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Drift Hackers 第0回 2024/5/26
危険に満ちた冒険を終え、アブサロム・ステーションで休息をとるステラリス。ニューアルバム制作に向けた作曲や練習、レコーディングも行う。またライブイベントに参加し、優勝は逃したものの名を売ることができた。活動の合間にも、久しぶりに穏やかな日常を楽しむ。だがその間、何事もなかったわけではない。どこで嗅ぎつけてきたものか、プライモラータが特別な船だということで興味を持ち、近づいてくる輩が出てくるのだ。音楽活動ならともかく、プライベートな部分で不要な注意を引きたくはない。
そんな日々が半年続いた頃、一通のメッセージが届く。差出人は「パクト評議会」、パクトワールドにおける最重要組織だ。心当たりがありすぎてどよどよするステラリス。だが公式な通知を無視するわけにもいかない…仕方なくPlenaraに出頭することになった。案内された一行を待っていたのは評議会の高官たち、そしてアブサロム・ステーションの執政官クマラ・メラクルーズであった。彼らは皆、ステラリスの体験と蓄積されたデータ、そしてプライモラータに興味津々の様子だ。それは学術的な興味だけでなく、今直面しているドリフト・クライシス解決の糸口にもなり得るからであった。
船長の指示でデータをリンクさせて渡すイズギルと、受け取ったデータに大興奮の研究者“ネヴァラリグの第三法則”氏。しかし、彼の見解ではその稀有な構成と成り立ちからして、シグナル・ケイオス・エンジンの複製・量産は難しいだろうとのこと。やはり、現状はプライモラータのみがその恩恵に預かれるようだ。そして、その点を理由として、彼らはステラリスにある依頼をしてくるのだった。

その行き先はドリフト。命からがら脱出したテッセラクトの調査が目的である。テッセラクトは崩壊したが、その残骸から手がかりが見つかる可能性があるためだ。そして、ドリフト内に存在する街アルヴィオンも訪問してみるよう提案される。通信や航行が制限されるなか、比較的自由に行き来できるプライモラータによる情報収集が期待できるからだろう。
「あまり言いたくはないが、教えておこう。君たちは危険なのだ」と続けるリン・カミュラン長官。ステラリスの辿ってきた道程とプライモラータの存在を考えれば、あながち大げさな表現ではないのだろう。一時的にアブサロム・ステーションから離れることに利点もある、と判断したステラリスは依頼を受諾。数日中に準備を終え、出航することとなった(急な予定の変更に、レクナーは混乱していたが)。
パクト評議会からの支援で購入した物資なども詰め込み、再びプライモラータに乗り込むクルー達。「エンゲージ!」イヴ船長のコールと共に、スターシップはドリフトへ向けて飛び立った…!


Drift Hackers 第1回 2024/8/25
辿り着いたテッセラクト付近には、大量のデブリが浮遊していた。調査の甲斐もなく手がかりは得られず、聞いていたアルヴィオンへと向かうが場所がわからない。仕方なく、イズギルの占術を交えながら転移を繰り返す。やがて、デックが今までとは違う回答を返してくる。飛んだ先に何かあるのか…?
期待しながらスキャンするも、やはり反応はなかった。しかし突如警報が鳴り響く!カーロが空間の歪曲を感知する。何かが転移してくるようだ。やがて、数百マイル規模で空間が歪曲し、大質量の物体が姿を現す。アステロイド、そしてその中心にあるものは…アルヴィオン!
転移に伴う衝撃波がプライモラータを襲い、船体を揺らす。さらに“なにか”が一緒に飛んできていたようだ。一見すると巨大な岩塊のようだが、見た目に動物が似ている。偶然だろうかと思ったのも束の間、それは動き出し近づいてきた。その正体はアース・エレメンタル、だが大きさはスターシップ級だ…。どうやらアルヴィオンの転移に巻き込まれてしまったようだが、腹が立っているのかこちらに突っ込んでくる。プライモラータも迎撃態勢をとり、戦闘が開始された。
ビームを放ちながら向かってくる熊型エレメンタルに対し、回避行動をとりながら反撃するプライモラータ。スマイルの操縦で相手を翻弄し、タレットや魚雷が着実にダメージを与えていく。最終的には大きな損害を受けることもなく撃破することができた。しかし、戦闘の前後に信号を受信していたようだ。さっそく解析するも「街は崩壊。闇の中。助けを求む。エメラルド。助けを求む」という謎めいた救援要請だった。街と言えば目の前にあるアルヴィオンのことだろうか。近づいてみると、街の様相がおかしいことに気づく…。

元々は各層ごとに整った形状だったのだろうが、下層を中心に崩壊し見る影もない。スキャンしたイズギルが入港できる場所を発見し、スターシップを着ける。あちこちで寸断されてはいるが、都市機能は維持されているようだ。船の見張りとエンジンの修理も必要なため、レクナーや他のクルーは残ることになった。
市内に移動する電車に乗り込むと、他にも数人先客がいる。こちらに話しかけてきた男性の名はノジソラ。プログラマーである彼はドリフト・クラッシュ復興の手助け(デバッグ)をするために、はるばる旅をしてきたらしい。他には、ドリフト難民のエネンガ、ローの親子。過酷な境遇に置かれた子供のローは怯えているようだが、イヴ船長が巧みに慰撫し気持ちを和らげることに成功した。しかし、直後に停電が発生し電車は止まってしまう。照明は少しすると戻ったが、車両が動く気配がない。ここでもイズギルの知識と技術が役立ち、元の通り車両は走り出す。胸をなでおろす一行を乗せた電車は、やがて宇宙港エリア、テザーズへと入って行く。

宇宙港に着いたものの、そこは多くの人々で混みあっていた。武装した自警団めいた者たちが「ここはよそ者は歓迎されない。出ていけ」と追い立ててくる。だいぶ殺気立っているようだ。この状況で揉め事は避けたいところだが、説得の試みは難航する。彼ら(孤立主義者)からすると、よそ者やトライウーンの許可がない者は全て「穢れている」のだという。ステラリスの本領である音楽表現を駆使したアプローチがうまくいったようで、最終的に彼らは引き下がった。しかし、不和と対立感情、混乱や怒りが群衆の集う場に満ちている。スムーズに進めるだろうか…。
観察してみると、彼らは告発者、孤立主義者、訪問者の3つのグループに分かれているようだ。それぞれにアプローチしてうまくことを進めれば通ることができるだろう。一行は相談のうえ、まず孤立主義者に接近。先ほどは音楽で少し懐柔できたものの、排他的な感情まで変えることは難しかった。説得や宗教談義もうまくいかず追い返されてしまう。気を取り直し、次は訪問者たちのところへ。こちらは立場が近いせいか交渉がうまくいき、安全に通してもらうことができそうだ。最後は告発者たち。彼らのリーダーの主張によると、ドリフト・クラッシュが起こる前の晩に「建設者」のリーダーが仲間とネクサスに入るのを目撃したらしい。何か関係があるのだろうか。それはともかくとして、ここでも交渉は難航。結局受け入れてもらうことができず、最終的に通ることはできたものの軽傷を負う結果となった。(GM注:失敗したのは孤立主義者に対する判定のみだったと思います。最後に皆さんに立ちはだかって傷を負わせたのは孤立主義者ですね)

殺気立った群衆の間を抜け、一息つくステラリス。そこへ1人のアンドロイドが近づいてきた。エメラルド-9を名乗るそのアンドロイドはトライウーンの僧であり、頼みごとがあるという。ドリフト・クラッシュ当日、トライウーンが沈黙しアルヴィオンが崩壊を始めたその時「建設者」を名乗る僧たちがネクサスを掌握し支配下に置いた。そして他の者たちはネクサスから締め出されてしまったのだ。彼らはドリフトを修復している、と主張するがエメラルド-9は彼らを疑っている。そのため、トライウーンの他の相の信徒たちと連携を取り建設者を追い払おうとしていたのだが…。
テクノロジーがほとんど機能せず、それゆえ監視を逃れて会合を行うのに適した場所「暗黒」。その場所に行った仲間がもう4日も戻らないというのだ。エメラルド-9の頼みごととは、音信不通となった仲間の捜索であった。プライモラータのエンジン修理とクレジットを報酬に、依頼を受けることにしたステラリス。一方、ここまで一緒にやってきていたノジソラとエネンガ、ロー親子は別の場所に向かうことになった。ノジソラはネクサスへ、エネンガ達はエメラルド-9の紹介してくれたニューホームプラザへと去って行く。律儀に円盤を配るスマイル。

出発した一行は、荒廃した街を歩く。途中、廃墟で資材を回収するグループに遭遇する。通り過ぎようとしたその時、彼らの一人が建物の崩落に巻き込まれ生き埋めになってしまった! 見捨てる理由はない、と救助に向かい助け出すことに成功した。イヴ船長の魔法で怪我も治しひと安心…とはならなかった。廃墟の外にアナサイトという人造クリーチャーが現れ、猛抗議してきたのだ。どうやら、略奪を働き街を破壊していると勘違いしているらしい。誤解を解こうと説得を試みるも、全く聞いてもらえず暴力を振るわれるステラリス。最終的に勘違いに気づいたアナサイトは謝りながら去って行ったが、スマイルがプラズマカッターで怪我をする羽目になった。なおもサルベージを続けるというグループにCDを渡し、さらに先へと進んで行く。
無人の街路を歩いて行くと、道端の街灯が不自然に明滅しパワーサージが発生。そしてその閃光が人型を形作り、こちらに向かってきた。どうやらエレメンタルのようだ。あちこち飛び回り、電撃をまとった打撃も強力なエレメンタルにステラリスは苦戦する。ようやく倒しはしたもののメンバーは怪我を負い、休息を余儀なくされることに。しばらく移動を続けると、沢山のテントが立ち並び大勢の人が集まっている場所に出た。どうやらここがエメラルド-9の言っていたニューホームプラザのようだ。
炊き出しの列でエネンガと再会。どうやらローともども無事に到着できたらしい。ニューホームプラザを運営しているノヴァーリから援助を依頼され、持っていたセラムを提供。医薬品は貴重であり、大いに感謝されるステラリス。ついでにこれから向かう「暗黒」についての情報収集も行うことにする。どうやら以前より危険な場所となっているそうだが、比較的通行しやすいルートを教えてもらうことができた。そろそろ出発、と思ったその時スマイルとイヴ船長がこちらに接近する嵐を察知する。慌てて避難する避難民たち。逃げ遅れたカラーナは落雷の直撃を受けてしまう。そして、落ちてきたのは稲妻だけではなかった…。

「ヒトが落ちて来たぞおい」スマイルが空を見上げて呟く。嵐の中から落ちて来たのは、どうやらプリズメニという種族の女性のようだ。一体なぜ、どこから落ちてきたのか? 調べようと近づく間もなく、更なる異変が起こる。最初に落ちてきた女性とうり二つの人型生物(?)が何体も現れたのだ。それらは無表情のままこちらを見据え、ゆっくりと迫って来る…!


Drift Hackers 第2回 2024/9/28
こちらに迫る人型生物、しかしよく見るとその形状は微妙に変化している。どうやら微細なクリーチャーの集合した群体、スウォームのようだ。先手を取ったスマイルが早速グレネードを投擲! 難民キャンプでの暴挙にアンドロイドの警備たちは驚くが、躊躇している余裕はないのだ。一方で正体を現したスウォームはカラーナとスマイルを覆い尽くし、二人は吐き気をこらえながら戦い続ける。落ちて来たプリズメニは?と見ると、彼女もこちらに負けないくらい驚き混乱しているようだ。どうやらこのスウォームと直接の関係はないらしい。魔法を撃ちつつ、逃げるよう呼びかけるイヴ船長。
アンドロイドたちと協力し、スウォームと戦うステラリス。範囲攻撃を駆使し、吐き気をこらえたり毛玉を吐き出したりしながらもスウォーム(スペクトラ)を撃破する。落ち着きを取り戻したニューホームプラザで、落下してきたプリズメニの女性、ティベラティゼラから話を聞くとどうやらドリフトを移動中(彼女の種族は生身でドリフト航行ができるらしい)、スペクトラによって落とされてしまったらしい(GM注:実際には1人乗りのスターシップで航行中に、謎のエネルギー嵐に捕らわれ、身一つで落ちて来たようです。船がどこへ行ったか不明。生身でドリフト航行ができるのはスペクトラのほうです。以下はPCには分かりそうもない事ですが、このスペクトラたちは今の状況に対して?、怒りを抱えていたようで、かつティゼラを仲間と思い落下その他から守ろうとしました。エネルギー嵐がティゼラの船を襲った時に近くにたまたまいただけなのかもしれませんが、その辺の詳細は多分誰にも分らないでしょうw)。彼女も難民キャンプに滞在することになり、スウォームを退けたステラリスはニューホームプラザの人々の信頼を得ることができた。「暗黒」へ向かう(比較的)安全なルートを教えてもらい、ひと休みした一行は難民キャンプを出発した。
途中、ドローンレースが行われている「ザ・トラック」という場所を通過する。こんな時でも賑わっているようだが、ギャンブル目的の者だけでなく安全な場所を求めてやってくる人々もいるようだ。人気のある場所の方が安心できるのだろう。やがて一行は「暗黒」の付近に到着した。不自然なほどに暗く見えるそこは、確かに隠れてやり取りをするのに向いているようだ。入る前にまずニューホームプラザのノヴァーリから聞いた情報に従いイソキの集落「ラットパッチ」へ、と思ったその時「暗黒」の方から悲鳴が響いてきた。暗視を持たないカラーナには見えないが、どうやらそちらの方から誰か走ってくるようだ。悲鳴の主は怪我をしたスペースゴブリンだった。ステラリスの元までやってきたスペースゴブリン(名前はダッシュ)は、「暗黒」で何かに襲われパートナーをはぐれてしまったらしい。助け出して欲しいと懇願され、一行は「暗黒」へと足を踏み入れた。
歩くにつれて、装備品の様子がおかしくなってくる。本当にテクノロジーは機能不全を起こすようだ。不便さを体感しながら進むと、通路の奥でドリフトデッドと遭遇する。テッセラクトでも戦った相手だ。その先には、カワウソのような人型生物が隠れている。どうやらダッシュのパートナーを見つけたようだが、助け出すにはアンデッドを退ける必要がある。イズギルが魔法で灯りを作り出し、戦闘が始まった。厄介な混乱のオーラをまとったドリフトデッドが接近し、影響を受けたイヴ船長は「惑星チバニアン」について語り始め、同様に混乱したイズギルが船長に向けて発砲。同士討ちを始めた味方を背に、スマイルとカラーナがアンデッドを迎え撃つ。高い攻撃力に苦しめられながらも隠れていたダッシュのパートナー(名前はサディーヌ)を逃がすことに成功。正気に戻ったイヴ船長とイズギルも参戦し、ドリフトデッドは駆逐された。

「暗黒」では休憩をとるのも危険だ。入口に戻るとダッシュとサディーヌが待っていた。感謝と共にウェポン・シールを貰うカラーナ。彼らは元々「暗黒」に住んでいたが、ドリフト・クラッシュ以降危険になってきたため外に出ようとしていたが、途中でドリフトデッドに襲われたそうだ。「ラットパッチ」には「暗黒」内でもテクノロジーが使える特殊なパワーパックがあるらしい。ニューホームプラザに向かう二人と別れ、ステラリスは目的地へ向かう。
ジャンクパーツで出来たような「ラットパッチ」で一行を出迎えたのはイソキの紳士、プラットルだった。「暗黒」へ向かう事情を話すと家に招待され、やや暴力的な手段でフード・ディスペンサーから生成されたチーズビスケットをご馳走される。プラットルによると、くだんのパワーパックについては貸してくれる当てがあるようだ。しかし、代わりにと頼みごとをされる。「ラットパッチ」のイソキ、ジョツィが「ザ・トラック」に入り浸り、帰って来なくなってしまったらしい。ギャンブルにハマっているのか、トラブルに巻き込まれたのか…連れ戻して欲しいと頼まれて承諾するステラリス。休憩を終えると、さっそく来た道を戻って「ザ・トラック」を目指す。

「ザ・トラック」の近くまで来ると、警備と小さな人型生物が揉めている。よく見ればグレムリンたちが警備をからかって遊んでいるようだ。ぼーっと眺めていたカラーナもコムリンクを盗まれてしまい、追いかけまわすも捕まらない。子供じみたいたずらに辟易する一行だが、イヴ船長の一喝でグレムリンは委縮。おとなしくコムユニットを返し、怒られた小学生のように立ち去って行く。
ようやく入場すると、中はとても広く賑わっていた。案内の女性によると、現在は第四レースが行われており、2時間後の第五レースが今日最後のレースらしい。場内を探し回り、ようやくジョツィらしきイソキの女性を見つけ出す。どうやら第四レースも外したらしい…。話しかけて事情を説明し、連れて帰ろうとするも断られる。どうやら負けすぎて借金をしているので、返さないと帰れないとのこと。その額、なんと10万クレジット。金額の大きさにドン引きのステラリスだが、見捨てて帰るわけにもいかない。次のレースは勝つ、と根拠のない意気込みを見せるジョツィを尻目にあれこれ方策を考える一行。ハッキングを仕掛ける、ドローンに細工をする、警備を突破して逃げる等の案も出されるが成功の見込みが薄い。結局、イズギルを中心に予想を行い真っ当に掛けて勝ちを狙うことになった。
凄まじい精度でドローンの順位を予測するイズギル。地獄の艦隊や四次元の異質な技術相手に対抗した演算能力は、ギャンブルの分野でも遺憾なく発揮された。ジョツィは予測結果に残金を全額ベット。そして最後の第五レースがスタートした…! 固唾をのんで見守るステラリスとジョツィ。そして、一位と予想したドローンが最後に追い上げて見事勝利、予想もすべて的中し歓声が上がる。大興奮のジョツィと連れ立って換金ブースへ向かい、賞金を受け取る。これでようやく帰れる、と思ったのだが…。

「あの、失礼ですが支配人からお話があるそうなので、一緒に来ていただけますか?」
振り返るとロボットを連れたセキュリティと思しき人物が立っている。どうやら一度に勝ち過ぎて目を付けられてしまったらしい。支配人の部屋に通される一行。「ザ・トラック」の支配人はアナサイトだった。無機質な目でこちらを見つめ、詰問してくる。口調は丁寧だが明らかに疑われているようだ。イカサマしたわけではないが、緊迫した展開に落ち着きを失くし挙動不審になるジョツィとスマイル。だがここでもイズギルは冷静だった。予想時のデータを提示してアナサイトの支配人(名前はImmaculate‑Calculation)に説明を始める。理路整然とした内容に納得する支配人。最終的に疑いは晴れ、配当金を持って「ザ・トラック」を後にすることができた。もうギャンブルはやめる、というジョツィと共に「ラットパッチ」へ。
プラットルに出迎えられ、感謝されるステラリス。ジョツィを助けたことで客人として扱われることになったが、せっかくの機会だと演奏の準備を始める。ラットパッチでの即席ライブは大いに盛り上がり、ステラリスも演奏を楽しみ英気を養うことができた。
翌日、約束通り「暗黒」でも使用可能なパワーパックを借り受ける。かなり大きく、付属のハンドルを回すことで充電ができるらしい。アナログな作りだが、だからこそテクノロジーが不具合を起こす場所で使えるのだろう。プラットルから中の危険(亡者が多い)についてアドバイスを受け、また暗黒に電力を復旧させるという目的で入ったきり消息を絶ったイソキ、ヤップの捜索を依頼され「ラットパッチ」を後にする。

「暗黒」に入り、エメラルド-9から聞いていた会合場所へ向かう。そこには誰も見当たらないが、近くの集合住宅と思しき建物から悲鳴が響いてきた。建物へと向かうステラリス。そこには…。


Drift Hackers 第3回 2024/10/19
建物前に辿り着いたステラリス。なおも続く悲鳴は上階がその源のようだが、入口にはアンデッドクリーチャーが待ち受けていた。この時、カラーナを覗く3人には2体のスケルトンの他にプラットルから警告されていたむき出しの神経のような非実体の存在が見えていた。緑色の電光をまとうスケルトンも、単純なアンデッドではないようだ。案の定、接近してきたスケルトンの放つ電撃を浴びるカラーナ。そして神経のようなクリーチャー、リンビケイトの能力により感情を煽られ独歩のようなセリフを吐き始めるが、直後にスケルトンの攻撃をトリガーとした精神攻撃で大ダメージを受けてしまう。しかも、リンビケイトはその攻撃後に数を増加させた。大ピンチのステラリスだが、その後はイズギルとイヴ船長の魔法、スマイルの体術とカラーナのソーラーウェポンにより辛くも勝利することができた。
休憩をしている間も、頭上から悲鳴は響き続ける。一体何がいるというのだろう。建物に入ると、階段とエレベーターがあった。足を踏み出すカラーナをスマイルが制止する。どうやら、魔法的なトラップがあったらしい。部屋がクリアリングされ、一行はエレベーターで最上階へ向かう。悲鳴は大音量となり目の前にある扉の向うから響きわたっている。覚悟を決め、ドアを開けるステラリス。そこはカラフルに彩色された部屋であり、中央には異形のクリーチャーが浮かび、絶叫していた。どうやらそいつはボルクラッシュ。様々な次元界からドリフトに引き込まれたデブリの集合体であり、異なる次元界のエネルギーが融合した存在のようだ。不幸にも、その融合によって絶え間ない痛みに苛まれ、絶叫しているのである。探していた人々は見あたらないが、襲い掛かって来るボルクラッシュを迎え撃たねばならない。その悲鳴は近くの者を不調状態にし、身体は強固にしてパワフル。凄まじい膂力でスマイルが吹き飛ばされ、カラーナの攻撃も弾かれてしまう。イズギルが魔法で仲間を加速させ、イヴ船長も相手を攪乱させる。総攻撃の末に倒すことができたものの、死の間際にボルクラッシュは自爆! 最後まで油断できない敵であった。

休憩がてら部屋を探索し、いくつかのアイテムを見つける一行。カラーナは部屋のベランダから街を見渡す。「暗黒」はその名の通り闇に包まれていたが、2つほど灯りを見出すことができた。生存者かもしれない。イズギルの手元が狂ってスマイルの治療に失敗し、イヴ船長の魔法で事なきを得る一幕を経て、ステラリスは探索を再開する。
ジャンクヤードのようなところを通過すると、人影がいくつか歩き回っている。生存者かと思ったが、観察してみると衣服や装備「だけ」が動いているようだ。大口径のハンドキャノンとフックナイフを手に固定し、こちらに襲い掛かってきたが、数が少ないのが幸いし短時間で撃破完了。ハンドキャノンはイヴ船長とカラーナが使うことになった。
不気味な雰囲気が漂う街路を進むステラリス。2つの灯りのうち、近い方に到着してみるとそこは「Luminous Kennel」の看板を掲げる商店(ペットショップ?)のようだった。イヴ船長の誰何に応答はないが、中の灯りはそのままだ。入ってみるとやはり商店の様相だったが、複数の死体が転がっている。死んでからそれなりに時間が経過しているようだ。その死体に違和感を感じるスマイル。彼の見立てでは、死因は急速な老化らしい…。先ほどの建物でカラーナが足を踏み入れかけた魔法的なトラップと同様、偶発的に発生したエーテル界の影響のようだ。
灯りが漏れる部屋に立ち入ると、そこには奇妙な動物が寄せ集まって怯えていた。グリミリンという生き物で、攻撃的ではないが背中のたてがみが発光する性質を持っている。普段から暗いこの街では重宝するだろう。カラーナがベランダから目にした光は彼らのたてがみだったというわけだ。そして、彼らが怯える原因とは…。「神経系がいるぞ」「奥に1体ね」「え、手前にいるだろ?」「いるのは(グリミリンが)3匹ですよ」相変わらずカラーナには全く見えていないようだが、集合住宅前で苦戦したリンビケイトが2体いるようだ。攻撃的な行動をとると姿が見えるようになるため、透明であることよりも精神を煽り、ダメージに変換する精神攻撃のほうが厄介だ。またも痛打を浴びるカラーナだが、裂帛の気合と共に放たれたイヴ船長のソウル・サージがトドメとなってリンビケイトを倒すことができた。
怯えるグリミリンをなだめ、エサを与えたりして手懐けようと試みる。なかなかうまくいかなかったが、最終的に落ち着かせることに成功した。奥の部屋に足を踏み入れると、そこはグリミリンを調教(?)する訓練施設のようだ。そこにもグリミリンがいたが、どうも様子がおかしい。明らかに身体が大きく、またアンデッドのような雰囲気がある。前の部屋にいたグリミリンと違い、性格も凶暴だ。こちらに襲い掛かり、牙を突き立ててくる異形の獣たちとの戦闘が開始されたが、スマイルの鋭い蹴技も決まり短時間で決着はついた。その後、店を探索するも得るものはない。鮮やかな手さばきのイズギルに治療を受けてから光を放つグリミリンをリードに繋ぎ、次の目的地へ向けて風変わりな散歩が始まった。

途中、道で倒れているヴェルサニを発見。どうやら息はあるようだ。イヴ船長の魔法により意識を取り戻すその人物は、エメラルド-9から捜索を依頼されていた4人のうちの1人、デヴェレンだった。話を聞いたが、よほど恐ろしい目に遭ったようで記憶も曖昧だ。それでも、この付近ではぐれてしまったらしいことがわかった。となれば、先ほど目にした光は…。まだ弱っているデヴェレンにカラーナが肩を貸し、一行はそちらへと向かう。
荒廃した通りに、鬼火のような光が飛び交う。その中心にいるのは結晶質の身体をした人物だ。その人物の足元には複数の人影が倒れている。そして周囲には、かなりの数のリンビケイトが…。助け出すためには、まず彼らと合流しなければならない。近づくための経路を探り、リンビケイトの間を素早く移動する。やつらが光を嫌うことは、以前の戦闘でわかっている。鞭のようにしなる神経で打たれながらも、連れているグリミリンの光を武器になんとか到着するステラリス。包囲されていたのは、シムリーンという種族のイムラサラ。そして探していたカサンダリー信徒たちだった。
「明かりをありがとう。でも、もっと強い明かりが欲しい!」飛び回っていたのは魔法の灯り、ウィスプ・アリーだったようだ。「明かりをともしたいんだ。手伝って頂戴! わたしの明かりは...あ、消えた」一気に暗くなる広場。これはまずい。
走り回って周囲に置かれたスポットライトを電源に接続し、死角が無くなるように配置してスイッチを入れていく。じわじわと迫ってくるリンビケイトもこれで押し返せるか? 発電機が唸りを上げ、ライトが瞬く。しかし…モーターは回転数を下げ、止まってしまった。「暗黒」の影響だろうか。「くっそ、いや!! パワーパックを繋げればいいんじゃねぇか!?」スマイルのアイディアに、イヴ船長が装着していたパワーパックを外して提供する。早速接続してハンドルを回すスマイル。今度こそエネルギーが流れ込み、光が煌々とあたりを照らし出した。退いていくリンビケイトを目にし、一行はほっと胸をなでおろす。

ひとまず落ち着いたことで、ようやく双方挨拶を交わす。イムラサラは会合の相手であるブライ信徒であった。ダウンしていたカサンダリー信徒を回復させるも、この状況がいつまで続くかわからない。脱出しなければ。イムラサラの提案によると、「オベリスク」(制御塔)という場所があるらしい。元々「暗黒」に電力をもたらすための試みは以前から行われていたが、ドリフト・クラッシュで頓挫している。その試みはヤップというイソキ(捜索対象だ!)とイムラサラによってなされており、ブレイクスルー目前だったようだ。ヤップはその制御塔に向かったまま消息不明だが、満足に動けないアンドロイドのカサンダリー信者を連れて逃げ込むには適している。また、そこから「暗黒」に光を取り戻せれば、生還できる可能性もずっと高くなるだろう。出発の準備をするステラリス。イムラサラによると、集まっていたリンビケイトたちが「恐怖(Dread)」という存在について囁きかわすのを感じた(?)らしい。リンビケイトの指導者だろうか…? しかし相談している暇はなかった。何かが、近づいてくる!
押し寄せてきたのは先ほども交戦したスケルトン、そして無数の頭蓋骨で構成された群体、ラヴェナス・スカル・スウォーム。グレネードを投げ、迎撃を開始するステラリスだが、次々にスウォームに吞み込まれ血まみれになる。鋭い骨が全身に突き刺さるのだ。受け身に回ってはジリ貧だ。強力な魔法を放つイズギルとイヴ船長、そしてスウォームにたかられながら胸元でグレネードのピンを抜くスマイル…! 捨て鉢とも思える攻撃だが、身のこなしに優れた彼ならではの戦法だ。残っていたスケルトンもついに倒れ、ボロボロになりながらも窮地を切り抜けることができた。しかし、ゆっくり休んでいる時間はない。手早く回復を行い、一行は「オベリスク」に向けて出発する。
負傷者に手を貸し、彷徨うクリーチャーを避けながらイムラサラの案内で進むことしばし、ようやく「オベリスク」に到着した。安全の確保、ヤップの捜索、そして「暗黒」の電力復旧…この場所でそれらが成し遂げられるのか。


Drift Hackers 第4回 2024/11/23
オベリスクに到着した一行は建物に入り、ドアを閉じる。どうやら倉庫か搬入エリアのようだ。取り急ぎ安全は確保されたものの、油断はできない。イムラサラによると、建物の奥にパワープラントがあるらしい。さっそくそこを目指したいところだが、ここまでの戦いでステラリスも消耗している。どうすべきかと迷っていると、イムラサラたちがトライウーンの儀式「3つの輪の秘法」を行うことを提案する。コンピュータから浮かび上がるホログラムの紋様に向かって精神を集中し、信徒が祈りを捧げると光の奔流が迸りスマイル、イズギル、イヴ船長に流れ込んでいく。ある程度だが魔力や疲労が回復したステラリス。これなら探索が続けられそうだ。リンビケイト除けにグリミリンを預け、イムラサラたちを残して倉庫の奥へと進む。そこはどうやら作業スペースのようで、手がかりはないものの質の良い工具やつるはしを発見した。その奥にはさらに部屋があるようで、半ば開いた扉から光が漏れている。
恐る恐る覗き込むと、部屋の床にはいくつもの亀裂が走っていた。そして、その周辺を飛び交う蛾のような生物。光はその青い蛾から発せられている。イズギルによれば、Warpmothというらしい。群れて光に集まる性質を持っているようだ。下手に刺激しない方がいいと判断し、扉をそっ閉じするステラリス。一度入口へ戻ると、今度は別の通路へと歩を進める。両側にドアが並ぶ廊下だが、足を踏み出したスマイルが仲間を制止する。どうやら、床の一部が脆くなっており突き抜けてしまう危険があるようだ。ありあわせの資材を使い、あっという間に床を補強するスマイル。
探索を進めていくとどうやらそこはオフィス、ワークスペースの類らしく各部屋に机とコンピュータがある。パワーパックから電力を供給し、情報を得ようとする一行。残念ながらあまり有益な情報はなかったが、やはりこの施設が聳え立つオベリスクとその周辺に電力を供給する場所であることがはっきりした。給湯室(?)にも虫しかおらず、さらに奥へ。
閉ざされたドアをスマイルがこじ開け、入ったその部屋はかなり広くいくつものタービンが立ち並んでいる。スマイルの目は、部屋の中に羽根が生えた人型のクリーチャーを捉えていた。ドリフトデッドのようだが、どういう理由か複数の個体が混ざっているらしい。しかもその核になっているクリーチャーは、イソキ…。
こちらの戸惑いをよそに、襲い掛かって来るドリフトデッド。仕方なくステラリスも応戦を開始する。しかし、警戒すべきはクリーチャーだけではなかった。タービンから強力なビームが放たれ、黒焦げになるイヴ船長。何度も浴びるわけにはいかないため、スマイルがタービンに取り付いて作業を行い、いったん停止させることができた。しかしその間もアンデッドとなったイソキは剣を振り回し、混乱の魔法を受けたカラーナは目がうつろになる。ドリフトデッドを攻撃したため最初は仲間も気づかなかったものの、すぐに胡乱を露呈し自らをかきむしり始める。手強い相手だったが、イズギルの魔法とイヴ船長のパズーガン(ハンドキャノン)、スマイルの体術により身体を破壊され、ついに動きを止めた。

ドリフトデッドとなっていた死体は、やはりヤップのものだった。パワープラント起動のために侵入したものの中で死んでしまい、Warpmothと混ざった状態でアンデッドになってしまったらしい(GM:実際のところWarpmothだったかは不明ですが、小型か中型の蟲クリーチャー1-2体と合体してしまったようです)。それでも生前の意思が残っていたのか、タービンに近づくステラリスを敵とみなして襲ってきたようだ。ヤップの遺志を継ぎ、パワープラントを復帰させなければならない。壊れていたタービンを修理した一行は休憩を取り、電源システムのある制御室へと入って行く。
部屋の奥にある端末には電力が供給されておらずディスプレイは暗いまま。先ほどのタービン室で見つけたヤップのパワーパックを繋ぎ、規格違いのコネクタに苦戦しつつも端末を起動させることに成功する。しかしオベリスクにパワーを提供する電源システムの起動には複雑な手順が必要なようだ。破損したデータコアの修復とリブートを行うため、ステラリスは電脳空間へダイブしダイナミックハッキングに挑戦する。まずはセキュリティシステムを牽制しつつベーシックノードの分析を進めていく。古いシステムに苦しめられて処理が遅れるが、イヴ船長のはったりがプログラム相手に効くというありがたいハプニングもあり、破損したデータモジュールへ到達できた。しかしここからが問題だ。デストラクティヴ・ワームが起動するため、データモジュールの修復だけではなくスタートアップ・プロセスも同時に完了させる必要がある。そして…。
「おい!!アイツらが後ろから入り込んできてるぞ!!」電脳空間のスマイルが叫ぶ。どうやら現実世界でリンビケイトが侵入してきたようだ。これはマズい…!一行は役割を分け、スマイルとイヴ船長はジャックアウトしてリンビケイトに対処することになった。一方、カラーナとイズギルは引き続き電脳空間でデータの修復を続ける。ハッキング中にリンビケイトの精神攻撃を受けるも、これに耐えて作業を進めるイズギル。イヴ船長は感情を煽られるがこれを逆手にとってソウル・サージで1体を撃破した。このままいけるか…?
そう思ったのも束の間、イズギルの目が現実世界に潜む存在を捉えた。「いかん、大型が来たぞ」イズギルにしか見えていないが、大型のリンビケイトが侵入してきたらしい。あれが、恐怖(ドレッド)と呼ばれる個体だろうか。その能力によって動きが鈍るステラリス。スマイルと交代して現実に戻ったカラーナは、さっそく感情を煽られたうえに苛烈な精神攻撃を受けてしまう。
イズギルのハッキングにより、オベリスクのスタートアップ・プログラムが動き出す。再起動まで少しかかるため、それまで持ち堪えなければならない。現実に戻ってきて投射されたイズギルの加速呪文で、一行の減速が解除される。敵の攻撃をしのぎつつ、タービンの回転が加速しオベリスクに電力が戻るのを待つ。高所を確保しながら鞭のような触手と精神攻撃を浴びせてくるリンビケイト。強力な攻撃に苦しみつつ、イヴ船長の魔法で降りて来たところをスマイルの体術とカラーナのソーラーウェポンが打ち据える。最後はイズギルの放ったマジック・ミサイルが命中し、窓から差し込んでくる光のなか、大型リンビケイト“ドレッド”は滅び去った。

外を見ると、街灯が点いているのが確認できる。オベリスクに電力が復旧したことで光が戻ったようだ。あちこちにいたリンビケイトも消えていく。イムラサラたちの所に戻る一行。ヤップのことを報告するとショックを受けるイムラサラだったが、灯りが確保された今ならここで休むこともできるし、安全に戻ることもできるだろう。疲労困憊のため、休息をとることにしたステラリスだったがその眠りは途中で遮られることになってしまった。
窓から差し込んでくるオベリスクの光、それが明滅しているようだ。その上、地面が揺れ始めた。飛び起きる一行にイムラサラが告げる。
「アルヴィオンが…移動を始めた!」

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最終更新:2024年12月12日 01:34