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男女反転23話

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datui

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「気に入らん……」

 ダークドレアムは一人うなっていた。
 恐らくここに呼ばれたものの中では”最強”と言っても過言でないほどの強さを持つのが彼女(?)である。
 彼女は誰の命令を受けることもない。何者であっても彼女を滅ぼすことができない。
 だが彼女はこの場に連れてこられていた。
 それが彼女の不機嫌のもとだった。

「気に入らん……」

 再びうなる。
 彼女は人々の悪夢が現実となった存在。
 魔王すらもその糧とする破壊と殺戮の神の異名を持つ伝説の悪魔。
 彼女は初めここからさっさと脱出しここに連れて来た2人を抹消しようとした。
 だがそれはできなかった。なぜか――当然のごとく彼女にも能力の制限がかけられているからだ。
 彼女は今現在本来の力の1%を出すこともかなわない。

「気に入らん……」

 三度彼女は呟き海岸へ向けて自らの力を解放する。
 閃光とともに吹き飛ぶ海岸線の一部。
 凄まじい破壊力だが彼女からすればこの世界そのものを破壊するべく放った一撃。
 その威力は彼女からすればあり得ないほど小さいものだった。

「むぅ……」

 しかも疲労が大きい。
 通常であれば全く疲労しないはず――それどころか考えることと同様に破壊できるはずなのにどういうことだろうか?
 あまりにも大きな疲労だった。

「気に入らん……」

 彼女は4度同じ言葉を呟くとその場を後にした。

◆◆◆

「これは参ったんだぜ」
「ありえないわね……」

 ダークドレアムがその場を後にした後そこに現れたのは二人の魔術師――
 東洋の西洋魔術師と口先の魔術師だった。
 二人は出会い互いを警戒しながらも情報交換を済ませていた。
 とりあえず互いの知り合いがいるか確認しそれから方策を立てる。そんな風に当面の方策も考え。

「あんな化け物は幻想郷でもみたことないんだぜ」
「私からすればあなたの魔法も信じられないわ……」

 ダークドレアムが跡形もなく消し飛ばした海岸線を見ながら呟く。
 そこは明らかに周りよりも低くなっているはずなのにまったく水がそこに集まろうとしない。
 そこに残された破壊の意志から水が逃げているようにも思える。

「とにかくあいつからは離れた方がいいんだぜ」
「そうね……」

 霧雨魔理緒と前原圭子はダークドレアムがさった方向とは逆――即ち南へと歩きだした。
 口先の魔術師と東洋の西洋魔術師。
 二人の魔術師の先にあるものとは――


【I-3 深夜】
【ダークドレアム(♀?)@ドラゴンクエスト6 幻の大地】
[状態]:健康 疲労(小)
[装備]:なし
[所持品]:支給品一色、不明支給品1~3
[思考]:このゲームそのものが気に入らない
1:???
※一応女にしてあります
※1%も出せなくても多分最強クラスだと思います。
※I-3に不自然に消し飛んだ海岸があります。スレイヤーズの重破斬で吹きとんだ海岸をご想像お願いします。

【前原圭子(♀)@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:健康
[装備]:なし
[所持品]:支給品一色、不明支給品1~3
[思考]:このゲームが気に入らない
1:このゲームを打ち破る
2:とりあえず魔理緒と行動する

【霧雨魔理緒(♂)@東方project】
[状態]:健康
[装備]:なし
[所持品]:支給品一色、不明支給品1~3
[思考]:とりあえず生き延びるんだぜ
1:とりあえず圭子と行動するんだぜ


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