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第5話 待ち受ける天風
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dmps_fun
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ストーリー
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…………! |
| デっちゃん | |
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デっちゃんさん! |
| ルピコ | |
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はぁはぁ…… やっと追いついたのだわ…… |
| カノン | |
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デっちゃんさん? |
| ルピコ | |
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おかしい |
| デっちゃん | |
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おかしい、って、何が? |
| カノン | |
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私はノインの魂と繋がっている だから居場所が分かるのだが…… 妙な気配もある |
| デっちゃん | |
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あちこちで魔術が使われているようだ |
| デっちゃん | |
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あちこちで? |
| ルピコ | |
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それは、レヴィとリュミエが 魔法を使っているんじゃなくて? |
| カノン | |
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奴らの仕業ではない それは確かだ |
| デっちゃん | |
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そういうのって 地上ではよくあるんですか? |
| ルピコ | |
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……いや、ないはずだ |
| デっちゃん | |
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領土争いでも近場で 起こっているのか……? |
| デっちゃん | |
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それに、これは一体何だ? |
| デっちゃん | |
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ノインの魂の気配を 追っていたはずが まるで霞がかっている…… |
| デっちゃん | |
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ええい、構うものか! 私がノインの気配を 間違えるはずがない! |
| デっちゃん | |
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こっちだ、お前達! |
| デっちゃん | |
| タールまみれの森に 響き渡る金属音 | |
| デっちゃんが突き進むにつれ 金属音の発生源に近づいていく | |
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やっぱり、これは戦闘音です ノインさんが闘っているのかも! |
| ルピコ | |
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恐らく、ここだ! |
| デっちゃん | |
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ノイン! 助けに来たぞ! |
| デっちゃん | |
| デっちゃんが飛び出し まず目に入ったもの―― | |
| 妙に長いオレンジ色のマフラーに オレンジ色の装甲 | |
| そして両腕から伸びる 刃で凶鬼を両断する姿だった | |
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……アンタら、新手か? |
| ??? | |
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せっかく付きまとってきた 凶鬼を倒したってのに 面倒だな |
| ??? | |
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――――!? |
| デっちゃん | |
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ノインじゃ、ない……! |
| カノン | |
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な、何故だ!? この私が間違えるはずがない! |
| デっちゃん | |
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アンタら、嗅いだことのない 匂いをしているな どこの所属だ? |
| ??? | |
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え、えっと 私達はホウエイルの編入生です! |
| ルピコ | |
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編入生? 聞いたことがない |
| ??? | |
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……いや、私らが ここのところホウエイルに 戻れていないせいか? |
| ??? | |
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(良かった! ホウエイルのクリーチャー だったみたい!) |
| カノン | |
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アンタらの目的は? わざわざ地上に何の用なんだ? |
| ??? | |
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見たところ地上派遣チームでも なさそうだ |
| ??? | |
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私達はレヴィとリュミエの 二人と一緒に、魔導具の使い手を 捜しに来たのだわ |
| カノン | |
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……何だって? そんな与太話信じるワケ―― |
| ??? | |
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いや、待てよ 確かにリュミエの匂いを 妙に身体にまとってる…… |
| ??? | |
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………… |
| ??? | |
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リュミエ達と 関わったのは本当らしい ……が、しかし |
| ??? | |
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マスター候補生と関わりが深い 奴らの中で、お前達のような者を 見たことがない |
| ??? | |
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魔導具の使い手 なんてのも、初耳だ |
| ??? | |
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そ、それは最近現れたからです! |
| ルピコ | |
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ホウエイルが凶鬼に襲撃されて 生徒達を魔導具の使い手と 呼ばれているノインさんが―― |
| ルピコ | |
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ああ、それ以上はいい |
| ??? | |
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アンタらはホウエイルの者じゃない オマケに魔導具を狙って地上にいる これで十分だ |
| ??? | |
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内容の真偽を私が 判断するべきでもない |
| ??? | |
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マスター候補生に召喚された クリーチャーとして、アンタらを 捕える理由はもう十分だ |
| ??? | |
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どのみち闘えば 相手の性質くらい分かるんだ |
| ??? | |
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この方が手っ取り早いよな? |
| ??? | |
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(な、なにィ!? お前達、交戦は避けろ! 今はノインの元へ行くのだ!) |
| デっちゃん | |
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(そうは言っても……!) |
| カノン | |
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【プレイヤー】さん! カノンさん! 構えてください! |
| ルピコ | |
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あのクリーチャー 襲ってくる気です! |
| ルピコ | |
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私はゲイル・ヴェスパー! 王に仕える者として、お前達を 捕えさせてもらう! |
| ゲイル・ヴェスパー |
勝利時
| 勢いよく振り下ろされる刃と 切り裂かれる風の音 | |
| ゲイル・ヴェスパーの一閃が クリーチャーを両断する | |
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っ、強い……! |
| ルピコ | |
| いくらクリーチャーを召喚しても ゲイル・ヴェスパーは 容易く切り伏せる | |
| 腕の刃が振り下ろされるたびに クリーチャーは柔らかい 紙のように切り裂かれていく | |
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パワーの強いクリーチャーでも 簡単に切り裂かれちゃいます! |
| ルピコ | |
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【プレイヤー】! ルピコ! 私に合わせて! |
| カノン | |
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いくら強くても相手は一人なのだわ |
| カノン | |
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複数のクリーチャーで 相手の隙をつけば動けなく することくらいできるはず! |
| カノン | |
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分かりました! やりましょう 【プレイヤー】さん! |
| ルピコ | |
| カノンの動きに合わせ ゲイル・ヴェスパーを 包囲するようにして取り囲み | |
| ゲイル・ヴェスパーの視界外から 反応できないタイミングで 攻撃を叩き込む | |
| ……はずが 召喚されたクリーチャー達は 近づくだけで両断されていく | |
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な、何で……!? |
| カノン | |
| ゲイル・ヴェスパーの刃が 振るわれるたびクリーチャーが 切り裂かれる | |
| 力任せに行われるそれは 疾風……というよりも もはや暴風だった | |
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甘いね 数で優位をとる戦術なんてのは 私は慣れてる |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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戦場の流れを読むのは得意なんだ アンタ達が何を考えているのか 手に取るようにわかる |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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……アンタ達が こうして連携して闘うことに 慣れていないこともね |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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そんなんじゃ、いくら クリーチャーを呼び出したところで 何の足しにもならない |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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得体の知れない相手を前にして 怯まないその胆力 |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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場数を踏んでいるからこそだろうに 驚くほど純粋な闘い方だ |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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(だから 交戦を避けろと言ったのだ!) |
| デっちゃん | |
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(マスター候補生の クリーチャーは歴戦の勇士!) |
| デっちゃん | |
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(たとえ一体であっても 打ち負かすのは容易ではない!) |
| デっちゃん | |
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(うぅ……ですが 逃がしてくれる相手には 見えませんよ) |
| ルピコ | |
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(私達が以前闘った デッドゾーンさんほどの スピードはありませんが) |
| ルピコ | |
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(なぜか私達の考えを 読めるかのように、一歩 先を行った動きをしてきます) |
| ルピコ | |
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当然逃がさないさ ここで逃がせば自然文明が 舐められてしまうからね |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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っ……それすらも 読まれているのね |
| カノン | |
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言ったろう? 戦場の流れを読むのは得意なんだ |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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突破口をこじ開けるのが私の役目 いつ動いてどう崩すかを 見極めるのも私の仕事だ |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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戦場じゃ軍師とは言葉を交わせない そんな中で軍師の考えを読み 息を合わせるんだ |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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アンタ達のようなデュエリストの 考えくらい、読むのは簡単だよ |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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(どうしましょう 【プレイヤー】さん) |
| ルピコ | |
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(恐らく今の私達では 策を講じてどうにかなる 相手ではありません) |
| ルピコ | |
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(今ここで、全力を 出すべきでしょうか) |
| ルピコ | |
| これまで幾度となくルピコと クリーチャーを召喚してきた | |
| 召喚の力が使えるように なったばかりの頃はすぐに力尽き 何もできなくなっていた | |
| 度重なる闘いを経て ルピコと力の出力をコントロール できるようになり | |
| 以前よりも長く 闘うことができるようになった | |
| しかし、ここで全力を 出すということは これ以降は闘えなくなるということ | |
| 凶鬼だらけのこの地上で そんなことをしてしまえば 自分の身すら守れなくなる | |
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召喚術の腕前は認めよう |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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今見せた戦術はそこらの 奴らじゃ実現すらできない マスター候補生並みの技術だ |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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マスター候補生と 知り合いっていうのも本当かもな |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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……だからこそ、惜しいな アンタ達がホウエイルの 生徒じゃないってことが |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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誤解です! 本当に私達は――! |
| ルピコ | |
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(ここは、私がやるべき……?) |
| カノン | |
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(門を開いて、偽りの星夜を呼んで ゲイル・ヴェスパーを倒す?) |
| カノン | |
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(完全に倒せなくても 拮抗状態には持ち込めるかも) |
| カノン | |
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(けれど、この世界で 門を繋げるということは つまり……) |
| カノン | |
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天上なんて狭苦しい場所に 留まったって未来はない みんな知ってることだ! |
| モエル? | |
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この世界を捨てる それしかないんだ! |
| モエル? | |
| カノンの脳裏で迷宮に 捕らわれた時の記憶が 湧き上がってくる | |
| あの時のクリーチャーの発言が カノンの思考を濁らせる | |
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(もし、私が動くことで この世界の住民を混乱 させてしまったら……) |
| カノン | |
| そう考えると カノンの動きが止まってしまう | |
| カノンさん!! | |
| ルピコ | |
| ルピコの叫び声で カノンは我に返る | |
| 目前にゲイル・ヴェスパーの刃が 迫っていた |
敗北時
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何だ、召喚術は一丁前なのに 歯ごたえがないな |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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こんなもんじゃないんだろ? アンタ達の力は! |
| ゲイル・ヴェスパー | |
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【プレイヤー】! しっかりして! |
| カノン | |
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ここで私達が倒れたら ノインを助けに行けないわ! |
| カノン |





















