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第7話 二の策
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ストーリー
| ……戦闘はカイトさん達に 任せました……けど…… | |
| カスミ | |
| (カノンさんのあんな悲痛な 声が聞こえているのに ……私は……) | |
| カスミ | |
| ……アジサイさん 私に出来ることって 何かないんでしょうか? | |
| カスミ | |
| 私の力は万能ではないわ 今は見守るしか…… | |
| アジサイ | |
| ……ジャスミンさんがいないので 私に出来ることは…… 少ないと分かってはいます | |
| カスミ | |
| カイトさん達のように戦うことも 無理ですからね ……ですけど | |
| カスミ | |
| あの状態のカノンさんを 眺めているだけなのは もっと無理なんです……! | |
| カスミ | |
| そうね…… 負荷はかかるかもしれないけど そこまで言うなら | |
| アジサイ | |
| あの二人の心を 繋げてみるのはどうかしら | |
| アジサイ | |
| えっと、感情が不要と言っている ゼニスに対して それをするんですか……? | |
| カスミ | |
| 私も、それは思っているわ 意味がないかもしれない ……だけど | |
| アジサイ | |
| ウェディングのあの様子 カノンの影響で変化しつつある それは確かよ | |
| アジサイ | |
| ってことは、カノンさんの心が 伝わるようにすれば…… | |
| カスミ | |
| ウェディングも 止まるかもしれないって ことですか……? | |
| カスミ | |
| 確証はないけれど 賭けてみる価値はあると思う | |
| アジサイ | |
| ……とはいえ、それをしようにも 今の状態じゃ繋げる前に カスミが倒されてしまうわ | |
| アジサイ | |
| 隙を窺うしかないけども…… | |
| アジサイ | |
| ……あぁ! もう! みんなに私の声が聞こえるなら 伝えに行けるのに…… | |
| アジサイ | |
| ちょっとー! 作戦があるんだけどー! 聞こえていないかしらー!! | |
| アジサイ | |
| はぁ、やっぱりカイトさん達には 聞こえていないみたいですね…… | |
| カスミ | |
| な、なら……! 私が体を張って無理やり…… って……あれ? | |
| カスミ | |
| カイトやルピコが ウェディングとの 闘いに集中している中 | |
| 【プレイヤー】だけが カスミの方向をちらりと 確認していた | |
| しかし、それはカスミを 見ているわけではなく―― | |
| 声が聞こえず、 姿も見えないはずのアジサイに 目を向けているようだった | |
| あっ、アジサイさん! 気のせいかもしれませんが…… | |
| カスミ | |
| 【プレイヤー】さんに アジサイさんの 声が届いていませんか? | |
| カスミ | |
| えっ、嘘!? 【プレイヤー】! 聞こえているなら何か反応して! | |
| アジサイ | |
| ……あっ、サムズアップしました やっぱり聞こえているみたいです | |
| カスミ | |
| よし! 聞こえているなら こっちのものよ! | |
| アジサイ | |
| 【プレイヤー】! カスミと私がウェディングと カノンの心を繋げて…… | |
| アジサイ | |
| 何か……こう 上手いことやってみせるから 隙を作ってくれないかしら! | |
| アジサイ | |
| ……小さく頷いていますね! | |
| カスミ | |
| それなら…… 後は私次第ですか 本当に私なんかにでき…… | |
| カスミ | |
| いえ、やるしかないんです! でないと、皆さんが……! | |
| カスミ | |
| 今の自分に出来ることがあるなら 絶対に成功させてみせます! | |
| カスミ |
勝利時

| 今よカスミ! | |
| アジサイ | |
| はい! これで…… どうにかなってください!! | |
| カスミ | |
| ウェディング | なッ、これは……!? |
| ウェディング | ……今のは……一体? 何か攻撃をされて…… |
| ウェディング | 外傷は……特に増えていない 物理的な攻撃ではないようですね |
| ウェディング | ……先ほどいた場所ではない? カノンのような能力、でしょうか |
| ………… | |
| カノン | |
| ウェディングが周囲の状況を 確認している間 | |
| シャングリラによって 苦しんでいるはずの カノンが歩いてきた | |
| ウェディング | カノン! ……? 反応が、ない? |
| その声が聞こえていないのか ウェディングを無視して 何かを話しているカノン | |
| そうしているうちに、 もう一人の ウェディングが現れた | |
| ……カノンと私の姿? 今までの様子からして 干渉は出来ない……です、が | |
| ウェディング | |
| 奇妙な現象を目の当たりに していても、ウェディングには この光景に見覚えがあった | |
| ……これは、 私がカノンに召喚された時の…… | |
| ウェディング | |
| まさか、過去の記憶? 原理は分かりませんが それを見させられている……? | |
| ウェディング | |
| 振り返るように次々に 過去起こったことが 流れていく | |
| (これは……出会って最初の頃の カノンですね) | |
| ウェディング | |
| (拠点の中で迷子になり 一人泣き続けるカノンを 見つけた時の記憶でしょうか) | |
| ウェディング | |
| ……泣くのが止まらないカノンに 感情が不要であることを、 私が伝えていましたね | |
| ウェディング | |
| この頃からカノンは 感情を抑えて、 泣くことも減りました | |
| ウェディング | |
| そのようなものは 計画に必要が無い カノンにとって余計なもの | |
| ウェディング | |
| ……これで、いい | |
| ウェディング | |
| む、この記憶……私は知らない 場所は…… ……ゴールデン・エイジの拠点? | |
| ウェディング | |
| それは自身の暴走した力により カノンがウェディングと離れ―― | |
| ゴールデン・エイジの拠点に 拘束されている時の記憶 | |
| そして孤立し怯えつつも ウェディングを案じる カノンの心情が伝わってきた | |
| カノンが 私の心配をしているとは ……みくびられたものですね | |
| ウェディング | |
| 次に、 ゴールデン・エイジ達の姿が 映し出されている | |
| 傷つきながらも 互いに手を取り合いながら 懸命に生きる様子 | |
| 異なる種族にもかかわらず まるで家族のように 親しげに接するクリーチャー達 | |
| それはカノンが今まで 知らなかった負の感情以外の 彼らの姿であった | |
| カノンは、この光景を見て 影響されてしまったのですね ………………なるほど | |
| ウェディング | |
| 感情があるから憎しみ合う 無意味な争いが起こってしまう | |
| ウェディング | |
| ゆえに不要であると 切り捨てている…… | |
| ウェディング | |
| だからこそ カノンを使って、私は…… | |
| ウェディング | |
| そうしているうちに 記憶の場所が今いる拠点に 戻っていた | |
| 今度は私もいますが…… 記憶にない……と、すると これはカノンの夢のようなもの? | |
| ウェディング | |
| カノン、何かやりたいことは ありますか? | |
| 夢の中のウェディング | |
| 私は、とんでもないことをしたの 例え皆を助けるためと思っても | |
| カノン | |
| 鬼丸が言う、ケジメが必要 ……だと思うのだわ | |
| カノン | |
| 意味がありません 私達の傀儡として動かされていた 貴方がそれを気にする意味は―― | |
| 夢の中のウェディング | |
| ……だけど、 それがいつか赦されて ウェディング様が良いと言うなら | |
| カノン | |
| 私は……ウェディング様と…… | |
| カノン | |
| ウェディングと一緒に クリーチャー達が共存している 平和な世界を歩みたい | |
| カノン | |
| カイトとキリコのように | |
| カノン | |
| ルピコと 【プレイヤー】 のように…… | |
| カノン | |
| ……何ですって? | |
| ウェディング | |
| それはカノンの望み 心の奥底から出た、 本当の願い | |
| それに触れた ウェディングは―― | |
| ――あ…… | |
| カスミ | |
| カスミさん!? | |
| ルピコ | |
| カスミがアジサイの力を 使った次の瞬間、 意識を保てず気絶してしまう | |
| ……お疲れ様 カスミはやるだけやってくれたわ しばらく休んでいなさい | |
| アジサイ | |
| 後は……ウェディング次第ね | |
| アジサイ | |
| くッ……その娘が | |
| ウェディング | |
| 私に対して このような芸当が出来るとは 先に始末するべきでしたね | |
| ウェディング | |
| ……うっ、うぅ……!! | |
| カノン | |
| …………カノン | |
| ウェディング | |
| ウェディング、そこをどけ! このままでは本当にその子が! | |
| 水の守護者 カイト | |
| ……黙りなさい! もうたくさんです!! | |
| ウェディング | |
| 心があるから他者を憎み 心があるから この世は争いが絶えない | |
| ウェディング | |
| だからこそ、我らゼニスは 全てをゼロに 全てを無にし、平穏な世界を創る | |
| ウェディング | |
| そう誓ったはず…… だというのに | |
| ウェディング | |
| ……? | |
| 水の守護者 カイト | |
| やはり、感情とは…… 心とは厄介な代物ですね | |
| ウェディング | |
| 正しき判断が できなくなってしまう | |
| ウェディング | |
| 気づけば、ウェディングは カイト達へ向ける武器を 下ろしていた | |
| そうして、彼女は カノンへと歩み寄り―― | |
| もういいでしょう、シャングリラ カノンを…… その子を自由にしてあげてください | |
| ウェディング | |
| 顕現するならば 私の命と引き換えに…… | |
| ウェディング | |
| ウェディング、様……? | |
| カノン | |
| カノン!? 拘束が解かれて…… しかし、私は何とも…… | |
| ウェディング | |
| 願いが聞き届けられた……? | |
| ウェディング | |
| ゲートに目を向けると すぐにそれが間違いであると 気づかされる | |
| み、皆さん! ゲートから何か、 何かが出てきます! | |
| ルピコ | |
| あ、あれはまさか……!? | |
| 水の守護者 カイト |

| ??? | 願イ 世界ノ救済 |
| シャングリラ | 我ハ全テヲゼロニスル者 シャングリラ |
| ウェディングの、 ゼニスの計画は 唐突に成功してしまう | |
| と、同時に―― | |
| ルピコ | あっ…… |
| 水の守護者 カイト | ――っ |
| ルピコ達はその場に倒れ込んだ 何の猶予もなく、唐突に | |
| シャングリラの降臨は―― ここに、成されたのである |
敗北時
| 【プレイヤー】さん 何か策があると 言いましたが一体……? | |
| ルピコ | |
| カスミさん達が なんとかすると言っていた? ……えっ、いつ……? | |
| ルピコ | |
| こんな場面で嘘をつく暇はない ……だから、信じるが | |
| 水の守護者 カイト | |
| ……これが終わった後で 聞きたいことが山程、 増えていくな…… | |
| 水の守護者 カイト |
