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第８話 闇文明の生徒達
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dmps_fun
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ストーリー
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――というわけで、 闇文明の寮の皆さん！ |
| ルピコ | |
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デュエマ練習会ですよー！ |
| ルピコ | |
| ルピコの明るい声が 談話室の中で響く | |
| その場に集められたのは ホウエイルの闇文明の生徒達 | |
| 生徒達は怪訝な表情で 互いを見やる | |
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……何でデュエマなんだ？ デュエマって子どもの遊びだろ？ |
| 闇文明の生徒 | |
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マナの概念や英雄達の魂の扱いを 子どもが学ぶための遊びよね？ |
| 闇文明の生徒 | |
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そんなのは既に知ってる 練習するなら 真のデュエル、決闘の方だろ？ |
| 闇文明の生徒 | |
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って言いつつ、皆さん 集まってくれていますねぇ |
| ルピコ | |
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なるほどなるほど こっちだとデュエマは子どもの遊び という扱いなんですね |
| ルピコ | |
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何？ 貴方達が居た所では違うの？ |
| 闇文明の生徒 | |
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もちろん 遊びの一種です！ |
| ルピコ | |
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集めて楽しむこともあるし お友達と遊ぶ時にも 使いますよね |
| ルピコ | |
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ただ、デュエマを侮る人は 実戦でも勝てませんよ！ |
| ルピコ | |
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ど、どういうことだ？ |
| 闇文明の生徒 | |
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相手の戦略を読み 手札を推測し 的確に盤面を制する…… |
| ルピコ | |
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相手との駆け引き カードの性質の理解 |
| ルピコ | |
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これらは全て 実戦にも活きることです |
| ルピコ | |
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【プレイヤー】は 私達の居た所では 最強のデュエリスト |
| カノン | |
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デュエマはもちろん 実際の闘いでも とても優秀なのよ |
| カノン | |
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……確かに、お前達の強さは オクトーパ先生の授業でも 目の当たりにした |
| 闇文明の生徒 | |
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貴方達がいうなら 本当、なのかな…… |
| 闇文明の生徒 | |
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……まぁ、もう夜ですし 決闘なんてしたら ご近所迷惑にもなりますからね |
| ルピコ | |
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一度、気楽にやってみるのは どうかしら？ |
| カノン | |
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私達とやることで 新しく見えてくることも あるかもしれないのだわ |
| カノン | |
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……それもそうか |
| 闇文明の生徒 | |
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本当に効果があるかは 疑問はあるけど、勉強として 割り切ってみるのもいいかもね |
| 闇文明の生徒 | |
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……俺達はこういうことを 他の文明の奴らとやる機会も ないから、良いかもな |
| 闇文明の生徒 | |
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やるよ いや、やらせてくれ |
| 闇文明の生徒 | |
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俺達だって強くなりたいんだ |
| 闇文明の生徒 | |
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みんなから邪険に扱われても この世界を救う次代の英雄に なりたいんだよ |
| 闇文明の生徒 | |
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みんなを見返すためにも 腕を上げて損はないしね |
| 闇文明の生徒 | |
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皆さん、意欲的ですね |
| ルピコ | |
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やっぱり 悪い人達じゃないのだわ |
| カノン | |
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みんな、ただ 付き合い方がわからないだけの 普通の人達…… |
| カノン | |
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この方達の身になるような デュエマをしないと…… |
| カノン | |
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（私は今までの闘いを クリーチャーに頼ってきた） |
| カノン | |
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（デュエマ……カードとなると 私はみんなに及ばない） |
| カノン | |
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（守護者になったんだもの みんなが納得してくれるような 闘い方をしなきゃ……！） |
| カノン | |
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頑張りましょう 【プレイヤー】！ |
| カノン |
勝利時
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これで、トドメなのだわ！ |
| カノン | |
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な、何っ！？ そんな手が……！ |
| 闇文明の生徒 | |
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カノンさん、すごいわね！ 追い詰めたと思ったのに 見事に逆転をしてくる！ |
| 闇文明の生徒 | |
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（……よかった 上手くできているみたい） |
| カノン | |
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（けれど、ギリギリね 精神を張り詰めて、なんとか できている感じ） |
| カノン | |
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（【プレイヤー】や 他の守護者のように 息をするように闘えない） |
| カノン | |
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（みんなはどうしてるんだろう） |
| カノン | |
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あら？ カノンさん、疲れちゃいました？ |
| ルピコ | |
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……ううん、まだやれるわ どんとこいなのだわ！ |
| カノン | |
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疲れたら休んだ方がいいですよ？ |
| ルピコ | |
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私達と闘いたくて 待っている人も居るんでしょう？ なら、期待に応えないと |
| カノン | |
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そんなに気張らなくても大丈夫 ほら、あれを見てください |
| ルピコ | |
| ルピコが指示した方向に居たのは 【プレイヤー】 | |
| 【プレイヤー】は 複数の生徒を相手取り 嬉々としてカードを操っている | |
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なんだか、すっごい 生き生きとしているわ…… |
| カノン | |
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そうでしょう 腕の動きが速すぎて、沢山 あるように見えてくるレベルです |
| ルピコ | |
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だから少し休んだって 大丈夫ですよ |
| ルピコ | |
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【プレイヤー】さんを 頼ってあげてください |
| ルピコ | |
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な、なあ…… |
| 火文明の生徒 | |
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あれ？ あなた方は、火文明の…… |
| ルピコ | |
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練習会、俺達も参加していいか？ |
| 火文明の生徒 | |
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アンタ達と決闘してから あの高揚感が消えなくって…… |
| 火文明の生徒 | |
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オマケに、こんなに楽しそうに デュエマしているところを 見せられたら |
| 火文明の生徒 | |
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じっとして いられなくなっちまった |
| 火文明の生徒 | |
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もちろんですよ！ 誰でもウェルカムです！ |
| ルピコ | |
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あ……対戦相手は どうしましょう |
| ルピコ | |
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カノンさんには 休んでほしいし |
| ルピコ | |
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さすがの 【プレイヤー】さんも いっぱいいっぱいですね |
| ルピコ | |
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……あの、今アタシ空いてるけど 相手、アタシでもいい……？ |
| 闇文明の生徒 | |
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…………！ |
| 火文明の生徒 | |
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……あ……ああ、いいぜ さっき闘ってるのを見てたら あんた、けっこう強かったしな |
| 火文明の生徒 | |
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（……これは思ったよりも早く みんながデュエマを通じて 仲良くなってくれそうですね） |
| ルピコ | |
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あとは……ノインさんも参加して くれたらよかったんですが…… |
| ルピコ | |
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じゃあ、私が休憩がてら 探してみるのだわ |
| カノン | |
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ねぇ、貴方達は ノインが普段、どこに居るか 知ってる？ |
| カノン | |
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多分闇文明の 方だと思うのだけれど…… |
| カノン | |
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ノイン……？ |
| 闇文明の生徒 | |
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そんな人、うちの寮には 居ないわよね？ |
| 闇文明の生徒 | |
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……ええっ！？ |
| ルピコ＆カノン | |
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ちょ、待ってください！ |
| ルピコ | |
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私もてっきり闇文明の寮の方 だとばかり！ |
| ルピコ | |
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本当に違うんでしょうか……？ |
| ルピコ | |
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一体どんな奴なんだ？ |
| 闇文明の生徒 | |
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えっと、黒ずくめで |
| ルピコ | |
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棺桶のようなケースを背負ってて |
| ルピコ | |
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黒い小さな鳥と行動してて…… |
| ルピコ | |
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うーん、見たことある？ |
| 闇文明の生徒 | |
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いや、ないな |
| 闇文明の生徒 | |
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そんな特徴的な奴 他の寮の生徒でも 一度見たら忘れないだろう |
| 闇文明の生徒 | |
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この学校にそんな奴居るのか？ |
| 闇文明の生徒 | |
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嘘、そんなはず―― |
| ルピコ | |
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な、何？ 今の音と振動は……！？ |
| カノン | |
| 突然部屋の外で生じた 大きな爆発音 | |
| それは明らかな異変 | |
| あまりにも唐突過ぎて その場の誰もが 動けなかった | |
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――おい、お前達 まだ遊んでるのか！？ 早く逃げろ！ |
| 自然文明の生徒 | |
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一体何事ですか！？ |
| ルピコ | |
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凶鬼だ！ 凶鬼が学校に侵入したんだよ！ |
| 自然文明の生徒 |
敗北時
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みんな、強い……！ |
| カノン | |
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油断していられない もっと気を引き締めないと！ |
| カノン |
