2011.07.21
数多くの人々を雇用する会社があるならば、それはある程度投資家のおかげです。
数多くの人々を解雇する会社があるならば、それもある程度投資家のせいです。
従業員の中で正規比率が上がれば、それはある程度投資家のおかげであり、非正規比率が上がれば、それもある程度投資家のせいです。
会社の経営上、従業員にとって幸福なことと不幸なことの両方に投資家がかかわっています。
投機家は時価が安すぎると感じる会社の株を買い入れ、時価が高すぎると感じる会社の株を売り込みます。会社の経営状態が高コストであろうと低コストであろうと、投機家にとってはどうでもいいことです。
ジョージ・ソロスがどこかの会社にコスト削減要求を突きつけた、なんて話は聞いたことがありません。