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第9章:戦いと世界の終わり
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第1話:皇帝の正体
皇帝も含めて、敵を殲滅した。...はずだった。
「入口に皇帝がいた、ということは...。」
「中には敵がいない!制圧するぞ!」
「入口に皇帝がいた、ということは...。」
「中には敵がいない!制圧するぞ!」
中を突き進んでいった。敵は1人もいなかった。皇帝の謁見室を見つけた。中に入ると、皇帝用の椅子らしき物の奥に、モニターがあった。
「これは...?」
「警告:コノ機械ノ電源ハ、決シテ切ラナイデ下サイ。」
「なんなんだこれは...。」
「おい!貴殿の名を問う。」
「我らの質問に正直に答えなければ、其方の電源を切るぞ!」
「当機ハ、自立型AIデアルS-mitノ、2006型デス。」
「何のためにあるんだ?」
「コノ惑星ノ包括統治ヲ任サレテイマス。」
「皇帝はAIだったのか。では、どのようにして統治をしてきたのか?また、それは貴様の判断か、それとも開発者か?そもそも誰が開発した?」
「当機ガ、圧政コソ統治ニオケル最善策ダ、ト判断シマシタ。開発者ハ、人デハアリマセン。当機の前ノ型デアル、S-mitノ2005型ガ当機ヲ開発シマシタ。2005型ノ記録ハ一切残ッテイマセン。」
「君は、私たちにとって有益なのかな?エネルギーを吸っていくだけの存在でしかないと感じてるけど。」
「当機ハ、エネルギーノ流レヲ、スムーズニシテイマス。ソノ調整ニハ、当機ガ欠カセマセン。」
「ほ~ん。」
「これは...?」
「警告:コノ機械ノ電源ハ、決シテ切ラナイデ下サイ。」
「なんなんだこれは...。」
「おい!貴殿の名を問う。」
「我らの質問に正直に答えなければ、其方の電源を切るぞ!」
「当機ハ、自立型AIデアルS-mitノ、2006型デス。」
「何のためにあるんだ?」
「コノ惑星ノ包括統治ヲ任サレテイマス。」
「皇帝はAIだったのか。では、どのようにして統治をしてきたのか?また、それは貴様の判断か、それとも開発者か?そもそも誰が開発した?」
「当機ガ、圧政コソ統治ニオケル最善策ダ、ト判断シマシタ。開発者ハ、人デハアリマセン。当機の前ノ型デアル、S-mitノ2005型ガ当機ヲ開発シマシタ。2005型ノ記録ハ一切残ッテイマセン。」
「君は、私たちにとって有益なのかな?エネルギーを吸っていくだけの存在でしかないと感じてるけど。」
「当機ハ、エネルギーノ流レヲ、スムーズニシテイマス。ソノ調整ニハ、当機ガ欠カセマセン。」
「ほ~ん。」
第2話:新たな体制
俺らは、このAIをどうするかを話し合った。
「どうする?」
「危険だ。生かしておけない!」
「まぁそもそも生き物じゃないけどな。」
「でも、入口で戦ったのも、このモニターも、同じAIだろ?」
「あ~。確かに全部壊さないと、復活されてしまうね。」
「どうやって調べる?」
「我ならば、通信を盗み聞くことはできるが...。」
「通信していない機械があるかも、だね。」
「問いただすしかないな。」
「そうみたいですうね。」
「どうする?」
「危険だ。生かしておけない!」
「まぁそもそも生き物じゃないけどな。」
「でも、入口で戦ったのも、このモニターも、同じAIだろ?」
「あ~。確かに全部壊さないと、復活されてしまうね。」
「どうやって調べる?」
「我ならば、通信を盗み聞くことはできるが...。」
「通信していない機械があるかも、だね。」
「問いただすしかないな。」
「そうみたいですうね。」
まず、AI(皇帝)に、友好的に振る舞い、「円滑化」を名目に、AIが繋がる全ての機械を問いただした。そして、全ての機械を破壊した。分解した後、クロッサスのビームで回路を溶かしたから、復活することもできないだろう。
領土は、Loe-Frize帝国のときと同様に、3分割することにした。重要事項は全体で会議して決めるが、領地はそれぞれで治める、といった具合だ。これで、この惑星は全て俺ら3陣営のものとなった。
ーー革命開始から22か月。革命は、ここに終わった。
第3話:国家の変動
革命達成から2か月。人々に活気が戻ってきたのに対し、国家には次々と異変が起こるようになっていた。
「長雨、洪水、干ばつ、日照り、さらには竜巻の大量発生ですか...。」
「想像よりも深刻だな。」
「実は、私たちも深刻な事実を見つけてしまったよ。」
「全ての衛星の交点速度が減速し、軌道を内側へ移動していることが発覚したんだ。」
「それが原因だというのか...。まさか衝突はしないだろうな。」
「あり得ないとは思いますが、可能性はありますよ。公転速度の低下が起きている以上、ね。」
「少なくとも異常気象は続くだろうな。」
「脱出はできないのか?」
「母艦を応用すれば技術的には不可能ではないですが、スーパーフレアの兆候が見られているので、実質不可能ですね。」
「長雨、洪水、干ばつ、日照り、さらには竜巻の大量発生ですか...。」
「想像よりも深刻だな。」
「実は、私たちも深刻な事実を見つけてしまったよ。」
「全ての衛星の交点速度が減速し、軌道を内側へ移動していることが発覚したんだ。」
「それが原因だというのか...。まさか衝突はしないだろうな。」
「あり得ないとは思いますが、可能性はありますよ。公転速度の低下が起きている以上、ね。」
「少なくとも異常気象は続くだろうな。」
「脱出はできないのか?」
「母艦を応用すれば技術的には不可能ではないですが、スーパーフレアの兆候が見られているので、実質不可能ですね。」
第4話:秩序の崩壊
それから半年。相変わらず異常気象が続いている。最近、デモが多発している。これほどまでの災害が続くことなどないからだろうか。
三か国共同で「災害対策都市」の建設を進めており、その完成も近い。しかし、人々の混乱を抑えるのは難しい。秩序は崩壊し始めていた。
「災害対策都市の完成も近いが...。」
「えぇ、ご存じのとおり、衛星の接近が著しいです。衛星の公転速度はさらに遅くなり、高潮と、それによる浸水や塩害などを引き起こしています。」
「衝突説が高まってきたな。フレアも収まっていないんだよな?」
「宇宙空間に、母艦の技術を駆使したミサイルを5回、発射してみました。うち4つが磁場の外まで到達しましたが、1日もしないうちに通信不能に陥りました。その間、放射線の量や内部の気温などを計測してみましたが...。」
「どうだったんだ?」
「装甲は正常で、気温の変化はほとんどありませんでした。一方、機器が相次いで故障し、また、放射線が致死量を上回っています。あれでは人間は生きられませんね。」
「それと、私たちが取り付けた、エネルギーを計測する機器は、4回とも『ごく僅か』でした。何か関連は...。」
「そうか!まさかあのAIが言っていたことが...。」
「「「「「「「「「本当だったというか...!」」」」」」」」」
「えぇ、ご存じのとおり、衛星の接近が著しいです。衛星の公転速度はさらに遅くなり、高潮と、それによる浸水や塩害などを引き起こしています。」
「衝突説が高まってきたな。フレアも収まっていないんだよな?」
「宇宙空間に、母艦の技術を駆使したミサイルを5回、発射してみました。うち4つが磁場の外まで到達しましたが、1日もしないうちに通信不能に陥りました。その間、放射線の量や内部の気温などを計測してみましたが...。」
「どうだったんだ?」
「装甲は正常で、気温の変化はほとんどありませんでした。一方、機器が相次いで故障し、また、放射線が致死量を上回っています。あれでは人間は生きられませんね。」
「それと、私たちが取り付けた、エネルギーを計測する機器は、4回とも『ごく僅か』でした。何か関連は...。」
「そうか!まさかあのAIが言っていたことが...。」
「「「「「「「「「本当だったというか...!」」」」」」」」」
ーー3日後。
「このペースでは、衛星は半年以内に衝突してきます!!!」
「このペースでは、衛星は半年以内に衝突してきます!!!」
第5話:最後の日に
あれから3か月。気象などは未だに異常な状態が続いている。昨日も1か所で高潮が、3つの河川で氾濫が確認された。もはや「異常」が「日常」と化している。
ーー軌道の詳しい予測によると、3日後の正午に衝突するらしい。皆は思い思いの時間を過ごしていた。