色違い廃人とは


色違いポケモンをただひたすらに追い求めることだけに闘志を燃やす
ポケモン廃人たちのことである。

色違いを出すため、改造や乱数調整といった手段に手を染めず、
時間を掛けて己自身の力のみで色違いを出現させる。
粘る色違いによっては、1回の試行時間に時間が掛かったり、確率が低い物があるため、
1ヶ月、半年、1年掛りで色違いを出すこともありうる。
色違い廃人の中には、対戦用の色違い個体を厳選する者も居れば、完全に収集のみを行う者も居る。

色違い廃人誕生の背景

色違い廃人が生まれたきっかけを、ポケモンの歴史を追っていくことで解説しよう。

「ポケットモンスター」ちぢめて「ポケモン」
このゲームは今やゲームシステムの根幹を作り上げたゲームと言っても過言ではない。

ポケモンは
  • 収集
  • 育成
  • 交換
  • 対戦
という今のゲームでは珍しくない仕組みを当時いち早く取り入れたゲームである。
収集した生物を育て、戦わせる・・・まるで少年時代の昆虫採集を思い出すような
ゲームシステムが爆発的にヒット。
ネットもあまり普及していない時代に、口コミだけで社会現象に発展した。

また、ゲームボーイという機器の通信交換技術に着眼したゲームデザインも素晴らしく、
その交換を促すためバージョンを2つに分けるといった試みにもセンスが光る。
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登場するキャラクターも個性豊かで、かわいい、かっこいい、怖い・・・等々
様々なモンスターが151匹も登場することは当時のゲームとしては異例で、
思い入れのあるポケモンを持つ人も多く、老若男女各方面から愛されるゲームになった。

その一方で、育成や対戦の部分は公式が明かしていない要素を把握し
しっかりと強いポケモンを育てないと対人戦では勝つことが難しく、
一部ヘビー層のニーズもきちんと押さえている。



時代は移り変わり2006年、一般家庭にWi-Fiが普及し始めた頃、
第四世代となったポケモンもインターネットを介した対戦や交換が出来るようになった。

ポケモンで対戦を中心に行っていたプレイヤーは、
育成⇒厳選⇒対戦⇒考察
のサイクルを回し、日夜時間を掛けて個体厳選をし、ネットの海で戦いに明け暮れるようになった。
この頃から「ポケモン廃人」という言葉が定着し始めるようになる。

同時期に、色違いという要素にも2つ変化が訪れた。
1つはポケットモンスターの生みの親の1人、増田順一氏が自身のブログにて、
国籍の異なるポケモン同士で孵化をすることにより、色違いが生まれやすくなる
(=国際孵化)という仕様を仄めかす発言があったこと。

もう1つは第四世代ダイヤモンドパールに追加された、ポケトレによって
同種の色違いポケモンを効率的に大量入手できるようになったことである。

従来の世代に比べ第四世代から色違いという存在が身近なものになり、
国際孵化やポケトレをきっかけに様々な手法で色違いを収集するプレイヤーが徐々に増え始めた。
これが「色違い廃人」誕生の要因である。

もし周囲に色違い廃人が居たら

我々への理解を深めるため、是非この下の文章を読んでいただきたい。

色違い廃人は、色違いが出るその一瞬のために楽しみ、喜び、そして努力して時間を費やしている。
色違いを自力で粘ったことがない方には中々伝わりづらいかもしれないが、色違いを自分で粘る良さ
というものは実際にやってみて、味わななければ理解し難い部分であると思っている。

是非とも当Wikiを訪れたことをきっかけに、様々な情報に触れ、色違いに興味を持ち、実践してくれたら幸いです。
そして周りに色違い廃人が居るならば、優しく影で応援してあげてください。


<色違い廃人の生態に迫る動画>

<参考記事>
最終更新:2021年09月25日 16:43