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フレイミス「―――――…………ここ、は……? 」
少年が目を覚ますと、そこには一面花が咲き誇る草原が広がっている。
強くも心地よい微風が花弁をさらう中で、花弁に覆われていた視界の向こう…遠い彼方に誰かの背中が見えた――――
フレイミス「……親父…なのか……? 」
人影は少年の声に振り返ることなく、花弁の吹かれる先へと歩み進むようにその背が小さくなっていく―――
フレイミス「ま…待ってくれ、親父…!俺を…置いてかないでくれ…っ……!!(原っぱを乱雑に踏み鳴らすような荒い駆け出しで科の背を追いかける。だが、距離を縮めようとすればするほど遠ざかっていく影に焦燥感が募り、届くはずのないその鉄の手を伸ばしかけるが―――――) 」
フレイミス「――――――― 親父ッ ! ! ! ( ガ バ ッ ! ! ) 」
フレイミス「…………っは…… はぁ……はぁ………(それが夢だと気づいた時には、窓の外に向かって手を伸ばしたまま目覚めた時だった。いつの間にか深い眠りについていた夜は朝を迎えていた。小鳥のさえずりと共に、夢から引きずってきた鼓動の高鳴りが交わる。重苦しいため息のような呼吸を繰り返し、次第に落ち着きを取り戻していく) 」
フレイミス「…ふぅ……はぁ……… 夢……か……………?(安心感と無念が入り混じる溜息を一つ零し、眠気が醒める。すると、自分の体に何か違和感を覚えて視線を落とすと――――) 」
ハナ「 すぴ~…Zzz… (フレイミスが横たわるベッドの上。淡い桃色の寝巻を着込んだ「姉」が少年の小さな背中に抱き着くように寝息を立てていたのだった) 」
フレイミス「――――うわああああああああああああ!?!!?!?!?(ガバァ!!とベッドから自ら転倒していく) 」
ハナ「…んー……っ……?(大きな絶叫を上げて落ちていくフレイミスの落下音に睡眠を揺さぶられ、まつ毛がピクリと動くと静かに灰色の瞳が開かれていく)……ん……おはよ、フレーミス……♪(寝起きに見られる掠れた様な声と共に、開口一番ともいえる微笑みの挨拶を零した) 」
フレイミス「お、お、お……おはよう……じゃねえよ!!なな、なんで姉ちゃん…俺の部屋……つか、いつの間に寝て……っ…??! 」
ハナ「あ~……驚かせちゃってぇ…ごめんねぇ……?深夜に目が覚めてね…フレイミスはよく眠れてるかな?ってひっそり覗いて部屋に入っちゃった……えへへ… そしたらね……寝顔がついつい可愛くって……しばらくそっばで見てみよう~って思ってたら……そのまま寝落ちしちゃってたみたい……てへー…ドジなお姉ちゃんだねぇ……(๑>•̀๑) 」
フレイミス「ドジって話じゃねえだろ……頼むから勝手に入らないでくれよ………マジでビビった……(夢の中で親父に追いつけなかったの…ぜってー姉ちゃんのせいだろ……くそっ……迷惑な悪夢だ…) 」
ハナ「ほんとにごめんねぇ~…?そうだねぇ…フレイミスも思春期の男だもん。ベッドの下にお姉ちゃんには言えない秘密を隠したいお年頃だもんね…うんうん、大丈夫…♪お姉ちゃんは見なかったことにしてあげるから、気にしないでね…♪ 」
フレイミス「ふざけろッッッッッッッ!!!!てかなんも隠しちゃいねーよ!!! 」
ハナ「照れちゃってるー、かぁいいー♪(くすくす微笑みながらベッドから身を起こす) さっ、朝ごはんにしよっか。今日も楽しい一日になるといいね♪ 」
レゼリアの旅行から帰宅して早翌日…
いろいろあったせいで疲れて深い眠りについたが、不思議と安心感に包まれて穏やかな朝を迎えた。
真っ暗な朝を迎えた未来での生活とは違う日常。こんな日は…いつ以来だろう……?
二人だけのリビング。差し込む太陽の光。香ばしい匂いが漂う朝メシ。
特別見ているわけじゃないが当たり前のように流れているテレビ番組。
姉ちゃんが作るご飯を食べながら、語り尽くせなかった旅行のことを二人で話す。
そんな他愛もない風景を、俺は自然と受け入れていた。
ハナ「―――……そうなんだぁ~♪はじめての場所で…たくさんのお友達ができて…楽しそうなことも経験して… そして……『お父さん』にも、会えたんだね。 」
フレイミス「……ああ…(トーストを一枚かじり、ぎこちなく咀嚼する)………願っていた形じゃなかったけど……でも、これでよかったのかなって、今はそう思う。親父に会いたくても会えない俺が、ちゃんと本人の前で向き合うことのできる貴重な経験だった。姉ちゃんの言うとおり、レゼリアへ行って本当に良かった。おかげで……これからちゃんと前を向いて進んでいけるって誓えたから。(そのぎこちない口元の動きも、次第に口角が釣り上がっていく) 」
ハナ「……そっか…♪フレイミスがそう思えたなら、お姉ちゃんも嬉しい。お父さんのことは残念だけど…でも、今のフレイミスには新しい友達がいて…これからたくさんの人たちと繋がっていく。受け継いだ意志を示し続けた先で、きっとお父さんも笑っていると思うよ。お父さんとは違う未来を…歩めなかった未来を、フレイミスが進み続けていることが、きっと幸せなことだから。 」
フレイミス「……そう…なのかな……? 」
ハナ「うん。これだけははっきり言えるよ。私がフレイミスにとって本当の家族なら…フレイミスがやることなすことのすべてを見守り続けることが喜びで幸せだから。いつかフレイミスが大人になって家庭を築いて…お父さんになったときにわかるはずだよ。 」
フレイミス「……あまり実感がわかないな…… 」
ハナ「ふふっ…♪子どもの内はね。でも、子どもは子どもの内に今しかできないことを楽しむのがいいよ。青春は謳歌するものだから。それにしても……ふふっ…♪お友達もいいけど…フレイミスがこれからどんな可愛い女の子とおつきあいしていくんだろうな~?お姉ちゃんまでドキドキしてきゃったかも…❤ 」
フレイミス「んだよそれ… 恋愛なんかしたことねえよ俺は… アッツ…(苦い顔でコンソメスープを啜る) 」
ハナ「えーっ!?それはだめだめっ!じゃあ…フレイミスに可愛カノジョができるように…今日からお姉ちゃんが恋愛のイロハを教えますっ!(`・ω・´)=3フンス 男の子として強くなることも大事だけど、優しさも兼ね備えて立派な大人にならなくっちゃね! 」
フレイミス「いや、いい…そういうのめんどくさ……ズズーッ……(肩をすくめてスープを啜る) 」
ハナ「いい?フレイミス?男女の友情なんてありはしないんだよ!男の子と女の子はね…仲良くなったらそれはもう…LOVEなんだよ!ハグなんだよ!レゼリアでできたお友達もみんな女の子って言ってたよね…!?もしかしたら…すでにフレイミスに惚れ込んでいるかもしれないんだよ…!?お姉ちゃんみたいに!お姉ちゃんみたいに!! 」
フレイミス「そう思い込んでんのは姉ちゃんだけだろ!!!!!!! 」
ハナ「え~~~~っ!?違うもんっ!お姉ちゃんだって今どきの女の子の気持ちくらいわかるもんっ!ほんとだもん!トトロもそう言ってるもん! 」
斗斗呂「 そんなものはない (ハナの脳内の吹き出しから殴ってくる) 」
フレイミス「レゼリアでその女どもに散々に振り回されてきたんだよ俺は!!!!!!(メスのカブトムシの奔放さ、人質
ホタルの誘拐事件、光姫との決闘などの記憶がシームレスに蘇る) 」
ハナ「ハッ…!フレイミス……その歳でもう……いろんな女の子を誑かしてきたんだね……っ…?ううっ…なんて罪づくりな弟……そんなところもギルティでかわいい……❤ 大丈夫だからね?フレイミスがどんなに悪い子になってもお姉ちゃんだけが受け止めてあげるからね?心配しないでね?おかわりいる?デザートのバウムクーヘン食べる? 」
フレイミス「ダメだ全然話が嚙み合わねえ(口の端からコンソメスープが爛れる) 」
――――― レディィィイースッ!アーンッ!!ジェントルメェーーーンッ!!!カオス界のお前らにとんでもない重大告知だァーーーッ!!(そんなやり取りの最中、テレビ番組にてひと際目立つ告知映像が流れだしてきた)
混沌の!混沌による!混沌のための混沌最強を決める頂点の大会!!その名も…『 バトルロワイヤル世界大会"CHAOS" 』ッ!!!
本年より、世界政府主催の下でついに本大会が実現したァ!!強き者も弱き者も!最強を目指す志を持つ者ならば誰でも参加ができる!!!
血と涙と笑いと感動ありの究極のエクスペリエンスバトルロワイヤル!!本日より、エントリーが開始されまぁぁあああす!!!
フレイミス「……ん…?なんだ……?(ふとテレビの方へ振りかえる) 」
数々の激戦を乗り越えた先…最期まで勝ち残った優勝者には莫大な賞金と豪華景品…そしてェ!次回大会まで混沌最強の座が授与され、殿堂入りが果たされます!!!
最強を極める者ならば黙ってはいられないはずだァ!!!
本大会は、単独での参加はもちろんのこと、最大3人までの1チームでの出場もでき、戦闘経験がない方でも対等に戦えるシステムなどを搭載しております!
大会は3週間後に本格開催!!出場希望者は開催当日までに大会会場へと赴いていただき、エントリーの手続きをお願いいたします!!
皆さんの熱い闘志を待ってるぜぇぇぇぇええーーーーーッ!!!!
フレイミス「……これは……(好奇心に引き込まれるようにCMに食い入る) 」
ハナ「何かの大会かな…?よくある武闘の大会……でも、政府公認の大会ってことは……かなり大きなものなのかもしれないね。何かあった時の保証もされるみたいだし、かなり大きな催しになりそう………?(ふと、好奇心旺盛な目をしたフレイミスの様子を見て何か考え込む) 」
ハナ「……♪(そして閃いたように目元を緩ませた)………出てみたら、フレイミス? 」
フレイミス「えっ……?お、俺が……?(我に返ったようにきょとんした顔で自分の顔を指さす) 」
ハナ「うんっ♪だってフレイミス、力には自信があるんでしょ?レゼリアでお姫様一人を守り抜いたくらいだもん、きっと大会でもうまくやっていけると思うよ…♪それに……フレイミスがここに来た「本来の目的」が叶うかもしれないからね。 」
フレイミス「……俺の……――――― 」
「 ………少年、「力」が、欲しいか? 」
「 ならばこの私に示してみろ 何の為に強さを求めるのか 」
「 まずは「過去」に向かえ。歴戦の偉人、強者(つわもの)たちから「力」を学ぶといい。 」
「 少年…君はまだ、本当の意味で「答え」を得たわけではない。与えた「力」はそれを得るため猶予に過ぎない。
その小さな頭で先人たちの教えを理解し、世界を知り、改めて「力」とは何か…その真理に辿り着け 」
フレイミス「―――――………(命の恩人との約束、そして自分自身への決意表明… ハナの言葉で目が覚め、今がその時だと気づくと――――)………ああ…ッ、そうだな…!こっからは、俺のやりたいことをやるだけだ…!やってやるぜ…俺の「力」を、今こそ示す時だ……! 」
ハナ「ふふっ…♪フレイミス、すごく良い顔になった。じゃあ、次にやるべきことは決まりだね♪頑張ろうね、フレイミス!お姉ちゃんも精いっぱい応援するから!じゃあ…朝ごはんを済ませたら、早速会場へ行ってエントリーしに行ってみる?開催までは火があるけれど、善は急げって言うもんね…♪ 」
フレイミス「あんがとな、姉ちゃん… ああ、そうしようかな。もしかしたらもう既に他の奴らも動いているかもしねェ… どんな強ぇ奴らが待ってんのか…なんだかワクワクしてきた……!ハムッ、アムッ…!(静かに掻き立てられた闘争心が燃え、食欲にも影響するように朝食にがっつき始めた) 」
…… ここから始まる。
「親父」の意志を受け継ぎ、今度は俺自身が前に出るとき。
世界に、俺の在り方を示す時が――――
― 東の国・世界大会会場 ―
全国に放送された世界大会の大々的な国から数時間後
開催まで日程があるにもかかわらず、既に大会会場の地では大勢の人だかりができていた―――
フレイミス「……すっげ……ここにいる奴ら全部出場希望者なのか…?思ってたよりもうこんなに…… 」
ハナ「わぁ~…!すごい人だねぇ~…!のんきに明日来ようとか言っていたらエントリーの枠に間に合わなかったかもしれないかもねぇ…?(フレイミスとともに現地会場を見渡している) 」
フォックス「ここで俺たちがちゃっかり優勝すれば
スターフォックス農園の知名度も爆上がりだな!一緒に頑張ろうな、ファルコ、ウルフ! 」
ファルコ「こんな湿気た報酬より、俺はそうめんの方がいいぜ(呆れた顔で大会のチラシを投げ捨てる) 」
ウルフ「その湿気た報酬でそうめんが100年分食えるんだがな。てか俺たち三匹での出場とか気は確かか?アーウィンもランドマスターも使えないんだろこの大会? 」
フォックス「それがだな聞いてくれ!なんと……兵器の持ち込みは全然OKみたいだ!!ゲームキューブにWiiリモコンヌンチャクでも戦えるってことだ!!やったな!! 」
ウルフ「アオーーーーーーーーーーーーーン!!!(勝利宣言の雄叫び) 」
ポリゴン2「よーうじょ!ようじょよーうじょ!キュージン!!よーうじょ!ようじょようじょキュージン!!よーうじょ!ようじょのためのアルバイトー!! ドガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(コンクリを嘴でキツツキのように叩き工事している。参加者なのだろうか) 」
海馬瀬人「フゥハハハハハハ!!!待っていたぞ…この時を!!!我が海馬コーポレーションも総力を挙げてこの大会に出場するのだDAーーー!!!!地上で最強の決闘者(デュエリスト)たるこの俺がいる限り!凡骨どもが夢のあと!!!さっそく進路を受付に取れ、磯野!全☆速★前☆進★DA!!!フゥハハハハハハ!!!(受付、ではなくトイレに駆け込んでいく) 」
磯野「受け付けはあちらでええええええええええええす!!!!(方向音痴な社長を追いかけていく) 」
ピカマン「 >>間違いない!!あれは……キラキラだ!!<< (後光に照らされながら空から富士山サイズの大量のピカマンが降りてくる。)僕は……あちら側(2025年)から来た……。 進撃の巨人のラスボスはエレン…………。 」
ヒロ「(エントリー前に死んでる) 」
スタッフのピカマン「起きろ!!!!!起きろロイト死刑だ!!!!!オ゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!オオオン!!!オアッッッッ!!!!あああああっっっがががっがっがあっががあああああああ!!!!ドンドコドンドッコドコドkドドコドコドワルイージハドコドドコドコドコドドコカズネチャンカワイイネドコドkドdコ うんっっっっひいいいいいい!!!(ヒロをボコボコ!!!!の!!!ぎたぎた!!!のかみなりパンチでタコ殴りにする!!!!すると!!!ヒロは驚くほど健康になって復活!!!!した!!!!よ!!!!!) 」
ブラックさん「(ネタバレは) ゆ゛る゛さ゛ん゛!!!!!!!!!!! (ピカマンにライダーキック)俺は太陽の子!!仮面ライダー・・・・ブラァッ!!!!!!!!!!(画面の前の良い子に自己紹介)キングストーンフラァッシュ!!!!!!!!!!!!!!!(からのポリゴンフラッシュで良い子の眼に致命的損害を齎す害悪) 」
良い子のムスカ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・・・・!!!!!!目˝があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!(キングストーンフラッシュで目を抑えて悶絶) 」
ハナ「動物園みたいで可愛いね♪ 」
フレイミス「あの珍獣どもも出場者なのか????? 」
???「相変わらずメチャクチャな奴だ……(特徴的な足音を鳴らしながらブラックさんに迫るローブの男…) 」
ブラックさん「ムッ!!?何者だ!!?(ガバッ!!!と勢いよく振り返る) 」
???→シャドームーン「だが好都合だ。この大会を通じてお前を倒し、俺は創世王となる。因縁にピリオドを打つ時が来たな(ローブのフードを跳ね上げるとそこにはブラックさんに似た銀色の怪人!宿敵シャドームーンがそこにいた!) 」
ブラックさん「なッッッッ!!?お・・・・お前は・・・・!!!信彦ォ・・・・!!!!(ブラック=サン、衝撃の展開に愕然ッ!!!) 」
ヒロ「俺復活!!(生きかえる) 」
翠玉の魔法使い「うわあああああああ!!!人が多すぎてゲロ吐きそうだぜええええええ!!!ぼげえええええええええ!!!てかエントリー何処でやんの!?あたしゃコミュ障だから受付嬢とも話ができねえよおおおおおおお!!!オエエエエエエエエ!!!!!(生き返ったばかりのヒロにぶつかり、倒れたヒロに気づかず彼の顔面にゲロを吐き(※モザイク補正有)、そのまま二日酔いみたいな歩き方で人混みの中へ消えていく) 」
カズネ「…………(通りかかったところにモザイクだらけのヒロの鳴れの果てを見つめ、ただ静かに一輪の花を添えて合掌する) 」
ポリゴン2「カ゛ス゛ネ゛チ゛ャ゛ァ゛ン゛!?!?!?!?!!!?!?カ゛ス゛ネ゛チ゛ャ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ア゛ア゛アァ゛ァ゛!!!!!!!!!!!!!(コークスクリューで迫ってくる) 」
ウルージ「いやはや良き賑やかさでありなさるな……果たして拙僧の実力がどれだけ通用するか……ボチボチエントリーしてみよう! 」
白い毛玉の人「(芋ジャージ、踵まで伸びたボサボサの白い髪。男なのか女なのかもわからない幼くも端正な顔立ちの人物が、カップ酒を片手に会場内を徘徊。 受付の前で足を止め棒立ちする)…………。………スゥゥゥゥゥ………・・・・・ ここでェ……なんかこう、試合が出来るって聞いたのだがァ・・・・・・・…………。―――――――(受付に向ける無言の圧) 」
ヒロ「ぶげえええええ!!!(チーン 」
ブラックさん「信彦・・・・まさかお前がこの大会に出るとはな・・・・!これもゴルゴムの仕業か!?だがしかしッ!!(シュバッ!)お前の好きなようにはさせん!!(シュビッ!) 」
メタルマリオ「あ^~パフェ食ったら~♪パフェで口直しして~二件目にパフェステーキ食うだ~!そして腹痛!Oh!遺影!って、ああああああああああんまりだああああああああああああああああ!!!!!(上機嫌でパフェを手に歩いていたらポリゴン2の巻き添えを喰らって共倒れでパフェになる) 」
X・ドレーク「フン…こんな偶然もあるもんか…まさかお前までこの大会に目をつけていたとはな、“怪僧”…!(眼帯のような装飾を身に纏う謎の男、X(ディエス)・ドレーク)。顔馴染みのある大男のウルージに近寄り、神妙な表情で対面する) 」
アルフィー「本大会の出場をご希望ですか?では、こちらの参加事項をお読みいただき、エントリー用紙に必要事項をご記入ください。(世界大会受付を担当する受付嬢。白い毛玉の人をはじめとする多くの曲者揃いの参加希望者を相手に顔色ひとつ変えず淡々と対応している) 」
白い毛玉の人「おけまる水産(こう言えば受付の人はにっこりするらしいって聞いたぞ、ふふふ……気遣いができて私は偉い……)…………。…………………。(必要事項を記入する中で、ある項目でペンを止める)(あれ、私はぼっち……おかしいな、この大会ぼっちにやさしいはずだぞ)あの…… ここには『何を書けばいいのかな』(『チーム名』の欄でペン先が何往復もしている) 」
俺は悪魔博士のバイトだよ!「ここに『チーム名を記載してください』での!!!! 」
杉下右京「どうもどうも…警視庁特命係のぉ…杉下右京ですぅ…。これで、よろしいですか?(受付嬢に皮を剝いた林檎…を間違えて差し出しかけて慌ててエントリー用紙に差し替えるように提出) 」
白い毛玉の人「 うん、ありがとう。(チーム名記入欄に『ここにチーム名を記入してください』と書いて提出する) スタッフの人親切だったな……こんな私でも簡単にエントリーできた……(ムフー) 」
バナナ猫「ハッピー♪ハッピー♪ハッピー♪(すでに脳内で優勝した自分の姿を思い描き、女とバナナにモテモテなハーレムにムフフしている) 」
アルフィー「………?(バイトの悪魔博士から回ってきたエントリー用紙を見て疑問符を浮かべたように目を細める)………いやあの、これ…… はぁ……まあそれ以外の事項にはきちんと記載されてますし……一応これで受け付けておきますか… 念のために運営上層部には私の方から報告しておきますので… あ、はい。次の方どうぞ。(そう言うと白い毛玉の人が書き記した用紙を受付受理のボックスに入れ、次の参加者の対応に戻った) 」
ピンク髪の幼女?「え、と……あの……あのっ…… ちょ…どいてくださ… ていうか受付どこ…?見えな…っ…💦(ピョインピョイン)(人混みの中で自分よりも背丈の高い人たち…否、逆だ。周囲の平均的な身長を持つ人たちよりも圧倒的に低い幼女のような少女が周囲の人だかりに困惑しながらも受付に向かおうとしているが全然進まない(正確には自分の存在に気づいてもらえなくて退いてくれない)状況になっている) 」
門矢士「ここが世界大会の会場か……(賑わう人だかりの中を通りすがる中、ヒロと
ベールの姿を捉えると首からぶら下げたポロライトカメラで二人の姿をそれぞれに分けて撮影する)………どうやら、俺がこの世界でやるべきことは決まったようだな。(意味深に口元を緩ませ、受付の方へ向かうのだった) 」
シャドームーン「ゴルゴムの思惑など関係ない。ゴルゴムもまた創世王の……我々の手足に過ぎん。創世王となり天を頂くのはただ一人……その因縁が再び絡み合う舞台が今回はここだっただけの事。貴様との戦いを楽しみにしておいてやるぞ、ブラックサン……(特徴的な金属音の足音を鳴らしながら、静かにブラックさんを睨みつけていた……) 」
バジル・ホーキンス「……最悪の世代か……(ウルージとX・ドレークに続いて、"魔術師"の異名を持つワラワラの実の能力者、バジル・ホーキンスもその場に現れる)……なるほど。これも何かの縁。運気の流れをお前達から感じる……お前たちと組んで最終的におれが得できる確率は……78%か。賭けるのも悪くない 」
ブラックさん「・・・・・信彦・・・・やはり、俺とお前は戦う運命(さだめ)にあるのか・・・・・ だが、俺は負けん・・・!なにがあろうとも、必ず・・・・!(グッ!)(踵を返す宿敵の背に、ブラック=サンは来る決闘の日を覚悟するのだった・・・・・!) 」
X・ドレーク「ホーキンス…お前まで来るとはとんだ風の吹き回しだな……だが、今何と言った?"俺たちが組む"…だと…?(怪訝な眼差しを向けながら)………だが、確かにこの大会では最大3人までを1チームとして出場することはできる。景品の分け前は必定だが、いかなる相手が出場するか分からぬこの大会で単身で挑むには骨も折れるはず… 少なからず味方は一人でも多い方が良いこともあるが… 」
スクラッチメン・アブー「ウッキー!!!!!今年は申年!!!!!!(同盟を裏切りたそうな目で最悪の世代を見ている!) 」
ポリゴン2「 僕はあちら側から来た……。もっと輝けってガンダムが言っている…… (キラキラの向こう側からピンク髪の幼女?に近づいてくる) ? (ピンク髪の幼女『?』)…… ――――――!!(NT音)(もしやこいつピカマンか……!?) 」
溶接用マスクの女性「(着崩した作業服に、上はタンクトップ姿。顔面は溶接用のバイザー付きマスクで覆われた異様なビジュアルの女性が、堂々と売店で煙草を買っている)あー………とりあえず二箱、今吸うから、はい、どうも… 」
ピンク髪の幼女? →
ユビィ「あいたっ(常に上を見上げながら歩いていたため、近づいてきたポリゴン2に気づかず転倒しかける)ううっ…ごめんなさ―――――いやなにこのアヒル!?おもちゃ…!?なんでこんなところに……ハッ!(これは、ひょっとして……)……ぐ、ぬぬっ……!!『ユビィ』が子どもだからって…「これに乗っておかえりください」って言いたいわけ…!?どこの誰のいたずらかしらないけどさぁぁぁ……許せねぇよなぁぁぁ……???(・"・)(チビスケ、キレそう――――――!!) 」
ポリゴン2「ピロリピロリ♪ ネームドキャラ確認。あなたを(ピカマンではない)人類と判定します。 僕は向こう側(2025年春、ジークアクス放送中)からやってきた…… MAVらないか 」
チャドルゴ「 も う ど う な っ て も い い や ♪ (同じく2025年のアルガントーラからやってきたおじさんがMAVダンスをし横移動、ポリゴン2を確定演出の後場外へ消し飛ばす) 」
ユビィ「Σ(゚ω゚ノ)ノ!? ………こ…このアヒル……喋る…!?いいいいいや落ち着け…!今どき喋る玩具なんて珍しくないじゃん!DX変身ロボット!光る!鳴る!喋る!全自動アヒルン刀とかって名前の玩具に違いないって!やっぱりバカにしてるユビィのこと!!こんな玩具で…ユビィの野望が潰えてたまるもんか……!!( -”-)(とんだ被害妄想である) 」
ヒロ「(とりあえず顔を洗った状態で現れる)何だ、お困りのようだが…(ユビィのところに近づく) 」
ウルージ「確かにずいぶん奇妙な組み合わせでありなさるな……だが一時期は並んで評された間柄。手を組む上でいろいろと柵はありなさるが……ゲン担ぎというのも悪くない……!! ……しかし魔術師の人……私が見るにあんたは単純に戦力以上に組む相手を探している節も感じられるが……? 」
アオ「す、すっごい人だかりだ……!(大会の会場を見渡しながら息を呑み、どこか落ち着かなそうに八字に眉を下げた)う、受付の列ってここですよね? エントリー間に合うといいんですけど……(そこかしこで起きる騒ぎに><;顔になる) 」
バジル・ホーキンス「……フッ。お見通しか……おれの能力は味方がいてこそ真価を発揮する。なるべく組める相手が多い方が良いということだ 」
ラーヴァ「少年、堂々としていろ。これから私たちはこいつらを倒すんだぞ(アオに応えたのは、余所行き用のラフなパンツスタイルに身を包んだラーヴァ。気だるげそうな半眼でアオを一瞥し、列の前方を眺めた) 」
ハナ「ねえねえっ、受付の列ってここかな…?早くならぼっ(フレイミスの手を引いて受付の待機列に並ぶ。その際、ちょうど目の前に並んでいたアオの姿が目に入ると…)……か、かわいい……っ❤(ラーヴァとの会話で横顔を晒したアオの童顔に思わず母性本能がくすぐられたように目を輝かせる)こ、こんにちは~…♪君も大会に参加するの?すごいねっ!ウチのフレイミスと同い年かな…?少し年上さんかな…?(傍にいたフレイミスとアオを見比べながら気さくに話しかける) 」
フレイミス「おいおい…いきなり初対面の人にいつもの感じで話しかけたら… 」
ハナ「へーきへーきっ!同じ大会に出る吉見だもん、今のうちに仲良くしておこうよ!(フレイミスにウインクを飛ばす) 私、ハナっていうんだ♪こっちは、自慢の可愛い弟のフレイミス…♪大会にはこの子が出るから、もし当たったらよろしくね…♪君のお名前は?そちらの方は…保護者様かな?(前かがみでアオに尋ねるついでに、ラーヴァの方にも視線を向けて保護者らしく会釈する) 」
X・ドレーク「…………(だが……むしろこいつらと組むことは俺にとって好都合かもしれん。俺の目的は優勝よりもこの大会そのものにある。単独で行動するよりも、こいつらと行動を共にすることで運営の眼を欺ける可能性も高くなるはず……ならば…―――)……お前たちに思うところはあるが、その考えには俺も改める必要がある。ならば同じ海賊同士、一時共闘として"同盟"を組むぞ。( ド ン ! ! ) 」
ジャクリーヌ尾崎「まったく!随分な規模になりましたけれど、しかしこのわたくしにとってはこれでこそ相応しい舞台と言えるでしょう! ……ところで、あの、そんなにお煙草をお吸いになられるおつもりで……?(溶接面の女性に少々気圧されながら声をかけ) 」
白い毛玉の人「リポバライって言うとお酒をタダでくれる……ここの主催者は太っ腹だ。素晴らしい……(ジョッキ6つを両手に器用に持ち、無表情だがほくほくとした幸福オーラを振り撒いて徘徊)―――――!!(NT音 ラーヴァを視界に入れるなりネコ達脚で歩み寄り)――――― スッ コクコク (ジョッキを差し出して頷く) 」
バジル・ホーキンス「感謝する。おかげで運勢は上向きそうだ…… 」
溶接用マスクの女性→エリアンヌ村田「だって…暑いでしょ、今。(溶接用マスクを上げ、少しそばかすの目立つ顔を顕にする。その正体はなんと…エリアンヌ村田だった…)塩分、水分、あとニコチンとタールの補給が要るって事。(買ったばかりの黒い紙箱の蓋を空け、流れる様な動きでその内の煙草を一本口に咥える。次に腰に下げた小型のプラズマカッターを手に取り…)ボ ウ ッ !(トリガーを引き、線状の火柱を噴射。ライター代わりに煙草に火をつけ)……すぅーっ… 」
バンガロール「私は大砲よ(便乗して自己紹介) 」
スピードワゴン「おれぁおせっかい焼きのスピードワゴン!(ロンドンの貧民街から大会に出るかもしれないジョースターさんが心配なんでくっついて来た! ) 」
虹村凶作「そして私は英雄たちの技術を全て受け継いだ正統優勝後継者である♪(そもそもこの時代にお前いないだろ) 」
ラウ・ル・クルーゼ「そして私は人のGO!!!!!!!!!だよキラ君!!!!! 」
アオ「Σへえっ!? こ、こんにちは!?(ハナに話しかけられて肩を微動させ、慌てて彼女の方へ振り向く。「ウチのフレイミス」という言葉に、ハナの側に立っていたフレイミスと交互に視線を向けた)え、えっと……俺はアオって言います。も、もちろん大会には参加するつもりです! ハナさんとフレイミスさん……こちらこそ、当たった時はよろしくお願いします(あははと照れたように笑いながら、2人にぎこちなくも丁寧に頭を下げる)あ、あとこっちの人は保護者っちゃ保護者なんですけど……! ちょっと、いやかなり自由な人で――― 」
ラーヴァ「事実保護者じゃないか。何を言い淀む必要がある……こほん、ラーヴァだ。見ての通り、少年が迷子にならないよう見張っている。こいつ、会場の人だかりに圧倒されていてな(アオの隣に立ったまま気だるげな半眼のままハナへと軽く会釈を返し、値踏みをするようでいて敵意は乗せていない視線をハナとフレイミスへと向けた) ――――――!!!(同じくNT音 白い毛玉の人と視線が交わり、差し出されたジョッキへ視線を落とした)…………😭 (飲みたい……飲みたいのに、飲めない……!!そんな感情を白い毛玉の人へ向けたのだった……) 」
ジャクリーヌ尾崎「まず、塩分と水分は確かに正しいですわ!けれども、ニコチンとタールは普通に逆効果で……うわっ、ちょっ、工具?武器……うひゃァ!?そんな火の付け方をこんな所でなさらなくても…それにしてもこの、人だかり……あっお酒飲んでる方もおられますわね… 」
ハナ「アオ君って言うんだぁ~…♪うん、よろしくね♪ほら、フレイミスも挨拶挨拶っ♪(ぐいぐいっ) ラーヴァさん、こんにちは…♪ほんとに今日はすごい人の数ですよね~…!おまけに気温も高くて暑くて…こんな日は冷たい飲み物が美味しく飲めそうですよねぇ~…(´д`) 」
フレイミス「お、おうっ……(無理やり前に出されアオと初対面を果たす)…えと…フレイミスだ。その……よ、よろしくな、アオ……!(ハナの手前ということもあってか、いつもより余所余所し態度で接してしまう)……その、ごめんな…ウチの姉ちゃんこんな感じでさ……(苦い顔を浮かべながらアオに申し訳なさそうに頭を下げる) 」
白い毛玉の人「…………。――――――😿(憐憫からか、表情こそ変えないが透き通った涙が頬を伝いジョッキを引っ込めた) ポンッ (ハナの肩を軽く叩き)ソーダ水にしなさい…………(悲哀に満ちた冷たい声でそう呟く) 」
アオ「う、ううん! 全然気にしてない、気にしてない! ハナさん、明るくて優しそうで……素敵なお姉さんだと思うよ(申し訳なさそうに頭を下げるフレイミスに、苦笑しながら慌てて両手を振って返す)でも……なんとな~くシンパシーというか……似たような境遇なのかなぁ~とか、思っちゃったり……キミとは仲良くなれそうな予感がしてるよ(身近な年長者に振り回されている気配を感じ取り、緊張していた表情が少し緩まる) 」
ラーヴァ「おいハナ……私を誘惑するな(『こんな日は冷たい飲み物が美味しく飲めそう』―――ハナの何気ない一言に、視線が再び白い毛玉の人が持つジョッキへ吸い寄せられる。その半眼の奥には、戦場ですら見せないほど”ガチ”な葛藤が宿っていた)い、いくか……?いっちゃうか……?? 」
アオ「師匠?^^ 」
ラーヴァ「 😭 (アオによる圧。そして白い毛玉の人がジョッキを引っ込めたことでツゥと涙が伝った) しかし、そちらの少年……(気を取り直し、改めてフレイミスへ視線を向ける。先よりもしっかりと、明らかに値踏みをするような目だった)……フレイミスと言ったか。大会で勝ち上がる自信はあるか? 」
ハナ「ひゃっ!?Σ(๑ °꒳° ๑)(いきなり肩を叩かれびくりと動揺する)びっくりしたぁ~……え、と…?ソーダ水…炭酸水のこと?私も好きだよソーダ割…♪(>>> 火 に 油 <<<) 」
フレイミス「そ、そうか…?そう言ってくれると…案外悪い気はしないが……(……シンパシー、か… そう言われると…なんでだろうな… この人から感じるオーラみたいなもの…俺より少し年上ってだけの感じじゃない。もっと何かこう…俺なんかには考えようもできないくらい大きな何かを秘めているような… そんな感じが…)(アオの蒼い瞳、その奥に吸い込まれるように彼の話を呆然と聞いていたが…)……!も、もちろんだ…!俺だってただ姉ちゃんに甘やかされるだけのガキじゃねえんだ。ヤるからにはガッツリ勝たせてもらうぜ…! 」
ハナ「まあっ、フレイミスったら…ガツガツ系男子を装って……お家じゃお姉ちゃんにそんな調子だったかなぁ~?(ニヤニヤ) 」
フレイミス「るせえ!!!姉ちゃんと話すといろいろ調子狂うんだよ!!! 」
白い毛玉の人「かわいそうに………この大会が終わったらビールをビール割りするんだよ……(哀) いぃ~~……いぃぃ~~~~……(火に油を注がれ表情こそ変えないが涙の量が増え喋るぬいぐるみのようにバナナ猫の鳴き声を発する) カツ丼食ってガッツリカツ……ふ、ふく……(フレイミスの発言に口端を吊り上げ腹を抑え微妙に前のめりになり)……カツ丼食いたくなってきたな。屋台とかあるだろうか……(気の向くままふらふらと歩き出した) 」
剣仙・一心「ほう、ここか……。新たなる修羅の香り。よき(エントリーシートにさらさらと書きしたためる) 」
アゲハ・ツバキ「ヒャッハー!お祭りお祭りーーー!!ドパガキにはたまりませんわ^~。(会場の熱気に身震いし恍惚な舌なめずり)一体どれだけの人が来るんだろ……。うう、楽しみだなぁ 」
ラーヴァ「貴様……!わざとやっているのではないか……!?!くッ……!!!!!し、静まれ……!!!私の右手……ッッッッッ!!!!(ハナの”””ソーダ割”””発言で禁断症状) 」
アオ「……!(フレイミスの挑戦的な発言を聞き、一瞬目を見開く。しかしすぐに穏やかな笑みを浮かべ、蒼い瞳の奥にわずかに闘志が灯る)……いいね、俺だって負けられない。きっかけはラーヴァさんに言われてだったけど……今は、俺自信の意志でここに立ってる。ここで戦って、今の自分がどこまで届くのか確かめに来たんだ。だから遠慮はいらない、当たった時はお互いに全力だからね 」
ラーヴァ「ビールをビールで……割る……!?なるほどそういうのもあるか……!!(閃き) 少年はこんなことを言っているが、つい先刻まで人に酔ってダウン寸前だったぞ😒 」
アオ「ら、ラーヴァさん!!そういうことは言わなくていいから!! ><; 」
ラーヴァ「ふふっ……しかし、良い返事だねフレイミス。強がりもわずかに見えるが……君のその意志は紛れもなく本物なのだろう。だが少年の威勢の通り、私たちもやすやすと倒されるほど優しくはない。少年もこう見えてヤワではないからね、私が鍛えたのだから(唐突に始まるうちのコ自慢) 」
アオ「はあ…(汗) 」
ハナ「 ( ⩌⤚⩌)むっ! (ラーヴァの自慢げな発言に、お姉ちゃんに謎の対抗心が生まれる!) ウチのフレイミスだって、すっごくてすごくてすごいんだよ!(むぎゅっ)(頬を膨らませながら無意識にフレイミスの背後から首に両腕を回すように抱きしめる) 」
フレイミス「ちょッッッツッ姉ちゃッッなにして(なんか頭の後ろ当たってる…!?んだこれ…!?)(唐突な抱擁にパニック) 」
ハナ「日頃からお姉ちゃんが愛情たっぷり込めて接してるから愛の力でどんな相手だって勝てちゃうんだよ!そりゃ…確かにおたくのアオ君もかわいいけど…(ボソッ…//)でもっっ!!ウチのフレイミスが世界で一番最強にかわいい!!もう優勝もんだもんね!!!(๑`^´๑)(むぎゅぅぅぅぅううう) 」
フレイミス「ぐる˝ぢッッッッッッッだぢげで姉˝チ˝ァ゛ン゛(ジタバタジタバタ)(顔面蒼白で白目を剝きながら泡を吐いている地獄みたいな絵面がアオの目の前に広がる) 」
ジョシュア「おーおー!見目麗しい美女に従順な青少年……美しい師弟と姉弟の組み合わせだ。妬かせてくれるねェ(屋台前に置かれた木箱に腰掛けジョッキで酒を煽る。苦笑いを浮かべ、傍らの人物に横目をやり――――)それに引き換えこっちは退職金逃したドロップアウトのおっさんと……――――― 」
ウォーラン「(大凡8歳かそこらだろうか。猛者がひしめく会場内で小柄かつ線の細い金髪の少年が屋台裏から横跳びして現れる。 アオの姿を視界に捉えると、少女朋美間違う整った顔が狂犬のように歪んで微笑んだ。おもむろに屋台から仕入れたのであろうイチゴを取り出し、握ったそれをナイフで一突きしようと腕を振り上げ……) 清辿アオォォーーーーッこっちみ"ッッッッ 」
ジョシュア「 ガ ッッッ (背後からウォーランを素早くホールドアップ。彼の声はかき消されアオに届くことはなく、宙に浮いたイチゴを口でキャッチ。咀嚼し、溜息の代わりに肩を落とした) ゴクンッ ――――手癖の悪いKUSOGAKIのお守りと来た……。まーだ遊園地で『パパァーダッフィーちゃん買ってぇ(裏声)』って娘にせがまれるほうが理想のおっさん生活できてらぁなぁ…… 」
ヘザー「……ったく、英雄に海賊に酔っ払い。規模の大きさ通り、参加者の面子も、個性豊かで立派なもので……任務の一環だからって、断るべきだったわ。オフだったのにパーにしてこれじゃないの(近場のベンチで足を組んで座りながら、缶コーヒーを片手に参加者を値踏みしている。台詞の割には、派手な柄の入ったバンドTシャツに厚底の革ブーツ。髪の間から覗く耳には、幾つものピアスが付いており、顔には黒マスク…オフもかくや、と言わんばかりの治安の悪い姿をしている) 」
カンプ「グビッ……私服OKでここまで好き勝手した格好で来る奴も初めて見たがな(身長2mを優に超える巨体でベンチの裏側で立ち、呑気にビールを煽っている)そこまで割り切った格好をしてるんなら、もう少しポジティブに考えたらどうだ。人の盾にならなくてもいい現場だろ―――グビーッ(やや呆れたようにヘザーに言った後、さっさとビールを飲み干して) 」
ヘザー「堅苦しい軍服で来ればよかったわけ?それともワイシャツの上に支給されたコートでも羽織るって?馬鹿馬鹿しい……向こう見てみなさいよ酒盛りしてるでしょうに。まあいいわ、実際人の盾にならなくて済むし、逆にあんたが盾になる方が合理的だしねぇ……ま、遠慮なく人を蹴飛ばせるなら案外悪くはないかもね 」
ジョシュア「向こうもこっちも酒盛りするんだよガハハハ(樽ジョッキを両手に土煙を上げヘザー、カンプの側へスライド移動してくる)よーう懐かしい顔が並んでるな!原隊にいた頃から……・・・・・・。ああ、まああんま会話はしなかったが……。まあ、なんだ!こんな収益度外視バケモノだらけの大会にそうそうカチコんでくる奴なんぞいないだろッ 休暇気分でグイーっと行け!オラ!!(ジョッキをひっくり返し頭部から酒をぶちまけようとしてくる) 」
ウォーラン「せめぇ……嫌味かクソが……【自主規制】【自主規制】【自主規制】(山のような巨漢が両サイドに立つ。ここだけ重力場が違っているのでは?キッズは放送禁止用語で悪態をついた) 」
トーマス「ドハハハハァ!!血気盛ん!活気盛んで愉快な奴らだ!!だがその勢いの良さ、私は嫌いではないぞ!!!(ヌバーーーーンッ!!!)(軍人上がりの彼らの前に、耳鳴りがするほどの大声を上げる男が現れた!キレイに刈り上げたれたヘアーに凛々しい眉毛、そして特徴的なケツアゴ!宛らアメコミ風スーパーマンのような服装を着用したナイスガイな男が!ビールジョッキを両手に!!) 」
トーマス「ほう?私が誰だが…グビッ!知りたいような顔を…グビッ!しているな!?グビグビッ!良かろうよく聞くといいそして名乗ろう!グビビビッ!!私の名は「トーマス・ワイトソン」!!グビッ!100万人に一人の超新星と言われた奇跡のヒーロー!グビグビッ!それがこの私!!んんんんんん~~~~~ッッッ、ミリオンッ…!!グビッッッッッ!!!(左右それぞれのジョッキを交互に呑みながら発言する忙しなさ) 」
トーマス「時にミリオンとは!!100万の力!!!100万ということは…1が100万個もあるということ!!これすなわちつまりだ!!私一人の力は100万人に相当するといえるものだ!!!んんんんッッ、ミリオンッ!!!嗚呼!素晴らしい響きだ!!100万のミリオンパワーは雄大かな!!君たちにも、私の100万級の力をお見せしたいところだが…!その力は、大会当日に相まみえた時にお披露目するとしよう…!! 」
トーマス「だが!?私の100万トン級のパンチを受け止められるかな!?ドァーーーーハハハハハッ!!!100万年に一度の君たちとの熱い対戦を楽しみに待っているぞ…!!んんんんん~~~~~~ッッッッ、ミリオーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!ドァーーーーハハハハハハハハッ!!!!!(そして男は空ジョッキを両脇に担いで豪快に笑いながら立ち去った) 」
ウォーラン「 スゥゥゥゥゥ( ⩌⌯⩌ )ゥゥゥゥ……… ((体と声が)でけえ男トライアングルに囲まれ狩りてきた不機嫌な猫のようになっている) 」
ラウ・ル・クルーゼ「GO!!!!快な男だったな!!!!!いけーーーーーー人のGOーーーーーーーー!!!!! 」
ヘザー「あぁ?飲まない飲まない、別に止めやしないけど私は……お、え?ああ、え…?いえ、私は任務に支障が出てしまいますので、遠慮しておきます……ちょ、ちょっ!?(普通にジョシュアに対して悪態で返そうとするが、元将官である事に気付き、随分と丁寧な口調で返しながらしれっとジョッキの酒を素早い動きで避け) 」
カンプ「……これは驚きました。まさかこんな所でお会いするとは……いえ、会話をしたことが無いのは我々の所属、階級からすれば当然の事ではあります。(しれっと皿の様に大きな手でぶちまけられた酒を受け)………向こうのもまあ、随分と声が大きくて暑苦しいのが居た物ですな 」
ジョシュア「だぁーハハハハ!おい誰だこの益荒男呼び込んだやつ、顔面の圧だけで既に10トンはありそうだったぞ!暑苦しいというか分厚苦しいってやかましいわ!!(トーマスの登場の瞬間既に酒を吹き出し咳き込みながら大笑いする)あーっまいったいかん、酔い冷ましまで用意してるとは本当に気が利いた大会だな……!(―――いやぁ、気の利いた大会だ。フカシとは思えん、あの男……言葉通りの実力はありそうだ……) おいおいよせよせ。今は酒場でグラス拭きながらガキに舐め腐られるおっさんだぞ。さっきも言ったがプライベートぐらいネジ緩めとけぇ(グビーッッッ) 」
ヘザー「失礼ながらこんな格好をしておりますので、肩の力は抜けておりますよ、はは……(ジョッキを煽るジョシュアに返す様に、缶コーヒーを煽り)…あの言葉はハッタリでもあるでしょうが、実力はそのままでしょう。手強い相手になるかと……ところで、そちらの少年はチームメイトでしょうか? 」
カンプ「ああ、成程……(大きな体で無意識にウォーランに圧を掛けていたことに気付き、一歩下がって)ははは、これは失礼。気を抜き過ぎるのもよくありませんなあ(グビー) 」
ウォーラン「ペンッッ (ジョシュアの腕を振りほどき着地。) フシャァーッッッ (口の両端を引っ張り歯を見せカンプ、ヘザーへ威嚇すると、踵を返しはぐれメタルのように走り去った) 」
ジョシュア「あ゛ー………ま、ぁ、な……。今回は俺がチームメイト兼引率みたいなもんだ。どぉーしても暴れたいって言うからな……ここでガス抜きしとかんと後が面倒だし……かといってカミラに預けておくのもなァー…… いやぁ、気を緩めすぎるぐらいにしとかんとほんともたんぞ、俺みたいに……は、はは……(気不味そうに言葉を濁し三白眼で白々しく笑って誤魔化し、さらにもう一杯と酒を煽ろうとした瞬間) あ゛ッ!? おいコラ…… 試合前まで暴れるなって言ったろ……! あーすまん今度会ったら奢らせてくれッ……!(乾いた音を立てて両手を合わせうだつの上がらない愛想笑いを浮かべ、既に豆粒のように遠く見えるウォーランを追う 」
ヘザー「び……っくりした………まさか一線を退いたとはいえ、将官に会うなんて………あのガキは面倒見てる?後進の育成にでも走ったのか…………あ゛~………音楽聞こう、音楽。ここは落ち着いた方がマシだわ(ウォークマンと有線イヤホンを取り出して) 」
カンプ「まあ、率直に言ってとんでもなく強い、という様な感じには見えないな、あの子供は……まあ、それはそれで。彼なりに考えって奴があるんだろう。俺も、適当に次の酒でも飲みに行くかな……(空になったジョッキを持って、どこかへと歩いて行く) 」
アオ「ふ、フレイミスさーーーん!?! は、ハナさん!?ちょっと力が強すぎる、ので……ゎ……!!!(汗白目 目の前で地獄のような絵面を繰り広げられ大慌て。助けるべきか、姉弟のじゃれ合いとして見守るべきかとあたふたする) 」
ラーヴァ「ふむ―――なるほど。その”土俵”で戦うというのだな(ハナの謎の対抗心を受け、スゥと目を細める……ラーヴァはおもむろに、懐へと手を伸ばし―――)であれば、こちらにも相応の手札がある(スチャ、と1枚の写真を取り出す。そこには、なぜかメイド服姿のアオの姿が!!)刮目せよ、少年のメイド姿を! そちらのフレイミスもなかなか”素質”があることは認めるが、この完成度には及ぶまい!(ジト目ドヤァァァァァ) 」
アオ「?!??!?!?!?? それカオスくんと
カニャさんと星奈ちゃんと撮ったヤツ!!!なんでそれ持ってる!??いや見せないでください!!!!!(汗汗大赤面) 」
ラーヴァ「相手が切り札を切ったなら、こちらも応えるべきだ。戦場では常識だよ😏 それに自信を持て、メイド姿の少年はなかなかイケているぞ(謎) 」
ハナ「はうっっっっっっ!?Σ(๑ÖㅁÖ๑)キュ━━━━━ン❤(切り札的に可愛い青のメイド服写真にお姉ちゃんのハートが射抜かれる!) …め……め…め、めちゃくちゃ…KAWAII…!!❤(フンフンフンフン)(両手をワキワキさせながら今にも写真に食らいつかん勢いで興奮している!) 」
フレイミス「ネエチャンタツケテ……(ブクブク…) 」
ハナ「Σ(ㆁдㆁ*)ハッ!((死にかけている)弟の声に我に返る)ふ、ふぅ~ん…!?なかなか手強いね…!やっぱりアオくんはフレイミスにとってかなりの強敵になるかも…っ!こうなったらこっちも当日はメイド服でおめかしして参戦しなきゃ…! 」
フレイミス「ゼッタイヤダ……(遺言) 」
アルフィー「お待たせしました。次の方どうぞー。(受付席にてアオとラーヴァに呼びかける) 」
アオ「モウヤダカエリタイヨゥ……(涙目) 」
ラーヴァ「フ、聡明な姉もこう言っていることだ。もし衣装が入り用になったら協力は惜しまないよフレイミス……君には素質がある……😏(???) ―――おや、呼ばれているよ少年。受付だ、行くぞ(何事もなかったかのようにアオに呼びかけ、涼しげな顔をして歩き出す)ではな、姉弟。縁があれば今度こそ決着をつけよう(わずかに目を細めて笑みを浮かべ、気だるげに片手を振って受付へと歩いていった) 」
アオ「あっ……は、はい!(アルフィーとラーヴァの声に反射的に姿勢を正し、受付へ向かって数歩進み……振り返ってフレイミスとハナに向き直る)あの……フレイミスさん、ハナさん。うちの師匠がアレで少し騒がしくしちゃったけど……話せて嬉しかったです。大会で当たったら、その時は本当に全力で。当たらなくても、活躍を楽しみにしてるからね(その言葉に一分の偽りはなく、2人にまっすぐな笑みを向けた)それじゃあ、また! ―――受付さん待たせてすみません! えっと、チーム名は……Witch & Braveで――― 」
フレイミス「えぇ……(いらねえよんな素質…)(大困惑)……あ、あぁ……!俺も、おかげでなんか変に緊張とか解けた気がする。ありがとう、アオ。大会当日にまた会おうぜ。(先に受付へと向かうアオとラーヴァにはにかみように微笑み返し、見送った)………楽しみになってきたな。 」
ハナ「うんっ♪またね、アオ君、ラーヴァさん…♪(母性的な微笑みを浮かべてにこやかに手を振りながら二人を見送った)そうだね…♪エントリーが終わったら当日に向けて準備も整えないとね……まずは買いにいこっか、メイド服…❤ 」
フレイミス「それはいらねーよ!!!!! 」
???「――――ん?今の声は……ひょっとすると……!(フレイミスの花に対する怒鳴り声を聞いて振り返る少女がいた。振り返ると共に赤いポニーテールを靡かせ、前髪に遮られていた視界に既視感の人影を捉えると、鷹のように鋭い眼差しがほぐれたかのように丸みを帯びた)………フレイミス様……っ!? 」
フレイミス「 ん゛? (この時代、この場所で、自分の名を呼ぶ人間など姉以外には数えられる程度しかいない。その該当者がこんなところにいるとも思えない。だが、もしかすると…と違和感に迷いながらも振り返る) 」
???→光姫「 ああ…!やはり見間違いではなかった……!フレイミス様…! (少年の前に飛び込んできたのは、左目に眼帯をつけた赤毛の女騎士。フレイミス外だ一体和漢の正体は的中。レゼリア国の親衛隊であるはずの本人が、まさに目の前に実在していたのだった) 」
フレイミス「こ…光姫ぃ…?!(二度、三度見ても間違いのない本人の姿に、流石に驚きを隠せなかった)な、な…っ、なんでお前がこんなところに…!?レゼリアはどうしたんだ…!? 」
光姫「そ、それがですね…――――― 」
ホタル「あれぇ~?光姫どうしたの……って、わあっ♪(光姫の背後から歩み寄ってくると、顔なじみのあるフレイミスを見て驚きと喜びの入り混じった眼差しを輝かせた)フレイミス…!?びっくりした…!君"も"大会に出場しに来たんだ…! 」
フレイミス「ホタルまで!?ななっ…なんでお前らまで…! 」
光姫「……正直なことを話しますと…私もまだ心の整理があまりついておらず… と言いますのも…(いつもの凛とした佇まいから、しどろもどろに言い淀む) 」
ホタル「あはは…びっくりしたのはお互い様だよね。…うん、実はね… この間フレイミスがレゼリアに来てくれた時に、ほら…いろいろあったでしょ…?あれから国全体で親衛隊の制度が少しだけ変わって、衛兵たちの防衛力強化に注力することになったんだ。それは光姫たち七人衆も例外じゃなくて…より更に訓練が徹底されるようになったんだけど… ここでお父様がまた思い付きで言い出し始めたことがあってね… 」
光姫「ええ、そうです… 国王様直々の命を受け、この光姫が件の世界大会に出場。そこで普段の修練で培った実力をいかんなき発揮しどこまで世界に通用するか、その技量を確かめたいとのことで… また、それが功を成した暁には、私の名を通じてレゼリアの存在を世に知らしめることにもなると。国王様の命は絶対順守故、この光姫…此度は世界大会の参加に赴いたのでございます… 」
フレイミス「あの人国王なんだよなあ!!?💦(ウチの姉ちゃんみたいに言いくるめられてやがる…)(二人の話を聞いてあんぐりと口を開ける)…な、るほどな……それで…… ホタルはいろんな話を聞かせてもらったからわかるが、よりによって光姫がレゼリアの外に出るたぁな…… 」
ハナ「ふんふん?なるほどね?(フレイミスの首筋に接触するかどうかの至近距離でわざとらしく盗み聞きしていた)そっかそっか…♪君たちがフレイミスがレゼリアでできた新しいお友達の皆さんだね…♪こんにちは、フレイミスの姉のハナと言います…♪よろしくね♪ 」
光姫「????????(フレイミス様の姉…?ということは…カオスマスターとの血縁関係者…!?)い、いやしかし…!確かフレイミス様は未来からこの時代にやってきたとおっしゃってたはずだが……???ま、まさかそちらの姉上様も未来から…????(ぐるぐる目で困惑しだす) 」
フレイミス「あ~~~~……ややこしくなりそうだから一回説明しとくか……てかその前に…一度受付の待機列から外れた方がいいよな… あっちで話そうぜ。 」
如月「私としちゃ光姫サンのファンボーイやらブン屋やらマスゴミ共が押し寄せそうでろくな事にならないだろってお気持ち声明文出しに行ったぐらいなんだけどね~(耳をほじくり指先を半目で見ながら気怠そうに) 久しぶりだなロボキッズ。 私 は お 前 を 殺 し に 来 た (デデン!!) 」
ホタル「―――……ええと…じゃあそちらのハナさんは、フレイミスが未来からこの時代に来た時、意識を失っていたところを助けてくれた恩人で…最初に出会った人なんだ…?それで、お姉さんになっちゃったと… 」
フレイミス「脈絡もなく姉弟にさせられたことにはいまだに納得してねえけどな(自販機で購入したレモンスカッシュをぐびぐびと飲みながら) う わ で た (ブフゥ――――――ッ!!!!)(しれっといる如月に炭酸を空に向けて噴き出す) 」
ハナ「お姉ちゃんはお姉ちゃんだよ♪(謎定義)そういうことです♪フレイミスのお父さんのことも、すべて聞いているよ。今この時代にフレイミスを支えてくれる人はいない…だから、偶然発見した私が責任をもってその面倒を見なきゃって思ってね。血は繋がっていないし、フレイミスの本当のご家族の方にも挨拶していないけれど…今だけはこの子の姉としていさせてもらってます。困惑させちゃってごめんね。 」
光姫「ほっ……そうでしたか… よもやあのカオスマスターにまだ知られざる隠し子がいたとなると、流石の私も気が動転しかけました… コホンッ、ハナ殿でしたな。私はレゼリア国親衛隊の光姫と申します。こちらはレゼリア国の現王女、サキエル・ロウ・ナイル様でございます。それから、そちらにいるのは同期の鴉爪如月。私が大会に出る間、代わってお忍びで観戦に回るサキエル嬢の護衛を務める者です。 」
ホタル「改めまして、はじめまして、ハナさん…♪私のことはホタルでも、サキエルでも、どちらでも呼んでいただいて大丈夫です…♪ 」
如月「どもども~。てかロボキッズのお姉ちゃんかわいいね、JINEやってんべ?(風船ガムを膨らませながら周囲の景色を激写している……ような動作をしつつ会場内の人物の人相を脳内に記録し続ける)サキエル様ポップコーンいる?っぱ観戦っていったらポップコーンにごぜーますよな 」
ハナ「よろしくね、みんな…♪フレイミスにこんなにもかわいいお友達がたくさんできていたなんて、お姉ちゃんは嬉しい…♪JINE…?なにそれ?お姉ちゃんに教えてくれる?(ふふふとほくそ笑む)こんなところでまた会えたのも、きっと何かの縁だよね♪ねねっ?大会には光姫ちゃんが一人で出るんでしょ?ということは…ウチのフレイミスとも戦う気満々かな? 」
光姫「……!フレイミス様とは…私自身の誤解がったとはいえ、一度刃を交えた身… 恩人のご子息に再び刃を剥けるなど、私にとっては言語道断。仮に試合場でフレイミス様と相対した際には、願わくばこちらから棄権を申し出て勝利をお譲りしたいと考えていますが… 」
ハナ「えーーーーっ!?そんなのダメだよーっ!>< 」
フレイミス「……ああ、それに関しちゃあ姉ちゃんに同意するぜ。解せねえなあ光姫。そもそも俺とお前はそういう主従関係じゃねえって。あん時は悪乗りした俺も悪かったと思ってるけどよ…それはそれとして、お前とやり合った時は正直ワクワクしたんだぜ?俺はもっかい本気のお前と決闘したいと思ってるんだがな~(両腕を後頭部に回しながら不敵にほくそ笑む) 」
ホタル「えっ、食べたいかもっ!私、こういうおっきな大会みたいな催しを肌身で感じてみたいなってテレビを見て思ったことあるし…♪(如月に)うんうん、光姫の気持ちもわかるけど…フレイミスが望んでいるならそれに応えてあげるのもいいんじゃなあい? 」
如月「サキエル様がこう仰っているならそれに従うのが従者たる者ではございませぬでしょーか。護衛なら私が請け負いますしおすし……ボスのいいとこみたいなぁ~私~(激写した画像ファイルを整理しつつ親指でコインを跳ね屋台の店員に渡す。テーブルをスライドしてきたポップコーンに手を突っ込みつつ、画面の上を目線が走った)(サキエル様の顔見知りも多い……我々だけでなく、彼女の身の安全を優先してくれるであろう戦力のアテもある。警備は問題ないだろ……) 」
光姫「…しかし……ただでさえ私は今、国の名誉という大きなプレッシャーを抱えています… 国や民、そして国王様とサキエル嬢さえお守りできるだけの力があればいいと思っていた私が、よもやいきなり世界を相手にするなど…今はまだ、流石に気持ちの整理がついておりません… そのような半熟な気持ちでフレイミス様と再び相対しても、きっとあの時のように全力を出すことなど…… 」
フレイミス「(ダメだなこりゃ…相当緊張してやがるなこれは……まあ光姫の性格を考えれば無理もない話だが……)(なんとか光姫の意識を高められないか考えるように空を見上げてみる。空は青い。その青さに、先ほど対話を交えたばかりの「アオ」の顔が過り、何かを閃いた)………ん?そういや姉ちゃん、この大会って一人でなくても挑めるんだっけ? 」
ハナ「うん、そうみたいだよ。最大3人までを1チームとしてエントリーできるみたい。ただ実際の試合では条件があって、例えばこちらが複数人の場合、対戦相手が単身なら、人数が少ないチームに合わせて試合が行われるの。「 3 vs 2 」なら「 2 vs 2 」として人数調整させられるみたいにね。そして複数人チームの場合は「リーダー」って枠があって、試合中にリーダーが先に脱落してしまうと、たとえ味方がまだフィールドに健在していてもその時点でリーダーを失ったチームが敗北する… そういうルールだったよ。 」
フレイミス「なるほどな…つまり、一人で挑もうが、複数人で挑もうが、実際の試合ではほぼフェアに戦えるっつーわけか。(ハナの解説を聴きながら顎をさすり、考えを巡らせる)…………うしっ、ならこうしねえか? 光姫!"俺と一緒にチームを組もうぜ"!! 」
光姫「 えっ!? 」
フレイミス「このままうだうだ悩んでもしょうがねえ。俺だってもとはといえば一人からスタートしたんだ、今のお前の気持ちがわからないわけじゃねえ。それに…俺たちは一度ガチんこ勝負でやりあった仲だ。お互いの戦い方は熟知しているだろ?それに…レゼリアの名を背負うってんなら、俺にもその責務を肩代わりさせてくれよ。『親父』の故郷だし…俺自身だってあの国が大好きなんだ。ぜってー泥を塗るようなヘマはしねえって誓うよ。………それなら悪い話じゃねえだろ?(乗るか?反るか?光姫の出方を伺うように、少年は年齢を感じさせない大胆不敵な笑みを投げかけた) 」
ホタル「わぁー………フレイミスと、光姫がタッグを組む……でもそれって、すっごく面白そうかも…っ♪ 」
如月「(持ってきた猫みたいになってる光姫サン面白いし)うん!わたしゃーいいと思いますよ!(ポップコーンをバリムッシャァーっと頬張りながら屈託のない笑顔で) 戦略面で言っても人数が多いほうが有利なルールだとは思いますしね。1on1の組み合わせと当たればどっちかが体力を温存できますしモグモグ 」
光姫「―――――(見上げたフレイミスの姿が、かつて幼き頃に邂逅した『憧れ』と重なる。今この瞬間、やはりあの二人は親子なのだなと強く実感すると共に、心につっかえていた淀みが洗い流されていくような安心感を覚えた)………ふっ、は…ははは………!そうですか… ふふっ……私のために、そこまでお気遣いいただけるとは…やはり、貴方様に会えて本当に良かった…。寛大なるご提案にこの光姫、誠に恐縮の至り…!なればこそ、此度は貴方のための「剣」となることをここに誓いましょう…!(萎縮ぎみだった女騎士に麗しさが舞い戻ると、フレイミスの前に跪き胸元に誓いを記す手を添えた) 」
フレイミス「おいおい、なにもそこまで…💦(まあ、いいか…いつもの調子に戻ってくれたんなら…)(苦笑いしながらも、調子を取り戻した光姫の姿にどこか嬉しそうに口元が緩んだ) 」
ハナ「……♪(友達のために名案を実現した弟の姿に、姉は心底嬉しそうに微笑んだ)よかったね…♪一度本音をぶつけ合ったことのあるフレイミスも光姫ちゃんなら、きっとどんな困難な時にだって支え合えるよね…♪ 」
フレイミス「ああ…光姫が傍にいてくれるなら、俺も心強い。ますますこの大会へのモチベーションが高まってきたぜ。っし…!となれば、今度はチーム名を考えないとだな…。俺と光姫にぴったりで…俺たちの存在を世界に知らしめるにちょうどいいフレーズが……―――――!(そして、その答えはすぐに出たかのように、少年は顔を上げて不敵に笑った) 」
アルフィー「……お待たせしました。では、こちらのエントリー用紙にご記入の方をお願いいたします。 」
フレイミス「………(再び並んだ待機列から受付にてエントリー用紙に諸々の記載情報を書き連ねていく)………ん?(だが、何かに突っかかったように眉を顰める) 」
アルフィー「どうかされましたか? 」
フレイミス「…あの…一つ聞きたいんだが… 「本大会の試合における生死の保証」ってとこ… これ、どういうことだ…? 」
アルフィー「本大会では、「殺傷戦」と「蓄積戦」と呼ばれる2種のバトルシステムが存在し、試合開始直前にそのどちらかをじゃんけんで勝利したチーム側が選択できます。「殺傷戦」はその名の通り、相手選手の身体に物理的損傷を与え、戦闘不能に追い込むことが勝利条件となります。当然その場合、試合上にて"死亡"するリスクも当然含まれており、すべて、エントリー時における出場希望者の完全合意によって実施されるものであるが故に、"本大会の運営では一切の責任は負いません"という概要になります。 」
フレイミス「……っ…… 」
アルフィー「一方で「蓄積戦」とは、試合会場のフィールドにて政府が開発した現実拡張システムの機能の恩恵を受け、身体に物理的ではなく精神的なダメージを追うものとなります。ダメージはすべて「 % 」で表記され、蓄積%が多ければ多いほど攻撃を受けた際の衝撃を緩和しきれなくなり、強制敗北となるフィールド場外へと吹き飛ばされるリスクが高まるようになります。なお、場外に吹き飛ばされたとしても出場者が死亡することも、ましてや身体的損傷を受けることはありません。 」
アルフィー「これらのバトルシステムは、世界大会という強さの指標を競り合う関係上、どうしても出場者間での戦闘経験の優劣が発生します。それを可能な限りカバーし合うことで、戦闘経験が乏しい方でも上位を目指せるという運営の方針によって決められたものになります。すべては試合上で相対する出場者によってバトルシステムが左右されるため、生死の保証につきましては我々運営は一切責任が持てません。これらの事項に合意いただけない場合は参加をご遠慮願いしておりますが、いかがでしょう? 」
光姫「殿、私は貴方様のお言葉で目が覚め、覚悟は決まっております。この光姫、修羅の道となろうとも貴方様と共に頂点の先まで向かいましょうぞ。 」
フレイミス「…光姫……ふっ、そうか…(生死の保証はない… 命の重みに誰よりも敏感であったが、頼れる存在が傍にいる心強さに不安が払しょくされていく)……ああ、わかった。それでも闘るぜ、俺は。いや…『俺たち』は。 」
フレイミス「 行くぜ、光姫。俺とお前で、この大会に勝つ。俺たちの名は――――― 」
ハナ「(受付から戻ってきたフレイミスたちを迎える)エントリー、済ませてきた? 」
フレイミス「ああ、なんとかな。となれば…あとは大会本番までの短期間で猛特訓するしかねえな…! 」
ホタル「あっ…!じゃあさ、もう一度レゼリアへおいでよ!特訓なら最適の環境が整っているし、フレイミスならお父様も喜んで迎え入れてくれると思うよ…♪お城にも宿泊できるゲストルームがあるから、特訓期間中はレゼリアにまた滞在していくといいよ♪如月たちも特訓に付き合ってくれるよね?(にまーっと目を向ける) 」
ハナ「わあっ♪よかったね、フレイミス…♪お姉ちゃんもそうした方がいいと思う!じゃあ…レゼリアにいるみなさんに弟がお世話になるわけだから…私も挨拶しに行こうかな…♪フレイミスの『お父さん』にもこの機会にちゃんとご挨拶しなきゃね。 」
フレイミス「そうか…またレゼリアに行くってんなら…「アイツ」にも手土産をもってってやらねえとな…あとあのおっさんにも… じゃあ、俺と姉ちゃんは支度しに一旦家へ戻るよ。おそらく夕方頃にそっちに着くと思うから、よろしく頼むぜ。 」
光姫「ふむ…サキエル嬢がそうおっしゃられるのであれば。かしこまりました。では、フレイミス様、ハナ殿。夕刻になられましたらこの光姫が直接下層部の方までお迎えに参ります。また後程に…。 」
フレイミス「ああ、恩に着るよみんな。じゃあ、一度解散だな。また後でな…!(会釈するハナと共に、手を振りながらその場を後にした) 」
その頃、大会会場の運営本部―――
関係者以外立ち入り禁止区域。段ボールや機材などが所せましに詰まれた薄暗い通路の奥の奥を辿り、地下へと続く深部。
鬱屈としながらも厳かな空気が流れる密室には責任者専用のデスクとゲスト用のソファのみが設置されている空間に、三人の人影があった―――
デュー「 Oh~♪待ちに待った た・の・し・い・大・会 がはじまる~~~~♪ (独楽のようにくるくると大胆に全身を回転させながら、政府軍の制服とコートを纏った青年が入室する) 」
――― 政府軍本部"准将" 『デュー・マキシトレイン』
アルフィー「御待ちしておりました、准将。(既に一室で待機していた受付嬢が、ライティングホルダーを抱えたまま深々とお辞儀する) 」
――― 世界大会運営本部"受付"担当『アルフィー・シルファ』
デュー「あーよしてくれ。「ここ」では総帥とかで呼んでくれよ~!本部(あっち)じゃ俺の肩身が狭すぎるもんでさぁ…そんな俺がこのどでかい大会の責任者を任されたんだ。ここでくらい偉くたってたっていいだろう?(ふんぞり返るようにデスクにドカッと腰掛ける) んでぇ…首尾はどう? 」
アルフィー「では総帥。現時点での正式なエントリー数は31件を超えました。初日にしては好調な出だしかと。現在の参加希望者のリストをこちらにまとめました。既に……『 ターゲット 』はかかっておりますれば。(眼鏡をくいっと上げるとレンズが歪に光り出す) 」
デュー「いいねぇ~♪(リストに記された個人情報にひゅーと口笛を吹く)やぁ~~~っぱり来てくれるって信じてたよ、『子猫ちゃん』~♪あとは感づかれないようにそれなとく盛大に盛り上げてやりますかねぇ~! 会場の設営の方はどうよ? 」
ヨネ「はい。仮想現実拡張システム「D-Egg」の手配と試作は既に整っております。大会当日に来られる観客数の収容人数も推定を上回る数でも余裕を持たせた増設作業も四日後には完成するかと。(アルフィーと向い合せになるように佇んでいる長髪の男性が、落ち着いた声音で応える) 」
――― 世界大会運営本部"審判"担当『ヨネ・ハイン』
デュー「今、大会、ええ感じやねええええええん!!!ほいほいほいいいいいいい~~~~~!!!!それ聞いて安心したよ俺ちゃんはよぉ~~~~!!頼むぜお前ら~~~~!絶対にうまく成功させろよ~~~!上手くいけば俺は准将から昇進し中将……あいや勢い余って大将の座についちまうかもしれねぇえからなぁぁぁぁああああああ!!!!!アッハァァァァアアアアアアアアアン↑↑↑↑↑↑ 」
デュー「ゲッホゴホッ………んで、『刀仙』さんから何か伝言とか預かってるか? 」
アルフィー「 はい、ご本人様より祝電を預かっております。あとは、本部の厳格な手続きからお借りした『例のモノ』の扱いには気を付けるように、と警告も。 」
デュー「お堅いねぇ~~~~~!この俺がしくじるとでも思っているのか……いや、よしておこう。何処で聞いているかも分からねえしな。 (デスクの引き出し、ロックのかかったそれに3重パスワードを慣れた手つきで操作して解錠。中から取り出した『赤い宝石』を手に取り恍惚とした目で見上げる) 」
デュー「 『こいつ』が俺の野望までの道のりを照らしてくれる。楽しいことになりそうだなァ…? 」
― PM 16:30 レゼリア国・下層部 ―
フレイミス「ふぅー……思ってたより早いタイミングでここへ戻ってくるなんてな…(でかいボストンバッグを肩にかけたまま、ハナと共にレゼリアの正門を潜り抜ける) 」
ハナ「わぁ~…っ♪久しぶりだなー…変わっていないねここも…♪(小さなスーツケースを引っ提げて、正門を潜り抜けた先に広がる夕焼けに照らされた街並みに感嘆する) 」
フレイミス「そういや姉ちゃんってレゼリアに来たことあるんだっけ…? 」
ハナ「うん、過去に一度だけね。その時に初めて目にしたこの国の風景が美しかったのは、今でも鮮明に覚えているんだ。そっか…フレイミスはここで素敵な出会いをしたんだね~…なんだか感激しちゃうなぁ~…♪ 」
光姫「フレイミス様、ハナ殿、おまちしておりました。(二人が到着したタイミングで噴水広場から歩み寄ってくる)此度までの道中、お疲れ様です。既に歓迎の準備は整えております。馬車の手配をいたしましたので、王宮まではそちらに乗っていただけたらと。私が責任をもってお送りいたしますので。 」
フレイミス「よっ、光姫。早速の出迎えあんがとな。……あっ、でも……ちょっと待ってくれるか?先に城下町の方に顔を出したい。 」
― 下層部・城下町 ―
フレイミス「よっ、と…!(光姫が手繰る馬車から飛び降り、夕刻と共に人気が次第に薄れていくメインストリートの真ん中できょろきょろと見渡す)……おっ、あそこか…!お~~~~いっ! 」
バウムおじさん「ふぅふふふふ…!今日も今日とて大盛況だったわい…!食材をレゼリア産に代えてから原価も安く、味の品質も良し、おまけに保証もついているから商売には助かる助かる…!そろそろ、新しいフレーバーも考える頃か……ん?(聞き覚えのある少年の声に振り返る)うおっ!おめぇは……あん時の坊主か!久しいなあ! 」
フレイミス「おっちゃんも元気そうじゃねえか。この辺で店を構えたって話を聞いて見に来たんだ。……あん時は、リヤカーダメにしちまって、ほんとにすまなかった…… 」
バウムおじさん「だはははは!なあに…過ぎた話だ!それに…坊主と出会ったおかげで、ギリギリの人生を過ごしていた私にも転機が訪れた…!むしろ感謝しているぞ…! 」
カブトムシエレン「 ヒョコッ (お店の看板の後ろから、文字通り看板娘となったカブトムシが顔を出す) ブーーーーン! (無表情を保ったままフレイミスへ飛び掛かる) 」
フレイミス「そうか……それならよかっt―――うおわっ?!(飛び掛かってきたカブトムシを反射的に抱き留める)っはは…!なんだお前、この店で世話になってるのか?てか、普段は森とかじゃなくこの居住区に住んでんのかよ。(窮地を乗り切った相棒との再会に思わず口の端が緩む) 」
ハナ「この間お土産に買ってきてくれたバウムクーヘンのお店なんだ~…♪あれ美味しかったんだよね~♪帰りにまたお土産で買っていこうかな?あっ…かわいい~~っ♪(カブトムシエレンを見て目を輝かせる) 」
バウムおじさん「貧乏時代から私の作るバウムクーヘンの盗み食いをし続けてきた悪戯カブトムシだったが、こいつの舌はなかなかに肥えているみたいでな。最近じゃ味見係にうってつけなんだよ。こいつがダメ出しした商品はてんで売れなくて、改良に改良を重ねて初めてグーサインをもらったものは嘘みたいに売れ始めたんだ!こいつはもう招き猫ならぬ招きカブトだ!がはははは!! 」
カブトムシエレン「 😏 (そしてこの顔である) 」
クワガタカリン「 😋 (お仲間のカリンちゃんも喜んでいる!) 」
星見ヤービィ「チュゴォォォォッォオオオオオオオ(レゼリア中のメロンというメロンを吸い上げている修行をしているこいつは現メロン狩りの戦士) 」
ビクトリーム「やメロン!!!!メロンは皆のハートをキャッチするためにあるんだ!!ブルアアアーー!! 」
ギャル蛇「てかあーしのバウムクーヘンまで吸われちゃったんですけどぉ~!あの大魔王メロン狩りまじありえなくな~~~~い!? 」
シベリアン・ローウェル「ワン!(意訳 おまえクビ) 」
ギャル蛇「(だる) 」
ちい皮「わあ゛ぁ゛…!!(おやつのメロンを吸い上げられて涙目) 」
八割れ「泣いちゃったあ! 」
USA危「はあ??????????????????????(メロンもバウムクーヘンも何もかも吸われてバチギレ) 」
野生のラッタ「もうさァッ!!無理だよ!!レシピわかんないんだからさァッ!! 」
チョコらーて「よーしよしよしよしよし!!!!!本当に本当に本当に本当にホントウニホントウニホントウニホントニホントニホントニホントニホントニホントニかわいいねぇぇぇえぇえぇぇぇ(既に両断された手首の切断面でクワガタカリンの頭をベッタベタに撫で回す) 」
ハナ「なんか小さくてかわいいのがたくさんいるよ♪ 」
フレイミス「(なんかめっちゃ増えてやがる……)とにかく元気にやってそうでよかったよ。実は俺、またしばらくこの国に世話になるからさ…また明日以降に食べにくるよ。じゃあな、おっちゃん! 」
バウムおじさん「おっ、そうか!じゃあ出来立て用意して待ってるからな!いつでもこいよ!坊主になら特別サービスもしちゃうからな!がはははは!!さあてこれから忙しくなるぞお…って、おわあああああああああ!!!売れ残りのものを吸い上げるなあああああああ!!!! 」
フレイミス「(なんだかんだおっちゃんいつも苦労してんな……) 」
― 上層部・レゼリア城 ―
ホタル「わあっ、来てくれたんだね♪いらっしゃい!フレイミス、ハナさん…♪(嬉しそうに二人を迎え入れる) 」
デック「おお、サキエル様のお話は本当だったか。また会えて嬉しいよ、フレイミス君。私にとって恩人の君が来てくれるなら歓迎だ。何かあったらいつでも呼んでくれ。 」
フレイミス「悪ぃな…今日からしばらく世話になるよ。(申し訳なさそうにホタルに会釈する)デックさん…!ああ、こちらこそありがとな。今度は迷惑かけないようにするからさ。(はははと苦笑を零しながら) 」
アルミナ「おお、来たか少年…いやフレイミス。サキエルから話は聞いている。此度の世界大会の件…光姫の後押しをしてくれたことには感謝する。レゼリアの名誉を背負わせることになってしまったのは私の責任だが、私は謝らないよ。 」
フレイミス「あんた国王なんだよな!!!? 」
ハナ「ホタルちゃん、そして国王様。はじめまして、フレイミスの姉のハナと申します。しばらくウチの弟がお世話になります。こちら、つまらないものですがよければどうぞ…(ホタルに和菓子セットの大きな包み箱を差し出す) 」
ホタル「わぁ…っ♪わざわざそんな…ありがとうございます…♪しかもこれ…北の国にある「シモツキ王国」の銘菓じゃ…!かなりお高いはずなのに……ありがたくいただきますね…♪(ぺこりとお辞儀する) 」
カブトムシエレン「 😤 (早速食べるぞとスタンバっている) 」
クワガタカリン「 😋 (お友達のカリンちゃんも楽しみで舌をしまい忘れている!) 」
星見ヤービィ「(メロン味だけかっさらう気で座禅している) 」ギャル蛇「マジ!?あーしも食べるー!! 」
トカゲ「あー、いいっすねー! 」
ヘラクレスオオカブトちぃちゃん「(たこ焼きを焼いて待機) 」
ピカマン「ありがとうごぜぇやす陛下……。おいどん、このご恩は忘れやせん(そういうなりマスコット達のおやつ含め鷲掴みにし食おうとする)バリムッシャァァァァ 」
フレイミス「(……なんかついてきてやがる…) 」
槍偉「う˝ぉい!!なんすかこの昆虫ども!!もう夏シーズン到来だってのにここまで侵入されちゃあたまったもんじゃねえっすよ!!!殺虫剤!スプレーとかないんすか!? 」
カムイ「槍偉さん、虫さんたちもレゼリアに住まう小さな命。殺生はなりません。ラーメン……アマチガエマシタ、アーメン…♰(※カムイさんはお腹を空かせているそうです) 」
ヴィオス「例の大会に挑む光姫に相棒が…よりにもよってあの小僧とは…奇妙な縁もあるもんだ…(遠めに来客のフレイミスを見つめては先日の騒動のせいで神妙な顔になっている) 」
セイ「はは、ですがあの光姫が認めた数少ない強者(つわもの)であることは事実です。長年付き添ってきた我々では突き動かすことのできなかった光姫の志…それを変えたあの少年だからこそ、納得できるものです。(ヴィオスに) 」
デュクス「…………(巨漢はただ黙して頷く) 」
53位「なんで城内に虫がいるんだよ!?教えはどうなってるんだ教えは!!うっっっ ハーナの乙林気持ちよすぎだろ!!!!(脳内補完) 」
スフィアード「特訓には我々親衛隊も日替わりで付き合うことになっている。以前はサキエル嬢を巻き込んでしまうため本領を発揮できなかったが、かの少年の腕前は私個人としても興味がある。今度はぜひとも正々堂々と手合わせしたいものだ。 」
彩雲「(確かに、彼の……フレイミスの実力ならば、光姫様と並んでこの国の名を背負うに不足はない、しかし……)……ぐ、っ………我々も精進せねば…… 」
如月「そうだゾ先輩方。ホタルが即位した暁にはあたしゃ近衛隊長。あんたらを指揮する側なンスから使えるようになってくださいよ(ござねしメロンをバリバリ貪る) 」
槍偉&ヴィオス『ボコスカボコスカボコスカボコスカ!!!!!!(※二人で如月を囲ってタコ殴りにする)』
カムイ「……次郎…アッ……アーメン…♰(ボコられてる如月に祈祷を捧げる) 」
如月「ウワァァァァアー!!!タスケテェェェェーー!!!! 」
ヘラクレスオオカブトちぃちゃん「(自慢の角でPKMNと53位のアレにチーンと言わす) 」
光姫「では、部屋へご案内します。今日は日も暮れておりますし、特訓は明日の早朝から行いましょうか。 」
フレイミス「いや、ダメだ。荷ほどきが終わったらすぐにでも始めるぞ、光姫。本番当日まで3週間… 成果が出始める一か月よりも短いこの期間中でできる限りのことは詰めたい。今日の会場で見た奴ら…みんな相当に覚悟が決まってるような連中ばかりだった…(アオやラーヴァをはじめ、周囲にいた出場希望者たちの顔をうっすらと認識していた)……勝つからには全力でいく。それに、レゼリアの名もかかっているんだ。悠長に構えてはいられない。『親父』も近くで見ているしな。 」
光姫「……フッ……流石は、カオスマスターのご子息…すでに覚悟の固め方が違う。かしこまりました。では早速今夜より特訓の方を行いましょう。ハナ殿はいかがいたしますか?王宮内でごゆっくり過ごされてもよろしいですが… 」
ハナ「そうだね…私も荷解きを終えたら、フレイミスたちの特訓を見物しようかな。あっ、そうだフレイミス…先に伝えておきたいことがあるんだけどさ。お姉ちゃん、レゼリアには二泊だけして明後日の朝には先に自宅へ帰るからね。 」
フレイミス「えっ、そうなのか?てっきり期間中はずっといてくれるもんだと思ってたが………あっ、いや、そういうわけじゃなくて… 」
ハナ「ふぅ~~~~~~~ん????期待してたんだぁ????(※嬉しそう)…うん、ほんとはずっと一緒に居たかったけどね… ちょっと「用事」があってさ。レゼリアに来たのもその用事の一件なんだけど… そういうわけだから、よろしくね。 」
フレイミス「(絶対そう来ると思ってたぁぁぁぁぁ~~~~うぜぇぇ~~~~~!!)……あ、あぁ…まあそういうことなら…… じゃあ、俺は期間中ここでみっちり特訓に励むよ。本番前日には帰るようにするからさ。 」
ハナ「うんうん、わかりました…♪ じゃあお姉ちゃん、国王様と大事なお話をしてから後でそっちに行くね。 」
アルミナ「ほう、私に何かあるか。美しい来客のお誘いとあればこの私も一肌脱がねば不作法というもの…(※語弊のある言い方) 」
ホタル「Σお父様!!? 」
フレイミス「あんた国王だろ!!!!! 」
ハナ「きゃっ…// 国王様ったら…弟の前で、そんな…っ…/// 」
フレイミス「わざとらしいことすんな!!!!もうあっちいってろよ!!!!!! 」
ハナ「は~い…!じゃあ、国王様…少しだけお時間よろしいですか…?(そう言うとアルミナと共に王の間へと向かった―――) 」
ホタル「ふふっ…♪フレイミスのお姉様、ものすごく美人で面白い人だね…♪ 」
フレイミス「ったく……いつもあんな調子だから苦手なんだよ俺は…… まあいいや…じゃあ、俺も部屋に荷物置いてくるよ。ちょっとだけ待っててくれ光姫。 」
光姫「御意。先に訓練場で用意をしておきます。デック、フレイミス様の案内を貴殿に任せるぞ。 」
デック「はっ!お任せを! では、フレイミス君。部屋の方に案内しよう… 」
― レゼリア・特訓場 ―
デック「この通路を超えた先が特訓場だ。この先で光姫様がお待ちになられている。 」
フレイミス「おう、あんがとなデックさん。(デックに手をかざし促されるように特訓場へと歩を進める)さぁて…早速気合い入れていくか――――― 」
―――――― ズ ガ ァ ア ン ッ ! ! (刹那。特訓場の方から何かを強く殴りつけるような衝撃音が轟く)
フレイミス「うおっ、なんだ…!?まさか光姫の奴…もう既におっぱじめてんのか……?(迸る衝動の音に思わず小走りで向かう) 」
光姫「……?お待ちしておりました、フレイミス様。(だが、フレイミスの先には、剣はおろか運動しているようなそぶりもなく、ただ毅然と特訓場のグラウンド中央に佇んでいる光姫の姿があった) 」
フレイミス「…あれ……?光姫一人か…?今この辺ですげえ音がしたから猛特訓し始めたのかと思ったが…(周囲を見渡しながら彼女へ歩み寄っていく)……ん…?(そんな時、グランドの四隅に異なる人影を遠めに見かける) 」
猫耳少女「はあ…はぁ…っう……(フレイミスの視線の先にいたのは、オレンジレッドの短い髪を揺らした少女。特徴的な猫耳と尻尾を生やした彼女は使い込まれたであろうボロボロの木製薙刀を両手に、案山子のように設置されたマネキン相手に集中していた)――――っはぁぁぁあああーーーッ!!!( ズ ッ ガ ァ ァ ァ ア ア ア ン ッ ! ! )(額に滲む大粒の汗を撒き散らしながら、少女は再び威勢ある一撃をマネキンへと叩き付けた) 」
フレイミス「……あいつぁ……(以前のレゼリアでの騒動では見かけなかった猫耳を生やした少女を見つめる) 」
光姫「フッ…紹介しましょう。 「萌香」! (一人特訓に励む猫耳少女を叫び呼ぶ) 」
猫耳少女 → 萌香「(―――― ピクッ ) あっ…はいっ!! (光姫の叫びに猫耳が反応。特訓の手を止めて小走りで彼女たちの下へ駆け寄ってくる)はぁ、はぁ、はぁ……っ… お待たせしました、光姫様…!………?(「そちらの方は…?」とフレイミスに対する疑問の眼差しを光姫へ向ける) 」
光姫「取り込み中に呼び止めてすまなかったな。貴殿に会わせたい人を紹介したい。フレイミス様、こちらは『 萌香 』。親衛隊員ではないが特別に私の部下として面倒を見ている新米の若手兵です。萌香、こちらはフレイミス・ティルク・カオス様。かつてこの国をお救いになられたカオスマスター様の…実のご子息だ。我が恩人のご子息だ、粗相のないようにな。 」
萌香「……!光姫様がおっしゃっていた、あの……!(怪訝から驚愕に色を変えた眼差しを再びフレイミスに向ける)え、と……『 九音萌香 』(くおん もえか)…だ… アジャナカッタ…と、言います…!よ、よろしく…です…!(人見知りな性格か、あるいは緊張しているのかは定かではないが、ぎこちない態度でフレイミスに会釈する) 」
フレイミス「あー…んと…フレイミスだ…。光姫はこう言ってるが、俺のことは別にそんなに気にしないでくれ。こいつが勝手に俺を持ち上げているだけだから…(苦い表情を浮かべながら後頭部をかきむしる) 」
光姫「なにをおっしゃるのです、殿!!貴方は大英雄のご子息なのですよ!!もっと尊大に!!大胆に振舞っても誰も文句はいうまいでしょう! 」
フレイミス「ダメだこりゃ(ダメだこりゃ) 」
萌香「……???(あの光姫様がここまでへりくだるなんて…アルミナ様やサキエル様の前でも見なかったのに……そんなにすごい人なんだ…この子……)(光姫の豹変ぶりを介してフレイミスの人物像に驚嘆する) 」
光姫「コホンッ…失敬… して萌香、修練の方は上手くいっているか? 」
萌香「あ、いえ……霊装を解放していないままじゃやはり思ったような成果は出なくて… 光姫様の言うとおり、いかに固有霊装に依存した戦い方になっていたのかを痛感するぜ…あ、します… 」
光姫「……だろうな。お前の能力は未知なる可能性を秘めているが、それを引き出すには素としての実力を高めるしかあるまい。 私も「目」に頼らず剣のみで鍛え抜くことには長い年月がかかったものだが… お前に紅蓮の奴のように折れぬ情熱がある。気負いせずそのまま励め。お前はレゼリアで唯一の「伐刀者」なんだからな。 」
フレイミス「霊装…?伐刀者(ブレイザー)……??(聞いたことのない単語に首を傾げる) 」
光姫「……フッ、ちょうどいいかもしれないな…(フレイミスの反応をちらりと伺い、何かを閃いたように鼻を鳴らす) 萌香、まだいけるか? 」
萌香「えっ…?あっ、はい!全然いけます…っ! 」
光姫「よし。では、フレイミス様…ただいまより我々も特訓の方を始めたいと思います。まずは……こちらの萌香と一戦を交えていただきたい。おそらく貴方様が今抱いた疑問の謎を明かしましょう。 」
フレイミス「うおっマジか。まあ、俺はいいぜ。萌香って言ったな。対戦よろしくな…!(ニッと友好的に微笑む) 」
萌香「えっ…!?(光姫の突然の提案に驚きこそはするが、嫌そうな素振りはなくフレイミスと見つめ合う)……よ、よろしく…―――― 」
光姫「では本日より、世界大会に向けた特訓をはじめる。萌香、霊装の解放を。(グランドにて相対するように構えるフレイミスと萌香の両者の合間にレフェリー役として鎮座する) 」
萌香「うっす……!(フリーの両手をぎゅうと握りしめ、静かに瞳を閉ざす)……―――――― 砕け、『ランペイジ』 (勢いのある開眼と共にバッ!と右手を突き出した) 」
萌香「―――― ズ ボ ォ ォ オ オ ア ア ア ッ ! ! ! (口にした解号と共に自身の周囲を焔が渦巻き、みるみると全身が業火に包み込まれる。間隙から姿を現したのは、その外観を大きく変えた少女の姿。サークレットに手甲や脛当が次々と装着され、バサリと勢い良く靡かれた腰布。そして瞬く間に癒着された西洋騎士を彷彿とさせる軽装備が火花と共に顕現されたのだった)―――― グ ッ ! (そして、その右手には一振りのハルバードが握りしめられた) 」
フレイミス「……!(姿が変わった…!?こんなのが…レゼリアにいたってのか…!?)(瞬く間に姿と気迫を一新させた萌香の姿に食い入るに驚愕する) 」
光姫「 『伐刀者』(ブレイザー) ――― 1000人に1人の特異存在とされている、己の魂を具体化させた「固有霊装」(デバイス)を顕現させ、魔力を用いて異能を操り戦う戦士。その力が顕現されると、あのように伐刀者の魂を具現化した装備「固有霊装」が装備される。「萌香」は…このレゼリアでただ一人、その素質を持って生まれた人間と獣人のハーフなのです。 」
フレイミス「これが…その力……!すげぇ……こんなのは初めて見たぜ…!(俺のいた未来でも見なかった力だ… こんなにすげえのがまだいるなんて…)……くっ、はは…!まだまだ俺の知らねえことだらけだな…この時代は…!(未知なる相手を前に高鳴る闘争心。光姫と戦っていた時に感じたあの感情の高ぶりが、もう一度目覚めようとしている―――) 」
光姫「フッ…殿の相手が務まるかどうかまだわからぬ未熟者ですが、萌香の今後のためにもフレイミス様も容赦なく攻めていただきたい。萌香、日頃の修練の成果をここで私に見せてみろ。フレイミス様は強いぞ…心して挑め。 では…――――― はじめッ!! 」
フレイミス「っしゃあッ!!行くぞォァッ!!(助走をつけて殴りかかっていく) 」
萌香「 押忍ッ!! (ハルバードを両手に握り込め、臆せず立ち向かっていく) 」
フレイミス「( ッ ギ ィ ィ イ ン ! ! )―――― どぉぉぁらァッ!!(初手の衝突から一度互いに退いた直後、鞭のようにうねる右脚の薙ぎ払いをしかける) 」
萌香「 せやぁぁああッ!! ( グルルルンッ ――― ッ ン ギ ィ イ ン ! ! )(ズザザァッ、と後ろ足で滑走を押しとどめる。フレイミスの鋭い蹴りに対し片手で鮮やかに振り回したハルバード、その刃で受け止めにかかり、そのまますれ違いざまに火花を散らした) 」
ホタル「あっ…!やってるやってる~♪(ハナと共に特訓場へ足を運びに現れる)へぇ…?初日は萌香が相手をしてくれるんだ!張り切ってるね~! 」
ハナ「わぁ~っ♪あの娘…猫ちゃんのお耳が生えてて可愛い…♪(ホタルと共に入場するや否や、初めて目にする萌香の姿に興味津々に微笑む)……フレイミスもなんだかいつもより楽しそうに笑ってる。早速また新しいお友達ができそうかな…? 」
カブトムシエレン「 ムッシャッムシャ (ハナの手土産の和菓子を貪りながら観戦しに現れる) 」
クワガタカリン「 モヒモヒッ (お友達のカリンちゃんも美味しそうにお菓子を食べているよ!) 」
星見ヤービィ「(好物のメロン味がなかったので荒巻スカルチノフならぬ星見ヤビノフになっている) 」
ギャル蛇「あーしは美味いもんだけ食べさせてくれるだけでいいのでぇ……(蜷局を巻きながら隅っこで和菓子を貪っている) 」
トカゲ「あー、いい(戦い)っすねー(観戦している) 」
フレイミス「っはは、やるな…!あん時戦った奴ら(親衛隊)を思い出すぜ…!(萌香が繰り出す豪快な斬撃を紙一重で掻い潜りながらその背後へと旋回する)ズザザァーッ―――― そぉいッ!!(萌香の背中に向けてストレートナックルを突き伸ばす) 」
萌香「(後ろッ――――)―――― ガ ィ イ ン ッ ! ! (背後から奇襲を仕掛けるフレイミスの方へと振り返る―――余裕なんてものを曝け出せば十中八九攻撃を受ける。故に、姿勢はそのままに、長柄のハルバードの身を背中に回すことで間一髪彼の殴打を受け止めつつ、その反動を利用するように踵を返しながら後退していく) "カージ"! ( ギ ュ ボ オ ォ ア ア ッ ! ! )(刃の先端が発火。業火を纏った刃が夜の特訓場を照らす松明のように燃え広がっていく) 」
ホタル「わっ…!萌香の武器が燃えた…!? 」
光姫「そう…あれは伐刀者がその異能を用いるための精神エネルギー…魔力によるものです。大気中に漂うエーテルを魔力に変換し、霊装へと還元することで、その力をいかんなく発揮できるのが伐刀者の戦い方です。しかしよく勘違いされるのですが、発火能力は萌香自身が魔法を司る獣人の魔力を引き継いでいるが故に身についたもの… 彼女が持つ固有霊装「ランペイジ」に眠る異能は、平たく言えば一撃特化の粉砕力。霊装の破壊力に、萌香自身の発火能力を組み合わせることで限界をも超えた火事場の馬鹿力を発揮できる…と、私はそう推測しておりますが…果たして彼女自身がその力の制御ができるかどうか…… 」
ヘラクレスオオカブトちぃちゃん「(ギャル蛇エレンカリンにまんまるたこ焼きを差し出す) 」
カブトムシエレン&クワガタカリン&ギャル蛇『 \\\ ꐕ ꐕ ꐕ /// (>>>今宵はパーリナイ<<<)』
フレイミス「ははっ…やるじゃねえか…!俺の闘争本能まで熱くなりそうだ…!(腰を落とし、ぐっと拳を握り締めるように身構える) 」
萌香「 アタシの魂(こころ)を…――――滾らせてくれるなよッ!! (――― ダ ァ ン ッ ! ! )(轟々と燃え滾る長柄を手に勢いよく飛び出し、大きく跳躍する) "憤慨"(ヴァルカン)ッ!! ( ズ ボ ッ ガ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ン ッ ! ! ! )(落下と同時にフレイミスめがけて業火の一撃を思いきり叩き付ける。たとえその一撃を外したとしても割れた地中から火柱が吹きあがるほどの衝撃の余波が舞う) 」
フレイミス「 う お ッ゛ ―――― ! ? (真っ向から獲物を振り下ろさんと迫る萌香の一撃から思わず飛び退くが、追随するように迸る火柱の熱波に思わず吹き飛ばされかけ、空中でその身を横に傾倒しながら錐揉み回転を加えながら着地する)……フィー……!今の一撃…なんか、やっと"お前らしい"感じがしてよかったぜ…!そのまま俺にぶつけてこいッ!!俺も全力で迎え撃つぞぉぉぁああッ!!(口の端を釣り上げ、萌香の熱に対抗するようにブーストを纏った速度で殴りかかっていく) 」
萌香「っ…――――――!(…"アタシらしい"…?)(フレイミスのその言葉の意図はわからなかったが、心の中で何かが微かに突き動かされたような感覚が過った)……ああッ、やってやんよ!!せぁぁああああーーーッ!!(高熱の勢いは鎮まることを知らず、迫真にもフレイミスへと斬りかかっていく) 」
その夜、二人の少年少女は静かなる夜に熱風を吹かせたのだった――――
光姫「――――……殿、お疲れ様でした。萌香もよくやった。だが、やはりまだまだ固有霊装のありあまる破壊力に体がついていっていない様子が見受けられる。さらに精進せよ。親衛隊の入隊試験日までまだ日はあるからな。 」
萌香「…はぁ……はぁ……っ……(フレイミスとの熾烈な特訓の後、霊装を解除して光姫と向かい合う)…は、はいっ……!頑張ります…っ…… 」
フレイミス「ふぅ……っ、初日から飛ばし過ぎたかもしれねえな…まっ、なんだかんだ楽しかったしいいか。手合わせしてくれてありがとな、萌香。(萌香に握手を差し出す)……?入隊試験っつーことは…… 」
光姫「ええ。レゼリアが誇る親衛隊に入るためには相応の試練があるのです。最初は下層部の治安維持を請け負う一般衛兵への入団試験を行い、そこでの長期間にて活動を評価されることで初めて親衛隊への入隊試験を受けることができるのです。親衛隊入隊試験は年に4度しか行われず、我々七人衆の厳しい審査を潜り抜けなければならないためかなり狭き門ではありますが…ここまでの苦難を乗り越えることで初めてこの地位に就くことができるというわけです。 」
光姫「萌香は既に一般衛兵の枠を超えた成果は十分に出ていますが、肝心の試験では決定的な何かが欠落しているが故に実りを得ることができず…すでに数えきれないほど落選しています。その答えに気づくことさえできれば間違いなく合格ラインを突破できるのですが……フッ、やれやれ…私に似て不器用な奴だ… 私としてもついつい甘やかしてしまいそうになるが、肝心のところを伏せなければ彼女のためにならないのでね… 恨むなよ、萌香。 」
ホタル「(それは自分から担当を受け持ってる光姫が厳しすぎるだけなのでは…?と言いたいけど睨まれそうだから黙っておこ…) 」
萌香「い、いえ…っ!一般兵のアタシを光姫様のお膝元においてくださるだけでもありがたいと思ってますので…!いつまでもこんな調子なのは、アタシ自身が欠落しているから… だから、めげずに挑み続けます…!アタシだって本気で親衛隊を目指したいので…! 」
フレイミス「……萌香……(萌香の現状を聞いて何か励みとなる言葉をかけずにはいられなかったが、安易に口に出せないもどかしさに唇を強く噤んだ) 」
ハナ「……二人とも、お疲れ様…♪(萌香を思うそんなフレイミスの様子を横顔から静かに伺い、場の雰囲気を和ませるように声をかける) 激しい運動をした後は美味しいご飯を食べて、ゆっくりお風呂につかろっ?お姉ちゃんも給仕さんたちのお手伝いをしてみんなのためにオードブルを振舞うからさっ♪ 」
フレイミス「うおっ姉ちゃん…?ああ、そうだな……確かにめちゃくちゃ腹減ったなぁ……メシにしようぜ!萌香も食べてくだろ?姉ちゃんの作るメシはうめーんだぜ。(後頭部に腕を回して励ますようにはにかんだ笑みを送る) 」
萌香「えっ、あっ…?でも、アタシは… 」
光姫「フッ…構わないじゃないか、萌香。今宵はお前も王宮に泊まるといい。私の一存で付き合ってくれたお礼だ、たまには贅沢するといい。デック、フレイミス様たちを食事会場へお連れしてくれ。お前も席に着くといい。 」
デック「はっ!ありがたき幸せ!では、みなさま、こちらへどうぞ…! 」
ホタル「ふふっ…♪みんなでお食事なんて久しぶりだな~♪ 」
ハナ「ほらっ、萌香ちゃんもっ…♪(ためらう彼女の手を引き、先に向かうフレイミスたちへ続くように連れ出していく) 」
萌香「 あ っ ―――― (ハナの手に引かれるように歩みだす)………(フレイミスのお姉ちゃん…綺麗な人…… アタシも…こういう風に振舞えたら…――――)(至近距離に漂う花のような香りを放つ彼女の横顔に、少しだけ憧れの眼差しが照らし出された―――) 」
家族団らん…否、王家団らんで優雅で愉快な食事を終え、一日は終わる。
そして翌朝を迎え、フレイミスたちは世界大会に向けた修行に励みだす――――
フレイミス「―――――っだぁぁあああああ!! 」
光姫「――――っはぁッ!! 」
萌香「……ゴクッ……(特訓場で行われる二人の組手を前に思わず息を呑む。昨夜自分と手合わせをしたものとは思えないフレイミスの本気の気迫を垣間見て、食い入るように二人の激突を眺めていた) 」
フレイミス「っはは…!いいぜ、光姫…!こういう時は手を抜かないのはお前らしいよ(口元に付着した土埃を義手で拭いながらへへっとせせら笑う) 」
光姫「フッ…ご戯れを。フレイミス様がお相手とあらば、全身全霊をもってお応えするのが私の役目……(少年の笑みに応えるように不敵にっ口角を釣り上げる中で、ふと、こちらを呆然と見つめる萌香の視線に気づいて一瞥を与える)……萌香、修行の手が空いているのならば少し手伝え。フレイミス様はこれから多くの猛者と戦うことになる。昨夜出し切れなかったお前の実力…もっとフレイミス様にぶつけてみろ。 」
萌香「ふぇぁ…っ!?あ…あたしが…!?また、フレイミスと……(光姫からの唐突の提案に一度躊躇いを示すが…)………っ、はい!わかりました…!(遠めに見つめていた距離から二人のもとへ小走りで駆け寄っていく) 」
フレイミス「へへっ……次は萌香が相手か。よろしく頼むぜ…! 」
そうして、彼・彼女たちは日没まで闘気の熱を絶やすことなく修練に励み続けた。
途中から顔を脱してきた親衛隊メンバーたちと後退を繰り返しながら組手を交わして。
太陽が沈みゆく、その時まで―――
― PM18:30 レゼリア城・大浴場・女湯 ―
萌香「(チャポン…――――)っはぁぁぁ~……(誰もいない広く豪勢な大浴場でただ一人、湯船に浸かりだす)っくぅぅ~~~~……染み渡るぅぅ~~……♪(自分しかいないことをいいことに思わずだらしなく零しながら破顔する)こんな広いお風呂に入れるなんて幸せ過ぎるぅ~……特訓頑張った甲斐があるわぁ……(コポポ……) 」
萌香「…………チャプ…(しばらく無言で浸かっていたが、ふと何かを思いだしたように湯水に沈んだ自分の掌に視線を落とす。日頃の度重なる修練によるものか、生傷の痕が微かに残っているその手を)………どうしたら…光姫様のように強く…気高く……綺麗な女性になれるんだろう… 剣を振るう姿はとても勇ましいのに…あの人の手はいつも綺麗で……それに比べて…アタシは…… 」
フ ワ … ―――――― (どこからともなく、一枚の白い羽がふわりと静かに湯水の水面に落ちる――――)
ハナ「――――― 君のことも素敵な女の子だと私は思うんだけどな…♪(水音一つ立てず、桃色髪の女性が猫耳少女に密着する寸前まで寄り添っていた) 」
萌香「―――― ふわああぁぁぁあああっ?!?!??!?!?(ズババッシャアァツ!!)(唐突に耳元に囁かれて思わず飛び退いた) …ぇっ…あ…っ…??!い、い…い…っ……いつの間に……っ?!(明らかに自分しかいないものだと思い込んでいたため、ハナの存在に気がかなり動転している) 」
ハナ「ふふっ…♪驚かせちゃった?いつから…う~ん……?君が来るよりもずっと前…かな?ここでずっと浸かっていたんだよ?湯気が濃くて気づかなかったかな?(揶揄う様に笑ってみせる) 」
萌香「…なん…だと……!?(愕然)…う、わ……(聞かれてた…今の…親父臭いため息から独り言まで、全部……うぁ゛……し、しにたい……ッ… いっそこのまま湯船に溺れてしにたい……)(急激沸騰で赤面) 」
ハナ「まあまあっ…のぼせって御顔が真っ赤になってる?ふふっ…やっぱり可愛いね。さっきの独り言なら聞かなことにしてあげるから大丈夫だよ。(暴発した萌香を面白おかしく笑う)………萌香ちゃん…だっけ?こうしてお話しするのは初めてかな?私、フレイミスの姉のハナって言うんだ。よろしくね。昨日から早速弟の特訓相手に付き合ってくれて本当にありがとう。あんなに楽しそうにしているフレイミスを見ていると、萌香ちゃんと相性がいいのかなと思ってね。お姉ちゃんとしてすごく嬉しい気持ちになったんだ…♪ 」
萌香「えっ…あ……?(フレイミスの…お姉さん……)(特訓中の傍らでふとその姿を目にすることは度々あったが、確かに対面…ましてや裸を見せ合って話をするなど初めて故に困惑気味になる)……い、え… 相性……いいって…言うのかな……?アタシはまだ、その…わからないんですけど……でも… フレイミスは確かに…嫌な気は…しなかったです… なんか……気を張らなくていいというか……いつもの調子で振舞えそうな感じというか…… あれ……?アタシ、何言ってんだろ……はは… 」
ハナ「ふぅ~ん…?"いつもの調子"…かぁ…。(困惑で目を反らす萌香の好きを狙うように飛び退かれた距離を縮めていく)ねえねえ…?萌香ちゃんってさ…光姫さんのような人に憧れているのかな?安心して。お姉ちゃんとの秘密で誰にも言わないって内緒にしてあげるから…♪ 」
萌香「あっ……(やっぱり聞かれてたんだ…さっきの……)………えと……そうです… 最初に出会った時から……ずっと憧れていました。 」
萌香「幼い頃のアタシって…近所の男の子の友達ばかりとつるんでたり…専ら父親にいろんなところへ遊びに連れていかれたりして……なんか、その……がさつというか…他の女の子みたいな振る舞い方ってのが…できなくなっていって… あの頃のアタシはというとそんなことは全く気にならなかったはずなのに……学校へ行き始めてから…周囲の娘たちのことを変に意識し始めちゃって… はじめて…そんな自分に…その…恥ずかしさ…みたいな気持ちが芽生えちゃって…… 」
萌香「そんな時に…光姫様に出会ったんです。あの人は…人間としても戦士としても強くて…なのに一人の女性として美しくて… サキエル姫のような純粋な乙女には程遠くても…光姫様のような姿なら、今の自分でも目指せるのかなって…… 今の自分を……変えることができるのかなって…… 」
萌香「…親衛隊を目指すようになったきっかけもそうです。伐刀者として生まれ育った以上、アタシは普通の女の子には結局なれる気はしない……だったら、光姫様のように強く美しい女性になってやろうって。そこから親衛隊入隊を目指して日々稽古と試験を繰り返してきたんだけど……上手く事が進むことは全然なくて… 光様は…アタシに足りない「何か」を知っている……でも、それに気づくべきアタシがいつまでも答えを掴めないから、今もまだ未熟なままなんだって… このままじゃ……アタシは…光姫様のようになれない… ずっと、ずっと……不出来なままに……―――(羞恥や悔恨…そんな負の感情が表れる中で、自らの体を抱き寄せるように身を 」
ハナ「………(萌香の吐露に真摯に寄り添うように視線を彼女の横顔に向け、何かを察したように笑みを浮かべたまま目を伏せる) ……そっかぁ… でも今の話を聞いて、私にもわかったかもしれない。今の萌香ちゃんに足りないその「何か」ってのを。 でも光姫さんの言うとおり、それは自分で気づかなきゃ…きっと萌香ちゃんが変わるきっかけにならないと思う。……ううん、変わるというより… "変わらないこと"の大切さに気付く…とでもいうのかな? 」
萌香「……"変わらないこと"……?(不思議そうな顔を浮かべて振り返る) 」
ハナ「うん。ウチのフレイミスもね…今はもうお父さんはなくなってしまったんだけど…生前はものすごく偉大なお父さんだったんだって。そんなお父さんに憧れて強く生きようとしててね……でも、まったく同じ道を辿ろうとはしなかったんだ。誰よりも強く憧れていたはずの人の背中を追い続けていたはずなのに……なんでかわかるかな? 」
ハナ「フレイミスはね……信じ始めたんだ、"自分自身"のことを。お父さんができなかったこと、お父さんにはないものを、自分で見つけてその憧れを超えるために。 」
ハナ「人は誰しも、その人だけの憧れがいて、その背中を追い続ける。じゃあ、もしも理想叶って追いつけたら?そこでお終い?結局その憧れを追い続けてきた本当の意味に問うことはできるのかな?答えは人それぞれだと思う。その中でフレイミスはね…追い抜くことを選んだんだ。物心がつく前に亡くなってしまったお父さんが歩むはずだった未来を…その先を今度は自分が走るんだって。お父さんが好きだから…そんなお父さんから生まれた自分に誇りを持っているから。 」
ハナ「…だから、あの子は父親のようになりたいと思いながらも、自分自身の"在り方"を曲げようとはしなかった。 だからあんなにも無邪気で純粋で…どんな悩みにだってまっすぐに向き合う強さを得たのかなって。自分自身を信じられるから…他の誰かの心にだってより添えられる。あの子が、ホタルちゃんや光姫さん…この国中の人たちと絆を結べた由縁なのかなって。もちろん、萌香ちゃんにもね。 」
萌香「……それが…"変わらないこと"の大切さ… あのフレイミスも……アタシと同じように…強い憧れを抱きながらも…あんなに真っ直ぐに…… 」
ハナ「難しいことじゃないといえば、違うかもしれないけどね。だって、フレイミスは男の子で、萌香ちゃんは女の子なんだから。 性別の違いという観点もある。でも、人間は誰でも考え方ひとつで変えられるものだよ。萌香ちゃんが…本当になりたい自分は何なのか… もう一度振り返ってみるといいかもしれないね。私は、フレイミスと接しているときの萌香ちゃはすごく可愛くて好きだけどな…♪ 」
萌香「えぇっ……?また、そういう……でも、アタシ…自分がそういう時どんな顔をしているのかよくわからなくて…… アタシ……アタシって……本当は…どんな風に見えているのかな…… どう…ありたいのかな……… 」
ハナ「ふふっ…そんな悩める乙女な萌香ちゃんがものすごく可愛い…♪大丈夫、お姉ちゃんは女の子の味方だから♪萌香ちゃんが大事なことに気づけるようにフォローしてあげるから…♪ 」
萌香「…ハナさん……(純粋無垢で天真爛漫な笑顔を振りまいてくれる彼女に、張り詰めていた緊張感や不安が抜けていくような気がしたように安堵の色を伺わせる)………(ハナさんも…すごく綺麗だな…… アタシにはないものをたくさん持っていそうで…… でも……"変わらないこと"って……なんなんだろう……?まだよくわかんない……) 」
ハナ「……? えいっ♪ ( むにっ )(再び視線を俯かせる萌香を見て横から抱き着くと共に、水面に微かに浮かんだ肌色の風船に自らの五本指を食いこませた) 」
萌香「 ふえああぁぁっ??!/// ( ビ ク ン ッ ///// ) 」
ハナ「それにしてもぉ~…萌香ちゃんってぇ…すっごく綺麗な体してるよね~?男の子みたいな無邪気さをしながらも…体は綺麗な女の子しているんだなって…♪これはお姉ちゃん思わず嫉妬しちゃうなぁ~♪男心を擽らせる魔性の女の子……ウチの可愛い弟に悪い影響が出ちゃったらどうしようねぇ…?責任…とってくれるのかな~?うりうり~♪ニヤニヤ(◍¯∀¯◍)♡ 」
萌香「ちょッ、あっ、まっ…?!// そんなこと…しらなっ……ふぇああぁっ!?/// (な、な、な……なんでこんなことにぃ~…っ…!?) 」
ハナ「ふふふっ…♪ねえ、萌香ちゃん?この後みんなでお食事会だけどさぁ…その前にちょ~っとだけお姉ちゃんに付き合ってくれない? 大丈夫…悪いようにはしないから…っ♪悪いようには、ネ…♪(これ以上ない小悪魔な笑みを浮かべてにじり寄る) 」
萌香「 あわわわわわっ…//// (い…嫌な予感がする……ッ!!アタシ…どうなっちゃうのぉぉぉ~~~~~っ!?!?!?!?) 」
― PM19:50 レゼリア城・食事会場 ―
フレイミス「………………………誰も来ねえ…(風呂上りからのラフなシャツを着こんだまま、予定通り行われるはずの食事会場にひとり居座っている。が、予定時間を過ぎても一向に姿を現さない女性陣たちを思いそわそわと周囲を見渡す)……場所を間違えたか…?いや、でも昨日の夜も確かにここでみんなと晩飯食ってたし…デックさんにもここで待ってろって言われたし…… 」
メイド「ガチャ…――――(両開きの扉から食事を乗せたワゴンカートを両手で押して会場へと赴く)大変お待たせいたしました。本日のご夕食をお持ちしました。(手慣れた所作でフレイミスの前に食事を次々と並べていく) 」
フレイミス「おっ…おぉ……(ああ、間違っていなくてよかった…やっと飯が食える……けど……)……あんの~…?ホタルや光姫とか、他の人たちは……?(恐る恐る尋ねようとメイドの顔を覗き込むが…) 」
メイド → ハナ「 ご安心ください、間もなくまいりますよ♪ (顔を覗き込んだその女性は、見覚えしかない「姉」そのものであった) 」
フレイミス「 ブブゥゥゥゥゥーーーーーッ!!!!!! (メイドの正体に噴き出す)ゲホッ、ガホッ……!ね˝…姉ちゃんんん…ッ!?!? 」
ハナ「はぁ~い、お姉ちゃんですよ~♪どう?似合ってるかな?(身に纏った紺色のクラシカルメイド衣装。一回転と共にスカートの裾がふわりと舞う姿を見せつけるように、動揺する弟にウインクを飛ばした)昨日からメイド長さんと一緒にお城の掃除に食事を手伝っていたんだけど、やっぱりお給仕さんならちゃんと衣装も大事だよねって。ふふん、いいでしょ? 」
フレイミス「…そういや今日は一度も姿見てねえなとは思ってたが…まさか俺が特訓している間にそんな…… てか!それはいいんだけどッ!!いきなりで驚いたじゃねえかよ!!ったくよ……つーか、他のみんなは…?もうすぐ来るって、どういうことよ…? 」
ハナ「ふふっ…♪それはねぇ~……―――― あっ、きたきた♪ 」
ガ チ ャ … ――――
ホタル「うぅっ……なんで、私までぇ~……//(続けて現れたのはホタルに似たメイド…いや、メイド服を着た本人その人だった!) 」
光姫「……………(メイド服に恥ずかしがるホタルの傍に、いつもの正装を着用した光姫が側近のように目を伏せながら無言で佇んでいる) 」
フレイミス「Σホタルまでぇ!? 」
カブトムシエレン「 😤 (一応本職であるメイド服を着たカブトムシも来場。どさくさに紛れてどでかいチーズを貪っている) 」
アルミナ「いやはや娘のかような姿を拝めるとは父として冥利に尽きるものだ。愛しい妻にも昔着せた思い出が蘇ってくるよ。いやはや絶景かな絶景かな。(後方父親面) 」
フレイミス「Σアンタ国王なんだろ!!? 」
ホタル「ち、違うのフレイミス…っ!これは、その…ハナさんにどうしてもって強くお願いされちゃって……それで、その…断れなくて…… (うぅ…っ…カオスの前ではしょっちゅうコスプレでメイド服を着せられたことはあったけど、彼以外の人前だとやっぱり恥ずかしい…) 」
光姫「サキエル姫、ご安心を。お召し物は大変お似合いでございますれば。(従者として、私情を一切むき出さずホタルに述べるが…) 」
如月「おっす、オラ冥土(芋ジャージ) 私には当然のようにこれ渡すのはなんなの? 」
ホタル「…………(いつもの調子で隣に佇む光姫を一瞥し頬を膨らませる)…………ハナさん。(ハナの方にアイコンタクトを送りながら光姫の右側に立つ) 」
ハナ「ふふっ、りょーかいっ♪(ホタルの合図を受けて光姫に元へ歩み寄るとその左側に立つ) 」
光姫「………??? 」
ホタル&ハナ『 えいっ!!!!(コートバリィ) 』
光姫「!!!!!?!?!?!?(ふわふわー)(なんということだ!!二人に正装を引っ張られ、その仲からふわっふわの身にすかメイド服を隠し着ていた光姫のあられもない姿が!!!!) 」
ホタル「一人だけ"いつもの"なんて許されないんだよ、光姫?????^^# 」
ハナ「わぁっ♪ホタルちゃんも光姫さんもとっても可愛いっ♪ちゃんと中に着てくれていたなんて嬉しいなあ♪ 」
光姫「な、なんで……(カァァ…///)(短いスカートの裾を両手でぎゅっと抑え込んでいる) 」
紅蓮「慌てているアッー!wwwwwwwwww(いつの間にか如月の隣でそんな光姫を見て抱腹絶倒) 」
ラウ・ル・撮るーゼ「BeautiGo……(写メをモビルスーツのモノアイで連写する) 」
カムイ「サキエル様も光姫様も大変可愛らしいです。(自分で着こんでいるシスターメイド服にはまんざらでもない様子で彼女たちを微笑ましく見つめている) 」
槍偉「で???????なんで俺っちらまでメイドなんすか???????(同じようにメイド服を着たヴィオスと共にガニ股で来場) 」
セイ「大変よくお似合いだと思います(燕尾服故に女装組に対しは笑い堪えている) 」
ヴィオス「てめぇだけまともなのなんなん????おい、デュクスもなんか言ってやれよ!!! 」
デュクス「 \デデーン/ (>>>筋骨隆々メイド巨漢は黙って堂々と仁王立ち<<<) 」
スフィアード「頭が頭痛で痛くなってきた……(もはやメイドなどへったくれもない馬マスクをかぶっている) 」
フレイミス「なにがどうなってやがる……これも姉ちゃんの陰謀なのか……(この世の終わりみたいな顔をしている) 」
ハナ「みんな可愛いでしょ?(。˃ ᵕ ˂。) ……あれ…?萌香ちゃん…?萌香ちゃーん!いるんでしょー?こっちへおいでよ~♪(奥の扉へ呼びかける) 」
萌香「 ガ チ ャ … ―――― うぅっ(ハナに呼ばれて来場したのはメイド…ではない!メイドのメの字もないバニー衣装を着せられた猫耳少女がこれ以上ない羞恥心を剥きだして姿を曝け出したのだ…!)…ぅ…ぁ……なん、でぇ……っ……///(モジモジ) 」
ハナ「かわいーーーーーーーーーーー♪♪♪(バニー衣装の萌香を見て黄色い絶叫を上げる)ねえねえっ、萌香ちゃんもすっごく可愛いと思わないっ!?フレイミスもそう思うでしょ?♪ 」
フレイミス「Σ萌香ぁ!!?おいおいおいおいっ!!💦 つかメイドじゃねえだろコレ!!!姉ちゃん悪ふざけが過ぎてるだろ!! …………まあ…でも……似合ってるかどうかと言われりゃあ……似合ってる……んじゃねえのか…?(ややこっぱずかしそうに萌香に応える) 」
ハナ「しょうがないんだもんっ!だって替えのメイド服がもう出払ってたみたいで…残ってる可愛い衣装がバニーちゃんしかなくってぇ~… (なんかちょっとわざとらしさのある含みを利かせた声音) 」
萌香「に、にあッ……?!(フレイミスの反応に、一気に熱暴走が迸る)……ゎ……ぁ゛…っ……!み……―――――見るなぁぁぁぁぁぁあああ~~~~~ッ!!!////(固有霊装のハルバードを顕現!照れ隠しと言わんばりにフレイミスに斬りかかる!!) 」
フレイミス「どあああああああああやめろーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!! 」
ヘラクレスオオカブトちぃちゃん&コーカサスオオカブトちぃちゃん「(皆にたこ焼きをあげていく 」
ハナ「っふふ…――――― ♪(なんだかんだでみんな楽しそう。よかったね、フレイミス。つい昨日まで一人だったのに、こんなにもたくさんのお友達ができて。きっと天国のお父さんも喜んでいるよね。血の繋がっていない私ですら、こんなにも嬉しいんだから――――)(わちゃわちゃとしているフレイミスたちを遠めに見つめて、一人静かにほくそ笑んだ―――) 」
翌朝――――
ハナ「それじゃあ、大変お世話になりました。ウチの弟を、フレイミスのこと、よろしくお願いします…♪ 」
ホタル「うんっ…!二日間だけだったけど、ハナさんとたくさんお話しできて楽しかったよ…♪よかったらまたレゼリアへ遊びに来てくださいね♪ 」
光姫「ハナ殿…いえ、お姉様…!フレイミス様のことは私が責任をもって修練の相手を全力で努めてまいります。約3週間後の世界大会当日まで、フレイミス様の隣に建てられるようにわたくし目も懸命に研鑽を積んでいく所存ですので、どうか温かく見守っていただけると幸いです…! 」
フレイミス「姉ちゃんにまでその態度かよ…(光姫を横目に顔が引きつる) 」
ハナ「ふふっ…♪うん、ぜひまた。大会当日にもまた会えることを楽しみにしているね♪ それから、フレイミス…?いくら仲が良くっても、お城の人たちにあまり迷惑をかけちゃだめだよ? 」
フレイミス「以前迷惑かけまくっていろいろ懲りたからな。流石に姉ちゃんの言う通り肝に銘じておくよ…(前科を自認しているが故に大人しく引き下がる) 」
萌香「………… 」
ハナ「……?……♪(何かを言いたげそうに彼女たちの後ろで縮こまっている萌香を見てくすりと微笑む) 萌香ちゃん!ファイトだよ♪君なら…きっと"思い描いた自分"になれる。そう信じているからね♪(彼女にウインクを飛ばすと小さなキャリーケースの取っ手に手を伸ばす) 」
ハナ「それじゃあ、3週間後に。みんなの成長がみられるのを楽しみに待っているね♪(それだけを言い残し、正門を潜り抜けて一人先にレゼリアを後にするのだった――――) 」
萌香「…っ……!(ハナが最後にかけてくれた言葉に対するっ返答が思いつかない。そんないたたまれない気持ちにさいなまれながらも、体が先走ったようにフレイミスたちよりも一歩前に出る―――)……っ………!(それでも、何も言えなかった。口に出したかった気持ちを。その理由はわからない。一度背を向けてしまった彼女を振り向かせるだけの大した答えが見つからなかったからだろうか。そんな、小さな悔しさをかみしめるように唇を強く結んだ…) 」
フレイミス「いっちまったなぁ…もう少しゆっくり滞在していけばよかったのに………?(前に出ていく萌香の姿を不思議そうに見つめる)……萌香……? 」
萌香「…………………ッスン…… 」
萌香「……っし…!ハナさんがああしてにかけてくれたんだ。早速今日も特訓に励まないとな…!フレイミス、光姫様…!お願いだけど…早速訓練のお付き合いをお願いします…!(くすんだ気持ちを切り替えるように振り返り、二人に頭を下げる) 」
光姫「…………いいだろう。(長い付き合い故に萌香の心境の変化を微かに感じたのか、ハナを見送る際に宿っていた柔和な瞳が従来の鋭い鷹の眼に切り替わる)ただし、本日からかなりハードルを上げた特訓を行う。大会優勝を目指す我々と、親衛隊を目指す萌香。進むべきは違えど、高みを目指す志は一つ。覚悟して挑め、いいな? 」
萌香「はいッ…!よろしくお願いします!! 」
フレイミス「気合入ってんな。っしゃ…!俺も浮ついてらんねェ。闘るぞ萌香、光姫! 」
萌香「お、おうっ…! 」
そして、三日目から三人を主軸にした過酷な特訓の日々が始まる――――
― 6日目 ―
光姫「私の剣技… 否、剣を振るい攻撃に転じる瞬間の動作を見極めろ!身構え、しかして先走ることなく攻撃を受けるかもしれぬ直前までひきつけ…ここぞというタイミングで弾き返せ!ゆくぞッ!!(―――― ズ ァ ァ ア ン ッ ! )(西洋剣を手に、迫真の突進をかけて萌香に斬りかかっていく) 」
萌香「(ギリギリのライン…自分の武器の射程圏内に入り込むその瞬間に来た時に――――)――――――そこッ!!(―――― ッガ ギ ィ˝ イ˝ ン˝ ッ ! ! )(差し迫る光姫の斬撃を、リーチ差のある長柄の特権を最大限に発揮した挙動でパリィする) 」
光姫「いいぞ…!敵は必ずお前の首を狙うものと思え!忍び寄る牙を弾くための刃をその懐に忍ばせ、迫る殺意を退けるためにいつでも振り抜けるように感覚を研ぎ澄ませ。次、連弾でいくぞ…! 」
萌香「押忍…!! 」
― 11日目 ―
フレイミス「ぅぅぉぉおおおおッ!!!(ドドドドドッ!!)(組手相手のヴィオスに怒涛の乱打を叩き込んでいく) 」
ヴィオス「ガギギギギィイインッ!!(二刀流剣技で真っ向からフレイミスの拳を叩き落としていく)勢いは良い…だが勢いだけでは戦いは制せない。攻撃の強弱…その緩急のつけ方を体に染み込ませなければ自分だけが疲弊し、相手側が有利になる負の一方通行になるだけだ!(――――ッガギィイインッ!!)(微かな間隙、そこに強い一閃を刻むだけでフレイミスを強く退かせた) 」
フレイミス「くッ―――――!(カウンター…いや、少し違う…!連続攻撃で微かにスピードが落ちた瞬間を狙って弾いたのか…!?) 」
ヴィオス「…次はこちら側が連続攻撃を仕掛ける。俺の手が微かに緩んだ隙を絶対に見逃すな。いくぞッ!!(ズバババババッ――――!!)(鎌鼬を彷彿とさせる苛烈な回転切りで肉薄する) 」
フレイミス「ぐぅ…ッ……!!(――――ギャリリリリィィイッ!!)(鋼鉄の義手を交差して斬撃を真っ向から受け止めにかかり、その反撃の瞬間を伺うように目を鋭く尖らせた―――) 」
― 15日目 ―
槍偉&スフィアード『しぇぁぁぁああああッ!!! / フッ、ハッ、フゥンッ!!(槍と薙刀による突貫と一閃が交差する混合撃が、相対するフレイミスと光姫に襲い掛かる)』
光姫「前衛、私が斬り崩します! ッハァ!! (二人のコンビネーションアタックに対して先陣切るように飛び出し、マントを大きく靡かせながら赤刀による三連撃で斬撃の応酬に小さな空洞を生み出すように弾き返す) 」
フレイミス「頼むッ!オアアアァァァーーーッ!!(光姫が作り出した微かな間隙を見出すと彼女の背中から飛び出していく。霧散する粒子のように閃き斬撃の煌めきを潜り抜けて、相対する二人へ殴りかかっていく) 」
― 18日目 ―
フレイミス&萌香『…………(城内にある教会部屋。そこで何故か二人ともに座禅を組まされて瞑想の姿勢を維持している)』
セイ「いいですか。いついかなる時でも冷静さを欠いてはなりません。心頭滅却すれば火もまた涼し。さすれば精神と肉体の奥底に秘められた潜在能力が開花する兆しを生み出すでしょう。 」
フレイミス「ヒソヒソ(でもだからってなんで教会で座禅なんだ???この国の宗教どうなってんだよ) 」
萌香「ヒソヒソ(そんなのアタシが聞きたいよ!てか…もう1時間以上もこんな調子で足がマジで痺れてくりゅ……) 」
カムイ「喝(かぁーつ)ッッッッ!!!!(ロザリオ(鈍器)を警策のように振り上げてフレイミスと萌香の後頭部を容赦なく殴りつける) 」
フレイミス&萌香『いっでぇぇぇぇええええ~~~~~~!!!!!!!(涙目)』 」
― 20日目 ―
デュクス「 ズ オ ッ ――――― ! ! (四股を構えた巨漢が剛腕を伸ばし、フレイミスへ掴みかかる) 」
フレイミス「ッ゛!!!(―――― ガ シ ィ ッ ッ ッ ! ! )(対格差、身長差のある巨体相手を前にひるまず真っ向から挑むようにこちらも両腕を伸ばして取っ組み合う)…ぐ、ぐぐッ……!根競べ…ッてやつか…!?俺の…得意分野だぜ……ッ…!とことんやってやるぜ…ッ˝…!! 」
光姫「 フッ――フンッ―――ハッ! (一方、萌香との組手。引き剝がされた距離感を度外視するような俊足歩法で瞬く間に萌香に詰め寄りながら三閃による袈裟斬りで牽制していく) 」
萌香「 ぃゃぁあぁああッ!! (ギィンッ―――ギャギィンッ―――ガギィインッ!!)(光姫の教えが体に染みついたのか、自らが振るう獲物の切っ先で光姫が次々と振るう斬撃を完璧に叩き落としていく) 」
度重なる特訓の日々を超え、時は来る――――
フレイミス「いよいよ明日が大会本番当日か…この特区弁訓練習慣もあっという間に過ぎていったな…。(レゼリア城内にて帰宅準備のために荷造りをしている) 」
光姫「既に我々の立ち回りと作戦は互いに把握済み。あとは数々の強敵に対し柔軟かつ臨機応変に対応していけばいいでしょう。 殿も私もコンディションは好調ですから。さて……それはそれとして、萌香よ。 」
萌香「は、はいっ…!(急に名を呼ばれて硬直する) 」
光姫「貴殿もこの3週間、よく修練に励んだ。私の教えをしかと受け止め、身に着けたことは大いに評価しよう。 間違いなくこの短期間で大きな研磨を得たと見受けられる。そこでだ。親衛隊入団試験についてだが、私から一つ提案したいことがある。 」
萌香「……!な、なんでしょうか…!?(ゴクリッ…!) 」
光姫「私とフレイミス様は明日より世界大会にて、殿の雄姿と我々レゼリアの存在を知らしめる大きな戦に出陣する。この小さなレゼリアという国が、世界からどう思われ、見えているか…それを知るためにも、私自身も全身全霊をもってこの大会に挑むつもりだ。井の中の蛙大海を知らず… 大会を通じ、世界を知ることは我々レゼリアのこれからとこれまでの在り方、その見方も変わってくるだろうからな。 」
光姫「そして萌香…お前も、その「世界」を知る必要が来た。この小さな特訓場という箱庭でしか刃を振るってこなかった貴殿もまた、私のように大きな戦場に出る時が遅かれ早かれ来る。それはきっと、今が好機だと私は判断する。そこで私は考えた。次の入団試験に代わる特別試験を、貴殿に課す―――――! 」
光姫「 萌香、貴殿も世界大会に出場しろ 」
萌香「………………(お目めパチパチ…?) 」
萌香「え˝っ゛……――――えええええええええええええええええええええ!?!?!?!!?!?!? 」
光姫「ずっと貴殿に対し懸念を抱いていた。入団試験合格に足りない決定的な「何か」…その答えを見つけるきっかけはおそらく、この小さな箱庭では見つからないのでは、と。ならばと思い切り、舞台を変えようとな。既にアルミナ王から許可は得ている。萌香…貴殿も我らと同じく、しかして個人で大会に出場し、優勝を目指す気概でその猛威を振るえ。その功績次第では、私の判断で特別に親衛隊への入団を認めよう。 」
萌香「ちょちょちょちょっっっ…!?待ってください…!!あ…アタシが……光姫様たちみたいに……世界の、大会に…!?そんなっ…そんな急に…!確かにこの短期間で光姫様を始め親衛隊の皆さんやフレイミスにみっちり付き合ってもらって、以前よりも強くなった実感はあります…!でも…だからってそんな……いきなり世界規模の武闘大会に出ようと思えるくらいの自信がついたわけじゃ…… 」
光姫「なんだ、私がこれまで課してきた特訓じゃ不服というか? 」
萌香「いいいいいえいえいえいえっ!そういうわけじゃ…っ! 」
光姫「フッ…冗談だ。強さを得たことに奢らず、謙遜する純粋さは嫌いではない。だが、そんな自分に誇りを持て。矜持無き者に国を守ることはできない。親衛隊を目指すのならばなおのこと…世界という外敵からの脅威を相手にすることになるのだ。ならばこそ、実戦でこれまでの成果を示すのが合理的だと思う。……これでもまだ、自分の強さに不安を抱くか? 」
萌香「………(光姫の提案に一度は悩むように閉口する。だが、しばらくして…)…………わかりました……!アタシ、やります…!やってやりますよ…っ!親衛隊になるって決めてからどんな過酷なことにも耐え抜いてきたんです!こんな…今更怖気づいていられない…!出ます…!アタシも……世界に挑みます!! 」
光姫「……フッ… そう言うと思ったよ。実はだな…2週間前、既に大会の運営に私が代行してお前個人でのエントリーを済ませておいた。大会本番直前まで伏せておくことで、貴殿に余計な邪念が入り込まないようにな。チーム名もフレイミス様に考えてもらっているぞ。 」
萌香「えっ!?!?!?!?そ……そんな前から…!?(やられた…というように呆気取られる)……!フレイミスが…アタシのために…? 」
フレイミス「ああ、そうだぜ。光姫から提案された時は俺も驚いたが、それはそれで面白いことになりそうだしなって俺も今日まで黙っているのを抑えられない気分だったんだぜ?大会に挑むからには当然、俺たちとぶつかることにもなる。それでも、俺と光姫は手を抜かねェぜ。萌香…お前が強いやつだってのは、他でもない俺たち自身が知ってんだからな。だから……互いに優勝目指して闘り合おうぜ。お前を知らないやつらに、萌香がレゼリア最強ってのを知らしめるんだ。そういう気持ちを込めて、こんな名前を付けたんだ…(萌香に一枚の紙きれを差し出す) 」
萌香「……――――― ! (フレイミスから手渡された紙きれ、そこに記された自身のチーム名を見て目を丸くした) 」
萌香「………へへっ…♪いいな、これ…!かっこよくて、強そうで…なんかアタシらしいというか…… うん、ありがとな…フレイミス。それから、光姫様も、アタシ…全力で頑張るよ。たとえ二人とぶつかることになろうとも、絶対に負けないから…っ!(渾身の笑顔を浮かべ、紙切れを大事そうに握りしめたのだった―――) 」
最終更新:2026年07月26日 20:48