帰ってきました! ◆NIKUcB1AGw
パワプロ94との死闘を終え、ドラクエVはグルグル2と共に体を休めていた。
禁じられた裏技「ひとしこのみ」を使用したために、彼の体は大きなダメージを受けていた。
他にあの強敵を倒す手段はなかったとはいえ、払った代償はあまりに大きいと言わざるをえない。
禁じられた裏技「ひとしこのみ」を使用したために、彼の体は大きなダメージを受けていた。
他にあの強敵を倒す手段はなかったとはいえ、払った代償はあまりに大きいと言わざるをえない。
「どう? まだきつい?」
「戦闘は無理そうだが……手を借りずに歩けるくらいには回復した気がする。
早く移動しよう」
「そんな無理する必要ないんじゃない? もう少し休んでからでも……」
「いや、そういうわけにもいかない」
「戦闘は無理そうだが……手を借りずに歩けるくらいには回復した気がする。
早く移動しよう」
「そんな無理する必要ないんじゃない? もう少し休んでからでも……」
「いや、そういうわけにもいかない」
相棒の体を気遣うグルグル2の言葉を、ドラクエVはキッパリと拒絶する。
「今の僕たちじゃ、強敵に見つかってしまえばおしまいだ。
一刻も早く、さっきの戦場から離れないと」
一刻も早く、さっきの戦場から離れないと」
先ほどの戦いで、グルグル2は「ベームベーム召喚」という大技を使用した。
呼び出したベームベームの巨体は、他のエリアにいる参加者にも目撃されたことだろう。
殺し合いに消極的な参加者なら面倒ごとを恐れて逃げてくれるかもしれないが、積極的な輩なら獲物を見つけたとこちらに向かってくる可能性がある。
ゆえにドラクエVは、一刻も早く現場から遠ざかろうとしているのだ。
呼び出したベームベームの巨体は、他のエリアにいる参加者にも目撃されたことだろう。
殺し合いに消極的な参加者なら面倒ごとを恐れて逃げてくれるかもしれないが、積極的な輩なら獲物を見つけたとこちらに向かってくる可能性がある。
ゆえにドラクエVは、一刻も早く現場から遠ざかろうとしているのだ。
「なんか……ごめんね? 私があんな魔法使っちゃったせいで、こんなことに……」
「いや、君が謝る必要はないよ。手段を選んでられる相手じゃなかった。
後先のことを考えてやられてしまったんじゃ本末転倒で……」
「いや、君が謝る必要はないよ。手段を選んでられる相手じゃなかった。
後先のことを考えてやられてしまったんじゃ本末転倒で……」
ドラクエVの言葉が、不自然に途切れる。
「どうしたの……?」
「誰か来る!」
「えっ!」
「誰か来る!」
「えっ!」
グルグル2にも、すぐに感じ取れた。何かが、猛烈な勢いでこちらに近づいてきているのを。
「BONBIIIIII!!」
「またあいつかー!」
「またあいつかー!」
向かってくる相手の姿を視認したグルグル2は、思わず叫んでいた。
その相手とは先刻散々迷惑をかけられた男、桃鉄DXであった。
その相手とは先刻散々迷惑をかけられた男、桃鉄DXであった。
「いや、待つんだ! 何か様子がおかしい!」
「たしかに! まあ、最初からおかしいと言えばおかしかったけど!」
「たしかに! まあ、最初からおかしいと言えばおかしかったけど!」
ドラクエVたちが言うように、桃鉄DXの様子は明らかに異常だった。
目は白目を剥き、体からはほんのり薄紫のオーラが吹き出している。
もうこれでもかというくらい「暴走しています」とアピールしている有様である。
目は白目を剥き、体からはほんのり薄紫のオーラが吹き出している。
もうこれでもかというくらい「暴走しています」とアピールしている有様である。
ではなぜ、彼が暴走しているのか。
それは桃鉄DXが、またしてもリアル世界とリンクしてしまったことに原因がある。
彼が受信した情報は、桃鉄が任天堂に引き取られ新作の発売が決まったというものだった。
シリーズ終了宣言からの、まさかの大逆転。それは彼のテンションを、凄まじく上昇させた。
だが受け取った情報は、桃鉄DXにとって喜ばしいものだけではなかった。
それは桃鉄DXが、またしてもリアル世界とリンクしてしまったことに原因がある。
彼が受信した情報は、桃鉄が任天堂に引き取られ新作の発売が決まったというものだった。
シリーズ終了宣言からの、まさかの大逆転。それは彼のテンションを、凄まじく上昇させた。
だが受け取った情報は、桃鉄DXにとって喜ばしいものだけではなかった。
「なんでキングボンビーのデザインが変わってるんじゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
こうして、狂喜と絶望の狭間で魔人が生まれた。
「ウバッシャアアアアア!!」
特に意味の無い奇声を上げながら、桃鉄DXはビームを乱射する。
本人にとっては行き場のない感情を発散させるための行いなのだが、事情を知らないのに巻き込まれたドラクエVとグルグル2には迷惑以外の何物でもない。
二人は必死で動き回り、ビームを回避する。
本人にとっては行き場のない感情を発散させるための行いなのだが、事情を知らないのに巻き込まれたドラクエVとグルグル2には迷惑以外の何物でもない。
二人は必死で動き回り、ビームを回避する。
「ああもう、いったいなんだってのよ! こんなの、相手してられないわ!
早く逃げましょう!」
早く逃げましょう!」
声色にヒステリックなものをにじませ、グルグル2は叫ぶ。
だが、かえってくるべきドラクエVの言葉はない。
だが、かえってくるべきドラクエVの言葉はない。
「ちょっと、何やって……」
怒りの声は、途中で途切れる。あってはならないものを見てしまったから。
ドラクエVは、うつぶせに倒れていた。
その背中には刃物でつけられたと思わしき傷があり、マントは鮮血をどんどんと吸い上げていた。
ドラクエVは、うつぶせに倒れていた。
その背中には刃物でつけられたと思わしき傷があり、マントは鮮血をどんどんと吸い上げていた。
「え? え? いったい何が……」
事態を飲み込めず、混乱するグルグル2。
そこへ、金色の何かが飛んでくる。
今のグルグル2に、それを回避することはできなかった。
そこへ、金色の何かが飛んでくる。
今のグルグル2に、それを回避することはできなかった。
「うああっ!」
痛々しい悲鳴と共に、グルグル2の右腕が破壊される。
彼女の握っていた杖が、大きな音を立てて地面に落ちた。
彼女の握っていた杖が、大きな音を立てて地面に落ちた。
「あ、あんたは……」
「ようやく気づいたようだな。まあ、もう手遅れだがな。
この場に来ていたのは、あの変態だけではなかったということだ」
「ようやく気づいたようだな。まあ、もう手遅れだがな。
この場に来ていたのは、あの変態だけではなかったということだ」
木の上からグルグル2を見下ろすのは、冷たい視線。
がんばれゴエモンが、そこにいた。
がんばれゴエモンが、そこにいた。
【F-4 森】
【魔法陣グルグル2】
【状態】右腕骨折、半裸の上に濡れたバスタオルを巻いている、MP消費(大)
【装備】まほうじんのつえ@魔法陣グルグル2
【道具】支給品一式
【思考】
0:ダイッコンッランです! だーいこんらん!
1:念願のタッチペン操作のグルグルの為に優勝する
2:服を取り戻す
※外見はククリです
※意識がもうろうとしていましたが、いちおう第1回放送は聞いています
【状態】右腕骨折、半裸の上に濡れたバスタオルを巻いている、MP消費(大)
【装備】まほうじんのつえ@魔法陣グルグル2
【道具】支給品一式
【思考】
0:ダイッコンッランです! だーいこんらん!
1:念願のタッチペン操作のグルグルの為に優勝する
2:服を取り戻す
※外見はククリです
※意識がもうろうとしていましたが、いちおう第1回放送は聞いています
【がんばれゴエモン~ゆき姫救出絵巻~】
【状態】健康
【装備】ナイフ@サバイバルキッズ、空気砲@ドラえもん のび太と妖精の国
【道具】支給品一式×2、サイコソーダ@ポケットモンスター×29
【思考】
1:優勝する
2:この場のゲームを皆殺し
3:次に夢を見る島DXにあったら、必ず殺す
【状態】健康
【装備】ナイフ@サバイバルキッズ、空気砲@ドラえもん のび太と妖精の国
【道具】支給品一式×2、サイコソーダ@ポケットモンスター×29
【思考】
1:優勝する
2:この場のゲームを皆殺し
3:次に夢を見る島DXにあったら、必ず殺す
※外見は般若の面を被ったゴエモンです。
※支給品とは別に、小判を投げる能力を持っています。
※支給品とは別に、小判を投げる能力を持っています。
【スーパー桃太郎電鉄DX】
【状態】暴走、ダメージ(中)、手が臭い
【装備】サイコロ×10
【道具】支給品一式、ピッピにんぎょう@ポケットモンスター緑、桃鉄のカード(各種)
スーパーゲームボーイから奪ったゲームボーイカセット
【思考】
0:あふれる感情を抑えられない
1:殺し合いには乗らない
2:スーパーゲームボーイがまた襲ってきたらまたぶちのめす
3:夜叉姫の新デザインはありだと思います
※外見はキングボンビーの格好をした小太りのおっさんです。
※取り憑いた相手からの攻撃を無効化できます
対象は原則として一人です
※スリの銀次への変身が可能になりました。(他にも変身が可能かどうかは不明です)
【状態】暴走、ダメージ(中)、手が臭い
【装備】サイコロ×10
【道具】支給品一式、ピッピにんぎょう@ポケットモンスター緑、桃鉄のカード(各種)
スーパーゲームボーイから奪ったゲームボーイカセット
【思考】
0:あふれる感情を抑えられない
1:殺し合いには乗らない
2:スーパーゲームボーイがまた襲ってきたらまたぶちのめす
3:夜叉姫の新デザインはありだと思います
※外見はキングボンビーの格好をした小太りのおっさんです。
※取り憑いた相手からの攻撃を無効化できます
対象は原則として一人です
※スリの銀次への変身が可能になりました。(他にも変身が可能かどうかは不明です)
【ドラゴンクエストⅤ 死亡】