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【デスタムーア】 - (2013/11/14 (木) 17:17:15) の編集履歴(バックアップ)


説明

Ⅵのラスボス。
地味に箱に描かれているが、【ミルドラース】と並んで影が薄いとよく言われる。
…というのも、部下のムドーや裏ボスのダークドレアムの存在感が大きすぎるのもあるが…

功績としては、主要施設を滅ぼし、夢の世界を具現化、そしてそれらの施設を封印。
つまり二つの世界があるのはコイツの仕業であり、Ⅵのストーリーの根源にあるのもコイツである。
他にも【ブボール】を殺したり、狭間の世界を創り、【牢獄の町】の住人を石化させるなど他の魔王と比べても遜色ない活躍。
だがやはり部下の四魔王+アクバーのインパクトが強いのだろうか、どうも存在感が薄い。
終盤まで名前が出てこなかったり、本人があまり表に出てこないのも原因かもしれない。
DQⅨの説明では敵の強さに合わせて形態を変えているため、まことの姿は誰も見たことが無いとある。
まさかⅥで見られる3つの形態の他にもまだ姿があるということなのか…。

主な部下である四魔王の【ムドー】【ジャミラス】【グラコス】【デュラン】にとっては、デスタムーアに対してはさまざまな術に阻まれてまともに戦うことすらできない相手らしい。
ちょうど、オープニングで主人公がムドーの幻術にやられて精神が2分割させられたような感じだろうか。
どちらも、まともに戦って勝てないならまだしも、まともに戦える土俵にすら立てないというケースである。

ナンバリング作品

DQⅥ

第一形態

左右に二つの玉を浮かべたジジイ。
その玉ではげしく燃えさかる炎いてつく冷気念じボールなどのオリジナル技を繰り出してくるためインパクトが強い。
これらの技は無属性規定ダメージ攻撃であるため、いくら防御に自信があっても大ダメージを受けてしまう。
他にもイオナズンやマホカンタを唱えたり、猛毒を盛ったり、瞑想や凍てつく波動を使ってきたりと小技も豊富。
見た目に反して攻撃力も高いため、不気味な笑いを浮かべて飛びかかる強化攻撃も中々痛い。
回復を怠らなければ勝てない相手ではないのだが、第一形態にしては軽視しては危険な存在である。
DS版では、激しく燃え盛る炎と凍てつく冷気を【はぐりん】または【はぐれメタル(職業)】をマスターしているキャラが無効化できるようになった。
マホカンタを使う上にこの先も長いので、MPは攻撃よりも回復に使った方がいいだろう。

A:はげしく燃え盛る炎orいてつく冷気→通常攻撃or強化攻撃→マホカンタor移行
B:凍てつく波動or猛毒の霧→イオナズンor念じボール→瞑想or移行

第二形態

第一形態とは打って変わって上半身と下半身がアンバランスなかなりゴツい怪物の姿に。
外見に違わず肉弾戦を得意とし、410というDQ6中で最強の攻撃力を誇る。

通常攻撃、回し蹴り、疾風付きといった打撃重視のラインナップであるが、灼熱の炎や突進での貫通攻撃も行い、疾風付きは100%先制されるためこちらの計算が狂うことも多い。
さらにスカラ、大防御で身を固め、ルカナンで守備力を下げるほか、ある意味反則のバイキルトまで唱える。
バイキルト+回し蹴りにより多くのプレイヤーを苦しめた。

攻める際にはメラ系、バギ系、岩石系に耐性が無いのでバイキルト+正拳突きが非常に効果的。
ただ守備力が上がると攻撃がまるで通らなくなるため、かまいたちやメラゾーマに切り替えるか、いっそのこと魔神斬りに頼るのも手。
また凍て付く波動があればバイキルトとスカラを打ち消せるので有利に戦える。
ない場合、スカラはともかくバイキルトにより非常に苦しい戦いを強いられる。
この形態のみ凍てつく波動を使わないため、フバーハに加えてスクルトを重ね掛けすれば何とかなるだろう。
ただしそれでも守備力を貫通するほど攻撃力は高く、貫通攻撃やルカナンも多用するため安心はできない。

余談だが、バイキルトの無駄打ちを行ったり、大防御しながら攻撃して来たり、2回目の攻撃に疾風付きを選択して意味がなかったり、SFC版の疾風付きのポーズがコマネチに見えたりと、この形態はよくネタにされる。
回し蹴り+灼熱といったどうしようもない行動の場合もあれば、スカラのみや大防御のみといったターンも多く、攻撃のムラが激しいのも特徴。

A:通常攻撃、突進、スカラ、大防御、移行
B:ルカナンorバイキルト→疾風付きor回し蹴り→灼熱or移行

第三形態

A:強制睡眠→おぞましい雄叫び→メラゾーマ→凍てつく波動→凍える吹雪→移行 1回行動
B:メラゾーマ、イオナズン、火柱、マダンテ、邪悪な祈り、移行 1~2回行動

巨大な顔だけの形態で、【みぎて】【ひだりて】と共に襲い掛かってくる。
3体を同時に相手にすることになり、ラスボスが複数体で登場するのはドラクエにおいては異例。
右手と左手は1回行動、本体は1~2回行動なので常時3~4回行動である。
かといって攻撃がヌルいわけでもなく、右手左手は物理攻撃のみだが強化攻撃貫通攻撃を備えており、100以上食らうことはザラ。
本体は通常攻撃を一切行わず、最上級呪文やブレスによる全体攻撃がメイン。
その他凍てつく波動や強制睡眠、さらに【おぞましいおたけび】での無属性規定ダメージ攻撃を兼ね揃えているという隙のなさ。
とにかく攻撃が非常に激しく、相手のペースに持ち込まれると補助どころか回復が追いつかなくなり、あっという間に全滅必至。
特に後衛キャラは1ターンで即死することもよくあるので、使いどころはよく考えたい。

耐性も非常に優れており、ギラ・イオ・ヒャド・バギ・吹雪属性に強耐性、メラ系・デイン属性にも弱耐性を持つ。
さらに岩石系に完全耐性を持っているため正拳突きも当たらず、当然ながら補助系は全く効かない。
守備力は340と非常に高く、【ランドアーマー】をも上回る。
マダンテが対デスタムーア戦用の究極魔法という設定ゆえか、炎系のみには耐性を持っていないのだが、
左手が追い風を使用するため灼熱は使いにくく、火柱は安定性に難があるため、この属性では攻めにくい。
そんな中で強いて弱点を挙げるなら、この形態のみ【ゾンビ系】に属している点が挙げられる。何故ゾンビなのかは不明だが。
バイキルト+ゾンビぎりなら、地味ながらも確実に大ダメージを叩きだすことができるため、
両手を倒し終わったあとで本体を叩く際にはこれをメインに攻めるのもあり。いっそ武器をゾンビキラーに持ち替えてもよい。
ただ、上記の通りバギ系には強耐性を持っているので、グランドクロスはあまり効果的ではない。

極めつけに、本体を先に倒すと左手にザオリクをかけられて完全復活。ここで絶望したプレイヤー多数。
さらには自分が恐れて封印したはずの【マダンテ】まで使ってきたりと、歴代魔王の中でもトップクラスの強さ。
この形態になるとBGMが【魔王との対決】に変わるのも相手の強さを大きく印象付けている。

ドラクエのラスボスの中でのトップクラスに攻撃の激しさ、初見殺しのザオリク、完璧な耐性などが相まって、ドラクエ史上最強のラスボスと呼ばれることも多い。

ともかくザオラル・ザオリクを使用する両手を先に始末しなければ埒があかないため、どうしても本体の相手は後回しにせざるを得ない。
SFC版では左手→右手→本体の順に倒せば良かったのだが、DS版では右手が左手に対してもザオラルを使うため、下手するといつまでも戦闘が終わらず、押し切られてしまうことも。
両手に安定してダメージを与えつつ本体のHPも削ぐことのできるジゴスパークがかなり有効なので、主人公などのMPは温存しておきたいところ。
岩石落としも本体を無視して両手にダメージを与えられるため使える。
ある程度両手のHPを削ったら、バーバラのマダンテで両手にとどめを刺しながら本体にもダメージを与えるといい。
HPが1000を切るとマダンテを使ってくるため、HPは250以上を常に保っておきたい。
両腕を倒し、本体だけになれば勝利は目前である。

評価を一変させる出来事

まぁメインストーリー上ではなかなかの強敵だったのだが、裏ダンをクリアすると評価は一変。
詳しくは【デスタムーアVSダークドレアム】を参照。

また、SFC版ではMPを834以上まで上げてマダンテを放てば、第三形態を両手もろとも瞬殺することもできる。
台詞や振る舞いの小物っぽさもあり、キャラとしてはラプソーンと並ぶへタレとされている。
歴代魔王の中でも戦闘力はトップクラスに高いはずなのに、気の毒である。

なお、DS版では各形態への変化過程が変更になり、第三形態への変化は漫画版準拠となった。
SFC版
『本体を倒しても何故か消えるのことのなかった両脇の玉が合体。真の姿になる(第二形態)』→
→『両腕を振り上げながらサブリミナルで最終形態の姿が見え、やがて身体が消滅。残った顔と両手が巨大化する』
DS版
『玉から飛び出した肉片が集まり真の姿を形成、体内に玉が入り込む(第二形態)』→
→『両腕で地面を叩き砕いた後、肉体が崩れながら玉と共にどこかへと消えてゆく→突然次元が割れ、最終形態が出現』
と、リメイクに伴いなかなかかっこいい演出になった。

DQⅨ

ドラクエの歴代魔王と戦える宝の地図があり、彼とも戦う事が可能。
最初から第三形態であり、ちゃんと右手左手で分かれている。
なお原作であるⅥとは戦闘行動が少し異なる。【デスタムーアの地図】を参照。

モンスターズシリーズ

DQM1

ゾーマ×ミルドラース(第一・第二どちらでも可)で第一形態が誕生する。
旅の扉の主としても登場し、ドラゴン系しか出てこない異世界の奥で待ち構えている。
旅の扉の主としては最強で、最も高いHP9000にビッグバン、ジゴスパーク、召喚といった特技を用いる。
また、原作と同じく、どうやらテリーを自分から潰しに行こうと思っていたらしいが、話しかけないといつまでも自前のボールで楽しそうに遊んでいる。魔王の威厳が損なわれる瞬間である。

第二形態はデスタムーア(第一形態)×【さそりアーマー】で誕生。
覚える技はひのいき、たいあたり、やみのはどう。
やみのはどう以外は原作に忠実である。
最終形態はデスタムーア(第二形態)×ムドーで誕生。
覚える技はいてつくはどう、せいしんとういつ、ビッグバン。
最終形態に【わたぼう】を配合することで、モンスターズ1最強の魔物(超えられない壁)であるダークドレアムが誕生する。

DQM2

それぞれの形態に配合方法が追加されたが、大体が系統最強ランクの魔物なので体感的な難易度はそこまで変わらない。

第一形態はどちらかをキングアズライルで代用可能に。
第二形態はデスタムーア(第一形態)×タイタニスでも生まれる。
最終形態はデスタムーア(第二形態)×ポセイドンorダークマターでも生まれる。
ポセイドンを作るにはムドーが必要になるため、こだわりがない限りはそのままムドーを使った方がいい。

DQMJ

最終形態だけが登場。ミルドラース×エスタークの配合で生み出せる。
プチソーンに次いで能力合計が全モンスター中2位という実力者。
しかも特性によりHPとMPがターンの最後に10%ずつ回復する便利な特性の持ち主。
MPが999まで成長するので、マダンテでも使わない限りは絶対にMPは尽きない。
むしろ、高水準のすばやさ・MPと自動MP回復ゆえに最高のマダンテ使いともいえる。

HPが上がるスキルを装備し、HPの回復量も増やすと一気にタフになる。
攻撃力がイマイチ伸びを欠くが、素早さと賢さは999まで上がるので呪文で攻撃させよう。
悪魔系なので弱点を突かれづらい上にザキと炎、吹雪ブレスを無効化できるのでマダンテも効かない。
間違いなく最強種族の1つになれる実力者。所持スキルは【デスタムーア(スキル)】

DQMJ2、2P

配合方法は前作と同じ。
メガボディになり能力値が攻撃と守備以外1000を超えたのだが、
1回しか攻撃できず他の特性は自動MP回復、れんぞく。微妙である。
今作では魔王オルゴ・デミーラの配合元になるので作る価値はある。
プロフェッショナル版では能力の最大値は下がったが最大3回攻撃ができるようになり、
特性もいきなり冥界の霧、いてつくはどうが加わりかなり強化された。
配合方法はデスピサロ×シールドオーガorタイムマスターに変わった。

テリワン3D

それまで出現しなかった第一、第二形態も出現する。
所持スキルは全形態共通で【デスタムーア(スキル)】

第一形態

アクバー×サンダーバードでできる。アクバーはさばきの扉で仲間になるのでクリア前に作った人も多いだろう。
特性はスタンダードボディ、れんぞく(3回)、+25でいきなりバイキルト、+50でいてつくはどう。
能力値は攻撃力が高めだが、MPは究極化しても306しかない。見た目に反して意外と武闘派である。

第二形態

魔王デスタムーアと名乗り、3枠の巨体で登場。
全体的に能力が高く、すばやさに至っては3枠の中では神鳥レティスと並び2位である。
特性はギガボディ、れんぞく(3回)、タメトラ攻撃、AI2回攻撃、封じブレイク、+25でいてつくはどう、+50でくじけぬ心。
あの見た目のわりに攻撃力よりかしこさのほうが高い。全体的に高性能だが、MPはいまだに低く468しかない。
配合はデスタムーア×シールドオーガorタイムマスターor死神の騎士。

第三形態

大魔王デスタムーアと名乗っている。
長らく右手、左手とセットで出てきたが、ついに【大魔王の右手】【大魔王の左手】に分けられた為、顔だけ。
ある意味、ようやく本来の形で登場したと言える。
第一、第二形態での弱点であったMPは究極化すると960にも増える上、なぜか最大値以上の1118も取得することになっている。
特性はメガボディ、AI1~3回、れんぞく(2回)、いきなり赤い霧。+25でいてつくはどう、+50で吹雪ブレスブレイクが付く。
右手、左手はスタンダードなので、きちんと手と一緒に出せる。パーティ枠増加に感謝。
配合方法はデスピサロ×魔王デスタムーア。

ちなみにこいつらは当然別モンスター扱いなので、他のモンスターと組み合わせることもできる。

DQMBⅡ

第5章から【ムドー】を倒すと登場。肩書きは「幻魔王」。
最終形態ではなく、第二形態の姿で戦う(最終形態はとどめの一撃で一瞬だけ登場) 。
ステータスはHP:5800(2人プレイ:7200)、ちから:821、かしこさ:108、みのまもり:99、すばやさ:33。
とても攻撃力が高く、そのうえ「幻魔拳」は混乱、「ヘルホーン」はマヒとダメージ+状態異常の技を2つ持つため、屈指の強敵。
さらに、「バイキルト」による攻撃力の増加も図ってくる。
守備の高さだけでなく、状態異常耐性も重要となる。雷、爆発属性の技が弱点。

また、デスタムーアを30体以上倒したマシンでは目、身体が赤い真デスタムーアが登場。
HP:6900(2人プレイ:8000)。
特にエビルテイルの強化版である2回攻撃の「ダブルテイル」は危険。その他、ヘルホーンに氷属性の加わった「フリーズホーン」、じごくのたつまきが特技から物理に変わった「れんごくのたつまき」も使用する。【めいそう】で防げる技が減ったので、攻略がさらに難しくなった。
また、弱点は雷、爆発属性から風・灼熱属性に変化している。

なお、とどめの一撃は【イオグランデ】。状態異常にされるとこちらのゆうきが溜まりにくいので、これを見る人はとても多いだろう。

【レジェンドクエストⅥ】をSランク以上でクリアすることで、プレイヤーが使うことも可能。
【レジェンド6体合体】の組み合わせは【シールドこぞう】【サイレス】【きりさきピエロ】【オーシャンクロー】【アンクルホーン】【シールドオーガ】。サイレスはジャミラスを意識しているのだろうが、それ以外がまったくもって謎。
また、レジェンド大魔王カードを使う事で、簡単に召喚出来る。

ちなみに、超えられない壁ことダークドレアムはデスタムーアが弱点とする雷・爆発技を得意としており、デスタムーアが得意とする打撃技に耐性を持つため、戦わせると伝説のイベントさながらの公開処刑と化す。