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第10話 曙光
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ストーリー
| ……Q.E.D.さん | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 再び無断で 侵入してくるなんて…… | |
| Q.E.D. | |
| 一度しか許さないと言ったはず 聞いていなかったのですか? | |
| Q.E.D. | |
| それは、申し訳ありません 寛大な処置を 無視した形となってしまい | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……ですが、あなた達と 争うために ここに来たわけではありません | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 困難に打ち勝てるように 力を貸してほしい それだけなのです | |
| 光の守護者 エレナ | |
| お願いします あなた方の力が必要なのです | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……あの火文明の者に した所業を見ても まだそれを言うつもり? | |
| Q.E.D. | |
| 私達が無抵抗だった彼を 攻撃したのですよ? | |
| Q.E.D. | |
| 何故そのような相手に対して 協力を求めるのか 理解に苦しみます | |
| Q.E.D. | |
| あなた方がこれまでに 体験したことは 想像を絶することなのでしょう | |
| 光の守護者 エレナ | |
| あなた方の無念、矜持、 そして歴史 それらを知らない者達が | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 全て取り払って、手を取れと お願いしてしまっているのです | |
| 光の守護者 エレナ | |
| だからきっと、 必要な代価なのでしょう | |
| 光の守護者 エレナ | |
| モルトさんだけで 足りないのであれば 私もその代価を払いましょう | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 当然、私もだ | |
| ダピコ | |
| ダピコと 【プレイヤー】は エレナに並び立つ | |
| 私も! と、モルトに 肩を貸すアイラの声も 後ろから飛んでくる | |
| この代価を自ら進んで 払うほどに、あの巨大な クリーチャーは脅威です | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 我々の力だけでは どうにもできない…… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| この世界に住む者達でも 一部の力だけでは 足りることはないでしょう | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 貴方達が以前行ったように この世界の力を 集結させて臨まなくては | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 幾度か世界の危機に遭遇した 我々の目から見ても あれほどの脅威は無かった | |
| 光の守護者 エレナ | |
| それほどまでに この世界は危うい状況なのです | |
| 光の守護者 エレナ | |
| あのクリーチャーが 再び動き出すまでに 何とかしなければこの世界は…… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| Q.E.D.は、 満身創痍のグレンモルトを一瞥し エレナへと視線を戻す | |
| 他の文明との協力は、 現在のプランには含まれていない | |
| Q.E.D. | |
| ……が、あの火文明の男の覚悟と この世界の住人ではない貴方達の 姿勢に免じてチャンスを与えます | |
| Q.E.D. | |
| これは貴方達にとっては 試練となるでしょうが | |
| Q.E.D. | |
| ……試練? | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 戸惑うエレナ達をよそに、 Q.E.D.は何かしたのか 突然その姿が眩く輝いていく | |
| い、一体何を……って、 先ほどのホログラムではなく…… 実体が……ある? | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 試練の内容 それは…… | |
| Q.E.D. | |
| この完璧な私と闘い 勝つことです!! | |
| Q.E.D. | |
| 急激にQ.E.D.の気迫が増していく | |
| その威圧感はQ.E.D.が 本気で戦闘に臨むことを 予感させるには十分なものだった | |
| あの巨大なクリーチャーと 闘うに足る力があるのか! | |
| Q.E.D. | |
| 我らの力を 貸すに足る存在なのか! | |
| Q.E.D. | |
| それを闘いにて見定めましょう!! | |
| Q.E.D. | |
| 凄い気迫だ! これ程のものを 今までずっと隠してたのか!? | |
| ダピコ | |
| それに、なんだアレ…… Q.E.D.の背後に巨大な砲台が 出てきたぞ!? | |
| ダピコ | |
| 【プレイヤー】 アレ、私達で どうにかできるものなのか!? | |
| ダピコ | |
| なんとか……するしか ないだろう! | |
| グレンモルト | |
| こんな所で退くわけには いかない! もう少しなんだ! | |
| グレンモルト | |
| モルトが傷を負ってる分、 私も頑張るんだから! | |
| アイラ | |
| 【プレイヤー】さん この闘いは激しいものに なるでしょう | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 私だけでは皆さんを 守り切れるかも分かりません | |
| 光の守護者 エレナ | |
| この闘いに勝つために 私に力を貸してください | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ルピコさんの居ない今 貴方は召喚の力を使えない だから―― | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 共に、デュエルをいたしましょう | |
| 光の守護者 エレナ |
勝利時
| ……はぁ……はぁ……! | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……モルトさん! 良かった、何とか守護が 間に合いました! | |
| 光の守護者 エレナ | |
| (……別世界の光の眷属の娘に 攻撃を集中させ 確実に弱らせていっている) | |
| Q.E.D. | |
| (手負いの火文明の者を狙い 無理やりに守らせもした) | |
| Q.E.D. | |
| (ここまですれば、 肉体も、精神も限界のはず…… そのように事を運んだのに) | |
| Q.E.D. | |
| すまないエレナ! 【プレイヤー】! 何度も助けてもらって! | |
| グレンモルト | |
| 気にすることはありません さぁ、次です! | |
| 光の守護者 エレナ | |
| (何故まだそんな言葉を 吐ける……?) | |
| Q.E.D. | |
| もし時間が必要なら 私達に合図を! | |
| ダピコ | |
| そうだよ! いつでも言っていいからね! 休むだけの時間は稼げるよ! | |
| アイラ | |
| …………ッ!? | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 瞬間、Q.E.D.の精確な 攻撃を撃たれ エレナは衝撃で吹き飛んでしまう | |
| エレナは横たわったまま、 立ち上がる気配がない | |
| ここまでですね この程度なのであれば 貴方達は足手まといです | |
| Q.E.D. | |
| (これならどうですか? 今の攻撃に被弾すれば さしものあの娘も立てない) | |
| Q.E.D. | |
| (意識があったとしても 激痛が全身を襲っている 闘うことは不可能) | |
| Q.E.D. | |
| (このチームの核を穿ちました これで彼らの勝機はない 我先に逃げ出すといい!) | |
| Q.E.D. | |
| くっ……エレナ! しっかりしろ! | |
| ダピコ | |
| 【プレイヤー】! エレナを見てやってくれ! | |
| ダピコ | |
| マズイ、Q.E.D.が 攻撃の準備を…… モルト、このままじゃ……! | |
| アイラ | |
| ああ、分かってる! みんなオレの後ろに…… | |
| グレンモルト | |
| これで、終わりです | |
| Q.E.D. | |
| Q.E.D.の無慈悲な一撃が、 ダピコ達に放たれる かに見えたが―― | |
| そんな、バカな……! | |
| Q.E.D. | |
| Q.E.D.の視線の先には 出血箇所を押さえ、苦痛に 顔をゆがませつつも | |
| 何とか立ち上がる エレナの姿があった | |
| はぁ…はぁ… この程度では……私の光を 消すことはできません……! | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 私は、光の守護者…… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| いかなる……者からも 仲間を……守り、通す者です! | |
| 光の守護者 エレナ | |
| なぜ、まだ立てるのです!? | |
| Q.E.D. | |
| クリーチャーですらない 脆弱な体では痛みに 耐えることすら困難な攻撃 | |
| Q.E.D. | |
| それを完璧なタイミングで 叩き込んだのですよ!? 防御すらできてないのに! | |
| Q.E.D. | |
| (おかしい、あの娘は……! いや、他の者達も異常です!) | |
| Q.E.D. | |
| (何故ここまで追い詰めても 誰一人として 裏切ろうとしない?) | |
| Q.E.D. | |
| (何故逃げ出さない!? 何故限界を超えて 立ち上がってくる!?) | |
| Q.E.D. | |
| (異なる文明同士で、 何故これほど支え合える!?) | |
| Q.E.D. | |
| (いや、文明はおろか 種族の垣根、世界の垣根すら 超えて……!) | |
| Q.E.D. | |
| (私も一度は実践した、 勝利の方程式だと信じて その方程式は失敗だったはず) | |
| Q.E.D. | |
| (間違った方程式だったのに 何故、彼らは……) | |
| Q.E.D. | |
| 闘いは唐突に終わりを告げた 攻撃を止め、どこかやるせない 表情をしたQ.E.D.によって | |
| まだ…… 私達は、やれますよ…… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 息も絶え絶えで 何を言ってるのですか 立っているのもやっとでしょう | |
| Q.E.D. | |
| ……もう、いい これ以上は……無駄です | |
| Q.E.D. | |
| ……はぁ……はぁ…… ……ということは…… 試練は…… | |
| グレンモルト | |
| ……試練はまだ終わっていない | |
| Q.E.D. | |
| 別世界の光文明の眷属 あなたに質問しましょう | |
| Q.E.D. | |
| ……何故、 諦めなかったのですか? | |
| Q.E.D. | |
| 私の強大な力を直に感じていた このまま闘い続けても 勝てる見込みはなかったはず | |
| Q.E.D. | |
| 今も意識を保っているのが やっとでしょう | |
| Q.E.D. | |
| 何故、逃げずに 立ち向かえたのですか? | |
| Q.E.D. | |
| ……それは、 皆さんがいたからです | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 私の世界の仲間達に この世界の仲間達…… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| Q.E.D.さん……貴方や 水文明の方々 この世界に生きる者達 | |
| 光の守護者 エレナ | |
| 私達が倒れれば その者達の光が…… | |
| 光の守護者 エレナ | |
| この世界の光が 消えてしまうからです | |
| 光の守護者 エレナ | |
| ……それが あなたの答えなのですね | |
| Q.E.D. | |
| (どこまでも利他的な光 とても危うい輝きです) | |
| Q.E.D. | |
| Q.E.D. | |
| メタルアベンジャー | |
| ……あの時、 我々は失敗してしまった それは紛れもない事実だ | |
| メタルアベンジャー | |
| だが、彼女達はこうして お前の方程式の正しさを 証明してくれている | |
| メタルアベンジャー | |
| 彼女達は、この世界に…… 君の方程式に必要だった 変数なのだろう | |
| メタルアベンジャー | |
| ………… | |
| Q.E.D. | |
| そうかも、しれませんね | |
| Q.E.D. | |
| 認めましょう、貴方達を | |
| Q.E.D. | |
| ……という、ことは? | |
| グレンモルト | |
| 貴方達は見事試練を乗り越え 私に力を示した | |
| Q.E.D. | |
| 今後、水文明は あなた達に全面的に 協力してあげましょう | |
| Q.E.D. | |
| おー!!! | |
| ダピコ | |
| はああぁぁぁ…… 永遠に続くかと思った…… | |
| アイラ | |
| 水文明が、認めた……? 信じられない、まさか本当に…… | |
| グレンモルト | |
| 気が抜けたのか、崩れ落ち そうになるエレナを支える 【プレイヤー】 | |
| 身体から血を流し 肌の色も変わるほどの 疲弊が見て取れる | |
| しかし声こそ出さないが エレナの顔には笑みが 浮かんでいた | |
| たったこれだけの人数で 我らの前に立ったこと | |
| Q.E.D. | |
| 文明と世界の垣根を超えて 手を取り合い、まだ見ぬ 未来を見せてくれたこと | |
| Q.E.D. | |
| 脆弱な人間でありながら ここまで闘い抜いたことに 敬意を表します | |
| Q.E.D. | |
| 別世界の存在でありながら この世界を憂う者に報いるため 我らも存分に応えましょう | |
| Q.E.D. | |
| ハハ……とても 頼もしい味方ができたもんだ! | |
| グレンモルト | |
| あの巨大なクリーチャーの 打倒も不可能とは 思えなくなってきたな……! | |
| ダピコ | |
| えぇ、そうでしょうとも 何と言ってもこの私 | |
| Q.E.D. | |
| 水文明の技術の粋を集めて 生まれた完璧な私が 味方に付くのです | |
| Q.E.D. | |
| 大船に乗ったつもりで 貴方達はまずは休みなさい 傷を癒し、闘う準備をするのです | |
| Q.E.D. | |
| 他文明との協力を得るのは 今以上に難航することでしょう | |
| Q.E.D. | |
| ……協力を取り付ける前に その命を落とす可能性だってある | |
| Q.E.D. | |
| 他の文明は私のような 存在ばかりではないのですから | |
| Q.E.D. | |
| あの戦闘からしばらくして Q.E.D.はエレナ達の姿を 思い出していた | |
| 彼ら……外の世界の者達を 考慮に入れた場合、勝機はあるか 演算をする | |
| 彼らは本当に 闘い抜けると思いますか? | |
| Q.E.D. | |
| 分からん いざとなれば逃げだす可能性も 否定はできないだろう | |
| メタルアベンジャー | |
| だが今までとは 違う奴らなのは確かだ | |
| メタルアベンジャー | |
| お前の計算ではどう見える? | |
| メタルアベンジャー | |
| まだ、足りません | |
| Q.E.D. | |
| 必要な変数ではあるのでしょう しかし彼らだけでは足りない | |
| Q.E.D. | |
| ですがもう時間がありません 次こそは…… | |
| Q.E.D. | |
| 次こそは、必ず 成功させてみせます | |
| Q.E.D. |
敗北時
| きゃっ……! | |
| 光の守護者 エレナ | |
| エレナ! 大丈夫か! | |
| ダピコ | |
| 何とか……皆さんが 援護してくれているおかげで 大丈夫です……! | |
| 光の守護者 エレナ | |
| エレナ達がオレ達を 守ってくれているんだから 当然だ! | |
| グレンモルト | |
| だよね! | |
| アイラ | |
| ………… | |
| Q.E.D. | |
| 戦闘になった途端 無言で攻撃し続けている ……しかもかなり精確に | |
| ダピコ | |
| 気を引き締めて 闘い続けるしかないな……! | |
| ダピコ |
