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第2話 記憶
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dmps_fun
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ストーリー
| これは、僕の記憶…… 初めてシャコガイル先生と 会った時の記憶 | |
| レヴィ | |
| シャコガイル先生は 行き場のなかった僕を保護して 家族として迎え入れてくれたんだ | |
| レヴィ | |
| あの時の僕はまだまだ幼くて 大変な思いをさせた、と 先生から聞いている | |
| レヴィ | |
| だが、そんな僕でも受け入れて 熱心に指導してくれたんだ | |
| レヴィ | |
| 仲間がいなかった僕にも 同じ人間達と学ぶ場を与えてくれて…… みんな、良い人達だった | |
| レヴィ | |
| この人達のためにも 世界を正しい姿へ戻さないといけないと 思ったんだ | |
| レヴィ | |
| ……ああ、世界を救いたい という一心で焦るあまり 先生に反抗したこともあったっけ | |
| レヴィ | |
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先生、なぜ魔法なんか 習わないといけないんですか? |
| レヴィ | |
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なぜ? |
| シャコガイル | |
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なぜ、かぁ…… |
| シャコガイル | |
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なかなか難しい問いね |
| シャコガイル | |
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僕は召喚が使えます 先生ですら簡単には使えない召喚を 使えて、クリーチャーを使役できる |
| レヴィ | |
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地上を救うなら この力を伸ばすのが 一番の近道だと思います |
| レヴィ | |
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――ああ、そういうこと レヴィは魔法を闘いの手段として 捉えているのね |
| シャコガイル | |
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レヴィは熱心ね |
| シャコガイル | |
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今も、闇文明は刻一刻と勢力を拡大し 汚染を広めています |
| レヴィ | |
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伝承の中に存在する魔凰も いつか復活するかもしれない |
| レヴィ | |
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問題は山積みです |
| レヴィ | |
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ホウエイルに暮らす者達も 皆が環境に満足している わけじゃありません |
| レヴィ | |
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僕はたまたま先生に拾われて 生徒として迎え入れてもらえたから いいものの…… |
| レヴィ | |
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バカだな、レヴィは そんなんじゃ生き残れないぞ |
| ファレナ | |
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何だよ ファレナは分かるっていうのか? |
| レヴィ | |
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当然だ 俺は自然文明の戦士だぞ |
| ファレナ | |
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それ関係あるのか……? |
| レヴィ | |
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じゃあファレナ 何のために召喚術以外のことを 学ぶのか、答えてみて? |
| シャコガイル | |
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召喚術以外を学ぶのは 技術を学ぶことももちろんですが 何より敵を知ることにもつながる |
| ファレナ | |
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敵がどんな手を使い、どんな意図で 我々を苦しめるのかを知るためには 敵の手段をも学ばなくてはならない |
| ファレナ | |
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敵を知るために学ぶんです |
| ファレナ | |
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ちょっと極端だけど…… まぁ正解をあげてもいいでしょう |
| シャコガイル | |
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魔法を学ぶということは 世界の仕組みを学ぶ という意味合いもあるの |
| シャコガイル | |
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魔法も科学も 世界の構造を指し示す法則にすぎない |
| シャコガイル | |
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世界を知れば、周囲のことが分かる |
| シャコガイル | |
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世界がなぜこのような様相になっていて どんな歴史があったのかが分かる |
| シャコガイル | |
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そこに生きた者達が何を思い 何を残してきたのかを自分の感性と 照らし合わせることで、自分を知る |
| シャコガイル | |
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世界を知り、相手を知り、自分を知る そのために学ぶのよ |
| シャコガイル | |
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フッ、レヴィの頭じゃ 理解できなかったか |
| ファレナ | |
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シャコガイル先生が師だというのに 肝心の弟子がこれではな |
| ファレナ | |
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座学ではいつも僕の方が上じゃないか |
| レヴィ | |
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なのに学ぶことの大切さが 分かっていないからバカだというんだ |
| ファレナ | |
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勉強だけできたって意味はない そこで学んだものをどう活かすかだ |
| ファレナ | |
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闘って勝つ 俺にとってはこれが全てだ |
| ファレナ | |
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そのための知識を 仕入れに来ているんだからな |
| ファレナ | |
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そんなだから 体術ではいつもお前が下なんだよ |
| ファレナ | |
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自然文明の力自慢のクリーチャーと 日々鍛錬してる君に 勝てるわけないだろ…… |
| レヴィ | |
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召喚術と魔法で負ける気はしないけど |
| レヴィ | |
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言うようになったな ここで勝負して確かめてみるか? |
| ファレナ | |
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授業中に喧嘩しないでください |
| リュミエ | |
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ふふ、自然文明の力自慢達と 生きてきたファレナなら ここでの学びは重要よね |
| シャコガイル | |
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苦手とする魔法への対策を 重視しているんでしょう? |
| シャコガイル | |
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共に闘う自然文明のためにも 貴方が頑張らなきゃいけないものね |
| シャコガイル | |
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……ノーコメントで |
| ファレナ | |
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事実なんだから認めればいいのに |
| リュミエ | |
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魔法が苦手なんじゃない 体術が得意なだけだ |
| ファレナ | |
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ですが、先生 どの文明にも魔法を得意とする クリーチャーが居るはずです |
| レヴィ | |
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いざという時、クリーチャーに 頼ればいいんじゃないでしょうか? |
| レヴィ | |
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――じゃあ、私と一度 闘ってみましょうか |
| シャコガイル | |
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え? 先生と? |
| レヴィ | |
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……召喚も使えない先生じゃ 相手になりませんよ |
| レヴィ | |
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あら、自信満々ね |
| シャコガイル | |
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だって、いくら先生と言えど 相手を簡単に倒す魔法を すぐには使えないでしょう? |
| レヴィ | |
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先生の魔法が凄いことは みんな知っています でも…… |
| レヴィ | |
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先生が準備している間に クリーチャーを召喚して 攻撃してしまえばいい |
| レヴィ | |
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大抵の相手は それでどうにかなるでしょうね |
| シャコガイル | |
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じゃあ、見せてみて 貴方の成長を見るいい機会だわ |
| シャコガイル |
勝利時
| 結果は……言わずもがな 僕は手も足も出なかった | |
| クリーチャーを召喚したとしても 見事に翻弄された | |
| そこで魔法というものの 恐ろしさを知ったんだ | |
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どうだった? |
| シャコガイル | |
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闘いの中での魔法は 貴方の思ったものとは 違ったんじゃない? |
| シャコガイル | |
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違う、というか…… |
| レヴィ | |
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ズルですよ、こんなの! |
| レヴィ | |
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僕に幻術をかけたり 不意打ちしたり! |
| レヴィ | |
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何なら、闘う前から 準備してましたよね! |
| レヴィ | |
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ええ、そうよ |
| シャコガイル | |
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でも、リュミエでも 同じようなことをするんじゃない? |
| シャコガイル | |
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……そうですね 仮に召喚が使えない状態に 陥ったとすると |
| リュミエ | |
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魔法だけの場合は小回りが利きません カードで呪文を使うような 即効性は期待できませんから |
| リュミエ | |
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事前に罠を張ったり 入念な準備をした上で 奇襲をかけるでしょう |
| リュミエ | |
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相手のペースにさせない これが最も生存する確率が 高いと考えます |
| リュミエ | |
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少しでも生き残る可能性を上げて 闘いに臨む……さすがね |
| シャコガイル | |
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瞬時に発動して相手を倒す なんてことができるのは ほんの一握りの魔法使いだけ |
| シャコガイル | |
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今リュミエが言ったように こうした正面きっての闘いは苦手なの |
| シャコガイル | |
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ゆえに策を弄する |
| シャコガイル | |
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魔法の弱み……自分の弱みを 理解している者ほど厄介なのよ |
| シャコガイル | |
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実際の敵はもっと狡猾でしょうし 貴方のことを気にかけてはくれない |
| シャコガイル | |
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これは生き残りを懸けた闘い 勝った者が生き残るのよ |
| シャコガイル | |
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闘いの場では「ズルだ!」 なんて言っても待ってもらえないわ |
| シャコガイル | |
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そ、それは…… |
| レヴィ | |
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もし貴方が本気で世界を救いたいと 奮い立ってくれるのなら |
| シャコガイル | |
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貴方の前に立ちはだかる連中は こういった手を使ってくる者ばかりよ |
| シャコガイル | |
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卑怯、と思ってしまうような手を 平気で使って貴方を苦しめるでしょう |
| シャコガイル | |
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どんな相手と闘うことになっても 生き残ることを考えなさい 何が何でも生き残るの |
| シャコガイル | |
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生き残るために闘って 生きていれば次がある |
| シャコガイル | |
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貴方は世界のことも この世界で生きる者達のことも まだまだ知らないことが沢山ある |
| シャコガイル | |
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貴方はこれから生きていく中で 悔しい思いをすることもあるでしょう |
| シャコガイル | |
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投げ出したくなることや 逃げ出したくなることもある |
| シャコガイル | |
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生きるためにも学ぶの まずは生きて、沢山学びなさい |
| シャコガイル | |
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そうすれば、いずれ世界を救う 道が見えてくるわ |
| シャコガイル | |
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うわあああああ!! |
| 逃げ惑う生徒 | |
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まさか、まさかこんな……! |
| 嘆く生徒 | |
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やめろ! 俺は仲間だ!! |
| 困惑する生徒 | |
| それから沢山のことを学び 世界を救うために地上へ降りた | |
| 見るだけで意識を奪う闇 | |
| そこにあるだけで 精神を狂わせる魔導具 | |
| 際限なく湧き続け 触れるだけで命を奪う凶鬼 | |
| 恐るべき闇文明の軍勢 | |
| 地上に降りて 自分の知識不足と実力不足を 突きつけられた | |
| 様々な敵と遭遇し 大勢の仲間を失うことになった | |
| 世界を救うという僕の目的が どれだけ果てしないものなのかを 思い知る | |
| 魔導具一つ回収するのに 多くの仲間を失う | |
| どれだけ警戒しても どれだけ対策をしても 仲間達は消えていく | |
| だが、魔導具を回収したからといって 劇的に状況が良くなるわけでもない | |
| まるで、穴の開いた船から 水をかき出しているような感覚だった | |
| 本当に能力が高い者が闘えば 犠牲者はもっと少なかっただろう もっと楽に魔導具を回収できるだろう | |
| だが、僕は他のマスター候補生のように 秀でたものはない | |
| 僕がこれまで生きてこれたのは たまたま先生に拾われたからだ | |
| 僕はあと何度 仲間と共に死地に向かえばいいんだろう | |
| 何度も足を止めそうになった | |
| どれだけ鍛錬しても どれだけ知識をつけても 自分の至らなさを突きつけられる | |
| しかし、ここで歩みを止めたら 無念を抱いて散っていった仲間達が 報われない | |
| 彼らを英雄にするのは僕達の歩みだ | |
| せめて、あの犠牲があったからこそ 世界が救われたと言える 未来を作らなきゃいけない | |
| そして、先生への恩を返す―― | |
| 僕が世界を救い 信じて育ててくれた先生が 正しかったんだと証明する | |
| 僕は立ち止まるわけには いかないんだ |
敗北時
| ぐあっ!? | |
| レヴィ | |
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頭から落ちたな ……アレは痛い |
| ファレナ | |
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バカですね、レヴィは 何で自分の師を煽るようなことを 言うんでしょうか |
| リュミエ | |
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バカだからだろ |
| ファレナ |


























