彼が心の奥底から信じたいと思っていたこと

どれほど多くの悪が存在しようとも

この世界は神が創りたもうたものであるゆえに美しい

ということと一致しない。

そこで彼は急いで反論を書いた。

その反論に成功しなかったことは

当の彼自身が一番よくわかっていたはずである。

最終更新:2021年06月24日 20:14