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«プラウトと資本主義によるグローバル飽和»
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プラウトは全分野における自給自足の確立を志向しています。複数のプラウトシステムのいずれも全分野における自給自足を確立している状態では、いずれかのシステムで余った物品を他のプラウトシステムに売ることは難しい。
自然災害や事故などによる一時的な供給不足は例外ですが、基本的に、プラウトシステム群で余った物品は、プラウトシステム群の外側で売るしかありません。プラウトシステム群で余った物品は、自給自足の確立に熱心ではない資本主義システム群に売ることができます。
資本主義システム群はプラウトシステム群で余った物品を買うために、プラウトシステム群に別の物品を売る必要があります。資本主義システム群が売る物品は、プラウトシステム群ではすぐには作れないものでなければなりません。
資本主義システムでは全分野における自給自足を志向しないので、運営資源を特定の分野に集中させることができます。最先端のコンピューターを作るのはプラウトシステムではなく資本主義システムです。
プラウトシステムが資本主義システムからコンピューターを買った場合、プラウトシステムでの自給自足は不完全なものになります。当然、プラウトシステムはコンピューターの開発にも力を入れることになります。
プラウトシステムが自力でコンピューターの生産ができるようになったころには、資本主義システムはさらに高性能のコンピューターやまったく別の最先端技術の産物を作れるようになっていることでしょう。
プラウトシステムは資本主義を含んで超える努力を限りなく続けることができ、資本主義システムは最先端分野での前進を限りなく続けることができます。
資本主義システムは破綻せず、プラウトシステムと手を取り合って、グローバル飽和を実現することになるでしょう。