1 外見
堂々たる体格と重々しい雰囲気を持つ。
2 略歴
2-1 前世
2-2 逆行後
2-2-1 新版
宇宙暦791年に
イゼルローン方面辺境奪回を目的として行われた「
自由の夜明け」作戦に第三艦隊副司令官として従軍、12月8日に
エル・ファシル星域会戦では別働隊の二個分艦隊を率いて帝国軍の背後に回り込み、強襲した。階級は宇宙軍少将。(11話)作戦終了後、
ルフェーブル、
ホーウッド、
ムーアら共に中将に昇進した。(12話)
宇宙暦794年、
ロボス派の
第二艦隊司令官として
第三艦隊司令官
シャルル・ルフェーブル、
第四艦隊司令官
ヨハネス・ヴィテルマンスと共に名前が挙がっている。(13話)同年には次期
宇宙艦隊司令長官候補として名前が挙がっている。
ドラゴニア=パランティア戦役を勝利に導いたらしい。(29話)
宇宙歴795年、
第三次ティアマト会戦に
第二艦隊司令官として参戦。同部隊副司令官の
ウィレム・ホーランド宇宙軍少将と方針を巡って対立した。(31話)会戦ではホーランド少将との不協和音に苦しみながらも、巧みな機動でエルクスレーベン艦隊と
ブラウヒッチ艦隊を分散させ、薄くなった部分を突き破った。(33話)
宇宙歴796年、
宇宙艦隊副司令長官に昇格し、第七次イゼルローン遠征軍総司令官を務めた。宇宙軍大将に昇進している。(46話)
同年9月、
レグニツァの悲劇の責任から全てのポストを解任され、(公式な)査問を経て二階級降格の上予備役編入された。(50話)
宇宙歴801年10月末、
一〇月クーデター(
民主政治再建会議のクーデター)において、「一兵卒として使ってほしい」と言い
市民軍に参加する。「私は戦うしかできない男だ。雪辱できずに生きるぐらいなら、華々しく討ち死にしたい」と言い、エリヤの配慮で最も危険な部署に配属された。(82話)ボーナムの戦いでは最前列で二メートル近い合金製の警杖を振り回し、電気棍棒を持った敵兵を蹴散らした。(84話)クーデター鎮圧後、彼の所属した
ブラボー義勇旅団は全隊員が一階級昇進し、一九名が二階級昇進を遂げ、彼も宇宙軍中将に昇進し、新しい階級章と名誉戦傷章・名誉捕虜章を病院のベッドで受け取った。(86話)
宇宙暦802年、
第一辺境総軍副司令官に就任する。総軍の会議では古豪として睨みをきかせた。(95話)総軍では全体の動きに目を光らせ、間違いを修正した。(98話)
同年10月、
第九次イゼルローン要塞攻防戦では要塞で全体の指揮を執る第一辺境総軍司令官
エリヤ・フィリップス宇宙軍上級大将に代わって宇宙艦隊の指揮を執った。(107話)エリヤが過労で倒れている間は指揮権を委ねられた。精力的に総司令官代行としての仕事をこなし、重厚な防御線を敷き、巧妙に兵を動かし、偶発的なトラブルを迅速に片付け、敵が放った奇兵を退けた。その素早さと正確さは精密機械を思わせた。ミスター・パーフェクトの異名に恥じない用兵であった。戦闘後、ジークフリード・キルヒアイスを高く評価し、「キルヒアイスを甘く見るな」と釘を刺した。(110話)その後、帝国軍の
ヘルムート・レンネンカンプ上級大将、
コルネリアス・ルッツ宇宙軍大将らが率いる精鋭部隊が攻勢に出た際には第六艦隊司令官
エリック・ムライ宇宙軍大将、第二艦隊司令官代理
サミュエル・アップルトン宇宙軍中将らを指揮し四度にわたる攻撃を難なく防いだ。(111話)同攻防戦の後、宇宙軍殊勲章を授与された。(113話)
2-2-2 旧版
3 能力
普通の分艦隊司令官は一年か二年おきに転任するが、パエッタは大きな出兵があるたびに出征部隊に転任して戦った。現役宇宙軍軍人の中で分艦隊司令官時代にこういう扱いを受けたのは、
ラザール・ロボス、
アレクサンドル・ビュコック、
ウランフ、
モシェ・フルダイ、
ライオネル・モートン、
ウィレム・ホーランドとパエッタの七人だけ。かなり高い評価を受けている。(24話)
ロボス流用兵を極めている。
フィリップ・ルグランジュ提督は「何をやっても超一流で、指揮能力は
ウランフ元帥と並び称されたこともある。管理能力は
クレメンス・ドーソン提督に勝るとも劣らない。一方であまりに仕事ができすぎ、自分と同水準の仕事を要求する為、上に置くと下が委縮してしまう。頭が良すぎるから、上に置くと下は意見を言えなくなる。結果は出せても部下が育たない」と評価した。(88話)
サミュエル・アップルトン提督は「手の上げ方や足の出し方まで指示するような方」「前線指揮官としても参謀としても優秀だが、トップとしては今一つ」と評価した。(98話)
パエッタは自分自身を「一個艦隊を率いる器量はあったが、複数の艦隊を率いる器量は無かった」と振り返った。
4 性格
一流の用兵家だが、やり手にありがちなワンマンで、人の意見を聞かないところがある。強いカリスマ性を持つリーダー。(31話)徹底した完璧主義から、「ミスター・パーフェクト」と呼ばれる。(32話)
恥を知る武人であり、議論中にレグニツァの生き残りである
ダスティ・アッテンボローにその話題を出されると沈黙した。(102話)
シェーンコップ嫌いだが、それ以上に追従が嫌い。
第一辺境総軍きってのプロベースボール通。
5 座乗艦
- 第一辺境総軍所属「キングマウンテン」(大将:第一辺境総軍副司令官として乗艦)
第九次イゼルローン攻防戦(第106話 - )
最終更新:2024年04月27日 09:48