cosmichistory @ ウィキ
«XI — 対立の時代および右派と左派»
最終更新:
cosmichistory
-
view
宇宙が思考層と物質層を持つようになった時代を、対立の時代と呼ぶことにしましょう。
対立の時代に魂たちを駆り立てた衝動は、肉体を獲得し、それを通じて肉体的な経験や快感・不快感を得ることでした。
この時代の宇宙では平らな大陸が空間上に多数浮かんでいました。
長く続いた戦争を解決するために、人々を組織的に支配しようとする右派と、人々を啓蒙しようとする左派が生じたのは、この時代においてのことです。
魂たちは肉体を離れた後にもエネルギー体を纏った状態になりましたので、大量のエネルギーを使うことで、彼らを再び肉体に押し込めることができました。死の繰り返しと激しい痛みが人々を支配するために使われるようになりました。
このような惨状を見かねたある集団が、右派と左派の思想を折衷し、すべての人の面倒を見るためのシステムを作り出しました。これがジレッド王国です。
彼らは空間に浮かぶ大陸の湖のそばに城のような建造物を造りました。そこにはより古い宇宙から持ち込まれた技術が使われており、4つ目の次元の厚みがありましたので、内部に3次元的空間を無限に重ね、宇宙の人口をすべて収容することができました。
ジレッド王国の社会はピラミッド状の階級社会であり、入って間もない人々の身分は低いものでしたが、後に十分な数の人々が入ってくると、先に入っていた人々はやがては昇進することができました。社会的な地位を決めるのは専ら入国した時期でした。
しかし、宇宙の人口は多くても無限ではありませんでした。やがて、ジレッド王国に入ってもいつまでも下層階級に留まることになるのを嫌い、外部の人々はジレッド王国に入ることを嫌がるようになりました。
そこで、エネルギーを操る武器を手に、空飛ぶ馬に乗ったジレッドの騎士たちが外に残った人々を征服しました。(映画«スターウォーズ»シリーズはこのころの我々の記憶を部分的に反映しています。)
ピラミッド状の階層社会を作り、多くの人々を奴隷のように支配しようという試みはその後も繰り返されてきました。
約200兆年前に、対立の時代の罪人たちを収監するために、更に下位の宇宙が造られました。そして、火山の火口をその宇宙につないで入口としました。(映画«ロード·オブ·ザ·リング»シリーズはこの火山の記憶を部分的に反映しています。)
我々は長期に渡る新たな戦乱の発生を恐れていました。そこで、その下位の宇宙は意図的に住み心地のよいものとして造られ、囚人たちはすぐにその下位の宇宙が気に入りました。
ジレッド王国の崩壊後、その支配者たちもそこに収容されました。
181兆年ほど前に、様々な争いに疲れた人々は自ら火山に飛び込むようになりました。これが自殺の始まりです。
こうして、魂たちは魔法の時代を迎えました。