風海純也の考察物語
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六◆
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ぼくは――――――
ピッ⇒ 小暮さんに声をかけることにした
そのまま小暮さんを隠れながら見ることにした
◆ すべてに絶望して自分から命を絶つことにした
僕は小暮さんに声をかけた。
「小暮さん」
「……」
「……」
「やや!? やややや!?」
小暮さんは少し静止した後、やっと反応を見せた。
ああ、やはり小暮さんだ。
何回も思うが、ぼくはつい安心する。
「いやいや、まさか…先輩…?」
「うん…久しぶり、小暮さん」
「よ、よかったあああああああああああ!!」
「うわっ…驚かせないでくださいよ…」
「ももも、申し訳ないであります」
小暮さんが顔を少し赤くする。
「まあ、こんな所で立ち話というのもなんですので、どこか近くの建物で話しませんか?」
僕は、女の人とその人を背負ってる小暮さんを気にして提案した。
「押忍!氷室さん、申し訳ありませんが…もう少しだけご辛抱を」
「いえ、私がご迷惑をかけているのに…」
二人のこんな会話を聞きながら、僕は足を急いだ。
「……荒れてるのです」
「荒れてるね」
「荒れてるっすね」
「荒れておりますね…」
僕たちが雑貨屋の中に入った時の第一声だ。
全員が声をそろえて言うくらいの状態だった。
「……とりあえず、椅子とかあるから…座ろう」
「氷室さん、椅子に降ろしますが…良いでありますか?」
「はい、お願いします」
小暮さんが椅子に氷室さんを座らせて、その後全員が座る。
まず自分たちがするのは、情報交換と自己紹介だ。
「えっと、まずは自己紹介から行こうか。僕は風見純也、警視庁警察史編纂室の警部補です。で、この子は古手梨花ちゃん」
「よろしくなのですよ、にぱー」
梨花ちゃんが僕に向けた時と同じ笑顔を見せている。
その笑顔に小暮さんがつられて微笑んでいる。
「自分は、先輩と同じ部署の、警視庁警察史編纂室に勤務している巡査部長であります!」
「私は氷室家が娘、霧絵と申します。以後宜しくお願いします」
簡単な自己紹介を僕らは済ませて、情報交換に入った。
小暮さんからの情報を簡単に纏める。
霧絵さんが日野という男に襲われたという事。
小暮さんも、七十歳前後の老人に襲われた事。
そして、霧絵さんが犯したという罪の事を。
正直、信じるか信じないかは今判断すべきではないとは思う。
全部信じるかどうかといえば、信じられない。
しかし、この人が嘘を言っているようには見えない。
かといって、確実に判断できる材料もない。
という事で、これについては保留しておこう。
その後、僕が持っている情報を小暮さんたちに知らせた。
この場に人見さんと兄さんがいるという事。
『サイレント・ヒル』は架空の街の可能性がある事。
『サイレント・ヒル』が架空の街の可能性がある事について話すと、小暮さんは首をかしげた。
「架空の街…?ここがでありますか…?」
「兄さんに聞いた話だと、そういう事になっている…けど」
自分はしっかりと見たのだ。
架空の街のはずの『サイレント・ヒル』の道路マップを。
郵便物や葉書の住所に書かれていた『サイレント・ヒル』の文字を。
以上の点だけで考えても、いろいろな可能性が浮き出てくる。
・『サイレント・ヒル』は、実在するものではなく造られたものである。
・本当に『サイレント・ヒル』実在していた。
・街は『サイレント・ヒル』ではなく廃村を利用して、道路マップや手紙を偽造して『サイレント・ヒル』に見せようとしている。
実在する街なのか、架空の街なのか…これも判断はできていない。
今あげた予測の中に正解が入っている可能性は低い。
だが、捜査を進めればきっとつかめるはずだ。
と、考えた所に小暮さんが話をし始めた。
「次は、どこに行けばいいのでありましょうか…」
今目の前に迫っている問題だった。
このままこの場にいても、この場所についての情報に進展はない。
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僕が取るべき行動は―――――――――
⇒ 近くの施設を探索することだ
この場で何か使えそうなもの探すことだ
【C-3/雑貨屋/一日目夜中】
【風海 純也@流行り神】
[状態]:健康、梨花に対する警戒心、椅子に座っている
[装備]:拳銃@現実世界
[道具]:御札@現実、防弾ジャケット@ひぐらしのなく頃に、防刃ジャケット@ひぐらしのなく頃に
射影器@零~zero~、自分のバッグ(小)(中に何が入っているかはわかりません)
[思考・状況]
基本行動方針:サイレントヒルの謎を解き明かし、人見さんたちと脱出する。
0:どこに行くか決める。
1:人見さん、兄さん、梨花ちゃんの友人を探す。
2:出来る限り多くの人を救出して街を脱出する。
3:日野という男と老人を警戒。
※小暮たちが知った情報を聞きました。本編に描かれている事以外に何を聞いたかは後続の書き手さんにお任せします。
【古手 梨花@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:健康、L3-、鷹野への殺意、自分をこの世界に連れてきた「誰か」に対する強烈な怒り、椅子に座っている
[装備]:山狗のナイフ@ひぐらしのなく頃に、山狗の暗視スコープ@ひぐらしのなく頃に
[道具]:懐中電灯、山狗死体処理班のバッグ(中身確認済み)、名簿
[思考・状況]
基本行動方針:この異界から脱出し、記憶を『次の世界』へ引き継ぐ。
0:どこに行くか決める。
1:自分をこの世界に連れてきた「誰か」は絶対に許さない。
2:風海は信用してみる。
3:日野という男と老人を警戒。
※皆殺し編直後より参戦。
※名簿に赤坂の名前が無い事はそれほど気にしていません。
※小暮たちが知った情報を聞きました。本編に描かれている事以外に何を聞いたかは後続の書き手さんにお任せします。
【小暮宗一郎@流行り神】
[状態]:満腹、椅子に座っている
[装備]:二十二年式村田連発銃(志村晃の猟銃)[6/8]@SIREN、氷室霧絵@零~zero~
[道具]:潰れた唐揚げ弁当大盛り(@流行り神シリーズ)、ビニール紐@現実世界(全て同じコンビニの袋に入ってます)
[思考・状況]
基本行動方針:目下、凶悪犯の逮捕と一般市民の保護。
0:どこに行くか決める。
1:一般市民の捜索と保護。
2:日野と老人を逮捕する。
3:警視庁へ戻って、報告と犬童警部への言い訳。
4:何かが起こっている気がしなくもないが……あまり考えたくはない。
※霧絵から「零~zero~」で起こったあらましを聞きましたが、信じたくありません。
※ここでのルールを知りましたが、信じたくありません。
※風海たちが知った情報を聞きました。本編に描かれている事以外に何を聞いたかは後続の書き手さんにお任せします。
【氷室霧絵@零~zero~】
[状態]:使命感、足の爪に損傷(歩行に支障あり)、疲労(中)、椅子に座っている
[装備]:白衣、提灯@現実
[道具]:童話の切れ端@オリジナル、裂き縄@零~zero~
[思考・状況]
基本行動方針:雛咲真冬を捜しつつ、縄の巫女の使命を全うする。裂き縄の呪いは使わない。
0:どこに行くか決める。
1:小暮と共に人を捜し、霊及び日野の危険性を伝える。
2:真冬の情報を集める。
3:黄泉の門の封印を完ぺきにする方法を捜す。
※風海たちが知った情報を聞きました。本編に描かれている事以外に何を聞いたかは後続の書き手さんにお任せします。