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+ 五大守護龍

五大守護龍

創生のエル・ガイア
「もう一度光へ」
女神エル・ガイアは、宇宙を創造した五大守護龍の一人です。

彼女は七大天使と戦った創世の戦争で、彼らの堕落が癒されると固く信じていました。
いつか七皇が悔い改め、光の存在として戻ってくることを願って。
他の兄弟を説得し、彼らを封印することに成功しました。
封印の過程で、他の守護龍たちがすべての力を消耗し、死と同様の状態になると、
彼女は滅亡の脅威に備えるため、ガイアの庭園で宇宙を守る分身を作りました。

その分身はハーツヘルシングと五大聖位を創造し、宇宙を監視し始めると、
真のエル・ガイアは長い眠りに落ちました。
分身は宇宙を守るために、ホワイトヘルにその力と知識を分け与えましたが、
宇宙で最も力と知恵のあるウィザードたちは
それすらも闇を相手にするには不十分だと知り、女神を目覚めさせる方法を模索しています。
彼らが積み上げてきた知識と魔力が、少しでも彼女の力を取り戻すことができるかもしれません。

沈黙のフォン・リーパー
「う~ん、教えてあげな~い」
フォン・リーパーは、知恵の黙龍フォン・メタトロンの力が集まって生まれた彼の生まれ変わりです。

彼は目を開けた瞬間から、宇宙のすべての秩序と法則を悟り、
宇宙の生き物たちを好奇心旺盛な目で見守りました。
彼らは決められたルールや法則に従って行動していなかったので
フォン・リーパーは彼らを見ることに楽しさを感じていました。
そうして宇宙で繰り広げられる出来事を眺めていた彼は、龍皇クルンの復活を感じました。
そして第二の七皇が復活すると、彼らが宇宙の危険になる可能性があると考えました。
ただ、彼は守護龍としてはまだまだ未熟なため
自分を覚醒させそうな英雄を呼び出して試すことにしました。
もちろん、彼らが意地悪なフォン・リーパーの試練を乗り越えられるかどうかは、もう少し様子を見る必要があるでしょう。

安息のバーニャ
「安息は!すべてを終わらせるっていう意味よ!」
七皇を封印するためにすべての力を使い果たした守護龍エンデ・ハデスは、バーニャとして生まれ変わりました。
デスクラウンがエンデ・ハデスの王冠を通して覚醒した瞬間、彼女は生まれました。
そのため、バーニャは力の源を除くすべての部分で、以前の守護龍とは別の人物であり、
生まれて間もないため、常に意欲的で、情熱的です。

多くのものを初めて見たバーニャは、しばらくの間、宇宙を探索して時間を過ごしました。
そして間もなく七皇によって美しい宇宙が破壊されるかもしれないということを知りました。
バーニャは宇宙で最も強力な戦士を探すことにしました。
彼女は生まれたばかりで、まだ守護龍の力を引き出しておらず、
力を目覚めさせるには、強力な戦士との戦いが必要だったからです。
バーニャは、自分の招待を受けた戦士たちが戦えるか、早くもワクワクしています。

決定するブラマン
「あれれ?きれいなフロストクリスタルが咲いたね?」
決定する龍、ブラマンは宇宙を創造した五大守護龍の一人で、
この宇宙の法則を決定した存在です。
だからこそ、彼女の選択は常に正しく、必ず執行されます。

七皇を封印するために命を使い果たした彼女は、氷の小惑星で生まれ変わりました。
すべてが凍りつき、一点のずれもない真っ白な世界。
彼女は自分の玉座を作り、そこに座り、自分が定めた摂理通りに回る宇宙を眺めていました。
長い年月が経ち、ブラマンが定めた法則が崩れていくのを感じたとき、
その混沌の中心には、七皇と奈落の存在がいました。

ブラマンは決して溶けないように結晶化された武器であるクリスタルディファインを作り出し、
玉座から身を起こしました。
彼女はすでに混沌の破滅を決定しているので、そのことも必ず起こるでしょう。
ブラマンは、新しい秩序を実現するために協力者を探しています。
選ばれた英雄たちは、方向感覚を欠いたブラマンを混沌の中心に見事に導くことが既に決定されています。

忘れられたダッキ
「大地はいつでも代価を求めるわ。恩恵でも恨みでもね」
ダッキは他の五大守護龍と等しい存在ですが、別の宇宙を創造した異界の守護龍です。
彼女は彼等の世界で貝牌と呼ばれる、空間を封印して解放する宝物である境界の鍵を使って
この宇宙に姿を現しました。

彼女が到着したのは、七皇が封印され、五大守護龍が姿を消した直後でした。
龍皇クルンの封印から流れ出る強力な力に導かれ、その封印の前に姿を現しました。
その封印の中でクルンは巧みな嘘でダッキをそそのかしました。

輝き輝いていた天使たちを、龍が嫉妬して閉じ込めたという嘘に騙され、
ダッキはクルンの封印を解きましたが、封印から抜け出した龍皇クルンはダッキを裏切り、
代わりに彼女を封印の中に閉じ込めてしまいました。

ダッキは長い間、自分を閉じ込めたクルンに強烈な憎しみを抱いており
空間を支配する境界の鍵を使って封印を解こうとしています。
いつか裏切り者をバラバラにすることを想像しながらね。

時間の支配者エル・アスター
「時間が流れ、君の唇は私に」
エル・アスターは時間を支配する守護龍です。
彼は太初に存在した闇が光を飲み込んだために起きた大爆発
「光と闇の創造」で生まれた五大守護龍と七人の天使のうちの1人であり、
彼は闇が持つ力の中で最も強力な力である時間を受け継ぎました。
エル・アスターが存在することで、宇宙の時間が流れ、
彼は分岐点ごとに変化する未来を感じ、自分が望む未来を実現するために常に選択を繰り返します。
だからこそ、彼は自分を全能だと信じており、自分に相応しい相手と信じるエル・ガイアと二人だけで宇宙を支配しようとしています。

太初の光が堕落してしまった「光の墜落」さえも、彼が望む未来のために起こらなければならないことであり、彼は七皇の堕落を傍観しました。

今、彼が望む未来への最後の分岐点は、七皇が復活する瞬間です。
その時を待ちながら、エル・アスターは愛するエル・ガイアのために詩を書きながら時を待っています。
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+ 七皇

七皇

絶望のロックスター マルドゥーク
「ス、ステージに上がれば何も怖くないわ!」
絶望の七皇マルドゥークは、以前は希望の天使でした。
彼女の前に立ちはだかる敵は絶望に打ちのめされ、戦う気さえ失ってしまいます。

彼女は混沌の七皇サタンが見せた運命であるボイドの誕生を見て堕落し、暴走してしまいました。
数多くの星が破壊され、宇宙に絶望が広がり、彼女の友人であったフォン・リーパーは、
他の守護龍と共に彼女を落ち着かせ、奈落の底に彼女を封印しました。

理性を取り戻し、封印されたマルドゥークにフォン・リーパーは少しの自由をプレゼントしました。
それは、マルドゥークが封印された玉座で公演できるというものでした。
彼女は自分が感じた絶望を、地獄の悪魔であるインフェルスの演奏する伴奏に合わせてヘビィメタルで歌いました。
本当の絶望を歌うロックスターは、すぐに宇宙規模で有名になり
彼女の姿を見るために、ファンは奈落まで向かうこともありました。
毎回同じ場所で公演していたマルドゥークは、今、ライブツアーとサイン会を行うために
自分の封印を解こうとしています。
しかし、彼女自身も知らない奥底にある絶望は、今でも暴走する準備をしています。

破滅の皇帝クルン
「ぐはははっ!破壊は愉快だ!破壊するぞ!すべてを!!」
龍皇戦争を起こした主犯であり、龍皇として知られるクルンは、無数の世界の破壊者であり
奈落の七つの創造者である七皇の中で最も危険な者です。
七皇が堕落した「光の墜落」以来、彼は無数の世界を破壊しました。

彼の友人、エル・ガイアは彼に破壊を止めるように頼みましたが、彼はエル・ガイアの言うことを聞きませんでした。
五大守護龍は、七皇との戦争である「墜落の戦争」の末、クルンを封印することに成功しましたが、
彼は別の宇宙から来た守護龍であるダッキを騙して、代わりに彼女を封印して自由を手に入れました。

自由を得たクルンは全宇宙を相手に戦争を起こし、
その「龍皇戦争」は彼の勝利で終わるように見えましたが、後に四大英雄と呼ばれる、
オーディン、ハイドン、バーソロミュー、インプが組織した対抗勢力からの大きな抵抗を受けながら
最後の戦場であるブラッディムーンで、抵抗軍の生き残り、インプ、オーディン、バーソロミューが
クルンの魂はオーディンの肉体に、肉体はハイドンの99重監獄の無間獄に、かろうじてを封印しました。
しかし、彼らの封印は安全でも完璧でもありません。
龍皇戦争はまだ終わっていません。

混沌の救世主サタン
「気になりますか?ですが、まだ内緒です」
サタンは太初の天使であるドミニオンの一人で、運命の支配者です。
彼はすべての運命を見通すことができるので、その運命がすべてボイドに繋がっていることを知りました。

どんなに偉大な運命も、最終的には同じ結末を迎えることを悟ったサタンは
その終着点である虚無が持つ美しさと完璧さに魅了され、堕落してしまいました。
彼にとって虚無とは、完成された結末と同じ意味です。
サタンは最も輝き、高潔な天使であるアトゥムを訪れ、彼女に運命を示しました。
彼が出した運命のカードを見たアトゥムの輝かしい光は、闇に染まってしまい
いつも希望と安らぎを与えていたアトゥムの「テフェトの灯」は、絶望と悪意をまき散らし始めました。
歓喜の光が堕落したのです。
その後、同じ運命を見た太初の天使クルン、ズルワン、アシュラ、マルドゥーク、アザトースもすべて堕落してしまいました。
七皇と呼ばれる七人の堕天使が生まれたのです。
牢獄のような宇宙を解放し、すべての運命を虚無に導く存在。
七皇になったサタンは混沌の救世主です。

深淵の灯火アトゥム
「あなたが闇を見つめるとき、闇もあなたを見つめてるわ」
アトゥムは光輝の天使、宇宙を照らす光として崇拝されています。
同じドミニオンたちの間では、「最初の夜明けの星ルシフェル」と呼ばれる存在です。

彼女が持っているテフェットの灯火は全宇宙を照らし、すべての人に安らぎを与えました。
しかし、サタンが彼女に虚空が生まれる宇宙の運命を見せると、
アトゥムはもう輝かなくなりました。代わりに光を吸い込み、漆黒の闇に変えてしまいました。
これがドミニオンが堕落して七皇となった「光の墜落」です。

龍皇戦争の余波で七皇の封印が弱くなると、彼女の魂は奈落の底の一番奥の玉座である
深淵の玉座から解放され、龍皇戦争の英雄であるインプに宿りました。
アトゥムの力を手に入れたインプは、他の英雄と共にクルンから勝利を勝ち取ったものの
すでに彼の心は闇に染まってしまいました。
完全にインプの肉体を手に入れ、深淵の玉座に眠っている自分の肉体を目覚めさせるために
アトゥムはインプをエネアドの聖域の奥深くに眠らせました。
今、覚醒する大英雄は、闇の忠実な分身となり
美しく暗いアトゥムの肉体まで目覚めたとき、宇宙は深い奈落の底に沈んでしまうでしょう。

苦痛の踊りアシュラ
「ふふっ!私の優雅な踊りを見てください!」
苦痛の七皇であるアシュラは、苦痛の踊りによって敵に果てしない苦痛を与えます。
墜落の戦争で封印されたアシュラは、悲痛の玉座で今でも踊り続け、
その美しい動きに魅せられて近づいた人々は、彼が感じた痛みに溺れて死に至ります。

歓喜の天使であった時代、彼の踊りは皆に幸せと希望を与えました。
太古の昔、アシュラは宇宙で最も美しく高貴なドミニオンであったアトゥムを見て憧れを抱き
男性でありながら、エレガントで気品のある服装と身のこなしに努めました。
その結果、アトゥムに匹敵する美貌と踊りを身につけることができるようになったのです。
しかし、今や彼はダンスを踊っても幸せを感じることができなくなりました。
その代わり、貴重で高価な服を買って着るときだけ苦痛から解放されるようになりました。

しかし、奈落での買い物には限界があります。
仲の良いマルドゥークと一緒にアシュラは封印から抜け出すことにしました。
マルドゥークのライブツアーで踊り、お金を稼いだら
アシュラは宇宙一のショッピングモールと言われるエネアド百貨店で、好きなだけブランド品を買う予定です。
彼は今日も悪魔が玉座に持ってきてくれる商品カタログを読みながら、夢を膨らませています。

裏の狂気ズルワン
「ねぇ、私ってかわいいよね?言わなくてもわかってるわ!へへっ」
七皇の一人であるズルワンは、太古の天使ドミニオンの中で最も美しい外見を持つ契約の天使でした。
光の墜落と共に堕落した彼女は、自分が見た滅亡の記憶とともに力まで封印してしまい、
幼い少女の姿まで若返りました。

恐怖の記憶をすべて忘れた彼女は、陽気な性格を手に入れましたが、
その内面には、まだ暗く狂気に満ちた彼女が眠っています。
五大守護龍が七皇と戦った墜落戦争の最中、
彼女の内側に隠れていた暗い狂気が飛び出して、奈落の底で最も巨大な峡谷である
狂気の傷という地形が生まれたという伝説も、彼女の狂気を説明できる伝説の一つです。

その力は今もそこに残り、その峡谷は奈落の底でも最も危険な場所として知られていますが、
封印されたズルワンは、自分が暴走したことも忘れていました。
そのため、彼女はこんなにきれいでかわいい自分がなぜ封印されなければならないのか理解できず
どうにかして自由になる方法を探しています。
彼女が解放されれば、その中に宿る狂気の姿もいつか解放されるでしょう。

怨霊のハンター アザトース
「クルン、どこにいるの?あなたの心臓を撃ち抜くわ!」
アザトースとクルンは、ドミニオン時代に最も仲の良かった親友でした。
ドミニオンの中で最後に生まれた彼女に、クルンは優しく、宇宙の多くの神秘を教えました。
アザトースはクルンを兄のように、あるいは恋人のように思い、いつもクルンと一緒に過ごしてきました。

しかし、この二人の関係は、光の墜落とともに終焉を迎えることになります。
堕落した直後にクルンは破壊行為に毒され、無差別な破壊を繰り返し、
その対象にはアザトースも含まれていたからです。
自分を見分けられない彼に反撃を仕掛けることができなかった彼女は、
無力なまま五大守護龍によって悲しみの玉座に封印されてしまいました。

それでも、アザトースはクルンへの愛情を捨てませんでした。
心の片隅でクルンが自分を捨てたかもしれないという疑念を必死に無視しながら、
彼女は、いつかクルンが戻ってきて自分に謝ってくれるなら、喜んでその謝罪を受け入れて
彼と一緒に五大守護龍と、堕落を引き起こしたサタンに復讐することを誓いました。
しかし、エル・ガイアへの復讐心に駆られたクルンは、
彼女を忘れて七皇となり、宇宙へ旅立ち、龍皇戦争を起こしました。

彼女の信頼は報われませんでいた。

裏切られたアザトースは、すべての存在に対する憎しみを募らせました。
自分を捨てたクルン、堕落を招いたサタン、玉座に閉じ込めた五大守護龍すべてに。

アザトースの周りを旋回し、敵を粉砕するKKM(Krun Kill Machine)は、
これ以上裏切られたくないアザトースが作った超小型万能光学併記で、
その名の通り、クルンの心臓を突き刺すことを最優先の目的に設定されています。

決して裏切らない仲間を生み出したアザトースは、
封印から抜け出した後、徹底的に一人で獲物を追いかけ始めました。
その過程で出会う英雄は、彼女にとって利用価値のある道具に過ぎません。
アザトースは、もはやクルンと一緒に宇宙の謎を冒険していた純粋無垢な少女ではありません。
周囲のすべてを復讐の道具とみなす冷酷なハンターに過ぎません。
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+ ブラックハンズ

ブラックハンズ

悪騎士ベレド
「弱肉強食!クルン陛下の仰せのままに」
ベレドは奈落のかつての支配者であったオーバーロードの勢力をまとめ、奈落を統一しようとする魔族の英雄です。

アトゥムの分身である七罪源が地獄を支配する前、
オーバーロードたちは、魔の血戦という儀式を通じて、手段や方法を選ばない、
相手を殺して勢力を奪う弱肉強食の伝統がありました。
この伝統は、堕落して果てしない破壊を行ったクルンを称える魔族の儀式でした。

魔の血戦が宣言された瞬間、両勢力はお互いを殺すためだけに行動することになります。
この激しい儀式は、オーバーロードだけでなく、魔族全体にとって
七皇クルンの堕落を再現するという側面もありました。

しかし、このような伝統は七罪源の登場とともに衰退の道を歩むことになります。
彼らは魔の血戦そのものを無視し、オーバーロードを奇襲したり、騙して殺す方法で奈落を征服しました。
七罪源が支配する奈落の底で、オーバーロードと魔族の血戦は旧時代の遺物として扱われ、そして
次第にオーバーロードの勢力は奈落の底辺に追いやられました。

オーバーロードのうち、七罪源グリードの罠にはまり殺された白馬将軍フィツカロルドには、
ベレドという才能ある息子がいました。
彼は天才的な剣術と、父から受け継いだ白い武具ウィガルの鎧を身にまとい、
まだ互いに争い合う60人のオーバーロードを相手に魔の血戦を繰り広げ、彼らを屈服させました。
その中でも七罪源に匹敵する十人のオーバーロードである十傑との対決では、
彼らを一挙に斬り倒すという偉業を成し遂げ、その偉業は七皇の耳にも届くものでした。

そして全てのオーバーロードを結集させたベレドは、その中で最も強い者たちを集め、
弱肉強食の伝統であるクルンの秩序を再び確立する龍皇の親衛隊ブラックハンズを結成しました。

ベレドは七罪源を皆殺しにし、奈落の底に古い秩序を取り戻し、
七皇クルンとともに弱肉強食の絶対的な法則を全宇宙に確立するために
奈落から抜け出し、宇宙で封印されたと言われるクルンを追い求めてこの宇宙に出る方法を模索しています。

地獄の悪夢ビューネ
「熱い…この私をもっと熱くしてくれるかしら?」
犠牲者の母親と呼ばれるビューネは、奈落に存在するすべての夢魔の母であり、
奈落の誕生を見守った永遠の命の持ち主です。
冥界で最も勇敢な者でも近づきたがらない場所、血霧の森が彼女の領地です。
サタンが作ったとされる偽りの夢の屋敷の主として認められているのは、
彼女が奈落の強力な支配者である十傑からも一目置かれる存在だからです。

すべてのモンマは彼女の子供なので、彼女はモンマたちが傷つくことを極端に嫌います。
しかし、先日、ある力によって、血霧の森の一部が他の惑星と繋がってしまいました。
幼いモンマだったリリスとマハラス姉妹がその星に消えてしまいました。

時が経ち、ビューネにマハラスとリリスが永遠に消滅したという知らせが届きました。
この事実をもたらしたベレドは、復讐を誓いながら彼女がブラックハンズに加わることを求め、
そして極限の怒りに満ちたビュネは、すべてのモンマと共にブラックハンズの主軸となりました。

彼女の目的はただ一つ、自分と同じように美しかった二人の娘、マハラスとリリスを傷つけた
不謹慎な存在をこの世で最も悲惨な方法で滅ぼすことです。
龍皇クルンの秩序である弱肉強食の掟も、ベレドのようなブラックハンズも、
ビューネにとっては復讐のための道具に過ぎません。
長い間、奈落の底に閉じこもっていた犠牲者の母親が、自分の犠牲者を探して世界に出ようとしています。

狂乱のファン メフィスト
「マルドゥーク様かっこよすぎる!でしょ!?」
メフィストは赤血族だけに伝わる黒い触手ファウストの持ち主です。
ファウストは奈落の底で育つ黒い実から生まれた膨大な魔力を持つ魔獣で、
赤血族の中でも最も強力な魔力を持つ者を選ぶ魔獣です。

彼女が生まれた日、ファウストは元々の主人であるメフィストの父であり、
オーバーロード十傑の一人であるパレスを捨て、メフィストを自分の主人として選びました。
彼女が持っていた強大な魔力に惹かれたからです。

生まれた瞬間に地獄の君主の一人であった父親を追い抜いた彼女は、
プライドが高く、わがままな少女に育ちました。
そんな彼女が唯一尊敬するのは、ディスペアバンドのリーダーであり、七皇のマルドゥーク一人だけです。
マルドゥークが封印された絶望の玉座で出会った彼女の歌から
人生で経験したことのない絶望を体感した彼女は、マルドゥークの歌に深くのめり込みました。

ベレドが十傑に勝利し、龍皇の秩序を全宇宙に立て直すと宣言したとき、
メフィストは父の仇であるベレドに加担し、ブラックハンズの一員となりました。

彼女はクルンの弱肉強食には全く興味がありませんが、
ベレドとその信者を利用すれば、マルドゥークを解放するチャンスがあると思ったからです。
毎回マルドゥークのライブを見に行くたびに姿を消してしまうメフィストは、ベレドにとって悩ましい仲間でもありますが、
ファウストを自在に操る彼女の力は必ず必要だと考えています。
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+ 伝説の五大英雄

伝説の五大英雄

イースター提督バーソロミュー
「海賊ルールその1。動じないこと!」
バーソロミューは、龍皇クルンによって滅ぼされたアラスター宇宙帝国の最後の提督、
宇宙最強の海賊であるイースター私掠海賊団を創設した最高の提督です。

強力な艦隊で西部銀河を平定していたアラスター帝国は
龍皇戦争の始まりとともに、最初の龍皇の大召喚によって滅ぼされました。
西部遠征軍を指揮していたバーソロミューは帰還後、すぐに艦隊を率いてアラスターの末裔
と言う意味が込められた「イースター」艦隊を編成し、クルンへの復讐を誓ったのです。

龍皇戦争でバーソロミューとその艦隊は、超巨大なエレボス・マルティニークを沈黙させるなど、大きな戦果をあげました。
五大英雄の一人として、艦隊を率いてアラスター宇宙帝国のかつての中心地であったパラドン宇宙海域に陣取りました。
しかし、龍皇戦争の混乱の中で、そこは無法地帯となり、あらゆる悪意と海賊がはびこる危険な場所となりました。
その海賊たちを統治していたのは、最も危険な男、海賊王シルバー・ロジャーでした。

バーソロミューはパラドン宇宙海域を解放するために新たな戦争を開始しました。
後に、イースターの夜明けと呼ばれるようになった海賊大統一戦争の始まりです。
彼女の神出鬼没な艦隊運用とカリスマ性の前に、海賊たちは次々と従いました。
その中には最後まで抵抗していた海賊王シルバー・ロジャーも含まれていました。

アラスター帝国の残存艦隊であったイースターは、この海賊戦争を最後に、巨大な海賊連合の勢力へと変貌を遂げました。
ハイドンとタイタンはバーソロミューと彼女の艦隊を一つの海賊勢力として認めました。
ついに正式に認められた海賊、イースター私掠海賊団が誕生したのです。

バソロミューは人生の最後の瞬間まですべての抑圧された人々を守り、自由を導く人生を送りました。
宇宙の闇が深まれば深まるほど、生涯、龍皇に対する抵抗と全ての抑圧された者たちの守護者として
生きたバーソロミューを覚えている人は少なくありません。

九つの秘宝の主インプ
「この私の奇跡が欲しいのかな?」
インプは九つの秘宝をエネアドの執行官に分け与え、オーディンと共に龍皇戦争を勝利に導いた伝説の英雄です。
彼は砂漠惑星インプ最大の勢力であるシャカ族の王子として生まれました。
生命の魔力を持って生まれた少年は、富と力、すべてを手に入れていたので、不満はありませんでした。

世の中の善良さと華やかさに慣れ親しんでいたインプは、隣国であるカピラとの戦争である
「砂嵐戦争」で苦痛と惨状に直面しました。
カピラの暗殺者によって、彼の父である砂漠の王クプが毒殺されたのです。
少年だったインプは暗殺者たちから逃げ、誰も探さない呪われた砂漠の谷、ネフェルに身を隠しました。

シャカ族の若い王子は、そこでとても美しいある声を聞くようになりました。
その声は、世界のすべての苦しみを癒すために生まれたインプの運命を知らせるとささやきました。
そのためには、ネフェルの奥深くにある扉を開けて、
長い間封印されていた破滅の力を解放しなければならないとも言われました。
そこで少年インプは、ネフェルの扉を開くことができる九つの秘宝を探しに流浪の旅を始めました。

砂漠を放浪し、彼は生まれ持った生命の魔力で多くの奇跡を起こしました。
疫病で死にゆく都市アケナトンを蘇らせ、砂嵐の聖者と呼ばれるようになったのは、
他の世界にも広く知られている有名な出来事です。

何十年もかけて九つの秘宝をすべて見つけたインプは、ついにネフェルの門を発見しました。
奇妙な力が揺れ動く扉の前で彼は扉を開け、その中から破壊の力を秘めた存在が飛び出してきました。

その存在は、一瞬でネフェルを廃墟とすると、宇宙の彼方へと消えていきました。
そして再び彼の耳に美しい声が聞こえてきました。
彼の内にある力と運命を実現する時が来たということです。

黄金律の王オーディン
「正義!私こそがオーディンだ!」
タイタン帝国はオーディンが登場する前と後に分けられます。
オーディンが現れる前のタイタンは強力な力を持っていましたが、一つにまとまっていない集団でした。
それぞれの優れた野心と高い自尊心で、タイタンの戦士たちは誰の命令にも耳を傾けませんでした。
しかし、オーディンはその独特のカリスマ性と包容力で、すべてのタイタンの戦士から無限の支持を得ました。
こうして、タイタン帝国の王とも言える地位である独裁官になったのです。

強力な種族であるタイタンがオーディンの下で一つに団結し、
南の銀河のほとんどは、タイタン帝国が築いた秩序の下に統合されました。
後世の歴史家はその出来事を黄金律の王の誕生と呼びました。
オーディンの治世下で銀河は繁栄し、正義の時代が続くように見えました。
クルンが現れて宇宙を脅かすまでは。

龍皇戦争で宇宙が乱れたとき、オーディンは一点の躊躇もなく軍隊を起こしました。
黄金律の王オーディンが率いる黄金の軍隊と、オーディンに従う最も強力な12の軍神は
無限のエレボスの侵略の中、七つの世界を守ることに成功、
今でもオーディンは七つの世界の守護神として崇められています。

今のように闇が湧き出るこの時代、
かつて最強の英雄であったオーディンの力を懐かしむ人が増えています。

最初の軍神アストライア
「すべては未来のために…!」
真実の探求者、純白の預言者、最初の君主など、アストライアを呼ぶ呼び名はたくさんあります。
彼女はオーディンの恋人であり、タイタン帝国が建設され、初めてタイタン戦士を率いる指揮官である軍神の座に就きました。
彼女はオーディンも愛し、彼が築いたタイタン帝国の正義も愛していました。
そこで、永遠にその秩序が崩れない方法を探すことにしました。

そんな中、火と氷でできた世界で、彼女はフォン・リーパーが残したとされる知恵の泉に関する記録を見つけました。
宇宙のすべての知恵を知ることができると言われるその場所を求め、アストライアは旅に出ました。
龍皇戦争でタイタンが危機に陥ったとき、彼女はオーディンの元に戻ってきました。

戻ってきた彼女から、オーディンはしばしば不可解な冷たさを感じましたが、
龍皇クルンという未曾有の災厄の前に、オーディンは恋人への疑念を胸の奥底に葬り去るしかありませんでした。
戦争中、彼女の知恵は以前よりもさらに増していました。

デススター包囲戦、アルファ・ケンタウリ争奪戦など、彼女の戦略はクルンを十分に追い詰めるものでした。
戦争中、彼女はインプが持つアトゥムの力とその内面の闇に気づいた唯一の存在です。
しかし、その力が今はクルンを倒すのに役立つと考え、その事実を誰にも知らせませんでした。

アストライアは龍皇戦争が終わる頃、姿を消しました。
彼女には、宇宙の未来を変えるような大きな計画がありました。
そして、その計画を実行に移すために、未知の星、ノアに向かって出発しました。
龍皇戦争が終わった今でも、彼女の物語はまだ終わっていないのかもしれません。
もしかしたら、彼女が用意した計画は本当に宇宙の未来を永遠に変えてしまうかもしれません。

ハイエンダーナイト・ハイドン
「片目が痛むの」
ハイドンは銀河系の戦闘種族と呼ばれるハイエンダーの中でも、6歳で剣を手にし、
大人のハイエンダー勇者を倒した天才剣士です。
その戦技を見た初代剣聖ケフィアは、彼女を引き取り、自分の技術をすべて教えました。
3年で剣聖に匹敵する実力を身につけた彼女は、師匠から独立し、宇宙を放浪し、
特1級傭兵として名声を築きました。

そんな中、彼女はハイエンダーの故郷が滅亡したという知らせを聞きました。
戻ってきた故郷では、巨漢の白髪の男性が戦闘種族であるハイエンダーの勇士たちを粉微塵にしていました。
同胞を避難させるため、少女は迷うことなく身を投じ、
彼女の活躍と師匠であるケフィアの犠牲のおかげで、10人余りを避難させることに成功しました。

白髪の男は若い武士の気概に感心し、褒美として彼女の片目だけを傷つけたまま去っていきました。
その男が龍皇クルン、歴史に残る龍皇戦争開始の日がまさにその日でした。
生き残ったハイエンダーたちはハイドンを中心に集まり、クルンに反旗を翻した最初の勢力となりました。
彼らは自らをハイエンダーの騎士たち、ハイエンダーナイトと呼びます。
その名前は龍皇戦争の後、自分たちの偉大な英雄である少女にちなみ、
ハイドンと呼ばれるようになりますが、それは遥か後のことです。

片目を失った天才少女は、一度も見たことのない壁を乗り越えるために
最後のハイエンダーナイトを率いて、勝算のない戦争に飛び込みました。
反クルン同盟であるオデッセイ連合が結成された後、公正で誠実なオーディンは、
ハイドンが経験したことに心を痛め、いつも兄のように彼女を大切にしていました。

ハイドンもオーディンを兄のように思っています。
最後の戦いであるブラッディ・ムーンの戦いで、彼女が自分の命を犠牲にしてクルンの心臓を刺したのは、
龍皇に対する復讐心よりも、オーディンをケフィアと同じように犠牲にしたくないという少女の強い気持ちからでした。
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+ ゴッドイーター

ゴッドイーター

完全無欠のミクロラプトル
「私が一番純粋よ」
ミクロプトルはゴッドイーターの中でも最も完成された肉体と純粋なエネルギーを持って生まれました。
神を殺すために作られたゴッドイーターという生体兵器の中で、ミクロプトルは最後に作られた存在です。
彼女はすべての禁忌の成果を通して作られたので、純粋な力と強力な可能性を持って生まれました。

彼女の目には、不完全に生まれたティーレックスや本来は有限の命であったが、
改造によりゴッドイーターとなったトリケスのような者たちを自分と同じ存在とは
思っていませんでした。
自分がまるで高貴なお姫様かのように想像するようになったのです。
傲慢な性格を持ったミクロプトルは、弱者をいじめることで自分の優位性をアピールするのが好きでした。
そこで平和な惑星であるピスニアを訪れ、その種族を支配し
自らをピスニアの王女と呼ぶようになりました。

多くの冒険者が彼女に挑み、暴政を止めようとして敗北しました。
ついに最初の剣聖であり、ハイドンの師匠として知られるケフィアが彼女を訪ねてきました。
強力な剣聖によって、ミクロプトルは惨敗を喫しました。
そして、審判の瞬間が訪れたとき、彼女はティーレックスに助けられました。

生まれて初めての敗北と、劣等視していたティーレックスによる救出は、彼女のプライドを打ち砕くのに十分でした。
ピスニアの人々は、その日を「王女没落の日」と歓喜に浸って騒いでいました。

一度も努力や訓練をしたことがなかった彼女は、
確固たる2つの目標のために、自分の才能を磨き始めました。
龍皇戦争が勃発すると、ミクロプトルはエレボス軍を率いて
最初の目標であったピスニアを灰にしてしまい、ケフィアを追いかけていきました。

最後に残った彼女の目標は、今やケフィアの心臓です。

一撃必殺のティーレックス
「さあ、準備運動を始めよう!」
ティーレックスは戦闘兵器として生まれたゴッドイーターの中で最も鍛え上げられた鋼のような肉体と破壊的な魔法の専門家です。
しかし、最初に作られたときの彼女は、体内に渦巻く魔力を脆弱な肉体が受け止められませんでした。
歩いたり、走ったりすることはもちろん、生き残ることすら保証されませんでした。
そのため、ティーレックスは生き残るために過酷な訓練で肉体を鍛えなければなりませんでした。
華奢な彼女の誕生を見守ったゴッドイーター部隊長トリケスとプレシオは、直接ティーレックスを指導しました。
彼女の体内で暴れ回る破壊的な魔力は、彼女に想像を超える肉体を必要としました。
毎日の地獄のような訓練の中で、彼女はついに純粋な努力で鋼のような肉体を鍛え上げ、
果てしなく爆発する体内の魔力を抑えることに成功しました。

戦闘兵器として作られたゴッドイーターの存在を証明し、そして自分の努力を証明するために、
ティーレックスは古代から沼の惑星に住んでいた魔獣フレオギの狩りを決意しました。
フレオギはその地域で神として崇められていた存在だっただけに、ゴッドイーターと呼ばれる
その名に最もふさわしい獲物だったからです。

沼地全体を占める巨大な怪物、フレオギに向かって、
ティーレックスは自分の杖ブラックビューティーに込めた全ての魔力を放ちました。
巨大な沼地は一瞬で蒸発し、魔獣は惨めな死体もまともに残らず死に至ります。
満足げな笑みを浮かべながら、ティーレックスが沼地を離れた後、
その廃墟を発見した人々は、神が消えたという前代未聞の出来事をフレオギの絶滅と呼ぶようになりました。

その後、宇宙のあちこちにフレオギの絶滅に似た痕跡が残りました。
そこにどのような存在がいたのかを知るのは、ティーレックスだけです。
生存のために強さを追求していたティーレックスは、今や強さそのものに酔いしれ、身を鍛えています。
今この瞬間も彼女はますます強力になり、また新たなフレオギの絶滅を引き起こしていることでしょう。

神出鬼没なトリケス
「ギャーギャーうるさいな。お前たち」
トリケスは戦闘兵器として作られたゴッドイーターの部隊長であり、
もともとは伝説の傭兵団であるブラックバタリオンの白兵戦隊長の一人でした。

龍皇戦争が行われる前の宇宙は、覇権主義と帝国主義で武装した勢力たちの戦場でした。
アラスタ宇宙帝国から分離主義者たちが起こした反乱であるヘルクリーク動乱に参加した
トリケスと彼の白兵隊は1万人の分離主義者勢力に包囲され、
ブラックバタリオン最強の剣士であったトリケスの活躍により、彼らは包囲網を突破して脱出に成功しました。

真っ白な髪を振り乱し、狂気に満ちたまま敵を斬り捨てる彼の姿から
人々はトリケスをヘルクリーク動乱の白夜叉という異名で呼びました。
その後も彼は西部戦線紛争、エクセリオン抗争などで大きく活躍し、
ハイドンが登場するまでは、宇宙最高の傭兵である特1級傭兵として名を馳せていました。
そんな中、トリケスは変わった任務を受けることになります。
戦闘民族ハイエンダーの惑星で行われている正体不明の実験を調査することでした。
世間ではそれが彼の最後の任務であり、それ以来、誰もトリケスの姿を見た者はいません。

数年後、ある孤立した惑星で、トリケスに似た半白半黒の髪色を持つ存在が発見されました。
彼は剣ではなく盾を持ち、半分は黒髪の色をしていました。
トリケスと驚くほど似ている彼は、強大な力を持つ5人を率いていました。
しかし、その噂が広まったため、彼らはとても静かに姿を現しました、
自分たちが欲しいものを素早く手に入れた後、姿を消してしまいました。

未だに宇宙では、忽然と姿を消した伝説の剣士トリケスについての噂が盛んに残っていました。
神出鬼没の戦闘兵器であるゴッドイーターの部隊長トリケスと
伝説の剣士、ヘルクリック動乱の白夜叉トリケスを同一人物と考える者は誰もいません。
今のところは。

致命的なアンキロ
「私の魅力は一つだけじゃないわ」
ゴッドイーターの中で最も致命的な毒を持つアンキロは、
惑星カンブリアに浮かぶ半透明で美しい生命体であるネムラの女王でした。
最初の彼女は知性を持っていませんでした。
無数のネムラの中でも最も巨大で、色とりどりの毒を含んだ光を放ち、
ただ本能のままに浮いていただけです。

彼女に知性を与えたのはアーキテクトたちでした。
この世界のすべての神々を滅ぼすために、この力強く美しい存在は知性を与えられ、
世界を見る目と、歩ける腕と脚を与えられました。
彼女の創造者は彼女に自由を与えました。
ただ、彼らが神を殺す時に彼らを助けるという条件がついただけです。

契約に同意した彼女は、風に揺れる草の葉や、燃え上がる火山を見るために
自分が率いる数万人のネムラを率いて宇宙に飛び立ちました。

カンブリア星から宇宙の星明かりを反射しながら舞い上がるネムラの群れは、
自然な光で輝き、その荘厳な移動は何ヶ月も続きました。
この光景を見るために何千人もの人が集まりました。
しかし、ネムラ群体が放つ光には、人間が耐えられない強力で致命的な毒が含まれていました。
ほとんどの人は、その美しい姿を眺めながら、ゆっくりと中毒になり、死を迎えました。

宇宙冒険家であったダトロフは中毒で死にかけながらも、
最後に、その光景を天使の昇天と呼び、もう一度見たいと思ってしまうほどでした。
広大な宇宙のどこかで、今も美しく致命的な光を放ち続ける
ネムラ群体の旅である天使の昇天が行われています。
その周りにいるすべての生き物は、美しくも悲惨な毒による死を迎えながら。

大乱戦のプレシオ
「楽しい血闘の瞬間だ!」
プレシオは、3番目に作られたゴッドイーターであり、
他の生物を改造したのではなく、ゴッドイーターとして生まれた最初の存在です。
肉体の完璧さを追求して誕生したプレシオはアーキテクトが彼女の肉体を加工して作った
赤い槍メンティスシスと共に、徹底した肉弾戦のために創造されました。
そして、その威力を検証するために、様々な紛争地域に投入されました。

その初登場はカステリの戦場でした。
滅亡を目前に控えた惑星カステリの長きにわたる内戦は、
赤い隕石のように落ちてきたプレシオによって終結しました。
その星で作られたどんな兵器も彼女を傷つけることはできず、
どんな勇者もプレシオには勝てませんでした。
その後、ロカスト紛争、ホーネットの反乱などでも彼女は彗星のごとく登場し
圧倒的な無慈悲さで、敵の戦意を喪失させました。
彼女はこの果てしない闘争の中でこそ、自分の存在意義を見つけることができました。
だから、一刻も平和な状態に留まることができませんでした。

彼女自身の闘争心を満たすために、先輩にあたるトリケスとプテラにも戦いを挑みました。
そして、自分と同じくらい強力な者たちとの命懸けの闘いが、彼女に素晴らしい喜びを与えてくれることを知りました。
嵐のような魔力を秘めたティーレックスは自分にとって最高のライバルになるという予感を抱きました。

自分の力を無限に鍛えるティーレックスは、予想通り彼女の好敵手として完璧な存在でした。
しかし、どちらも時間が経つにつれてお互いに飽きてくることは間違いありません。
その時には、二人の闘争心は全宇宙に向けられることでしょう。

神秘的なドクタープテラ
「人生とは葛藤の連続だな」
ドクタープテラは天才的な治癒者であり、アラスター帝国の第1艦隊司令官でもありました。
強力な宇宙艦隊を率いていた彼は、致命的な心臓病であるコンゴ病を発症し、引退を余儀なくされました。
その事実は、引退後、彼が海戦を教えた弟子バーソロミューと自分だけが知っている秘密でした。

宇宙をさまよいながら、プテラは傷ついた人や病気になった人を治療しました。
人々は彼をドクタープテラと呼びましたが、
実は自分の心臓病を治すための秘密の実験だったのです。

時間が経つにつれ、彼は自分の寿命があとわずかであることを感じていました。
そんな中、ハイエンダーの惑星で秘密の高度な研究所を発見しました。
その痕跡を追ってプテラが出会ったのは、神を殺すための実験をしている存在たちで、
彼らは自分たちをアーキテクトと呼んでいました。
そしてプテラはその実験室で、全く別の生き物であるゴッドイーターとして生まれ変わりました。

心臓病はもはや彼を悩ませなくなり、強力な肉体も手に入れました。
しかし、プテラは彼自身も医学者であるため、アーキテクトが望む究極の存在には
なりえないことを知っていました。
そこで、いろいろな星を巡りながら、自分自身を改造し始め、
死者も蘇らせるという神獣である千年公爵を自分の肉体に合成することさえありました。

プテラが行った自己改造は、彼の外見をさらに老けて見えるという副作用をもたらしました。
しかし、彼はこの改造を繰り返し続けています。
いつの日か、アーキテクトたちが到達していない究極の生命体になるという野望を抱いているからです。
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+ エトランゼ

エトランゼ(セカンドインパクト)

セカンドインパクト カトリーナ
忘れられた心臓で謎の攻撃を受け、眠りに落ちたカトリーナは夢の世界で召喚獣ディアロスと出会うことになります。
仲間たちへの変わらぬ心で危機を乗り越え、ディアロスと契約して受け入れた異界の力は彼女をさらなる高みへと導きました。

危機から仲間を守るために異界の力を受け入れ、さらに強くなったカトリーナは、
月のコインの力で召喚獣を呼び出し、より大きな脅威に立ち向かいます。

多次元の移動者ディアロス
「月のコイン」を通じて多次元を自由に移動する召喚獣ディアロス。
惑星アーカムからやって来たディアロスは力と記憶を失い、ノアに現れました。
カトリーナの助けを借りて力を取り戻すディアロスは、無愛想に見えますが、彼女の本心を知り徐々に心を開いていきます。
散らばった力と遺物、そして召喚獣にまつわる秘密が「ディアロスの部屋」で明らかになります。

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