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ピロクテテス

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ピロクテテス(Philoctetes)はポイアスの子で、弓の名手として知られ、トロイア戦争に参加した英雄である。トロイア遠征の途上、彼はクリュセ島(またはテネドス島)で足を蛇に噛まれ、レムノス島に置いていかれた。後に、トロイアに勝つために彼のもつヘラクレスの弓矢が必要と予言があり、彼はアカイア勢に呼び戻された。


系譜




解説



エピソード

ヘラクレスの弓矢を得る ヘラクレスの火葬の薪に火をつけたのはピロクテテス(一説にはポイアス)だった。これによってピロクテテスは(またはポイアスは)ヘラクレスの弓矢を与えられた。

レムノス島へ置いていかれる トロイア遠征の途上、彼はテネドス島で足を蛇に噛まれ、傷が膿んで悪臭を放った。アカイア勢は彼をレムノス島に置いていった。彼の軍勢はメドンが引き継いだ。彼はこの仕打ちを恨んだ。それから10年間、彼は島に一人残された。

戦線に復帰する プリアモス王の息子ヘレノスは、アカイア軍に捕まり、トロイアに勝つための条件を言わされた。その一つが、ヘラクレスの弓矢を使うことだという。早速、オデュッセウスレムノス島へピロクテテスを迎えに行った。ピロクテテスの傷はすっかり癒えていた。ピロクテテスは戦線に復帰し、多くのトロイアの英雄を殺した。その中にはプリアモスの息子パリスもいた。戦後、彼はイタリアへ行き、ペティーリア市を創設し、ブルッティ人の始祖となった。









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