トランザルプ400 > 発電不良の対応

バッテリが上がってしまい、まだ新しいし最近比較的乗っている方なのにおかしいなと思い調べてもらうと発電不良とのこと。

自前の電圧計で測定すると、エンジン始動直後で12.4Vくらいから12.0V程度まで走行中に下がってしまう。回転数を上げてもほぼ変動はなく、バッテリ状態や負荷による変動みたい。

原因はACジェネレータ、レギュレータ(レギュレートレクチファイア)、ハーネスのいずれかになる模様。ACジェネレータが一番高額な部品で修理代も1時間の工賃となる。

ACジェネレータはパーツリストでも4万を超えているし、すでに廃盤とのこと。フライホイールが専用型番らしいから、ステータコイルだけなら出そうなものだけど。フライホイールの不良だとおそらくスロットルの開閉とエンジンの回転数が影響しすぎてぎくしゃくしそうだし、これまでと感覚的に変化はないので大丈夫な気がする。ステータコイルは巻き直しとか修理は可能らしい。コイルだけなら650まで共通だったらしいので中古含めると入手は比較的容易。中華製のコピーでも最悪問題ないと思ってる。

レギュレータは1万くらいはするらしいけど、よく壊れると聞くので出るか不明。ただ他車のものでもカプラが合えば使えないことはないらしいので、どうにでもなるだろう。中華製のが2000円以下で手に入るし。

ハーネスは手に入るか分からないが、手に入っても一番面倒かもしれない。端子の不良くらいだとまだどうにかなるだろうが。問題のある部分だけ分かればそこだけ置き換えるとかでどうにかなるかもしれない。目に見えて焼けてるとか焦げてるとかあるならわかりやすいが。

さて、ここまで踏まえて、とりあえず一番安く手に入るレギュレータをとりあえず用意してみた。交換せずに試しても良いのだろうけど簡単に交換できるし、交換してエンジンを始動してみた。そのままではかからないのでジャンプスタータを使って始動すると、やはり電圧は上がらず少しずつ下がっていくものの、レギュレータは発熱して触れないくらいまで温度上昇している。ということは少なくともレギュレータまで電気は来ていると考えてよいのだろうか。レギュレータから出力される電圧を測定してみる必要がありそうだ。あとはバッテリまで行く回路の途中にヒューズがないか調べるくらいか。わかってはいたが、テスターがないと調べようがないので、安いのを用意しようと思う。

テスターを用意したので計測しながらチェック。
サービスマニュアルのACジェネレータの点検の項目通りに確認すると、黄色い線の端子間抵抗は0.4-0.5なので正常値の範囲内。
レギュレータの抵抗値は35Mオームほどになっていて異常値と思われるのだけど、全てで似たような数値なのでこれはテスターによるものなのか。ここだけわざわざ指定のテスター以外は異常な抵抗値が出ると書いてあるので指定のテスタ以外ではだめなのかも。
すべて接続してエンジン始動した状態の黄色の線に来ている交流の電圧値が7/7/1とか変な値なので三相としてはおかしい気がする。この状態ではバッテリ電圧以上は出ていないし、レギュレータからの電圧は限りなく0に近い。エンジンを回しているうちに、30Vとか出るようになって、バッテリ間の電圧も14V以上出るようになっていた。ただ1つは7Vも出ていなかったり、やはり不安定に見える。その状態もずっと続くわけではなく、また12.7Vくらいに落ちてしまった。
ヒューズやメインキースイッチ周りも問題なさそうなので、ジェネレータが怪しいというところに帰ってきた気がする。

結局レギュレータ交換で解決したが、レギュレータ自体の弱さにより再発したので、レギュレートレクチファイア交換へ。
最終更新:2024年02月16日 10:20
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