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― AM11:15 バス車内 ―
ユゥ「―――――――― 」
「夢」を見ている。同じ「夢」を、なんども。
私はいつだって空っぽで、この両手には何もない。
退屈であっても、お腹が空いても、欲しいものがあっても、それらを満たすための何かがない。
だから…「夢」を見る。現実を少しでも逃避できる小さな至福のひとときを。
「夢」の中でなら何でも手に入って、何にでもなれる。幸せにだって。
いつしか希うように。馳せるように。縋るように…
何度も、何度でも、同じ「夢」を見るようになった。
きっとそれが、私の―――――――
ユゥ「―――……ん……(窓から差し込む陽光に、バスの後部席で転寝していた旅人の少女が眩しそうに瞼を開く。気が付けば視界に広がるのは、見たこともない住宅街。心なしか、同じ方向へ向かって歩いていく人の数が多くなっていることに気づいて、不思議そうに瞬きを繰り返す) 」
運転猫「んえ~…次は~、「
恣慰ヶ丘学園」。「恣慰ヶ丘学園」です。お降りのお客様は、お忘れ物のないようご注意ください。次、停まりまぁ~す。 」
ユゥ「………(学園。懐かしい響きに一瞬心が弾んだ少女は、思わずその身を乗り出すかのように背筋を伸ばして窓の外へ視線を投げうった。目的地のない旅。今もまだ「夢」の途中である少女が思わず巡り合った運命に、新たな期待を抱くように―――) 」
僕らの物語 外伝 『 Episode of "You" 』
第3章 " Catch the Moment "
― 恣慰ヶ丘学園・正面玄関前 ―
わいわい、がやがや―――――(そこは、高層ビルと見紛うほどの高い建造物が連なる学園。今日、ここでは学園祭が開かれている。その為か、学生と思わしき若い年齢層はもちろん、大人やさらに小さな子供たちまで皆一様に集い、和気藹々とした賑わいを見せていたのだった)
ユゥ「……学園祭かぁ~…!なんだかおもしろそう…♪……でも……余所者の私が参加してもいいのかな……?(見たことも訪れたこともない初めての場所。大勢の人たちが賑わう中で、自分一人だけ疎外感を感じて萎縮してしまう)……あはは…なりゆきで降りちゃったけど…や、やっぱり、やめておこっかな…?(ばつが悪そうに頬を人差し指で搔くと踵を返そうとするが―――) 」
ZNDMN「おや!?お姉さん可愛いのだ!この学園ははじめましてなのだ?僕、ずんだもん…に、コスプレしているこの学園の生徒なのだ!恣慰ヶ丘学園・学園祭へ、ようこそなのだ!(立ち去ろうとするユゥの前にさっそうと現れて距離感を詰めていく) 」
ユゥ「わっ…!?あ、え…とぉ……?は、はじめまして……(あははと苦笑いを零しながら会釈する) 」
ZNDMN「お姉さん、とぉ~~~っても!可愛いのだ!そんなお姉さんに、ぜひとも紹介したいものがあるのだ!じゃじゃーん!なんと!僕たちコスプレ同好会が出している催しで…学園祭に来てくれた人たちにコスプレ衣装の貸し出しサービスを行っているのだ!お姉さんにぴったりな衣装があるから、ついてきてほしいのだ!ほら、こっちへくるのだ~!(ユゥの手を引いて意気揚々と学園の中へ進んでいく) 」
ユゥ「えっ、あっ…?!ちょっと…あっ…!えぇぇ~~~~~っ!><(無理やり引きずられていく) 」
~ 少女、お着換え中 ~
ユゥ「―――――!(コスプレ同好会の教室。そこにある試着室からがらっとカーテンを開けて出てきたのは…可憐な制服を着こんだ少女の一風変わった姿であった)……こ、これ……学生服だ……!(でも……確かに可愛い、かも……♪)(身に纏う自分の衣装を見回すように体を何度も捻りながら視線を落としている) 」
ZNDMN「うんうん!やっぱり僕の目に狂いはなかったのだ!お姉さん、イケイケにイケてるのだ!最高なのだ! 学園祭が終わるまで、学園内ならその衣装で歩き回っても大丈夫なのだ!楽しい学園祭をエンジョイしてほしいのだ! それじゃあ…コスプレ代、500円になりますのだ! 」
ユゥ「Σえぇっ!?お金取るの!?(やられた!いつかの
リューズ島のネジの町で体験したような悪徳商売にしてやられたとショックを受けるが、渋々財布から硬貨を取り出すのだった…) 」
小太りの男子生徒「むほほwwwwwwwwwこれはこれはwwwwwwwwwwwwwwコスプレ部の可憐なる期待の新入生ですかなwwwwww????フォカヌポゥ!!!!ハァハァ…………(瓶底眼鏡を光らせ、廊下からユゥを眺めている) 」
ユゥ「はぁ……(なりゆきでこんな目に遭った自分を卑下するように苦い笑みと共にため息をつく)……でも、学校かぁ……学生時代の気分をもう一度味わえるなんて、なんだか夢みたい。せっかくなんだから、思い切って堪能しちゃおうかな…?(とはいえ、見ず知らずの学園。それもかなり一般の学園のイメージからかけ離れたスケール。右も左もわからない迷宮のような通路に、どこへ行けばいいか迷ってしまう) 」
ユゥ「……!あ、あのっ…!すみません!(そんな時だ。偶然目の前を通りかかった人影に振り返り道を尋ねようと声をかけるが―――) 」
あなた「―――――― !! (少女が声をかけたその人物は、偶然か必然なのか、あの
「あなた」だった。中世的な外見をした「あなた」は今回、男子高校生の制服を着て一人の女子生徒と出会う。「あなた」は無の表情で驚愕したように硬直する。どこかで既視感のある表情。声。仕草。最初はそっくりさんだと思い込んだが、すぐにそれは確信へと繋がったように、「また会ったね」と手を上げた) 」
ユゥ「―――― ! (それは、少女も同じだった。偶然の出会い。そう何度も訪れるものでもない。はじめは気のせいだと思い込んだが、
「あなた」の目を、そしてこちらにむけた反応を見て意外そうに目を丸くしたのだった)……うそっ……どうして、「あなた」が……!? 」
ヒカリ「ふふふ~♪学園祭って初めての響きだけど…なかなか悪くないわね…!クレープにチュロス…甘いでざーっとがたくさん売ってて、ついつい目移りしちゃうわ…♪……あ!(女子学生服を着こんだ金髪の少女。その両手には催しで解雇こんだであろうデザートを握りしめていたが、仲間である「あなた」の背を見かけて歩み寄ってくる)あなた、こんなところにいたのね。ちょうど探してたところ…よ……?(そこに、「あなた」の視線の先にいるユゥの姿を見て小首を傾げる) 」
ユゥ「……?(更に現れた金髪の少女に、合わせるようにこちらも首を傾げる。知り合いなのだろうか?そう判断してぎこちなく会釈しようとする) 」
ヒカリ→ホムラ「―――あれ!?ユゥちゃん!(すると突然、金髪少女の体が光に包まれて、ユゥにとって見覚えのある赤毛の少女が姿を現した)わあ、奇遇ですね!この学園でもお会いできるなんて、びっくりしましたよ…! 」
ユゥ「えっ…!?えっ、えっ……ええぇっ!?(瞬きと共に変貌を遂げたヒカリとホムラの姿に仰天する)ほ…ホムラちゃん…?ま、まって……今の、どういうこと……?? 」
天王寺璃奈「えぇ~っと……今の娘は、ヒカリちゃんで、今はホムラちゃん。二人は、実は互いの体を入れ替えることができるみたいなんだ。私も知ったのはついこの間のゲームショウの時なんだけどね…(などと解説しながらホムラの背中からひょこっと顔を出す)ユゥちゃん、また会ったね。璃奈ちゃんボード、ハッピー♪〖* >▿< *〗 」
ヒロ「お、奇遇だな。久しぶりだな、ユゥちゃん(ユゥに声をかける) 」
メディ「ユゥ様、またお会いしましたね。二度あることは三度あると言いますが…よもやこの学園祭でも再会することになるとは思いませんでした。そのご様子ですと……ユゥ様も我々と同じく旅の途中でふらりとこの学園に立ち寄った流れになりますでしょうか?制服、大変お似合いですよ。(ニコリとほほ笑む) 」
ユゥ「あっ…!璃奈ちゃんに、ヒロさんに…メディちゃんも…! そ、そうだね…っ!すごい偶然…!私もびっくりしちゃった…!それに…ヒカリちゃん…っていうの?新しい仲間ができたんだね…♪えと、伝わっているかわからないけれど…私はユゥ。はじめましてだね、ヒカリちゃん…♪ 」
ホムラ→ヒカリ「そうですね!ぜひぜひヒカリちゃんとも仲良くしてあげてください♪あむっ♪(ヒカリに切り替わる直前に手にしていたソフトクリームを啄む)ちょっとホムラ~~~~!私が買ったソフトクリームしれっとつまみ食いするな~~~!💢 ……ええと…ヒ、ヒカリよ…。その、こちらこそ…よろしく…。貴女のことは、ホムラの中にいた時から見ていたわ。 」
ニシキノ「そして私は!!!錦野祐紀!!!しがないフリーライターだが絶賛彼女募集中だ!!!そこのヤスタニ君よりもビジュアルはイケてる方だ!!!(いつの間にかヒロの横で自信満々に仁王立ちしている) 」
秀太院「そして科学部だッ!!!( ク ワ ッ )(ニシキノに次いで現れるマッドなサイエンティスト) そこな娘!!科学に興味はないか!!? 」
サトミ「もう変に人を巻き込むのはやめましょうねー(秀太院の耳を摘まんで引きずっていく) 」
秀太院「んあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛我が科学部の科学力は世界一イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ(強制フェードアウト) 」
ユゥ「ふわっ、そうなのっ…?ホムラちゃんとヒカリちゃん…お互いに体を入れ替えても、心と体は繋がっている感じなんだ…不思議だね…♪うんっ、こちらこそよろしくね…♪ あ、ははは……(ニシキノや秀太院などのにぎやかな面々に苦笑を零す)……そういうみんなも、制服を着て楽しんでるみたいだね。私はまあ…ちょっとなりゆきでここにきちゃったんだけど…初めての場所で道に迷っちゃって…… その…もしよかったら、今回も一緒についてっていいかな…? 」
あなた「……♪(「もちろん!」と肯定するように大きく頷いてみせる) 」
ぐぅぅぅ~~~~~……(その時、誰かの腹の虫が大きくなった)
天王寺璃奈「……ヒカリちゃん、あんなに食べてもまだお腹空いてるんだ……〖 ゜▿゜ 〗 」
メディ「ヒカリ様、さすがにカロリーを摂取しすぎですよ。間食はそこそこに控えないと… 」
ヒカリ「いや私じゃないからっ!!そんな食いしん坊キャラじゃないから私っ…!💦 」
ユゥ「…………………………ごめん……今の………わたし……っ…///(お腹を両手でさすりながら恥ずかしそうに赤面し委縮する)そういえば今日は朝からずっと何も食べていなくて……あはは……っ……💦 」
校内アナウンス「ピン、ポン、パン、ポーン♪ ――― 学園祭にお越しの皆様へご案内です。ただいまから、学園食堂にて、理事長によるスペシャルなメニューがいただけます。ご興味のある方は、ぜひ学園食堂までお越しくださいませ~♪ 」
メディ「おや…?ちょうどいいタイミングで吉報のようですね。そろそろお昼時ですから、今から食堂で昼食をいただきましょうか。 」
天王寺璃奈「いいね♪ユゥちゃんも一緒に食べよう…♪〖* >▿< *〗 」
ユゥ「う、うんっ……!(「あなた」たちとの再会を経て、先ほどの緊張感が一気にほぐれていくことに気づかないまま、気が付けば口角を上げてみんなと廊下を歩いていくのだった―――) 」
― 恣慰ヶ丘学園・4F・学園食堂 ―
ユゥ「ここが学校の食堂…!すごいなぁ~…私が通っていた学校はこんなに大きなところなんてなかったから… お金持ちの学校って、こんなにすごいんだ…… 」
天王寺璃奈「私が通う虹ヶ咲学園の食堂も結構広い方だけど…ここの学園も確かにすごいかも… 人がたくさんいても、座れるところはちらほらあるみたいだね。……あ、さっきの放送で言っていたスペシャルメニュー…あそこで注文できるのかな?行ってみよう…♪璃奈ちゃんボード、わくわく~♪〖*╹▿╹*〗 」
ヒロ「ほぅ、スペシャルメニュー………争奪戦って展開とかないよな? 」
我望光明「 やあ、いらっしゃい! (厨房に立つ男性が列に並ぶ「あなた」たちを迎え入れる)…おや…?見かけない顔だね…それにうちの制服とも違う…そうか!はるばるこの学園祭に参加してくれた客人か!ハハハ…!ようこそ、我が恣慰ヶ丘学園へ!私は、当学園の理事長を務めている『 我望光明 』だ。(強面だが、客人たちを快く迎え入れるような朗らかに微笑みを浮かべる) 」
天王寺璃奈「えっ…!?り、理事長さん…!?わぁ…理事長さんがコックの姿で厨房に立ってるなんて…なんだか斬新かも…?〖*゜o゜*〗 」
ペンギン「社畜、舐めるな・・・!!(大量の米を洗米) 」
我望光明「ハハハ…!なぁに、これも生徒たちとの距離を縮めるための友好的趣向みたいなものだ。私はこの学園や生徒たちを愛しているからね。もちろん、わが校にわざわざ足を運んでくれた君たちのような客人たちも然り!さあ!まずは腹を満たしたまえ!今なら300円でうどんからスープまで、汁物をメインに揃えている!腕によりをかけて作った私のスペシャルなメニューだ。存分に味わっててくれ! 」
ヒカリ→ホムラ「わあ…♪物凄く香ばしい香りがします…♪私、このきつねうどん…?というものが気になります! 」
ユゥ「じ、じゃあ私もそれにしようかな…?理事長さん、きつねうどんをお願いしてもいいですか? 」
天王寺璃奈「素敵な理事長さんだ…♪いい学園だね…… あ、カレーもあるんだ…!じゃあ…カレーとコンソメスープで…!〖* >▿< *〗 」
あなた「……♪(味噌汁とミソスープの味噌味噌セットを注文) 」
至郎田正影(料理長)「ドーピングコンソメスープだ…… 」
アーニャ「アーニャ、カリカリベーコントッピングのオムライスで 」
首領パッチ「うおわぁあ至郎太出たああああああああああああああ!!!!(反射的に至郎太とついでにアーニャにビンタしてしまう) 」
至郎田正影&アーニャ『(あ、いた)』
シェフ「(カリカリベーコントッピングのオムライスに醤油をドバドバかけたものをアーニャに出す) 」
ヒロ「俺はカレーうどんとコンソメスープをいただこうかな? 」
アーニャ「(だるだるだるだるだる)(なんでこいつここにもおんねん) 」
我望光明「よぉし!じゃあすぐに用意するから待っててくれ…! 」
ホムラ「ん~~~~~~っ♪ おいしい~~~っ♪これがおうどん…御出汁がとっても染みていて…あったかくて美味しい…♪(きつねうどんを幸せそうにすすっている) 」
天王寺璃奈「ほんと、あの理事長さん…料理が得意なんだね。このカレーも甘すぎず辛すぎずで美味しい…♪〖* >▿< *〗 」
あなた「 ゴクッ ゴクッ ゴクッ (味噌汁とミソスープを交互に呑み比べしている) 」
ユゥ「ねっ…♪すごく染み渡る美味しさ…これで300円はすごいね…♪ 」
メディ「厨房の方のお話によれば、普段の学園生活においても生徒たちのために栄養バランスにも気を配って理事長自らが献立を考案しているみたいですね。本当にこの学園を愛している心意気が伺えてますね。(食事がとれないため、一同の隣に座っては、校内マップに記載された理事長挨拶の項目に目を通している) 」
ヒロ「これで300円………学生の味方とも言えるな… 」
――――― あかん!!どないしよ~~~~っ!!(その時、にぎわう食堂の広場に少女の悲痛?な叫びが響き渡る)
あなた / ユゥ『……? / 今の…なんだろう…?(大声のする方へ振り返ってみる)』
千夏「やってもうた~~~~~!!ライブステージの予約書類…提出してたと思うたらうっかり学園祭の参加証明書の方やったなんてぇ~~~~~!!やらかしてもうたーーーーー!!!!><(食堂の真ん中の席にて、三人組の少女たちのうち約一名が頭を抱えて大げさに叫んでいた) 」
アリア「千夏ちゃん落ち着いて…っ!で、でも……ということは…今からライブステージを抑えることは難しいってこと……?(ピンク色の髪をした少女が千夏を宥めようとしている) 」
南宮羽「いや~無理でしょ~。ライブをやりたいグループなんてたくさんいるわけだし、今からゲリラ的に参加ってのはもう無理なんじゃない?は~ぁ~~~!ちなっちゃんの可愛いいドジっぷりがまさかこんなところで炸裂しちゃうなんてねぇ~~~~?ニヤニヤリンチョ♪(タコさんウインナーを思わせる独特の髪形をした黒神の少女が
小悪魔的な嘲笑を浮かべている) 」
千夏「なんや羽!!こないな時までウチのことおちょくるんか!てか!あの書類書いたの…リーダーの羽やん!なんでウチに提出を押し付けてきたんや!!……ハッ…!さては…ウチがどーせヘマするのを見越してたんやないやろうなあ!? 」
南宮羽「んえぇ~~~~?なんのことかなぁ~~~?でもでもぉ~~?やらかしたのはちなっちゃんなわけだしぃ…?てなわけでぇ!バツゲ~~~~ム!!食堂名物のロシアンたこ焼きぃ~~~♪中にはわさびたっぷりのたこ焼きが…!最初の一口で回避できたら許してあげるよんっ♪ 」
千夏「は~~~~~?何が罰ゲームや!!ご丁寧に最初から用意していたとかやっぱりしこんどったやろ!!ウチがこんなんに屈すると思ったら大間違いや!見ときや!! パクッ―――――ん゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ゛!!!!!!!!!!!!!!!!( 悶 絶 ) 」
アリア「ああ!千夏ちゃん大丈夫!?お、お水飲んでっ!ほらっ…! 」
南宮羽「いやぁ~~~!最初の一口で大当たりを引き当てるなんてぇ~、やっぱりちなっちゃんは持ってるねぇん♪ニヤニヤリ 」
千夏「ゴクゴクゴクゴクッ…プファ…っ!羽ぅ~~~~~~ッ!!!💢 💢 この悪魔!人でなし!!酷いわあ!!人の心とかないんか!?この恨みいつか晴らしたるでなぁ~~~~ッ!!プンスカ 」
ホムラ「あはは……なんだか仲良しだね、あの三人組(苦笑いしつつも遠めに三人の少女たちを微笑ましそうに見つめている) 」
ペンギン「あ、お前注文外の行動を取ったから左遷な。(ミハリを文字通り出す) 」
天王寺璃奈「あの娘たちもこの学校の生徒…なのかな……?あれ…?でも一人だけランドセル背負ってる……まさか…実は小学生だったり…とか…?愛さんが反応しそう…〖 ˙-˙ 〗(何) 」
我望光明「おやおや…君たち、大丈夫かね?なんだか深刻そうだが…良ければ話を聞かせてくれないかね?(三人の様子が気になったのか、厨房からわざわざ出向いてくる) 」
アリア「あっ、理事長さん…!すみませんっ…!実は…今日の文化祭の最終日に、私たち『 妄想エンジェル 』のライブを行う予定だったんですが…アクシデントで提出書類を間違えちゃったみたいで…それで、ライブ会場を抑えることができなくなっちゃったんです…。せっかく今日のためにいろいろ準備してきたのに、こんなことになるなんて…… 」
我望光明「ほぅ…!?それは一大事だな……確かに、ライブ披露をしたい生徒はいっぱいる中で、人気のライブステージは予約が殺到していた。残念ながら割り込ませることはできないが……そうだな………おっ!そうだ!(閃いたぞと言わんばりに合いの手を打つ)ちょうど、午後の部の14:30-14:45…その15分間だけ、イベント用に開放していた体育館が使えるはずだ。そこをライブ会場として抑えることができるかもしれないが…どうかね? 」
千夏「ほ、本当か…!?ウチらのためにそんな……理事長さん、めっちゃ良い人やん……!!✨ウチらとしてはライブができるなら場所は選ばへん!設けてもらえるだけ感謝感激やわ! 」
ヒロ「おん?(璃奈の言葉を聞いて千夏を見る)なるほど、飛び級か? 」
南宮羽「理事長さん、お気遣いいただきありがとうございます…!そういうことでしたら、ありがたく利用したいのですが……ライブステージと違って、体育館のステージは本来ライブ用として設けられていないはず…つまり、少なくとも準備は必要なはず… 今は12:30を切っていて…ここから二時間後の14:30にライブをスタートさせるにしても…三人だけじゃ準備にかなり時間がかかっちゃう…下手をしたら、ライブどころじゃなくなるかも……どうしよう……っ…南宮羽「理事長さん、お気遣いいただきありがとうございます…!そういうことでしたら、ありがたく利用したいのですが……ライブステージと違って、体育館のステージは本来ライブ用 」
あなた「………(それから三人組のことが気になってずっと視線を向けたままだったが、いたたまれなくなった「あなた」は席を立ち、彼女たちの元へ歩み寄っていく)……!(自分に親指を突き立て、「手伝わせてほしい」と視線で訴える) 」
ユゥ「ふふっ…♪「あなた」ならきっとそうすると思ってた。うん、私もよければ準備のお手伝いをさせてほしい。(「あなた」へ続くように彼女たちへ声をかける) 」
天王寺璃奈「ライブ…もしかして、アイドル活動…!?それなら、スクールアイドルとして私も手伝いたい…!君たちのライブ…すごく気になるから。ヒロさんも、いいよね?〖*`・ω・´*〗 」
アリア「きゃっ!?えっと……あなたたちは……?えっ…!もしかして、準備を手伝ってくれるの…!?嬉しい…♪羽ちゃん、千夏ちゃん!親切な方たちのおかげで何とかなりそうかもだよ! 」
ヒロ「あぁ、もちろん! 俺たちに任せておいてくれお嬢ちゃんたち。 」
千夏「ほんまかいな!?な…なんや思い通りに事が進みすぎ取るような…!ゆ、夢やあらへんよな!? 」
南宮羽「夢だと思うならほっぺたつねっちゃおうか?うりうりぃ~~~♪ 」
千夏「ほあほぉ~~~!はひふんやはほふう~~~~~!!(ドアホ~~~~~!何すんやアホ羽~~~~!!) 」
我望光明「おおっ!君たちはさっきの客人!ははは…!君たち、良かったじゃあないか!困った時は手を差し伸べ合う…我が校の生徒にも見習ってほしい美しい友情だ!君たちのライブが無事に成功することを祈っているよ!体育館の手配は私がしておこう。あとで私も君たちのライブを見に行くから、しっかり準備に励みたまえ!(この場を「あなた」たちに任せ、満足そうにうなずきながら厨房へと戻っていく) 」
アリア「理事長さん、ありがとうございます…!(立ち去る我望に三人同時に深くお辞儀する)……えっと…さっきは、声をかけてくれてありがとう…♪私は『 アリア 』だよ♪よろしくねっ☆ 」
南宮羽「いやぁ~声をかけてくれるなんて嬉しいよ。本当にありがとね~♪あっ、自己紹介しておかないとだねぇ~?ボクたちは『 妄想エンジェル 』ってアイドルグループしてるんだ。ボクはリーダーの『 南宮羽 』(なんぐう ゆう)だよん。こっちはVo.担当のアリアちゃんでぇ~…んで、こっちのドジッ娘ちゃんは作曲担当のちなっちゃんだよぉ~ん♪ 」
千夏「ちょい羽!初対面の人らに変な紹介すなー!ええと…う、ウチは『千夏』や…!このタコさんウインナーみたいなやつの言うことは聞いちゃあかんよ!?助け舟を出してくれたことは恩に着るわ♪ウチらほんまにもうダメやと思うたわぁ~~~~…! 」
ユゥ「アリアちゃんに…千夏ちゃんに…羽(ゆう)ちゃん…?あはは、私も『ユゥ』っていうの。同じ読み方をする人と会うのは初めてかも…♪ 」
南宮羽「えっ、ほんと!?じゃあユゥちゃんユゥちゃん…ボクに代わって妄想エンジェルのリーダーやってくれる?業務内容としてはぁ~…おもに危なっかしいちなっちゃんのお守りだよん! 」
千夏「こら羽!!!!……あ、ちゃうで…?ユゥちゃんやなくて、ウチんとこの羽(ゆう)のことでな……??ああんもうっ!!羽とユゥでややこしいわ!!もう今回は羽のことはタコさんウインナーでええやろ!! 」
南宮羽「酷くなあい!?ちなっちゃんがボクとユゥちゃんの名前をイジってくるんですけどぉ~~~~! 」
ユゥ「あははは……(苦笑) 」
天王寺璃奈「妄想エンジェル…聞いたことないけど、三人ともすごく可愛いから、どんなライブをするのか物凄く気になってワクワクしてきた…♪私は、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に所属している天王寺璃奈。よろしくね…♪〖*╹▿╹*〗 」
メディ「わたくしはメディと申します。妄想エンジェルの皆様、よろしくお願いします。……………ジー…(そんな中、三人の中でアリアだけを凝視する) 」
アリア「スクールアイドル…!?知ってるよ!学校でアイドル活動の部活をしているんだってね!全国にある学校に、そういう部活動があるって聞いて…今の時代はアイドル活動が少しずつメジャーになってきているんだなって…!そういう人に会えるなんて、私もうれしい♪こちらこそ、よろしくね………?(璃奈の発言に意気揚々としていたところに、メディからの視線が気になって思わず首を傾げてしまう) 」
メディ「……!ああ、いえ…すみません、お気になさらず…。(アリアの反応を伺い首を垂れる) 」
ホムラ「ふふふっ…すぐに打ち解けたみたいでよかったね…♪じゃあ、早速その準備に取り掛かりましょうか…!時間も迫っているみたいだし…? 」
千夏「せやな!ほな、早速午後のライブに向けて準備に取り掛かるでぇ~~~!! 」
『 『 『 おおおぉぉぉ~~~♪♪♪ 』 』 』
― 恣慰ヶ丘学園・10F・体育館フロア ―
南宮羽「―――……ってなわけでぇ~…?親切な理事長さんの手配で無事に体育館フロアのステージを貸し切ることに成功したものの…ボクたちで1からライブ会場の設営をしないといけないわけなんだけどぉ~…ん~…こういうのってどっから始めたらいいのかな~…(顎をさすりながら天井を仰ぎ見る) 」
天王寺璃奈「あ…それなら、任せてほしい。私、スクールアイドル同好会でよくライブ会場の設営を担当しているから。 大きく別けても…舞台、音響、照明などの設置に…客席側の設置や、更に見栄えを良くするための装飾とかも必要になってくるかな。幸い、必要な機材などはこの体育館に常備されているみたいだから…まずは必要な機材を引っ張り出したり、ちゃんと機能するかどうか確認をしないとだね。 」
ホムラ「そういえば…ゲームショウの時だって、璃奈ちゃんはいきなりステージに立って即興でライブを披露していたもんね…!歌って踊れるのはもちろんだけど、その為に前もって何をすればいいのかすぐに行動に出るなんて、普通に考えてもすごいことだよ…♪ 」
千夏「ほえ~~~~…!璃奈ちゃん、ほんまもんのプロフェッショナルやん…!いきなりのスタートから的確な動きを指示できるなんて、すごいわぁ~!ほ、ほんなら…!音響の方はウチに任せてーや!それ以外のことはからっきしわからんけど、音響の調整ならウチの十八番や! 」
アリア「うんうんっ♪プロの作曲家の千夏ちゃんのお陰で、私たち妄想エンジェルだっていつも助けられているからね…♪ 」
千夏「てぇへへ~…♪アリアちゃんよしてぇ~なぁ~…♪人前でそんな褒められてもうたら、どない顔したらええんか…ウエヘヘh…(クネクネ) 」
南宮羽「ちなっちゃんは褒められたらめっちゃ伸びるタイプだからねぇ~♪身長は伸びないけど…プークスクスwww 」
千夏「うっせえうっせえうっせえわ!!!!! 」
メディ「では、わたくしは照明機材の点灯確認と調整作業の方を担いましょう。璃奈様のスクールアイドルでの活動記録を参考にすれば、ライブ中の演出プランも安易に出来上がるかと思います。 」
ユゥ「じゃあ…私は装飾のお手伝いをしようかな?機材の設置や調整なんかは詳しくないけど…アイドルのライブに相応しい可愛い雰囲気づくりなら、私にもできるかも…♪ 」
ホムラ「ええと…舞台設置…?っというのですか?おそらく力作業になるのなら、私はそっちを手伝いますね。よければヒロさんも手伝っていただけますか…? 」
あなた「……♪(客席なら任せてと勢いよく挙手する) 」
南宮羽「うんうん…各自すぐに分担できてまずは一安心だね。でも、各工程に時間をかけすぎるとライブに間に合わなくなって本末転倒になる…こういう時は全体を俯瞰してその都度スケジュールの調整を行ったり、全体の出来栄えを客観視することも必要になってくるから……ボクは舞台監督に回ろうかな。部隊が完成した後のリハーサルから本番までの進行管理も考えないといけないからね~。 」
千夏「確かに…そういうことなら羽の得意分野やわ。案外こういう全体をまとめるリーダーのポジションってのも大事になってくるしなぁ…… 」
ヒロ「あったりまえよ!(ホムラに対し)力仕事なら任せときな! 」
モア「はい…妄想エンジェルに移住しましても、一生懸命に…(自ら率先して設営に勤しむモーソー族(ファン)の鑑) 」
南宮羽「伊達に妄想エンジェルのリーダーを長く務めてきたわけじゃないからね☆ じゃっ、各自早速作業に取り掛かろう! 」
20分後―――
千夏「っしゃ…メインスピーカーとの接続は完了や…!このまま音量バランス調整、イコライザーでの音質補正… マイクとアナライザーの方も確認せなあかんな… アリアちゃん、マイクの調整と、ハウリングやノイズが発生しないかテストしてくれる? 」
アリア「オッケー♪早速ステージに立ってみるね!(マイクを手にステージへと駆け上がっていく) 」
メディ「サスペンション、それからサイドスポットライトにホリゾントライトの移動調整と点灯確認完了。 客席側のボーダーライトの調整も終えましたら、今度は照明オペレーションの工程を企画しないとですね。(舞台上に立って周囲に設置された照明機材に目を配っている) 」
ユゥ「ふふっ…♪こういう工作をするの、本当に学生時代の時以来で結構楽しいかも…♪(色紙で装飾を作ることに夢中になっている)………それに……こうやってみんなと一緒にひとつのことに向き合うのも、なんだか懐かしい気分。こういうこと、昔にもあったなって…(各々の作業光景ひとつひとつに視線を向け、どこか微笑ましい気分に思わず口角が緩やかに上がった) 」
ホムラ「んしょっ……!(パーティションをスライド移動させる)ヒロさんの方も順調ですか…?璃奈ちゃんって…こういう大掛かりなことをやってのけたんですよね…すごいなぁ… 」
あなた「……!💦(客席側に特に必要のないゴミ箱を無駄に多く設置しようとして璃奈に注意されている) 」
はらぺこあおむし「(ライブ会場でハロウィンのアルバイトのリハーサルをしている) 」
南宮羽「ん~~~…みんな要領よくテキパキやってるのはいいんだけど…やっぱり人手の足りなさがネックだなぁ~… このままの進捗だとリハーサルができるような余裕もなくなっちゃうし、最悪ぶっつけ本番になるかもしれない… いや、下手したら当初設けられていた15分間のライブがたったの5分…つまり一曲だけ披露してすぐ終わり!ってことになりかねない… 」
天王寺璃奈「そうだね…それは……私も同じこと思ってた… 急な決行から物凄く限られた時間での準備だから、それをまかなうにしてもやっぱりもう少し人手は欲しい… けど、私たちは結局部外者だから、学校の先生たちや生徒たちに声をかけるなんてとてもできないし……って、あれ…?そういえば、羽ちゃんたちはこの学園の生徒なの…? 」
ヒロ「こっちも順調よ(音響機材を片手に)さすが璃奈ちゃん…って感じだよな。すごい子だよ、あの子は… 」
南宮羽「え?全然!(即答)でも、この学園の生徒たちにね…ボクたちのファンであるモーソー族が何人かいて、その子たちからぜひ学園祭でライブをしてほしい!ってお願いされちゃって。ボクたちってほら、もともと地下アイドルから始まって…今もまだその域を抜け出せていなくて…もっともっと知名度を上げる必要があるんだ。だから、ライブを求めてくれるファンの人たちの期待に応えたいし、それでもっといろんな人に知ってもらえたら嬉しいじゃん♪ニシシッ♪ 」
ホムラ「そういえば…あの子(あなた)が初めてこの冒険に出ると決めた時…最初にそばにいたのは璃奈ちゃんとヒロさんでしたよね…?璃奈ちゃんとは既にお友達みたいだったみたいだけど…もしかして、ゲームショウの時みたいなライブをずっと見ていたりしていたの…?(ヒロに) 」
天王寺璃奈「そうだったんだ…でも、その気持ち、すごくわかる。私たちは虹ヶ咲のスクールアイドル同好会って名前だけど、ほんとは実際のライブはソロでの活動なんだ。みんな最初はいろんな人に自分のことをとにかく知ってもらおうって、いろんなことに挑戦して、ライブを披露して…お互いにライバルだけど、仲間として時に支え合って… スクールアイドルの大変さと、楽しさを体験してきたんだ。だから、地下アイドルをやってきた羽ちゃんたちの気持ち…ものすごくわかる。〖*╹▿╹*〗 」
南宮羽「璃奈ちゃん~…!そんな…ボクだって嬉しいよぉ~…!限られた場所や限られた時間でいろいろやりくりして、そうやってライブを披露で来た時の達成感とかさ…何にも代えがたいものを得られるよね…♪ちなっちゃんもアリアちゃんも…ボクの妄想を実現したいってわがままにここまで付き合ってくれた。だから…どんなライブだって、必ず成功させたい。ボクたち妄想エンジェルが、いつか本当に空に向かって羽ばたけるように、今は目いっぱい助走をつけなくちゃ…!あ、そうだ!良かったら後で連絡先交換しよっ♪ボクも璃奈ちゃんたち虹ヶ咲学園のライブ配信、見てみたいし! 」
天王寺璃奈「羽ちゃん……(ここまで熱く、本気で語るなんて…本当にアイドル活動が大好きなんだ… なんだか侑ちゃんのこと、思い出すな…)うんっ、もちろん…♪〖* >▿< *〗 」
ヒロ「そうだね。元々彼女を………彼女たちのことを応援していたからね……いつだって、熱いライブだったさ。(ホムラに) 」
ユゥ「千夏ちゃん、こっちの装飾はこんな感じでどうかな…? 」
千夏「ファッ!?めっっっっっっちゃ可愛いやん♪♪ユゥちゃんのセンス最高やわっ♪おおきにな!その調子で残りの箇所も頼むわ~!………てか、ほんま堪忍な… ウチがドジやらかしたせいで、ユゥちゃんたちまでこんなえらいことに付き合わせてしもうて… ぐぬぬっ……羽の奴ぅ~~~!そもそもあいつがウチに書類の提出を任せるからあかんのやわ! 」
ホムラ「そうだったんだ…♪じゃあ、ヒロさんは璃奈ちゃんの…ファン…ってことですね♪(ニコニコと微笑む) 」
ユゥ「……クスッ…♪千夏ちゃんと羽ちゃんは、本当にとっても仲が良いんだね…♪ 」
千夏「は、はぁ~…!?そ、そないわけあるかっ…!羽はウチのことしょっちゅうからかってばっかやで!あの悪知恵の働きぶりを他のことに活かしてほしいくらいや!この間なんか、バ先の喫茶店にアリアちゃんと一緒にけしかけてきてわざとくっそややこしい注文してウチを困らせたねん!ほんっま…あのアホ羽…いつもいつもしょうもないことばっか…くどくど… 」
ヒロ「まぁ、そうなる…かな。あの子のひたむきさに惹かれた……そんな感じかな。あの時のライブで、ホムラちゃんにも伝わったよね… 」
ユゥ「ふふっ…いいなぁ…冗談を言い合えるくらい仲良しなんだ…♪きっと、書類の件も…千夏ちゃんのことを信頼して任せたんだと、私は思うよ。だって、信用できるかどうか不安な人に、大事なことを任せたりなんて、普通ならしないはずでしょ?羽ちゃんは本気でこの学園でライブを従ってるように見えた…だから、千夏ちゃんがうっかり提出し忘れることを見越して、それでからかってやろうなんて、私は思わないかな…。 」
ホムラ「はいっ♪生まれて初めての、アイドルという存在のライブ活動…楽器演奏をする方たちのそれとは違う、トキメキを感じました…!きっと…あの娘たち…妄想エンジェルと言いましたか…?彼女たちのライブも素晴らしいものになるって信じてます…♪ 」
千夏「…えっ…?あっ……(ユゥの推察に、怒り心頭仕掛けた頭の熱が冷めていく実感がした) 」
千夏「………ウチや、アホでバカなのは… もしそうなら、ウチは羽の期待を裏切ったことになる…… 」
ユゥ「……大事なことに気づけて良かったね。あとで、ちゃんと謝ろう…?きっとその"想い"は伝わるはずだよ…♪ 」
千夏「……うん……うんっ…!せやな…!おおきにな、ユゥちゃん!ウチ、あとでちゃんと羽に謝るわ…!どえらい迷惑をかけてしもうたんや…せめてこの準備をしっかり終えるっていうケジメつけてからや! 」
ユゥ「その意気だよ、千夏ちゃん…♪ 」
アリア「 ♪ ~ (ステージ上でマイクを手に少女が歌う。その透明感のある歌声は体育館一帯に透き通るように響き渡っていく) 」
ヒロ「俺も信じてるさ。そのためにも、この準備をしっかりとしないとな!(フッ、と笑みを浮かべ) 」
メディ「 ジー…… (音響機材を両腕に抱えたまま、マイクテストとして歌っているアリアの背中を見つめている) 」
アリア「ふぅ……こんなもんかな…?ハウリングはしていないけれど、もう少しボリュームを上げた方がいいのかも……?(ふと背後からの視線を感じたのか、ゆっくりと振り返りメディと視線が合ってしまう)……あ……?え、とぉ……ま、マイクの音量……大丈夫そう……かな……?(無表情で凝視するメディの視線に苦手意識を抱いているのか、どことなくぎこちない口調で尋ねる) 」
メディ「 ジー…… (見てる) 」
アリア「……?!も、もしかして…逆にボリューム大きかった…?それとも、ノイキャンとか入ってたり…!?(恐る恐る) 」
メディ「 ジー…… ( 見 て る ) 」
アリア「(はわわっ……こ、これが無言の圧力…!?私、何かしちゃったかな…?💦)…ぁ~…ぇっと……も、もしよければ……ダメなところがあれば教えてほしい…かも……です……(一寸も表情を変えないメディの謎の視線に圧力を感じ、次第に声音が尻すぼみになっていく) 」
メディ「…………いえ…マイクの音響設定については申し分ないと私は判断します。人間の聴力に影響を及ぼさないほどのちょうどよい設定がなされていると思いますよ。ただ……これは作業には関係しないことで恐縮なのですが、わたくし個人の意見としてお伺いしたいことがございまして…… 」
メディ「……アリア様……貴女は、ひょっとして――――――― 」
――――― ガ ッ シ ャ ア ア ァ ァ ァ ア ン ッ ! ! ! (突然、体育館フロアの出入り口にて、扉が破壊される大きな衝撃音が室内一帯に轟いた)
千夏「な、なんやっ急に…!?どえらい音がしたで!?なんかトラブルか…!?(出入り口の方角へがばっと振り返る) 」
ゴツン…ゴツン…ゴツン…――――― ッ ! (破壊された扉と共に室内へなだれ込む硝煙。その奥から徐々に高鳴るのは地を踏み鳴らす足音。煙の中に亡霊が如く浮かんだ黒い影の輪郭。その正体が、ついに体育館へと踏み込まれる―――――)
サジタリウス・ゾディアーツ「―――――――― ゴ ツ ン ッ … ! (彼女たちの前に姿を現したのは、人間ではない。異形を成した怪人である。その左手に漆黒の穹を携えた、人型の化け物。物々しい外観とオーラを放つ存在が、平穏な学園に突如として恐怖を齎そうと歩み迫る――――) 」
あなた「―――― ! (突然の怪人の来襲を前に、防具(ゴミ箱)から肢体を伸ばした形(なり)のまま立ちはだかるように身構える) 」
天王寺璃奈「……!なに、あれ…っ……?(見るからに物々しい雰囲気を醸し出す謎の怪人の登場に思わず身が竦む) 」
ユゥ「……?あの人も……もしかしてコスプレか何か、なのかな……?(で、でも……何だろう…ものすごく嫌な予感がする……) 」
南宮羽「……コスプレ部のただの嫌がらせならまだいいんだけどねぇ…ありゃなんかちょっと違うかも。(いつもの人を揶揄う様な態度から一変、毅然とし佇まいで怪人を睨み付ける) 」
サジタリウス・ゾディアーツ「………―――――― ブ ワ ァ ッ ! (体育館内にいる面々に視線を向けた直後、その場で何かを撒き散らすように片腕を振るうことで、その手中からどす黒い靄…あるいは星雲ともいえるような黒く奇妙な物体を周囲に散布させる) 」
ヒロ「な、なんだありゃ…!? 」
ダスタード『 シ ュ バ バ バ ッ ! ! (奇妙な星雲から生まれ落ちたのは、忍者と思わしき人型の眷属。十数人に及ぶ数の忍者たちは各々に刀や手裏剣をその手に構え、明らかな攻撃姿勢を示しつつ「あなた」たちを体育館のステージ側…すなわち奥側へと促すようにじりじりと距離を詰めていく)』
ホムラ「……!?あれは――――!(謎の怪人から次々と生み出された眷属の忍者。その姿に、つい昨夜の事件のことが脳裏にすぐに過る。目の前の眷属らに似た存在に既視感がある。そう…サイボーグ忍者だ。ここから想起されるのは―――) 」
ヒカリ(精神世界)「……もしかすると『あの男』がけしかけてきたのか…… だとしたら……あの人たちの狙いは…「私」かもしれない… なら、ここは―――― 」
ホムラ→ヒカリ「 キ ュ ピ ン ッ (瞬く間に全身が発光し、ヒカリに切り替わると共に聖杯の剣を手繰り寄せる)……いける?(隣に並列していた「あなた」とヒロに振り替えることなく応答を待つ) 」
メディ「……!璃奈様、ユゥ様!こちらへ避難を…!(二人をステージ側へ誘導し、その直前で防衛姿勢を取る)……主様たちが前衛を張ってくれています…今のうちにこの危機的状況を打破するための算段を… 妄想エンジェルの皆様も、こちらへ…! 」
ヒロ「ったりめえだぜ!(土刀を構える) 」
アリア「……大丈夫!私たちに任せて…♪(そういうとメディから離れるように前衛へと赴き、越本にぶら下がってたタンバリン型の多機能装置を両の手に持ち出す) ヴ ヴ ン ッ ―――― ! (それを振るうとペンライト…否、ライトセイバーのような光剣が双方から伸びだし、二刀流の構えを静かに取り始める) 」
千夏「な…何もんか知らへんけどな…!?嫌がらせならやめてーや!そんな危なっかしいもん突きつけて…ウチらかて、ただのか弱い女やと思うたら大間違いや!舐めんといてや!!(何処からともなくどデカいハンマーを持ち寄り、アリアと共に前線へと立つ) 」
南宮羽「………(今ここでボクもちなっちゃんたちと一緒に前へ出たら、せっかく用意した機材を破壊してしまう可能性がある。状況を見て助太刀しつつ、本命はライブ会場の死守をしないと―――)―――…璃奈ちゃん、ユゥちゃん!今のうちにボクたちだけで下げられるものは下げよう!あの人たちの狙いが何なのかは知らないけれど、今ここを攻め落とされた苦労が水の泡だ…! 」
天王寺璃奈「……!う、うんっ…わかった…!ヒロさん、そっちはお願い…!(羽たちに頷き、ステージ奥へ慌てて駆け込んでいく) 」
あなた「……!(ヒカリに頷き、「あなた」はゴミ箱という最強?の鎧を纏った姿勢で衝突戦に臨む) 」
サジタリウス・ゾディアーツ「 バ ッ ! (右手を突き出し、突撃の指定を下す) 」
ダスタード『 シ ャ キ ィ イ ン ッ ! (武装を纏った忍者たちが、一斉に突撃を仕掛け「あなた」たちに襲い掛かる)』
ヒカリ「ッ―――ー(――――ガッギィィイインッ!!)!(刀を振るい襲い掛かってくる忍者の一体に対し、輝煌に閃く聖杯の剣でいなし、敵が曝け出した隙を突くかのように間髪入れず背後へ旋回し、その背中を斬り上げて撃破する) 」
あなた「……!!(ガキンッキンキンッ―――ドゴォァッ!!)(敵の斬撃、そして投擲された手裏剣に対し、まずは頭部を守るために蓋を被った頭部を引っ込めて頑丈なボディで弾き返し、すかさずシールドバッシュの要領でタックルをかまして反撃する) 」
千夏「ち、近寄らんといてぇやぁ~~~~~!!!><(狂気を手に特攻してくる忍者の大群を前に流石に怖じ気づくも、半場やけくそ気味にハンマーを一心不乱に振り回して撃退していく) 」
アリア「いよっ、ほっ…!やっ!(千夏の後を追うように、彼女が取りこぼした忍者に向けて踊るようなステップを刻みながら鮮やかな軌道を描く光の斬撃を叩き込んで蹴散らしていく)危ないことは めっ! だよっ! 」
ダスタード『ズザザァーッ…―――シュバババッ!(牽制を受けて距離を取り始める忍者たち。今度は陣形を組み始めと残像を描く俊敏な動作で「あなた」たちを攪乱し、その死角から突くように攻めの姿勢を切り替えた)』
ヒカリ「―――――!(陣形を変えたわね―――)――――そこッ!!( ヒ ュ バ バ バ バ ァ ッ ! ! )(忍者特有の素早い動きを注視する。確かに常人ならざる挙動を前に翻弄はされるだろう。しかし、自身は"光"。並大抵のスピードを遥かに凌駕する光速移動で奇襲を瞬く間に看破し、圧倒的速度による斬撃を刻み込んで吹き飛ばす) 」
あなた「……!(一方、相棒のヒカリとは異なってスピードというステータスをそぎ落とした装備をした「あなた」は防御に徹する。肢体と頭部、はみ出している部位をカメのようにすべてゴミ箱に引っ込めたかと思えば…)ゴロゴロゴロゴロッ…!!(横転した体制から回転移動をし始め、ダスタードを轢き倒していく荒業に打って出た) 」
ヒロ「おっ、君たちも戦えるのか……!(アリアたちの様子を見ながら、忍者たちを土刀で薙ぎ払っていき、時折土弾で弾き飛ばしていく) 」
千夏「いやあああぁぁぁ~~~~ッ!!!早すぎて何も見えへん!!当たれ当たれ~~~~!!!><(ハンマーを乱雑に投げ捨てると、今度は多機能メガホンを突き出すように構え、トリガーを引くことで桃色の弾幕を発射。無差別に放たれた弾幕は幸運にもダスタードの攻めをなし崩す結果に出る) 」
アリア「うんっ!私たち妄想エンジェルはね…歌って踊って戦える…ちょっと不思議なアイドルなんだよっ♪(ヒロにウインクを飛ばしつつ、宙へ舞う様な軽やかな跳躍から空中にて宙吊り姿勢となり、その間に忍者たちを鮮やかに捌いて華麗に着地する) 」
サジタリウス・ゾディアーツ「………(自身が繰り出した眷属たちが次々と圧倒されていくさなか、親玉と思わしき怪人はただその光景を静観していた。だが痺れを切らしたかのように…その特徴的な形状を成した左腕が動き出す) ガ ギ ョ ン ッ ! (左腕に備わる漆黒穹が大きく展開。その先端にまがまがしいエネルギーが終息したかと思えば――)――――ヒュドドドドドッ!!(斜め上45度に向けて無数の光矢を射出。大量の矢は体育館天井まで届きそうな勢いで駆け登り、折り返ると同時に鋭い矢の雨が地上に向かって降り注いだ) 」
ヒカリ「……!?(不味い…あの攻撃は――――!) 伏せてッ!! ( ガ ッ ギ ギ ギ ッ ガ ッ ギ ィ ン ガ ッ ギ ン ッ ! ! ! )(周囲の仲間たちに向けて声を張り上げるとその双眸が強かなる光を帯び始める。"因果律予測"による未来透視…仲間たちに降り注ぐ矢のみを光速剣戟で弾き返していく) 」
あなた「――――!(再び全身をゴミ箱に引っ込めて防御姿勢を取り、矢の雨を凌ぐ) 」
千夏「あわわわっ…!?あ、あかん……!!もうお終いや~~~~~ッ!!!><(頭を抱えてその場でしゃがみ込む。幸い、ヒカリに守られたことで矢の直撃は免れている) 」
サジタリウス・ゾディアーツ「ギリ、ギリ、ギリ…――――――(広域に降り注ぐ矢を圧倒的な速度で弾き返すヒカリの力を警視するように首を捻るが、ならば狙いを変えようとその矛先をヒカリ…ではなく、ステージの方角へと向ける。弦のない穹に右手を添える射手の構え。その先端に再びエネルギーが収束していく――――) 」
アリア「千夏ちゃん…!大丈夫…私が守ってあげる――――!?(その刹那、怪人の構えに違和感を覚える。次の狙いが自分たちではなく、ステージの方角に向いていることにいち早く気づいて表情が青ざめる)…だめ……―――――ダメッ!!(前線から勢いよく離脱。サジタリウスの射線上に自ら重なるように飛び出すと二対のライトセイバーを交えるように構え、最悪の事態に備える―――) 」
サジタリウス・ゾディアーツ「――――――― ヒ ュ バ ッ ! (―――――そして、魔の矢が射抜かれた) 」
ヒロ「おうっ!(ヒカリの声に応えて伏せようとするが…)…!バッキャロウ!!(アリアの様子を見て彼女に加勢するようにバットを構える) 」
アリア「――――― ッ゛ ッ゛ ! ! ? ( ド ォ゛ ゥ゛ ッ゛ ! ! ! )(ついに放たれた凶矢。圧倒的質量をもって迫りくるその矢を二つに重ねた光剣の腹で真っ向から受け止めにかかる。衝突と共に迸る衝動が館内にぶわっと広がる最中、牙を剝いて蹂躙に乗り出す矢に対し決死の抵抗を示す。火花を激しく散らしながら拮抗するが――――) 」
アリア「――――― き ゃ ん ッ゛ ! ! ( ド ッ グ ゥ ァ ァ ァ ア ア ア ア ン ッ ! ! ! )(矢の勢いを殺すことは叶わず、そのまま圧倒されてステージの方角へと彗星の如く激突。弾けた舞台から残骸や機材が吹き飛ぶ中でその身が土煙に呑まれてしまった) 」
千夏「……!!?あ…アリアちゃんッ!!? 」
南宮羽「――――っ!?(一方その頃、凄まじい衝撃音を聞きつけてステージ奥から璃奈たちと共に現場へ駆けつける)……なに、これ…っ…?何が起こって……――――!アリアちゃん…ッ!?(千夏の叫びからアリアの身に何かがあったのだと察知。土煙に飲み込まれた彼女へと振り返るが―――) 」
ヒロ「…!(矢を弾き返そうとしたが間に合わずにアリアが吹き飛ばされたのを見て)おいっ!大丈夫か!?(すかさず彼女が吹き飛ばされた方向に駆け出す)」
……ジ……ジジッ……バジ…ッ……―――――(土煙の中から聞こえてくるのは、アリアの吐息でも絶叫でもない。歪なノイズ音、ただそれだけである。徐々に晴れていく煙からその全貌が明らかになると――――)
アリア…?「…ジ……ジジッ……ジン……(アリアが姿を現す…はずだった。だが、そこにいたのは、アリアはおろか人間ではない。アンドロイドだ。少女型の機械人が、尻もちをついた姿勢でステージ上で転倒していたのだ。その全身に走るのは、砂嵐のようなノイズ。時折見覚えのあるシルエットがホログラムのように投影されるも、先ほどの衝撃によるものか投影機能は上手く作動せず、「アリアではない何者か」を映すだけだった―――)」
ユゥ「……アリア…ちゃん……? 」
天王寺璃奈「……で、でも……あの姿は…… 」
メディ「…………(何かに気づいていたのかのように意味深に目を細め、ステージ上に転ぶアンドロイドの少女を静かに見つめる) 」
ヒロ「………?何者だい?あんたは…(周囲を制し、アリア…?に近づく) 」
アリア…?「……ジ、ジ、ジ……ッ…… ぁ……あ……っ……? (お起き上がろうと伸ばしかけた自身の手を見て、その違和感に気づく。肌色の手が真白な手に、柔らかい皮膚は硬質な装甲に… 自分の体が「アリア」という人間の姿ではなくなっているということに)……ぁ…っ、あ……?!や……っ、ぁ…っ………み…見ないで……っ………みないで……ッ………!(とっさに両腕で自らの素顔を覆い尽くす。それは羞恥心というよりも何かに怯えるような恐怖心ともいえる様子であった) 」
南宮羽「――――――『アリア』ちゃんッ!!(怯えるように身を縮めるアリアの姿を人前から隠すように彼女に覆いかぶさり、ぎゅうと強く抱きしめる)…大丈夫……大丈夫だからっ……!落ち着いて……「アリア」ちゃん…っ……!(抱きしめる腕を強めるその様子は、あらゆる矜持をかなぐり捨ててでも彼女を庇う様な必死な姿勢だった) 」
ユゥ「……!?今……『アリア』ちゃんって………一体、何がどうなっているの……?(状況が把握できず呆然と立ち尽くしている)」
ヒロ「………!(羽の様子を見て)アリアちゃん…………なのか…?」
サジタリウス・ゾディアーツ「………(舞台上の彼女たちを見据えていた怪人は、構えていた左腕を静かに下ろす。だが、まるで好機を得たように今度は見てを突き出すことで眷属たちに再度攻めるように指示を下した) 」
ヒカリ「(なんだか不味い状況ね――――)――――!(舞台上に一瞥を与えた直後、再び動き出した敵の動きに一足遅れて反応する) くっ……まだやるの……!?(ゾンビのように再起動を果たす忍者の大群に剣を突き出すように構えなおすが―――) 」
―――――――― 待 ち な ァ ッ ! ! !
ド ド ド ――――――― ゲ シ ィ ッ ! ! ! (突如館内に響き渡る怒声のような男の叫び。それと同時に勢いのつけた足音がどすどすと高鳴り、襲い掛かろうとする忍者たちの家の一体を背後から蹴飛ばすようにひとつの人影が颯爽と馳せ参じる――――)
ヒロ「!? 」
リーゼント教師「―――――とぉ…!(怪人と「あなた」たち…両者間に割って入るように飛び込んできたのは、一人の青年。一目見ただけであまりにも特徴的なリーゼントヘアー。この学園の不良生徒が乱入してきたのかと思われたが、その首から下は教員と思わしきスーツ衣装を纏っている。あまりにもアンバランスな見た目をした青年が、ニカッと白い歯を見せて大胆不敵に笑った) 」
あなた「 !? (突然の乱入。生徒とも教師とも取れる見た目をした謎の青年の飛び入りに食い入るような前のめり姿勢で向かい合う) 」
千夏「なっ…ななななんっなんや今度は…!?えらいヤバそうな髪の男が来おったわ…!?えっ…不良…!?ヤクザ…!?なのになんかちゃんとしたスーツ着てるし……ど、どこの人ぉ!? 」
リーゼント教師 → 如月弦太朗「ふぅ~~~……!なんかすっげえ音がこの階から聞こえてきたから駆けつけてきたら……こりゃあ、とんでもねえことになってんな…!けど安心しな!この俺がここに来た以上はもう大丈夫だ!!俺は『 如月弦太朗 』!恣慰ヶ丘学園の全員と友達になる男だ!!( ド ン ! ! ! )(爽やかさ全開の中に迸る熱血の漢。自分の胸にドンドン!と拳を叩きつけ、見ず知らずの「あなた」たち全員に指をさしながら友好的な笑みを浮かべて見せた) 」
ユゥ「……!(見た目もさることながら、その大きな声が発せられる大層な言葉に不思議と胸を打たれてしまう) 」
如月弦太朗「 ここは俺に任せろ!俺のダチは全員―――――― 俺が守る (不敵な笑みと共に取り出すはフォーゼドライバー。それを腰へ装着し、既に装填された四つのアストロスイッチを手慣れた挙動ですべて起動していく) 」
\ 3 /
\ 2 /
\ 1 /
如月弦太朗「 変 身 ッ ! ! ! 」
如月弦太朗 → 仮面ライダーフォーゼ「 プ シ ュ ゥ ゥ ゥ ウ ウ ウ ウ ッ ! ! (ドライバー側面のレバーを引くことで全身からロケット噴射のような白い蒸気が一斉に吹き出し、その体にホログラムのようなデジタル装甲が纏われていく。そうして換装を遂げたのは、宇宙の力を掴む戦士…仮面ライダー『フォーゼ』であった) 」
仮面ライダーフォーゼ「宇宙~~~~~~~~ッ…キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(全身を大の字に広げるように、その両腕を高らかに掲げて目いっぱい張り裂けぶ。学園全体はおろか、本当に宇宙の向こうまでその叫びが届くほどに) 」
ヒカリ&ホムラ(精神世界)「(う、うるさッ……!?何が来たってのよもうっ……!なんか調子狂うわ……! / でも、私たちに味方してくれるみたい。一目見た時から裏表のない感じの満面の笑顔だったし…きっと大丈夫…♪) 」
仮面ライダーフォーゼ「仮面ライダーフォーゼ!タイマン張らせてもらうぜッ!!っしゃあッ!!!(勢いよく飛び出し、忍者の大群へたった一人で立ち向かっていく) 」
ダスタード『 シ ャ キ ィ ン ッ ! (刀を逆手に持ち替え、フォーゼを迎撃せんと次々突撃していく)』
仮面ライダーフォーゼ「ッら!ふッ!はッ!!(一体一体を度突き倒すような打撃を繰り出し敵軍の渦中へ潜り込む。宇宙服を髣髴とする装甲でありながら軽い身のこなしで格闘戦を繰り広げ、四方八方から刃を突き立ててくる忍者の急襲をものともしない、荒々しくも無駄のないケンカ慣れした体術で悉く沈めていく) 」
仮面ライダーフォーゼ「 いよッ――――― フ シ ュ ゥ ゥ ゥ ウ ウ ウ ッ ! ! (敵軍第二派による一斉突撃。これ絵にはさすがに対応が難しいと判断したのか、その場で勢いよく屈伸し空高く跳躍。背面ジェットパックから推進剤が噴出し、わずかだか低空飛行を実現して敵の一斉攻撃を回避) オラァッ!! (直後に敵の背後へと降り立ち、左右交互に繰り出した回し蹴りからのアッパーカットを叩き込んでKOへと持ち込んでいく) 」
仮面ライダーフォーゼ「 こいつを使うぜ!( \ Radar ON / \ Launcher ON / )(ドライバーに装填されていたレーダースイッチとランチャースイッチを起動。すると左腕にレーダーが、右足に青いミサイルポッドが装着される) ピピピpッ――――たんとお見舞いしてやるぜッ!!うおらああぁぁぁああッ!!!( シ ュ ド ド ド ド ド ド ァ ッ ! ! )(レーダーで敵の一体一体をロックオン。続けて右足から放たれた大量のミサイルが発射され、体育館に直撃することなく確実に敵本体にのみ爆撃を齎していく) 」
ダスタード『 !!! (フォーゼの力強い剛腕による格闘戦に打ち負かされた挙句、的確に捉えられたミサイルの爆撃によって有象無象の忍者たちが星屑のように散って消滅していく)』
サジタリウス・ゾディアーツ「………!(眷属たちを葬られ、いよいよ自分が出るしかないと親玉の怪人が再び歩みだす)ギリギリギリッ…――――― ヒ ュ ド ド ド ド ァ ッ ! ! (標的をフォーゼに定めた漆黒穹から数多の光矢が放たれていく) 」
仮面ライダーフォーゼ「おっと…そうはいかねえッ!( \Gatling ON/ )(ドライバーのスイッチの一つを引き抜き、ガトリングスイッチに差し替えて起動。左足にガトリング砲が装着される)どらぁぁぁああーーーッ!!!(ズドドドドドドッ!!!)(無数の銃弾が砲台から迸り、光の矢を相殺するように撃ち落としていく) 」
仮面ライダーフォーゼ「今度は俺の番だッ!( \Chainsaw ON/ )(ガトリングスイッチからチェーンソーすいちっちに差し替えると、今度は右足にチェーンソーが換装される)ぃぃぃいいえあ゛ッ!!!( ギュィィィイイイインッ!! )(一度の跳躍で急激接近を図り、着地と同時に激しく回転する刃で斬り払う) 」
天王寺璃奈「すごい…!武装を次々と換装して戦うなんて…せつ菜さんが見たら好きなタイプかもしれない……!〖*゜o゜*〗(フォーゼの戦いを遠めに観察し感嘆を零している) 」
ヒカリ「………(なんて荒っぽい戦い方……でも、よく見たらこの学園を傷つけないように細心の注意を払った立ち回りもしてる… 余所者とは言え私でもそこまで余裕が回らなかったのに、この男は……)(怪人と組打ち合うフォーゼの動きを冷静に分析し、僅かだが感心している) 」
サジタリウス・ゾディアーツ「……!?(チェーンソーによる斬撃をその身に受けて鮮血のような火花を吹き出しつつ退いていく) 」
仮面ライダーフォーゼ「何もんだが知んねえが、俺がいる限りこの学園でデケェ面はさせねえッ!!( \ Giant-foot ON / )(ジャイアントフットスイッチに差し替えると、右足に更に上回るサイズの大きな靴が纏われる)―――― 宇宙の果てまでぶっ飛んでいきなァッ!!! ( グ ゥ ォ ア ッ ! ! ! )(助走をつけた姿勢から巨大な右足の幻影が浮き出し、怪人に向けて強力なスタンピングキックを叩き込み、盛大に蹴り飛ばした) 」
サジタリウス・ゾディアーツ「―――――― ! ! (――――― ッ ┣¨ ゴ ォ ァ ! ! ! )(迫るフォーゼに対し咄嗟的に両腕で我が身を守る姿勢に乗り出すも、真正面から繰り出された蹴撃の圧力に耐えきれず、自身が破壊した体育館の出入り口からさらに学園の壁を突き破るように水平に蹴り飛ばされ、学園圏外の向こうへとあっという間に撃退されたのだった――――) 」
仮面ライダーフォーゼ → 如月弦太朗「よっ…と!(敵をすべて退けたのを確認すると起動されたスイッチをすべて切りることで変身が解除される)…ふぅ……!危ねえところだったな…!あんがとな!俺が駆けつけてくるまで、この学園を守ってくれてよ!(一同の元へ歩み寄ると、一番近くにいた「あなた」にいの一番にはにかんだ笑みを浮かべる) 」
如月弦太朗「改めて、俺は如月弦太朗!この恣慰ヶ丘学園の教師だ!よろしくなっ! んっ! (そういうと「あなた」に拳を突き出す) 」
あなた「……!……?(弦太朗と向かい合う中で、いきなり突き出されたその拳に首を傾げつつも、そっと同じように拳を突き出した) 」
如月弦太朗「 ギ ュ ッ … グッ グッ ガッ ガッ (握手、そこから何度か拳を打ち合わせる) これが俺の、友情の証だ! 学園を守ってくれたお前たちとも、今日からダチだ!お前…名前は何ていうんだ? 」
ユゥ「あ……えと、実は…「その子」は……―――(※少女説明中※) 」
如月弦太朗「………そうか… それはつらかったな… でもいつか取り戻せるといいな!俺は思うぜ、今の「お前」も、本当の「お前」も…きっとすっげえいい奴なんだって!お前の目を見ればビビっっとわかっからよ…!(名前や感情、記憶を失ったと聞く「あなた」に、裏表のない心からの友好的な笑みを送った) 」
あなた「……!……♪(弦太朗と絆を交わした「あなた」は、その熱い魂と"想い"を感じ入ると、彼に向かって強かに頷いてみせた) 」
ヒカリ→ホムラ「……何とかこれで一安心ね…(ふぅ、とため息をつくと体が光に包まれホムラに切り替わる) 弦太朗さん…助けてくださりありがとうございます!この学園の先生だったんですね…♪ 」
如月弦太朗「うおおぉっ!?ね、姉ちゃんが…別人に代わりやがった…!?ど、どうなってんだぁ!?(頼もしそうな佇まいから一転、ヒカリからホムラに切り替わった様子を見たその反応は、まだまだ教師になりかけの未熟な生徒らしい人格であった)…おうよっ!俺はこの学園の生徒や先生たち…それに…この学園祭に来てくれたすべての人と友達になる男だ!だから、困ったことがありゃあ俺にドンと任せておけ!(自分の胸をドドンと叩く) 」
ユゥ「そうだ……!アリアちゃんたちが……!(安心したのもつかの間、体育館のステージ側へと慌てて振り返る) 」
千夏「あ、アリアちゃん…!大丈夫か…!?ケガは…あらへんか!?(いつの間にかステージ側にうずくまるアリアの元へ駆けつけ、心配そうに彼女の鋼鉄の体にそっと手を触れていた) 」
メディ「………(耳元のヒューマギアモジュールから伸び出たコードをアリアの装甲表面にある接続スロットに差し込み、データのスキャニングと内部データの修復プログラムをインストールしている)メディ「………(耳元のヒューマギアモジュールから伸び出たコードをアリアの装甲表面にある接続スロットに差し込み、データのスキャニングと内部データの修復プログラムをインストールしている) 」
天王寺璃奈「……大丈夫、メディに、任せてほしい。この子は看護型ヒューマギアだから、人間もアンドロイドもすぐに治せるくらい治療知識が豊富に蓄えられているから。信じてほしい。メディ、アリアちゃんは何とか大丈夫そう…? 」
メディ「ええ。幸い致命傷を免れているため、修復に時間は要しません。ただ、先の衝突で内部データに微かな乱れが生じているため、修復作業に10分ほどかかる予定です。…………それにしましても…アリア様……やはり、貴女は…人間ではなかったのですね… 」
アリア…?→アリア「……気づいて…いたんだ…… ごめん、ね……みんなに、秘密にしていて……(メディの膝上であおむけに横たわるアンドロイド少女。その瞳に映されたデジタルディスプレイに、彼女の感情を表すアイコンが表示される) 」
メディ「……――――――高知能戦術構造体「A-HOLO」。(ふと、聞きなれないよう羽後を呟くように口にする) 」
アリア「――――― ! 」
メディ「……貴女様に一目お会いした時、わたくしのアイカメラに備わるサーモグラフィーが人間ではないとすぐに検知しました。その際に、衛星ゼアに接続し…そこに保管されたアーカイブから、貴女様の型式番号から情報を得ました。 とある匿名組織が開発・運用していたという知能構造体… ですが現在ではその運用は廃止され、すべての個体が廃棄されたというのが、私がつい先ほど知り得た情報です。 」
メディ「軍事運用されていたはずの貴女様は、権限によってのみ動かされていた…その個体がすべて破棄された今、貴女様はおそらく何らかの要因で自我(シンギュラリティ)に芽生え、今の『アリア』様となったのだと…私は推測します。ですが……どうして、アリア様はアイドルという存在になろうとしたのですか…? 」
アリア「……すごいね、メディちゃんは…アリアのこと…何でもお見通しだったんだ……(この本性が人前に曝け出された今、もう秘密を隠し通すのは無理だと観念したように目を伏せる)……その通り、アリアは…本当は人を傷つける戦争の道具として、生み出されました。ですが時代と共に必要とされくなったアリアは、スクラップ場に破棄されたのです。このまま、誰にも気づかれることなくひっそりとさび付いていくのを待つだけだと思っていた時…聴こえたんです。同じスクラップ場に捨てられた古いラジオから聞こえた…素敵な…「歌声」が…… 」
ユゥ「……歌……? 」
アリア「今でも鮮明に覚えています。命令という声でしか動くことの許されなかったアリアが、初めて感じた声…それが、歌声というもの…。誰かに何かを強制するわけでもない…けれど、誰かの心を…感情を…それこそシステムさえも突き動かすような不思議な感覚を齎してくれる… もはや機能が停止したはずのアリアは、その歌声によってもう一度目覚めることができた。そして…歌というものを覚えたアリアも、いつしかその歌声を…真似するようになったのです… 」
アリア「ラジオから聞こえてくる誰かの歌は…アリアに、新たな道を示してくれました。 歌声は、アリアにはなかった感性や感情を磨かせてくれて…歌を通じて、これが人間の素敵な一面なんだって。 人間は…誰かを傷つけるだけじゃなく、優しさを齎してくれるものなんだって。歌声が生み出す不思議な力に魅入られたアリアは…ラジオがついに動かなくなった日を境に、初めて地上に出る決心をしました。 」
アリア「でも…アリアは、人間じゃない。今の姿を見れば…アリアの本当の姿を知っている人間たちに恐れられてしまう……だから、本来A-HOLOに備わるホログラムの投影機能を使い、自らの姿を隠し…その時ラジオでよく聞いていた『アリア』という歌手の名前を取って、生まれ変わることを決意したのです。 」
アリア「それから…地上の、平和な人間の世界を渡り歩きました。この世界にはたくさんの歌や音楽に溢れていて、驚きました。楽器で演奏を興じたり…歌声一つで音楽を紡いだり……でも、その中でひと際目を引くものがあったんです。 」
天王寺璃奈「……ひょっとして……それが、アイドル……? 」
アリア「……はい。初めての出会いは、路上ライブでした。三人組の女の子が、かわいらしいお洋服を着て、歌を歌うだけにとどまらず、踊って、笑って…それを見ていた観客の人たちが一斉に満面の笑顔と共に歓声を上げていた。気が通けば私もその歓声に紛れて、アイドルのライブに魅入っていました。すごいな…これが…歌の力… 歌で、こんなにも人間やアンドロイドに幸せや楽しいという感情を芽生えさせてくれるんだなって…… 」
アリア「それからアリアも、人目を忍んでアイドルのライブ配信を観察しつつ、歌に加えてダンスの真似もするようになりました。戦闘以外に体を動かすことなんて、ちょっと前までの自分ではありえない。抑え込まれていた自我に初めて許された自由…思いのままに自分を曝け出すことが、こんなにも目覚ましくアリアの世界観を変えるんだって。ガラクタ山の上で初めて歌を覚えたあの日のことを思い出して……これがきっと、アリアのやりたいこと…命令ではなく、アリア自身に芽生えた生まれて初めての願望なんだと、気づいたのです。 」
アリア「……ある日のことです。アリアが住処にしていたとある地下街に…見たこともない張り紙がありました。どこかのアイドルグループの募集告知でした。正体がバレるのを恐れて、ずっと最低限の付き合いで世の中を渡ってきたアリアでしたが…その時はなぜか、思ったんです。いつかアリアも…初めて見たあの三人組のアイドルみたいに…スポットライトを浴びながら、歌って踊って…誰かを笑顔にすることができたなら… それで、今までさんざん人間を傷つけてきた罪への贖いになるのなら…って… 」
アリア「……そうして出会ったのが、羽ちゃんだった。羽ちゃんは、募集を見てはじめて来たのがアリアだと知ってものすごく喜んでくれた。可愛いって言われたことも…歌声が綺麗と言われたことも…すごく嬉しかった。最初は二人だけだったところに、数週間後に千夏ちゃんが入ってきた。はじめて至近距離で人間の女の子二人と付き合うことに距離感があったアリアも、いつしかこの二人なら…と信じるようになって、はじめて……「友達」と呼べれる存在が、アリアにできました。 」
アリア「そして……アリアたちはついに、「妄想エンジェル」として結成されました。地下アイドルからスタートして、いつかは地上の大きな晴れ舞台に羽ばたくという大きな妄想を抱えて。 」
南宮羽「……そうだね…ボクと、アリアちゃんと、ちなっちゃん。この三人で、とびっうきりの妄想をリアルに変えてみせる。その目標を抱えて、今日までやってきたよね。(懐かしむような静かな声音で同調する) 」
アリア「うん……それから、その大きな目標を目指して、来る日も来る日も歌やダンスのレッスンに励みました。 一人で見様見真似に覚えるよりも、誰かと一緒に肩を並べて体感することがアリアにとっては新鮮で…次第にアリアも、自分が知能構造体であることを忘れて、二人のような人間の女の子だと錯覚してしまうくらいに…妄想とリアルの境を彷徨うになりました。 」
アリア「でもそんなある日、レッスンの最中に起きたちょっとしたトラブルで…アリアの…投影ホログラムが一時的に機能が停止して……はじめて、二人に…アリアの本性がバレてしまったのです… そうだ、所詮これが現実…アリアは…結局う「アリア」にはなれない。歌を模倣するだけのガラクタの人形なんだって。ふいに襲い掛かってきた恐怖に…ついに逃げ出してしまいました…でも…… 」
千夏「それを、ウチと羽が全力で連れ戻したんや。アリアちゃんが何者で、その過去にドンだけ湿気たことがあっても…アリアちゃんは「アリア」ちゃんなんやって!ウチらはひとつのエンジェルなんやって、すんごい長い時間をかけて説得してな……それで……ようやくわかってもらえたんや… んで…このことはウチらだけの秘密にしようって。アリアちゃんのことは、ウチと羽がなんとしても守ったるってな…! 」
ホムラ「………アリアちゃんに、そんなことが… でも……よかった、千夏ちゃんと羽ちゃんという素敵な友達に、会えたんだもんね。ホムラ「………アリアちゃんに、そんなことが… でも……よかった、千夏ちゃんと羽ちゃんという素敵な友達に、会えたんだもんね。 」
アリア「はい。アリアは…破棄された知能構造体だから…それを直すためのお金がない中で、二人が協力して貯金してくれたおかげで…今では正体がうっかり発覚することも…ゼロではないけれど、それでも…危ない時は、二人が必死になってサポートしてくれた。本当に……本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。でも……同時に、ものすごく申し訳ない気持ちにだってなるのも事実… アリアが…いつまでも本当の自分を隠そうと…過去から逃げようとしているせいで…二人にものすごく迷惑をかけているから…… 」
千夏「そ……そないなこと言うなってアリアちゃん…!迷惑なら…ウチの方が、かけまくってる… ウチが愚図なばかりに、いつもアリアちゃんと羽に支えられてばっかで…そのせいで負担をかけて、アリアちゃんの正体を晒してしまうきっかけだって作ってまう…… 今回だって……そうや……ウチが……ウチが、もっとしっかりしていれば……こないなことにはならなかった… 」
千夏「せっかく、出会って間もない親切なユゥちゃんたちや理事長さんにまで協力してもらったのに…ウチのせいで関係あらへんみんなを巻き込んで、面倒な遠回しをさせた挙句……こんな最悪な状況まで持ち込んでしまったんや…(ふと視線を体育館内に目を配る。先の襲撃のせいで、気が付けば館内に設営していた舞台がめちゃくちゃになっている光景に、思わず声が震え、涙目になっていた) 」
千夏「……ごめんな…ほんまにごめん、羽。あんたは…ウチのこと信頼してくれとったのかはわかんけど…ウチに書類を提出するように頼んでくれたのに、それをうっかりすっぽかしてしもうたのは……間違いなくウチや。ほんとは…羽のこと…最初から責められる立場やなかったんや。ごめん……ごめん…っ…… 羽の期待を……裏切ってもうて…… 」
南宮羽「……!(いつものように反論の意を示す千夏とは打って変わったその様子に、黒髪少女の心に何かが突き刺さるような感覚が走った)……ちがう………ちがうよ…っ…!ちなっちゃんのせいじゃない……!ボクが……妄想エンジェルのリーダーとして…不甲斐なかったから…っ…!みんなのダンスレッスンやライブのスケジュール調整とか…全部自分が請け負うと決めたにもかかわらず…忙しいからって…自分の責務をちなっちゃんに押し付けて……ボクが…はじめから…自分で決めたことをちゃんと突き通しておけば……こんなことにはならなかった…っ!! 」
南宮羽「アリアちゃんが傷つくこともなかったし、関係ないみんなまで巻き込んで…この学園の人たちにも、いっぱい迷惑をかけたのは……間違いなく責任者であるボクのせいだ…っ!だから……二人が謝ることなんてない……ボクが…甘かったんだ…悪いのはぜんぶ……ボクだったんだ……(人を煽るだけと思われた少女の悲痛な本音が館内に響き渡る) 」
アリア「……!そん、な……やめてよ…千夏ちゃん…羽ちゃん…… 二人は、何も悪くないんだから… あの時…アリアが…怪物の攻撃をしっかり押さえておけば…ステージが破壊されることもなかった… 戦闘兵器として生み出されたはずなのに…お粗末な結果を招いたのは…アリアのせいだよ…っ…… 」
千夏「…やめてや……もう、いやや……二人がそんな顔すんのは… 頼むから……やめてや……全部、ウチが…悪いんやから……ウチが…なんとかしてこの始末をつけるから……やらかしたぶん…迷惑いっぱいかけた分だけ…ウチが……ウチが……ッ…! 」
天王寺璃奈「……!(どうしよう…っ、このままじゃ…三人の関係が余計に悪化して…もうライブどころじゃなくてしまう……)(なんとかしてあげたい。けれど、これはグループ間の問題である以上、部外者の自分がしゃしゃり出ていいことではない。その自覚からいたたまれない気持ちになるが…) 」
如月弦太朗「………(その様子を、リーゼントヘア―の教師が見守るように静観していたが、ここで何か思いコツコツと革靴の足音を鳴らして三人の元へ歩み寄っていく) 」
如月弦太朗「 お前ら、ちょっといいか? 」
その頃―――――
― 恣慰ヶ丘学園・理事長室 ―
我望光明「………(時は変わる。厨房にて愛嬌のあるコックの姿から一変し、スーツを着込んだ理事長本来の風貌を整え、窓から一望できる学園祭の風景を鳥瞰していた) 」
コンコンッ ――――(そんな時、理事長室のドアの向こうからノックを鳴らす音が聞こえた)
我望光明「……入りたまえ。(男は、厳かな表情を浮かべたまま振り返ることなくドアの向こう側にいる者を招き入れる) 」
ガチャリ――――コツ、コツ、コツ、コツ……(開かれたドアはすぐに閉ざされ、入室者の革靴が銀区のカーペットを小気味よいリズムでかき鳴らし、窓側に立つ男へ静かに歩み寄る――――)
我望光明「 ここへ来たということは、決意は固まったかね――――――『 クラウス 』くん (背にしていた男の方へとようやく振り返る) 」
クラウス「────……(バイザーの奥の眼差しは我望の不敵な表情をとらえていた。彼は今から自分がなにをしようとしていのか、いや、これまで何をやってきたのかを知っている。ゆえに気遣いは無用。沈黙の歩みを進め、彼の前まで来る)あぁ、短い間だったが世話になった(懐から取り出した辞表届をそっと執務机に置く)……部下は失ったが、一定の成果はあった。これもすべてお前の協力あってこそだ。礼を言う(固い決意と幾ばくかの寂寞が入り混じった感謝と会釈を行う) 」
我望光明「礼など不要だ。それよりも…望んだもの…「天の聖杯」とやらの回収は上手くいったのかね?あの赤毛の少女…いや、金髪だったか。気まぐれに私もこの目で遭いに行ったが、あれは確かにただ者ではない雰囲気だった。 」
クラウス「……フス(回収というワードに苦笑いにも似た吐息を漏らす)どうやら、まだそのときではないらしい。サイボーグ忍者……エレン・ベーカーではかの力には届かなかった。……私の、采配ミスだ。(窓から見える一望から目を逸らすように、空に視線を上げる)つくづく、自分の能力の無さが嫌になるよ。そういう点ではお前が羨ましい(心からの羨望。元より腹に一物を抱えられない性格ゆえ、他者の良い面が眩しいほどに見えてしまう)また作戦の練り直しだ。急ごしらえではなく、全力でぶつからなければ、私の計画はスタートにも立てない。(学園に【蛇】が紛れ込んでいることを問おうとはしたが、我望とは無関係のことだろうとやめた) 」
我望光明「だろうな。君の浮かない顔を見れば一目瞭然だ。(その苦笑とも溜息とも取れぬ複雑な反応に、男はゆっくりと首を振る)……君が始末した新任の教師、そしてエレン・ベーカー…彼女たちの訃報については、私の方で"学園に突如現れた怪物に襲われ殉職した"として処理しておいた。時期に私は理事長責任としてこの学園を絶つこととなる。 痛ましいことだ。願わくば彼女たちの輝かしい未来を奪いたくはなかった。彼女たちのことを慕う生徒は大勢いたからね。当然…君のことも。 」
我望光明「――――――【グレード・オールド・ヘブン】。君が目指す『楽園』に一縷の希望を見出し、「我々」は同志としてその理想実現を叶えようとしてきた。今でも私は君に敬意を表しているよ。なぜなら君は、私が諦めた「夢」そのものだからだ。(両手を背後に回し、窓の外に移る学園の外の光景を俯瞰する) 」
我望光明「かつての私は…宇宙最高の知性と呼ばれる「プレゼンター」の元へと辿りつき…その邂逅を経て人類を進化させ、そして統治してその行く末を見守ることを望んでいた。その為に親友(とも)を殺めることもあった… だが結局のところ…私はプレゼンターに会う資格を持たないただの凡人であるという現実を思い知った。 」
我望光明「これは、道を踏み誤った私への罰か。やり場のない憤りもついには虚しさの奈落に沈み、いつしかあらゆるすべてに諦観することになった。そんな時…ある小さな少年少女たちに、かつての私の姿を重ねたのだ。彼・彼女たちこそ…次なる楽園へと到達するアダムとイブになれるやもしれんと。そして私はこの「恣慰ヶ丘学園」を立ち上げたのだ。 生徒の個性主義(キャライズム)を尊重し、凡人から秀才へと進化を遂げられる可能性を見出すために。 」
我望光明「この学園も、【グレード・オールド・ヘブン】の一過程に過ぎない。生徒たちの潜在力に目をつけ、そのデータを君に提供することで…理想を実現するための大いなる力への糧とする為に。だが、「天の聖杯」が目覚め、実在することが判明した今…もはや我々がこの学園に固執することもあるまい。 」
我望光明「やはりあの天の声の導き…『 予言者 』なる存在の言葉は正しかったようだ。『 12の彗星 』が落ちたあの日…私の元に届いたかの者の声が、新たなる活路を開いた。理事長の権威を使い、クラウス君…君をこの学園の教師に任命し、天の聖杯が現れるその時までの歓迎の準備を行ってきた。天の聖杯がこの世に目覚め、この学園に訪れることも…すべて事実だと予期したが故に。だがあれ以来、私のもとに『 予言者 』の声は届かない。おそらく次は君の番なんだろう、クラウス君。 」
クラウス「……(我望の言葉の一節すべてが、自分に対する赦しや希望へと変わる。彼の言葉尻の奥から確かな友情を感じた。なにも持てず、守れず、得ることさえなかった自分には勿体ないほどの輝き。すまない、と詫びそうになるのを『予言者』というワードを聞き、すぐに飲み込んだ)その通りだとも。私の、いや、我々の道は未だ阻まれていない。すべての最終地点(グラウンドゼロ)で、時は始まる────……聞いたことがあるだろう? 【
月の都】だ。そこで、すべてを叶える。約束しよう。全兵力を以て天の聖杯を奪取する。 」
我望光明「……そうか…。やはり天は私ではなく、君に味方していたようだ。だがそれでいい。所詮私はすべてを諦めたただの凡人。君の崇高な野心は、今の私にはない。できることと言えば此度の一件のような露払い程度だ。君は君の道を、そのまま突き進みたまえ。 」
我望光明「だが………「予言」とは、言うなれば未来の話。人間はその叡智を持って過去を紐解くことはできても、誰一人として未来を見通すことはできやしない。すなわち、未来とは…不確定要素だ。予言は、そこに一縷の希望を…可能性を見出すためのものでしかない。…………私の言いたいことがわかるかね、クラウス君? 」
我望光明「もし……もしもの話だ。この私が、『 予言 』に背き、今ここで天の聖杯を手にする可能性がゼロだという保証はないはずだ。星の定めが移ろいゆくように…プレゼンターの意思がそうであったように、こんな凡人たる私にも、可能性という権利があるのではないかね? 」
我望光明「君が『楽園』創造のために幾万もの犠牲を厭わず、挙句の果てには我が身を犠牲にしてでもすべてを楽園へ導こうとする男なのは長い付き合いの私にはよくわかっているつもりだ。その為に得体の知れぬ『 予言者 』にさえ縋ることも。だが私はそれを良しとはしない。君も、私も、誰かの掌で踊らされていることなどあっていいものか。それでも君が『予言』のままに突き進むというのならば―――――― 」
我望光明「 私 自 ら が 動 く こ と に な る ぞ ! 」
プ シ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ … ッ ――――――― ! ! ! (男が手にした謎の装置「ゾディアーツスイッチ」が起動されると、その体がみるみると黒い星雲に包まれていく。その中央に現れるのは射手座の輝き。星雲が霧散すると人影はその輪郭を変貌させ―――)
我望光明 → サジタリウス・ゾディアーツ「 オ ゥ ン ッ (人となりの姿を捨てた怪人態へと進化。先ほどまで体育館を襲撃していた得体のしれない怪人…その全貌が、ここで明らかとなった) 」
サジタリウス・ゾディアーツ「そこで見ていたまえ「クラウス」。君に代わり、この私がここで天の聖杯を手に入れる。「予言」に依るものではなく、あくまでもこの私"が"!君にすべてを捧げてやるッ!それが…"君と私で"目指した『楽園』の実現…その意味を成すのだから!! ハ ハ ハ … … ―――― ハ ァ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ッ ! ! ! 」
クラウス「────(バイザーの奥、まだ人間であるふたつの目。その目には【わなわなと震える絶望】があった。彼もまたひとつの狂気に染まっているのは薄々わかっていた。しかし……その対象が、自分自身であったこと。それを止められなかったこと。そして今もそれを冷徹に受け入れなければならないという思想が清水のように湧いて出たこと)……………………やってみたまえ。私がお前を拒む理由などない。どのような結果になろうとも、私がすべてを救ってみせる。……全力でやるといい(声調を崩さず、震えそうな足を必死にこらえ、あくまでも大いなる企みに命を捧げる冷徹な男を演じきった) 」
― 恣慰ヶ丘学園 校門 ―
警備員A「――――ふぁーわ……暇だなぁ~~…… どれぐらい暇かって言うと魔王討伐語、始まりの村に戻ってきたら村人にとっては脅威のスライムが大量発生するという危機的状況なのに、自分はレベルカンストしてるから痛くも痒くもないのでそれに気付けないっていうぐらいの暇だなぁ~~…… 」
警備員B「回りくどいのにだいたい合ってるのやめろ。校門の警備っつっても事この学生が不審者を凌駕してヤバイマス校レベルの治安の学園で俺等門番ABが持ち場を離れるような事態なんて起きねえよなぁ……だいたい校内配備の連中がどうにかしてるんだろうさ。なんか爆発音した気がするけど俺等門番だもんな、離れなくていいよな、な 」
???「 ザ ッ (遠くに霞掛かって響き渡る残響。これらに無関心な警備員とは名ばかりの置物の前に、一つの影が立ちふさがる。白昼堂々と、若者の学び舎の門を一人の男が通りすがろうとするのだ) 」
警備員A「―――ってちょっとちょっと!?何素通りしようとしてくれちゃってるんです!?(そこは置物であっても警備員。切符を入れないならず者に反旗を翻す自動改札機ぐらいの仕事はすると言わんばかりに腕を突き出し男の行く手を阻む) こっから先は恣慰ヶ丘学園所有の敷地ですよ! 」
???「『関係者以外立入禁止』……そう仰りたいのですね。(男は頭部から踵にかけて自らの素性を覆い隠すローブを外し、一歩引いて警備員と向き合う) であれば尚更私にはここを通る当然の権利があります、私は保護者ですよ。無論、ここの生徒のね。 大切な娘が、何かトラブルに巻き込まれてひどく狼狽しているとのことだったので王城の警備を抜け出し駆けつけた次第。しかしここは学び舎、剣も武具も持ち込めない故職業上あるまじき丸腰。急いで娘を連れ帰りたいのです 」
警備員B「いきなりそう仰られてもね……ここに通う女子生徒は大抵は誰かしらの娘さんだと思いますよ。(おもむろに無線機を取り出し、警備員Aへ目配せ)とりあえず本部に繋ぎますので……あーそうですね、まずあなたと、娘さんのお名前をお伺いしても? 」
???「 ス…… (取り出したるはスマートフォン。画面に映るのは彼自身と共にいる姿ではない、日常風景でもない、ネットで拾えるようなライブの情景。そこに映り込む少女達……の一人にスポットを絞った画像だ) 『 千夏 』 娘の名前は……千夏です、こちらで妄想エンジェル★いちご100%Darknessという部活動に勤しみ、ファンがぴょんぴょんしていることで有名です。 」
警備員AB「 ??????????????????? 」
???「 そして私の名前は……『坂田』 ―――――― 『 坂田 智和 』 と申します。 王都、『天空の大いなる青つなぎのソウルソサイティ県西の都市ネオドミノシティ114514番地ネオ・ジオン城所属の警備員で、カメユーデパート青森の店長もしています。35歳独s……既婚、煙草は吸わない、酒は嗜む程度、健康診断でびっくりするほど糖分過多と言われ、パフェは年一でしか食べられません。 自己紹介はこんところでいいでしょう、では急ぎますので 」
警備員A「……… いや、苗字違うね。千夏さんの苗字少なくとも坂田じゃないね 」
坂田智和「 えっ 」
警備員B「あと独身って言いかけたよね。いやまあ片親ってパターンもありえるけどだとしても苗字は法律上保護者のそれじゃないとおかしいよね。いや里親って可能性もあるけどなんかこう………なんか違うよね、親じゃないよね、もうなんかファンの距離感だよね 」
坂田智和「あ、じゃあ中村…… 」
警備員AB「「 中村でもないね。 」 」
坂田智和「 >> 退け!!俺はお兄ちゃんだゾ!!!!!!!! << (明かされない関係!深まる謎――――!!) 」
警備員AB「「(普通に二人掛かりで両サイドからホールドアップし組み伏せる)」 」
坂田智和「あだだだだだだ!!あだだだだだだだいだいいだいいだいいだいちょっやだやだやだやだ!!!! チョマ、チョマテヨチョマーテーヨー!! 違うんすよ!保護者って言ったのは親って意味じゃなくって!!こう、親が離婚した関係で姓が違うんです!!俺は本当にお兄ちゃんなんです!!よく見て!!ほら!!!!髪色とかなんか近いっしょ!!!ねっ!!!!(ギリギリギリギリ) 」
警備員A「嘘つけええええ!!身内に一人でも天パがいたら全員テンパなんだよ!!あんたの妹がこんなサラッサラなわけあるかあああああ!!(ギリギリギリギリギリ) 」
坂田智和「天パ馬鹿にすんじゃねえええええ!!お前お聖書読んだことあんのか!?天使もYEAH!!スもみんなこう……くどいぐらいふわっふわの天パに描かれてるだろ!!史実がどうあったかはさておいて天パであることが美しいとされてるだろ!!ミケランジェロだってそう描く!!俺もそうする!!よって妄想エンジェルの千夏は天パ遺伝子が入ってる!!俺の妹!!つまり俺はお兄ちゃんだぞ!!全力でお兄ちゃんを遂行する!!!!!(ジタバタ) 」
警備員B「苗字大谷は全員野球適性があるみたいなこじつけするんじゃねェぞタゴサクがァ――――!!HQ!!HQ!!こちら正門!!女子生徒の保護者を頑なに主張するドラクエのコスプレをした不審者が一名!!支給応援を!! 」
坂田智和「――――――いったい、誰が千夏の保護者でないと決めた……?(傲慢!!高天より有象無象を見下ろす太陽が如き眼光をその目に宿し、組み伏せられているにも関わらず警備員を見下ろす!!)―――――決めるのは、我だ。 退きなさい、私を組み伏せるなどおこがましい…… まずまともには**(確認後掲載)ませんよ……? 」
警備員A,B,C,D,E,F,G,H,I,J,K「 『全反撃《フルカウンター》(先制)』 (問答無用で取り囲み殴る蹴るなどの制裁を加える) 」
坂田智和「我は獅子の罪…… 傲慢のさかt ウボボボボルァーーーーー!!(ボッコボコ) こ、こんな・・・・・く、くやしぃ!!千夏が・・・・・お兄ちゃんの助けを待っているのに・・・・・ち、千夏・・・・千夏・・・・・!!うおおおおおおお萌えろおおおおお俺の何かァ―――――!!(何も起こらなかった!!) 待ってろ!必ず助けてやるからな!!千夏、羽、アリアァァァァァァ―――――――ッッ!!!! 」
カァーン…… カァーン…… カァーン…… カァーン…… カァーン カァーン カァーン カァーン ガンガンガンガンガンガンッッッ
―――――ガベルは告げる。これは真実ではないと
『 全員戻れ 』
警備員A,B,C,D,E,F,G,H,I,J,K「 !!? 」
日車 智和「―――――やり直しだ。(ガベルを叩き告げる。この裁きは公平ではない、この顛末は公正ではない。故に、再審であると) 」
警備員A,B,C,D,E,F,G,H,I,J,K「「「「「「「「 『 有罪《ギルティ》 没収《コンフィスケイション》 退場《デスペナルティ》 」」」」」」」 」
坂田智和「ゔぁ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!! や"っと"聖"地"巡"礼"でき"た"ん"で"す"ぅ"!!!!!妄"想"エ"ン"ジェ"ル"の"ピン"チ"は"ァ"!!!!フ"ァ"ン"だけ"や"の"う"て"ェ"!全人類の問題じゃないですk ヴァアアアアアアアア!!!!!(恐ろしく早い泣き落とし。杉田じゃなければ耳栓しちゃうね) 」
如月弦太朗「 お前ら、ちょっといいか? 」
千夏&アリア&羽『……???(項垂れた顔を、静かに弦太朗に向ける)』
如月弦太朗「………大したもんだぜ、お前ら。自分の悪いところを認めて、素直に謝れる。それだけでもすっげえ立派なことだ!けどな…謝り合っていたって何も進まねえし、どんどん溝が広がるばかりだ。だからよ……これを機にな、"お前たちで相手の気に食わねえところを全部ぶちまけちまえ"! 」
天王寺璃奈「えっ……??き、如月先生……何を……?(一瞬、普通の教師らしからぬ発言をした弦太朗を二度見するように驚いた様子を見せる) 」
如月弦太朗「今お前らは、自分の恥ずかしいもんを曝け出した。だったらもう何も怖いもんなんかありやしねえ。ここぞとばかりに日頃言えなかった鬱憤を…その"想い"を思いきりぶつけてみろ!(その表情はいたって冷静で、しかして何かを期待するかのように不敵に笑っていた) 」
千夏「……今まで言えなかったこと…… 」
アリア「……ずっとため込んでいた…… 」
南宮羽「……みんなへの…… 」
「そんなこと、言えるわけがない」―――
誰もがはじめはその抑制が先行したが、弦太朗の友好的な微笑みに、心の奥底に課せられた施錠が解かれていく感覚に、不思議と張りつめていた感情が霧散していく。
千夏「………っ!ほ、ほなっ…ウチからいくで……?羽っ…!アンタ…いっつもいつもウチを小馬鹿にしてくるくせに…ウチがやらかしたことの尻拭いはいつもアンタ一人でやってたこと…ウチが気付いていないと思うたら、大間違いや!馬鹿にしてくるのは百歩譲って許すにしても…たまには本気で叱ってくれや!でなきゃ…ウチはいつまでも…アンタに甘えてまう…本当にどうしようもないグズグズの愚図になってまうやろ!! 」
千夏「アリアちゃんも…!羽が悪戯してくるときにウチのことを慰めてくれたりしてくれてほんま優しい子やなって思うけど……たまに悲しそうな顔をするときにウチや羽の気遣いに遠慮がちになんのも…気持ちはわからんでもないけど、よしてーや!ウチらだって、アリアちゃんの悩みを真剣に聞きたいときだってあんねん!そんなんされたら…ウチら…頼りないんか?って…思ってまうやん……! 」
アリア「……千夏ちゃん…いつもアリアのこと、見てくれてありがとう。でも…人間と知能構造体が持つ悩みは、思っているよりもかけ離れたところにあるんだってことも…知ってほしかった…。アリアは、できることなら人間に生まれ変わりたい。でも、すぐに人間目線で物事を楽観的に解決することなんて…今のアリアには難しすぎるよ… そのことを…わかってほしかった… 」
アリア「羽ちゃん…いつも妄想エンジェルを陰から支えてくれてありがとね。でも、時々ね…羽ちゃんが私たちの知らないところで…何か隠し事をしているような気がして…尋ねたって何も教えてくれないことに、少しだけ不安を感じたことがある。危ないこととか、いけないこととか…していないよね…?ずっと…一人で何でも抱え込んでいたでしょ?アリアも、千夏ちゃんも…すごく心配しているから…たまにはほんとのこと、教えてほしいよ… 」
南宮羽「ちなっちゃん。ボクは別にキミのことが嫌いなわけじゃない。こっ恥ずかしいけど…ほんとは好きが好き過ぎて愛おしく感じるんだ。頑張り屋なのに、何をしても裏目に出るちなっちゃんを…守りたくなってしまう。子の成長を見守る母親の気持ちみたいな感じ。だからね…たまには甘えてきてほしかったよ。自分の不始末を維持でも自分で片付けようと必死にならないでさ… ボクを信じて、任せてほしかった。 」
南宮羽「アリアちゃん…キミのトライアンドエラーな精神はすごく尊敬するよ。何度壁にぶつかっても再び立ち上がる…並大抵の人間じゃ挫折するようなことも、キミは耐え抜いてみせる。でも…口癖のように自分が悪いって何度も言い聞かせているのは…あまり良い気がしなかった。そんな卑下は…そんなことないよってフォローするボクたちの気持ちまで無碍にされてるみたいでさ… 自分のこと…もっと信じてあげなよ。君が思ってるより、アリアちゃんはすごいアイドルになれるんだから。 」
千夏「………… 」
アリア「………… 」
南宮羽「………… 」
千夏「……な…なんや二人とも……普段、そんなこと思うてたんか…っ… 」
アリア「…結構…知らないこと…隠していたこと……いっぱいあったんだね… 」
南宮羽「…なんだか恥ずかしくなってきた…こんなこと、今まで感じなかったのにな…ハハ…… 」
千夏「…………ごめんな… ううん…っ、"おおきに"な…!二人の本音…ちゃんと聞かせてもろうたし、ウチも…言えんかったことぎょうさんぶちまけられて、なんやすっきりしたわ…! 」
アリア「…アリアも……ぐちゃぐちゃに混線していた思考回路が紐解けたような感じがする…!どれだけ自分自身で考えても答えは同じだったのに…二人の心からの言葉を聞いて、新しい答えが見えてきた気がする…! 」
南宮羽「……思えばボクたち、こうやってガチで衝突したこと…あんまりなかった気がする… 表面上でお互いの様子や機嫌を伺い合って、その場凌ぎに事が過ぎていくのをただ待っていただけだったはずなのに…どうして、今になって…二人のことが…ずっと愛おしく思えてくるんだろう…? 」
ユゥ「……!(三人の様子を不安げに見守る中で、関係が悪化するどころか丸くなっていく流れに驚きと安堵の感情が入り交れる) 」
千夏「……羽、アリアちゃん……ウチ…いつまでも二人の足を引っ張ってばっかやけど… そんでもな…やっぱりおいて
カレンのはイヤや…!ウチらは三人でひとつの「妄想エンジェル」なんや…!やから……いつか必ず二人に追いついてみせる…!そん為に…これまで以上に…二人のことを身近に感じていたいんや…! 」
アリア「……アリアも…千夏ちゃんに羽ちゃんと一緒にいたい。こんな自分の弱音を受け止めてくれる二人なら…アリアは、きっと今よりずっと輝けるって思うから…っ!知能構造体でも…人間でもない…とびきりの妄想を叶える「エンジェル」として…! 」
南宮羽「……そうだね… ボクだってそうだ。ちなっちゃんにアリアちゃん。二人に出会えたから、ボクたちの今がある。楽しいことも辛いことも、笑いと涙で流せるような関係を…これからもずっと紡いでいきたい。この三人が「妄想エンジェル」でよかったって思えるように…! 」
気が付けば、三人の少女たちは涙ぐんだ顔を浮かべて円を組むように抱き合っていた。
今までずっと隠していたこと、気づけなかった苦しみも、大切にしたかった愛情も…"想い"も…
彼女たちだけの"妄想"を、愛おしく抱きしめるように――――
如月弦太朗「 に っ ♪ (衝突の末にわだかまりが解けた三人の背を、若い教師は微笑ましげに笑みを零す) 」
天王寺璃奈「……三人の仲が…戻っていく… 如月先生の言っていたことで…みんなの距離がこんなに近くなるなんて… 」
如月弦太朗「どんな奴にだって、人には言えねえ辛くて苦しい事情を抱えてんだ。それに気づけなかったり、知ったかぶるだけじゃあダメなんだ。友情ってのは、上っ面だけじゃ成り立たねえ。相手の良いところもひん曲がったところもすべて受け入れる!それが…本当の友達(ダチ)ってもんなんだ! 」
あなた「………!(弦太朗の格言に、「あなた」は胸を強く打たれたように感心する。上辺だけでは相手の深層心理など覗けるはずもない。心と心でぶつかり合って初めて相手を知ることで、そこに人の本当の"想い"があるのだから) 」
ユゥ「…素敵ですね、如月先生。私も…とても大事なことを教えてもらいました。友達と喧嘩して、ほんとの気持ちを知ってはじめて…昨日よりもずっと仲良くなれる気がする。幼い頃の自分が、友達や両親とそうしたように… 大きくなってもその付き合い方は大事なんですね。 」
千夏「……っ…ぐす…っ… 如月先生……おおきにな…!ウチら…先生の言葉で、目が覚めた気がするわ…! 」
アリア「もう、一人で抱え込まないようにしたい。いつだって大切な仲間と一緒にいることを思い出して…これからは何でも話を聞いてもらえるようにします…! 」
南宮羽「ボクも、みんなも、まだまだ未熟だった。でも…だからこそ、今よりずっともっと大きく羽ばたけるって知れた。「妄想エンジェル」はこんなところで立ち止まれはしない。同じ歩幅で…同じ速度で…同じタイミングで羽ばたけるように、これからは三人一緒に頑張っていくよ…! 」
如月弦太朗「おうっ!その意気だぜお前ら!っくぅ~~~~~~~!青春だなぁ~~~~!やっぱ友情ってのは良いもんだぜ!お前らを見ていると、俺まで泣き出しそうだぜ…!青春は一生終わらねえからよ!これからも三人一緒で仲良くしろよな! 」
千夏&アリア&南宮羽『 は い っ ♪ ♪ ♪ 』
ホムラ「ほっ……よかったですね…♪三人の寄りが無事に戻って、これからの活動も続けていけそうですね…♪ 」
メディ「ええ、本当に… ただ…非常に申し上げにくいのですが…先ほどの襲撃で、せっかく制作した舞台会場がほぼ壊滅的になってしまいました。ライブの開始まであと1時間と10分…このままでは…… 」
如月弦太朗「へへっ…!心配すんな!言ったろ?この俺に任せとけって!お前らのすんげえ友情パワーを見ちまったら…俺も張り切って手を差し伸べたくなってしまった。だから…俺も会場の設営を手伝うぜ!それに……『ここ』には俺たちだけじゃねえ……強力な助っ人がいんだ!(自信満々に胸を叩くと、向かう先は出入り口ではなく…体育館内の中央。そこに立って大きく全身を仰け反ると――――) 」
如月弦太朗「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおいいいいいいいいいい!!!!!!!!!お前らあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!誰か助けてくれええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!! 」
如月弦太朗「俺一人だけじゃ助けられねえよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!力不足で情けねえんだ俺はあああああああああああああああああああああああ!!!!!!誰か助けてくれえええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!(恣慰ヶ丘学園にいる全生徒・全職員に聞こえるくらい、大声で叫んだ) 」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨(3分後。体育館フロアに小さな地響きのような揺れと共に、何かがなだれ込むような足音に完成のような叫びが次々と聞こえ出す。館内の全員がもしやと出入り口の方角へ振り返ると――――)
\うおおおおおおおおおおおお!!!如月せんせえええええええええ!!!!/ \来てやったぜーーーー!!!/\ア、フナッシーダ!/\どうした何事だああああ!!?/\俺も行くぜ行くぜ行くぜええええええええええ!!!/\全力でお助けするぜえええええええ!!!/\アンキモカスタードがあるって!?/\キターーーーーーー!!!/\みんな静かにしよう!!(提案)/
――――― 一人の若い熱血教師の叫びに、大勢の生徒や教師たちなどが体育館に駆けつけてきたのだ
秀太院「 科 学 部 だ ッ ! ! ! ! ( ク ワ ッ ! ! ! ! )科学部の力が必要だってぇぇぇぇえええええええ!!!???よぉぉぉおおおおし分かった!!!俺に任せればロケットだって核爆弾だって疑似火星だって作っちゃうぞ☆ なんたって科学部の科学力は世界一だからだあ!!本当だからだあ!!(梅沢風) 」
サトミ「はいはい分かりましたから。声と発想のスケールのデカさはもうわかりましたから。 」
カグタリウス・ゾディアーツ「(生徒に紛れて走ってくるがつまづいて転び爆散) 」
ニシキノ「ハーーーハハハハー!「大谷」くん!!!聞いたぞ!!この私に隠れてあの妄想エンジェルとランデブーをしていたんだってな!!ははははは!!!許すまじマジF●ck!!!!!!!!私も混ぜろ!!!!!!!(謎キレ) 」
チヒロちゃん「「何が土用の丑の日よ…みんなウナギの骨に刺されてタヒねばいいのよ… 」
獏さん「盛大に爆(や)ろうぜ!!!!!!!!!!!(両手に花(火)) 」
徳秋大使館「俺はパンが嫌いなんだよバカヤロー!!!!!!!!日本人だろうが
ケイオス人だろうが火星人だろうが米を食え!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 」
はらぺこあおむし「(ハロウィンのアルバイトの助っ人に来た) 」
スターウォーカー「 * このライブ会場にはヘドが出る 私こそがオリジナルのスターウォーカーだ (オリジナルのスターウォーカーがあらわれた!▽) 私も、(設営に)加わろう (オリジナルのスターウォーカーがスタッフに加わった!▽) 」
アーニャ「お手伝いしたらアーガマの整備1日オフになると聞いてきた。(オフのために)がんばるます 。 」
ZNDMN「コスプレ部も衣装の貸し出しをするのだ!一人一着500ディニーになるのだ!(金取んのかよクソッタレ!) 」
カグタリウス・ゾディアーツ「 プ レ ゼ ン タ ー に 会 わ せ て や る ! (汚ねえ花火になる) 」
ヒロ「おぉ、すごい!かなりの人が集まってきた… 」
ヒロ「後人聞きの悪いことを言うな「水原」(間違ってはいけないミス) 」
ペンギン「一応俺もスタッフなんだがな・・・?(機材のセッティングを終え、DJ) 」
北条悟史「如月先生……バスケが……したいです……(金魚鉢をドリブルする)バリイイイイイイインッッ!!!!!!!! 」
ユゥ「…す、すごい……!如月先生の鶴の一声で…学園のみんなが一気に集まって……! 」
如月弦太朗「おう悟史!諦めたらそこで試合終了だぜ!俺と一緒にバスケで甲子園言ってワールドカップ出場だ!! へへっ…『ここ』にいる奴らは、みんな俺のダチだ!!これだけの人数がいりゃあ会場の設営なんてすぐに終わるぜ!それに中にはその手のプロフェッショナルも何人かいるしな…!みんな!来てくれてありがとな!だが時間がねえんだ…俺たちと一緒に急いで会場の設営を手伝ってくれ! 」
千夏「すっごぉ……!?た、たしかにこんだけぎょうさんの人がおれば…いけるんとちゃうか!? 」
アリア「ぴゃあっ!?(突然の人の雪崩に驚き思わず物陰に隠れると、ホログラムを自機に投影することで人間の姿に切り替えて恐る恐る顔を出す)う…うんっ…!ものすごく心強いかも…♪ 」
南宮羽「…如月先生…それに学園のみんなまで… みんな…ボクたちのために……!(驚きと喜びに感極まって声が若干震えだす) 」
あなた「……♪(学園祭の最中で出会って間もない個性豊かな生徒や教員たち。駆けつけてきた彼らから妄想エンジェルに視線を切り替え、一緒に立ち上がろうと拳を突き出し、「あなた」は激励した) 」
天王寺璃奈「みんな…本当に、ありがとう…♪じゃあ、指示を出すから協力の方をお願い…!〖* >▿< *〗 」
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!!!!
最終更新:2026年05月10日 23:53