『赤と黒』の場合、僕がジュリアン・ソレルによって感動されるのは、それはスタンダール自身の意向によるものだ。
しかし『白痴』の場合は、それと異って、僕を感動させるものは、ドストエフスキー自身の意向であるか誰の意向であるかはっきり分らない。
『詩人も計算する』
最終更新:2021年04月05日 10:00