EPISODE27 その世界の結末/第１０話 ブラックアウト - デュエプレ ストーリーまとめwiki

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ストーリー

	…………
ヴィヴィ
	ヴィヴィさんを止めないと とんでもないことが起こることは 分かりました
ルピコ
	でも、時間を巻き戻せる相手に 一体どうすれば……
ルピコ
	不意を突く？ 目をくらまして……
闇の守護者 ルカ
	ダメだ、目をくらませる前に 戻されたら結局意味がないよ
自然の守護者 チュリン
	…………ヴィヴィ
ＪＪ
	ククク 絶望するのはまだ早いぞ これからが本番だ
ギュウジン丸
	わわ、何々！？
自然の守護者 チュリン
	自然な揺れ方じゃない…… 何か近づいているわ！
闇の守護者 ルカ
	破裂音と共に 何かが空から着弾する
	着弾した場所からは 見知ったはずの顔が現れた
	ドルウゥゥゥゥ……
赤城山バサラ
	バサラ、さん……？
ルピコ
	その姿…… ジャドーさんのような……
ルピコ
	……まるで、クリーチャーね
闇の守護者 ルカ
	ドルウウ……
赤城山バサラ
	ブラボーだ、バサラ君 私の見込み通りだよ
ギュウジン丸
	僅かな時間で君は 力をものにしたようだな 私の言葉は理解できるかね？
ギュウジン丸
	ドル……
赤城山バサラ
	うむ よろしい
ギュウジン丸
	もう人の言葉すら発せてない ……もう、人間ですら……
ルピコ
	ギュウジン丸っ！！ どういうことだっ！？ 貴様っ……！
No.2
	そう声を荒げるな 何が不満かね？
ギュウジン丸
	何が不満か、だと！？ 今のバサラを見てみろ！
No.2
	まるで……ただの お前の傀儡だ！！
No.2
	裏切ったな ギュウジン丸！！
No.2
	裏切りとはひどいな 見ての通りバサラ君は 禁断の力を手に入れたじゃないか
ギュウジン丸
	失敗して死ぬこともなく こうして禁断に認められ 力を使いこなしている
ギュウジン丸
	君達の望む通りの展開のはずだが
ギュウジン丸
	だがもうっ！ そこにバサラの意志はないっ！
No.2
	俺の言葉すら…… 届かない……！
No.2
	私が観測した未来では こうでもしなければ 全てが終わりを迎えていたんだ
ギュウジン丸
	感謝してほしいくらいだがね
ギュウジン丸
	そんな妄言信じられるか！
No.2
	彼がこの姿になっている以上 すぐに信じざるを得なくなるさ
ギュウジン丸
	見たまえ、来るぞ ――禁断の星が
ギュウジン丸
	こ、れは――
ルピコ
	何よ、これ…… デュエマシティが……
闇の守護者 ルカ
	見て、空のあれも…… あれは、星……？
自然の守護者 チュリン
	一体、何がどうなって……
ＪＪ
	ブラボーー！！ ハハハハ！！　素晴らしい！！
ギュウジン丸
	我々の居る場所の影響は 最小限！　見事制御に 成功している！
ギュウジン丸
	喜べ、No.2君！ 我々は死の運命を回避したぞ！ ハハハハハハハ！！
ギュウジン丸
	これが…… 禁断の、力……
No.2
	なん、なんですか……これは
ルピコ
	何なの……！ 何なのよこれ！？
ＪＪ
	街に居た人達は！？ パパは……どうなったの！？
ＪＪ
	僕達以外…… 何も……なくなっちゃった……
自然の守護者 チュリン
	侵略者はこんな力で 世界をどうするつもりなの！？
闇の守護者 ルカ
	私が追い求めた 全てを悪意で塗りつぶす力
ギュウジン丸
	ずっと……ずっとこれを 追い求めてきた！ 遥か昔に見た偉大な力を！
ギュウジン丸
	デッドマンに邪魔されたときは 困り果てたものだ
ギュウジン丸
	そういえば君達も その場にいたはずだったな
ギュウジン丸
	ほら オール・オーバー・ザ・ワールド だよ
ギュウジン丸
	あれのせいで 禁断が未だ多く眠る大陸を 吹き飛ばされてしまったからね
ギュウジン丸
	デッドマンが危惧していたもの それが……コレというわけね
闇の守護者 ルカ
	奴はこの力を見てずっと恐れ 対策を講じてきた弱い男だ
ギュウジン丸
	私は違う 全てを滅ぼすこの力を見て 憧れたのだ
ギュウジン丸
	禁断の研究に明け暮れ 全てを捧げたというのに
ギュウジン丸
	せっかくの研究が 失敗に終わるのかと 絶望したものだ
ギュウジン丸
	しかし、自分の世界だけに こだわる必要など なかったんだよ！
ギュウジン丸
	太古に存在したオリジンの力と VV-8の力を研究することで 別の世界の存在は知っていた
ギュウジン丸
	他から媒介を 持ってくればよかったんだ
ギュウジン丸
	それに気づいたときは 興奮したよ ハハハ！
ギュウジン丸
	どうして…… どうしてこんなこと！
ルピコ
	どうしてだと？ 本当に凡人は 理解のレベルが低いな
ギュウジン丸
	死の運命を回避するためだよ
ギュウジン丸
	VV-8の研究する過程で得た 未来を観測する技術で…… 私は自分の運命を知った
ギュウジン丸
	何をしても私が関わると 禁断に殺されてしまうという運命
ギュウジン丸
	VV-8の力をもってしても 変えることはできなかった
ギュウジン丸
	そこで、私は依り代に目を付けた 禁断に選ばれし存在を使えば 禁断の力を扱えるのでは、と
ギュウジン丸
	そこで見つけたのが禁断の器 そう、バサラ君だよ
ギュウジン丸
	侵略ウイルスの 研究と改良を重ね……
ギュウジン丸
	ついに今依り代を操る力を持つ 侵略ウイルスが成果を挙げた！ これは快挙と言っていい！
ギュウジン丸
	じゃあ……お前は最初から バサラが狙いで……
No.2
	俺は……俺達はまた…… オーナーを信用してしまった 時のような過ちを……
No.2
	そう悲観するな 彼は今もまだこうして生きている 最悪ではない、そうだろう？
ギュウジン丸
	なんで、なんでそこまでして こんな力が…… 欲しかったんですか
ルピコ
	つまらないことを聞くね
ギュウジン丸
	天才が統べるべきなんだ 時間も、世界も、何もかも
ギュウジン丸
	そのためのVV-8で そのためのバサラ君だよ
ギュウジン丸
	全ては天才によって 管理されるべきなのだ
ギュウジン丸
	何ですか……それ…… 意味が分かりません……
ルピコ
	これだから馬鹿は嫌いだ この意義も分からんとは……
ギュウジン丸
	まあいい VV-8、バサラ君 次の世界へ向かおうか
ギュウジン丸
	……待ちなさい
闇の守護者 ルカ
	全て…… なくなってしまったけれど
闇の守護者 ルカ
	貴方はここで……倒す せめて、他の世界は守るわ
闇の守護者 ルカ
	ルカさん…… でももう……
ルピコ
	……ルカの言う通りだ ここで見過ごしていい 理由はないね
自然の守護者 チュリン
	ここで止めなきゃ 他の世界のみんなも 同じ目にあっちゃうよ
自然の守護者 チュリン
	JJ、ルピコ……立ちなさい まだヴィヴィを助けられる
闇の守護者 ルカ
	ここで諦めたら 本当にすべてを失うわ
闇の守護者 ルカ
	ルカ姉……
ＪＪ
	……うん まずは、あのギュウジン丸を ぶった斬ってからだ
ＪＪ
	……そうですね ヴィヴィさんだけでも 助けないと
ルピコ
	そしてまだ無事な人達だけでも 私達で救いましょう
ルピコ
	【プレイヤー】さん 一緒に、お願いできますか……！
ルピコ
	ブラボー……！
ギュウジン丸
	この絶望的状況の中で 一縷の望みを持てるとは 素晴らしい勇者達だ
ギュウジン丸
	いや、ただ馬鹿なだけか？ フフフ、闘えば分かることだな
ギュウジン丸
	ではお次は禁断の 性能チェックといこう
ギュウジン丸
	バサラ君、頼んだよ
ギュウジン丸
	ドラアァァァァァァァ――！！
赤城山バサラ

勝利時

	（全てが消えた真っ赤な世界…… 私に命令するギュウジン丸…… ボロボロの……みんな……）
ヴィヴィ
	（夢で見た景色と同じだ…… 全てが終わる…… 最後の瞬間……）
ヴィヴィ
	（なんとかしないといけないのに 自分の身体が自分の意志で 動かせない）
ヴィヴィ
	（命令を聞きたくないのに 勝手に身体が動く……）
ヴィヴィ
	（意識が、どんどん 混濁していく……）
ヴィヴィ
	（仲間が危ないのに、私…… これじゃ、みんな、を……）
ヴィヴィ
	ドルアァァァ――！！
赤城山バサラ
	ピイッ――！？ 凄まじい……力です……！
ルピコ
	くっ……うぅっ……！ たった一撃も 受けられないなんて……
闇の守護者 ルカ
	規格外すぎるよ…… こんなのどうやって……
自然の守護者 チュリン
	…………
No.2
	ハハハ！ もうギブアップかな？ 当然だろうな
ギュウジン丸
	むしろ禁断相手に よく原型をとどめていると 褒めておこう
ギュウジン丸
	では……ん？
ギュウジン丸
	おいっ……ギュウジン丸！ こんなこと聞いてないぞっ！
邪藩牛次郎
	なんだ、今更現れて ずっと陰でこそこそ 見ているだけだったろう
ギュウジン丸
	君の頭脳を披露してくれるのを 待っていたのに
ギュウジン丸
	ふざけるな！ こんなことをしたら…… ぼくちゃんは一体どうすれば！
邪藩牛次郎
	何を言っている？ こんなのはまだ序の口だ
ギュウジン丸
	全ての世界で この私の力を見せつけ 管理下に置くんだ
ギュウジン丸
	世界を統べることには 君も同意しただろう
ギュウジン丸
	君は私が認めた数少ない 天才側の人間じゃないか これから忙しくなるぞ
ギュウジン丸
	世界を統べるのには 同意したさ……でも
邪藩牛次郎
	こんな状態の世界を統べて 何になるって言うんだよ！？
邪藩牛次郎
	ぼくちゃんのいた世界にも こんなことを しようっていうのか！？
邪藩牛次郎
	当然だ 全ての世界を統べる 天才の責務だよ
ギュウジン丸
	こんなのは違う…… ぼくちゃんの描いていた 世界征服とは……！
邪藩牛次郎
	落ち込むことはない 一過性の感情だ
ギュウジン丸
	すぐに新しい楽しみが 見つかるとも
ギュウジン丸
	あーあー 街……というか世界が 見事に崩壊しとるなぁ
寄成ギョウ
	ザキラ様ーー！？ どこだよザキラ様ーー！？
A(アッシュ)
	まさか、街の中に居たのか！？ さ、探しに行かないと……！
A(アッシュ)
	確かに人を陥れるのが好きや けど……
寄成ギョウ
	……これって 本当に望んだことやったんかな
寄成ギョウ
	待て、ギュウジン丸
No.2
	これからバサラはどうなるんだ？
No.2
	私と共に数多の世界を巡り 全てを統べることに なるだろう
ギュウジン丸
	そうじゃない バサラの意志は戻るのかと 聞いている！
No.2
	戻ることはないだろうね 彼はもはや禁断と一体化している
ギュウジン丸
	そう、か……
No.2
	ならば、俺はお前を裏切る
No.2
	No.2は懐から一枚の カードを取り出す
	そのカードは……
ギュウジン丸
	そうだ、お前から与えられた 「VV-8」のカードだ
No.2
	お前は何故このカードを 俺に渡したんだ？
No.2
	君はバサラ君のサブプランだ 禁断が操れなかった時……
ギュウジン丸
	VV-8が使い物に ならなくなった時、君のカードで 対応する手はずだ
ギュウジン丸
	カードは私には使えないからね
ギュウジン丸
	だが……君は使えるのかね？ それも禁断の名を冠するカードだ
ギュウジン丸
	バサラ君ほど 君はクリーチャーを吸収しては いないはずだが？
ギュウジン丸
	フン……どうやら 「VV-8」はお前の未来予測で 観測できないようだな
No.2
	……もう使えるように なっていたか 一体何をした？
ギュウジン丸
	バサラとは違う方法だ デュエ粒子…… 確かそう呼ばれていたな
No.2
	牛次郎が持っていたものを 使わせてもらった
No.2
	時を操る力…… 一瞬しか使えなかったが十分だ
No.2
	それで？ その力で何をした？
ギュウジン丸
	バサラ君を元に戻そうとでも したかな？
ギュウジン丸
	無駄だよ 君程度の力では禁断に 触れることすら……
ギュウジン丸
	ガシャン と音がしてギュウジン丸の 背後に何かが落ちる
	……ぅ、うぅ……
ヴィヴィ
	わた、し……？
ヴィヴィ
	な、に……？ VV-8の時間を以前の状態に 戻したのか……！？
ギュウジン丸
	小賢しいことを…… もう一度元に戻すまでだ！
ギュウジン丸
	ヴィヴィの異変に気づき 再び鍵を刺そうとする ギュウジン丸
	その隙を見逃さなかった 【プレイヤー】が ヴィヴィを抱きかかえ
	ギュウジン丸の傍から ヴィヴィを引き離す
	【プレイヤー】さん ……ごめんね
ヴィヴィ
	私が、全部どうにかするから
ヴィヴィ
	少しだけ目を瞑ってて
ヴィヴィ
	ヴィヴィは胸元に手をかざすと そこへ一本の鍵が生まれる
	鍵を、自ら生成しただと……！？
ギュウジン丸
	この力から 私はもう逃げない
ヴィヴィ
	私はもう、お父さんの 言いなりにはならない……！
ヴィヴィ
	自分の意志で 時を組み替えようというのか！
ギュウジン丸
	ク……クク やってみろ、VV-8
ギュウジン丸
	お前は思い知ることになる 私だからこそ その力が扱えたことにな
ギュウジン丸
	この天才とただの道具との差に 絶望するがいい
ギュウジン丸
	ゆっくりと背後の歯車が 動き出す
	そして、 【プレイヤー】の 目の前で――
	全てが掻き消えた

敗北時

	立ってるだけで 力が抜けていくみたい……！ 何なのこれ！？
自然の守護者 チュリン
	これが、 デッドマンの恐れた力……
闇の守護者 ルカ

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