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Drift Hackers 第5回 2024/12/29
「アルヴィオンが…移動を始めた!」
不吉なチャイムが響き渡り、アルヴィオン中に緑の光が明滅する。一体何が起こっているのか身構えるステラリス(スマイルはグリミリンを胸に抱える)。どうやら、ドリフト内部で転移が行われたようだ。鳴動も落ち着き、イムラサラから話を聞く。彼女によれば最近のドリフトジャンプはおかしいようだ。ともあれ、暗黒に電力が戻ったことで通信も可能となった。早速イヴ船長がこの件の依頼者であるエメラルド-9に連絡し、ラットパッチで落ちあうことになる。道中、「暗黒」で会合を行うことになったいきさつを聞くが、ここでトライウーン信徒たちのやりとりに齟齬が発生する。イムラサラからの提案ということになっているが、本人はそんな連絡をした覚えがないのだ。通信機器にも履歴が残っておらず、どうやら何者かが送信者を擬装して彼らを「暗黒」におびき寄せたようだ。犯人や目的は不明だが、ステラリスが救助しなければ彼らは全滅していたことだろう。
廃墟と化した街を歩くうち、奇妙なものが目に入る。樹木となった街灯、逆さまのビル…不安定なドリフトが影響を与えているのだろうか。珍しい光景だが巻き込まれてはかなわない。幸い何ごともなくラットパッチに戻ってくると、イソキのプラットルにエメラルド-9、そして歯車のシンボルが刺繍されたクロークを着用する鳥型種族が出迎えた。エスプラクサという種族であり、名前はグリアクサ。ブライ信徒らしい。
帰還を喜ぶのも束の間、室内の空間に異常が起こる。次元が歪んで裂け目ができ、そこから出てきたのは人造とデーモンを組み合せたような異形のクリーチャー、サイバネティック・ゴーレムであった。恐るべき膂力でカラーナに痛打を浴びせるゴーレムだが、スマイルとカラーナの連携にイヴ船長のソウル・サージが決め手となって動きを止めた。避難していたプラットルたちも戻り、やり取りが再開される。エメラルド-9から「暗黒」探索の報酬を受け取るステラリス。そんな彼らに新たな依頼がもたらされる。事態が悪化し続けるアルヴィオン。トライウーンの拠点を占拠する「設計者」に対抗するため、カサンダリー、ブライ、エポックの三相の信者たちが結束しなければならない。カサンダリーはエメラルド-9が取りまとめ、ここに来ているグリアクサがブライ信徒のリーダーであるマイアに働きかけることになった。しかし、残るエポックの指導者であるオムニを説得する必要があり、その役目をステラリスが担うことになった。オムニはドリフト・ビーコンを製造するマニュファクトリーにいるようだ。

マニュファクトリーの工場群に近づくにつれ、建物から立ち上る黒煙が目に入る。そして炎も。火事だ!
急いで向かうと、アンドロイドやSROが混乱の中右往左往していた。どうやら消化装置が作動せず、火災が収まらない状況のようだ。イズギルが調べてみると、環境機能はVIが制御しているがハッキングかサボタージュを受けて機能を妨害されているらしい。オムニは建物の奥に残っているらしく、一行は救出のため建物の奥に進むこととなった。
ドアを開けた先はケーブルが散乱し煙の立ち込める通路。そこに動く影がある。エレクトロボアだ。安全確保のために排除しておいた方がいいと判断し、戦いを挑むステラリス。エレクトロボアはその体躯からは想像もできないスピードで動き回り、尻尾を打ち振って攻撃してくる。その名が示す通りの放電能力も厄介だ。視界を遮る煙もあって苦戦するも、時間をかけてようやく倒すことができた。
通路が静かになると、奥の方からドアを叩くような音が聞こえてくる。駆けつけてみると、扉の向こうから「助けてー」という声が。ドアがロックされているようだ。鮮やかな手つきで開錠するイズギル。部屋のなかには助けを呼んでいたらしきSRO、PV98と、床に倒れているラシャンタの姿が。イヴ船長の呪文で回復したラシャンタはカイロ・サラスと名乗る。彼は火災の起こる直前、通路を歩く二人組を目撃していた。そいつらが放火犯だろうか…? 幸い、通路の脅威は排除してある。カイロたちには避難してもらい、ステラリスはブライ信徒(?)を追ってさらに奥へ歩を進める。
端末の並ぶオペレーションルームに入ると、ブライ信徒のクロークを着た二人組を発見した。片方はライフォリアン、そしてもう一人はドラゴンキンだ。手には大振りなグレイヴを持っている。「ブライの名にかけて!ドリフト・クライシスをもたらしたドリフト・ビーコンおよびその製造拠点に天誅をくだしてやる!」大げさな調子で声を張り上げるドラゴンキン。ライフォリアンは端末で操作をしていたが、こちらに目をやって舌打ちをする。あっさり偽装を見破るスマイル(他三人は騙されてやや混乱する羽目になった)。逃がすわけにはいかないし、向うもこちらを始末するつもりのようだ。
戦闘が開始されるも、グレイヴを振り回すドラゴンキン(名前はオルヴンらしい)に苦戦するステラリス。かなりの手練れだ。端末から何かをダウンロードしているらしいライフォリアン(名前はフィデル)はオルヴンと精神的な結びつきを持っているようで巧みな連携を見せる。体力とリソースを削り合う総力戦となったが、徐々に二人組を追い詰め、最後はイヴ船長の説得により降伏させることができた。激しい戦いに満足したらしいオルヴンはステラリスを称賛する。
捕虜にはなったが、ふてぶてしく交渉を持ちかけてくるフィデル。なかなかの食わせ者だ。バックアップ環境システムの再開方法を聞き出した一行はまずパワーリレーを修理し、再起動を行うため中央オフィスへ。イズギルの作業によって再起動に成功したが、爆発物のトラップに掛かってしまい大きなダメージを受けてしまう。どうやらあのフィデルの仕込みらしい(後で問い詰めたが、言うのを忘れていたととぼけられる)。その後、部屋で発見したクロークを調べたスマイルはそれがよくできた偽物であることを見抜く。クロークを着た姿を見せることでブライ信徒に罪を負わせる偽装工作のようだ。

再度フィデル達の所へ戻り、身柄を解放する代わりに情報を聞き出す。フィデルの話では、「建設者」と関わりのあるらしい怪しげな依頼人からマニュファクトリーのプログラムを狂わせるためのプログラムを渡されたとのこと。そして現場に、“証拠の品”を置いてくるよう依頼されたらしい。依頼は果たしたものの、ついでとばかりにマニュファクトリーのコンピュータに侵入して売れそうな情報を抜き取っているところにステラリスが到着したというわけだ。フィデルたちからサボタージュの証拠として依頼人のメッセージ(部分的に削除されている)とVIを狂わせるためのプログラムのコピーを入手し、二人を解き放つ。
オムニがいるであろう部屋へ移動するステラリス。ようやく会えたエポックの指導者だが、彼は端末から動こうとしない。マニュファクトリーのVIを復旧させているようだ。早速イズギルがその作業を手伝い、スムーズにVIは修復された。改めてアイサツし、目的を告げる一行。しかし、オムニは会合への参加を拒否する。ブライ信徒は信用できないというのだ。そこで今度はイヴ船長が、入手した情報や証拠を基にしてオムニを説得する。理路整然としたやり方が奏功したようで、最終的にオムニは会合への参加を了承してくれた。さらに、マニュファクトリーの危機を救ったお礼としてテクノロジーアイテムを製造して貰えることになった。

その後、エメラルド-9よりイヴ船長に会合の日時と場所が伝えられる。明日の午後、場所はブライズ・ベンドという酒場だ。それまでの時間を情報収集に充てるステラリス。エポック、ブライの派閥については把握していないことも多く、明日の会合までに情報を得られれば交渉で役に立つだろう。
ブライ信徒たちはドリフト・クライシスの混乱で難民への支援を積極的に行い、支持を集めている。彼らは他の派閥と協働することでこの勢いがそがれてしまうことを恐れており、またマニュファクトリーへのサボタージュ行為の犯人として糾弾されていることにショックを受けているようだ。ちなみに会合場所として指定されたブライズ・ベンドはブライ派閥の拠点であり、博物館でもあるらしい。
エポック派閥はマニュファクトリーを管理・運営しており、アルヴィオン市民からの信望も厚い。しかしドリフト・クライシス以降、そこに亀裂が生じつつあるようだ。原因は、エポック派閥を束ねるオムニが他のトライウーン信徒と接触を断っているように見えること。そしてアルヴィオンが窮地に陥っているにも関わらずマニュファクトリーがドリフト・ビーコンの製造を続けていることが考えられる。
翌日、ブライズ・ベンドへ到着したステラリス。中からは楽器を演奏する音が漏れ出してくる。どうやら、生演奏が行われているようだ。入ってみるとブライ派閥の代表者、マイアが出迎えてくれた。早速一杯おごってもらいながら言葉を交わす。目的を問われ、アルヴィオンの問題解決と答えるイズギル。そのためにも、現在ネクサスを掌握している「建設者」に対抗しなければならない。「アルヴィオンに平和が戻ったらライヴをやりたい」と告げるイヴ船長に目を丸くするマイア。ステラリスは英雄であり、それ以上にミュージシャンだ…!
酒場の隅でオブジェと化したクロックワーク・ゴーレムを横目に個室に入る。すでに他の参加者は揃っていた。交渉開始である。ステラリスはエメラルド-9のサポートを行い、他2人の指導者を説得して合意を得ようと試みる。エポック派閥単独でやっていける、と考えるオムニ。ドリフト・クライシスで得た支持を失いたくないブライ。そして三者の協力が不可欠だと考えるカサンダリー。それぞれの思惑が絡み合う。カラーナはエメラルド-9にアドバイスしてみるが、うまく伝わらなかった。しかしイズギルがオムニを、イヴ船長がマイアをうまく説得し話し合いは綺麗にまとまる。合意を祝して乾杯する一同。同時にチャイムが3度鳴り響き、アルヴィオンが再び転移する。幸い、短時間で治まったようだ。しかし…。

ドアの外、酒場の方で大きな音がする。何やら騒ぎが起こっているようだ。ドアを開けてみるカラーナ。そこには、動き出して暴れているクロックワーク・ゴーレムと、逃げ惑う人々が。「ああ、まずい! アレが動き出した?! なぜ?!」驚くマイアを尻目に戦闘態勢を取るステラリス。まずはあの怪物を止めなければ…!

Drift Hackers 第6回 2025/1/26
椅子やテーブルをなぎ倒し、暴れまわるクロックワーク・ゴーレム。その姿は悪鬼めいて禍々しい。マイアの説明によると、元々は建物内のあちこちで動いている歯車でネジが巻かれる仕組みで、酒場を守らせるために置いていたというのだが…。とにかく、これ以上被害を出すわけにはいかない。装備を整え、酒場に乗りこんで行く。
前日に脳手術(武器学習サブルーティンのインストール)を受けたスマイルは頭に包帯を巻いた状態で走り込み、巧みな体術で回り込むとゴーレムの脇腹に電撃を帯びた攻撃を叩きこむ。続いてカラーナも接敵し、ソーラーウェポンで攻撃するが硬いボディに阻まれ効果的なダメージが与えられない。そして、反撃とばかりゴーレムの身体から熱せられた油が放出される。さらにその鉤爪で重傷を負うスマイルとカラーナ。イヴ船長の重力反転を受けて転倒した後も暴れまわるゴーレムだったが、スマイルの攻撃がクリーンヒットしたところにイズギルのマジック・ミサイルが降り注ぎ、ようやく動きを止めた。
あちこち壊れた酒場でマイアから話を聞く一行。クロックワーク・ゴーレムが暴走した原因はコアの異常にあり、誰かがサボタージュを仕掛けたのではないかという。「ねじ巻き式コアは博物館の最上階にある。博物館内には、色々なクロックワークが展示してあって、それが全部、この大きなお友達と同じようにいかれてるに違いないわね」大元のコアを戻さない限り、事態は収まりそうもない。マイアの頼みもあり、ステラリスは博物館の最上階を目指すことになった。

まずは受付兼守衛室に向かう一行。ドアを開けると、怯え切って混乱したイソキの警備員が銃を向けてくる。イヴ船長の説得で落ち着いた彼の話では館内に何人かの客、そして彼の相棒であるフーガという名のジュブブナンが取り残されているらしい。奥へ向かうステラリスに、警備員ヒッカはヘイストのアンプルを提供してくれた。位置確認のためにパンフレットを拡げ、次の部屋「クロックワーク・ドラゴンのねぐら」へ。大きな舞台に飾られていたらしいドラゴンはバラバラになっていたが、他にもドラゴン(?)がいた。翼が生えているが、なにやら具合が悪そうだ。刺激せず、冷静に対応したのが良かったのか、その生物(イリディアという種類のスペクトラ)はこちらに背中を向ける。確認してみると、どうやら壇上で壊れているドラゴンの翼が、何らかの理由で身体に埋め込まれてしまったようだ。スペクトラにはドリフト内を転移する能力があるが、その際に巻き込まれてしまったのかもしれない。
イズギルが外科的手法で取り除こうと試みるもうまくいかず、悲鳴をあげるスペクトラ。幸い、まだ酒場が近いためエメラルド-9を呼びに行き、手伝ってもらうことになった。再挑戦の結果、翼を取り除くことに成功。「苦痛からの解放に感謝する」テレパシーで礼を述べたスペクトラは、感謝のしるしにと「マインドリンク・サークレット」をくれると去って行った。
「次は時計仕掛けの動物園!か」パンフレットを読み上げるスマイル。入ってみるといくつか並んだ檻に動く影はない。片方の檻には様々な言語で「アンテロープ」と表示されているが、破壊されたクロックワークの残骸が転がっているのみだ。歯車やばねが檻の外にまで転がり、部屋の外に続いている。反対側の檻に表示される名前は「サバンナライオン」。そしてこちらには何も残っていない…。警戒しつつ次の部屋へ進む一行。
扉を抜けた先は「クロックワーク・シティ」。高さ10フィートあまりのビルが立ち並ぶ、ミニチュアの街並みだ。クロックワークの小さな住人も再現されているが、多くが壊れてしまっている。ここはビルが遮蔽になり、見通しは悪い。そのせいか、こちらを窺うクロックワーク・プレデターたち(サバンナライオン)の不意打ちに反応できたのはスマイルとイヴ船長だけだった。幸いなことに、機械仕掛けのビルは襲撃者にとっても邪魔になったようだ。スムーズに近づけずにいる間に、イヴ船長の重力反転がライオンのうち1体を転倒させる。それでも、鋭い爪や牙でカラーナとスマイルが重傷を負う結果に。ライオンたちを倒した後、小休止を挟み探索を続けるステラリス。スマイルが発見した足跡から、この厄介な捕食者たちはまだ残っているようだ…。

続く「ムーンライト・ガーデン」は薄暗く、中に入ったスマイルは生えている植物に頭をかじられそうになる。見上げるような大きさのそれはムーンフラワーだ。イズギルが放つ電撃をものともせず、巨大な口で噛みついてくる。幸い火に弱いようで、イヴ船長の作り出した炎のエリアに追い立てられスマイルの炎を纏ったキックを浴びる。それでもカラーナを捕食しようと押さえ込むが、ソラリアンとしての力を解放したスーパーノヴァによって焼き尽くされた。
激しい戦闘で部屋はめちゃめちゃだ。休憩がてら部屋を探索すると、ムーンフラワーが生えていた場所に死体が。見学客か入り込んだテロリストかは判断できないが、焼け残った手袋は魔法の品のようだ。取り敢えずそれを確保すると、上の階へと進んで行く。
2階には「自動織機」のコーナーがあった。クロックワークの機織り機だ。左右に渡された糸には血がこびりつき、装備品(?)が絡みついたまま残っている。調べてみると、何かが感知エリアに踏みこむと作動する仕掛けのようだ。通常は進入を感知すると安全のために止まるのでは…? これもコア異常の影響だろうか。とにかくこのままでは通れないため、イズギルが織機を弄り仕掛けを解除する。床の血痕は次の部屋へと続いている。ここで怪我をした誰かは、まだどこかに逃げ延びているのだろうか。
隣りの部屋は「クロックワーク・マーケット」商品を並べたテーブルを前に、クロックワークの商人が並んでいる。しかし床も商品も謎の粘液にまみれており、不穏な雰囲気だ。そして、天井に開いた裂け目から何かが部屋にべチャリと降りて来た。どうやら粘体のクリーチャーのようだが、奇妙なことに触腕で武器を持っている。スマイルの見立てではスカヴェンジャー・スライムというらしい。
トライデントとライフルを巧みに操り、身体に取り込んだ金属の破片を鎧替わりにするスライム。見た目から想像のつかない敏捷性でイヴ船長の魔法を避け、ムーンフラワー同様電撃にも耐性があるようだ。スマイルが被害を受けつつも、イズギルのマジック・ミサイルが効果的に粘体を削ってスライム駆除に成功する。安全が確保された市場でいくつかの武器を入手し、ステラリスはさらに上階へ。

階段を上るにつれ、湿度と温度も上がっていくのを感じる。金属で作られた人工の密林「クロックワーク・ジャングル」だ。作り物の熱帯環境に湿度や高温は必要なのか、疑問もあるがクロックワークでここまで表現する熱意はすごい。しかしここも視界が悪い。また何か潜んでいるかも、という予感は的中。動物園から逃げ出したサバンナライオンが潜んでいたのだ。ジェットパックの姿勢制御がうまくいかずカラーナが攻撃を外す局面もあったが、一度戦った相手、さほどの被害もなく2匹のライオンを倒すことができた。この湿気の中に長居は無用と移動しようとする一行だが、部屋の用具入れらしきドアが開いて人影がよろよろと出てくる。「た…助けてケロ」
直立したカエルのような人型の種族。どうやら下の受付で聞いたジュブブナンの警備員は彼のようだ。イズギルが手当てを行い怪我を治療する。その後、フーガと名乗るそのジュブブナンに話を聞くことになった。フーガの話では、アルヴィオンがドリフト転移した後でねじ巻き式コアの方から大きな音が響き、館内のクロックワークが異常をきたしていったらしい。自動機織り機で怪我をしたのはフーガで、この階まで来たもののサバンナライオンから身を隠すために閉じこもっていたという。怪我と高い温度に苦しめられたが、湿度もあったためなんとか無事であった。自動機織り機のところに放置されていた装備品をお礼に貰い、クロックワークがおかしくなる少し前に「メンテナンス要員」がコアの方に向かって行ったという情報をくれるとフーガは階段を下りていった。
あらためて上階へと進む。パンフレットには「クロックワーク鳥類園」とある。もうすでに嫌な予感しかしない。案の定、鳥たちの鳴き声が不気味な不協和音となって響いている。そして、クロックワークの小鳥たちは群れをなしてステラリスに襲いかかってきた! 全身をついばまれ悲鳴をあげるスマイルとカラーナ。続いてイヴ船長とイズギルも鳴き声を響かせながら飛ぶ金属製の鳥の群れに呑み込まれていく。連続でアンチスウォーム・グレネードを投げ、自らの身のこなしを頼りに自爆攻撃まで試みるスマイルに、イヴ船長の魔法が鳥の群れごと空間を裂いていく。有効な攻撃手段がないので手をこまねいていたカラーナも恒星パワーが貯まり、スーパーノヴァで鳥たちを吹き飛ばした。

隣りの部屋は「クロックワーク楽団」というテーマのようだ。バンドマンであるステラリスとしては気になる内容だ。果たして、入った部屋にはステージにドラムセットがあった。しかし指揮台は床に転がされており、その即席バリケードの向うには武装したパートラたちがいた。イヴ船長と同じ種族だ。「お前たちは聖なる戦場に入ることになる!」と言い放つパートラ。敵ではあるようだが、変わった宣言だ。そして彼らはハミングを始めた。どうやらこれは戦の歌。パートラにとって戦いと歌はどちらも重要なものらしい。戦いの最中でも相手に対し戦士としての魂を見せることで、単なる命のやり取りではなく儀式的に戦闘を終えることができるという。
これまでの道程を謳いあげるイヴ船長。パートラたちのハミングも強まっていく。カラーナもギターを取り出して準備を行い、スマイルはドラムセットに走るも壊されていたため反重力スネアを周囲に浮かべた。銃弾と演奏が交錯し、感銘を受けたパートラはこちらを認めて短時間の停戦が成立した。ここでこちらの覚悟を示し、戦士としての魂を認めさせればどちらの側も命を失わずに戦いを終わらせることができそうだ。
イズギル、カラーナ、スマイルの援護を受けイヴ船長が説得にあたる。パートラたち(ラグジャとコーラニ)はねじ巻きコアにサボタージュを仕掛けた者に雇われ、ここを守っているようだ。雇い主はテロリストであり、それに手を貸す行為に名誉はないことを伝えるイヴ船長。その雄弁が遺憾なく発揮され、パートラたちはステラリスの勝利を認めた!
「同胞同士無駄な血を流さずすんでよかったわ」とイヴ船長。負けたので傭兵の契約は無効、と宣言しラグジャとコーラニは去って行く。残す階層はあと2つ、気を引き締めて階段を上って行くとそこにはエルフ、アンドロイド、ヴェルサニの3人組がいた。エルフの女が言う。「ここを見られたからには、死んでもらうしかないわね」どうやら、戦いは避けられそうにない…!

Drift Hackers 第7回 2025/2/23
上階にいたのはスーツ姿のエルフに、作業服を着たアンドロイドとヴェルサニ。どうやら何か作業中のようだが、エルフの女はあきらかに殺気をこちらに向けている。どうやら、メンテナンスを装って侵入したテロリストは彼らのようだ。「ここを見られたからには、死んでもらうしかないわね」相対する両者は戦闘態勢をとる。
戦闘開始直後、二人に増えるエルフ。ヴェルサニは電気を帯びた篭手を繰り出しスマイルを殴りつけるも、華麗な足さばきを繰り出すスマイルに反撃を受ける。敵の退路を断つべく氷の壁を作り出すイヴ船長と、味方を加速するイズギル。アンドロイドはコンピュータからノイズを放ってスマイルの態勢を崩し、痛打を浴びせる。エルフはイヴ船長の重力反転を受けて転倒し、追い詰められる。そこへヴェルサニを倒したカラーナが迫るも、攻撃を避けた彼女は自らと味方を巻き込んだエクスポローシヴ・ブラストを放つ! 巻き起こる大爆発。大ダメージを受けつつも倒れなかったステラリスを目にし、エルフは「お前たちの勝ちだ」と降伏する。
リーダーのエルフ、ヴァーンを拘束し尋問するステラリス。一方でイヴ船長は上階に続く階段に違和感を覚える。調べてみると、周期的に魔法のエネルギーが階段を満たす現象が起こっているようだ。不用意に踏みこめば大ダメージを受けてしまうだろう。事情を知っていそうなヴァーンを問い詰めるも、こちらを見下すような態度を崩さず情報が引き出せない。時間をかけて説得したおかげか話し始めたが、《建設者》の指導者であるソヴェリン・トリニティが計画を進めており、他の三派ではなしえないドリフト異常の修復を成し遂げるということくらいしかわからない。どうやら、彼女は指導者に追従してはいるものの、詳しい事情は知らされていないようだ。しかし、この建物のねじ巻きコアに何らかの工作をしたのは彼らだ。ヴァーンによると、コアに膨大なアップデートをインストールしたことで処理しきれなくなったコアが暴走、その結果施設全体のクロックワークがおかしくなったというわけらしい。
ともあれ、コアを何とかしない限り安全にはならない。覚悟を決めた一行は階段を進む。スマイルが障害を排除しようとするも、無傷とはいかずダメージを受けてしまう。ちゃっかり瞬間移動で安全圏へ抜けるイヴ船長。火傷を負いながらも辿り着いた最上階の部屋には、端末とその背後で存在感を主張するとても大きな「ねじ」があった。これがねじ巻きコアか。

早速調査を始めるステラリス。ねじは魔法技術を駆使して作られたもので、巻くにしても魔法的な作業となる。ヴァーンが言っていたアップデートのインストールとは、すなわち“ねじの巻き過ぎ”を意味していたようだ。部屋の壁のそこここにクロックワークの昆虫が這いまわっており、それらも気にはなるが…取り敢えず襲われるようなことはなさそうだ。巻いたねじを戻すには端末へのダイナミック・ハッキングを行う必要があるため、さっそく準備にかかる。
電脳空間に入り込んだ一行は、妨害プログラムの発現を遅らせながらベーシック・ノードへの侵入を試みるもなかなか突破口を見いだせない。そうこうしているうちに現実世界で変化が起こった。先ほどまで大人しかったクロックワークの虫たちが群れを成して襲い掛かってきたのだ! そのままにしてはおけないため、スマイルとイヴ船長がいったん離脱し対処に当たる。魔法とグレネードで応戦する現実の二人。電脳空間では、カウントダウンを延長しつつイズギルがオートマトンの制御プログラムをリセット、その後ファイルライブラリの迷路に迷い込んだカラーナを尻目に、ベーシック・ノードに含まれたコア・ワインディング・ノードを突き止め、オートマトンたちの動作を正常化することに成功した。クロックワークの危険が去り、戻って来るスマイルとイヴ船長。二人の支援もあり、コアに蓄積された過剰なエネルギーを地下の貯水槽に逃がして発散させることで暴走は収束する。同時に侵入者を排除するための電子の騎士が姿を現すも、その刃がスマイルに届く前に消滅し電脳空間に静寂が戻った。

捕縛した二名を連れて階下へ戻ると、マイアたちが出迎えてくれた。オムニの話では、アルヴィオンのドリフト転移が頻発している原因は何者かがデータヴァース、アレイのサーバタワーに蓄積された膨大なデータに干渉したかららしい。データヴァースへのアクセスは、ネクサス内陣の仮想現実端末からしかできない。データヴァースには多元宇宙の基底をなすコードが含まれ、それらのコードを書き換えることで現実を改変することすら可能だ、と信じている者もいるという。真偽はともかく、《建設者》たちがネクサスを占拠した理由はそこにあるようだ。彼らは他のトライウーン信者を締め出し、自分たちがドリフト・クライシスを解決するための手段としてデータヴァースを利用している。邪魔させないようアルヴィオン各地で妨害工作まで行っているのだ。
アレイを守護しているはずのアンドロイド、モニターとも連絡が取れず状況がわからない。《建設者》の行っていることを確かめ、ステラリスがネクサスに侵入を試みることになった。封鎖されている真正面から乗り込むわけにもいかないため、翌日グリアクサの案内を得てソースという名の水路を遡って、ネクサスの地下にある『先駆者の道』という秘密の入り口から入ることなる。マイアから支援物資を受け取り、船着き場にやってきた一行。グリアクサが船の鍵を取りに行っているあいだ、船を確認していると何かが突然姿を現した。結晶の集合体のような姿、パラフォランだ。以前遭遇したパラフォランとは違う形状だが…。その動きからは、恐れと混乱を感じ取れる。混乱した状態のまま、強力な精神攻撃を放つパラフォラン。「パラフォラン…!やつには音楽よ」イヴ船長のアイディアに乗った仲間たちは武器ではなく楽器を取り出し、演奏を開始する。時ならぬセッションだが、ステラリスにとって珍しいことでもない。4人のリズムがきれいに重なり、パラフォランは落ち着きを取り戻した!
しばし演奏を楽しんだパラフォランが去ったところでグリアクサが戻って来る。ステラリスは船(船名をブレスド・イノベイター号という)に乗り込み、翼を持つグリアクサは空を飛んで案内をする。瓦礫が顔を覗かせ、流れも複雑な水路を進むボート。スマイルは熟練のパイロットだが、それでも渦を切り抜け滝を登る間にあちこちをぶつけ、船に損傷が増えていく。
ようやくネクサスへの進入路となる配水場に辿り着いたが、格子が外れており船の通行を阻んでいる。船から降りて格子をどかしていると、排水口から何かが現れ水中を近づいてくる…。その正体は汚水によって変異したウォーター・エレメンタルだった。不意を打たれ、汚水を浴びながらもこれを退けた一行はさらに先へ進んで行く。

やがて水路は暗闇の中へ。灯りを点けて奥へ向かうと、またしても水中に動きが。先ほどと同じウォーター・エレメンタルのようだが、汚水どころかこちらの姿が映りこむほどきれいな水で構成されている。どうやら、リフレクションというクリーチャーらしい。そして…「彼らは誰?」「我らは…彼ら?」ゼンめいた不可思議な言葉を発するリフレクションたち。彼らは、周囲の存在の精神状態に影響を受けるらしい。それならば、力づくではなく交渉が通じるかもしれない。武器をしまい、カラーナの援護を受けたイヴ船長の“チル説得”により動きを止めたリフレクションの傍をそろそろと通過するブレスド・イノベイター号。数々の難局を乗り越えてきたステラリスの対応能力に感心するグリアクサ。
ネクサスまであと少し、というところで水路に響き渡る何者かの恫喝。四次元界語を修めたイズギルによれば「立ち去れ」とのことだが一体どこから声が…? 下だ! 渦巻く波が声を発していた…! どうやらまたウォーター・エレメンタルのようだが、先ほど遭遇したものより明らかに大きい。ミキサーのような渦に呑み込まれれば、船が壊されてしまうだろう。船を操縦しつつ攻撃するスマイルだが、うまく当てられない。このままでは…そう思った時、乾坤一擲、イヴ船長のインフィニット・ワールドが炸裂する。水路の一部の水が消え、船はその中に落下! 損傷はしたものの、渦と化したエレメンタルに粉砕されることは避けられた。ジェットパックで水上に残ったカラーナはエレメンタルに攻撃を浴びせるも、エレメンタルは水中を移動して船の方へ。イズギルやイヴ船長が標的になってしまう。
凄まじい猛攻と頑強さに苦しめられるステラリス。物理攻撃が通りづらい中、イズギルとイヴ船長の魔法がエレメンタルの身体を削り、最終的にイヴ船長の放った電撃を受けて消滅した。大きく消耗したものの、目的地はまだ先である。小休止を終えた一行は再び進んで行くのだった。

Drift Hackers 第8回 2025/3/23
開いたドアの向こうは、通路が斜めに分岐していた。そのうちの一本を進み、イズギルがドアのロックを解除して辿り着いたのは倉庫のような部屋。探索を始めた一行だが、イヴ船長が何者かの気配に気づく。身構えたところに投げ込まれるフラグフラッシュ・グレネード! 物影にいたのは、大きな脳そのものの頭部に小さな身体を持つ種族、コンテンプラティヴだった。グレネードが効かないと見るや、こちらを罵倒しながらピストルを撃ってくる。「石器時代から類人猿まで連れて来たか!」この憎悪と軽蔑は何が原因なのだろうか。挑発されて腹を立てたカラーナが、宙に浮いてスマイルに精神攻撃をしているコンテンプラティヴにジェットパックで肉薄する。ソーラーウェポンの一閃を浴びて落下しながらも「そんな…私がこんな下等生物どもに?!」と最後まで奴の罵声は絶えることがなかった。
部屋の先に延びる通路を進むと、先ほどの分岐通路の正面に位置する部屋に繋がっていた。部屋の中央にはなにやら舞台のような装置があり、傍らには端末が設置されている。そして、2体の人型生物も。入ってきたステラリスを見るなり、敵意剥き出しで身構える。イリディアというスペクトラのようだが、何やら様子がおかしい。スマイルが目ざとく彼らの首に怪しげな装置があるのを発見する。あれが原因だろうか…? 相手はこちらを殺すつもりのようだが、一か八か装置の破壊を狙ってみることにする。スマイルが装置に蹴りを放つも、的が小さくて当たらない。イリディアがこちらに向けた掌から火球が撃ちだされ、一行のまん中で炸裂! さらに別のイリディアからも火球が撃ちこまれる。二連続の爆発を耐えきり、反撃開始だ。イヴ船長のピストルとスマイルのキックにより首輪を破壊されたイリディアは攻撃を止め、ぐったりと脱力する。カラーナは残った一体のイリディアの首輪を破壊するも、相打ちで酸弾を浴びる。
回復したイリディアたちから話を聞いてみると、召喚されたはいいものの直後に首輪を嵌められて身体の自由を奪われたらしい。ただ召喚した建設者たちにもイリディアを制御することはできなかった。怒りに任せて暴れまわるようになってしまったイリディアに手を焼き、彼らをこの部屋に放置していたようだ。一度、建設者の仲間と思しき者たちが様子を見に来たことがあったようで、アンドロイドとSROの組み合わせだったらしい。そして彼らの会話がわずかに聞きとれたが、彼らは「…予備アクセスポイントを守らねばならぬから…」と言っていたようだ。そのアンドロイドの外見を聞いた一行に緊張が走る。トライウーン信者から予め知らされていた、「アレイ」の守護者である「モニター」と一致するのだ。彼は、敵に回ってしまったのだろうか…? 真偽を確かめるには、直接会ってみるしかない。イリディアたちに別れを告げ、次の部屋の扉を開けるとそこにはオフィス用品や家具で作られたバリケードがあった。中から武器を構えるのはアンドロイドたちだ。彼らは、こちらの背後の人物に気づくと話しかけてくる。「おやおやおや、グリアクサ! 会えて嬉しいよ! またも獲物を罠に引き込んでくれたわけだ! よくやった!」一体、どういうことだ…!?

「さて、罠にはまった獲物を挟み撃ちと行くか」戦闘が開始されるが、動揺を隠せないステラリス。グリアクサが、建設者のスパイ!? 否定をしないことが、その証明かもしれないがスマイルの見立てではこちらに攻撃をする意図は感じられないようだ。取り急ぎ、眼前の敵を排除しなければ。
バリケードの中にフラグ・グレネードを投げ込むスマイル、インフィニット・ワールドでバリケードを無力化して移動ルートを確保するイヴ船長。そこにイズギルの狙いすました射撃が炸裂し、建設者のリーダーが悲鳴をあげる。肉薄するスマイルとカラーナに対し、移動しながら射撃する建設者たちだがイヴ船長の重力反転により大半がバランスを崩して転倒。そこをイズギルの電撃が一閃。リーダーのアンドロイドは絶命し、残った建設者たちは武器を下ろして降伏した。
建設者を拘束して尋問する一行。一方でグリアクサは…。事情を聞いてみると、「暗黒」でトライウーン信者の会合が行われるよう謀ったのはグリアクサらしい。先の戦闘で死亡したリリアンは彼女の善意と野心につけ込んで接触し、利用したようだ。彼女にしてみれば派閥を思ってのことだったのだろうが、結果的に事態は悪化してしまった。反省と償いの言葉を口にするグリアクサ。スパイ行為は問題だし、それについては何らかの処分があるかもしれないが、取り急ぎ彼女が敵に回る心配はなさそうだ。
捕虜からはモニターの情報(最近同志に加わったらしい)と、そのまま上階へ進めば厳重な警備が待ち受け命を落とすであろうことくらいしか情報が得られなかった。信仰論議も平行線で、以前撮ったデズナ神とのツーショット画像を自慢しようとしたスマイルが捕虜とケンカになる始末だ。仕方なく他のルートを探す一行だが見つからない。捕虜のもとに引き返し、反応を見ながら隠し扉の位置を探ってみる。その結果、隠された部屋を発見することができた。そこは、今いるエリアとは違った趣の場所で、トライウーンに捧げられた聖所なのかもしれない。単独で先行したスマイルはそこに危険の気配を察知する。なにやら仕掛けがあるようだが、正確な場所や具体的な危険はわからない。何かの機構が作動しつつある、このままではアブナイ…! 瞬間的にドア横のパネルに目を付けたスマイルは、反応できていない仲間を尻目に猛ダッシュで接近する。素早くパネルを操作し、防衛システムのシャットダウンを行うスマイル。同時に壁から複数の砲塔がせり出してくる。間に合った…と思ったが光線がスマイルを捉える。幸い砲撃はその一射だけで済み、(スマイルは怪我をしたものの)一行は先へ進むことができた。

扉を開け、ついに辿り着いたデータヴァースへの予備アクセスポイント。しかしその端末の前には、アンドロイドとSROが立ちはだかる。中央の武骨なアンドロイドが「モニター」のようだ。アレイの守護者であった彼も、今や建設者側についているのか…? まずは会話で、と話しかけるも頑ななモニター。「建設者は損傷を修復しようとしている。デリケートな問題ゆえ、君たちの出る幕はない」トライウーン信徒三派閥の軋轢を指摘し、建設者こそが問題に対処できる、と主張するモニター。しかしいきなり暴力的な手段に出ないあたり、交渉の余地はありそうだ。他の信徒たちへのサボタージュ行為の証明や、建設者の主張の不備を技術的に指摘する等の丁寧な説得でモニターの建設者に対する疑心を起こさせ、イヴ船長の気迫でこちらの主張を通す。グリアクサの後押しもあり、最終的にモニターは武器を下ろし、ステラリスがデータヴァースに入ることを認めてくれた。「気を付けて行くといい。中で死ねば、精神は消える」SROの物騒な忠告を背に、トライウーンの聖域にアクセスしていく…。
視界に飛び込んできたのは果ての見えない沼地だった。付近には、光の柱のようなものも立っている。仮想世界に降り立ったばかりの彼らは、原型をわずかに残しただけのシンプルな人型デザインで構成されており、お互いの姿に戸惑いを覚える。昔のゲームのキャラクターのようだ。しかしお互いの姿やあたりの様子を詳しく観察する間もなく、それぞれの視界の隅「セキュリティ・ロックダウン:有効」という文字が赤く点滅し始め身体の自由が利かなくなる! そして、光の柱からスーツを着てデータパッドを持った人物が姿を見せた。その顔を見たカラーナが声をあげる。「ノジソラ=サンじゃないですか!」
そう、彼は一行がアルヴィオンのテザーズへ到着した際に出会った若者、ノジソラ・クゾリだった。たしかその時は“自分の手でドリフト・クライシスをデバッグする”と意気込んでおり、その後は単身ネクサスに向かったはずだが…。皆の困惑をよそに、ノジソラは「ここはHUBなんですよ。そして僕はセキュリティ・オペレーター…」と悩んでいたようだが、やおら首を振ると「仕事なんで、仕方ないですかね…」とキーパッドに指を走らせ始めた。スマイルが配った円盤の効果は無かったのか!? これは、嫌な予感がする…!

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最終更新:2025年04月09日 20:23