ブラケナウ事件とは「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦のさなか、同盟軍占領下のブラケナウ*1で発生した虐殺事件。

概要

 作中では詳細な記載はない。しかし、ヴィンターシェンケ事件と同列に扱われている事件であり、事件の深刻さが伺われる。発生時期は「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦開始の宇宙歴798年1月下旬、そして事件発覚の翌年3月のあいだと推測される。なお、当初発覚当初は死者数千人と報道されたが、最終的に数百万人が殺害されたことが判明した。(104話)おそらくは事件のあまりの惨状から帝国領遠征への悪影響を懸念した同盟軍上層部の意向により、事実の隠蔽工作が行われたものと考えられる。

 一方、この事件は銀河帝国の貴族たちを激怒させた。彼らにとっては領民は家畜であり、これを屠殺する権利は所有者たる領主、つまり貴族にのみ帰する。所有者の許可もなく家畜数百万頭を屠殺した無法者は断じて許されない。戦後、彼らの意を受けた帝国からの秘密工作員がが同盟に潜入し、事件関係者の暗殺事件を次々と発生させた。
最終更新:2018年06月22日 21:01

*1 ブラメナウともされるが、こちらを採用した