「人間はどんなことにでも慣れられる存在である」と定義したドストエフスキーが、いかに正しかったかを思わずにはいられない

究極の決して失われることのない人間の内なる自由を、収容所におけるふるまいや苦しみや死によって証明したあの殉教者のような人々を知った者は、ドストエフスキーの言葉「私が恐れるのは唯一つ、私にとって私の苦悩に値しない人間になることだ」を繰り返し噛み締めることだろう。
『夜と霧』

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死の家の記録
最終更新:2021年06月24日 20:26