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第8話 JJとヴィヴィ
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ストーリー
| ひぃ……へぁ…… もう、走れないよ…… | |
| ヴィヴィ | |
| あれから追手はこない…… コタロウさんが上手く やってくれたみたいです | |
| ルピコ | |
| あの忍者…… 少し、見直したわ | |
| JJ | |
| うん……私達の為に 身体を張ってくれた…… | |
| ヴィヴィ | |
| ねぇ、ルピコ どういうこと? 聞いてた話と違うじゃない! | |
| JJ | |
| アイツら、敵対したく ないんじゃなかったの!? | |
| JJ | |
| あんなに人間集めて捕まえて ……あれじゃ捕虜じゃない! | |
| JJ | |
| そう、聞いてたんですけど あれでも敵対行為という つもりはない、とか……? | |
| ルピコ | |
| じゃなきゃ……その…… | |
| ルピコ | |
| じゃなきゃ何よ | |
| JJ | |
| ルカさんとミラダンテさんの 話し合いに、問題が起こった ……とか | |
| ルピコ | |
| …………ルカ姉が 負けたっていうわけ? | |
| JJ | |
| お、落ち着いて…… 誰も負けたなんて思ってないよ! | |
| ヴィヴィ | |
| ま、負けたとか そういう事じゃなくて…… | |
| ルピコ | |
| ミラダンテさんは 凄く焦ってました | |
| ルピコ | |
| だから……ルカさんの 交渉を無視して行動したり することもあり得る、かもって | |
| ルピコ | |
| もしそうなら…… やっぱりこの街に留まるのは 危険だと思います | |
| ルピコ | |
| な、なに言ってるのよ 今更引き返せって言うの!? | |
| JJ | |
| だって……これ以上は 私達が捕まるのは 時間の問題ですよ…… | |
| ルピコ | |
| 私も……そう思う | |
| ヴィヴィ | |
| ずっとクリーチャーの気配を 探ってるけど…… | |
| ヴィヴィ | |
| 段々と捜索範囲が 狭まって来てる感じがする | |
| ヴィヴィ | |
| ぅ…… | |
| JJ | |
| ヴィヴィ、貴方はこの状況を 何とかできないの? | |
| JJ | |
| こんなに狙われるってことは 何かすっごいパワーを 秘めてるんでしょ! | |
| JJ | |
| で、出来たら もうやってるもん…… | |
| ヴィヴィ | |
| JJさん、私もこの街から 離れるのは嫌です…… | |
| ルピコ | |
| でも、ヴィヴィさんを守るなら ここから離れないと…… | |
| ルピコ | |
| 嫌! 嫌よ! まだ諦めない! | |
| JJ | |
| (……ダメ、ここから この街から離れるのだけは) | |
| JJ | |
| (ルカ姉ともう…… 会えなくなっちゃうかも……) | |
| JJ | |
| ごめん、なさい | |
| ヴィヴィ | |
| ……何で、貴方が謝るの? | |
| JJ | |
| こんなことになっちゃったのは 私のせいなんでしょ……? | |
| ヴィヴィ | |
| 何で追いかけられてるかは 分からないけど、私が 悪い子だから……なんだよね? | |
| ヴィヴィ | |
| 私が悪い子なせいで みんなが危険な目にあって…… | |
| ヴィヴィ | |
| きっと、私はここに 居ちゃいけないんだ | |
| ヴィヴィ | |
| 私一人で街を―― | |
| ヴィヴィ | |
| ……えっ? 【プレイヤー】さん? どうしたの? | |
| ヴィヴィ | |
| 急にカードを取り出して…… | |
| ヴィヴィ | |
| 息抜きにデュエマでも どうか、だそうです | |
| ルピコ | |
| そうですね…… みんな疲れてるから、少し ネガティブになってるんです | |
| ルピコ | |
| 違うことを考えて 気分転換するのはいいかも しれませんね! | |
| ルピコ | |
| どうせ今は動けませんし その間に何か 思いつくかもしれませんし! | |
| ルピコ | |
| あんた、よくこんな状況で デュエマなんて…… | |
| JJ | |
| うん……わかった デュエマ、する | |
| ヴィヴィ | |
| えぇ……!? 本気!? | |
| JJ | |
| ほらほら、JJさんも! デュエマ・スタートです! | |
| ルピコ |
勝利時
| ……で、何か思いついた? | |
| JJ | |
| 全然です…… でも、少し落ち着きました? | |
| ルピコ | |
| …………うん、そうみたい ありがとう、ルピコ、 【プレイヤー】 | |
| JJ | |
| ………… | |
| ヴィヴィ | |
| ヴィヴィさんも…… 少しは気が紛れましたか? | |
| ルピコ | |
| うん ……デュエマ、楽しかった | |
| ヴィヴィ | |
| 少女は……どこにいる……! | |
| ヘルミッション | |
| こっちにもいなかったでガンス! あっちも探してみるでガンス! | |
| ホルデガンス | |
| 何か慌ただしいわね…… もしかして、見つかった? | |
| JJ | |
| いえ、クリーチャーは 増えてきているようですが 見つかってはいないようです | |
| ルピコ | |
| はぁ…… 余計動きにくくなっちゃった | |
| JJ | |
| 慌ただしいのは見つからなくて 焦っているのか……あるいは 何か状況が変わったんでしょうか | |
| ルピコ | |
| ルカさんとミラダンテさんの間で 何か起こったとか…… | |
| ルピコ | |
| ルカ姉なら絶対に 上手くやってるわよ | |
| JJ | |
| グレンじゃあるまいし きっと奴を手玉に取ってるわ | |
| JJ | |
| 闘ったとしても ルカ姉が勝つに決まってるし! | |
| JJ | |
| ねぇ、JJお姉ちゃん…… | |
| ヴィヴィ | |
| みんなどこかへ行っちゃった みたいだよ……? | |
| ヴィヴィ | |
| あれ……本当ですね いつの間にかクリーチャー達が いなくなっています | |
| ルピコ | |
| 慌ただしかったのは どこかに集合でも かかったのかな……? | |
| JJ | |
| 何にせよ今がチャンスね! | |
| JJ | |
| はい、今のうちに 移動しましょう! | |
| ルピコ | |
| せやなあ こんなチャンス、逃せへんわ~ | |
| 寄成ギョウ | |
| ――えっ!? | |
| ルピコ&JJ&ヴィヴィ | |
| ギョウさん!? 【プレイヤー】さんに 負けて、どこかへ逃げたんじゃ! | |
| ルピコ | |
| 失礼な、逃げてへんよ~ | |
| 寄成ギョウ | |
| あんさんらも、アホやなぁ 本当にワイがただどっかに 行ったと思ったんか? | |
| 寄成ギョウ | |
| ず~~っとルピコはんと 【プレイヤー】はんを 見とったんよ | |
| 寄成ギョウ | |
| このデュエマシティでは 大体のことにこの二人が 関わっとるからなぁ | |
| 寄成ギョウ | |
| あんさんらが目的のモンを 見つけてくれると 思っとったわ | |
| 寄成ギョウ | |
| いやぁ~じっくりと 後をつけた甲斐があったで | |
| 寄成ギョウ | |
| ワイらも外観の詳細は わからんかったから 困っとったんよ | |
| 寄成ギョウ | |
| その子が……アイツらの 探してる女の子なんやな | |
| 寄成ギョウ | |
| アンタもヴィヴィを 狙ってるのね……! | |
| JJ | |
| 誰だか知らないけど 手を出したら痛い目見るわよ! | |
| JJ | |
| お~こわ~ その子はヴィヴィちゃん いうんやね | |
| 寄成ギョウ | |
| ほら、お嬢ちゃんこっちきいや こっちに来れば仲間には 手ぇ出さへんから | |
| 寄成ギョウ | |
| 嫌……嫌、だけど…… でも…… | |
| ヴィヴィ | |
| あんな奴の所に行く必要ないわ ああいう奴はどうせ テキトーなこと言ってるだけよ! | |
| JJ | |
| ええ、ヴィヴィさんがギョウさん の所へ行ったとしても、盾にして 私達を苦しめるに決まってます! | |
| ルピコ | |
| えぇ~? なんやルピコはん いいこと考えるなぁ こっち側の人なんか? | |
| 寄成ギョウ | |
| ちょっと創作物が好きな だけですっ! | |
| ルピコ | |
| 森で追っ払ったように ここでもギョウさんには 帰ってもらいます! | |
| ルピコ | |
| ギョギョ! さっきは革命軍が 近くにいて、あまり騒ぎには 出来んかったからな! | |
| 寄成ギョウ | |
| 今度は本気で、徹底的に いかしてもらうで~!! | |
| 寄成ギョウ |
敗北時
| やったー! 私の勝ちです! | |
| ルピコ | |
| 私も! 次はわたしとやろー! | |
| ヴィヴィ | |
| もちろんです! 受けて立ちますよ~! | |
| ルピコ |
