使いはいつまで経っても同じ穴の狢……言い得て妙ですね、全く。 」
ヒロ「………なんで
ヴォイド!?(ペコリーヌの寝言を聞いて) 」
ヴォイド「確かそんな感じだ……ビール……タピオカ……なんだ、なんでこんな記憶あんだ(白目)(ヒロに) 構ってほしいならそう言ってくれ。ストレス解消の方法はいくらでもある。その挑発的な物腰は、俺の理性をぶっ飛ばしちまいそうだよ(呆れ、というよりは疲れが見える苦い表情でニオに) いや、なんでだ(ぺコリーヌの思わぬ寝言に) あぁ、この子はおもちゃを見つけると乱雑に扱う子だ。同僚にとっては結構きついかもしれん 俺が俺であることに?……まぁ、その課題は難なくクリアできるとは思うが……
イーリアだってきっと淑やかな女性になれる。多分…… 」
ニオ「あなたの『上司』に比べれば私は畑の大根のようなものだと思うのだけれど……(頬杖をつきながらしきりに外の子供たちを指差し)生死は問わないから、ハリーアップ 今のお前をみているとそんな気もしなくなるけどね(みみねの一挙一動を見ながら眠たげに目をこすり) くぁ……(大きくあくびをかます) なるほど、そう言ってくれるなら話は早い。戦闘シミュレーション用の設備を地下に開くわ(何故か戦る気しかない目でほくそ笑み) 」
ニオ「ん……(しかしいくらなんでも7日不眠普及は度が過ぎたか。ああでもベッドは作業台にしてるしねるとこ……ね……) ゴンッッ (うつらうつらとしていたが、それも限界がきて音を立てて頭部がテーブルに激突 すー…(静かに寝息を立て始める) 」
ペコリーヌ「「 ……もぅ~…そんなにわるさするならたべちゃいますよ~……💤(寝言は続いた) 」
見観子「そういう感じ、そういう感じです。……やっぱり、私はこれが一番いいんですよ。(頬杖をつき、穏やかに微笑んでいる)……やー、なんだかんだ二十年ぐらい付き合ってる私が言うんですけど、リアがお淑やかになるのは
ヴォイドさんが細やかな気遣いを完璧にできるようになるぐらい難しいと思いますが……ていうかあれはお淑やかさとは正反対の位置にいるんですが……。(無理だろうなあ、と失笑する)ははは、魔術師や魔法使いってのは押し並べて猫かぶりが上手いんですよ。(ふっ、と笑い)……おや、寝てしまいましたね。やっぱり限界じゃないですか……全く。(ひょい、と指先でブランケットを寄せてニオにかぶせる) 」
ヴォイドの同僚「なるほど、飽きるまで徹底的に痛めつけるのが好きなタイプか……こりゃキツイ(白目) はん、ウチの上司とそう変わんねぇよ。あれやれーこれやれーって……うるせぇったらねぇの。てかなんでさっきから子供襲わせようとするんだよ! 子供嫌いか!? 」
ヒロ「嫌なことほど覚えてるってほんとなんだな……(
ヴォイドに)……食べたまえ、そんな悪いことをする奴は(笑いながら眠っているペコリーヌに語りかける) 」
ボルガ「 子供好きかい? 」
チャージマン研「うん、大好きさ☆(ボルガをニコニコ本社へ落とす) 」
ヴォイド「……そりゃ無理だな……絶望的だ(
イーリアの評価を改める) 急に落ちやがった……相当疲れてたな……(
見観子が掛けた毛布ごと、ニオを背負い、抱える)地下だったかな……こいつ運んで、俺も業務に戻るよ。んじゃ、お疲れさん(廊下に入り、僅かな明かりを頼りに進んでいく) 」
見観子「お疲れ様です。(
ヴォイドに向けて軽く手をふる)さて……と、私も……そろそろ……。(ソファから立ち上がり、自分を浮遊させる横着をしながら自分の部屋に向かっていった) 」
ジリリリリンッ!! ガチャ……(某所にて)
ヒロ「…それじゃあ、またな(
ヴォイドを見送り、向かい側のソファに眠りにつく) 」
ヴォイドの同僚「はい、俺です。任務は終えました。まぁちょいと寄り道はしましたが、キチッとスマートにこなすのが俺の流儀でねえへへ。報酬は例の場所に。……だけど、アンタも気を付けた方がいいですぜ。こっちでも妙に勘の鋭そうな奴もいる。大丈夫、俺はそんなヘマはしませんよ。じゃあ、これで(ガチャン) 」
― 某街道 レストラン前 ―
黒スーツの男「ドガァッ!!(昼前のがらんとした喫茶店の扉が、吹き飛ぶ勢いで開く。同時に、中肉中背の男が一人、背面を地べたに向け、滑空して吹き飛んでいく)ぐえっ!!(コンクリートの歩道に強く体を打ち、身動きは取らずに悶える) 」
店主「二度と来るんじゃねェ!!(スーツの男を追い出したと思われる白髭のマスターが、スーツの男に怒号を浴びせ、喫茶店の扉を強風が発生する程乱暴に閉める) 」
黒スーツの男「あだ……あだだだ……(白目を剥き、地べたに沿って体を半回転させる。うつ伏せとなり、周囲の目を気にして顔を隠すように疼くまる) 」
サラ「 ~♪ (修道服に身を包み、半身が覆い隠されてしまう程度のトートバッグを肩に提げながら上機嫌な様子で歩いていた)(今日はシスターに頼まれたお使いに行って~…ついでにおやつも買っちゃおうかなあ―――)―――え゛え゛ぅ↑!?(白目ダミ声)(通行中、突然眼前に人間が投げ出された様を見て驚きのあまりその場で飛び跳ねる)あ、ば、ば…(もはや言葉にもならぬ音を口から発しながら、悶える黒スーツの男、そして叩きつけるように閉じられた扉を交互に見やる)……(え…
ベール揺れた…ドアの開閉で…?)(汗汗)あの……、だ、大丈夫ですかあ……?(悶ている男の側へ寄っていき、恐る恐る声をかける) 」
黒スーツの男「お、お騒がせして申し訳ない……大丈夫、なんてことないので、どうか放っておいてくださ――(顔を隠したまま、上体を起こそうとしているものの、下半身が小刻みに震えており、上手く体を起こせずにいる)メキメキィ!(骨が軋む、擦れる音が、彼の背から周囲に響き渡る)こ、腰が……腰が、逝った……ァァァ……(コンクリートに溶解するように、ズルズルと体から力が逃げていく) 」
サラ「そんな音を鳴らしてる人を放っておけるわけないじゃないですかあ!(汗白目)(トートバッグを放り出して慌てて介抱の体勢に入る)ええと……あ! 近くにベンチがあるので一旦あそこで安静にしましょう…!神様もそうしろと慌てて仰せになっています…!失礼します、腕まわせますか?(黒スーツの男に肩を貸そうとする) 」
黒スーツの男「や、やむなし……すまない、親切な人(諦めたかのように、顔を隠していた腕を除け、サラに身を任せる)修道士の人か?あぁ、俺は何の宗教にも加担していないので、勧誘もお好きにしてください……(相当参っているのか、支離滅裂な発言に加え、目元は黒い影で覆われている) 」
サラ「いえいえ、お気になさらず……どうぞこちらへっ(『いしょっ』と掛け声を発して歩き出し、黒スーツの男をベンチに座らせる)はい、一応シスター見習いで……サラ・フロックハートと申します。か、勧誘はどうしましょう…もし何かの機会で興味をもって頂けたらということで(苦笑を浮かべつつ)具合はどうですか?やっぱり動くと痛みます…? 」
黒スーツの男「人の温かみに触れて、多少はマシになった……意外と親切な人っているもんだなってね(背凭れに全体重を預けるよう、肩を回して着席する)あまり人目に付くような事はしたくなかったんだが、あの頭デッカチ親父め……(目を伏せ、「はぁ」とため息を交えて一息つく)『ライトハンド=
グロウブ』……あぁ、名前ですよ?――あだだだッ!き、キザなこと言うもんじゃないか!満遍なく痛い!(目が☆マークを綴るほど、歯を喰いしばり、上体が反り始める)で、でも、本当に親切にどうもありがとう!匍匐前進で此処まで来るとなると、時間遡行でもしない限り到達出来なさそうだったね!はは!ハハハ!!あだだだだだ!!!! 」
サラ「(シスター後光キラキラ)――ふふ、世の中捨てたものじゃありませんよ。だって、人と人とが支え合って成り立つ世界ですもの――――ぁだめだあ!!だいぶ重症かもしれません!!(汗白目 シスター後光消滅)さ、さっきの店主さん、すごく怒ってましたけど…差し支えなければ何があったのか聞かせてもらえませんか…?あ!よ、よっぽどのことだと思うので話しなくなければ結構なのですが(トートバッグを回収してきて心配そうに
グロウブを見る 」
グロウブ「昔話をちょっとしていたら、地雷踏んじまってさ!心の許容範囲なんて、人それぞれってのは分かるけど、全く短気な親父さんだこと!!あは!あははだだだだ!!!(激痛と共に愉快そうに話す口調が、何処となくコミカルな人格を表す)ぐぐぐっ……(再び歯を喰いしばり、今度は目を伏せて体を丸める)よ、よし……最適な体勢はコレだ。前屈み過ぎて君の顔が見えないけど、分かってくれ……(サラのおみ足を凝視する形となり、思わず「ふっ」とニヤける) 」
サラ「あらら、それはまた…ま、待っ
グロウブさん…!笑わないで――いや笑わないでと頼むのもおかしな話なんですが…!からだだいじに、からだ…!(アセアセ)―――はあっ、ほっとしました………いいえ、傷まない姿勢でいるのが一番ですから。どうぞ楽になさってください(そう言ってにっこりと笑う。こちらから
グロウブの表情が見えないので、脚を見てニヤけた彼に気づけないでいた) 」
通行人「ア、スミマセーン(
グロウブがいるのに気づかなかったのか、彼の足を踏んで通り過ぎる) 」
グロウブ「(この背徳感は、心の奥底へとしまっておこう)いや、でも……本当にありがとう。ここしばらく、人に親切にされるってことがなかったから、心は温まったよ……サラさん、(グギギギッと機械の擦れる音が聞こえそうな程、ゆっくりと顔の角度を上げていく)サラさんか。親しみやすい名前だ。助かったよ、いや、本当にありがとう……君はここら辺の人かい? 」
グロウブ「どゆことォォォ!!(IKK〇ばりの奇声を上げ、通行人を叱る)ベンチに座っている人間に気付かないって!お前、お前!お前!!目が悪いんですか!!! 」
通行人「私の視力は0.01です(フリーザ調に言いながら掴まれていく) 」
サラ「え゛ぅ゛ん゛!?(汗汗 通行人とブロリーにド驚愕)う…こ、こら~!><(既に去っていた後だがとりあえず怒っておいた) あわわ無理しないで…でもちゃんとお顔を見てお話しようとしてくれる心意気はとっても嬉しい…!(漫画っぽく汗を散らしながら笑顔で)あ…はい、そうですよ。ルーアラス教会のものです。…それほど大きくない建物なので聞き馴染みがないかとは思いますが… 」
グロウブ「うん、初耳だね……俺はこの辺の地理について詳しくなくてさ。なんせ西側の人間だから……助けてもらっておいて頼み事ってのも気が引けるんだけど、
寄宿舎ってどこにあるかわかるかな?そこの管理人にちょっと用事があって――(たびたび激痛が走るが、誠意ある笑顔の彼女に釣られ、その痛みを耐えしのぶ) 」
サラ「
寄宿舎――(視線を上げて思い出すような仕草をする)――ああ、近所に有名な
寄宿舎がありますね。きっとそこのコトだと思います!訪れたことはありませんが、場所なら分かるので私で良ければご案内―――……ごあんない…………う、動けますかッ…?(汗を浮かべてジリ…と神妙な表情になり) 」
エース「――――――――
寄宿舎………? ハァ……ハァ……!(謎激昂) 」
グロウブ「うん!ベンチが住所だ!動けないね!!(集中線)だいたいの場所でいいよ、そこまで迷惑かける訳にもいかないし、サラさんにも時間があるんじゃないか?いや、俺のためにいろいろと割いてくれてね!感無量ってのはあるんだけどね!(屈託なく、口角を上げて笑う)あ、なんらかの形でお礼させてください……人の心、温かい…… 」
ポイッ、ポイッ、ポイッ、ポイッ(はあちゃまよろしく雑にタンカ、台車、荷物を運ぶ方の一輪車、歩行器が
グロウブの横に投げ込まれる)
サラ「ですよねえ!!(集中線返し)ええと、じゃあっ……(トートバッグに手を突っ込み、がさごそとお使いの内容が書き記されたメモ用紙を取り出す)時間はそうですけど、これくらいなら……(サラサラと簡易的な地図を描いていく)私…人助けが趣味―――というと烏滸がましいですけれど(くす、と自分で笑ってしまう)神様の声が聞こえるんです。『こうしなさい』、『ああしなさい』って……まさしく天啓と申しますか……私はそれに従っているだけなんですよ。――ていうと、ちょっぴり冷たく聞こえちゃうかな……困っている人を助けたい気持ちは本物なんですケド(自嘲気味な苦笑いを浮かべる) 」
サラ「―――…え、お、お礼ですか?!そんな、私には勿体ないですよ…!そのお気持ちだけでじゅうぶ――――え゛え゛…!?ど、どこからこんなものが…!?(汗白目 色々と大きな物が投げ込まれて驚愕) 」
2500km先にいるピカマン「行くぞ友よ、魂をここに!『炎門の守護者』!!(遥か彼方からタゲ集中スキルを発動し投げ込まれるものが全て遠くのピカマンに吸い込まれた) 」
ゴンさん「はあちゃまっちゃま~(頭はあちゃまとなってしまったゴンさんがぶん投げていた。ピカマンに一緒に吸い込まれる) 」
2500km先にいるピカマン「Death Way(吸い込まれたゴンさんの首をへし折り。その代償に全身が複雑骨折して地獄に落ちる) 」
グロウブ「嘘ついているようには見えないけど、俄かに信じられない事を申しますな。いや、その善意とか、新身になってくれている言動は間違いないんだけどな!しっかし器用だな……よくこんな書きづらい場所で(サラの書き綴る地図を横目で見て、「へえー」と感嘆する)なんかのあれか、ドラ〇もん的な奴がいんのかな! 」
サラ「ふふ、よくドジそうだとか言われますけど…その通り、私はとっても器用で―――(サラサラ――ブスッ)―――………ッスー……(得意になってサラサラとペンを走らせていた矢先にペンがメモ用紙を貫通)………えと…これが地図です…大まかな位置はこれで分かると思います……(FXで有り金全部溶かす人の顔になり、一箇所穴が空いたメモ用紙を
グロウブに渡す) 」
グロウブ「――(口を点にして、一筋汗を流してサラの表情を見つめる)ありがとな、ここまでわかれば迷わず迎えそうだよ(サラからメモ用紙を受け取り、背広の内ポケットにしまう)ルーアラス教会は、訪問者の出入りは禁じられているのかい?(体の痛みが徐々に引いてきたのか、表情に強張りがなくなっていく) 」
サラ「はい……力になれて嬉しいです……(FX溶かし顔) ! うちの教会は基本的に開放してますから、いつでも出入り頂けますよっ 」
グロウブ「(コロコロ顔が変わる子だな)そいつは何より、君に会うためにスパイごっこするのも骨が折れそうだったから、正面から入れるな――(サラからもらった地図と入れ替えに、自身の名刺を取り出し、サラの手元へと差し出す)一応、こういうものですと 」
名刺「単独よろず屋システム 何でも承ります ライトハンド=グローブ 」
グロウブ「何でも屋を営んでいるんでね、お礼というのもなんだけど、無償で依頼を承るよ。口酸っぱく言うけど、こう親切にされることってのが西じゃあ考えられなくて……あ、やべ、目から汗が(〒п〒)(職業柄ではあるものの、介抱してもらった事の感動が強く、ハンカチで目元をぬぐい始める) 」
サラ「なんでも屋さん―――(名刺を受け取り、物珍しそうに見る)え、い、いいのですか!では…そうですね、何か困った時に頼りにさせてもらうとします(目元を拭う
グロウブのそんな姿を見てくすりと笑みを浮かべる) ―――あ…では私、お使いの途中なのでそろそろ失礼します。腰、お大事にしてくださいね。ではさようならっ!(にっかりと笑顔で手を振り、その場を後にする) 」
グロウブ「仕事の途中だったか!そんな中で悪いな、本当にありがとう!それじゃ――(サラを見送り、再度体を丸める)あだだだ……別に若くねェけど……いくらなんでも弱りすぎだろ……待ってろよ~「
ウィル」…… 」
ヴォイド「煙草専用自販機の導入案……(背凭れに重力に身を任せた体勢で、ロビーの木製椅子に腰かけている。テーブルに置かれている要望書と思われる書類が、山積みとなっており、そのうちの一枚を、ロビーの天井に高々と両手で上げ、題目を口にする)気乗りしねェな~…… 」
ガチャンッ(
寄宿舎の入り口が開くと、一人、男が身を乗り出す)
グロウブ「よっ!ちゃんと仕事してんのかー、ウィル(ニヤついた、腹を立てる要因になりかねない笑みで、
ヴォイドの愛称と共に
寄宿舎に入ってくる) 」
ヴォイド「――(要望書から視線を入り口へと向けると、客と思いきや自身の知る人間が現れ、硬直する)何年振りだ、
グロウブ。生きていたんだな(左眉を僅かにあげ、久しい友人との再会に、口角をあげる。書類の一枚を山にそっと戻し、椅子から離れる) 」
グロウブ「まぁまぁなご挨拶ですこと……俺はお前より長生きすると思うぞ? 」
ヴォイド「俺の寿命願望は100歳だが、どうだ? 」
よっちゃんイカ「よっちゃんとは仕事してないぞ! 」
グロウブ「夢のある願望だな。じゃあ100と1週間ってところで!(ガハハと口を大きく開け、派手に笑う) 」
ヴォイド「よっちゃん食品工業に勤められりゃよかったんだろうな まぁこっちにこいよ。客席は俺の対面にある(客人用と管理人用のソファ、挟んでガラス張りのテーブルに、自分用に用意していたコーヒーを置く) 」
グロウブ「お構いなく(
ヴォイドが指した客席へと、軽い足取りで向かう)
ウィルがここで働いているって聞いて、ちょっとな。色々あったし気になって来たんだが、結構元気そうだな(ソファに腰掛け、前屈みに姿勢を楽にする) 」
ヴォイド「ご心配なく。こっちに来たのは仕事か?(置いたコーヒーを、ツツツと指でスライドさせて、
グロウブの前へ) 」
グロウブ「そーゆーこと(運ばれたコーヒーをチラ見すると、「わりっ」とはにかむ)
ウィルはだいぶ……マイルド?になったな。ここ宿泊施設だろ。傭兵稼業はもうやらないのかよ(客席からロビー全体を、肩を大きく回して見渡す) 」
ヴォイド「剣を握る理由がねェからな。『ラインゲート』に居た頃と違って、殺伐とした生活から一転、結構楽しんで仕事している 」
グロウブ「いいんじゃね?傷つけず、傷つかない生き方が出来るんだったら、それに越したことはない(作ったものではない、どこか爽やかな印象を与える口角だけを挙げた笑み) 」
グロウブ「乞食からお偉いさんまで、金さえ払えば誰にでも尻尾を振る「よろず屋」さん!さっき言った通りだ。何も変わってないよ、
ウィルが知るころの俺のまま(目を伏せ、口角をゆっくりと戻す) 」
グロウブ「いろんな地域を流浪してきたが、どこもかしこも「武力」と「知識」による商売が成り立つ。特に傭兵稼業は、需要がありすぎだな 」
グロウブ「『
イーターズ』『
赤い泪』『ギガンテス』犯罪組織が名前を挙げて活動する世の中だ。そりゃ金払ってでも、安心を買いたい奴がいてもおかしくない 」
ヴォイド「自分の身を守れる奴の方が少ねェ。確かに、その商売には合理が発生するな……
グロウブの実力は確かだが、あまり法外な請求はしちゃいないだろうな 」
グロウブ「命護ってもらうんだ。法外な額なんて存在しないだろ。あ、失望すんなよ。本当に過度な請求はしちゃいねーよ(怪訝そうにこちらを見つめる
ヴォイドに対して、バツが悪そうに) 」
グロウブ「だけど、やっぱり性に合うよ。昔から続けている仕事だけど、同業の
ウィルがいなくなったのは、少し寂しいもんだ(シクシクとわざとらしい素振りを見せ) 」
ヴォイド「思ってもいないことをよく言えんな……それで、俺に会いに来ただけなのか?宿泊はどうする 」
グロウブ「宿泊~……あんまし考えていなかったわ。しかしあのぶっきら棒なウィル君が接客業だなんて、
グロウブさん、ちょっと感激です 」
ヴォイド「色々な人との交流が出来る仕事だ。いい刺激になるよ 」
グロウブ「見聞を広めるにはいい選択だな。だけど
ウィル。あまり自分を押し殺すなよ 」
ヴォイド「別に無理なんてしちゃいない。感情の欠落は多少あるかもしれねェが、それは―― 」
グロウブ「人間関係の取捨選択はしているか?お前は頭いい振りしちゃいるが、知識って面では付け焼刃だ。環境が苛烈すぎた(
ヴォイドの言葉を遮る。その口調は強いものではないが、感情的であった) 」
グロウブ「自分の土台に関係性を重複しすぎて、崩壊した人間を忘れちゃいないだろ 」
ヴォイド「…………大丈夫だ。ここの連中は、頭回転させてまで絡むような、計算付きの人間関係じゃない。本当に、心休まる瞬間が存在する。ラインゲートの頃とは違う、損得の生き方じゃねェんだ 」
グロウブ「……ならいいけど……悪い、少し取っつきすぎたな……泊まるのはまた今度!仕事の下見もあるし、家に帰っておきたい 」
ヴォイド「家?珍しいな。普段は雇用者の付近で過ごすんじゃねェのか 」
グロウブ「フッフッフ~(聞いてくれたかと言わんばかりに、喜びをほほに浮かべる)……資金が貯まったもんで、念願のマイホームを手に入れたんだ。誰もいないけど、今は家のために働くのさ 」
ヴォイド「……そうか。なら、今度遊びに行かせてくれ。
グロウブと離れているうちに色々あったんだ。俺の知れた事、聞いてくれよ 」
グロウブ「俺はお前の親かなんかですか?残念だけど、俺の家には誰も上げないって決めてんの。例えぶっきら棒な
ウィル君の頼みでも、これは禁足事項ってことで!顔見れて良かったよ。早々ないだろうけど、生きてたらまた会おうな(ニッと笑い、席から離れて
寄宿舎を発つ) 」
ヴォイド「…………またな……(彼が
寄宿舎から去ったあと、その扉目掛けて小さく声を落とす)…………『生きてたら』なんて、日常で使う言葉じゃねェんだけどな…… 」
ビ ュ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ・ ・ ・ ! ! (扉の開閉に伴い、不意に謎の強い風が
寄宿舎の中へと吹いてくる)
稔「サッ、サッ、サッ…(夜の
寄宿舎の玄関前で掃き掃除をしている)ふぅ…外回りの清掃は終わりましたね。戻りますか。(掃除道具を両手に建物へ戻る) 」
ヴォイド「お疲れ(舎内に戻ってきた稔を、無表情に薄く笑みを浮かべたような、ぎこちない表情で迎える)今日はもう手を休めて大丈夫だ。ジュースでも飲まないか?(
寄宿舎中央のダイニングテーブルに、即席で用意したリンゴジュースを並べる) 」
稔「ん、お疲れ様です。 ガツァンッ (ロビー隅にあるロッカーに掃除道具をまとめてぶちこむ)そんなことより今日の清掃代をですね(*`・∀・´*)(キラキラ)あ、いただきます。(リンゴジュースを一口) 」
ヴォイド「あぁ……毎度手渡しですまねェな(稔の前へと、テーブルから封筒をスライドさせて、ゆっくりと止める)もうちょっと割りのいいアルバイトもあるだろうに、物好きなもんだよな。
寄宿舎の管理なんざ(同じく、コップを口につけ、ひとつリラックス) 」
稔「♪~(封筒を受け取り満面の笑みを浮かべる)確かに高時給のアルバイトとか…ギャンブルでも稼ごうと思えば全然いけますよ。でも私はここで良いんです。(封筒から抜き取ったお札を何度も確認する)…もともと居場所の無かった私に、
ヴォイドさんが声をかけてくれたこともありますから。ここは私にとって、大切な場所ですから。(お札を封筒へ戻し、ようやく
ヴォイド"に"視線を向ける) 」
んわった「
レインドの気配…感じる…!!!!(チラ見)
レインド…いない…!!!わったん…帰る…!!!! 」
仙狐「 ふゆんっゆんっゆん~♪(買いたての油揚げが大量に入ったレジ袋を持って
寄宿舎のほうに歩いてくる)……おや?……おやおや?(玄関前辺りを見て)………おかしい。………何かがおかしい。今日はまだ、掃除はしておらぬはず……いや……実は、しておったのか。う、うーむ…さすがにわらわも、歳が歳じゃからのぅ……忘れてしまっているだけかもしれんな。よし…(などと独り言を言いながら
寄宿舎へ入っていく) 」
稔「あーーー!まだ住み着いてるあのペット!ちょっと
ヴォイドさん!なんとかしてくださいよ!(わったんのこと)あ、仙狐さん。こんばんは。お買い物ですか?(レジ袋を見てふふっと笑いだす) 」
ヴォイド「そいつは結構だ。ならより一層働いてくれ。その居場所もまた、お前を必要としているからな(稔の視線を感じると、普段の無愛想な表情にも、若干の崩れが見える) 」
ヴォイド「いらっしゃい。ゆっくりしていってくれ(仙狐に) いや、なんとかするも何も……ていうか住んでんのかあれ 」
仙狐「 お?おぉ、おぬしは…………えっと、どちら様かの?(稔を見て) 」
稔「……?……クスッ (ふと彼の顔を横目に小さく噴き出す)そうですか(軽く返事すると、再びリンゴジュースに口を付ける)ま、まっ!
ヴォイドさんは私にとって大事なお財布ですからね!お金さえいただけば何でもいたしますよ!(ふんすっ) 」
仙狐「 うむ?おぬし……も、何やら見かけぬ顔のようじゃが。(
ヴォイドに) 」
たっんわ「おいスプレッター。俺だよ俺、わったんだよ。
レインド出せよほらほらあくしろよ。 」
稔「はれ?お会いしたことなかったですか?薄原稔(すすきはら なるみ)です。ここの経済管理全般を行っています。そしてそこの二日酔いで死んだ魚の様な眼をした馬顔の人は
ヴォイドさんと言います。 あれ絶対住み着いてますよ!寮費も一円ももらってないのに!!許せません!即刻火あぶりにしましょう! 」
ヴォイド「守銭奴っぷりは相変わらずだな、貴重な人材だ。余ったリソースは稔に注ぎ込んでやる。ただ、お手柔らかにな?(苦笑) 馬面は余計だ……管理人の
ヴォイドだ。よろしくな。 ま、まぁ見るからに金は勿体無い風貌だが……ほら、そっとしておいてやれよ。誰でもあーいう時期はある(? 」
稔「当たり前だ(CV:
ヴォイド)世界のお金は私を中心に回っているのです!(キラキラー)むぅ…
ヴォイドさんは心が広いというかお人好しというか…まあ、嫌われる要素では決してないんですがね。(腕を組んでわったんをよそ目に)あそうだ。
ヴォイドさんって誕生日いつでしたっけ? 」
デイジー「 類似。あたし今日からピザ屋になるわ。 」
ルイージ「 は?冗談はそのおてんば顔だけにしてよお転婆b(顔面にピザをぶち込まれる) 」
デイジー「 ハイテンションプリーーーーズ!!!イェェェェエエエエエエエイ!!!今日から元気に!営業開始!!!ボンジョルノォ!ピッツァ宅配です(ドヤ顔)グラッツェ!(
寄宿舎になだれ込む) 」
デイジー「 宅配ピザ屋です!!グラッツェ!!ボンジョルノ!!!ご注文のジェノベーゼ!!!本格的なピザ窯で一枚一枚丁寧に焼き上げた当店自慢のピッ↓ツァ↑を喰らえッッッッ!!!(たっんわの顔面に叩きつける) 」
仙狐「 …!そ、そうであったのか!それはそれは…(稔に。畏まる)し、死んだ魚……馬面?魚なのやら馬なのやらよくわからぬものなのじゃな(汗)よろしくじゃ。わらわは仙狐じゃ。(
ヴォイドに) 」
たっんわ「んぎょあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!(ピザ焼きの刑に処される)いやーーーーーーーーー!!!(チーン☆) 」
ヴォイド「誕生日?7/31だが……なんかくれんのか? 」
稔「お話はレムさんから聞いてますよ。ゆっくりくつろいでいってくださいね。(仙狐ににっこりと)夏真っ盛りの日なんですね。ええ、誕生日ですから。私の方から何かご用意いたします。楽しみにしててくださいね。 」
稔「
ヴォイドさん、仙狐さん、ピザでもいかがですか?今日は私がごちそうしますよ。(封筒を見せつけながら) 」
ヴォイド「おぉ……まさか稔から労力以外で貰えるなんてな!楽しみにしておくよ(嬉しそうな声色と固すぎる表情のミスマッチ早く誕生日にならねェかな! 馬でも魚でもなく、人だから安心してくれ。まぁ困ったことがあったらいつでも来なよ 」
ヴォイド「アルティメットバジルチーズを頼む(おそらくピザの名前) 」
稔「
ヴォイドさんウキウキし過ぎです。子どもみたいですね(ふふっと噴き出す)そういえば私と同じ月じゃないですか。私は6日ですので。あ、もちろん期待してますよ。とっても高価なものを。 めっちゃカロリーの高そうなやつですね。じゃあそれください(デイジーに) 」
デイジー「 ご注文ありが!ありがとうござい!!マンマミーア!!!!種類のチーズピザ!マルゲリィィィイイイタ!!!モッツァレrrrrrチィィーーーズ!!!!あたしピザ屋!ボーノ(裏声)!トゥメイトォ!!!トドメにピザ盛ィッ!!!!次回使えるクーポン!!!!支払いはピザカード!のみ!!モッツァレラ!!!ピッツァーーーーーーーー!!!!!!(裏声)(お金も受け取らずアルティメットモッツァレラスパゲッティを残して
寄宿舎からダイナミック退出) 」
稔「パスタが出てきました。タダ飯ですよ。やりましたね
ヴォイドさん。 」
仙狐「 おぉ、レムか!あの者は実に良い顔をしておった…♪ ……ぴざ…?とは、いったい何かの…?(稔に) なんと、人の子であったのか!(何故か驚く)先程からおぬし達の口振りを耳にしておったのじゃが……ひょっとして、以前からここに住んでおったのかの?(
ヴォイドに) 」
ヒロ「あー、疲れた……(
寄宿舎に入ってくる)…おや、なんか賑やかだな…(周りを見て) 」
ヴォイド「あ、あぁ……なんか高価なものね…うん(苦笑) 釈然としないが、まぁピザ?いやパスタ……もらえてラッキー!元気すぎて会社が心配だわあれ 俺は然程古参でもない。ただ、年単位で昔から住んでいることは確かだ。 」
仙狐「 なんと、そうであったか…!いやはや。以前もこの場所へ足を運んできたのじゃが、その時は、何やら空色の髪をしておる女子〔おなご〕…レムと申す者がおってな。いやぁ~…あの時の愛らしい寝顔といったらもう、まるで子供のように……可愛いものじゃぁ♡(
ヴォイドに) 」
ヴォイド「寝顔?……まぁ、なんにせよ住人とは上手く打ち解けているみたいだな。それならよかった。話し相手がいないんじゃあ、寂しくって仕方ないだろ。 いらっしゃいヒロ、ゆっくりしていってくれ 」
稔「ヒロさんこんばんは。入寮費5000円になります。と、言いたい所ですが、今日は気分が良いので特別に無料といたします。 レムさん可愛いですよ、分かります。(うんうんと頷きながら) 」
ニオ「 バァーンンッッ (ドアを勢いよく開き入場) ッパァァァァン!!!(そして入場料と同額の五千円と三千円を卓上に叩きつける)―――――悪いことは言わない、払っときなさい。タダより恐ろしいものはない(迫真集中線) 」
ヒロ「やぁ、仙狐ちゃん、久しぶり!(仙狐に)おっす
ヴォイド、ゆっくりしてくよ(
ヴォイドに)…ありがてぇ…!女神…かわいい…(稔に) 」
仙狐「 そうじゃの~……そうじゃ!おぬしよ、疲れが溜まっておろう?まあ、今日はゆっくりしておれ。わらわは…そうじゃ。ちと仕込みをしてくるでな。(
ヴォイドにそう言い、油揚げのたくさん入ったレジ袋を持ってお台所のほうへ) 」
稔「はわわわわっ…お金…///(五千円と三千円を受け取り目を輝かせる) 」
ヴォイド「……ニオに一体何があったんだ……?(らしくない集中線の気迫に、表情が引き攣る)りんごジュース飲むか?寝る前の柑橘系のジュースは格別だぞ ……ほう、中々愛らしいというか、なんというか…ダメにしてきそうな感じの子だな(仙狐の言動に、少し頬をあげる) 金の亡者…… 」
ヒロ「りんごジュース?…ん、いただこうか(ニコッ 」
ニオ「後原だけれども宿泊料というものが設定されていたならば何も言うまい。払うわよ、払えばいいんでしょ(ほれほれと見せびらかすように5.000円をひらひらさせる) ―――友人L氏は、私に新型の魔道具をタダでやるとR氏に手渡した。その魔道具は未完成品で機能を果たすまでに相当な労力を費やすものだった。その労力の対価を思えば、そも魔道具の一つや二つぐらい給料で買えばよかったのよ(今にも噛みつきそうなぐらい邪気を纏っていそうな黒い瞳を
ヴォイドへ向け) 」
ヒロ「……!!??(ニオを見て)3000円はなんだ!? 」
ニオ「ピッザ代。作る手間が浮いたは(もぐもぐ) 」
んわった「えっ!!!???
レインド!?(難聴)
レインド…いない……わったん…家(うち)に、帰る!!!!!!!(サッ) 」
Dr.マリオ「 デイジー姫がエクストームピザの営業を始める→あちらこちらでピザ宅配の注文が殺到する→誰もかれもがエクストリームになる→身体は闘争を求める→スマブラの最新作が発売される。しかし… 」
エクストリームニコリ○「スマブラはe(エクストリーム)スポーツだ。 」
ヴォイド「もういい……対価がどれ程大切なのかは分かったよ……(汗)あくまで商売だからな、今は国からの補助金だけじゃあ上手く
寄宿舎を回せやしない故に……稔の提案だったが、これといって反発がないのも驚きだったよ 」
デイジー「 ピッツァを客にシュゥゥゥーーーッ!!!超!エキサイティン!!!ピザ屋です!!!モッツァレラ!!!ご注文のジェノベーゼ!!!行けピザ!!!!!!!!デリシャス(デスボ)!!れ! 」
稔「当たり前だ(CV:
ヴォイド)(※二回目)稔さんのプランに狂いはありません。 」
柳生但馬守宗矩「 三厳め……このような美味なものを……(ピザを食べながら心が感動している) 」
デイジー「 宅配か…いつ出発する?私も同行する。 」
ピザ屋猫「配達院 」
デイジー「 ピザ屋の大群です!!!!マルゲリータ!!ジェノベーゼ!!マリナーラ!!お前がピザになるんだよォッ!!!エルボゥ(裏声)!! 」
ニオ「告げるべきことは告げた、寝るわ(ひらりと手を振ってそのままセグウェイに乗り殆ど目を閉じた状態で
寄宿舎の奥……に、勝手に設置した地下室の階段へ下っていく) 」
ヒロ「ピッザ代か……なるほどな、俺も払う(ニオの言葉を聞き、3000円を稔に払う) 」
ヴォイド「計算においては右に出るものがいねーな… おおう……ゆっくり寝ろよーニオー…… さて、残った仕事片付けるか。それじゃあ後は好きに過ごしてくれ(管理室へ) 」
稔「チャリーン♪(ヒロからありがたく3000円をいただく)はい、お仕事頑張ってくださいね。 それでは稔さんも、お風呂へ入るついでにお風呂掃除してきますね。おやすみなさい。(大浴場のほうへ歩いて行った) 」
グロウブ「平和な地方ってのは土地勘が狂うね(惣菜を内包した紙袋を片手に、公園の片隅にある東屋にて休憩中)寄宿舎はどっちだったかな~……サラさんのメモ、なんで持ってきてねーんだろ(もっさもっさとコロッケを頬張りながら、薄暗い公園広場を前傾姿勢で眺める。その姿は、仕事帰りの草臥れた男性にしか見えない)
ウィルも機嫌直してくれりゃいいんだが…… 」
シュッ!(
グロウブが食べかけていたコロッケが、瞬時に彼の手元から離れる)チュチュチュ(悪さに特化した、食い意地の張った鼠が一匹、彼のコロッケを加えて公園を駆ける)
グロウブ「あーむ”ッッ!(くわえようとしたコロッケが消滅し、口の中で鉱物が衝突するかのような轟音が響く)ッッッ~~~!!あ、てめコラ!!~~~ッッッ!!(鼠を追いかけようと腰を上げるが、歯の痛みがソレを勝り、東屋の中央でうずくまる) 」
リズ「コツ コツ (靴底がアスファルトに乾いた音を打ち鳴らし、それが次第に大きく近くなってゆく) コツ (鼠が溶け込んだ暗がりから入れ替わり、街灯の下に姿を表したのは蝙蝠を彷彿とさせる黒装束の小柄な少女だった。凛とした佇まい、ファッションモデルのような足取りではあるのだが)————やは。ろうひはほはへ? はふははふふうはふふほほ、きゅうへんはひへははっははふはは <特別意訳:やあどうしたかねそんなところで蹲って。頭抱えるほど株価は急変はしていなかった筈だがね>(空になったボスバーガーの髪袋を片手に、口橋から細い赤を流していた。余裕めいた微笑を浮かべているが心なしか酷い痛みに悩まされているよう) 」
グロウブ「ガガガッ……(小刻みに歯を震わせた後、片目を閉じながら顔を上げる。リズの顔を視野に入れると、表情がより曇り気味に移る)………俺よりも苦しそうな顔してますよ、あなた……(自然な立ち振る舞いで立ち上がり、リズを見下ろす形になる)まるで吸血鬼だ。ハロウィンが近いから~ってわけでもなさそう? 」
リズ「ぐいっ(軽く腕で頰の血をぬぐい取り変わらず涼しげな笑みを浮かべる)人の生き血は昔よりかは手が出るお手頃価格ではなくなったからね、そこなベンチでファストフードに牙を突き立てていた訳さ。後は君と同じ末路を辿った訳さ、くわばらくわばら(砂利に刻まれた鼠の足跡を指差しながら)なんであれが愛らしいマスコットにデザインされるかね? 」
グロウブ「――(マジもんなの?と聞くような、怪訝な表情を見せる)ん?あぁ、害獣のはずが親しみも兼ね備えているのは、容姿で得しているんだろうな。わかり切っている事だけど、価値観を決める人間ってのは、分かりやすいステータスが好きだから(彼女の指さす足跡に、「あ~あ」と零す)…………それで、本当に吸血鬼さんなの?この平和そうな街並みに? 」
リズ「まさか。私がそれだったら先までの隙だらけだった君を見るなりこれ幸いとありがたく頂いてしまうともさ。職業柄、情を要する事柄でもなければ効率優先主義でね。それともなんだ、喰われたいだのという願望を持っている類の人種かい君は(口元に拳を当てやや愉快そうに笑う)しかしよく"それ"と間違えられるな。これも例のわかりやすいステータスとやらが所以しているのかな? 」
グロウブ「――いや、申し訳ない。雰囲気や佇まいもあって、錯覚していたようだ(安堵と自己嫌悪、リズに対する申し訳なさを含んだ沈痛な面持ち)うん、アナタのステータスは確かにわかりやすいと思うよ。マスコット的なモノはあるかもしれないね(表情を変え、今度は心地好い程の笑顔で彼女に視線を移す) 」
リズ「いやなに、"年の割に若い"と受け取ってしまえば何ということはない。これの逆というステータスで思い悩む女性達もさぞ多いことだろう。妹程でこそないがこの愛くるしい容姿の恩恵をありがたく享受するさ。ほら、トリート(コートを翻して半回転しベンチに腰を下ろし更に広がった身長差など御構い無しに
グロウブへ手を差し出す。飴をよこせの仕草) 」
グロウブ「……えーっと、なんですかね、このおてては……?……あぁ、そういうこと(「あったかな~」と口ずさみながらも、コートのあらゆるポケットに手を突っ込み、モノを探る)……悪い、さっき悪餓鬼(鼠)に取られたのが最後だ…… 」
リズ「ないものから取り立てたところで致し方なし、トリックもなしとしよう。ネズミクジョギョウシャヤトウカ(肩をすくめ伏見がちに苦笑していたがほんの数秒の間に呪詛めいた言葉が飛び出す) 」
グロウブ「あげたいのは山々なんだけどな(ダハハと苦笑い)しかし育ちの良さそうな言動だ。ギャップもあっていい。『
グロウブ』俺の名前ね、アナタはなんていうのかな 」
リズ「見た目通りの悪ガキだよ、私は。しかしまあゴロツキ上がりの悪童もガワの被り物をすればそれなりに"成る"ようだ。それが猫であれね(席を立ち、裾の両端を) 」
リズ「見た目通りの悪ガキだよ、私は。しかしまあゴロツキ上がりの悪童もガワの被り物をすればそれなりに"成る"ようだ。それが猫であれね(席を立ち、裾の両端をつまんで慎ましく一例を返す)『エリザベス・ヴァンシュタイン』だ。お互い『その道』なら聞いたことがある名かもしれないね。少なくとも私にとっては
グロウブとは、耳新しい名ではないよ 」
グロウブ「――表社会の便利屋さんか(微妙な笑みを浮かべ、目を伏せる。右に重心を置き、姿勢を崩す)お会いできて光栄です。ヴィルヘルムには何度か『お世話』になったよ。その時代のことぐらいしか、知らないけどね 」
リズ「寝付きの悪い親父殿だ。何度寝かしつけても"蘇って"くる。安眠剤といえば返しの付いた銀槍ぐらいかな。さぞ面倒極まりなかったことだろう、心中お察ししよう(両腕を広げ首を横に振り肩を竦める)今やうちはそこなジャンプに出てきそうな何でも屋の規模を少しばかり大きくした程度でしかないよ。まあそういった意味では同業者なのだろう。 どうだろう、我々の仕事が君の妨げになっていたりはしないかな 」
グロウブ「ん~?それは俺のセリフじゃあないかな(不思議そうな笑み)事務所を構えている訳でもない、無差別に委託を処理する俺みたいな個人業者が、むしろ組織から煙たがられていると思ってたんだけど。質問に対しての問いだけど、この業界において仕事の取り合いは発生するものだから、気にしちゃいないよ 」
リズ「そうかね、ならそれに越したことはないのだけれど(顎に拳を添え小さく小首を傾げ、言葉の裏を勘ぐっているような仕草をしていたが、確信を得ると口端を小さく釣り上げ)————いやなに、組織であれば一件のマイナスはある程度補えるが個人事業主ともなるとそうもいかない場合がある。とりわけ我々は『顧客』と『依頼』からして、同業者にとってのクライアントを潰しがちだからね。いや杞憂だったようだ、忘れてくれたまえ 」
グロウブ「たまに転がってくる『慈善活動』は、まぁそうだね……アナタ(
グラナートファミリエ)の専売特許になるのか――人手が足りなかったら俺の事を使って頂ければ、格安で処理するよ。二次請けの依頼のほうが、俺は動きやすいから――ところで、俺の事は親父殿から聞いたのかい?対して風に乗るような活動はしていたつもりはなかったんだけど 」
リズ「頭数がいるということはそれなりに面倒といことさ。頼る機会があればそれなりに色をつけさえてもらうとも(札束の分厚さを表すように親指と人差し指の間を大きく広げる仕草をしながら)まあなんだ、こうして往来を闊歩しているとあることないこと勝手に耳が拾ってしまうんだなこれが。悪魔の耳は地獄の耳、語呂がいいだろ? 」
グロウブ「へ~、そういうもんなのか(興味のない素振りだが、自身の活動方針や依頼達成の業績を踏まえ、多少違和感を覚える。しかし、その情報量の少なさで自身の生業を理解する彼女の情報媒体が良質であることを認識すると、納得がいったように笑みを浮かべる)でも、同業者と……それも大手の人とこうして話すのは何年振りだ。情報通り、民間寄りのスタンスってのも納得出来る親分さんみたいだし 」
リズ「はははよせよせ。私はぶっ潰していい理由を待って、それが来たならば実行し金をふんだくるだけの、つまるところ何処までいってもチンピラだともさ。まあセレブチンピラとでも言っていただこうか。語呂よくないかこれ?(照れ臭そうに手を左右に振って笑っていたが、ちょうどそこへ一陣の北風が吹き抜け一瞬身震いする)秋というものは何処へ出かけてしまったのか……。そういえば先からずっと此処にいたようだが……いやまさかひょっとして行く宛がないのか。(腕を組み怪訝そうに小首を傾げる。どこか哀れむような目の色にも見える) 」
グロウブ「知り合いに顔見せ。その上でちょっと迷子だよ、迷子。俺の事業展開区域は西側が主だから、東区域の地理は滅法弱いみたいだ。こんなに住宅が並んでいるところなんて、足を踏み入れた事なんてそんなにない(公園から出た先の住宅街を人差し指で指す)……なんですかその目は。いくら慈善活動的便利屋だからって、素性の知れない厄介者を引き取ってくれるわけ御座いませんよね(ゲハゲハと自傷気味に笑う) 」
リズ「んー、厄介者は一人や二人増えたところで今更といったところだ。此方としては望むなら二、三泊程度は問題ないが(
グロウブが指す住宅街を見渡し、腰に手を当て)迷子というのなら終着駅はあるのだろう?私にわかる範囲でなら案内請け負うが(視線を
グロウブへ戻し、言動さえ年相応ならあどけない少女のそれな顔を小さく横へ傾け) 」
グロウブ「おっと、なんだこの懐事情の格差は。小さなプライドもへし折られるんじゃないかこれ(汗)あぁ、大丈夫だよ、心遣い恐悦至極に存じます。ここら辺の地理も頭に叩き込むつもりだから、ゆっくりと目的地に向かうとするよ。ま、それでも辿り着けなかったら宿泊依頼するかー!(齢は決して若くはないが、ハキハキした言動に、コロコロ変わる表情からフレッシュな印象を与える) 」
リズ「止まるんじゃねぇぞ……(たどり着けないことを示唆するようにして指を立てて空を差し立ったままで例のポーズ)————いやしかしなんだ(顎に手を当てまじまじとその仕草、節々を興味深げに眺め眼を細める)君は自他共に飽きなそうだな。流れるまま、形もなく……しかして水のように潤い。長寿の秘訣というのは、案外そういうことろにあるのかもしれないな ひょっとしてドラキュラはそちらなのではないか?(けらけらと笑みを弾ませ) 」
グロウブ「ただの体質だよ、多分ね。自分の容姿に、若さってのを感じる程のものがあるかも分からないのが正直なところだけどさ。アナタも容姿と言動のギャップがありつつも、あどけなさも存在する。悪い人だと思いますよ~?(リズの視線を動きや、背格好からは想像できない女性らしさを都度確認しており、そのコメントを残す) 」
リズ「悪くて当然、あくまで悪魔なのだから(腰に手を当て誇らしげに胸を張って鼻を鳴らす)ああ、ところでどちらへ向かわれるつもりだったのかな。いやなにせっかく縁の出来た同業者だ。それなりに接点を作っておきたいだけだが 」
グロウブ「行先?寄宿舎ってところ。
ウィルっていう昔からの知り合いが運営しているから、顔見せついでに冷かしに行こうかなって思ってたんだ 」
リズ「———— (『
ウィル』という名詞を聴くなり眼を丸くし数秒瞬きをしていたが)————ああ、それなら(口元を心底愉快げにほころばせ、彼女の認識にある通り嘘偽りなく
寄宿舎のある方角を指し示す)この方向だ。遮蔽物も多いから迷うこともあるだろうが基本方向を間違えなければたどり着く。 ————勧めないけどね、『魔女』が住んでいる故な!(冗談か本気か、大口を開けた今日一番の笑顔でそう告げる) 」
グロウブ「……嬉しそうな声色が隠せてませんよ。隠すつもりがないならいいんですけどね!(リズが指す方向を横目に確認し、彼女の嬉々とした表情に微笑と怪訝を織り交ぜた表情で応える)
寄宿舎に魔女、ありがちなホラー漫画とか、少女コミックにありそうな盛り込み設定じゃないか 」
リズ「あははは、いやなにも隠していないとも。ただいるという事実を伝えただけでまさか現実に少女漫画に出くわすなどとそのようなことは一切隠していないともさ(既に彼女にとって理想的な愉悦を思い浮かべているのか腹を抱え笑いそうになっているのを必死に堪えている) 」
グロウブ「あ~そう?なら、
ウィルくんがその魔女にやられていないか見に行った方がよさそうですねー。道順教えてくれてありがとな、エリザベスさん。何を思い浮かべてんのかは分からないけど、面白そうなことがあったら教えるよ(コートの襟を正し、ゆっくり歩みを進める)今度は俺の見聞を広げるためにも、ぜひアントラクス城でお会いしましょうね~。ありがとなー!(くるりと進行方向とは逆に体を向け、リズに別れの身振りを軽く行うと、さっと背を返して公園を後にする) 」
― 昼時 河川敷公園 ―
グロウブ「今時、報酬の受渡が現金とはね……久々にこうして金銭を数えるなぁ(庭球が出来る程度に広い公園、堤防側に置いてあるベンチにて、終えた仕事後の枚数を、封筒に入れたまま器用に数えている) 」
グロウブ「ここ最近の仕事内容は、荒事も減ってきた。東区域そのものが平穏な空間だから、必然的に危険な依頼は来ないもんなんだな~……いや~!こうして長閑な暮らしを全うしたいね~! 」
ザッザッザッザッザ…(複数の跫音が、
グロウブを標的としているのがわかる。彼の元で、複数人の足音は止まった)
グロウブ「……?(自身に人影が重なり、違和感を持つ。座った体勢で手元の封筒を持ち上げたまま、首だけで上を見上げる) 」
悪そうなチーマー「おじさん、お金持ってんじゃ~ん。仕事帰り? 」
グロウブ「――(いくら平穏と評されている東区域でも、札を外で数えるのはやめようと自身に叱咤)えぇ、仕事帰りです……すいません、用事があるのでここらへんで…… 」
サングラスのチーマー「まぁ待て待て、俺達困ってっからさ~(ドカッ!と
グロウブの隣に座り、彼に肩を組む) 」
悪そうなチーマー「そこのお金、置いてってくんない?いいっしょ? 」
グロウブ「あー……(恐怖というよりかは、困惑の主張が強い表情になる。穏便に済ませるには、と思考を重ねるが……)申し訳ない、私は本当に急いでいるので――(無理くり立ち上がろうとすると) 」
悪そうなチーマー「急いでねーだろ。もう決めた、グー出すぞ~グー(無気力であり、ドスを利かせた声を響かせ、
グロウブ目掛け拳を振り上げようとする) 」
おい―――(栗色の長髪を背に垂らした女性が、拳を振り上げたチーマーの背後から腕を掴む)
イナ「―――そこまでにしておけよ。カタギに手ェ出すなんてダサい真似してんじゃねえ(掴んだ腕を無理やり徐々に引き寄せ、チーマーをこちらに向かせて正面から威圧的に睨み付ける) 」
悪そうなチーマー「あいった!て、てめぇ、ナニモン―― 」
サングラスのチーマー「栗色の長い髪に、華奢な身体――猫みてぇな鋭い目つき!て、テメェまさか! 」
”””風間 イナ!?”””
グロウブ「……(突如現れた勝気な女性、その人に漫画チックな反応を取る不良二人に、ただ唖然と口を開くだけ) 」
悪そうなチーマー「ここであったが100年目!先代の仇だ!オラァ!!(掴まれている状態から、フリーの拳を彼女に突き出す) 」
サングラスのチーマー「マジで許さんぜ過剰防衛スケバン店員!オラァ!(悪そうなチーマーと手を組み、続いて飛び掛かる) 」
イナ「チッ……やっぱこうなるのか。つか先代って誰だよ(幾度となく目にしてきたテンプレートな反応に対し微妙に汗を浮かべながら悪態をつく)ったく―――(首を傾けて安々と迫る拳を避け、)グイ(一歩後ろへ下がりながら悪そうなチーマーの腕を強く引っ張ってバランスを崩したところで足を払い、転倒させる)ッしゃ!!ご注文承ったぜクソ野郎!!!(”過剰防衛スケバン店員”に少々ピキり、鋭く刺すような蹴りを顔面に食らわせサングラスを破壊する) 」
悪そうなチーマー「ドッ!(体勢を崩すと、地べたに頭部の側面を強く叩きつける)あいったァァァ!! 」
サングラスのチーマー「バキンッ!!あいったァァァァ!!(破壊されたサングラスごと、蹴りが顔へとめり込む。背を反らして、宙に舞い、悪そうなチーマーに重なるように墜落) 」
グロウブ「――(瞬間的で、華麗すぎる喧嘩舞台を見届けると、「やべっ!」というような驚愕の表情で体を動かす)グッ(イナの正面から近づき、片手で「すいません」というような仕草を見せつつ、彼女の片腕を掴み、引っ張り走りだす)離れよう、離れよう! 」
イナ「はっ!口ほどにもねえ、出直してきやがれってんだ―――…って……あ~……またやっちまった……―――(倒れたチーマーを見て汗を浮かべて自らの行いを省みていると、
グロウブに片腕を掴まれる)――あぁ!?あ……あぁ!そうだな…!(一瞬反射的に手が出そうになるもなんとか堪え、
グロウブの提案に乗って共に走り出す) 」
グロウブ「ゼ……ゼ……(河川敷公園から離れた、架け橋の下に辿り着く。その際、彼女の腕を握っていた手を離し、両手を膝に置いて呼吸を整える)――あ、あぁ、急にすまない。それよりありがとう――(都度、呼吸を整えながら背を伸ばし、スーツの乱れを直しながらイナを見下ろす)大丈夫ですか?怪我とかありませんか?(本来、聞き手は違うのだろうが、彼女の身を案じて心配の声をかける) 」
イナ「ふっ……ふぅ…結構、走ったな……(同じく呼吸を整えつつ、向かい風で跳ねた前髪を手指で梳く)いいって、別にお前の為にやった訳じゃないんだし……はぁ?(
グロウブからこちらの身を案じる言葉が飛び出し、眉を寄せる)おっさん…そりゃこっちのセリフだぜ。平和ボケしてんのもいいけど、表でエサ見せびらかしてりゃああいう雑魚も寄ってくるんだ。今度から気をつけろよ(腕を組み、呆れるような半眼を
グロウブに向ける) 」
グロウブ「うっ……ごもっともです……(沈んだ表情で首を垂れる)ただ、東区域はどうやら本当に平穏なようだ……西区域じゃあ、あんな典型的な民族は居なかったし(ここの人間ではないことを示唆したセリフを吐きながら、封筒が落ちていないことを確認)にしても、君は有名人なのか?アレらは揃って君の名前を呼応していたけど、この街のヒーロー的な? 」
イナ「まあ…そうらしいな、他所と比べて東はマシみたいだけど。お陰でさっきみたいな勘違いした変なヤツがワラワラしてっけどな(やれやれと肩をすくめる)あー……やめてくれ。オレがヒーローなんて鳥肌が立つぜ(眉を寄せながら目を伏せて片手を腰に当て、フリーになっている手でこめかみを押さえる)……学生時代にはやんちゃしててさ。要は悪目立ちしすぎたんだよ、それが今になっても尾を引いてるってワケ。ったく、不良っぽいのは卒業したつもりなんだが……(先の行いが過り、イライラしたように顔をしかめる) 」
グロウブ「事を荒げないで解決出来たかって話か?気休めかもしれないけど、俺は助けられたよ。腕を振るう場面を選んでいるなら、それは誰かにとっての善行だから――あぁ、やっぱり気休めか。手を煩わせて申し訳ない、俺自身で事を片付ければ、それはそれで君が苛立たずに済んだかもしれないのにな(かける言葉を慎重に選ぶ節が見え隠れしつつ、困惑と感謝が入り混じった顔つきで目を伏せる)風間さんだったかな?俺は『
グロウブ』です。助けられた御恩は是非とも返したいんだけど―― 」
イナ「いや、オレが苛立ってるのはおっさんのせいじゃ―――……あ~…まぁ、細かいことはいいんだよ…感謝は受け取っておく。それでいいだろ(ふぅ、と息を吐いて後頭部をかく)
グロウブか……え、べ、別に良いって。あれはオレが勝手に首を突っ込んだんだ。そういう下心があったわけじゃねーし(
グロウブの言葉を遮ってきっぱりとお礼を断る) 」
グロウブ「あ、あぁ~、そう?まぁそう言ってくれるのはありがたいかな!報酬を除けば、今は懐が滅茶苦茶寒かったから!(ゲハゲハと笑いながら、ごく自然な豪快な笑みを見せる)でも、さっき店員さんとか言われていたな。ショップ店員さんなら、お店を紹介してくれるかな!そしたら恩返しじゃなくて、お客さんとして迎えるからさ 」
イナ「おいおい、生活は大丈夫なのか…?(豪快に笑ってみせる
グロウブにデフォルメ調のジト目を向けつつ)ああ、店か……そういうことなら構わない、客が来るならさっちゃんも喜ぶし―――今から来るのか?ここからそんなに離れちゃないけど(親指を立てて自分の肩の後方を指す) 」
グロウブ「今から……店の外観だけでも見させてもらおうかな……案内して頂けるのであれば幸いだ。あぁ、そうだ。因みに何屋?小物が売ってるなら、部屋のオブジェクトに丁度いいからさー(饒舌に口を回しながら、イナについていくよーとジェスチャー) 」
イナ「ん、雑貨屋。良かったな、小物が目当てならピッタリの場所だ。オレが選んだ最高にかゎ…………………い、イケてる小物が揃ってるからな。期待していいぞ(自爆して少々頬を赤らめ、『着いてこい』と手を振って歩き出す) 」
グロウブ「いや、しかし親切な人でまいっちゃうね。東区域の人達と接していると心が温まるよ(ヨヨヨとデフォ顔で泪を流す)風間さんは不良行事?から足を洗ってから、店員さんなのかい?(イナの数歩後ろを歩きながら、彼女の後ろ姿、長く艶のある髪を、自然と視線でなぞる) 」
イナ「ばっ……!こ、こっちは別に親切にしてる覚えはねーの。勝手にオレをいい人にするな(糸目に汗を浮かべながら)ああ、昔馴染みの恩人に拾って貰った。別にやりたいことも無かったしな……けど、強いて言やぁ今の仕事が”やりたい事”になってるのかな。おっさ…
グロウブは何やってるんだよ。報酬がどうとか言ってたけど(歩きながら肩越しに振り返り、
グロウブに)……なに見てんだよ。なんか付いてるか?(しらー、とジト目で
グロウブを見やり) 」
グロウブ「(名前の呼びなおしに、クスリと笑う)俺は便利屋やっているよ。不定職種!事務所を構えているわけでもないから、完全に歩合制でね。本当に色々な事をやっているよ。それこそ、アナタのようにショップ店員をやらされたことだってあるさ! ――あ、あぁ、すまない。不必要に眺めるつもりはなかったんだけど、髪が綺麗だったからつい……(正直に視線の先を応えるが、自分自身も無意識に見惚れていたためか若干動揺気味) 」
イナ「べ、便利屋って……色々と面倒押し付けられてるんじゃないか?これまでどんなことしてたのか知らねーけど、大変そうだな(眉を八字に下げて同情するような声音で)―――か、髪ぃ?……(褒められることになれてないためか、動揺して上ずった声で聞き返して、歩きながら自身の髪に指を入れて触る)………まあ、そいつはどーも…。(
グロウブから視線を切って前を向き、これまでより覇気のない様子で応える)――――ほら、着いたぜ。雑貨屋『はるいちばん』だ。 」
派手さは無いが、欧風の白を基調とした小洒落た外観でガラスのショーウィンドウに小物やちょっとした生活雑貨が並べられている。
外には木製のマーカーボードが立てられており、手書きで『OPEN』やお知らせ等が手書きで書かれていた。
グロウブ「(なんだこの空気、容姿誉めるのに俺が動揺して恥ずかしがってどうすんだよ……)(心の中でため息を吐く)――おぉ、如何にも洒落た雑貨屋って感じの店構えじゃないか(雑貨屋の風貌を見上げ、ワクワク感を押し出した笑みを浮かべる)バイクの模型もあるなー、さてはさっちゃんはライダーと見た! 」
イナ「まあな、オレも気に入ってる。万人受けする感じだろ(腕を組んで少々自慢気に) お前、まあまあ察しが良いんだな……まあ、さっちゃんがライダーだったのは昔の話だ。アイツの単車は今はオレが乗ってる。(外のガラスから中を覗き込むが、カウンターで優雅に居眠りをキメ込んでる朔(店長)を見てジト目になる) 」
グロウブ「便利屋やってますから(「察しが良い」に対する返答)へぇ、受け継いでいるバイクか。漫画チックでカッコいいな!(イナの視線の先の、朔を横目に、人物を察して「ははは」と苦笑い)――それじゃあ、コレ(内側のシガーポケットから、自身が「便利屋」であることがわかる名刺を指で取り出し、イナの前に差し出す)君は「気にしないで」と言ってくれるけど、やっぱりお礼はしたいし、女性のカッコいいところを見せられちゃあ、男のカッコつけの部分で返さなくっちゃ。困った事があったら、何でもいいよ。すっ飛んで対応させて頂きますよ 」
イナ「……だろ、ホントにカッコいいバイクなんだ。(ふっと表情が緩み、それが誇りであるかのように小さく笑む)ん………ったく、いいって言ってるのにしつこいヤツだな―――(そう言って差し出された名刺を人差し指と中指で挟んで受け取る)―――分かったよ、困ったことがあれば頼りにさせてもらう。家電とか、機械が壊れたりでもしたら、オレじゃどうしようもないからな(観念したような苦笑いを浮かべて
グロウブに) 」
グロウブ「それを言ってもらえると助かるよ、心のしこりが取れる(ダハハと笑い飛ばし、軽く一礼)依頼の時でも、偶然会った時でもいいや。今度はもうちょいゆっくり話そう。君のバイクの話なんかは結構面白そうだしね(フフフッと笑い、腕時計に視線を向ける)それじゃあ、俺は失礼するよ、雑貨屋さん。俺好みっぽい小物だけでも置いといてねー!(最後に無茶振りを一つ、彼女に託す。軽い足取りで、先程自身が絡まれた河川敷の方角へと進み始めた) 」
イナ「まったく困ったお人好しだよ、アンタ(一礼に対してやれやれと肩をすくめる)さあ、バイクについちゃあんまり人に話すようなことは……ん、ああ。じゃあな―――って、お、おいっ!?お前好みの雑貨って―――……チッ、無視してもいいけど……まあ、なんかネタっぽいのでも取っておいてやるか……(カランコロンとドアベルを鳴らしてはるいちばんのドアをくぐって行った) 」
― 街道 ―
グロウブ「
ウィル君は留守でしたか……(非点火の煙草を咥え、ブラブラと左右に揺れながら道中を歩いている)
寄宿舎の管理人とは言えど、四六時中居る訳じゃないか。エリザベスさんの言っていた少女漫画どーたらこーたらも気になったけど、またの機会かな(土産用に購入していた団子串入りのパックを懐から取り出し)ま、帰ってからのお楽しみもあるし、今日はさっさと帰――(両手でパックを持ち、意気揚々と歩いていると、何もないところで躓いてしまう。手元にあったパックは宙を舞い、ついでに自分自身も前のめりに倒れ始める)グワァァアア!!(ドターッ!と音がするようなリアクションで、地面とキス) 」
オリヴィエ「(酷く音程の外れた新宝島のメロディを鼻で紡ぎながら、木箱を背負い込み束ねた髪をなびかせ意気揚々と寄宿舎の前を通りかかり)サーガッスンダシンタカラ…… くじ? (
グロウブが転倒した弾みで宙を舞う団子パックを手のひらの上に乗せる形でキャッチ。きょとんとしてそこに鎮座する団子に視線を落としぱちくりさせる)おやおやおや、棚からぼた餅ならぬ空から団子と来ましたか。あとなんかカカシが倒れてますね。住民の私物でしょうかハタケナイケド(膝を抱えるように腰を下ろして
グロウブの横面をつっついた) 」
グロウブ「こんなカカシ、なんの効力も御座いませんよね?(地面に顔を擦り付けたまま、
オリヴィエへと返答する。忸怩たる思いを晒したくない為か、顔はあげない)その団子差し上げるので、どうか立ち去って戴けませんでしょうか。とてもじゃありませんが顔向けできません私 」
オリヴィエ「いえそう申されましても。私も営業で来ておりますので、丁度次の取引先候補が目の前にありますし(状態を捻り背負った木箱を強調、続いて寄宿舎を指差して
グロウブの心境を知ってか知らずか、服の袖を引っ張り地面から強引にひっぺがそうとする)ほらほら立ってくださーい。生きてるんだから立ってないと、本当に死に体のカカシになっちゃいますよー(ぐいぐい) 」
グロウブ「あだ!アダダダダッ!顔!顔が!!顔が千切れる!!(アスファルトの摩擦で、ゴリゴリと音を鳴らす。なされるがまま立ち上がり、「あ~」と聞こえてきそうな程気だるげな表情になる)……すいませんね、カカシになる前に助けて頂いて……(ヒリヒリと真っ赤になった顔を摩り、ヨヨヨと涙を浮かべる) 」
オリヴィエ「いえいえお礼を申されるほどのことでは。いえまあ良いことをしたっていう実感はありますけどね~!いやあ空気が美味しい美味しい(これでもかと言わんばかりのお天気笑顔をにぱーと浮かべ首を小さく傾ける。こすった顔とか気にかける様子はまるでない)ところでもしあなた、こちらの住人の方でいらっしゃいます? 」
グロウブ「いーや、こちら側の住人ではございませんよー?つい最近引っ越してはきたけどね(
オリヴィエの底抜けの笑顔に「やれやれ」と苦笑いし、ペンポケットに入れていたハンカチで顔を拭く)だから道案内とかは出来ないよ?先言っとくけど 」
オリヴィエ「それは残念。こちらに業物を担いだつかえるかt……じゃなくて管理人さんに石田散薬を売り込みにきたのですけどねー。常用薬にいかがです?みたいな(とんとんと音を立て木箱を軽くノックし)あ、お団子いただいてますねー(当然のようにそれをパックから取り出しちゃっかりと頬張っている)うましうまし 」
グロウブ「条件飲んでないのに食い始めやがった……(「まじかよ」と口を開けた苦い表情)石田散薬は耳に挟んだことはあるな。かなり古い伝統の薬草じゃないか?現代人すぎる俺には、ちょっと利用は難しいかもな(木箱の一辺を、こちらもノックする)あと、
ウィル(管理人)は常時回復する化け物だからな、買うか怪しいよ。ま、人が良いから買いそうな気もしないでもないか 」
オリヴィエ「 (『えっ、実在するんだ石田散薬』と言いたげに笑顔のまま硬直した)まあ施設内にお薬は幾つあっても損しませんからね。ほら、三人よらばうち一人は病って言いますし?(先の沈黙なぞなかったと言わんばかりに眼を細めて笑いながら指を三本立てる)いやーしかし噂には聞いてましたがそんなに頑丈な方ですか管理人さん。いじりがいありそうですね~~(にっこにっこ)ひょっとしてお知り合いなんです? 」
グロウブ「猪突猛進な営業スタイルなんですね、きっと……(誤魔化すその様を眺め、目を伏せてため息をつく)ん~?そうだよ、元同業者。『便利屋』をお互いやっていたんだ、俺は今もやってるけど(寄宿舎を脇目に、
オリヴィエに視線を戻してその風貌を目に焼き付ける)あぁ、俺は『
グロウブ』です。えーっと、巫女さん?芸者さん?日本の文化には疎くて……アナタのお名前は? 」
オリヴィエ「便利屋……ほう、よろずや?なるものに近しいあれですね。なるほどなるほど……どおりで顔も縁も広いと(一人納得し頷いていたが)ん。(目線に気づき、次に名乗りを受け眼を丸くし呆け)———ああ、私『
オリヴィエ』と申します。今はしがない薬売りですよ~今はですね~(ピースを顔の高さまで上げて屈託無く、それでいてどこかたおらかな笑みを浮かべ) 」
グロウブ「……?……(異国の文化なのだろう、と思い込み、
オリヴィエと対面して同じくぎこちない笑みでピースする)今はってのは、含みのある言い方だな。察しはするけど、朗らかでいい人じゃあないか(普段の屈託のない笑みに戻り、姿勢も崩れる)あそこの管理人程じゃないけど、今は交流行事に勤しんでいるね。
オリヴィエさんは何方からやってきたんだい 」
オリヴィエ「人脈広げというあれですか。何かと現地に顔見知りいると便利ですからね~私よくわからないのですけれども(寄宿舎入り口へ続く階段に腰を下ろし頬杖を突く。
グロウブの問いに対し微笑みを浮かべたまま北の方角を指差し)ず~っとあちらの方ですねぇ。 ああ、ちなみにそういう
グロウブさんは?旅慣れしてるように見受けられますケド 」
グロウブ「北方か。ヴィンタニアあたりから来ているのかな?(マシュマロのように白い肌だし……でも、北国に武士の文化を持つ制度があったなんて初耳だな……)俺はあっち(指は指さず、首を振って西側を示す)さっき話した管理人もそう。元々は危険区域に住居を構えていたよ。ま、旅慣れしているのは東西南北関係なしに飛ばされているからってのは間違いないけどね! 」
オリヴィエ「言い当てられちゃいましたかぁ、北としか言ってませんのに。まあ隠す事柄でもありませんケド(団子をまたひとつまみし、至福に浸った表情を浮かべ頰のあたりをさすり歓喜にうなりながら喉を鳴らして飲み込む)もぐ、ごくん 何でも屋といっても程度はあるでしょうけど、もなると文字通り何でもやるなら勤務先は何処へなりともって感じなんですねぇ。あ、じゃあこちらにも仕事で? タマとってこいとかブツを運べ(芝居かかったドスの効いた声色)とかとか、あはは! 」
グロウブ「北方で在住可能な地域ってのは限らているからね、少ない選択肢の一つを言ってみただけだよ(ふふんと得意げに鼻をならす) こっちの仕事は『護衛』だね。金にモノを言わせて命を護ってほしいっていう依頼。傭兵稼業かな?君が今言ったような汚れ仕事、実際そういう仕事も潜り混んでくるね。仕事は選べるけど、選べるほど裕福でもなければ徳力も養えない環境に居たから、文字通り汚れ仕事も請け負ったなぁ~(思い出話のように語る) 」
オリヴィエ「あぁ~需要ありますもんねあれ。叩けば埃出そうな層とかは正規の軍隊とかじゃなくて私達みたいなフリー使い潰そうと躍起になってますもの(よっこいせと口に出しながらさりげなく腰を下ろし、彼のふける思い出と同じ方向を見据えながら朗らかに笑う)なんでしたっけ、南には日極連っていうゴロツキの集まりがあるんですけどそこは仲間ぐるみで『護衛』と『暗殺』の自作自演とか余裕でやってました。いやぁぼろい商売ですねぇ(けらけら) 」
グロウブ「へぇ、薬売りにしては結構わかってんじゃん(
オリヴィエに思わず嘆称する)お客さんが求める『護衛』っていうのは、本当に命を護る目的だけじゃなくて、人を仕えさせる満足感から来るものもある。自作自演が成り立つのは、そういう心の隙があってこそだろうね――っと、あんましこういう話すると自己嫌悪に陥るから辞めておこう……立ち姿勢から察しては居たけど、武家の人かい?こんな物騒な話、女性にさせたくなかったんだけど!まぁ新鮮味があって面白かったんだけど! 」
オリヴィエ「おぼろろろろ(武家の人と言い当てられるや笑みを保ったまま口に含んだ団子の蜜が口から吹き出す)アッヤベしっけいしっけい(ハンケチで口元を拭いながら冷や汗を流し)まあお察しの通り武家というかひとでなしというか。まあそういう意味で女性だからとか気にされないで大丈夫ですよー。何が新鮮だったのかはよーくわかりませんけどねー(けらけら)ああでも同業者というか、まあ私は護衛とは対局にあるお仕事ですけどこの手の業界あるあるを誰かと話すのは何気に初めてですねー。しんせん~~ 」
グロウブ「俺が居た環境(西区域)では、戦場で女性と出会う事がほぼ無かったからね。上手くは言えないけど、便利屋って区切りでも、華はあるんだなって思ったら新鮮だなと思ったんだ。 いや、話せば話す程なんだ、
オリヴィエさん。底が見えなくて恐ろしいね!ギャップが激しいと寒気がしてくるぜ? 」
オリヴィエ「いやぁお恥ずかしい、なにがお恥ずかしいのかよくわからないんですけどね~(照れ臭そうに頭をかきながら朗らかに笑い)ぶっちゃけちゃいますと業務中だれかれと会ったところでじっくりと相手を見るだとかそういう必要性のないお仕事ですし、案外ゴリラさんみたいな女性に何度か会ってたかもしれませんよ?私も実は美少年だったりして、あははっ(上体を左右にゆらゆらと揺らしながら) 」
グロウブ「性別間違える程、目は腐れちゃいないよ(ハハハとジト目で笑う)たまに概念崩れている奴はいるけど、それは除外。君は人の目を引く女性だよ(揺れる
オリヴィエの髪先を視線で追い、振り子のように目を動かす) 」
オリヴィエ「いやいや、マジにいますからねーゴリラみたいな女の子。かくいう私もおっと髪が滑った(以外!突然のハリセンが如くしなる髪によるビンタ!)まあこういう特技がございまして。あはははは 」
グロウブ「ドゴォッ!(キューティクルのかかった髪とは思えない剛力が、彼の顔面を突き破る)――(満面の笑みを崩さず、左頬のなぜか腫れた部分を摩る)男女関係なく人間業じゃないだろ。ゴリラでも無理だろコレ!ブラフォードさんなのアナタ? 」
オリヴィエ「いえなに(すす笑いを含んで眼を伏せ)ただ単に髪を整えていたのですが、どうせ髪が長いのならばこれ以外他にやることはそれにはないだろうと思いましてね? まあもの掴んだりとか何とかできませんけど、でもビンタはできましたねーあはは(犬のように首を横に振り髪をぶんまわしながら) 」
グロウブ「どうせ髪でビンタをするのであれば、優しくタッチしてほしいね。男性としては(ゴホゴホと何度かせき込み、ふと空を見上げる)いや、まぁいいや。結構楽しくおしゃべり出来たよ……あそこの管理人にもし営業吹っ掛けるなら、一緒に売ってあげるよ。またね
オリヴィエさん(再び帰路に沿って歩いていく) 」
オリヴィエ「はいはーい。今度は髪でマッサージとかできるようにしておきますねー(心なしか周りまで照らされるオーラが見えるほどの明るく朗らかな笑みを浮かべ、大手を振って見送る)————よいしょ、、、っと。んー……(薬箱を背負ったまま背越しに
寄宿舎を見やる。しばらくそのままだったが、やがて肩を落とし)本当に留守のようですねぇ。すこしばかり遊んでみたかったのですが、いや残念残念(伏見がちに口端を釣り上げて微笑し、
寄宿舎へ背を向けたまま歩き出す) 」
ヴォイド「――(
寄宿舎の共同キッチン内、コーヒーカップを片手に、シンクの前で硬直している)…………(フリーの片手は浄水器のレバーを押しきっていた。だが、水が一向に出てこない事で、時が静止している)……(カチャリ、とカップをシンクに鳴らす。感情を出さないままキッチンを後にし、二階へと移動)――トントントン(ある部屋の扉をノックし)居るか?(不愛想な声色で、「便利屋事務所」の向かいに声をかけた) 」
蘭歩「ダダダダダダダダ(部屋奥から太鼓を短く打ち鳴らすような足音がドアの方へ近づき)———っせぇよなるみんゴルァ金なら昨日100円ショッポォのベルくれてやったろうがァッ!!(バァーンッッとドアを蹴破り手に握った魚肉ソーセージでぶっ叩こうと腕を振り上げようとしていた)………。(目の前に想像していた愛らしい(本人としては憎らしい)少女とは別ベクトルの美男が佇んでおり、目をパチクリさせ気まずい沈黙が流れる)————あ、すわせん間違えました。じゃそういうことで(歯ブラシを加えたままもごもごと喋りドアノブに手をかけようとする) 」
ヴォイド「ゲシッ(開ききった扉の端を足でおさえる)俺の方は間違えちゃいねェよ。にしても、100円ベルであいつのご機嫌が取れるとは思わなかったな――(一連の動作は、目を伏せたまま行う。発言を終えると、そっと目を開けて蘭歩に視線を向ける)ちょっとした依頼があるんだが聞いちゃくれねェか。その歯磨きやらの生活動作が終わった後でいい 」
蘭歩「純金製のベルってなんだかんだ言いくるめながらとんず……説得したからなー。っていうか管理人さんから依頼ってどう言う風の吹き回しだよ。家賃の取り立てならやんねーかんな(待っててくれと手の所作で伝えるとドアを開け放したまま脱衣所へ向かい)\ガラガラガラオゴロロロロロ カ"ァ"ーッッペブシッッッ / ————んまぁ話塩塩、そっからだ(腕で口元を拭い、首に手を添えゴキゴキと気だるげに鳴らしながら玄関口に戻ってくる) 」
ヴォイド「共同キッチンの水が出ねェんだ。蛇口レバーを下げても何も反応してくれねェ(「やれやれ」顔だが、心底困ったように眉を下げる)業者頼んでもいいんだが、せっかくだから蘭歩のところに来たんだ。見てくれるか? 」
蘭歩「んだぁ、んなもん朝飯前よ、ファミコン直すよりな。冷蔵庫にポカリ足しといてくれや(千鳥足でドア枠を踏み越え、玄関口に棚から備え付けておいた工具箱を掠め取り階段を降りていく) 」
―共同キッチンー
蘭歩「 ガチャガチャ (口にネジやドライバーを加え、散漫な動作ながらも手際よくキッチン棚にある水道を、軍手をはめた手でいじくり回し) っけ、んだよ御機嫌斜めなのは蛇口じゃなくてポンプの方じゃねえか。胃腸の調子悪しですかこんちくしょう(首をゴキゴキ鳴らしながら腰を上げお手上げと言わんばかりに肩を上下させる)原因わかったけどよぉ、こいつは外付けの給水ポンプ直した方が早い感じだぞ。俺パーツ持ってるからできるけどどーするよォ 」
ヴォイド「原因が分かっただけでも助かる……直せるなら頼む。急かすつもりはねェが、俺のコーヒーブレイクがまだ済んじゃいねェんだ(空のカップを手中でくるくると回し、目を細めて蘭歩の作業光景を見下ろしている)茶菓子持ってくるか!丁度いいの買ってきてたんだ 」
蘭歩「おっ、なかなか粋な計らいしなさる管理人さんじゃねェの。どこぞの顔だけ守銭奴女に爪の垢飲ませてやりてぇぜ。カントリーマムでお願いします————(へっと口端を釣り上げて手をひらりと振り一時共同キッチンを後にし) ゴトッ (——10分後——)————っし、やるかァ!! \ブッピガァーン/(どう見てもマリ○サンシャインで登場するポンプやらバルブやらを片腕いっぱいに抱えドスの聞いた声を発し戻ってくる) 」
ヴォイド「滅茶苦茶な機械持ってきたな、既視感あるけど……(要望通り、カントリーマームのココアとバニラの包装菓子が大量に敷き詰められたお椀を用意し、ソファに座って待機)終わったら好きなだけ貰ってくれ。また「街おか」で買うから 」
蘭歩「HD版が出るに辺りオリジナル画質の奴余ったからって配管工のおっちゃんが譲ってくれてよぉ。解像度悪いけどここのアイコンも100×100で動いてるんだし4kとかじゃなくても動くもんは動くだろ。 取んなよ、絶対に取んなよ俺のカントリーマムッ!!(事あるごとに集中線を飛ばし念入れつつもやっとこさポンプを取り外し)あれ、なんかくっつかねえな。ピクセル数か?ピクセル数の問題か?けちけちすんなや互換モードとかあんだろおい。どっこいしょォ———!!(力技で無理やりマリシャ(直球)のポンプを接着—————) 」
ブルースクリーン「(世界全体が比喩でもなんでもなく青一色になり、エラーメッセージが表示される) ボンッ 深刻なエラー:ゲームキューブはサポートが期限が終了しています 」
蘭歩「————わぁ、刑務所みてぇな壁紙になったね。これで屋内にいても空色気分だぁ(青一色の世界に蘭歩と
ヴォイドだけが取り残されている) 」
ヴォイド「おい、8月32日かこれ?すぐ戻せ!やっぱり最新機種だと互換性がないんだ、理解したわ!(汗汗) 」
蘭歩「オイオイおい待て待てwiiの時代からUI変わってないはずじゃん!ずっとこの表示じゃん
ケイオスくん!!俺悪くねーし!仕様変更を繰り返して消費者にハードを買わせる会社が悪いんだし!資本主義が間違ってるんだ絶対ッ!(錯乱するあまりドリルよろしく耳をほじくりながら)ええいくそッ!さっきのポンプも一緒に消えちまってる……どうすんだよおい外せねえぞ……—————あ、コンフィング!コンフィング弄ったら互換性どうにかなるか!ええいままよ!!(画質設定を弄り出しEnterと思わしき青い出っ張りを殴りつける) 」
ヒデオ「『ブラックアウト!!!!!!』\ピィーーーーーーーーー/ 」
―――世界に色が戻った。いつもの
寄宿舎の風景が広がっている。心なしか間取りや家具やらがシンプル担っているようにも見えるが気のせいだろう(希望的観測)
ヴォイド「……よし……水も出るようになっているな。完璧じゃないか(何処か角ばりかけている世界で、水道が機能していることを確認すると笑顔になり、ぐっとサイン)すまねェな、こういうインフラ系には弱いんだ、俺 」
蘭歩「なぁにこれで雨風凌げるとこに置いてもらってんだ、安いってもんよ。どーぞ、機械にゃ疎いまんまでいてくれや(どかっと向かいのソファに腰を下ろし顎に手を添えてやや引きつった笑みを浮かべる) 」
現場猫「ヨシ!(8bitのモノクロ猫が水道が出ているのを確認するや、がに股歩きで
寄宿舎から出ていく) 」
ヴォイド「しかし、本当に無償でいいのか?別に賃貸に関しちゃそこまで高額でもねェから、報酬ぐらい渡したって問題ねェんだけどなぁ……(いつの間にか自分用のコーヒーを作成しており、久々な味わいの為か、やや嬉しそうに頬を緩める)うん、この香りだ! 」
ヒロ「本当にヨシか?(
現場猫とすれ違い、呼び止める) 」
蘭歩「あ"ーーーー(金銭の話題が出るとやや気まずそうに目をそらし)ま、まあ馬鹿みてぇに高ぇからよ、俺の仕事は。どーせ払えねーもん請求するこたぁねえだろ、なっ。俺とおんなじよおんなじ、なんも払えねえから(8bit猫を横目に冷や汗を流し) まあほら、おかげでうめェコーヒーにありつけんだ。それだけで重畳ってもんよ 」
現場猫「ヨシ!(NPCなので話しかけられても同じセリフしか言わない) 」
ヴォイド「その高額請求と部屋で相殺できるってんなら、有難い話だけどさ……ま、なんにせよ助かった。またよろしく頼むぜ、便利屋さんよ(バニラ味のカントリーマームを手に取り、小麦を零さないように口に頬張る)それに、金がかかることが知られたら稔にドヤされるからな。あれは怖い女だ、俺が陰口を言うぐらいには怖い女だ 」
蘭歩「男ってのは後先考えない馬鹿だっかなのによ、アレには声かけねぇってんだから相当なもんだよ。黒柳徹子の頭の中どうなってるか気になっても誰も腕突っ込みたいとか言わないだろ、そういうもんだよ、そういう禁断の女なんだよ。おっかねぇ~~お金だけに(カントリーマムをおもむろに口に含み、本人がいないのを良いことにづけづけと)あーあー、妖精の国から来た女にあるまじき優しさで包み込んでくれるべっぴんが俺に会いにこねーかなー。エアリスみたいなの…… 」
ヴォイド「蘭歩はどちらかというと、男から好かれるタイプじゃねェか……あぁ、そういう話じゃねェか。いい出会いがあるといいな(さして興味なさげに、話を終わらせようとする) 」
蘭歩「俺は女しか好かねーよ。女とポカリと夏休みの向こう側にある8月32日~999日(すっかり不貞腐れて頬杖を突き)そーいうお前はみみねししょーなるべっぴんさんにベタ惚れされてんじゃん。なんか闇抱えてるとこあるけどそこんとこ含めて包んであげがいのある良い女じゃんか。いらないなら譲ってくんない譲ってもらってもケーシィみたいに消えると思うけど 」
ヴォイド「
見観子は特別な事情持ちだ。口にしちゃいねェが、察しの通り闇だらけだぜ。俺じゃ支えきれないが、周りに信を置ける人間が居るから、一緒に背中押しているだけなんでね、多少好かれちゃいると思うが応えきれねェもんがある。俺にも特別な事情あるからな(嫌味な訳ではなく、淡々とした口調で心を表す)便利屋稼業で食っているなら、グラナート・ファミリエの連中に挨拶するのもいいかもな。美人揃いだぞ 」
蘭歩「そいういうもんかねぇ。ま、他人様の色恋事情に口挟むような仕事柄でもねーんだけどよ(カントリーマム残りを口に含み背をソファに預ける) いやあそこ会って早々竜巻旋風脚ぶっかましてくるチビいるから。出会い頭に画面端に追い込んで脛蹴りまくるみたいなチビいるからぜってーに嫌だ。ナリよりキャラだよキャラ、あそこ全員マイナス100点だよ(既に古傷を追っているのか肩に手を当て小刻みに震えた)つうかあそこのロン毛ここにいるんだろ。どゆことよ、爆発したりしない? 」
ヴォイド「小規模な爆発は起きる。俺に対してだけだから寄宿舎としての害はないしな(コーヒーを空にして、ふぅと一息つく)扱いにも慣れてきたしな。アンタの言った子(
キャロル)とは違うが、蹴ってくる。理由は分からんが、蹴ってくる…… 」
ヒロ「………ふむ(
現場猫に腕章をつける)さっみーなー…(
寄宿舎に入ってソファーにどかっと座りニュースを見る) 」
蘭歩「365日女の子の日なのでは……(劇画ちっくに影が入りドスの効いたトーンで。背景はなんか爆発する)ってのは冗談だよ。前世の記憶でも引き継いでてあんたに貸した金パクられたまんまだったりすんだろ。……いやあんたに限ってそりゃねーな、ねーわ。俺ならまだしも 」
ヴォイド「金銭関係のトラブルは、多彩化に身に覚えがねェな。魂もそういっている(ふふんと得意げに鼻を鳴らす)……まぁ、蘭歩に関しちゃ、金に纏わる事は……なんだろうな。上手く言えないんだが、金運から避けられている感じは否めないな。なんだろうな 」
蘭歩「運っていうか呪いだよ呪い、金運がどんなに高かろうが祟りにあっちゃ世話ねえってもんよ。あんた風に言えば『頭痛がすらぁ』って奴だ(冗談めかしく口端を上げ)運って言えばあんたは良くも悪くも縁が多い感じダァな。厄介のタネも含めてだが 」
ヴォイド「大した事じゃねェ、俺の人生は過酷なものだとしても、それを超えた厄介事を背負っている奴を見ると弱音も吐けねェ。蘭歩の前じゃあ給料の話もままならねェのと同じだ(両ひざに手をあて、ゆっくりと立ち上がる)まぁなんだ、食いっぱぐれて野垂れ死にはすんなよ、飯の相談とかなら乗れるからよ……水道ありがとな、雑務こなすからそれ全部食っててくれ!(書類を片手に、事務室へ) 」
ろろん「新年あけましておめろろんっ☆ 今年もよろしくね~♪ ‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´)/››‹‹\( ´ω`)/››(振り袖姿でくるくる回っている) 」
ヴォイド「新年よろしく頼むぜろろん。振袖はお気に召したのかい(いつも通りのシャツ姿で、
寄宿舎ロビーのフローリングを掃除している。掃除機の出力を弱めて、会話が成立する程度の吸引音に留め、ろろんを見下ろす) 」
ろろん「うんっ♪ 稔ちゃんから借りたんだ~♪ヽ(*´ω`)ノ ヴォイロンはいつものお洋服だね~。 」
稔「レンタル料はヒロさんの口座から引き落とさせていただこうと思いましたが、残高が0だったので代わりに
ヴォイドさんの口座から引き落とさせていただきました。(同じく振り袖姿で事務所から現れる)そういうわけで、今年もよろしくお願いします。(ぺこり) 」
ヒロまる「 ぴ え ん 」
はらぺこあおむし「(袴姿でハロウィンのアルバイトをしている) 」
ヴォイド「おい、その訳の分からん口座の紐づけが気になって今年もよろしく出来ねぇよ。なんで俺の金が減ってんだ?????? 俺はおめかしする性じゃねェからな、ラフな格好でいつも通り過ごさせて頂くぜ(掃除機を止め、端っこへ立てかける)新年の掃除はこんなもんかな…… 」
ろろん「ふ~ん…!(・ω・) おー!綺麗になったね~!(。・ω・ノノ゙パチパチ 」
稔「行く行くは全人口の口座と紐づけて独自のネットバンクを築くつもりです。予定では年内に完成を……あ、それはそうと
ヴォイドさん。(改まった表情で向き合い、彼に「抱きしめて」と両手を広げてみせるが…)――――― お年玉、ください。(ではなく「ちょうだい」の意味だった←) 」
ニコリン「俺以外お年玉貰うな。(使用済みチュンカが入ったポチ袋を地面へ叩きつける) 」
ヴォイド「……(容姿から違和感を感じない行動を直視し、その直後の発言まで顔色を変えず様子をみていたが)お年玉はお前が俺の口座から引き落として購入したと思われるその振袖で我慢しろ……レンタルなのが勿体ねェが(苦い表情で稔を見下ろし、口を尖らせる)それでもお年玉が欲しいっていうなら、多少なりとも労ってもらわねェとな 節目に整理整頓することによって、その人の生活に対する充実感は増すわけだ。
寄宿舎の住人も、その来客もこうして掃除が行きわたったロビーを見れば、気分もいいだろうよ(
ろろんに得意げに) 」
ミファー「はぁ……すごく冷えてきた… あ……人、結構集まってる……(
寄宿舎に入ってくる) 」
稔「むぅ~…っ!(頬を膨らませる)じゃあいっそのこと購入しますのでその分の代金もちょうだいしますよ!いいですね!?(ご立腹)…ふぅむ……そうですね…まあ、年末年始はお休みいただいてたわけですし、しばらくは私が身の回りの業務を行います。それでどうですか? 」
ろろん「確カニ!(V)(・∀・)(V)(お節料理に使われるはずだったであろうズワイガニをいつの間にか手にしている)
ろろんも、整理整頓、お掃除、いろいろ挑戦してみるっ!(`・ω・´) 」
ヒロさんがログインしました ▽
ヴォイド「あぁ、好きにしてくれ。十分似合っているから、来年もそれを着てくれりゃその振袖はプレゼントしてやるよ。そうだな、1月分の業務をやってくれんならな、次の給料日に”お年玉”を追加するか。日報に頑張ったアピール書いてくれりゃ、ある程度の色は付けさせてもおうかな。溜まったゲームを消化できそうだぜ(朗らかに笑い、年明けのスケジュールが脳裏を駆け巡る) 」
ヴォイド「あぁ、是非挑戦してみよう。年明けにいろいろやると、意外と習慣付いて良い事だらけかもな 」
稔「(¥O¥) ! ! ! (それを聞いて目が輝いてチャリンのSEが鳴った)………似合って、ますか……そう、ですか…(聞きなれない言葉に少し言い淀む)あ、金欠のヒロさん。あけましておめでとうございますー。(※金がない人間には冷徹非道な眼差しを向ける) 」
ろろん「ひろろんだ~!カニさん食べる?(V)(・∀・)(V)カニカニ ほほ~!あ、そういえばヴォイロン!この前のあの人!えっと…「心配ゴム用」さん!元気かなー?(・ω・) 」
ズワイガニ「(ヒロの前髪をハサミでちょん切りパッツンにする) 」
ミファー「……本当に、1年、経ったんだよね…(感慨深そうに) 」
ヴォイド「何しおらしくなってんだよ。素直に喜んどけ、裏表のないただの誉め言葉なんだから(稔の様子を伺い、困ったように苦笑する) あぁ、あの破天荒な……あの人は元気だよ。たまに
寄宿舎に遊びに来て色々直してどっかに行きやがる。ぜってー偽名だろうけどな、「しんぱいゴム用」 」
稔「んー……私は、お褒めの言葉よりお金が欲しいのですが…(ただ、満更もなさそうな顔で目を逸らす)ああ、あの変態ですか。小銭の一つでもばら撒いてくれたらいいのですが… 」
ろろん「そうなの!?
ろろん、最近全然会ってないよー!いつの間に…(´・ω・`) 1年…!経ったね!
ろろん、下界で新年を迎えたの初めてだからとっても新鮮な気持ち!だよ~♪ 」
ヒロ「もう十分搾り取られたよ………(やつれた顔で稔に)あ、
ろろんちゃん!食べる食べ………(髪が切られる)………………粉々に食べ切ってやる(
ろろんに) 」
ミファー「あ……そうなんだ。…私も、他のみんなも、忙しい日のほうが多いから………1年を感じる機会、あんまりないんだ。(
ろろんに) 」
ズワイガニ「誠に遺憾である(甲羅ごとばりぼり食べられる) 」
ろろん「 (*´∀`*) キャッキャッ♪(パッツンになったヒロを見て面白おかしそうに笑う) 大変な一年だったんだね~…(´・ω・`) じゃあ、お正月くらいはゆっくりしたいよね~♪ひろろんとカニ食べる?かにかに。(V)(・∀・)(V) 」
ヴォイド「言葉で形容した愛も、必要になったりするぞ。まぁ、今はお前への愛情はお金か(タハハとため息を一つつく)俺もお年玉上げる立場になってんのか……なんか感慨深いな…… 基本的には俺が一人の時を狙ってきているみたいだが……まぁろろんのこと気に行ってたっぽいし、その内また会えると思うぜ 」
稔「愛、ですか…(袖を口元へやり顔下半分を覆い隠す)………そうですね。私が愛するのはお金、ただそれだけです。 そりゃあ、
ヴォイドさんは立派な大人なんですから、当然ですっ。私はまだ未成年だから貰う義務がありますっ。(ふんすっ) 」
ミファー「えっと、じゃあ……ちょっと待ってて。 シ ャ キ ッ ――――――――――えいっ!(三叉の神器『光鱗の槍』を取り出し、ズワイガニを宙高く浮かせる)―――――――――――――――はっ!(浮かせたズワイガニめがけて飛び上がり、通過するように一閃) 」
ろろん「ヴォイロンのことが好きなんだね~♪ ほんとーっ!?やったやったー!
ろろんも会いたーい! (ˊᗜˋ*) 」
ズワイガニ「誠に遺憾であr(ry(食べやすいサイズに一閃される) 」
ミファー「スタッ… チャキッ(着地し、槍を納める)ふぅ……とりあえず、こんなものかな。 」
ヴォイド「はいはい、他に貰う当てが出来ましたら、そちらで貰ってくださいね……(年末年始は理由もなく財布が緩む……従業員に分け与える分には、使い道としては別にいっか) 今度しんぱいゴム用が来た時には
ろろんの事を呼ぶよ。天使さんだし、すぐ来れるだろ? 」
稔「とーぜんです!(きりっ) ともかくこの調子なら、あと2~3年までには一千兆円溜まりそうですね…(ぼそりと呟く) 」
ろろん「もちの
ろろんっ☆ また不思議なマジックが見たいな~o(○´ω`○)o 」
ろろん「ほわーっ!すごいすごーーいっ♪ (*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ(カットされたカニに大興奮) 」
ヴォイド「いいように扱われているおっちゃんだな、ポジションが……俺にも親戚が居たら、多分こういう子が居たんだろうな~(しみじみ) あぁ、なんだっけ、あの忍者みたいなポーズから繰り広げられる謎マジックか。確かにみている分には面白いかもしれないが、こう、なんだろうな……恥ずかしさが勝る気もするが 」
ヒロ「……後で坊主にするか…(自身の髪を見て)…くっそぉ!!(親の仇とばかりにカニを噛み砕く)…おぉ、すっごいな(ミファーに)お、ヴォイ先生あけおめ(ぇ(
ヴォイドに) 」
仮面ライダーウォズ(シノビ)「 P O N ! ! (
ヴォイド達の目の前に突然出現する)忍者というなら私もまた、負けてはいられまい。 」
稔「……?そういえば、
ヴォイドさんの家庭事情を聞いたことないですね…私は以前話したように父母ともに今頃地球で穏やかに暮らしているとは思いますが… 」
猿飛佐助「なになに?シノビなら、俺様「猿飛佐助」を忘れてもらっちゃ困るぜ。(CV: 子安武人)(天井からぬっと出てくる) 」
サイボーグ忍者「オレニイキルジッカンヲクレェッ!!!!(
ヴォイドに泣きすがる) 」
うずまきナルト「俺はうずまきナルト!忍者だってばよ! 」
うちはイタチ「サスケェ!!!新年あけましておめオレオ!!!!!(忍の面汚し) 」
ドロロ「拙者も忍の身でござるよ! 」
ヴォイド「あぁ、あけましておめでとう。今年も元気に過ごせよ(ヒロに) 張り合わないでくれ(仮面ライダー含む忍者共に) 俺の方は話していなかったか。親兄弟、親戚に至るまでもう居ない。もう長い事独り身だな。だいぶ慣れたもんだけど(サラッと家庭状況を伝え、特に嫌悪を示す表情や声色もなく、何を気にしていないことがわかる) 」
ミファー「…実は私、南のほうで、漁なんかをよく手伝わせてもらってるの。(
ろろん達に) 」
ろろん「えっと…どんな感じだったかな…?確か~……――――― ゼ ヱ ン ッ ! (善ッ!) こんな感じだったっけ?(善のポーズを思い出しながら) 」
ろろん「すっご~い!じゃあ、お魚とりの名人だねー♪ ひろろん、カニさん美味しそう(?)に食べてくれてよかった~♪ 」
稔「…そう、でしたか…(彼の表情を窺い、なんともなさそうに語る様子から気に障ったことじゃなかったと一安心する)…
ヴォイドさん、「ここ」の人たちのことをいつも"家族"のように見守っていますよね。…気のせいでしょうか。(ちらっと彼の顔を覗き込む) 」
ヒロ「安心しろ、俺はいつでも元気さ(
ヴォイドに)……(家族、か……)(稔と
ヴォイドの話を聞いて)あぁ、美味しかったよ!(味はな…!)(髪を切られたことを根に持ってる)あ、そうなの?じゃあこういう作業は手慣れてるってわけかい。ありがたいな(ミファーに) 」
ミファー「あ…でも、私はおもに、危険な魔物の退治なんかが多いけどね。 」
ヴォイド「そう、そんな感じ。だから真似しないの……(汗) ……さぁ、どうだろうな。自分自身でも分からんが、きっと「そう」なんだろう。居場所を喪い続け、孤独に慣れきっていた。その反動なのかもしれないな(いつものぶっきら棒な表情ではなく、僅かに微笑んだ顔つきで視線を落とす) 」
稔「…
ヴォイドさん……(
ヴォイドの和らいだ顔を他所目に同じように視線を落とす)………それなら、「ここ」が
ヴォイドさんの居場所になってくれるように、私も綺麗な環境を整えてあげないとですね…!(やれやれとした顔をしながら、胸の内側からポチ袋を取り出す)……今年も、
ヴォイドさんにとって良い一年になるといいですね。(彼にその袋を渡して深くお辞儀した後、事務所へ戻っていった) 」
稔から手渡されたそのポチ袋に入っていたのは、他人に金銭を手渡すことを強く拒む稔からのお年玉………などではもちろんなく、綺麗に折りたたまれた「請求書」だった←
ろろん「(*≧m≦*)ププッ♪(ヒロの前髪を見るたびに笑いが込み上げる)悪い魔物を懲らしめる!かっこいい~☆ 」
ヒロ「…あ、あんま笑うなよ~……(
ろろんの頬を両手ですりすりしながら) 」
[1598455] 「
ヴォイド「――(差し出されたポチ袋を掌に収め、胸元の高さでそれを見る)……あぁ、今年は良い一年になるよ。もう良い事一つ出来たしな――(袋の中身を空け、その紙を広げると)――厄年だな……(へっと笑って目を隠す) 」
ヒロ「危険な魔物退治…なんか強そうだな、いざというときは頼りにしてるよ!(ミファーに) 」
ろろん「ぷぷぷ、ごめんごめん~ (ノ)・ω・(ヾ)スリスリ(すりすりされる)ヴォイロンもお年玉貰ってうれしそう~?(請求書というものを知らないため、無垢な目で羨ましそうに見つめている) 」
ミファー「…そうかな…ありがとう。(
ろろんに) 」
ミファー「あ…そろそろ行かないと…ごめんね。(去っていく) 」
ろろん「あっ、またね~!(手を振って見送った) 」
ヒロ「ん、またなー(ミファーを見送り)坊主にするかー…(バリカンを手に取り、刈り始める) 」
ペニーワイズ「ザマァ、俺はふさふさ!(羊の毛皮でカツラを作った) 」
ヴォイド「共闘依頼?(来客用テーブルの前、年季の入った手入れ済みの赤いソファに腰掛けており、一つの単語に疑問符をつけて眉を動かす) 」
稔「カキカキ……(フロントテーブルに居座り、大量のレシートを閲覧しながら出納簿 に数字を記入する雑務を行っている) 」
グロウブ「【ビコーズ】の再建に備えた集落護衛任務……西国の総体的安全性がない現状はお前も良く知っているはずだ(黒スーツを身に纏い、喪服を象徴するような黒ネクタイが、だらしなく返り襟から全体を乗り出している)そこの人員募集だとさ。俺は団体業務に向いてないから、最近不動産で体をナマらせていらっしゃる
ウィル君なんてどうかなーってな(対面、背凭れなどにはかからず、猫背気味に体を前傾している) 」
ヴォイド「
マイテイ人襲撃集落か。その口説き方だと、剣を握ることは目に見えてんじゃねェか。生憎、西国の政情よりも、俺は寄宿舎の事で手一杯だ。護衛ぐらい
グロウブ単体でも出来るだろ 」
はらぺこあおむし「(新調したビジネススーツをきっちり着こなしてハロウィンのアルバイトをしている) 」
グロウブ「俺を千手観音と勘違いしてないか?(汗)ビコーズは風車の街だった。跡地には確かに凄絶な歴史が刻まれちゃいるが、貴重なインフラ施設に成りえる。意外と重要任務なんだよ。その依頼が俺のところにきたんだ。「断る理由」を探しに来たんじゃないか、頼むよウィル君~~~!(席を離れて
ヴォイドの脚にすがりつく) 」
ヴォイド「ダーメーだ。茶菓子でもぶん投げて黙らせろ(
グロウブを振りほどき、事務室へとスタスタ歩いていく) 」
グロウブ「うげっ!う、ウィル君~~~~!(ロビー中央に寝転がる形で吹き飛ばされ、半身を上げて
ヴォイドの背中へ向けて手を伸ばし続けた)…………(ふと、ロビー内に人物が居た事を思い出し、稔に視線が行く)…………お見苦しいところをお見せしました。業務に差支えがなかったことを祈ります…… 」
稔「……?ぁ、いえ……(同じように
グロウブと一度目が合うも、やや人見知りのように目をそらし手元の出納簿に視線を落とす) 」
グロウブ「……?(そういえばあいつ、従業員を雇っているって言っていたな。佇まいや手元の資料から、なんとなくそんな気がするが……)寄宿者の従業員の方ですよね?ウィルの知り合いさんですか?(
ヴォイドと対面していた時の声色と比べ、若干落ち着きを感じさせるトーンに落とす) 」
稔「アルバイトです。
ヴォイドさんとは…まあ、そんなところです。(記入の手を止めず淡々と作業を続けている) 」
グロウブ「
ヴォイド……あぁ、そうか。
ヴォイドか……(過去と現在での、彼の呼び名に違和感を感じ、目を細めて苦い表情を取る。ゆっくりと立ち上がり、稔のこなす作業に視線を落とす)若いのに難しい事しているんだな……どれも
ヴォイドの苦手そうな数字もんばかりじゃないか……あぁ、自己紹介が遅れました、私、こういうものでして(稔の視線の端、自身が便利屋稼業を営んでいることがわかる名刺を、スッと差し出す) 」
稔「……どうも…(一度作業の手を止め、差し出された名刺を小さな両手で受け取る)……「よろず屋」… …… …… …… ………便利屋って、儲かりますか?(※初対面との第一声としてあるまじき発言)…ぁ、失礼しました。私は、薄原稔と申します。(名刺など所持していないため、お手製のネームプレートに手を当てながら自己紹介する) 」
グロウブ「【便利屋】としての階級、依頼内容次第だな。明確に分類されている訳ではないが……マイホームを建て構えるぐらいには儲かるかもね(ネームプレートに視線を落とし、名前を記憶する)
ヴォイドも昔はそうだったよ 」
稔「マルチワークみたいな感じでしょうか?…へぇ~…それは少し興味が……?(「
ヴォイドさんも?」と首を傾げる) 」
グロウブ「同業者でね、同じ上司の元で扱かれていたよ(ハハハと笑い)雷神剣とかいう物騒なもんを担いでいるんだ。まぁ昔は傭兵稼業の嵐さ。今日もその類の話を持ってきたんだけど、振られちゃってね 」
稔「そうだったんですね…そんな話聞いたことがなかったです… ……剣…?……ああ、
ヴォイドさんが時々持ってるあの……アレ、あの人のおもちゃだと思って見過ごしていたんですが…もしかして、本物、なんです…??(話が噛みあっていない様子から、普段から
ヴォイドとはそのような類の会話を一切したことがなかった様子が垣間見える) 」
グロウブ「……?あんまり身の上話はしていないのか。だとしたら悪い事したな……まぁ、物騒な商売していた昔のお友達ってぐらいの認識で、俺の事を覚えてくれると嬉しいな。便利屋だから、何か依頼があればなんでもこなすよ。
ヴォイドの知り合いなんだ、初回サービスぐらいはさせてもらうさ 」
稔「いえ、こちらこそ… 性格上、金になる話以外は興味がなかったので、少しだけ驚きました。 …ふむ、そうですね……(ちらと手元の出納簿に視線を落としながら) 」
稔「……ここのところ、
寄宿舎の利用客数が年々増えておりまして、ありがたいことに儲け…ケホンッ、当宿も賑やかになってきたのですが…需給過多による空き部屋の確保が困難になってきたんです。そこで、
ヴォイドさんとは前々から話し合ってきていたことがありまして…「曰く付きの地下」の開拓をしようかどうか悩んでいたところです。なので、もしグロウブさんがよければなのですが、未着手の地下部屋の清掃および改築をご依頼したいです。もし人手が欲しいようでしたら
ヴォイドさんを"ボランティアとして"(強調)出動させますので。 」
レム「あの、稔さん…その件ですが、ヒロさんが今月ピンチで家賃を納めるのが極めて難しいとの相談を持ち掛けられたのですが。 」
稔「じゃあヒロさんには強制退出を命じます。(無慈悲) 」
レム「かしこまりました♪(冷酷) 」
ヒロ「やめろおおおお!!!!!(グワッシャーン! 」
グロウブ「建築関係の依頼か(専門外だけど……)まぁ
ヴォイド君という人員がいるならすぐ終わるだろ。いいよ、その改築業務の日程が決まったらさっきの名刺から連絡ちょうだい。最近仕事がなくて暇だったから助かるよ!(嬉々と笑い、手帳カレンダーに筆を走らせる) 」
稔「ありがとうございます。日程の方は
ヴォイドさんと相談した上で再度こちらからご連絡いたします。
ヴォイドさんのお知り合いということですので、作業期間中はそこの人(※ヒロ)が使っていた(※もう退出確定)空き部屋をご自由に使っていただいても大丈夫ですので、もしよろしければ。 こちらも助かりました。なにせ地下は
ヴォイドさんも私もはじめ、誰も近寄ろうとは思えないくらいの場所ですからね…なかなかに酷いです。 」
ヒロ「野宿かぁ… 」
グロウブ「雑用も業務範囲だから、気にしないで。俺も家の掃除で苦戦し続けたから、ある程度の覚悟はしながら行くよ。ま、まぁ、部屋の間借りは考えておくね(苦笑)さて、依頼は失敗しちゃったし、出直すとしますか……また来るから、その時は是非お茶を淹れてくれると嬉しいかな(「それじゃ」というようなジェスチャーと共に、コートを羽織って
寄宿舎を後にする) 」
稔「はい。それでは…(立ち去る
グロウブをお辞儀しながら見送った) 」
最終更新:2023年09月29日 14:55