«映画«スープ»» - cosmichistory @ ウィキ

«前世を記憶する村»シリーズが映画化されることになった。タイトルは«スープ»
になるそうだ。

この映画は宗教界に大きな衝撃を与えるかもしれない。

英語で"宗教"を意味する単語は"religion"で、これは"縛る"を意味する
"religiare"を語源としている。

マルクスは宗教が人間から本来の霊性を奪うと考え、"聖書は神聖だが、宗教は
アヘンである"といった言葉を残した。

宗教はおおむねスケーラブルではない。個人単位での実践には否定的で、組織へ
の従属を迫る傾向がある。現代でも、イスラム教圏では棄教の自由がない。

スピリチュアリズムはスケーラブルだ。1人でも実践できるし、1億人でも実践で
きる。師を持つも持たざるも自由であり、実践の内容も目的も個人の自由だ。

宗教を右に置くと、«前世を記憶する村»シリーズと«スープ»は左に置かれるスピ
リチュアリズムの最左派にあたる。個人は実践を求められないし、«前世を記憶
する村»シリーズの内容を信じることすら求められない。内容の真偽を確かめる
には死んでみるしかないし、人間は誰でもいずれ死ぬのだから、生きている間は
あの世のことについて何もしなくていい。

«スープ»がやがて翻訳されたりリメイクされたりして、頑迷な宗教対立の緩和に
役立つことを期待する。