嗚咽が霧の中に轟いている、彼女達は後悔と悲嘆で頬を濡らしている最中だった。何故もっと早く此所へ来る事ができなかったのか、何故助ける事ができなかったのか。
そこにいる誰もが思っていたが、いくら嘆こうとも時間が振り向き帰って来る事はなかった。
暫くして事の成り行きを把握したハリーが子供をあやすような優しい声で語りかける。


「ジル、君が悲しむのもわかるが早くここから離れた方がいい。私やジムは、頭蓋を割ったはずの犬の化け物が甦るのを見ているんだ。この蛇が違うとは限らないからね」
「判ってる…判ってるわ」

ハリーの言う通り、もしまたこの蛇が蘇生してきたら一溜まりも無いだろう。彼の死を無駄には出来ない、伸ばされた手を掴み立ち上がりその勇姿をもう一度目に刻むため背後を見やる。
何故か満足げに見える、ケジメをキッチリつけた漢の顔だ。

「行きましょハリー。……どうしたの?」


ハリーは一点を見つめたまま動かない。その視線を辿ると霧の向こうに屈強な男の姿を、いや男達の姿を視認した。三者はそれぞれ大鉈を持つ者、無手の者、槍を持つ者という風に持つ武器に違いはあれどそれらは一様に三角形の兜を被り大蛇の胴の一部を目指していた。ハリーはジルと共に段々と後退りする。ソレが近付いてくるにつれ若干離れた位置に居た三沢達にもソレが見えてきたようだった。

「なんだよあいつ…」
「随分と骨の有りそうな奴が来たじゃないか」

胴に大鉈が降り下ろされる。しかし甲高い音が響くだけで裂けるどころか衝撃が通っているとすら思えない、その皮膚はへこんですらいなかったのだ。
そしてハリーがその場から離れきった時、恐れていた事態が起こった。大蛇の復活だ。
奇声を発し、首を後方に向ける不穏な気配を感じたのだろう獲物ではなく驚異の気配を。下顎に刺さった刃も傷が癒えることで抜けて落ちた。
留め具が無くなり、洞穴のような口も開閉出来る。これで襲わない筈もなく一番近くにいた槍を持つ者へと攻撃し―――――

瞬間、その身体は生き別れる事となる。

動いた瞬間処刑刀が降り下ろされたのだ。
内容物を派手に撒き散らし人で言えば上半身と呼べる部位が宙を舞う、槍が頸部を貫き、残った片腕が皮を剥ぐ。あるものは目を覆うことすらできず、あるものは吐き気を覚えた。

「あいつ…あの時の!」

あれほど固かった鱗がいとも容易く両断される光景に、その場に居た全員が息を飲む中急いで戻ってきたジムの言葉を須田は聞き逃さなかった。

「あんた、もしかして何か知ってる?あ、えと…」
「ジムだよ、ジム・チャップマン。…知ってるってもあのピラミッドが前に襲ってきた奴の腕を吹っ飛ばしたのを見た事があるってだけだけどよ……ん?アレは…!そんな馬鹿な!!」

斬られた胴から引き摺り出されたのはどう見てもあの男だった。
思わず息を飲む。最早消化されきった筈のモノが原型を留めていた、そして呻いたような気さえしたのだから無理もない。
状況の飲み込めない大多数を置き去りにしながら、三角頭は天高くその男を吊し上げる。
筋肉の露出した首を投げ捨て、槍を持つものがそれに近付こうとした時、男はバッグからゆるりとアイスピックを取り出し口を動かす。

「離せよ、穢らわしい…」
太刀筋が残像を帯びる程の凄まじいスピードで、掴まれた腕を突き続ける。
胃酸で脆くなっていた事もありついには持ち手が崩壊し、針は折れた。さしもの三角頭も手を離し狼狽する。

「ハハハハハ!!脆い脆いィ!!もっといい武器が必要だなぁ!!」

男…日野貞夫は首を小刻みにブルブルと震わせながら辺りを見回す。鉈を持つ者の横を通り抜け、現れた腕の無い怪物を殺しながら大鉈や槍を見やるがそれを取るには手間が掛かりすぎる。取れたとしても機動性が欠け実用的でないように思えた。

「おっ、用意がいいじゃないか。こんな所に刀が落ちてやがる」

あろうことか目を付けたのは先程まで大蛇の口に突き刺さっていた日本刀であった。いつぞやのように飛び掛かる犬の首を締めつつその刀を拾い上げる。

「あぁ、いい刀だ…本当に。この男が使っていたことが悔やまれるな、この俺を撃ちやがって。だがまぁいいさ、あいつは死んだ。それに引き換え、俺はピンピンしている。」
「…触らないで」
「うん?なんだ、もう一度言ってみろよ」

バッグに手を忍ばせながら軽率な笑い顔を見せ肩を竦ませる。
ジルは発砲した。目を潤ませながら、柄にも無く激昂していた。

「あははは…!」

しかし驚くべきことに日野はそれらの銃弾を全て弾き地に叩きつける。
超高速での銃撃の防御、それはかつてこの町を救った英雄を殺害した下手人の技に似ていた。ジルの弾がきれた所を見計らい己の武器を投擲する。

「おっと、喉を狙ったのにな。外してしまった…どうやらこいつはもう必要無いらしいな。」

眼鏡をかけたまま内側からレンズの部分だけを砕き、右鎖骨下を押さえるジルを満足気に見下す。
ジルもまた日野を見返しながら出せる限りの早さで弾を再装填する。そして銃を構えた。

しかし

「ハッ、遅い遅い!」
ジルが引き金を引くよりも早く日野は動いてしまった。
放たれた二本目のピックは先程の宣言通りジルの首筋に突き刺さった。
「ざまあないな!」
再びジルを見下し笑う日野。
次の瞬間、その悪行を許すまいと手持ち断頭台が降り下ろされる。
しかしそれはすんでで気づかれてしまい、腕をもぎ取るのみとなった。

「腕が取れてしまったな。くっつくといいんだが…あはは、いい具合だ。コイツらは、避ければ攻撃にも使えるな」

腕はだらりと下がってはいるが確かにくっついている。背後から来る刃を避けつつ抜き去り満足気な笑みを浮かべる。ハリーは刃を持って疾走する日野を地を滑っているようだと思った。落ちている鞘を拾いベルトに掛け、摺り足気味に移動しているせいで蛇の胴につっかえ動けずにいる断罪者達を鼻で笑い日野はおもむろに投げ捨てられた蛇の口元へ向かう。出口が近いからというのもあるだろうが、それとは明らかに違う嫌な笑みを浮かべながら。

「クソ野郎が!!ウス汚ねぇ手でそのカタナに触るんじゃねぇ」

ジムの銃弾に何発か被弾しながら近付き蛇の身体に隠れるようにしながら遺体に向かって話始める。

「随分と人気者だなあ。だが、お前も亡者共と同じだな。ただの動く肉の塊になっちまうんだ。ざまあないな。どうした、おい?腐り始めてるぞ?なあ、おい。俺の声、聞こえているのか?聞こえているなら、返事をしてみろ。」

誰もが歯軋りした。殺意に駆られた。だが、止められない。
止められない理由がある。
その動き。
日野の立ち振舞いは痛覚を感じさせない。それどころか、元々の狂気じみた発言はあれど先程までの狂乱ぶりはナリを潜めている。それもそのはず、彼の中では三つの勢力が渦を巻いて神経組織から脳髄まで一切合切全てその悉くを奈落へと押し上げているのだ。
まずひとつに―――――

「クソッタレ!!アイツ地獄に出演交渉でもしてきたのか!?異常だぜありゃ」
「何も無い場所から……厄介だな」

三沢とジムはハリーを援護しに行った。ハリーもまたジルをつれて逃げるしかなかった。
喋っている間、日野の目の届く範囲にいつの間にか異形が出現したからだ、腕の無いラバーマンのようなものから長髪のカツラを被ったナースまで様々な者達が日野を中心に。

例えば、このサイレントヒルという呪われた土地で幻覚を見たとして、それは果たして幻覚だろうか?
ジェイムズ・サンダーランドの見ていたものも、アンジェラ・オラスコの恐怖したベッドの化け物も結局全ては幻覚だった。が、それがここでは実体化し襲いかかってきたし、ジェイムズに至っては何度も致命傷を負いかけた。それはもはや現実。サイレントヒルの魔力があれば、何の力も持たない一般人の幻覚でも怪異に早変わりする。

今のこの街の状態なら?
サイレントヒル以外の魔力や障気、あるいは赤い水の気もあるこの街の不安定な力を一身に留めた者が居たとしたら?
彼の幻覚は幻覚ではなくなった。その恐ろしい現実は勿論当人にも襲いかかったが時に悪運の強すぎる者は周囲にもそれを撒き散らす様に、日野という男が抱え切れなくなった悪夢は外へと漏れ出す。


「ヒャハハハハ!!いいぞ、素晴らしい!俺は遂に本当の神になった…。無限に殺せる!疲労もない!これぞ殺しの世界だ!!」

第二にサイレントヒルに満ちる『澱み』
生者では魂がその汚染を妨害し浸透出来ないため実際にその恩恵を預かるには死者である必要があったのだが日野は…奇妙な話ではあるが死んでいる期間が長すぎたために生きながらにして澱みを定着させる事に成功した。澱みを定着させたまま蘇ることに成功したとも言える。
しかもただの定着ではない。第一に、日野貞夫の底無しの殺意と狂気はその力の引き出しを余す所なく使用する事を可能としている。
かつてのエディ・ドンブラウスキーが、恐怖と卑屈さによってショットガンを至近距離で3発打ち込まれようとも倒れない耐久性を得た時のように。



ナースに撃たれれば再生し、翼竜の出来損ないに引っ掻かれれば再生する。
相手を一撃で倒せないと知ると獲物を切り相手が動く前にドッジロールで回避しながら浅く切り目を入れ、もう一度強く斬り込む。空中の敵にはピックを投げ、頭を狙い撃つ。そして落ちたピックを拾い上げる。
その身体能力は魔力の定着があったとしても、考えられぬほど凄まじいものだった。
ウィルスは変化させ外へ膨張させる力だ。日野が行動及び変換不能となるまで体組織を改変し続ける。
鏡石は内に押し戻す力だ。肉体全てを修復し魂を元あった器へ導く。
互いの力は本来なら比べ物にならない落差がある、鏡石の方が強く、完全にウィルスを駆逐するまでいかなくとも死ぬ直前まで戻すことができる。しかし今ここにいる日野貞夫は違った。イレギュラーが起こっていた。この世界の澱みはウィルスを活性化させる効能があったのだ。体の外にあるならともかく、内包し続ければ変化に必要な数年の歳月を1日にする程に。
そもそも日野のウィルスへの耐性は高かった。彼が殺人クラブを開設しなかった未来では数百種の細菌と融合を果たし新生物への転身を果たしていた。例え進んだ未来は違えど、体質までは変わらなかったようだ。

その為、化け物にはならないが死ぬ以前の状態まで完全に戻るという事も無くなってしまった。元に戻す力と活性化させる力は拮抗し、その回復力と運動能力を飛躍的に上昇させる。またウィルスの効能で痛覚が麻痺し痛みによっては怯むこともない。故に痛みや死に対する感覚もない。無いものに恐怖することはない。漠然とした死への恐怖に裏付けられた狂乱は消えたのだ。
有象無象を叩き切りながら言葉を紡ぐ。

「ここにいる奴等を皆殺しにしてウサを晴らすか?いや、自衛隊もいるようだし、流石に多勢に無勢だな。なら…ひとまずは霧絵だ。あの女から殺す。神になったこの俺の、聖誕祭の生け贄にしてやる…!」

日野はギラギラと輝く紅い瞳を警察署の出口へ向け、毒の付着した刀を鞘に納めその場を離脱しようとした。



「ん?君は…」

だが日野はある人物の前で止まった。彼女の名は――――

「ヤ、ヤベェ!!トモエ、逃げろ!殺されるぞ!!」
「ともえか、ヒャハハ。いい目だな、この世に絶望している目だな。暗がりを知っている目だ。どうだ、殺人クラブに入らないか?楽しいぞ、殺しは。今なら願いが叶う特典付きだ」

「クソッ!クソッ!間に合え!!」

化け物の群れを掻き分けジムがケビンの残した忘れ形見を救いに必死に引き返そうとする中、ともえは目を丸くしていた。必死に整理しようとするが友人と呼ぶべき人が死にグロテスクな解体シーンを目撃し磨耗した精神では全く纏まることはない。この男は何を言ったのか?あまりの理解不能さにほとんど無意識に聞き返してしまう。

「願いが、叶う?殺人?な、に……?」

次は日野が目を丸くする番だった。まさかルールを知らない者がいようとは予想だにしていなかったのだ。一拍間を置いて日野は表情を変えた。ここにきてともえは日野の最も邪悪な表情を拝むこととなった。

「そうかそうか、知らないのか、ルールを。成る程な………」

歪み穢れきった笑顔に動けずにいる彼女の首筋に彼は鞄から出した手をつき出した。

「クソッ間に合わ……!!」

予想に反し彼が取り出したのは一枚の紙だった。多少胃酸が付いていたため、ともえは顔をしかめたが日野は構わず耳打ちする。

一言『頑張れよ…』と。
それだけ言って日野は走り去った。


「チッ!逃がすかよ!」

ジムは追っていった、友の死を愚弄された怒りと仲間を傷つけられた悲しみを持って。

「須田、お前は負傷者の救助護衛をしていろ。俺は奴を倒さなければいけなくなった」

須田は不思議に思った。
化け物達も粗方倒し終えた。驚異も去った。なのに何故険しい表情をしているのだろう。何故この人の汗はこんなにも冷たく見えるのだろう。


三沢は去った驚異を厄介だとは考えていなかった。今この場で仕留めねば街に居る者達が全滅する恐るべき災厄だと評価している。
彼にだけはソレは人の形を成しているようには視えなかったのだ。視覚では人に見えても感覚でソレは違うだろうと思える。彼はジムと共に彼の見た『災厄』を追う。

各々の思いを胸に化け物を追う。



【D-2/橋手前/二日目深夜】

【ジム・チャップマン@バイオハザードアウトブレイク】
 [状態]:疲労(中)
 [装備]:26年式拳銃(装弾数0/6 予備弾4)、懐中電灯、コイン、MINIMI軽機関銃(0/200)
 [道具]:グリーンハーブ:1、地図(ルールの記述無し)、
     旅行者用鞄(鉈、薪割り斧、食料、ビーフジャーキー:2、
     栄養剤:5、レッドハーブ:2、アンプル:1、その他日用品等)
 [思考・状況]
 基本行動方針:デイライトを手に入れ今度こそ脱出
 1:ブッ殺してやる!!
 2:ハリーと一緒に研究所へ行く
 3:死にたくねえ
 4:緑髪の女には警戒する
 ※T-ウィルス感染者です。時間経過、死亡でゾンビ化する可能性があります。

【三沢 岳明@SIREN2】
 [状態]:健康(ただし慢性的な幻覚症状あり)
 [装備]:89式小銃(0/30)、防弾チョッキ2型
 [道具]:マグナム(6/8)、照準眼鏡装着・64式小銃(8/20)、ライト、64式小銃用弾倉×3、精神高揚剤
     グロック17(17/17)、ハンドガンの弾(22/30)、マグナムの弾(8/8)
     サイドパック(迷彩服2型、89式小銃(30/30)、89式小銃用弾倉×9、89式小銃用銃剣×2)
 [思考・状況]
 基本行動方針:現状の把握。その後、然るべき対処。
 1:怪物の処理、追い付かなければ…
 2:落ち着き次第彼女達(ジル)に話を聞く
 2:民間人を保護しつつ安全を確保
 3:どこかで通信設備を確保する






チラシを見る、そこには確かに書いてあった。
幸運とギフトが与えられると…

「君、大丈夫?顔色良くないみたいだけど…」

目の前には油断しきった一般人、隣にはきっと故意に置いたのであろうあの千枚通しが置いてある。

本当に…戻って来るの?全部…。これを振るえば……

ケビンは死んだ。ジルは怪我を負った、千枚通しには(毒蛇だとすれば)あの蛇の毒が付いていたのではないのか?そうだとするなら助かる保証は何処にもない。あの二人がいないのなら帰れるかどうかも怪しい。痛みと共に脳裏に刻み込まれた声が木霊する


“ 頑張れよ ”


【D-2/警察署敷地内/二日目深夜】


ハリー・メイソン@サイレントヒル】
 [状態]:健康、強い焦り
 [装備]:ハンドガン(装弾数2/15)、神代美耶子@SIREN
 [道具]:ハンドガンの弾:20、栄養剤:3、携帯用救急セット:1、
     ポケットラジオ、ライト、調理用ナイフ、犬の鍵、
 [思考・状況]
 基本行動方針:シェリルを探しだす
 1:ジルの治療
 2:研究所へ行く
 3:機会があれば文章の作成・美耶子の埋葬
 4:緑髪の女には警戒する

ジル・バレンタイン@バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ】
 [状態]:疲労(中)、悲しみ、日野への憎悪、右胸にアイスピック
 [装備]:マシンガン(0/30)、ハンドライト、R.P.D.のウィンドブレーカー
 [道具]:キーピック、M92(装弾数0/15)、グレネードランチャー(0/0)、M92Fカスタム"サムライエッジ2"(装弾数14/15)@バイオハザードシリーズ、
     ナイフ、地図、携帯用救急キット(多少器具の残り有)、45オートの弾(14/14)、ショットガンの弾(7/7)、グリーンハーブ
 [思考・状況]
 基本行動方針:救難者は助けながら、脱出。
 1:トモエ達に説明をする
 2:警察署で街の情報を集める。
 ※ケビンがT-ウィルスに感染していることを知っています。
 ※闇人がゾンビのように敵かどうか判断し兼ねています。



【D-2/警察署内非常口手前/二日目深夜】

【太田 ともえ@SIREN2】
 [状態]:右頬に裂傷(処置済み)、精神的疲労(大)、???
 [装備]:髪飾り@SIRENシリーズ、アイスピック×1
 [道具]:ルールの書かれたチラシ
 [思考・状況]
 基本行動方針:夜見島に帰る。
 0:…………
 1:事態が穢れによるものであるならば、総領としての使命を全うする。
 ※闇人の存在に対して、何かしら察知することができるかもしれません
 ※幻視のコツを掴みました。

【須田 恭也@SIREN】
 [状態]:健康、怪物を倒した高揚感、赤い水
 [装備]:9mm機関拳銃(0/25)
 [道具]:懐中電灯、H&K VP70(18/18)、ハンドガンの弾(140/150)
     迷彩色のザック(9mm機関拳銃用弾倉×3)
 [思考・状況]
 基本行動方針:危険、戦闘回避、武器になる物を持てば大胆な行動もする。
 1:この状況を何とかする
 2:自衛官(三沢岳明)の指示に従う






「くひひひひ…。どうやら、追ってきたみたいだな」

にやけ顔で後ろを見つつゾンビ犬と鳥を下から上へと切り上げる事で同時に殺す。

「まったく、困ったものだな。『多勢に無勢だから見逃す』と言うのを、聞いていなかったと見える。まぁ抵抗するのはゲームの常だ、仕方がないな」

ラバーマンは切り殺し突然横から現れた両生類のような生き物は通り過ぎる。手間が掛かりそうな三角頭は見逃しナースは下へ蹴り落とし殺す。もっと面白い獲物の為に先を急ぐ。

「だが、そう、そんな抵抗を無に帰してやるのもゲームの常だ。今回は、期待通りなぶり殺しにしてやろう。色々と準備をしなければな、ビルをまるごと処刑場にしてやる為の…」

彼はビルの入り口を閉め準備を始めた、殺しの準備を。殺しながら進む、進む度に殺す。暴力の塊は止まらない、その暴走を止めるための呪いはまだ片腕が両腕になったばかり……



【C-2/橋手前ビル内/二日目深夜】

【日野貞夫@学校であった怖い話】
 [状態]:健康、興奮状態、殺人クラブ部長、縄の呪い
 [装備]:学生服
 [道具]:学生鞄(中身は不明)、アイスピック数本@現実、霊石ラジオ@零~赤い蝶~ 鏡石×6@零~赤い蝶~、双眼鏡@現実
     薄赤茶色に光る鉱石×2@オリジナル、チラシ
 [思考・状況]
 基本方針:殺人クラブ部長として、殺人を思う存分楽しむ。
 1:霧絵と化物に復讐、屋上から探してみる。
 2:皆殺し、まずは追ってきた獲物を殺す
 3:危険を避けて細心の注意をはらい行動する

※名簿には生き返りが反映されません

ウィルスに適合したためこれ以上ウィルスが進行することはありません

※復活にはやや時間がかかります
※鏡石について
 ・鏡石の効果は、所持者の死亡直後、少なくとも数分は発動しません。発動までどのくらいの時間がかかるかは不明です。
 ・鏡石が発動すれば所持者の肉体は再生しますが、完全に再生して蘇るまでは肉体、及び衣類はどの様な手段を用いても破壊する事は不可能とします。
 ・鏡石を複数持つ事の副作用については不明です。澱みとは別に頭痛や幻覚があるかもしれませんし、全く副作用がないかもしれません。
 ・現在鏡石は日野の鞄の中に6つ残っています。その内1つはヨーン再生の為に発動中。

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最終更新:2012年01月29日 18:15