2013.06.30
あらかじめ云っておきますと、私は思想面で左巻きです。
結論から先に云いますと、当面の間、日本の政治家は時々「あれは侵略戦争ではなかった」と発言したり、靖国に参拝したほうがいい。
日本の西にある中国は中国共産党が一党独裁する国です。この中華人民共和国なるものが成立に大きく貢献したのは、中華民国を敵として戦争を繰り広げた大日本帝国です。中華民国の弱体化と中国人民の反日感情の高まりこそが、中華人民共和国を成らしめたのです。
中国共産党は国内で政治への人民の不満に悩んでいて、矛先を外国に向けたがっており、体制維持にタカ派日本を必要としています。日本の政治家の靖国参拝は中国共産党にとってカンフル剤のようなものです。
日本の多くの企業が中国に進出していますが、中国が共産党専制独裁の異常な国なので、進出にはある程度の歯止めがかかっています。日本人労働者にとって — つまり、日本国民のほとんどにとって — 中国共産党の存在は利益になっています。中国共産党の当面の存続が、日本にとっての国益(national interests, 国民の利益)と云っていい。
中国が現時点で自由民主化したら、大変ですよ。日本経済の底が抜けてしまいます。