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僕はいつもこうなる

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匿名ユーザー

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僕はいつもこうなる ◆gry038wOvE


 まず最初に言っておくと、スーパーボンバーマンはこのゲームに乗っていた。

 理由は二つある。
 単純に、まず彼自身が爆弾で同胞やピエロを殺害する事に性的興奮を抱く種の人間であったからである。

 そう、生まれた時から彼は爆発という物に魅入られていた。

 たとえば、スーパーボンバーマンをやった事ある人間ならわかると思うが、スーパーボンバーマンをやる種の人間は、常にそのソフトが巻き起こしてくれるスリルを楽しんでいる事だろう。
 高まる火力。速まるスピード。時間が減るごとに増える爆弾。短すぎるタイムリミット。
 卵から生まれる盾同然の変なペット。下りたところに爆弾置かれるとヤバいトロッコ。対戦で受ける他のボンバーマンの殺意。
 不気味としか言いようがないピエロ。etc etc……。

 その全てが楽しい。だから、人はスーパーボンバーマンをやる。
 そもそも、ヤバい人間でもない限りは爆弾を持って、自分と同じ姿の敵を殲滅しようなどとは考えないはずだ。
 下手すりゃ自分が死ぬという状況下、そんな事が出来るのは正常な神経をした人間ではない。
 スーパーボンバーマンである彼が殺し合いに乗るのは至極当然の話であるといえよう。



 ……では、その愉悦を求める性格以外の参戦目的も話しておこうか。
 それは、優勝の景品に繋がる。要するに、彼はニンテンドー3DSでのリメイクを望んでいたのである。

 そういえば、最近、ボンバーマンは100人対戦ができるようになったらしい。
 しかし、仮にそれだけの人数でボンバーマンをやったとして、果たしてボンバーマン下手な人間が楽しめるのだろうか?
 ボンバーマンが下手な人間は、そんな多人数を相手に殺し合えるか?




 ──────無理に決まってんだろ。

 世の中にはな、二種類の人間がいる。
 ボンバーマンができる人間と、できない人間だ。
 ボンバーマンができない人間はな、何度気を付けても自分で置いた爆弾で死んじゃうんだ。
 対戦するとな、相手を倒すにはどこに爆弾を置けばいいのか、たくさん置いてある超火力の爆弾をどうすりゃ避けられるのか、全然わからずに詰んじゃうんだ。
 そもそもな、マジで下手なやつは1~5全部持ってても未所持の奴に負けちゃうんだよ。
 幼稚園児にだって負けちゃうんだよ。練習してもコツがつかめないんだよ。上手い人にアドバイスされるたびに惨めになるんだよ。そして、毎回アドバイスの通りにできずに微妙な空気になっちゃうんだ。
 まあ、四人で対戦すると、最後の二人くらいにはギリギリ残れても、必ずそこで敵の倒し方がわからなくてやられちゃうんだ。運が良ければ逃げてるうちに勝てるけど、だいたいやられちゃうんだ。

 そう、でもそれだけやれれば充分なんだ。実はソフト持ってる主がボンバーマンめちゃくちゃ弱い事をギリギリ悟られずに済む。四人くらいが丁度いいんだよ。
 ボンバーマンって、なんで対戦前提のシステムが売りになってんだよ。しかも百人とか正気か?
 クラス全員でボンバーマンしてもお釣りが来るんだぞ? バトロワ企画でも参加者百人だったら相当多いぞ?
 ボンバーマン弱い奴が百人対戦で生き残る術がどこにあるんだ? ボンバーマン弱い人間への慈悲はないのか?
 スーパーボンバーマンで敵倒していく時の方が、ずっと面白いんだよ。対戦の人数は四人くらいが丁度いい。

 ……だから、そんなユーザーの声をどこかで察した彼はスーパーボンバーマンがニンテンドー3DSでリメイクされるのを望んでいた。
 ボンバーマンの対戦は四人でいっぱいいっぱいだ。
 キモいピエロとか、キモい太陽とかを倒すのが楽しいんだ。あいつらが3Dで出てくると思うと鳥肌が立つ。
 対戦人数ばかりが増えると、ボンバーマン弱い人が根本的にやろうっていう気にならないのだ。オンラインが発達したものの、やっぱり友達みんなで顔合わせてやるからこそボンバーマンって楽しいよね。
 なんか見ず知らずの人に爆弾置かれて殺されると腹立たない? 向こうは殺意抱いて爆弾置いてきたみたいで怖くない?
 本当にやりたいのは、友達同士で、「おい!そこ置くな!うわああああー……wwww」みたいになるあのボンバーマンなんじゃない?
 今の子供たちには、スーパーボンバーマン3DSが必要なのではないだろうか。







 そして、丁度、彼の近くには、かまいたちの夜がいた。彼はこちらに気づいていないらしい。
 同じスーパーファミコンのソフトだ。とはいえ、誰であろうが、スーパーボンバーマンには関係のない話だ。チュンソフトとハドソンでは慈悲が芽生える隙もない。
 スーパーボンバーマンは、自分が輩出する爆弾で敵を殺すのみである。

「とりあえず、支給されたアイテムをチェックするか。いいものが入ってれば、やる気も出るってものだし」

 ふと、かまいたちの夜が何かを言っているのが聞こえた。
 どうやら支給品を確認しているらしいので、試しにスーパーボンバーマンは自分の支給品を見てみた。
 そうそう、やっぱり支給品を確認しておかないとね。

 がさごそ。がさごそ。

 すると、「運が良い」というべきか。
 支給品は、爆弾を置く数を増やせるあの爆弾のマークだった。しめた。これで爆弾を二つ出せる。さっそく使おう。
 相手はこちらに気づいていないのだ。



 ──ハハッ、なんだ、簡単じゃないか。


 ──これで、爆弾を二つ置いて囲めばいいだけだ。


 ──どんなへたくそだって、こんな簡単な作業ができないはずはない。




                        ___
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     , <><//ハ  . : : :': : : /=彡ニ二ノ`ヽ::::::::| よし、この辺に爆弾を置いておこう!!
      {  ∨/V⌒ヽ. .__ 厶ィ●  ー―∧ヽノ:::::::::;
     \ ///⌒)、 て二ニ  V⌒T~「  V.::::::::::;
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             /|::::/( |\__●::/  < こっちにも置いておこう
            / |:://\\ +  |::::/_
            ̄\○   \\_|/:::::...\
          /:::/|/ ̄ ̄ \_) ̄ ̄\\



























         かまいたち < 全部同じカードかよ!

   ビル ビル ビル ビル ビル ビル ビル

     ●~* \(^○^)/  ●~*
     ↑     ↑      ↑
    爆弾  ボンバーマン   爆弾

   ビル ビル ビル ビル ビル ビル ビル










 ────さて、スーパーボンバーマンはこの状況から脱出できるのか!?次回に期待だ!!












【C-3 市街地】

【スーパーボンバーマン】
【状態】健康。詰んだ。
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:やべえ。
※外見はボンバーマンです。
※能力は、自由意志で火力1マス爆弾×1を排出できる能力です。前の爆弾が爆発すれば次の爆弾を作れます。
※支給品の爆弾マークで、爆弾が2個使えるようになりました。
※北と南にビル、東と西に爆弾があります。火力は1マスですが、普通に囲まれてるのであと二秒後には爆発します。勿論爆発したらスーパーボンバーマンは死にます。
 爆弾をどうにかするには、爆弾持ち上げられる奴とか助けに来てくれる流れとかじゃないと駄目ですね。
※死後、みそボンがあるのかは不明です。


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