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第8話 交渉決裂
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dmps_fun
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ストーリー
| ……Q.E.D.? | |
| ダピコ | |
| ああ 今の水文明のリーダーの名前だ 師匠からそう聞いている | |
| グレンモルト | |
| でも、おかしい 水文明のリーダーは龍の姿を していたと聞いたぞ | |
| グレンモルト | |
| ……どういうことだ? 代替わりしたということか? | |
| ダピコ | |
| 分からない…… お前は、一体何なんだ? | |
| グレンモルト | |
| フッ……姿など 私にとっては些末なこと | |
| Q.E.D. | |
| まずは、先に自己紹介するのが スマートでしょうか | |
| Q.E.D. | |
| 私の名はQ.E.D. | |
| Q.E.D. | |
| この姿の役割は、水文明の叡智を 結集させ作り出された―― | |
| Q.E.D. | |
| 完っ璧な!! | |
| Q.E.D. | |
| 対異文明コミュニケーション用! | |
| Q.E.D. | |
| インターフェースです! | |
| Q.E.D. | |
| (な、なんだ? そんなに 凄いのか……? わかるか?) 【プレイヤー】) | |
| ダピコ | |
| まぁ今、あなた達の前で 話しているコレは 実体をもっていないのですが | |
| Q.E.D. | |
| つまり……その姿は私達と 会話するためのものであり | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 今見ているものはどこかから 投影しているホログラム みたいなものでしょうか? | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 随分と古い技術の名ですね | |
| Q.E.D. | |
| ですが、概ね合っています 理解しやすいのならその認識で 問題ありません | |
| Q.E.D. | |
| (最初から分かりやすく 言えばいいのに…… でもカッコいいな) | |
| ダピコ | |
| ……それで、無断で拠点に 侵入しておいて 目的が話し合いとは | |
| Q.E.D. | |
| 一体どんな用件でこんな所まで? | |
| Q.E.D. | |
| そちらの三人は こちらの世界の者ですらない さぞ重要なことなのでしょうね | |
| Q.E.D. | |
| 私達はあなた達や 他の文明と協力をするために ここまで来ました | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 世界を滅ぼそうとしている あの巨大なクリーチャーを 倒すためにも…… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ………… | |
| Q.E.D. | |
| 力を……お貸ししては くれないでしょうか? | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……他文明との共闘…… 昔を、思い出しますね | |
| Q.E.D. | |
| ともに手を取り合い 大いなる敵と立ち向かった あの時の出来事を…… | |
| Q.E.D. | |
| そんなことがあったのか!? | |
| グレンモルト | |
| 信じられない! 少なくとも、私達が生きてきた 間では、そんなこと…… | |
| アイラ | |
| 極秘裏に計画されていた 出来事でしたから 知らなくて当然です | |
| Q.E.D. | |
| それに、あなた方が生まれる前 遥か以前の話です | |
| Q.E.D. | |
| ……今の世界の状態は 当時の大戦と同等……いや、 それ以上の危機に瀕している | |
| Q.E.D. | |
| ! それなら……! | |
| 光の守護者 エレナ | |
| だが、もう共闘はありえない プランの1つにすら なることはありません | |
| Q.E.D. | |
| ……えっ なっ、何故ですか! | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 一度、手を取り合ったのならば、 もう一度……! | |
| 光の守護者 エレナ | |
| あれは失敗だった | |
| Q.E.D. | |
| 異なる文明で手を取り合うなど いかに強大な敵が現れようが できるわけがなかった | |
| Q.E.D. | |
| ……待っていたのは 連携などまるでない 醜い足の引っ張り合いです | |
| Q.E.D. | |
| どうでもいい矜持や ありもしない責任 | |
| Q.E.D. | |
| 下らないことを それぞれの文明が優先して しまったのです | |
| Q.E.D. | |
| ………… | |
| グレンモルト | |
| 被害も甚大…… 守るべき民の命も ……失ってしまった | |
| Q.E.D. | |
| 他の文明など信頼するだけ 無駄だと思い知りました | |
| Q.E.D. | |
| 故に、今回は我々水文明だけで この問題に対処する それが、今ある最適解なのです | |
| Q.E.D. | |
| ……何故…… そうなったのですか…… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 皆、秩序と安寧を求めています この気持ちは一緒のはずでしょう | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……別世界の者とはいえ 光の眷属がそのような 綺麗ごとをのたまいますか | |
| Q.E.D. | |
| 随分と平和な 世界だったようですね | |
| Q.E.D. | |
| ……どういう、ことですか? 光文明は秩序と正義を 重んじる文明のはずです | |
| 光の守護者 エレナ | |
| えぇ、確かに 光文明は正義を持っていました 秩序も重んじていたことでしょう | |
| Q.E.D. | |
| ですが、それは一方的な正義 我々の持っている正義とは まるで違う | |
| Q.E.D. | |
| 光が法を信奉していたとしても その法は光のための法です | |
| Q.E.D. | |
| 彼らの重んじる矜持は 他の誰とも相容れない 崇高な存在であろうとするが故に | |
| Q.E.D. | |
| そんな者が調停者のような 顔をして他者を裁くのです | |
| Q.E.D. | |
| それが正義? フフ……支配者の間違いでしょう | |
| Q.E.D. | |
| これが光文明です そんな者達が、協力など するはずがなかったのです | |
| Q.E.D. | |
| そんな存在に協力を申し入れた 我々も浅はかだった | |
| Q.E.D. | |
| ああ、自分の正義で他者を動かす 貴方は確かに、光の眷属らしいと 言えるかもしれませんね? | |
| Q.E.D. | |
| ……そんな、まさか…… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……エレナ | |
| ダピコ | |
| 見なさい この場に居る誰も異を唱えない これが真実だからです | |
| Q.E.D. | |
| ……理解したでしょう 我々は他の文明を 受け入れることはない | |
| Q.E.D. | |
| そして決して 許すこともないでしょう | |
| Q.E.D. | |
| ……貴方達はよそ者です 別世界の者でありこの世界を 知らない | |
| Q.E.D. | |
| このまま去りなさい 今回は不問にします | |
| Q.E.D. | |
| そして、二度と 水文明に関わらないで さようなら | |
| Q.E.D. | |
| ……………… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| エレナ…… | |
| アイラ | |
| ……行こう、エレナ 今はこれ以上話しても 争いになるだけだ | |
| ダピコ | |
| ………………………… | |
| グレンモルト | |
| ……その、大丈夫か……エレナ | |
| ダピコ | |
| ………… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| さっきのQ.E.D.の 言っていたことは 気にしない方がいい | |
| ダピコ | |
| あくまでこの世界の―― | |
| ダピコ | |
| Q.E.D.さん……彼女の 言っていたことは、おそらく 本当のことなのでしょう | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……Q.E.D.さんの言葉には 他文明への強い怒りと 失望を感じました | |
| 光の守護者 エレナ | |
| それほどの何かが あったのでしょう | |
| 光の守護者 エレナ | |
| あれほどの無念の感情は…… 彼女自身が経験したものでも あるはずです | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……ならば、私は 光の守護者として 彼女に寄り添うべきだった | |
| 光の守護者 エレナ | |
| その上で…… 困難に打ち勝つために 協力を……申し出るべきだった | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……だというのに私はただ この世界の光文明の行動に 愕然としただけ……でした | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 別世界とはいえ自身が信じている 光文明の行動だったから 仕方ないだろう…… | |
| ダピコ | |
| ……ダピコさんも 光文明の者達を知っているはず | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 他の世界でも、似たような 姿なのでしょう? | |
| 光の守護者 エレナ | |
| それは…… 否定は、できない | |
| ダピコ | |
| 私の信じる光は 皆にとっての光ではなかった | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 私には、あの場を 後にすることしかできなかった | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……私は…… 光の守護者…… でいいのでしょうか…… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| それは……! ――ん? | |
| ダピコ | |
| 【プレイヤー】 一体……何をしている? | |
| ダピコ | |
| え? 頼みたいことがある、ですか…? | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 何を……へ? 本気のデュエマを通して 光文明の力を見せて……欲しい? | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……なるほど、 そういうことか……! | |
| ダピコ | |
| エレナ、私からも頼む 【プレイヤー】と デュエマをしてもらえないか? | |
| ダピコ | |
| ……意図は解りかねますが そこまで言うのならば…… 分かりました | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……デュエマ・スタート! | |
| 光の守護者 エレナ |
勝利時
| ……流石 お強いですね 【プレイヤー】さん | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ですが、結局これは一体…… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……私のデュエマから、 扱っているクリーチャーから 光文明の意思を感じた? | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 寄り添いつつ守ろうとする力 そして守るために、自身を律して 善行を為そうとする覚悟 | |
| 光の守護者 エレナ | |
| それらを、私から……感じた? | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 【プレイヤー】さん それを伝えるために 私とデュエマを……? | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 【プレイヤー】…… 先に言葉で伝えても 良かったんじゃないか? | |
| ダピコ | |
| デュエマを通した方が 伝わりやすかったから 結果オーライだが…… | |
| ダピコ | |
| ……無言で サムズアップするんじゃない! まったく…… | |
| ダピコ | |
| まぁそれはいい…… 私も、エレナに 言いたいことがあるんだ | |
| ダピコ | |
| はい……? | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 私も、光文明の本質は どういうものなのか 分からない | |
| ダピコ | |
| ……だが、この世界に転移する前 私はディーのことで 落ち込んでいた | |
| ダピコ | |
| エレナはそんな私を 心配しすぐに寄り添ってくれた | |
| ダピコ | |
| ディーが暴走した時だって 敵だった私に協力してくれた | |
| ダピコ | |
| きっとその姿勢は私に会う前から 変らなかっただろう | |
| ダピコ | |
| そして、この世界に来てからも それは変わらない 積極的に他者へ手を差し伸べ―― | |
| ダピコ | |
| 真なる脅威と闘うために 自身が傷つくことを恐れず 他者を思いやる | |
| ダピコ | |
| 確かにエレナだけの 正義かもしれないが | |
| ダピコ | |
| 慈愛の心と正義の意志 それがエレナという 光なんだろう? | |
| ダピコ | |
| 今この世界に必要なのは エレナのような心だ | |
| ダピコ | |
| 何を言われようと その光で照らしてしまえばいい | |
| ダピコ | |
| 私も、無論 【プレイヤー】も そう思っている | |
| ダピコ | |
| ダピコさん…… 【プレイヤー】さん | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ありがとう、ございます 少し……自分を 見失っていたようです | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……この世界で 過去に何があったのか その詳細は、分かりません | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ですが、このような世界の 状況にも関わらず 水文明が光を、他の文明を | |
| 光の守護者 エレナ | |
| いえ、全ての文明が 信頼しあえないほどに 秩序が乱れているのなら | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 私こそが文明の掛け橋に ならないといけません それが、私の…… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 光の守護者として すべきこと、そうですよね? | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……ああ! | |
| ダピコ | |
| よし! それなら 私達も協力を結ぶために 作戦を練らないとな! | |
| ダピコ | |
| 早速、モルトとアイラに 力を再度貸してもらって―― | |
| ダピコ | |
| ――助けて! みんな!! | |
| アイラ | |
| うわっ!? どっ、どうしたんだ? | |
| ダピコ | |
| モルトが、 いつの間にかいなくなってるの! | |
| アイラ | |
| ひょっとしたら…… 一人でQ.E.D.の所に 戻ったのかも | |
| アイラ | |
| 何だと!? | |
| ダピコ |
敗北時
| 【プレイヤー】さんと ダピコさんの 意図は未だに分かりません | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……ですが、あんなに真剣な目で 本気でデュエマをすることを 頼まれたのです | |
| 光の守護者 エレナ | |
| その先に何が待ち受けているか 分かりませんが…… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 全力でお相手しないと ……いけませんね | |
| 光の守護者 エレナ |
