カール・フォン・ゾンバルトは(宇宙暦?年 - )は銀河帝国の軍人。原作登場人物である。男性。

略歴

1 前世

 宇宙歴799年「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦でウルヴァシーへの物資輸送船団の護衛を志願したが、職務怠慢が仇となってヤン艦隊に襲撃され船団は壊滅し任務は失敗となった。その結果、自裁を命じられ死亡。(67話)

2 逆行後

 宇宙歴795年4月第三次ティアマト会戦における帝国軍指揮官として登場した(32話)。ルートヴィヒ皇太子派に属し階級は少将であった。「ルートヴィヒ・ノイン(ルートヴィヒの九人)」の一人である。この戦いでは指揮下の分艦隊はルートヴィヒ皇太子の旗艦の周囲に配置され、親衛隊的な役割を担った。開戦から2日目にドーソン提督率いる第一一艦隊の後方へと、ヴァーゲンザイル提督とともに繞回運動をおこなう。しかし、察知されこれを果たせなかった。さらにゼークト提督がドーソン提督に討たれると、急速に形勢は同盟軍に傾き、後退を余儀なくされる。敗色濃厚となりルートヴィヒ皇太子が撤退する際にはヴァーゲンザイル提督、エルラッハ提督、コッホ提督らとともに後衛として奮戦した。(33話)
 戦後は過酷な皇太子派幹部に対する処分をうける。大佐まで降格された後に、軍刑務所へと収監された。(35話)
 宇宙暦798年7月、自由惑星同盟による帝国領侵攻作戦「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦のさなか、エルウィン=ヨーゼフ帝によるこの年五度目の恩赦により釈放される。(61話)以前の僚友の多くがローエングラム派へ身を投じるなか、侵攻してきた自由惑星同盟軍に協力する。第四統合軍集団司令官ヤン・ウェンリー大将のもとで華々しい武勲を挙げたようである。

 宇宙歴802年のトリューニヒト政権の同盟軍再編後は第四艦隊司令官スカーレット・ジャスパー大将のもとでA分艦隊司令官に就任し、宇宙軍中将まで昇進している。また「不規弾」の異名で知られ、ヤン・ウェンリー一二星将の一人に数えられていた。(108話)
 同年10月から始まった第九次イゼルローン要塞攻防戦におけるオペレーション・モンブラン時には無断で突出し戦線のバランスを大きく崩した。(108話)その後もスタンドプレーに走り、まったく戦況には寄与しなかったものの(111話)、記録上は大いに奮戦したこととなった。同攻防戦の後、ハイネセン記念特別勲功大章を授与された。第四艦隊はいいところがなかったが、隊員が戦況そっちのけでスコアを稼ぎまくったおかげで、要塞艦隊に匹敵する戦果をあげたように見えたからである。また、エリック・ムライ提督の後任として第六艦隊司令官に就任し、宇宙軍大将に昇進した。(113話)

座乗艦

帝国軍はルートヴィヒ・ノインの勇名をしきりに喧伝した。そして、全員に流線型の艦体とワルキューレの名前を持つ新型艦を与え、どの戦場にいても目立つようにさせた。
原作でラインハルトの座乗艦であったブリュンヒルトと同型艦に乗っていたと思われる。同盟軍第四艦隊A分艦隊司令官となった今では同盟艦に乗っているはず。
最終更新:2020年06月23日 01:14