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«乞食たちの競争»
最終更新:
cosmichistory
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2013.06.28
エジプトからインドにいたる広大な領域では、今でも乞食の姿がそれほど珍しくはない。
乞食が熱心にねだるときに、裕福なあるいは平均的な人が施すのは正しいことな
のだろうか? いいかえると、経済性の観点から合理的だろうか?
のだろうか? いいかえると、経済性の観点から合理的だろうか?
熱心な物乞い行為に応えて施す人がいれば、物乞い行為における競争を促すこと
になる。物乞い行為にも、場所を確保したり、実入りのいい技を習得したりなど、
いろいろと経費がかかる。極端な例では、同情を引きやすくするため、足を切り
落としたりすることもあるとか。
になる。物乞い行為にも、場所を確保したり、実入りのいい技を習得したりなど、
いろいろと経費がかかる。極端な例では、同情を引きやすくするため、足を切り
落としたりすることもあるとか。
競争が激化するほど、乞食は儲からない商売になっていく。そして、この競争は
あいにくと社会にとって生産的なものとは云えない。
あいにくと社会にとって生産的なものとは云えない。
長期的な経済計画の立案から遂行までを政治家に譲るとして、目の前にいる乞食
たちの暮らしぶりの助けになる施しをやりたければ、競争の激化につながらない
やり方を採用するのがいい。
たちの暮らしぶりの助けになる施しをやりたければ、競争の激化につながらない
やり方を採用するのがいい。
上手い施しとは、乞食たちの姿や行動を考慮せず、平等に配ることだ。施し手の
財力に不足があるならば、ランダムに配ることだ。
財力に不足があるならば、ランダムに配ることだ。
さらに上手い施しは、不熱心な乞食を狙って施しをすることだ。居眠りばかりし
ている乞食に施せば、競争は鎮められ、物乞い行為の経費はゼロに近くなる。
ている乞食に施せば、競争は鎮められ、物乞い行為の経費はゼロに近くなる。
すると、乞食たちの何人かは、物乞い以外のことも考えるようになるだろう。