概要
「Non Player Character」の頭文字から呼ばれる略語。
Ⅳ以降で使われているシステム。
物語を進めていく中で一時的に仲間になるキャラを指し、プレイヤー側は操作できないお助けキャラのようなもの。
一般的に戦闘に参加するキャラのことを指し、ついては来るが戦闘に参加しないキャラはこうは呼ばない。
特徴としては、
- 命令・作戦を受け付けない(プレイヤーが操作できない)
- ステータスや装備は固定されていて変更できない
- 特定のイベントが過ぎれば仲間から外れる
といったことが挙げられる。
DQⅣ
DQⅤ
幼年時代の
【パパス】、
【ベラ】と
【ヘンリー】(リメイク版のみ)、青年時代前半の
【フローラ】(SFC版のみ)が該当。
特にパパスが有名で、2回攻撃で敵を蹴散らし、戦闘後は無限のMPでホイミを唱えて回復してくれる。
古代の遺跡ではレベル上げに利用することも可能。しかしフローラ以外は行動場所が制限されているのが残念。
SFC版では、フローラがNPCでありながらレベル上げ・装備変更は可能。ただしNPC時のレベル上限は10まで。
また、パパスがNPCでありながら作戦の影響を受ける(作戦自体の内容は受け付けないが、
【めいれいさせろ】の時に2回行動することがある)。
リメイク版ではベラがNPCになったことにより、
【ザイル】と
【ゆきのじょおう】戦の難易度が少し上がった。
なお、SFC・PS2版ではベラにも種や木の実を使うことができたが、DS版では使えなくなっている。
考えてみれば時期制限があるのだから当然だろう(NPC以外に時期制限のある仲間は居るが、彼らには種を使える)。
DQⅥ
特徴としてHPやステータスが一切表示されない。
SFC版Ⅵでは召喚された精霊など以外の、連れ回せるようなタイプのNPCは登場しなかったが、
DS版では
【グランマーズの館】から
【夢見の洞窟】を攻略し、
マーズの館に戻るまでの間に
【ミレーユ】がNPCとして仲間に加わるようになった。
もともと、SFC版で「なんで一緒にいるのに戦ってくれない!?」と思っていたプレイヤーも多かっただろうが、
これで展開としては自然になり、攻略も楽になった。
ちなみに、このミレーユは、データ上はのちに仲間になるミレーユとは別にデータが存在しているらしい。
通常戦闘でなぜかやたらとスカラを使いたがる傾向にあり、
ホイミを使ってほしいときにはMPがない、なんてこともあるのが欠点。
また、今作から戦闘中のNPCは本来のパーティとは別の
【グループ】として扱われるため、
効果範囲がグループ対象の攻撃がNPCに向かうとパーティが被害を受けないで済む。
DQⅦ
戦闘中のNPCの扱いについてはⅥと同じだが、連れ回せるNPCが復活。
一応、攻撃力や守備力などは設定されているが、HPやMPは非常に高く設定されているためまず倒されることはない。
回復を考慮しなくていいため、肉壁としても非常に優秀。
また、NPCはパーティの戦闘にいるキャラと同じくらい敵に狙われやすいため、
ボス戦などで強力な攻撃を代わりに受けてくれるとラッキーである。
今作では
【マチルダ】【ハンク】【木こり】【フーラル】【カシム】【ザジ】【フォズ】
【ハディート】【ろうがくし】【サイード】【かいぞくたち】と、全10人+大所帯が登場。
これは歴代トップである。
特にダーマ編では4人ものNPCが次々と入れ代わり仲間になるため、ありがたい。
ただし行動範囲が制限されていることが多く、会話を余り楽しめないのが残念。
DQⅧ
かなり微妙だが
【チャゴス】が該当。
一応戦闘には参加するが、1ターンで逃げるため使い物にならない。
ステータスは表示されないがHPや守備力はかなり高い模様。
なお、こいつがいると
【ふしぎな泉】(及びサザンビーク北の関所と闇の遺跡のある島)に行けなくなる。
DQⅨ
序盤に2人のNPCが戦闘を助けてくれる。
1人目はオープニングに登場する
【イザヤール】。
出かけ先から帰ってきた
【リッカ】と祖父を狙うスライムとズッキーニャを倒すために共に戦う。
ちなみにイザヤールの職業は守護天使Lv20。
また、彼はクリア後のクエストをクリアすることで正式に仲間となる。
2人目は
【ニード】。
先の地震で通れなくなってしまった峠の道を何とかしようとするも、
(リッカや村人たちにいいところを見せたかっただけで具体的には何も考えていないようだが)、
地震以来、魔物の数が増えてしまったため彼がサポートを依頼してくるのだ。
とはいえ、彼の方がLv3で強い。しかし職業表記はなし。やっぱりニートってこと?
彼が加わってからやっとⅨでの本格的な戦闘が始まる。
彼が仲間に居るうちにLvを上げておくと、この後のブルドーガとの戦いで有利になれるのでなるべく長く利用したい。